JPH0637524U - 内燃機関における冷却水温の制御装置 - Google Patents

内燃機関における冷却水温の制御装置

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JPH0637524U
JPH0637524U JP7092092U JP7092092U JPH0637524U JP H0637524 U JPH0637524 U JP H0637524U JP 7092092 U JP7092092 U JP 7092092U JP 7092092 U JP7092092 U JP 7092092U JP H0637524 U JPH0637524 U JP H0637524U
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JP
Japan
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cooling water
valve body
valve
sub
bypass passage
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Pending
Application number
JP7092092U
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English (en)
Inventor
有三 坂田
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感温部11aと、ラジエータ2からの冷却水
入口7に対する主弁体11bと、バイパス通路9に対す
る副弁体11cとを備えたボトムバイパス式サーモスタ
ット弁11において、その温度制御の特性を向上する。 【要約】 前記副弁体11cのうち前記バイパス通路9における開
口弁座部10に対応する部分に通孔12,12aを穿設
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関における冷却水温の制御に、ボトムバイパス式のサーモス タット弁を使用した制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、内燃機関Mにおける冷却水温の制御は、従来から良く知られ、且つ、 図5に示すように、ラジエータAからの冷却水入口B、冷却水ポンプCへの冷却 水出口D及びラジエータAに対するバイパス通路Eの各々が開口する弁ケースF 内に、感温部Gと、感温部Gにて前記冷却水入口通路Bの弁ケースF内への開口 部を開閉作動する主弁体Hと、前記感温部Gにて前記バイパス通路Eの弁ケース F内への開口部を開閉作動する副弁体Jとを備えたをボトムバイパス式サーモス タット弁Kを設けて、冷却水の温度が低い状態では、主弁体Hが閉で副弁体Jが 開いているが、冷却水の温度が所定値以上に高くなると、副弁体Jが閉じて主弁 体Hが開くようにしている。
【0003】 しかし、このものは、副弁体Jが開で主弁体Hが閉じている状態において、バ イパス通路Eから弁ケースF内に流入する冷却水は、矢印Lで示すように、副弁 体Jに衝突して直ちに冷却水出口Dへの方向に方向変換し、感温部Gに対して充 分に届かないまま冷却水出口Dより流出する一方、前記感温部Gには、主弁体H より漏れた冷たい冷却水が接触することになるから、冷却水の温度が所定値まで 上昇しているにかかわらず、副弁体Jが閉に主弁体Hが開に作動しないと言うよ うに、感温特性が悪い不具合があった。
【0004】 そこで、先行技術としての実開昭61−3921号公報は、感温特性の向上を 図るために、副弁体にガイド板を設けて、副弁体に衝突した冷却水をこのガイド 板にて感温部に導くこと、及び、弁ケース内に、バイパス通路から冷却水出口へ の冷却水のショートパスを防ぐようにした案内壁板を設けることを提案している 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、先行技術のように、副弁体にガイド板を設けたり、或いは、弁ケー ス内に案内壁板を設けることは、これらの構造がそれだけ複雑になって、価格の アップを招来するのであり、しかも、冷却水の流れが大きく方向変更されるので 、その流れ抵抗が大幅に増大すると言う問題があった。
【0006】 本考案は、価格のアップ及び流れ抵抗の増大を招来することなく、感温特性を 確実に向上できるようにした装置を提供することを技術的課題とするものである 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を達成するため本考案は、ラジエータからの冷却水入口、冷却 水ポンプへの冷却水出口及びラジエータに対するバイパス通路の各々が開口する 弁ケース内に、感温部と、感温部にて前記冷却水入口通路の弁ケース内への開口 部を開閉する主弁体と、前記感温部にて前記バイパス通路の弁ケース内への開口 弁座部を開閉する副弁体とを備えたボトムバイパス式サーモスタット弁を設けて 成る冷却水温の制御装置において、前記副弁体のうち前記バイパス通路における 開口弁座部に対応する部分に通孔を穿設する構成にした。
【0008】
【作 用】
このように、副弁体に通孔を穿設したことにより、バイパス通路から弁ケース 内に流入する冷却水が副弁体に衝突すると、この冷却水の一部は、副弁体に穿設 した通孔を通って感温部に向かって流れることになる。すなわち、バイパス通路 からの冷却水を、その流れを前記先行技術のように大きく方向変更することなく 、感温部まで充分に届かせることができるのである。
【0009】 一方、冷却水の温度が所定値まで上昇することによって、副弁体がバイパス通 路における開口弁座部に着座してこれを閉じると、この副弁体に穿設した前記通 孔も同時に閉じられるのである。
【0010】
【考案の効果】
従って、本考案によると、感温特性を、冷却水の流れ抵抗の増大を招来するこ となく確実に向上できるのであり、しかも、副弁体に通孔を穿設するだけで良い から、価格のアップを招来することがない効果を有する。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図1〜図4の図面について説明する。 この図において、符号1は水冷式の内燃機関を、符号2は空冷式のラジエータ を各々示し、前記内燃機関1における冷却水ジャケットと、前記ラジエータ2と の間には、内燃機関の冷却水ジャケットにおける冷却水アウトレット1aからの 冷却水を出口循環管路3を介して前記ラジエータ2に導いたのち、ラジエータ2 から冷却水ポンプ4における吸い込み側への戻り循環管路5を介して内燃機関1 における冷却水ジャケットに戻るように循環経路が形成されている。
【0012】 符号6は、前記戻り循環管路5の途中に設けた弁ケースを示し、この弁ケース 6内には、前記ラジエータ2からの冷却水入口7と、前記冷却水ポンプ4への冷 却水出口8とが開口していると共に、前記冷却水アウトレット1a又は出口循環 管路3より分岐したバイパス通路9からの開口弁座部10が設けられている。 更に、この弁ケース6内には、ボトムバイパス式のサーモスタット弁11が設 けられている。
【0013】 このボトムバイパス式サーモスタット弁11は、感温部11aと、前記冷却水 入口7に対する主弁体11bと、前記バイパス通路9の開口弁座部10に対する 副弁体11cとを備え、前記バイパス通路9から弁ケース6内に流入する冷却水 の温度が低い状態では、副弁体11cが開で主弁体11bが閉じているが、前記 冷却水の温度が高くなると、副弁体11cが開口弁座部10に対して着座してこ れを閉じる一方、主弁体11bが冷却水入口7を開くように構成されている。
【0014】 そして、前記副弁体11cのうち前記バイパス通路9における開口弁座部10 に対応する部分に、複数個の通孔12を穿設する。 この構成において、冷却水の温度が低い状態では、主弁体11bが閉で副弁体 11cが開いていることにより、内燃機関1の冷却水ジャケット内における冷却 水は、バイパス通路9を通って循環する。
【0015】 このとき、バイパス通路9より弁ケース6内に流入する冷却水は、副弁体11 cに対して衝突する。すると、この冷却水の一部は、副弁体11cに穿設した各 通孔12を通り、図1に矢印13で示すように、感温部11aに向かって流れる ことになるから、バイパス通路9からの冷却水を、その流れを前記先行技術のよ うに大きく方向変更することなく、感温部11aまで充分に届かせることができ るのである。
【0016】 そして、冷却水の温度が所定値まで上昇すると、感温部11aに作動によって 、主弁体11bが開く一方、副弁体11cがバイパス通路9における開口弁座部 10に着座してこれを閉じる。この副弁体11cの開口弁座部10への着座によ り、当該副弁体に穿設した各通孔12も同時に閉じられることになるから、内燃 機関1の冷却水ジャケットにおける冷却水の全ては、ラジエータ2との間を循環 するのである。
【0017】 なお、前記副弁体11cに穿設する通孔は、図3に示すように、切り開き状の 通孔12aに形成するようにしても良く、また、副弁体11cの周囲に、円筒部 11c′を一体的に設けることにより、バイパス通路9からの冷却水の大部分を 、感温部11aに導くことができるから、一層、効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す縦断正面図である。
【図2】図1のII−II視断面図である。
【図3】本考案における別の実施例を示す図である。
【図4】本考案における更に別の実施例を示す図であ
る。
【図5】従来の例を示す図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 ラジエータ 3 出口循環管路 4 冷却水ポンプ 5 戻り循環管路 6 弁ケース 7 冷却水入口 8 冷却水出口 9 バイパス通路 10 開口弁座部 11 ボトムバイパス式サーモスタット弁 11a 感温部 11b 主弁体 11c 副弁体 12,12a 通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラジエータからの冷却水入口、冷却水ポン
    プへの冷却水出口及びラジエータに対するバイパス通路
    の各々が開口する弁ケース内に、感温部と、感温部にて
    前記冷却水入口通路の弁ケース内への開口部を開閉する
    主弁体と、前記感温部にて前記バイパス通路の弁ケース
    内への開口弁座部を開閉する副弁体とを備えたボトムバ
    イパス式サーモスタット弁を設けて成る冷却水温の制御
    装置において、前記副弁体のうち前記バイパス通路にお
    ける開口弁座部に対応する部分に通孔を穿設したことを
    特徴とする内燃機関における冷却水温の制御装置。
JP7092092U 1992-10-12 1992-10-12 内燃機関における冷却水温の制御装置 Pending JPH0637524U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7092092U JPH0637524U (ja) 1992-10-12 1992-10-12 内燃機関における冷却水温の制御装置

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JP7092092U JPH0637524U (ja) 1992-10-12 1992-10-12 内燃機関における冷却水温の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0637524U true JPH0637524U (ja) 1994-05-20

Family

ID=13445428

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7092092U Pending JPH0637524U (ja) 1992-10-12 1992-10-12 内燃機関における冷却水温の制御装置

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JP (1) JPH0637524U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007108273A1 (ja) 2006-03-17 2007-09-27 Fuji Bellows Co., Ltd. サーモスタット装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007108273A1 (ja) 2006-03-17 2007-09-27 Fuji Bellows Co., Ltd. サーモスタット装置

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