JPH0636972Y2 - 連結装置 - Google Patents

連結装置

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JPH0636972Y2
JPH0636972Y2 JP19557987U JP19557987U JPH0636972Y2 JP H0636972 Y2 JPH0636972 Y2 JP H0636972Y2 JP 19557987 U JP19557987 U JP 19557987U JP 19557987 U JP19557987 U JP 19557987U JP H0636972 Y2 JPH0636972 Y2 JP H0636972Y2
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JP19557987U
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JPH0198002U (ja
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勝治 本多
享平 藤田
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば製鉄工場に設備される連続水平鋳造機
におけるタンディッシュとモールドの連結部や、軌道
車,無軌道車等の連結部に適用する連結装置に関するも
のである。
(従来の技術) 機械装置の連結、離脱を行う装置は各種のものが提案さ
れ、それぞれの分野において選択使用されているが、そ
の多くは離脱操作を人手によって行う構造のものであ
る。なお、一部に連結を自動的に行えるものもあるが離
脱は人手を必要とする。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、現在の生産分野では、例えば製鉄工場等で見
られるように作業者が現場に接近することが不可能な部
所において、機械設備の連結・離脱を必要とする場合が
あり、このような場合にはここで必要とされる連結装置
は完全な自動着脱機能を具備していることが要件とな
る。また連結装置が設けられる環境によっては、電気的
手段等を用いることなく、いわゆる純粋な機械的構成の
連結装置の採用が要求されることもある。
本考案は上記したような要求を満たすためになされたも
のであって、作業者が装置或は設備に接近することが不
可能な場所、例えば高温,粉塵,高所,狭隘等の条件下
でも遠隔操作指令によって円滑かつ確実に連結・離脱動
作を行える連結装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係る連結装置は、一方の被連結装置と他方の被
連結装置を連結・離脱する装置であって、一方の被連結
装置に設置したシリンダーのロッド端に連結頭体を一体
的に設置するとともに、この連結頭体の先端には、連結
頭体より大径の係合壁面と、この係合壁面から先端に向
かって狭まる方向の斜面を有する係着部片を一体的に設
け、さらに、前記連結頭体の中央部に形成した空間部に
は、その先端の錐状をした大径部が前記係着部片から他
方の被連結装置に向けて貫通突出した状態で係着部片か
ら所要量の出入動作が自在でかつ所定の突出量で停止可
能なように後端にストッパーを設けた楔体を収設し、他
方の被連結装置の前記係着部片、楔体と相対する位置に
は、他方の被連結装置に設置した支持部材の先端に、2
個で対をなす開閉連結杆をそれぞれの基端側に介設した
ばねによって先端側を常時は閉方向に付勢すべく枢着す
るとともに、これら開閉連結杆の先端内側には閉操作
時、前記係合壁面と係合する係合爪を突設し、また開閉
連結杆の前記枢着部より先端側の内側には、それぞれ支
杆を介して前記閉操作時にはその外周面同士が接触ある
いは接近し、開操作時にはその接触あるいは接近する外
周面間を前記楔体の大径部が挿通するローラを回転自在
に枢着したことを要旨とするものである。
(作用) 本考案は上記した構成を採用することにより、一方の被
連結装置に取付けたシリンダーのロッドを延出し、該ロ
ッド端の係着部片を他方の被連結装置に取付けた開閉連
結杆の係合爪間に強制的に嵌入貫通させると両者は自動
的に連結される。また連結した状態で更にロッドを延出
させると、前記係着部片に設けた楔体の先端の大径部が
開閉連結杆の途中内側に設けたローラ間に挿通されてロ
ーラを押し拡げ、ローラを介して開閉連結杆がばねに抗
して開かれ、ここにおいてロッドを引込めると係着部片
が開閉連結杆の係合爪から離脱する位置に後退し、更に
ロッドを引込めることにより、楔体がローラ間から引抜
かれて連結が解かれる。つまりシリンダーロッドの出入
動作のみにより自動的に連結・離脱が行われる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す一実施例に基づいて説明す
る。
図中Aは一方の被連結装置を、またBは他方の被連結装
置を示すもので、これらの装置は特定されない。
ところで1は前記一方の被連結装置Aに取付けられたシ
リンダーであり、そのロッド2の先端には連結頭体3が
固定されている。そして、この連結頭体3にはその先端
に、後述する係合爪14と係合する、連結頭体3より大径
の係合壁面5aとこの係合壁面5aから先端に向かって狭ま
る方向の斜面4を形成した係着部片5を一体的に設け、
更に中央部に形成した空間部6にはその先端の例えば円
錐状をした大径部7aが他方の被連結装置Bに向けて前記
係着部片5を貫通し、該係着部片5に対して所要量の出
入動作が自在なように楔体7を収設支持している。な
お、前記楔体7の後端にはストッパー8が設けられ、楔
体7が係着部片5から所定量突出したときに停止するよ
うになっている。
9は前記他補の被連結装置Bに取付けられた支持部材で
あり、その先端には対称の軸受部10を形成している。11
は前記軸受部10にピン12をもって枢着した2個で一対を
なす開閉連結杆であり、その基端間に介設した圧縮ばね
17の弾撥力によって先端間は常時閉方向に附勢されてい
る。そして、これら対をなす開閉連結杆のそれぞれの先
端には前端角部にそれぞれ先端に向かって広がる方向の
斜面13を有する係合爪14を内側に突出状となるように形
成している。15は前記開閉連結杆11の前記ピン12より先
端側における夫々の内側に固定した支杆16端に設けたロ
ーラであり、該ローラ15は開閉連結杆11が閉じた状態に
おいて装置の中心で例えばその外周面同士が相接触し、
先に説明した楔体7に対位するものである。
なお、第1図に示す18、19は両被連結装置A、Bに突設
したストッパーであり、これは例えば軌道車や無軌道車
等に適用した際に連結状態の両被連結装置A、Bが停車
等の減速時に接近して第2図に示す状態となり、その後
の発車等の増速等に第3図に示すような状態となって必
要時以外に離脱するのを防止する役目を成すものである
が、例えば連結水平鋳造機におけるタンディッシュとモ
ールドの連結部のように、連結後、タンディッシュとモ
ールドとの相対位置が確定して接離移動しないようなも
のに適用する場合には必ずしも必要不可欠なものではな
い。
本考案は以上その実施例について説明したような構造で
あり、両者つまり被連結装置A、Bを連結するに際して
は、両被連結装置A、Bを接近させて所定位置で停止
し、ここにおいてシリンダー1を作動し、ロッド2を延
出して連結頭体3の先端の係着部片5を対を成す開閉連
結杆11の係合爪14間に強制的に嵌入し貫通させることに
よって第1図に示す如く両者の連結が自動的に完結す
る。
そして、連結を解く場合には、ロッド2を更に延出し、
楔体7の先端の大径部7aを対を成すローラ15間に挿通す
ると、第2図に示す如く対を成す開閉連結杆11が圧縮ば
ね17の弾撥力に抗して夫々ピン12を支点として所定量開
かれる。次にロッド2を引込めることによって第3図に
示す如く連結頭体3の楔体7を第2図に示す状態のまま
残して後退し、その係着部片5が係合爪14の外方に位置
する。すなわち、この場合、楔体7の大径部7aは圧縮ば
ね17の弾撥力によって第2図の状態を維持しているの
で、ストッパー8が係着部片5に当接して係着部片5か
らの突出動作が停止するまでは、係合爪14は開いた状態
を維持し、係着部片5が係合爪14の外方に移動できるの
である。ここにおいて、すなわち、第3図に示すように
ストッパー8が係着部片5に当接した状態において更に
ロッド2を引込めるとその動作が楔体7に伝わり、これ
をローラ15間から離脱させ連結が解かれる。
なお、これと同時に開閉連結杆11は圧縮ばね17に押され
て閉の位置に復帰する。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように構成したので、連結頭体の
先端の係着部片と開閉連結杆との係合連結、及び連結状
態からの離脱はすべてロッドの出入動作により自動的に
行われる。したがって本考案は各種車輌の連結は勿論、
特に生産工場において作業者が近づくことが不可能とさ
れる高温,粉塵,高所、狭溢等特殊条件下で採用する連
結装置として有用適切である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は連結状
態を示す全体の側面図、第2図及び第3図は離脱動作の
説明図、第4図は第2図の矢視A−A図、第5図は第3
図の矢視B−B図である。 A、Bは被連結装置、1はシリンダー、2はロッド、3
は連結頭体、5は係着部片、7は楔体、9は支持部材、
11は開閉連結杆、14は係合爪、15はローラ、16は支杆、
17は圧縮ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の被連結装置と他方の被連結装置を連
    結・離脱する装置であって、一方の被連結装置に設置し
    たシリンダーのロッド端に連結頭体を一体的に設置する
    とともに、この連結頭体の先端には、連結頭体より大径
    の係合壁面と、この係合壁面から先端に向かって狭まる
    方向の斜面を有する係着部片を一体的に設け、さらに、
    前記連結頭体の中央部に形成した空間部には、その先端
    の錐状をした大径部が前記係着部片から他方の被連結装
    置に向けて貫通突出した状態で係着部片から所要量の出
    入動作が自在でかつ所定の突出量で停止可能なように後
    端にストッパーを設けた楔体を収設し、他方の被連結装
    置の前記係着部片、楔体と相対する位置には、他方の被
    連結装置に設置した支持部材の先端に、2個で対をなす
    開閉連結杆をそれぞれの基端側に介設したばねによって
    先端側を常時は閉方向に付勢すべく枢着するとともに、
    これら開閉連結杆の先端内側には閉操作時、前記係合壁
    面と係合する係合爪を突設し、また開閉連結杆の前記枢
    着部より先端側の内側には、それぞれ支杆を介して前記
    閉操作時にはその外周面同士が接触あるいは接近し、開
    操作時にはこの接触あるいは接近する外周面間を前記楔
    体の大径部が挿通するローラを回転自在に枢着したこと
    を特徴とする連結装置。
JP19557987U 1987-12-22 1987-12-22 連結装置 Expired - Lifetime JPH0636972Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19557987U JPH0636972Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22 連結装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19557987U JPH0636972Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22 連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0198002U JPH0198002U (ja) 1989-06-29
JPH0636972Y2 true JPH0636972Y2 (ja) 1994-09-28

Family

ID=31486252

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19557987U Expired - Lifetime JPH0636972Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22 連結装置

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JP (1) JPH0636972Y2 (ja)

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JPH0198002U (ja) 1989-06-29

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