JPH0637550Y2 - ラバースイッチ - Google Patents
ラバースイッチInfo
- Publication number
- JPH0637550Y2 JPH0637550Y2 JP1985131615U JP13161585U JPH0637550Y2 JP H0637550 Y2 JPH0637550 Y2 JP H0637550Y2 JP 1985131615 U JP1985131615 U JP 1985131615U JP 13161585 U JP13161585 U JP 13161585U JP H0637550 Y2 JPH0637550 Y2 JP H0637550Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- hole
- seat
- case
- insulating rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 ≪産業上の利用分野≫ 本考案は導電ラバーを接点材料として用いるラバースイ
ッチに関する。
ッチに関する。
≪考案の概要≫ ケースの内部底面の穴に設けた固定接点を、内部天井に
導電ラバーを備えた逆すりばち形状の絶縁ラバーで覆
う。穴を形成する座に、絶縁ラバーの内部と外部に通じ
る切欠きを形成し、絶縁ラバーの内部が通気されるよう
にする。
導電ラバーを備えた逆すりばち形状の絶縁ラバーで覆
う。穴を形成する座に、絶縁ラバーの内部と外部に通じ
る切欠きを形成し、絶縁ラバーの内部が通気されるよう
にする。
≪従来の技術≫ 従来、ゴム等の弾性体を復帰材料として用いた逆すりば
ち形状をした、いわゆる絶縁ラバーを有するラバースイ
ッチが知られている。このラバースイッチは逆すりばち
状の内部天井に導電ラバーを有し、絶縁ラバーをその弾
性力に抗して押圧すると導電ラバーが導電ラバーの下部
に設けられた固定接点に接触してスイツチがオンし、
又、絶縁ラバーの押圧を停止すると導電ラバーが弾性力
によつて固定接点から離れスイツチがオフするようにな
つていた。
ち形状をした、いわゆる絶縁ラバーを有するラバースイ
ッチが知られている。このラバースイッチは逆すりばち
状の内部天井に導電ラバーを有し、絶縁ラバーをその弾
性力に抗して押圧すると導電ラバーが導電ラバーの下部
に設けられた固定接点に接触してスイツチがオンし、
又、絶縁ラバーの押圧を停止すると導電ラバーが弾性力
によつて固定接点から離れスイツチがオフするようにな
つていた。
≪考案が解決しようとする問題点≫ ところで、このようなラバースイッチでは、逆すりばち
形状をした絶縁ラバーを伏せて配設しており、その内面
が密閉状態になつて絶縁ラバーの操作性が悪くなり易か
つた。これを避けるために、従来、 (a)絶縁ラバー頂上に穴を形成する。
形状をした絶縁ラバーを伏せて配設しており、その内面
が密閉状態になつて絶縁ラバーの操作性が悪くなり易か
つた。これを避けるために、従来、 (a)絶縁ラバー頂上に穴を形成する。
(b)絶縁ラバーの開口周縁に切欠きを形成する。
(c)絶縁ラバーを収納するケースに通気孔を形成す
る。
る。
等の方法がとられていた。
しかしながら、このような方法では、(a)絶縁ラバー
の金型が複雑になり、又、このことはコストアツプにな
る。(b)ケースの金型が複雑になり、又、このことは
コストアツプになる。(c)通気孔からホコリが入る可
能性がある。等の問題点があつた。
の金型が複雑になり、又、このことはコストアツプにな
る。(b)ケースの金型が複雑になり、又、このことは
コストアツプになる。(c)通気孔からホコリが入る可
能性がある。等の問題点があつた。
本考案は、上記問題点に鑑み為されたもので、絶縁ラバ
ーの押圧,復元が容易に行なえ、かつ、絶縁ラバー,ケ
ースの金型を複雑にすることなく、コストアツプを防
ぎ、又、ホコリ等を容易に吸入せず、又、導電ラバーを
損傷することのない耐久性に優れたラバースイッチを提
供することを目的とする。
ーの押圧,復元が容易に行なえ、かつ、絶縁ラバー,ケ
ースの金型を複雑にすることなく、コストアツプを防
ぎ、又、ホコリ等を容易に吸入せず、又、導電ラバーを
損傷することのない耐久性に優れたラバースイッチを提
供することを目的とする。
≪問題点を解決するための手段≫ 本考案は、上記目的を達成するため、内部底面に有底の
穴を形成し、この穴を形成する座から突出して、この穴
に露出する複数の固定接点を備えたケースと、前記穴を
覆うようにして前記座上に配設され、内部天井に導電ラ
バーを備えた略逆すりばち形状の絶縁ラバーとを有し、
前記座に、前記ケースの内面に設けた通気溝が前記座ま
で延びて連通して前記穴に外気が通じるように切欠きを
形成したことを特徴とする。
穴を形成し、この穴を形成する座から突出して、この穴
に露出する複数の固定接点を備えたケースと、前記穴を
覆うようにして前記座上に配設され、内部天井に導電ラ
バーを備えた略逆すりばち形状の絶縁ラバーとを有し、
前記座に、前記ケースの内面に設けた通気溝が前記座ま
で延びて連通して前記穴に外気が通じるように切欠きを
形成したことを特徴とする。
≪実施例≫ 第1図,第2図は本考案の一実施例のラバースイツチを
示す図であり、第1図は概略縦断面図、第2図は第1図
のA−A矢視の概略断面図である。
示す図であり、第1図は概略縦断面図、第2図は第1図
のA−A矢視の概略断面図である。
このラバースイツチは、合成樹脂等の絶縁物から形成し
たケース1を有している。ケース1の内部底面には有底
の穴13aが形成されている。この穴13aを形成する座13か
ら穴13aに向けて一対のリードフレーム111がケース1に
一体成型されており、リードフレーム111の先端は穴13a
に相対向して露出しており当該部で固定接点11a,11bを
構成している。なお、本実施例では固定接点11aと固定
接点11bとの間は固定接点11a,11bと略同じ高さ(いわゆ
る面一)になつており、この部分で隔壁部113を形成し
ている。
たケース1を有している。ケース1の内部底面には有底
の穴13aが形成されている。この穴13aを形成する座13か
ら穴13aに向けて一対のリードフレーム111がケース1に
一体成型されており、リードフレーム111の先端は穴13a
に相対向して露出しており当該部で固定接点11a,11bを
構成している。なお、本実施例では固定接点11aと固定
接点11bとの間は固定接点11a,11bと略同じ高さ(いわゆ
る面一)になつており、この部分で隔壁部113を形成し
ている。
穴13aを覆うようにして、座13上に略逆すりばち形状を
した絶縁ラバー2が配設され、絶縁ラバー2の内部天井
には導電ラバー21が設けられている。
した絶縁ラバー2が配設され、絶縁ラバー2の内部天井
には導電ラバー21が設けられている。
なお、本実施例ではケース1の内側面に上下方向に伸び
た溝12が形成されている。この溝12に沿つて移動する突
起31を有した略円筒状の可動体3がケース1の内部に配
設されており、可動体3は溝12に案内されて上下方向に
摺動され下方位置に達したとき導電ラバー21が固定接点
11a,11bに接触するようになつている。
た溝12が形成されている。この溝12に沿つて移動する突
起31を有した略円筒状の可動体3がケース1の内部に配
設されており、可動体3は溝12に案内されて上下方向に
摺動され下方位置に達したとき導電ラバー21が固定接点
11a,11bに接触するようになつている。
溝12につながりケース1の下方向に伸びて通気溝41が形
成されている。通気溝41は底面の座13まで伸び、切欠き
4につながつている。
成されている。通気溝41は底面の座13まで伸び、切欠き
4につながつている。
以上のように構成されたラバースイツチでは、導電ラバ
ー21は常時、固定接点11a,11bから離れた状態になつて
いる。そして、可動体3が押圧されると、溝12に案内さ
れて可動体3は下方向に移動し、絶縁ラバー2に接す
る。絶縁ラバー2の弾性力に抗してさらに可動体3を押
圧すると、絶縁ラバー2の内部の空気は切欠き4,通気溝
41を介して溝12方向へ吐出される。この空気の吐出によ
つて絶縁ラバー2は容易に均一状態でへこみ、導電ラバ
ー21が固定接点11a,11bに接触するようになる。そして
この状態で固定接点11aと固定接点11bは導電ラバー21を
介して接続され、スイツチはオン状態となる。
ー21は常時、固定接点11a,11bから離れた状態になつて
いる。そして、可動体3が押圧されると、溝12に案内さ
れて可動体3は下方向に移動し、絶縁ラバー2に接す
る。絶縁ラバー2の弾性力に抗してさらに可動体3を押
圧すると、絶縁ラバー2の内部の空気は切欠き4,通気溝
41を介して溝12方向へ吐出される。この空気の吐出によ
つて絶縁ラバー2は容易に均一状態でへこみ、導電ラバ
ー21が固定接点11a,11bに接触するようになる。そして
この状態で固定接点11aと固定接点11bは導電ラバー21を
介して接続され、スイツチはオン状態となる。
この後、可動体3への押圧を停止すると、絶縁ラバー2
は弾性力によつて切欠き4,通気溝41を介して溝12方向か
ら空気を絶縁ラバー2の内部に吸込み、容易に上方向に
立上がる。そして、導電ラバー21は固定接点11a,11bか
ら離れ、固定接点11aと固定接点11bとの接続が断たれ、
スイツチはオフ状態となる。
は弾性力によつて切欠き4,通気溝41を介して溝12方向か
ら空気を絶縁ラバー2の内部に吸込み、容易に上方向に
立上がる。そして、導電ラバー21は固定接点11a,11bか
ら離れ、固定接点11aと固定接点11bとの接続が断たれ、
スイツチはオフ状態となる。
≪考案の効果≫ 以上説明したように、本考案によれば、内部底面に有底
の穴を形成し、この穴を形成する座から突出して、この
穴に露出する複数の固定接点を備えたケースと、前記穴
を覆うようにして前記座上に配設され、内部天井に導電
ラバーを備えた略逆すりばち形状の絶縁ラバーとを有
し、前記座に、前記ケースの内面に設けた通気溝が前記
座まで延びて連通して前記穴に外気が通じるように切欠
きを形成したことから、絶縁ラバーの内部とケース外部
すなわち外気とが常に連通しており、この連通により絶
縁ラバーの押圧、復元が容易に行え、かつ絶縁ラバー、
ケースの金型を複雑にすることがなく、コストアップを
生じない。また、ケースの内面に設けた通気溝と座に設
けた切欠きとで、外気に通じるようにしたので、空気に
移動範囲が限られているばかりでなく、両者の間であた
かも迷路を形成するように構成することも可能なのでホ
コリ等を吸い込むことが殆どない。そして、逆に、絶縁
ラバーの内部と外気とが常に連通しているということ
は、絶縁ラバーの内部は密封構造となっておらず、絶縁
ラバーの内部が押圧や復元時以外でも常に呼吸作用を行
うことができ、温度の変化により内圧が変動することが
なく、特に高温時の内圧上昇を防止することができるこ
ととなる。この結果、外部からのほこり対策および絶縁
ラバーの呼吸作用という相反する機能を同時に達成する
ものであるといえる。
の穴を形成し、この穴を形成する座から突出して、この
穴に露出する複数の固定接点を備えたケースと、前記穴
を覆うようにして前記座上に配設され、内部天井に導電
ラバーを備えた略逆すりばち形状の絶縁ラバーとを有
し、前記座に、前記ケースの内面に設けた通気溝が前記
座まで延びて連通して前記穴に外気が通じるように切欠
きを形成したことから、絶縁ラバーの内部とケース外部
すなわち外気とが常に連通しており、この連通により絶
縁ラバーの押圧、復元が容易に行え、かつ絶縁ラバー、
ケースの金型を複雑にすることがなく、コストアップを
生じない。また、ケースの内面に設けた通気溝と座に設
けた切欠きとで、外気に通じるようにしたので、空気に
移動範囲が限られているばかりでなく、両者の間であた
かも迷路を形成するように構成することも可能なのでホ
コリ等を吸い込むことが殆どない。そして、逆に、絶縁
ラバーの内部と外気とが常に連通しているということ
は、絶縁ラバーの内部は密封構造となっておらず、絶縁
ラバーの内部が押圧や復元時以外でも常に呼吸作用を行
うことができ、温度の変化により内圧が変動することが
なく、特に高温時の内圧上昇を防止することができるこ
ととなる。この結果、外部からのほこり対策および絶縁
ラバーの呼吸作用という相反する機能を同時に達成する
ものであるといえる。
また導電ラバーと固定接点の接触時に導電ラバーを均一
に変形させることができるので、この導電ラバーの一部
に集中応力が生じないようにすることができる。したが
って、導電ラバーが損傷することがなく、耐久性に優れ
たラバースイッチを提供することができる。
に変形させることができるので、この導電ラバーの一部
に集中応力が生じないようにすることができる。したが
って、導電ラバーが損傷することがなく、耐久性に優れ
たラバースイッチを提供することができる。
第1図は本考案の一実施例のラバースイツチを示す概略
縦断面図、第2図は第1図のA−A矢視の概略断面図で
ある。 1…ケース、2…絶縁ラバー、3…可動体、4…切欠
き、11a,11b…固定接点、12…溝、13…座、13a…穴、21
…導電ラバー、41…通気溝。
縦断面図、第2図は第1図のA−A矢視の概略断面図で
ある。 1…ケース、2…絶縁ラバー、3…可動体、4…切欠
き、11a,11b…固定接点、12…溝、13…座、13a…穴、21
…導電ラバー、41…通気溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 榊野 隆弘 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 立 石電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−175516(JP,A) 実開 昭59−2038(JP,U) 特公 昭59−44729(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】内部底面に有底の穴を形成し、この穴を形
成する座から突出して、この穴に露出する複数の固定接
点を備えたケースと、前記穴を覆うようにして前記座上
に配設され、内部天井に導電ラバーを備えた略逆すりば
ち形状の絶縁ラバーとを有し、前記座に、前記ケースの
内面に形成した通気溝が前記座まで延びて連通して前記
穴に外気が通じるように切欠きを形成したことを特徴と
するラバースイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985131615U JPH0637550Y2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | ラバースイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985131615U JPH0637550Y2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | ラバースイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6240734U JPS6240734U (ja) | 1987-03-11 |
JPH0637550Y2 true JPH0637550Y2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=31030232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985131615U Expired - Lifetime JPH0637550Y2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | ラバースイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637550Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5429315B2 (ja) * | 2012-02-03 | 2014-02-26 | Smk株式会社 | 接触部材 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS592038U (ja) * | 1982-06-28 | 1984-01-07 | 富士通株式会社 | 押「あ」スイツチ |
JPS5944729A (ja) * | 1982-09-03 | 1984-03-13 | 株式会社東芝 | 開閉機器の低速駆動装置 |
JPS59175516A (ja) * | 1983-03-24 | 1984-10-04 | 東芝テック株式会社 | キ−ボ−ドスイツチ |
-
1985
- 1985-08-30 JP JP1985131615U patent/JPH0637550Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6240734U (ja) | 1987-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0334020Y2 (ja) | ||
JPS6075929U (ja) | 押しボタンスイツチ | |
JPH0637550Y2 (ja) | ラバースイッチ | |
JPS59109028U (ja) | リミツトスイツチ | |
JPH03110781U (ja) | ||
JPS6033538Y2 (ja) | 押釦スイツチ | |
JP2510107Y2 (ja) | プッシュスイッチ | |
JPH0621146Y2 (ja) | メタルタクトスイッチ | |
JPS6336900Y2 (ja) | ||
JPH0218888Y2 (ja) | ||
JPH0339876Y2 (ja) | ||
JPH0326577Y2 (ja) | ||
JPH0518814Y2 (ja) | ||
JPH0451731U (ja) | ||
JP2518716Y2 (ja) | 押釦スイッチ | |
JPS5813550Y2 (ja) | スイツチ | |
JPS60118830U (ja) | 押釦スイツチ | |
JP2000164057A (ja) | スイッチ | |
JPH0112733Y2 (ja) | ||
JPS6118530U (ja) | 小型押釦スイツチ | |
JPS6098230U (ja) | 押釦スイツチの構造 | |
JPS5810334U (ja) | 押釦スイッチ | |
JPS59175226U (ja) | 押ボタンスイツチ | |
JPS6038438U (ja) | 押釦スイッチ | |
JPS6139825U (ja) | キ−スイツチ |