JPH04110108A - 金型固定装置 - Google Patents

金型固定装置

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JPH04110108A
JPH04110108A JP22793990A JP22793990A JPH04110108A JP H04110108 A JPH04110108 A JP H04110108A JP 22793990 A JP22793990 A JP 22793990A JP 22793990 A JP22793990 A JP 22793990A JP H04110108 A JPH04110108 A JP H04110108A
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Zenji Inaba
善治 稲葉
Takayuki Taira
平 尊之
Susumu Ito
進 伊藤
Kikuo Watanabe
渡辺 菊夫
Akira Koketsu
晃 纐纈
Toshio Matsukura
利夫 松倉
Kaoru Maeda
薫 前田
Hiroshi Yonekubo
広志 米久保
Kenji Haga
健二 芳賀
Kazunari Tokuda
一成 徳田
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Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、固定側金型と可動側金型とを固定する金型固
定装置に関する。
従来の技術 金型の保存および搬送に際しては、キャビティとコアの
嵌合面における損傷防止と埃の侵入防止のため、固定側
金型と可動側金型とを型閉じの状態に嵌合しておくのが
一般的である。輸送機関を用いた金型の搬送時には金型
を型閉じ状態とし、型開き方向を天地に向けたままの状
態で運送すればまず問題はないが、型開き方向を水平に
して運搬するような場合には、金型の運搬中に固定側金
型と可動側金型との間に開きが生じて埃か侵入するとい
った恐れもある。
また、金型を成形機のプラテンに装着する場合には、固
定側金型と可動側金型相互の位置決めを正確に行う必要
があるので、固定側金型と可動側金型とを嵌合したまま
の状態でプラテンに装着しなければならない。
横型成形機に対応した金型をクレーンで吊り上げて装着
する場合には、金型の型開き方向を略水平にしてタイバ
ー上に搬送する必要があり、通常、金型の吊り上げは、
可動側金型のコアプレートやバックプレートの一側に装
着された■ボルトを介して行われる。■ボルト用の捩子
穴は金型の重心と一致させて配設することか望ましいか
、各プレートの重量比の関係や水穴の穿設位置等により
捩子穴を設ける位置に制限が生じるため、必ずしも最適
の釣り合い状態が確保されるとは限らない。
通常、型閉じ状態にある固定側金型と可動側金型との嵌
合状態はガイドピンとスリーブとの係合関係によって確
保され得るが、■ボルト用の捩子穴の配設位置を基準と
して固定側が重くなったような場合、クレーンの昇降動
作に伴う振動等により固定側金型が徐々に型開き方向に
移動して、金型間に開きが生じる場合がある。このよう
な場合、固定側金型が一挙に抜は落ちるようなことはま
ずないが、開きが生しているにも関わらず抜は落ちるこ
とがないという状態は、即ち、ガイドピンとスリーブと
の間もしくは固定側金型の押切り面と可動側金型間の押
切り面との間にかじりが生じていることを意味する。従
って、金型をこのままの状態で成形機のプラテンに装着
し、プラテンを駆動して金型を押圧することによって固
定側金型表可動側金型の嵌合状態を正常に復帰させよう
とすれば金型の損傷という重大な問題を生しる場合かあ
り、また、樹脂ハンマー等で固定側金型を適宜叩打して
可動側金型との平行を取戻すという作業もある程度の錬
成を必要とする。
また、金型の自動交換機能を備えた成形機では、金型の
交換手段もしくは搬送手段として各種のコンベアおよび
マニュピレータ状のロボット等が採用されるが、これら
を用いた金型の交換および搬送作業中には金型の姿勢変
化や外部からの衝撃か作用する場合があり、固定側金型
と可動側金型の離間もしくは分離が生じないといった保
証はない。
金型に離間や分離が生じれば、当然、正常な自動搬送作
業や交換作業を期待することはできない。
これらの問題は、少なくとも、保存や搬送もしくは金型
交換のための着脱過程にある金型の固定側金型と可動側
金型とが確実に固定されていないことに起因している。
発明が解決すべき課題 本発明の目的は、これら従来技術の欠点を解消し、保存
や搬送もしくは金型交換のための着脱過程にある金型の
固定側金型と可動側金型とを確実に固定し、さらに、金
型の自動交換作業にも対応して、成形機のプラテンに装
着された状態では固定側金型と可動側金型との拘束状態
が自動的に解除される金型固定装置を提供することにあ
る。
課題を解決するための手段 固定側金型もしくは可動側金型のいずれか一方に、型開
き方向に付勢されてプラテンに対する装着面から突出し
、かつ、後退可能に保持された押圧部材と、前記押圧部
材の後退と連動して型開き方向に対し略直角に移動可能
とされた第1−の係合部材とを設ける。
他方の金型に、前記抑圧部材が突出した状態で前記第1
の係合部材に対し型開きを阻止すべく係合し、かつ、前
記押圧部材が後退した状態で前記第1の係合部材との係
合を解除される第2の係合部材を設ける。
作用 押圧部材がプラテンに対する装着面から突出(−た状態
では、第1の係合部材と第2の係合部材とが型開きを阻
止すべく係合して型開きを阻止し、固定側金型と可動側
金型とが固定される。
前記装着面から突出した押圧部材が付勢力に抗して押圧
され後退すると、押圧部材の後退と連動して第1の係合
部材が型開き方向に対し略直角に移動し、第1の係合部
材と第2の係合部材との係合が解除され、固定側金型と
可動側金型との拘束が解除される。
金型がプラテンに装着された状態では、押圧部材がプラ
テンにより押圧されて後退した状態が維持されるので、
第1の係合部材と第2の係合部材との係合は定常的に解
除されており、これらの係合部材が射出成形機の型締め
および型開き動作に影響を与えるこきはない。
実施例 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の金型固定装置を装着した金型の一例を
示す上面図、第2図は第1−図の矢視AAを示す断面図
、即ち、該金型1の可動側パーティング面を示す図であ
る。但し、第1図は金型1を横型成形機に装着した状態
で上から見た状態を示す。
金型1は固定側金型2および可動側金型3からなり、固
定側金型2は概略において固定側取付はプレート4およ
びキャビティプレート5によって構成される。固定側取
付はプレート4はキャピテイプレート5に対しボルトで
締結され、キャビティプレート5と一体に固着される。
可動側金型3はコアプレート6、バックプレート7、左
右のスペーサ8.可動側取付はプレート9、エジェクタ
プレート10および11.これらのエジェクタプレート
に植設されたエジェクタピン郡13.バックプレート7
と可動側取付はプレート9との間に固設されバックプレ
ート7に作用する型締め力を受けるサポータ12等によ
って構成される。
可動側取付はプレート9は左右のスペーサ8およびバッ
クプレート7に穿設された貫通孔を介してコアプレート
6に対しホルトで締結され、コアプレート6、バックプ
レート7、スペーサ8.可動側取付はプレート9か一体
に固着される。
エジェクタプレート10と11はボルトで締結され、エ
ジェクタプレート10のピン穴から突出したエジェクタ
ピン群13の鍔状の基部を挾持して固定し、第1図で前
後する長手方向の両端、即ち、第2図の上下方向の2箇
所に、可動側取付はプレート9にボルトで締結されたサ
ポータ12を挿通する孔が設けられる。サポータ12に
はリターンスプリング14が環装され、エジェクタプレ
ート10,1.1をバックプレート7から離間させる方
向に押圧付勢する。
エジェクタビン群13の先端は、第1図に示される復帰
状態で、バックプレート7、コアプレート6およびコア
プレート6に装着されたコアブロック群を貫通し、コア
ブロック群の輪郭形状を形成する面に位置するか、もし
くは、コアブロック群の一部で形成された可動側パーテ
ィング面に刻設されたランナーの適宜位置に穿設された
ピン突出孔または固定側金型2のスプルー先端に対向し
てコアブロック群中にアナンダーカットを有して穿設さ
れたコールドスラグウェルの近傍にまで至る。
エジェクタプレートlO,11は可動側取付はプレート
9の略中央部に穿設された貫通孔を介して射出成形機の
可動プラテンより突出されるエジェクダロツドの進退動
作およびリターンスプリング14の復元力により、サポ
ータ12と左右のスペーサ8でガイドされつつ、可動側
取付はプレート9とバックプレート7との間を往復し、
エジェクタビン群13の先端部でランナーや製品を突き
落とす。
固定側金型2および可動側金型3の双方を第2図の矢視
B−Bから見た第3図に示されるように、コアプレート
6の四隅には、射出成形作業時の型開きおよび型締め動
作をガイドするガイドピン15がパーティング面から突
出して立設され、コアプレート5の四隅にはガイドピン
15の突出部と嵌合するスリーブ16が内嵌される。
キャビティプレート5およびコアプレート6各々のパー
ティング面には、第1図および第2図に示されるように
、−側にテーパ面を有し各プレートを長手方向に貫く研
削溝17および18か設けられ、研削溝1−7および1
8の各々には夫々キャビティブロック群およびコアブロ
ック群が内嵌される。
コアプレート6の研削溝18に内嵌されたコアブロック
群19は、第2図に示されるように、研削溝18のテー
パ面に嵌合するコツターブロック20および研削溝18
に直交して設けられたコアプレート6両側の研削溝21
に嵌合するコツターブロック22によって位置決めされ
、コアブロック群19およびコツターブロック20.2
2の各々はコアプレート6の裏面から挿通されたボルト
によりコアプレート6と一体に固着される。
コツターブロック22は可動側金型3に第2の係合部材
となるピン23を取り付ける装着手段を構成し、かつ、
該コツターブロック22と平行に離間して研削溝18に
固着されたガイド部材24と共に、固定側金型2に設け
られた第1の係合部材をガイドするガイド部材となる。
コツターブロック22におけるガイド部材24との対向
面両側には盲穴が穿設され、該対抗面から突出するピン
23が圧入される。
特に図示しないが、キャピテイプレート5に対するキャ
ビティブロック群の装着方法はコアプレート6に対する
コアブロック群19の装着方法と同様であり、キャピテ
イプレート5には、コアプレート6のコツターブロック
22に対応するコツターブロック25およびコアプレー
ト6のガイド部材24に対応してコツターブロック25
と平行に離間して研削溝17に固着されたガイド部材2
6(図示せず)が設けられる。なお、ここでいうキャビ
ティブロック群およびコアブロック群19は、ランナー
ブロックおよび各種の位置決めブロック等を含むもので
あって、製品形状の外形を規定するためのキャビティブ
ロックや中子としてのコアブロックに限定されない。
固定側金型2および可動側金型3の双方を第2図の矢視
B−Bから見た第3図に示されるように、コツターブロ
ック25の両側には回動軸となるピン27か突出して固
設され、先端屈曲部28aによって第1の係合部材を構
成する屈曲形状の板状体からなるアーム28の略中央部
に穿設された長穴29を回動自在に軸支する。各アーム
28の基部は、押圧部材を構成する鍔付き柱状体30の
一端にピン37て回動自在に軸支されて結合される。
固定側取付はプレート4およびキャビティプレート5に
は鍔付き柱状体30の上下の小径部を摺動自在に保持す
る貫通孔31.32が穿設され、キャビティプレート5
には、更に、鍔付き柱状体30の鍔部を摺動自在に保持
する大径の盲穴33が固定側取付はプレート4側から貫
通孔32と同心状に設けられ、鍔付き柱状体30の下部
小径部に環装されたスプリング34は、貫通孔32と盲
穴33との連絡面と鍔付き柱状体30の鍔部とによって
両端を支持され、鍔付き柱状体30を貫通孔32と盲穴
33との連絡面から離間させる方向に付勢し、鍔付き柱
状体30の他側を固定側取付はプレート4におけるプラ
テンに対する装着面から突出させる。即ち、鍔付き柱状
体30は、固定側金型2に装着され型開き方向に付勢さ
れて固定側取付はプレート4におけるプラテンに対する
装着面から突出し、かつ、後退可能に保持された押圧部
材である。コツターブロック25およびガイド部材26
(図示せず)の各々の対向面には鍔付き柱状体30の下
部小径部に沿った1/2円弧状の溝35および36(図
示せず)が設けられ、鍔付き柱状体30の後退動作を許
容する。
アーム28に穿設された長穴29の両端はピン27に外
接する1/2円弧の形状に形成され、第4図に示される
ように、両円弧間の中心距離l。
の長さはピン37の中心からピン27の中心に至る距離
I2から鍔付き柱状体30の軸心からピン27の中心に
至る直線距離13を減じた値より短くはない。
第3図に示されるように鍔付き柱状体30が固定側取付
はプレート4から突出した状態ではアーム28の先端屈
曲部28aがピン23に係合し、固定側金型2と可動側
金型3との離型か阻止される。この状態で、固定側金型
2と可動側金型3とを引き離そうとする強力な力が作用
すれば、長穴29の両端に形成された1/2円弧間の鍔
付き柱状体30の軸方向距離の分たけスプリング34が
圧縮され、ある程度の離型が許容されるが、この変位は
微小量であって、しかも、ガイドピン15とスリーブ千
〇とか充分に嵌合しているので、固定側金型2と可動側
金型3との平行度が保証され、ガイドピン15とスリー
ブ16との間およびキャビティブロックとコアブロック
との間の押し切り面等にかじりが生じることはない。
固定側取付はプレート4から突出した鍔付き柱状体30
がスプリング34の付勢力に抗して押圧され後退すると
、ピン37を介して図中下方に押圧される各々のアーム
28が前記の軸方向距離の分だけ僅かに並進して先端屈
曲部28aとピン23との間のクリアランスを確保しつ
つ、各々のピン27と長穴29との係合関係で運動を規
制されたアーム28が長穴29の両端に形成された1/
2円弧の中心を結ぶ線に沿って変動する回転中心を軸と
して相互に離間する方向に回転し、第1の係合部材であ
る先端屈曲部28aの各々が第2の係合部材であるピン
23の各々に対し共に外側に退避して係合を解除し、固
定側金型2と可動側金型3との拘束を解除する。従って
、先端屈曲部28aの動作は変動する回転中心を軸とし
だ略円弧状の回転運動となるが、第3図に示される状態
から先端屈曲部28aがピン23を退避するまでの区間
においては、先端屈曲部28aが型開き方向に対し略直
角に移動すると見做して何等支障はない。即ち、先端屈
曲部28aは、押圧部材となる鍔付き柱状体30の後退
と連動して型開き方向に対し略直角に移動可能とされた
第1の係合部材であり、本実施例における金型固定装置
は、押圧部材となる鍔付き柱状体30および第1の係合
部材となる先端屈曲部28aを備えたアーム28並びに
第2の係合部材となるピン23等によって構成される。
鍔付き柱状体30が完全に後退して固定側取付はプレー
ト4におけるプラテン装着面と而−になり、アーム28
の回転か完了した状態では、第5図に示されるように、
各アーム28の全体がコツターブロック25とカイト部
材26との間に形成された間隙に完全に退避する。
金型1を成形機のプラテンに装着した状態では固定側取
付はプレート4か成形機の可動プラテンに完全に密着し
て鍔付き柱状体30か完全に後退した状態が維持される
ので、金型1の装着により固定側金型2と可動側金型3
との拘束が自動的に解除され、金型1を成形機のプラテ
ンに装着したのち、直ちに型開き動作を開始させること
ができる。また、アーム28はコツターブロック25と
ガイド部材26との間に形成された間隙に完全に退避し
、固定側金型2のパーティング面から突出することがな
いので、成形サイクルの型開き完了時にエジェクタピン
郡13の先端でコアプレート6から突き落とされた製品
やランナーがアーム8に引掛かって型締めを阻害するな
どといった事故が発生することもない。
なお、第3図に示される状態においてスプリング34が
圧縮されて微小な離型か発生するといった問題は、スプ
リング340弾性を強化することによって充分に解決さ
れ得るが、スプリング34の弾性を強化した場合、金型
1のメンテナンス時に固定側金型2き可動側金型3止を
離型させるためには、スプリング34を圧縮して鍔付き
柱状体30を後退させるために相当度の腕力が要求され
る。この様な場合は、固定側取付はプレート4の貫通孔
31の両側に第5図に示されるような捩子穴38を予め
螺刻しておき、捩子穴38の配設ピッチに対応する間隔
で穿設された貫通口39を備えた当て板40および少な
くとも鍔付き柱状体30の突出高さに匹敵する有効長さ
を備えたボルト41を治具として用い、当て板40を鍔
付き柱状体30の突出部に当てて貫通口39に挿通した
ボルト41を捩子穴38に螺合することにより、鍔付き
柱状体30を強制的に後退させる。
第7図は押圧部材となる鍔付き柱状体30の後退に連動
して第1の係合部材を型開き方向に対し直角に移動させ
て第2の係合部材との係合を解除するようにした別の実
施例を示す断面図で、金型1自体の構成および鍔付き柱
状体30の構成等は前記の実施例と同一である。
第1の係合部材は下部両側にL字型の欠切部42を備え
た略矩形の板状体43で構成され、板状体43の裏面に
は矩形断面を有する突出部が長平方向に向けて形成され
て固定側金型2のコツターブロック25に形成された研
削溝45に嵌合し、コツターブロック25とガイド部材
26(図示せず)で挾持された板状体43を図中左右方
向に摺動自在に保持する。板状体43の略中央部には板
状体43を斜めに横切る長穴44か穿設され、ピン37
を介して鍔付き柱状体30の先端に連結される。第7図
に示されるような型閉じの状態では、型開き方向に直交
するL字型の欠切部42の上部直線部か可動側金型3の
コツターブロック22に設けられた第2の係合部材であ
るピン23に係合して固定側金型2と可動側金型3との
離型が阻止される。
第8図に示されるように鍔付き柱状体30か後退すると
、長穴44の下側を押圧するピン37の分力を受ける板
状体43か図中左側に移動し、型開き方向に平行するL
字型の欠切部42の下部直線部が可動側金型3のコツタ
ーブロック22に設けられたピン23の位置に到達し、
欠切部42の上部直線部とピン23との係合か解除され
て、固定側金型2と可動側金型3との拘束が自動的に解
除される。
この実施例によれば、第7図に示されるような固定側金
型2と可動側金型3との拘束状態において固定側金型2
と可動側金型3とを引き離そうとする強力な力が作用し
ても、欠切部42の上部直線部がこの力を垂直に受は止
めるので、第1の係合部材である板状体43が横方向に
移動することはなく、不用意な離型が生じることはまっ
たくない。また、スプリング34の弾性力は、鍔付き柱
状体30のピン37が長穴44の上側を引張してその分
力により板状体43を第7図に示されるような原位置に
復帰させるだけで充分てあり、不用意な型開きを阻止す
るために弾性力を強化するような必要はまったくないの
で、金型修理等のメンテナンス時には、僅かな力で固定
側金型2と可動側金型3との拘束を解除することかでき
る。
以上、第1の係合部材と押圧部材とを固定側金型に設け
、第2の係合部材を可動側金型に設けた2つの実施例に
ついて説明したが、第1の係合部材と押圧部材とを可動
側金型に設け、第2の係合部材を固定側金型に設けても
良く、また、第1の係合部材の移動手段は各種のリンク
やカムおよびその他の直動機構等により適宜構成するこ
とかできる。
発明の効果 本発明の金型固定装置によれば、抑圧部材を押圧し後退
させて第1の係合部材と第2の係合部材との係合を解除
しない限り型閉じ状態にある金型が容易に解放されるこ
とはないから、保存や搬送もしくは金型交換のための着
脱過程に金型か不用意に離型して生じる金型の損傷や事
故を確実に防止することができ、しかも、金型が成形機
のプラテンに装着された状態では押圧部材かプラテンに
押圧されて後退することにより固定側金型と可動側金型
との拘束が自動的に解除されるから、金型の自動交換機
能を備えた成形機で金型を装着したのち直ちに成形作業
を開始することかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の金型固定装置を装着した金
型を示す上面図、第2図は第1図のA−A断面を示す図
、第3図および第5図は第1図に示される金型を第2図
にB−B断面に沿って示す図、第4図は同実施例の金型
固定装置の要部を抽出して示す図、第6図は同実施例の
金型固定装置の治具の一例を示す図、第7図および第8
図は別の実施例の金型固定装置を第2図のB−B断面に
対応して示す図である。 1・・・金型、2・・・固定側金型、3・・・可動側金
型、4・・・固定側取付はプレート、5・・・キャビテ
ィプレート、6・・・コアプレート、7・・・バックプ
レート、8・・・スペーサ、9・・・可動側取付はプレ
ート、10.11・・・エジェクタプレート、12・・
・サポータ、13・・・エジェクタピン郡、14・・・
リターンスプリング、15・・・ガイドピン、16・・
・スリーブ、1.7.18・・・研削溝、19・・・コ
アブロック群、20・・・コツターブロック、21・・
・研削溝、22・・・コツターブロック、23・・・ピ
ン(第2の係合部材)、24・・・ガイド部材、25・
・・コツターブロック、(26)・・・ガイド部材、2
7 =・ピン、28・・・アーム、28a・・・先端屈
曲部(第1の係合部材)、29・・・長穴、30・・・
鍔付き柱状体(押圧部材)、31.32・・・貫通孔、
33・・・盲穴、34・・・スプリング、35.36・
・・溝、37・・・ピン、38・・・捩子穴、39・・
・間通孔、40・・・当て板、41・・・ボルト、42
・・・欠切部、43・・・板状体(第1の係合部材)、
44・・・長穴、45・・・研削溝。 特許出願人  フ ァナッ り株式会社第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 テ T;41

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 固定側金型もしくは可動側金型のいずれか一方に、型開
    き方向に付勢されてプラテンに対する装着面から突出し
    、かつ、後退可能に保持された押圧部材と、前記押圧部
    材の後退と連動して型開き方向に対し略直角に移動可能
    とされた第1の係合部材とを設けると共に、他方の金型
    に、前記押圧部材が突出した状態で前記第1の係合部材
    に対し型開きを阻止すべく係合し、かつ、前記押圧部材
    が後退した状態で前記第1の係合部材との係合を解除さ
    れる第2の係合部材を設けたことを特徴とする金型固定
    装置。
JP2227939A 1990-08-31 1990-08-31 金型固定装置 Expired - Lifetime JP2816894B2 (ja)

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JP2227939A Expired - Lifetime JP2816894B2 (ja) 1990-08-31 1990-08-31 金型固定装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2937272A1 (fr) * 2008-10-17 2010-04-23 Genprod Ensemble de moulage et procede de verrouillage d'un ensemble de moulage
EP4272925A1 (en) * 2022-04-29 2023-11-08 Comercial de Utiles y Moldes, S.A. Safety device for injection molds
FR3138622A1 (fr) * 2022-08-04 2024-02-09 Safran Dispositif de fermeture d’un moule sous presse

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58222827A (ja) * 1982-06-22 1983-12-24 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形用金型の自動交換装置

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JP2816894B2 (ja) 1998-10-27

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