JPH0637068B2 - 弁箱の内部に円筒体を射出成形する方法 - Google Patents
弁箱の内部に円筒体を射出成形する方法Info
- Publication number
- JPH0637068B2 JPH0637068B2 JP63284237A JP28423788A JPH0637068B2 JP H0637068 B2 JPH0637068 B2 JP H0637068B2 JP 63284237 A JP63284237 A JP 63284237A JP 28423788 A JP28423788 A JP 28423788A JP H0637068 B2 JPH0637068 B2 JP H0637068B2
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- molding
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、端部に配管とねじ接続するめねじを有す弁箱
のめねじ内面に配管の端面防食用の円筒体を射出成形す
る方法に関するものである。
のめねじ内面に配管の端面防食用の円筒体を射出成形す
る方法に関するものである。
配管と接続用めねじの内側に配管の内面と当接する合成
樹脂製の円筒体を射出成形したものは、管継手に多く見
られるがバルブについては見られない。管継手の内面に
樹脂被覆層を射出成形する従来例としては、特開昭62-9
0211号公報に開示された第2図に示すものがある。これ
はエルボ型管型手1の両端めねじの内面に、円筒体11
を形成するためのマンドレル21,22を挿入し、マン
ドレル21の湯道23より合成樹脂を射出して管継手1
の内面全体に合成樹脂を射出成形するものである。
樹脂製の円筒体を射出成形したものは、管継手に多く見
られるがバルブについては見られない。管継手の内面に
樹脂被覆層を射出成形する従来例としては、特開昭62-9
0211号公報に開示された第2図に示すものがある。これ
はエルボ型管型手1の両端めねじの内面に、円筒体11
を形成するためのマンドレル21,22を挿入し、マン
ドレル21の湯道23より合成樹脂を射出して管継手1
の内面全体に合成樹脂を射出成形するものである。
しかしながらバルブの場合は、弁箱中央部に流路を開閉
するための弁機構が設けられているため、前記管継手と
同様の方法では弁機構部にも合成樹脂が被覆され、バル
ブ本体の機能を果さなくなる。このためこれまでバルブ
の弁箱内に合成樹脂を射出成形したものがなく、あらか
じめ成形したものを弁箱端部のめねじ奥部にねじ込む
か、接着剤で固定して取付るしか方法がなかった。
するための弁機構が設けられているため、前記管継手と
同様の方法では弁機構部にも合成樹脂が被覆され、バル
ブ本体の機能を果さなくなる。このためこれまでバルブ
の弁箱内に合成樹脂を射出成形したものがなく、あらか
じめ成形したものを弁箱端部のめねじ奥部にねじ込む
か、接着剤で固定して取付るしか方法がなかった。
本発明は上記の問題点を解決し、バルブの弁箱の内面に
配管の端面を防食するための円筒体を合成樹脂で射手成
形する方法を提供するものである。
配管の端面を防食するための円筒体を合成樹脂で射手成
形する方法を提供するものである。
本発明は、両端に配管との接続用めねじを有し、中央部
に流路を開閉する弁機構を装着するための中央室を備え
た弁箱の、前記めねじの内側に接続用配管の内面と当接
する合成樹脂製の円筒体を射出成形する方法であって、
前記中央室へ閉塞マンドレルを挿入して、中央室内に開
口する端部側流路を塞ぐとともに、前記めねじの端部側
より、外面がめねじの内面に当接し中間に前記円筒体を
成形するための凹部を有し、軸心に先端側に向かって拡
開する湯道と、先端の外周側にゲートを設けた成形マン
ドレルを挿入して、該成形マンドレルの先端を前記閉塞
マンドレルの端面に当接させ、前記成形マンドレルの湯
道より溶融合成樹脂を高圧力で射出した後一定時間保持
し、前記閉塞マンドレルと成形マンドレルを弁箱から抜
き去り、この後前記めねじの軸心に残った湯道をめねじ
の端部側に引抜いて取外すことを特徴とする弁箱の内部
に円筒体を射出成形する方法である。
に流路を開閉する弁機構を装着するための中央室を備え
た弁箱の、前記めねじの内側に接続用配管の内面と当接
する合成樹脂製の円筒体を射出成形する方法であって、
前記中央室へ閉塞マンドレルを挿入して、中央室内に開
口する端部側流路を塞ぐとともに、前記めねじの端部側
より、外面がめねじの内面に当接し中間に前記円筒体を
成形するための凹部を有し、軸心に先端側に向かって拡
開する湯道と、先端の外周側にゲートを設けた成形マン
ドレルを挿入して、該成形マンドレルの先端を前記閉塞
マンドレルの端面に当接させ、前記成形マンドレルの湯
道より溶融合成樹脂を高圧力で射出した後一定時間保持
し、前記閉塞マンドレルと成形マンドレルを弁箱から抜
き去り、この後前記めねじの軸心に残った湯道をめねじ
の端部側に引抜いて取外すことを特徴とする弁箱の内部
に円筒体を射出成形する方法である。
本発明は上記の構成であり、弁箱中央室側の端部側流路
を中央室から挿入した閉塞マンドレルで塞いだ状態で端
部めねじの内面に挿入した成形マンドレルより合成樹脂
を射出して成形するから、射出された合成樹脂が弁箱の
中央室には入り込まず、従って弁箱の端部めねじの内面
側だけに合成樹脂を成形することができる。このため弁
箱中央室の弁機構を何ら変更することなく、バルブの接
続めねじに配管端面防食用の円筒体を成形できる。
を中央室から挿入した閉塞マンドレルで塞いだ状態で端
部めねじの内面に挿入した成形マンドレルより合成樹脂
を射出して成形するから、射出された合成樹脂が弁箱の
中央室には入り込まず、従って弁箱の端部めねじの内面
側だけに合成樹脂を成形することができる。このため弁
箱中央室の弁機構を何ら変更することなく、バルブの接
続めねじに配管端面防食用の円筒体を成形できる。
第1図は本発明の一例としてバルブの仕切弁に応用した
場合の実施例を示す。
場合の実施例を示す。
図において3は弁箱で、両端部に配管と接続する管用め
ねじ31,32が設けられ、中央部には弁座33内の流
路34を開閉する弁体が摺動可能に装着される中央室3
5を有している。4は閉塞マンドレルで弁箱3の中央室
35より挿入して、その一方側に突出した突出部41の
外面を弁座33の内面に挿入し、弁座33内の流路34
を閉塞する。突出部41側の端面は円弧状凹部42に形
成され、反対側の端面は平面43になっている。
ねじ31,32が設けられ、中央部には弁座33内の流
路34を開閉する弁体が摺動可能に装着される中央室3
5を有している。4は閉塞マンドレルで弁箱3の中央室
35より挿入して、その一方側に突出した突出部41の
外面を弁座33の内面に挿入し、弁座33内の流路34
を閉塞する。突出部41側の端面は円弧状凹部42に形
成され、反対側の端面は平面43になっている。
5は成形マンドレルで、管用めねじ31の端部外方より
めねじ31内に挿入し、その先端円弧状凸部51は前記
閉塞マンドレル4の端面凹部42と密着させるとともに
外周側突起53の外面52を弁箱1の管用めねじ31の
内径に嵌合させる。成形マンドレル5の外周側突起53
の内径側には円筒体を形成するための環状凹部54が設
けられている。また軸芯には先端凸部51側に向ってテ
ーパ状に開口する湯道55が設けられており、先端の一
側部には外周の環状凹部54へ連通するゲート56が形
成してある。6は支持棒で、弁箱1の他端めねじ32側
より挿入する。支持棒6の先端は中央室35の流路34
を閉塞している閉塞マンドレル4の端面43に当接させ
て射出成形機の一端に固定している。この様に閉塞マン
ドレル4と成形マンドレル5によって、弁箱3のめねじ
側端部を挾着した状態で成形マンドレル5の湯道55よ
り溶融合成樹脂を射出すると、ゲート56を通って弁箱
3のめねじ31の奥部と成形マンドレル5の環状凹部5
4で形成される空間に溶融合成樹脂が充満する。この状
態で射出された合成樹脂が冷却固化するのを見計らっ
て、成形マンドレル5をめねじ31の端部側へ抜去り、
又閉塞マンドレル4を取外すと、弁箱3の内面には円筒
体に湯道55が付いた状態で残る。成形マンドレル5を
取り去ったあと、湯道55をめねじ端部側に引張ると湯
道55はゲート56の端部で切断され、弁箱3のめねじ
31の奥部に環状凹部54の円筒体を被覆成形すること
ができる。
めねじ31内に挿入し、その先端円弧状凸部51は前記
閉塞マンドレル4の端面凹部42と密着させるとともに
外周側突起53の外面52を弁箱1の管用めねじ31の
内径に嵌合させる。成形マンドレル5の外周側突起53
の内径側には円筒体を形成するための環状凹部54が設
けられている。また軸芯には先端凸部51側に向ってテ
ーパ状に開口する湯道55が設けられており、先端の一
側部には外周の環状凹部54へ連通するゲート56が形
成してある。6は支持棒で、弁箱1の他端めねじ32側
より挿入する。支持棒6の先端は中央室35の流路34
を閉塞している閉塞マンドレル4の端面43に当接させ
て射出成形機の一端に固定している。この様に閉塞マン
ドレル4と成形マンドレル5によって、弁箱3のめねじ
側端部を挾着した状態で成形マンドレル5の湯道55よ
り溶融合成樹脂を射出すると、ゲート56を通って弁箱
3のめねじ31の奥部と成形マンドレル5の環状凹部5
4で形成される空間に溶融合成樹脂が充満する。この状
態で射出された合成樹脂が冷却固化するのを見計らっ
て、成形マンドレル5をめねじ31の端部側へ抜去り、
又閉塞マンドレル4を取外すと、弁箱3の内面には円筒
体に湯道55が付いた状態で残る。成形マンドレル5を
取り去ったあと、湯道55をめねじ端部側に引張ると湯
道55はゲート56の端部で切断され、弁箱3のめねじ
31の奥部に環状凹部54の円筒体を被覆成形すること
ができる。
上記実施例はバルブの仕切弁を例にとって説明したが、
弁箱中央室35内で弁体が回転して流路34を開閉する
ボール弁であっても、また中央室35内で弁体が揺動し
て流路34の流れ方向を定められた方向にのみ規制する
チエック弁であっても本発明の方法を実施することがで
きる。
弁箱中央室35内で弁体が回転して流路34を開閉する
ボール弁であっても、また中央室35内で弁体が揺動し
て流路34の流れ方向を定められた方向にのみ規制する
チエック弁であっても本発明の方法を実施することがで
きる。
以上説明のごとく、本発明はバルブの弁開閉機構や弁箱
中央室の形状をそのままの状態で弁箱内面に配管の端面
防食用の円筒体を射出成形することが出来るもので、従
来バルブの内面には射出成形することが不可能であった
ものを可能にした効果は大である。
中央室の形状をそのままの状態で弁箱内面に配管の端面
防食用の円筒体を射出成形することが出来るもので、従
来バルブの内面には射出成形することが不可能であった
ものを可能にした効果は大である。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図で、第2図は従
来の管継手の場合を示す断面図である。 3……弁箱、31,32……めねじ、33……弁座、3
4……流路、35……中央室、4……閉塞マンドレル、
41……突出部、42……円弧状凹部、5……成形マン
ドレル、52……外面、53……外周側突起、54……
環状凹部、55……湯道、56……ゲート、6……支持
棒。
来の管継手の場合を示す断面図である。 3……弁箱、31,32……めねじ、33……弁座、3
4……流路、35……中央室、4……閉塞マンドレル、
41……突出部、42……円弧状凹部、5……成形マン
ドレル、52……外面、53……外周側突起、54……
環状凹部、55……湯道、56……ゲート、6……支持
棒。
Claims (1)
- 【請求項1】両端に配管との接続用めねじを有し、中央
部に流路を開閉する弁機構を装着するための中央室を備
えた弁箱の、前記めねじの内側に接続用配管の内面と当
接する合成樹脂製の円筒体を射出成形する方法であっ
て、前記中央室へ閉塞マンドレルを挿入して、中央室内
に開口する端部側流路を塞ぐとともに、前記めねじの端
部側より、外面がめねじの内面に当接し中間に前記円筒
体を成形するための凹部を有し、軸心に先端側に向かっ
て拡開する湯道と、先端の外周側にゲートを設けた成形
マンドレルを挿入して、該成形マンドレルの先端を前記
閉塞マンドレルの端面に当接させ、前記成形マンドレル
の湯道より溶融合成樹脂を高圧力で射出した後一定時間
保持し、前記閉塞マンドレルと成形マンドレルを弁箱か
ら抜き去り、この後前記めねじの軸心に残った湯道をめ
ねじの端部側に引抜いて取外すことを特徴とする弁箱の
内部に円筒体を射出成形する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63284237A JPH0637068B2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 弁箱の内部に円筒体を射出成形する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63284237A JPH0637068B2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 弁箱の内部に円筒体を射出成形する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02128815A JPH02128815A (ja) | 1990-05-17 |
JPH0637068B2 true JPH0637068B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=17675945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63284237A Expired - Lifetime JPH0637068B2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 弁箱の内部に円筒体を射出成形する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637068B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60129225A (ja) * | 1983-12-16 | 1985-07-10 | Toyo Kagaku Sangyo Kk | 内外面防食継手の製造方法 |
JPS6248516A (ja) * | 1985-08-28 | 1987-03-03 | Hitachi Metals Ltd | 防食管継手の製造法 |
-
1988
- 1988-11-10 JP JP63284237A patent/JPH0637068B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02128815A (ja) | 1990-05-17 |
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