JPH0637230Y2 - 変速機のコントロールレバー装置 - Google Patents
変速機のコントロールレバー装置Info
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- JPH0637230Y2 JPH0637230Y2 JP1989027163U JP2716389U JPH0637230Y2 JP H0637230 Y2 JPH0637230 Y2 JP H0637230Y2 JP 1989027163 U JP1989027163 U JP 1989027163U JP 2716389 U JP2716389 U JP 2716389U JP H0637230 Y2 JPH0637230 Y2 JP H0637230Y2
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- Japan
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- control lever
- lever device
- elastic member
- tubular portion
- shaft portion
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- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車室内に装備される変速機のコントロール
レバー装置に関する。
レバー装置に関する。
(従来の技術とその課題) 第5図は従来の変速機のコントロールレバー装置を示す
一部切欠側面図、第6図は第5図のVI-VI線断面図であ
る。両図に示すように、このコントロールレバー装置1
は、その上半部を構成する第1構成部材2と、下半部を
構成する第2構成部材3とを有する。第1構成部材2の
下端側には、円形断面の管状部2aが形成されるととも
に、第2構成部材3の上端側には、同じく円形断面の軸
部3aが形成されて、第1構成部材2の管状部2a内部に第
2構成部材3の軸部3aが弾性部材4を介して圧入されて
連結されている。そして、第2構成部材3の下端に接続
された図示しないトランスミッション系の振動を上記弾
性部材4により吸収させて、第1構成部材2の上端に取
付けられたノブ5へ上記トランスミッション系の振動が
伝搬しないように構成している。
一部切欠側面図、第6図は第5図のVI-VI線断面図であ
る。両図に示すように、このコントロールレバー装置1
は、その上半部を構成する第1構成部材2と、下半部を
構成する第2構成部材3とを有する。第1構成部材2の
下端側には、円形断面の管状部2aが形成されるととも
に、第2構成部材3の上端側には、同じく円形断面の軸
部3aが形成されて、第1構成部材2の管状部2a内部に第
2構成部材3の軸部3aが弾性部材4を介して圧入されて
連結されている。そして、第2構成部材3の下端に接続
された図示しないトランスミッション系の振動を上記弾
性部材4により吸収させて、第1構成部材2の上端に取
付けられたノブ5へ上記トランスミッション系の振動が
伝搬しないように構成している。
しかしながら、このようなコントロールレバー装置1で
は、第1構成部材2の中心軸X2と第2構成部材3の中心
軸X3とが同一直線上に揃えられていないため、ノブ5を
つかんでセレクト操作およびシフト操作を行うと、第1
構成部材2の管状部2aと第2構成部材3の軸部3aとの間
に中心軸X4回りに回転差を生じさせるような力が生じ、
これが弾性部材4に対し中心軸X4回りのねじり力として
作用する。この場合、弾性部材4と、管状部2aおよび軸
部3aとの接合面はそれぞれ円周形状に仕上げられている
ため、上記弾性部材4に作用するねじり力により、弾性
部材4と管状部2aとの接合面又は弾性部材4と軸部3aと
の接合面において周方向のずれを生じることがあった。
このようなずれが生じると、第1構成部材2が第2構成
部材3に対し相対的にねじれた姿勢で保持されることに
なるので、セレクト方向およびシフト方向が変化したよ
うな違和感を生じ操作性に劣ることになる。
は、第1構成部材2の中心軸X2と第2構成部材3の中心
軸X3とが同一直線上に揃えられていないため、ノブ5を
つかんでセレクト操作およびシフト操作を行うと、第1
構成部材2の管状部2aと第2構成部材3の軸部3aとの間
に中心軸X4回りに回転差を生じさせるような力が生じ、
これが弾性部材4に対し中心軸X4回りのねじり力として
作用する。この場合、弾性部材4と、管状部2aおよび軸
部3aとの接合面はそれぞれ円周形状に仕上げられている
ため、上記弾性部材4に作用するねじり力により、弾性
部材4と管状部2aとの接合面又は弾性部材4と軸部3aと
の接合面において周方向のずれを生じることがあった。
このようなずれが生じると、第1構成部材2が第2構成
部材3に対し相対的にねじれた姿勢で保持されることに
なるので、セレクト方向およびシフト方向が変化したよ
うな違和感を生じ操作性に劣ることになる。
そこで、このようなねじれの問題を解消する手段とし
て、例えば実開昭58-164016号公報および特開昭58-1681
14号公報に開示された変速機のコントロールレバー装置
が提案されている。
て、例えば実開昭58-164016号公報および特開昭58-1681
14号公報に開示された変速機のコントロールレバー装置
が提案されている。
第7図は前者の変速機のコントロールレバー装置11を示
す断面図、第8図は第7図のVIII-VIII線断面図であ
る。両図に示すように、このコントロールレバー装置11
は、第1構成部材12の管状部12aと第2構成部材13の軸
部13aとの間に弾性部材14が圧入されている点は上記従
来例と同様であるが、以下の点において、上記従来例と
相違している。すなわち、第1構成部材12の管状部12a
が矩形断面に形成されるとともに、第2構成部材13の軸
部13aの下端に、管状部12aよりもひとまわり小さい矩形
断面に仕上げられたストッパ16が固定されている。こう
して、セレクト操作およびシフト操作時に、ストッパ16
のコーナ部を管状部12aのコーナー部に係止させて、軸
部13aに対する管状部12aの回り止めを図り、第1構成部
材12の第2構成部材13に対するねじれを防止するように
している。
す断面図、第8図は第7図のVIII-VIII線断面図であ
る。両図に示すように、このコントロールレバー装置11
は、第1構成部材12の管状部12aと第2構成部材13の軸
部13aとの間に弾性部材14が圧入されている点は上記従
来例と同様であるが、以下の点において、上記従来例と
相違している。すなわち、第1構成部材12の管状部12a
が矩形断面に形成されるとともに、第2構成部材13の軸
部13aの下端に、管状部12aよりもひとまわり小さい矩形
断面に仕上げられたストッパ16が固定されている。こう
して、セレクト操作およびシフト操作時に、ストッパ16
のコーナ部を管状部12aのコーナー部に係止させて、軸
部13aに対する管状部12aの回り止めを図り、第1構成部
材12の第2構成部材13に対するねじれを防止するように
している。
また、第9図に示すように、同公報に開示された上記コ
ントロールレバー装置11の変形例では、第2構成部材13
の軸部13aが断面矩形状に仕上げられるとともに、その
軸部13aのコーナー部に係合可能な方形状の貫通穴17aを
有するストッパ17が第1構成部材12の管状部12a内周に
固定される。こうして、セレクト操作およびシフト操作
時に、軸部13aのコーナ部をストッパ17の貫通穴17aのコ
ーナ部に係止させて軸部13aに対する管状部12aの回り止
めを図り、第1構成部材12の第2構成部材13に対するね
じれを防止するようにしている。
ントロールレバー装置11の変形例では、第2構成部材13
の軸部13aが断面矩形状に仕上げられるとともに、その
軸部13aのコーナー部に係合可能な方形状の貫通穴17aを
有するストッパ17が第1構成部材12の管状部12a内周に
固定される。こうして、セレクト操作およびシフト操作
時に、軸部13aのコーナ部をストッパ17の貫通穴17aのコ
ーナ部に係止させて軸部13aに対する管状部12aの回り止
めを図り、第1構成部材12の第2構成部材13に対するね
じれを防止するようにしている。
しかしながら、これらのコントロールレバー装置11で
は、ストッパ16と管状部12a、またはストッパ17と軸部1
3aとがそれぞれ係止した際に、図示しないトランスミッ
ション系から軸部13aに伝播された振動が、弾性部材14
を経由せずに直接ストッパ16,17を介して管状部12aに伝
搬されるので、振動吸収性に劣るという問題があった。
は、ストッパ16と管状部12a、またはストッパ17と軸部1
3aとがそれぞれ係止した際に、図示しないトランスミッ
ション系から軸部13aに伝播された振動が、弾性部材14
を経由せずに直接ストッパ16,17を介して管状部12aに伝
搬されるので、振動吸収性に劣るという問題があった。
第10図は後者のつまり特開昭58-168114号公報に開示さ
れたコントロールレバー装置21を示す断面図、第11図は
第10図のXI-XI線断面図である。両図に示すように、こ
のコントロールレバー装置21は、第1構成部材22の管状
部22aと第2構成部材23の軸部23aとの間に弾性部材24が
圧入されている点は第5図の従来例と同様であるが、以
下の点において、上記従来例と相違している。すなわ
ち、第1構成部材22の管状部22a外周に径方向に沿って
2個のストッパ片26,26がそれぞれ突設される一方、第
2構成部材23の軸部23a外周に上記ストッパ片26に対応
させてストッパ受27,27がそれぞれ形成されている。こ
うして、セレクト操作およびシフト操作時に、ストッパ
片26,26をストッパ受27,27に係止させて軸部23aに対す
る管状部22aの回り止めを図り、第1構成部材22の第2
構成部材23に対するねじれを防止するようにしている。
れたコントロールレバー装置21を示す断面図、第11図は
第10図のXI-XI線断面図である。両図に示すように、こ
のコントロールレバー装置21は、第1構成部材22の管状
部22aと第2構成部材23の軸部23aとの間に弾性部材24が
圧入されている点は第5図の従来例と同様であるが、以
下の点において、上記従来例と相違している。すなわ
ち、第1構成部材22の管状部22a外周に径方向に沿って
2個のストッパ片26,26がそれぞれ突設される一方、第
2構成部材23の軸部23a外周に上記ストッパ片26に対応
させてストッパ受27,27がそれぞれ形成されている。こ
うして、セレクト操作およびシフト操作時に、ストッパ
片26,26をストッパ受27,27に係止させて軸部23aに対す
る管状部22aの回り止めを図り、第1構成部材22の第2
構成部材23に対するねじれを防止するようにしている。
しかしながら、このコントロールレバー装置21でも、ス
トッパ片26,26とストッパ受27,27とが係止した際に図示
しないトランスミッション系から軸部23aに伝播された
振動が、弾性部材24を経由せずにストッパ受27,27およ
びストッパ片26,26を伝って直接管状部22aに伝搬される
ので、振動吸収性に劣るという問題があった。
トッパ片26,26とストッパ受27,27とが係止した際に図示
しないトランスミッション系から軸部23aに伝播された
振動が、弾性部材24を経由せずにストッパ受27,27およ
びストッパ片26,26を伝って直接管状部22aに伝搬される
ので、振動吸収性に劣るという問題があった。
(考案の目的) この考案は、上記従来技術の問題を解消し、操作性に優
れ、しかも振動吸収性にも優れる変速機のコントロール
レバー装置を提供することを目的とする。
れ、しかも振動吸収性にも優れる変速機のコントロール
レバー装置を提供することを目的とする。
(目的を達成するための手段) この考案は、中間部分で2分割して第1,第2構成部材を
形成し、前記第1構成部材の端部に管状部を形成すると
ともに、前記第2構成部材の端部に軸部を形成し、前記
管状部の内部に前記軸部を弾性部材を介し圧入して連結
したセレクト方向およびシフト方向に可動の変速機のコ
ントロールレバー装置において、前記管状部の内周側に
シフト方向に突出して形成され前記弾性部材を圧縮する
上下に長尺の第1の回り止め用突部と、前記軸部の外周
側にシフト方向に突出して形成され前記弾性部材を圧縮
する上下に長尺の第2の回り止め用突部とを備えたこと
を特徴としている。
形成し、前記第1構成部材の端部に管状部を形成すると
ともに、前記第2構成部材の端部に軸部を形成し、前記
管状部の内部に前記軸部を弾性部材を介し圧入して連結
したセレクト方向およびシフト方向に可動の変速機のコ
ントロールレバー装置において、前記管状部の内周側に
シフト方向に突出して形成され前記弾性部材を圧縮する
上下に長尺の第1の回り止め用突部と、前記軸部の外周
側にシフト方向に突出して形成され前記弾性部材を圧縮
する上下に長尺の第2の回り止め用突部とを備えたこと
を特徴としている。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例である変速機のコントロー
ルレバー装置31を示す側面図、第2図はその一部切欠背
面図、第3図は第1図のIII-III線断面図、第4図は第
3図のIV-IV線断面図である。第1図および第2図に示
すように、コントロールレバー装置31は、その上半部を
構成する第1構成部材32と、下半部を構成する第2構成
部材33と、両者を連結する連結部材50とを有する。第1
構成部材32の下端領域には、断面略円形状の管状部32a
が形成される。
ルレバー装置31を示す側面図、第2図はその一部切欠背
面図、第3図は第1図のIII-III線断面図、第4図は第
3図のIV-IV線断面図である。第1図および第2図に示
すように、コントロールレバー装置31は、その上半部を
構成する第1構成部材32と、下半部を構成する第2構成
部材33と、両者を連結する連結部材50とを有する。第1
構成部材32の下端領域には、断面略円形状の管状部32a
が形成される。
一方、第2構成部材33は、第1図および第2図に示すよ
うにその下端が図示しないトランスミッション系に接続
されるとともに、下部領域が伸縮性ブーツ材38により覆
われる。さらに第2構成部材33の伸縮性ブーツ材38より
上部は、第1図矢符Qに示す後方へ延び、一旦第2図矢
符Sに示す左方向へ屈曲してから上方へ延びるように仕
上げられて上端領域に軸部33aが形成される。
うにその下端が図示しないトランスミッション系に接続
されるとともに、下部領域が伸縮性ブーツ材38により覆
われる。さらに第2構成部材33の伸縮性ブーツ材38より
上部は、第1図矢符Qに示す後方へ延び、一旦第2図矢
符Sに示す左方向へ屈曲してから上方へ延びるように仕
上げられて上端領域に軸部33aが形成される。
連結部材50は、外筒体52と、内筒体53と、両者間に配さ
れる弾性部材34とで構成されている。外筒体52の内周面
後部には、その領域が第3図および第4図に示すように
上下方向に長尺に亘りシフト方向の一方である矢符Pに
示す前方へ凹陥形成されて、外筒体52の上端近傍から下
端近傍にかけて第1の回り止め用突部36が形成される。
また、内筒体53の上半部外周には、上下方向に長尺の棒
状部材が溶着されてシフト方向の一方である前方に突出
して第2の回り止め用突部37が形成される。そして、外
筒体52と内筒体53の間に弾性部材34が加硫接着により設
けられて、連結部材50が構成されており、第1,第2の回
り止め用突部36,37により、弾性部材34がシフト方向の
一方である前方に圧縮されている。
れる弾性部材34とで構成されている。外筒体52の内周面
後部には、その領域が第3図および第4図に示すように
上下方向に長尺に亘りシフト方向の一方である矢符Pに
示す前方へ凹陥形成されて、外筒体52の上端近傍から下
端近傍にかけて第1の回り止め用突部36が形成される。
また、内筒体53の上半部外周には、上下方向に長尺の棒
状部材が溶着されてシフト方向の一方である前方に突出
して第2の回り止め用突部37が形成される。そして、外
筒体52と内筒体53の間に弾性部材34が加硫接着により設
けられて、連結部材50が構成されており、第1,第2の回
り止め用突部36,37により、弾性部材34がシフト方向の
一方である前方に圧縮されている。
この連結部材50の内筒体53の内部に上記第2構成部材33
の軸部33aが嵌合され、内筒体53の下部がかしめ処理に
より軸部33aに固定される。また、外筒体52が第1構成
部材32の管状部32aに嵌着される。こうして、第1構成
部材32と第2構成部材33とが連結される。
の軸部33aが嵌合され、内筒体53の下部がかしめ処理に
より軸部33aに固定される。また、外筒体52が第1構成
部材32の管状部32aに嵌着される。こうして、第1構成
部材32と第2構成部材33とが連結される。
この変速機のコントロールレバー装置31において、第1
構成部材32の上端に取付けられた図示しないノブを握っ
て、セレクト操作(矢符R,Sに示す左右方向の操作)お
よびシフト操作(矢符P,Qに示す前後方向の操作)を行
なうと、第1構成部材32に固定された外筒体52と第2構
成部材33に固定された内筒体53との間に中間軸回りに回
転差を生じさせるような力が生じ、これが弾性部材34に
対し中心軸回りのねじり力として作用する。その結果、
弾性部材34と外筒体52との接合面および弾性部材34と内
筒体53との接合面でそれぞれ周方向のずれを生じようと
するが、この実施例では第1および第2の回り止め用突
部36,37の作用により上記接合面における周方向のずれ
が防止される。すなわち、弾性部材34にねじり力が作用
すると、弾性部材34の後部領域が第1の回り止め用突部
36に弾性圧縮されるようにして外筒体52に対する接合面
の周方向のずれが防止される一方、弾性部材34の前部領
域が第2の回り止め用突部37に弾性圧縮されるようにし
て内筒体53に対する接合面の周方向のずれが防止され
る。こうして、第1構成部材32の第2の構成部材33に対
する変位が防止されるので、セレクト操作およびシフト
操作の操作感が一定に保たれ、操作性に優れる。
構成部材32の上端に取付けられた図示しないノブを握っ
て、セレクト操作(矢符R,Sに示す左右方向の操作)お
よびシフト操作(矢符P,Qに示す前後方向の操作)を行
なうと、第1構成部材32に固定された外筒体52と第2構
成部材33に固定された内筒体53との間に中間軸回りに回
転差を生じさせるような力が生じ、これが弾性部材34に
対し中心軸回りのねじり力として作用する。その結果、
弾性部材34と外筒体52との接合面および弾性部材34と内
筒体53との接合面でそれぞれ周方向のずれを生じようと
するが、この実施例では第1および第2の回り止め用突
部36,37の作用により上記接合面における周方向のずれ
が防止される。すなわち、弾性部材34にねじり力が作用
すると、弾性部材34の後部領域が第1の回り止め用突部
36に弾性圧縮されるようにして外筒体52に対する接合面
の周方向のずれが防止される一方、弾性部材34の前部領
域が第2の回り止め用突部37に弾性圧縮されるようにし
て内筒体53に対する接合面の周方向のずれが防止され
る。こうして、第1構成部材32の第2の構成部材33に対
する変位が防止されるので、セレクト操作およびシフト
操作の操作感が一定に保たれ、操作性に優れる。
また、第1構成部材32に固定された外筒体52と第2構成
部材33に固定された内筒体53とが直接接触されるような
ことはなく、したがってトランスミッション系から伝搬
された振動が弾性部材34により効率よく吸収されて振動
吸収性にも優れる。
部材33に固定された内筒体53とが直接接触されるような
ことはなく、したがってトランスミッション系から伝搬
された振動が弾性部材34により効率よく吸収されて振動
吸収性にも優れる。
一般に、コントロールレバーの良好な操作性を得るに
は、コントロールレバーを操作した際に、その操作方向
への弾性部材34の圧縮変形量が少ないのが望ましい。通
常、コントロールレバーの操作荷重は操作方向によって
異なり、シフト操作時の操作荷重がセレクト操作時のそ
れよりも大きくなる。したがって、弾性部材34の圧縮変
形量は、シフト方向の変形量がセレクト方向の変形量よ
りも、小さくなるのが望ましい。この実施例では、第2
の回り止め用突部36,37をシフト方向に配列することに
より、弾性部材34の同方向への圧縮変形量を小さく保
ち、この点でも、良好な操作性を確保している。
は、コントロールレバーを操作した際に、その操作方向
への弾性部材34の圧縮変形量が少ないのが望ましい。通
常、コントロールレバーの操作荷重は操作方向によって
異なり、シフト操作時の操作荷重がセレクト操作時のそ
れよりも大きくなる。したがって、弾性部材34の圧縮変
形量は、シフト方向の変形量がセレクト方向の変形量よ
りも、小さくなるのが望ましい。この実施例では、第2
の回り止め用突部36,37をシフト方向に配列することに
より、弾性部材34の同方向への圧縮変形量を小さく保
ち、この点でも、良好な操作性を確保している。
(考案の効果) 以上のように、この考案の変速機のコントロールレバー
装置によれば、第1構成部材の管状部と第2構成部材の
軸部との間に弾性部材を介在させるとともに、第1およ
び第2の回り止め用突部を管状部の内周側と軸部の外周
側にそれぞれシフト方向に突出形成し弾性部材を圧縮し
ているため、操作時における第1構成部材の第2構成部
材に対する変位が防止されて操作性に優れるとともに、
第2構成部材から伝播される振動が弾性部材により効率
良く吸収されて振動吸収性に優れ、弾性部材のシフト方
向への圧縮変形量を小さく保ち、コントロールレバーの
操作荷重の大きなシフト操作時の良好な操作性を確保す
ることができるという効果が得られる。
装置によれば、第1構成部材の管状部と第2構成部材の
軸部との間に弾性部材を介在させるとともに、第1およ
び第2の回り止め用突部を管状部の内周側と軸部の外周
側にそれぞれシフト方向に突出形成し弾性部材を圧縮し
ているため、操作時における第1構成部材の第2構成部
材に対する変位が防止されて操作性に優れるとともに、
第2構成部材から伝播される振動が弾性部材により効率
良く吸収されて振動吸収性に優れ、弾性部材のシフト方
向への圧縮変形量を小さく保ち、コントロールレバーの
操作荷重の大きなシフト操作時の良好な操作性を確保す
ることができるという効果が得られる。
第1図はこの考案の一実施例である変速機のコントロー
ルレバー装置を示す側面図、第2図はその一部切欠背面
図、第3図は第1図のIII-III線断面図、第4図は第3
図のIV-IV線断面図、第5図は従来の変速機のコントロ
ールレバー装置を示す一部切欠側面図、第6図は第5図
のVI-VI線断面図、第7図は他の従来の変速機のコント
ロールレバー装置を示す要部断面図、第8図は第7図の
VIII−VIII線断面図、第9図はその変速機のコントロー
ルレバー装置の変形例を示す断面図、第10図はさらに別
の従来の変速機のコントロールレバー装置を示す要部断
面図、第11図は第10図のXI−XI線断面図である。 31…変速機のコントロールレバー装置、 32…第1構成部材、32a…管状部、 33…第2構成部材、33a…軸部、 34…弾性部材、 36…第1の回り止め用突部、 37…第2の回り止め用突部
ルレバー装置を示す側面図、第2図はその一部切欠背面
図、第3図は第1図のIII-III線断面図、第4図は第3
図のIV-IV線断面図、第5図は従来の変速機のコントロ
ールレバー装置を示す一部切欠側面図、第6図は第5図
のVI-VI線断面図、第7図は他の従来の変速機のコント
ロールレバー装置を示す要部断面図、第8図は第7図の
VIII−VIII線断面図、第9図はその変速機のコントロー
ルレバー装置の変形例を示す断面図、第10図はさらに別
の従来の変速機のコントロールレバー装置を示す要部断
面図、第11図は第10図のXI−XI線断面図である。 31…変速機のコントロールレバー装置、 32…第1構成部材、32a…管状部、 33…第2構成部材、33a…軸部、 34…弾性部材、 36…第1の回り止め用突部、 37…第2の回り止め用突部
Claims (1)
- 【請求項1】中間部分で2分割して第1,第2構成部材を
形成し、前記第1構成部材の端部に管状部を形成すると
ともに、前記第2構成部材の端部に軸部を形成し、前記
管状部の内部に前記軸部を弾性部材を介し圧入して連結
したセレクト方向およびシフト方向に可動の変速機のコ
ントロールレバー装置において、 前記管状部の内周側にシフト方向に突出して形成され前
記弾性部材を圧縮する上下に長尺の第1の回り止め用突
部と、前記軸部の外周側にシフト方向に突出して形成さ
れ前記弾性部材を圧縮する上下に長尺の第2の回り止め
用突部とを備えたことを特徴とする変速機のコントロー
ルレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989027163U JPH0637230Y2 (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 変速機のコントロールレバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989027163U JPH0637230Y2 (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 変速機のコントロールレバー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02117469U JPH02117469U (ja) | 1990-09-20 |
JPH0637230Y2 true JPH0637230Y2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=31249419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989027163U Expired - Lifetime JPH0637230Y2 (ja) | 1989-03-08 | 1989-03-08 | 変速機のコントロールレバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637230Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5040668Y2 (ja) * | 1972-02-01 | 1975-11-20 |
-
1989
- 1989-03-08 JP JP1989027163U patent/JPH0637230Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02117469U (ja) | 1990-09-20 |
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