JPH0637262B2 - 板状体のパイリング装置 - Google Patents

板状体のパイリング装置

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JPH0637262B2
JPH0637262B2 JP10030187A JP10030187A JPH0637262B2 JP H0637262 B2 JPH0637262 B2 JP H0637262B2 JP 10030187 A JP10030187 A JP 10030187A JP 10030187 A JP10030187 A JP 10030187A JP H0637262 B2 JPH0637262 B2 JP H0637262B2
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air
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belt
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JP10030187A
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JPS63267654A (ja
Inventor
孝広 石橋
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徳田 稔
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鋼板やその他の板状体を搬送してパイリング
する装置に関する。
〔従来の技術〕
ステンレス鋼板や合板等の板状体は、製造ラインの終端
でシヤにより所定の寸法に裁断され、製品として出荷す
る前に積層して梱包過程に移行する。この積層方法とし
ては、裁断された板状体を1枚ずつ搬送し、待機してい
るスキッドに順次積層していくパイリングが最も一般的
である。
このようなパイリングにおいて、従来では、板状体の搬
送及びパイリングに好適なバキュウムコンベアが広く利
用されている。このバキュウムコンベアとしては、たと
えば、特公昭50−5467号公報に記載されたものがある。
これは、多数の孔を全面に開けたコンベアベルトをライ
ンに配置し、コンベアベルトの下面に板状体を吸着する
ための吸着チャンバをライン方向に配置した構造であ
る。
吸着チャンバは、ブロワー等の吸引装置に接続され、コ
ンベアベルトの孔から空気を吸引することにより板状体
をその下面に吸着してパイリング位置まで搬送する。そ
して、パイリング位置に到達すると、吸引を停止して板
状体をスキッド上に落下させ、スキッド上にパイリング
する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このようなパイリング装置では、板状体をスキッド上に
乗せるときに、オーバランしないようにストッパをスキ
ッドに付属している。そして、このストッパに板状体が
大きな速度で衝突すると、損傷が避けられないので、緩
やかな速度に減速する構造が採用されている。この減速
構造は、スキッドに板状体が接近したときにコンベアベ
ルトの孔を部分的に閉じる遮蔽板を設けたものである。
ところが、この遮蔽板を設けるには、構造がかなり複雑
となり、設備容量も大型化する点から、汎用性に欠ける
という難点がある。
また、遮蔽板は板状体の搬送インターバルに応じて作動
させる必要がある。しかし、高速パイリングを目指すと
き、遮蔽板自体及びその駆動のための機械系の慣性等が
微妙に影響し、遮蔽板の作動タイミングのずれを生じて
的確なパイリングに支障をきたすタイミングのずれを補
償するための制御を行うにしても、系全体が複雑にな
り、保守点検から価格の面まで好ましくない影響を及ぼ
す結果となってしまう。
そこで、本発明は、吸着チャンバのみを機能的に拡充さ
せることにより、比較的簡単な構造でパイリングが行
え、しかもパイリング装置の任意の位置に設定でき、作
業床を有効に利用した効率的な作業を可能とすることを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、以上の目的を達成するために、孔を開けたベ
ルトを走行させてその下面に板状体を供給し且つベルト
の上面に空気を吸引する空気チャンバを設け、前記空気
チャンバをユニットとしてパスライン方向へ複数配列
し、該空気チャンバの下部に前記ベルトの孔に対向して
空気を給排する複数のセルをパスライン方向に分割形成
し、これらのセルへの空気の給排を独立して行うパイリ
ング装置であって、前記空気チャンバは、その幅方向の
両端部に前記セル側へ空気を供給する給気チャンバを備
えると共に、中央部を前記セルからの空気を排気する排
気チャンバとし、前記セルの上部に、前記給気チャンバ
に対応する給気口及び前記排気チャンバに対応する吸引
口をそれぞれ幅方向へ並べて開設し、前記セルの上部に
パスラインと直交する軸線を持って回転駆動される軸を
備えると共に、該軸に前記給気口及び吸引口をそれぞれ
開閉するシャッタを連接し、これらの給気口用及び吸引
口用のシャッタのそれぞれをパスラインに向けて互いに
逆向きの姿勢として前記軸に連接し、前記軸の回動方向
によって前記給気口及び吸引口を相互に開閉可能とした
ことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例により本発明の特徴を具体的に
説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すパイリング装置の要部
を一部切欠して示す斜視図、第2図はレイアウトの概略
図である。
第2図に示すように、鋼板等を裁断するシヤAの下流に
搬送コンベアBが配置され、この搬送コンベアBにパイ
リング装置1が接続されたレイアウトとなっている。パ
イリング装置1は、板状体を吸着しながら搬送するベル
ト2をライン方向に走行させ、搬送方向のパスラインの
上位に空気チャンバ3を配置している。また、パスライ
ンの下には、リフタCのロールテーブルDに載せられ、
パスラインと直交する方向に出し入れ自在なスキッドE
が待機している。
ベルト2にはその全面に孔2aが開けられ、従来のバキュ
ウム式のパイリング装置と同様に板状体を搬送コンベア
BからスキッドEまで吸着して搬送可能としている。
空気チャンバ3は、ベルト2とほぼ等しい幅員を持ち、
下段に給排チャンバ4及び上段の中央に排気チャンバ5
及び左右に2列の給気チャンバ6を設けている。そし
て、排気チャンバ5には空気を吸引するブロワー(図示
せず)が接続され、一方給気チャンバ6には送気用ファ
ン(図示せず)が接続される。
第3図は、空気チャンバ3を概略的に示すものであり、
同図(a)は縦断面図、同図(b)はパスライン方向に見た縦
断面図である。
空気チャンバ3は、ユニットとして構成され、ラインの
長さに応じて組み合わせ数を変更することによってレイ
アウトされる。そして、1ユニットの空気チャンバ3に
おいては、給排チャンバ4は隔壁7によって分割され、
合計8個のセル4aがパスライン方向に並ぶ配置としてい
る。また、各セル4aの上面には中央に吸引口8及び両側
に給気口9をそれぞれ開設し、下面にはパスライン方向
に複数のスリット4bを切開している。
排気チャンバ5は、8個のセル4aの全ての吸引口8を含
む容量形状とし、排気ダクト5aによって吸引口8からの
空気を外部に排出する。また、給気チャンバも同様に8
個のセル4aの全ての給気口9に外部から空気を供給でき
る形状を持ち、給気ダクタ6aを接続した構造である。
更に、セル4aの吸引口8及びこのセル4aに隣接する下流
側のセル4aの給気口9を開閉するシャッタ10,11が給排
チャンバ4の上面に配置される。これらのシャッタ10,
11は、給排チャンバ4の上面に設けた軸受12によって支
持された共通の軸13に連結される。そして、軸13は、装
置外のフレーム(図示せず)に基端を枢着した空気圧シ
リンダ14のアクチュエータ14aに連接されている。この
空気圧シリンダ14の作動により、アクチュエータ14aが
縮退しているときは、第1図のようにシャッタ11によっ
て給気口9が閉じられ、下流に隣接しているセル4aの
吸引口8は開く。また、アクチュエータ14aが伸出する
と、軸13は第1図において時計方向へ回転し、シャッタ
11が開くと同時にシャッタ10によって吸引口8が閉じ
る。このように、一軸上にシャッタ10,11を連結したこ
とにより、隣接するセル4aの吸引口8及び給気口9の開
閉を単一の駆動源によって同時に行える。
以上のシャッタ10,11は、隣接する2個のセル4a毎に1
組設けられ、1ユニットの空気チャンバ3には合計4個
配列される。また、シャッタ10は排気チャンバ5内に位
置し、一方のシャッタ11は空気チャンバ6内に含まれて
配置される。
以上の構成において、ベルト2は第1図及び第3図(a)
の矢印方向に走行し、板状体MをスキッドE方向へ搬送
する。このとき、通常のバキュウムコンベアと同様に、
板状体Mをベルト2の下面に吸着し、スキッドEの位置
に到達したときに吸着を解除して落下させるパイリング
方式をとる。
第3図(a)においては、スキッドEの真上にある最端部
の2個のセル4aを除いて、シャッタ10,11は第1図に示
す姿勢をとっている。すなわち、吸引口8は開き、給気
口9は閉じた状態であり、最端部を除く2個のセル4a
以外の給排チャンバ4の各セル4a内は、第3図(b)に
示すように、空気が上に吸引される流れとなる。したが
って、ベルト2の下面の板状体Mは、孔2aからの吸引空
気によって吸着され、ベルト2の走行に伴ってスキッド
E方向へ搬送される。
一方、最端部の1組のシャッタ10,11は、給気口9側を
開くと共に吸引口8側を閉じており、常時空気を下に向
けて吹き出している。これは、最端部に板状体Mが到達
するときには、既にスキッドEに落下させる操作を予め
行っておくことが高速パイリングに適正なためである。
次いで、第3図(c)のように、板状体MがスキッドEに
到達するようになると、スキッドEの上の1ユニットの
空気チャンバ3は、第3図(d)に示すように各セル4aか
ら空気を下に向けて吹き出す。このため、隣のユニット
の空気チャンバ3によって吸着されていた板状体Mは、
吸着が解かれて下方に落下し、スキッドEにパイリング
される。そして、このパイリングの間にも、上流側の空
気チャンバ3はいずれも吸着、すなわち吸引口8を開き
且つ給気口9を閉じて後続の板状体Mを間欠的に搬送し
ている。
以上のように、空気チャンバ3への空気の給排をシャッ
タ10,11の作動によって切り換えることにより、スキッ
ドEへの板状体Mの放出が簡単に行える。
また、空気チャンバ3をユニットとして複数レイアウト
することによって、パイリング位置も任意に変更でき
る。すなわち、前記した作動は、第2図のようにライン
の末端にあるスキッドEにパイリングしているが、ライ
ンの前端に位置するスキッドE-1 にもパイリングでき
る。これは、空気チャンバ3をユニットとして配置し、
それぞれに空気の給排を独立して行うことができるため
である。つまり、板状体Mを落下させたい位置に相当す
る空気チャンバ3に対して、第3図(a)及び(b)で示した
シャッタ10,11の作動を行わせれば、この空気チャンバ
3に到達した板状体Mは吸着が解かれ、パイリングが可
能となる。
このように、複数の位置でのパイリングが可能であるた
め、末端でのパイリングが完了したとき、のスキッドE
の交換の間に、前端のスキッドE-1 へのパイリングが行
える。したがって、ラインを停止させることなく、板状
体Mのパイリングを連続的に行え、高速パイリングが可
能となる。
〔発明の効果〕
本発明では、ユニットとして配列した空気チャンバの中
の複数のセルに対して、それぞれ独立して空気を給排さ
せるためのシャッタを、隣接し合うセルに共通の軸を駆
動源として作動させることができる。このため、各セル
毎にシャッタの駆動機構を備えるのに比べると構造が簡
単になり、多数のセルを配備して異なった位置に板状材
をパイリングする大きな設備にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部の切欠斜視図、第
2図は装置のレイアウトの概略図、第3図は空気チャン
バへの空気給排による板状体の吸着及びパイリングを示
すものである。 1:パイリング装置、2:ベルト、2a: 孔 3:空気チャンバ、4:給排チャンバ、4a: セル 5:排気チャンバ、5a:排気ダクト 6:給気チャンバ、6a:給気ダクト、7:隔壁 8:吸引口、9:給気口、10:シャッタ 11:シャッタ、12:軸受、13:軸 14:空気圧シリンダ、14a:アクチュエータ A:シヤ、B:搬送コンベア C:リフタ、D:ロールテーブル E:スキッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】孔を開けたベルトを走行させてその下面に
    板状体を供給し且つベルトの上面に空気を吸引する空気
    チャンバを設け、前記空気チャンバをユニットとしてパ
    スライン方向へ複数配列し、該空気チャンバの下部に前
    記ベルトの孔に対向して空気を給排する複数のセルをパ
    スライン方向に分割形成し、これらのセルへの空気の給
    排を独立して行うパイリング装置であって、 前記空気チャンバは、その幅方向の両端部に前記セル側
    へ空気を供給する給気チャンバを備えると共に、中央部
    を前記セルからの空気を排気する排気チャンバとし、 前記セルの上部に、前記給気チャンバに対応する給気口
    及び前記排気チャンバに対応する吸引口をそれぞれ幅方
    向へ並べて開設し、 前記セルの上部にパスラインと直交する軸線を持って回
    転駆動される軸を備えると共に、該軸に前記給気口及び
    吸引口をそれぞれ開閉するシャッタを連接し、 これらの給気口用及び吸引口用のシャッタのそれぞれを
    パスラインに向けて互いに逆向きの姿勢として前記軸に
    連接し、 前記軸の回動方向によって前記給気口及び吸引口を相互
    に開閉可能としたことを特徴とする板状体のパイリング
    装置。
JP10030187A 1987-04-22 1987-04-22 板状体のパイリング装置 Expired - Lifetime JPH0637262B2 (ja)

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FR2883268B1 (fr) * 2005-03-18 2007-06-15 Pierre Putz & Cie Soc Par Acti Installation de manutention de non-tisses comprenant un convoyeur aspirant
JP2022024724A (ja) * 2020-07-28 2022-02-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 搬送装置

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