JPH063714U - 農用トラクタの支柱取付け構造 - Google Patents

農用トラクタの支柱取付け構造

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JPH063714U
JPH063714U JP817691U JP817691U JPH063714U JP H063714 U JPH063714 U JP H063714U JP 817691 U JP817691 U JP 817691U JP 817691 U JP817691 U JP 817691U JP H063714 U JPH063714 U JP H063714U
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JP
Japan
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roof
pillar
work
tractor
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JP817691U
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Inventor
原田英二
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可倒式の2柱フレームの支点部取付ブラケッ
トを組替えるだけでルーフがボンネットの上方を覆うよ
うにして果樹園等における樹下作業時、操向ハンドルや
バックミラー等の突起物に果樹等が引掛からないように
する。 【構成】 頂部にルーフ12を上下回動調整固定自在に
装着した可倒式2柱フレーム6の支点部取付ブラケット
9を前後向き反転状態にして機体にセットし支柱10を
前傾させることによりルーフ12が操向ハンドル2及び
ボンネット1の上方を覆うように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は果樹園の樹下作業等に好適な農用トラクタの支柱取付け構造に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
農用トラクタは、畑や水田における耕耘等種々のトラクタ作業以外に果樹園等 における樹下作業やビニールハウス内での作業、その他傾斜地での作業等、その 作業範囲(種類)や作業する場所は田植機やコンバイン等と異なり極めて広範か つ多種にわたり、しかも年間の稼動時間も多いものである。このため、機能的な 実用性のみならず安全性やオペレータの居住性が特に重要視されているが、従 来、農用トラクタにおいて、運転席後方の左右両側に立設した支柱の頂部に運転 席の上方を覆う日除け用のルーフを装着したものは2柱フレーム付きトラクタと して既に公知であり、かつ実用に供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のような2柱フレームのトラクタは支柱及びルーフが運転席の上 方に突出して車高が高くなるため種々不都合が生じる場合がある。例えば、果樹 園等の樹下作業やビニールハウス内作業、或は車庫入れ等の際にはルーフ等が邪 魔になって作業に支障をきたすことがあるものである。そこで、ルーフを折畳自 在とし2柱フレームを後方へ傾倒できる可倒式に構成することも考えられるが、 このようなものでは、2柱フレームを単に倒したとしてもルーフの位置を操向ハ ンドルよりも低くできないものである。一方、2柱フレームを装備していないト ラクタにより果樹園等で樹下作業を行なう場合においても、作業中、果樹や枝が 操向ハンドルやバックミラー等の突起物に引掛かって果樹を傷付けたり樹木に損 傷を与える等の不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は、上記のような実状に基ずき創案されたものであって、運転席よりも 外側方に位置して機体に着脱自在に且つ前後向きを反転可能に固定した左右一対 のブラケットに支柱を起立姿勢と後傾姿勢とに切換自在に装着し、該支柱の頂部 にルーフを上下回動調整固定自在に装着すると共に、前記ブラケットを前後向き を変えて機体にセットし支柱を前傾させることにより、ルーフが操向ハンドル及 びボンネットの上面を覆うように構成したことを要旨とするものである。
【0005】
【作用】
通常のトラクタ作業の場合には、ルーフが運転席の上方を覆う状態で作業を行 なう。また、果樹園等の樹下作業で果樹や枝をトラクタで引掛ける虞がある場合 には、支柱取付ブラケットの前後向きを反転した状態に組替え、ルーフを支柱に 対して拡開状態に調整して支柱を前方に倒すことによりルーフが操向ハンドルの 上方からボンネットの前部上方にかけて前傾状態で覆うことができるので、果樹 等が操向ハンドルやバックミラー等の突起物に引掛かることがなく、また、果樹 等がルーフに当っても前傾状ルーフの上面に沿ってスライドしながら逃げるので 傷が付きにくくなる。
【0006】
【実施例】
本願考案の構成を図面に示された一実施例により説明すれば、1は農用トラク タのボンネット、2は操向ハンドル、3は運転席、4はフェンダ、Mはバックミ ラーである。5は運転席3の後方で左右のフェンダ4間に配設された燃料タンク である。6は2柱フレームで、この2柱フレーム6は下端部に連結プレート7を 固着した左右一対の下部フレーム8と、該下部フレーム8に対しブラケット9を 介して起立姿勢と後傾姿勢とに切換且つ着脱自在に装着された正面視門型状の支 柱10及び支柱10の頂部に支点兼用の調節ボルト11により上下回動調整自在 に装着されたルーフ12とで構成されていて、機体転倒時の安全フレームと日除 け取付け用のフレームを兼ねるようになっている。13はボルト14,15を介 し上記2柱フレーム6を着脱自在に装着できる取付座で、該取付座13は図示外 のミッションケースの両側に一体的に連設された左右のリヤアクスルケース14 の上面側に配設されており、ボルト15でリヤアクスルケース14の外側面に、 また、ボルト15aでミッションケース(図示せず)の後面側に夫々固定されて いる。
【0007】 ところで、前記ブラケット9は複数個のボルト穴16を有する連結板17上に 前面板18aと左右の側板18bにより形成されたコ字形状の連結金具18を一 体に固着してなり、左右の側板18b間には前記支柱10の下部側が止めピン( 図示せず)等を介して着脱且つ固定自在に嵌着可能な角筒状の継手19が支点軸 20を介して枢結されている。そして、連結金具18の前面板18aには固定ナ ット21,22を介し押ボルト23が進退自在に螺入され、また、左右の側板1 8bにはピン穴24、25が設けられている。26はピン、27は抜止めピン で、ピン26の挿入するピン穴24,25を選択することにより継手19を起立 状態と後傾状態に切換えられるようになっている。28は下部フレーム8に対す るブラケット9の固定ボルトである。29は燃料タンク5の取付板で下部フレー ム8に一体的に連結されている。なお、ブラケット9はフェンダ4の後端側上面 に位置し運転席3や肘掛け3a等に干渉しないようになっている。
【0008】 図11乃至図16に示すものは、下部フレーム30に連結された外筒31付き 支柱32に合成樹脂等からなる伸縮自在なルーフ33を装着し、ワンタッチでル ーフ33を広げ又は収納し得るようにしたものである。即ち、ルーフ33を複数 枚のカバー体33aに分割し、隣接するカバー体33a同士を図示のように摺動 自在な蟻溝嵌合34により階段状に連結すると共に、基端部側のカバー体33a の下方延出筒部35を前記外筒31に嵌入して止め金具36で固定したもので、 各カバー体33aの摺動面には上部カバーの下面側に伸縮方向に沿う長溝(図示 せず)が、下部カバーの上面側に最大伸長時に上記長溝の端縁に係合する抜止め 用の突起37が付設されており、この長溝と突起37がルーフ伸縮時のガイド作 用をも果たすようになっている。
【0009】 図17及び図18に示すものは、ルーフ38の位置を日差しの角度に合せて左 右に移動できるように構成したもので、主体取付部39に左右傾動自在に連結し た左右の支柱40の上端にルーフ38を枢支し、作動スイッチ41を押すとマイ コン42に連結されたセンサ(図示せず)が日光の照射角度を検出し、その検出 結果に基ずき油圧シリンダ43を伸縮させることによりルーフ38をオペレータ を直射日光から遮ぎる方向に移動させるようになっている。
【0010】 図19に示すものは、トラクタへの乗降時、ステップS上でオペレータの頭が ルーフ44に当る危険を防止できるように構成したもので、トラクタに乗る際に スイッチ45を押すことによりマイコン46を通し油圧シリンダ47により支柱 48を主体取付部49の回動支点部50を中心にして後方に傾動させ、着座後は スイッチ51を押して支柱48を起立姿勢に復帰させるようになっている。降り る際にも乗車時と同様スイッチ45を押してルーフ高さを高くしてから降りるよ うにしてある。
【0011】 上記の構成において、通常のトラクタ作業時には、図1及び図7に示すように 支柱6を起立させてルーフ12が運転席3の上方を覆う状態で作業を行なうこと により、ルーフ12が直射日光を遮ぎる日除けとなり快適な作業ができると共に 傾斜地作業の際、万が一機体が転倒したような場合は支柱6が支えて機体が反転 するのを阻止するのでオペレータが機体の下敷きとなって人身事故を起こす危険 が未然に防止される。一方、果樹園等の樹下作業を行なう際には、支柱10を継 手19から取外した後ボルト28を外し、ブラケット9を図7の状態から前後向 きを水平方向に180度向きを変えた(反転した)図8の状態にしてボルト穴1 6にボルト28をねじ込み固定する。そして、継手19に支柱10を差込み固定 すると共に調節ボルト11を緩めルーフ12を支柱10に対して略最大限拡開し た状態に調整してピン26を抜き、支柱10を手で前方へ倒してピン26をピン 穴25に差込む。これによりルーフ12が図10に示すように操向ハンドル2の 上方からボンネット1の前部上方にかけて前傾状態で覆うので、果樹Fや枝G等 が操向ハンドル2やバックミラーM等の突起物に引掛かって果樹Fに傷を付けた り枝Gに損傷を与えたりするのが防止される。また、果樹F等がルーフ12に当 っても前傾状ルーフ12の上面に沿ってスライドしながら逃げるので果樹F等に 傷が付きにくくなる。なお、樹下作業等の際、支柱10を前傾姿勢にしても門型 状支柱10のため運転席3の上方空間部は確保されるので運転に支障をきたすこ とはない。車高が制約されるビニールハウス内作業や車庫入れ等においても支柱 10を取外すことなく車高を低くした状態で作業・機体収納ができる。また、天 候等により日除けが不要の場合等は必要に応じて図9に示すように支柱10を後 方に倒した状態で作業を行なうこともできる。
【0012】
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成したので、果樹園における樹下作業等において は、ブラケットを前後向きを変えてセットすることにより、ルーフが操向ハンド ル等の突起物を上方から覆うので果樹や枝が操向ハンドルやバックミラー等の突 起物に引掛かって果樹等を傷付けるのを防止でき、しかも、ブラケットを組替え るのみで間に合い余分な部品を必要としないので殊更コストアップをきたすこと がない。また、車庫入れ等においても支柱を取外すことなく車高を低くした状態 で収納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】支柱を起立させた通常の作業状態を示すトラク
タの側面図である。
【図2】ブラケット取付部の背面図である。
【図3】ルーフを取外した状態の2柱フレームの正面図
である。
【図4】図3におけるAーA線断面図である。
【図5】図3におけるBーB線断面図である。
【図6】ルーフを装着した状態の2柱フレームの正面図
である。
【図7】通常作業時における2柱フレーム装着状態を示
すブラケットの側面図である。
【図8】前後向きを反転してセットしたブラケットの側
面図である。
【図9】支柱を後傾させた状態を示すトラクタの側面図
である。
【図10】要部の作用を示す説明図である。
【図11】前後方向に伸縮自在なルーフを装着したトラ
クタの側面図である。
【図12】伸縮自在なルーフの作用説明図である。
【図13】伸縮自在なルーフの斜視図である。
【図14】伸縮自在なルーフの縦断側面図である。
【図15】伸縮自在なルーフの横断正面図である。
【図16】基端部側カバー体の下方延出筒部と支柱の嵌
合状態を示す横断平面図である。
【図17】ルーフ位置を左右調整自在に構成したトラク
タの平面図である。
【図18】ルーフ位置を左右調整自在に構成したトラク
タの背面図である。
【図19】2柱フレームを後方に傾動自在に構成したト
ラクタの側面図である
【符号の説明】
1 ボンネット 2 操向ハンドル 3 運転席 9 ブラケット 10 支柱 12 ルーフ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席よりも外側方に位置して機体に着
    脱自在に且つ前後向きを反転可能に固定した左右一対の
    ブラケットに支柱を起立姿勢と後傾姿勢とに切換自在に
    装着し、該支柱の頂部にルーフを上下回動調整固定自在
    に装着すると共に、前記ブラケットを前後向きを変えて
    機体にセットし支柱を前傾させることにより、ルーフが
    操向ハンドル及びボンネットの上面を覆うように構成し
    たことを特徴とする農用トラクタの支柱取付け構造。
JP817691U 1991-01-29 1991-01-29 農用トラクタの支柱取付け構造 Pending JPH063714U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180125180A (ko) * 2017-05-15 2018-11-23 엘에스엠트론 주식회사 농업용 작업차량
WO2021146510A1 (en) * 2020-01-17 2021-07-22 Zimeno, Inc. Dba Monarch Tractor Adjustable height sensor roof
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