JPH0637604U - ロ−ドセンシング油圧駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロ−ドセンシング油圧回路で、ブ−ム下げで
アタッチメントが自重降下する場合、アタッチメントの
位置エネルギ−を利用せずにそのまま捨てていたが、本
考案はこれを利用し、省力化，複合操作時等のスピ−ド
アップをねらうようにすることを目的とする。 【構成】 チェック弁１２と切換弁１３を介して管路１
１により主管路６，７を連通し、かつブ−ム下げパイロ
ット圧を前記切換弁１３に導き、この切換弁１３をパイ
ロット圧に応じて開口させることにより、ブ−ム下げの
スピ−ドをコントロ−ル可能にした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はロ−ドセンシング油圧駆動回路に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図２によりアタッチメントの自重によりブ−ム下げを行う場合、スピ−ドを制 御するため、切換弁３の3a側のメ−タ−アウト側に絞りを設ける。即ちアクチュ エ−タの出口側管路で、流量を絞って作動速度を調節している。この絞りによっ て背圧をたて（自重降下のため管路７の圧力は低く、背圧を立てるため管路６の 圧力は管路７の圧力よりも高くなる）、ブ−ム下げのスピ−ドを制御しているが 、これでは位置エネルギ−を有効に利用していない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ロ−ドセンシング油圧回路で、ブ−ム下げでアタッチメントが自重降下する場 合、アタッチメントの位置エネルギ−を利用せずにそのまま捨てていたが、本考 案はこれを利用し、省力化，複合操作時等のスピ−ドアップをねらうようにする ことを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

チェック弁１２と切換弁１３を介して管路１１により主管路６，７を連通し、 かつブ−ム下げパイロット圧を前記切換弁１３に導き、この切換弁１３をパイロ ット圧に応じて開口させることにより、ブ−ム下げのスピ−ドをコントロ−ル可 能にした。

【０００５】

【実施例】

図１に基いて説明する。図１で１は油圧ポンプ、２は圧力補償弁、３は切換弁 である。４はブ−ムシリンダ、５はブ−ムである。６，７，９，１１は管路、８ はパイロット管路、１０はタンク、１２はチェック弁、１３は切換である。 図１に示すごとく、主管路６，７をチェック弁１２と切換弁１３を介して連通 したこと、下げ切換用のパイロット管路８を切換弁１３につないでいる。又、切 換弁１３はパイロット管路８によって導かれたパイロット圧に応じた開口となる ようにした。 さてブ−ム下げを操作すると、切換弁３が3a位置、切換弁１３が13a 位置にな る。アタッチメント（たとえばブ−ム）が自重降下を始める場合、切換弁１３が 切り替っているので、管路１１によりチェック弁１２，切換弁１３を通って管路 ６が管路７に連通し、管路６を通るもどり油の一部がブ−ム下げに利用される。 以上は自動降下の場合で、負荷駆動の場合、管路７の圧力が管路６の圧力より 高くなるので、チェック弁１２は開かず、切換弁３の開口で決まる流量だけ流れ る。つまり負荷駆動を自重降下より低速で制御出来る。

【０００６】

【効果】

チェック弁１２と切換弁１３を介して、管路１１により主管路６，７を連通し 、ブ−ム下げパイロット圧を切換弁１３に導いたので、切換弁１３はパイロット 圧に応じた開口をもち、ブ−ム下げのスピ−ドをコントロ−ル出来るようになっ た。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の油圧回路。

【図２】公知の油圧回路。

【符号の説明】

１ 油圧ポンプ ２ 圧力補償弁 ３ 切換弁 ４ ブ−ムシリンダ ５ ブ−ム ６,７,９,11 管路 ８ パイロット管路 10 タンク 12 チェック弁 13 切換弁

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 チェック弁(12)と切換弁(13)を介して管
   路(11)により主管路(6，7)を連通し、かつブ−ム下げパ
   イロット圧を前記切換弁(13)に導き、該切換弁(13)をパ
   イロット圧に応じて開口させることにより、ブ−ム下げ
   のスピ−ドをコントロ−ル可能にしたことを特徴とする
   ロ−ドセンシング油圧駆動装置。