JPH0636969U - バン型トラック - Google Patents
バン型トラックInfo
- Publication number
- JPH0636969U JPH0636969U JP7478192U JP7478192U JPH0636969U JP H0636969 U JPH0636969 U JP H0636969U JP 7478192 U JP7478192 U JP 7478192U JP 7478192 U JP7478192 U JP 7478192U JP H0636969 U JPH0636969 U JP H0636969U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- opening
- upper door
- attached
- loading platform
- Prior art date
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- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 はね上げ方式の荷役用の荷台を下部扉とし、
はね上げ方式の上部扉を遠隔操作で開閉でき、雨水の侵
入しないバン型トラックを提供する。 【構成】 荷室3aの後方開口部の天井3b側に開閉装
置5f付きのはね上げ方式の上部扉8を取り付け、床3
c側にはね上げ方式の荷台5aを取り付け、荷台5aに
下部開閉装置5eと昇降装置5b,5dとを取り付け、
上部扉8の下端を庇状11に形成した。
はね上げ方式の上部扉を遠隔操作で開閉でき、雨水の侵
入しないバン型トラックを提供する。 【構成】 荷室3aの後方開口部の天井3b側に開閉装
置5f付きのはね上げ方式の上部扉8を取り付け、床3
c側にはね上げ方式の荷台5aを取り付け、荷台5aに
下部開閉装置5eと昇降装置5b,5dとを取り付け、
上部扉8の下端を庇状11に形成した。
Description
【0001】
本考案は、荷室後部扉及び荷役装置に特徴を有するバン型トラックに関するも のである。
【0002】
荷物輸送用自動車には、風雨や荷崩れなどによる損傷から荷物を守るため、内 部を荷室としたボディーを持つバン型トラックがあり、普及している。ところで 、バン型トラックのボディーの床面高さは、通常1m以上あるので、重い荷物の 積込み・荷下ろしを一人の作業員で行うことは困難であり、また、軽い荷物でも 積込み・荷下ろしを一度に沢山扱うことは困難である。したがって、従来のバン 型トラック1は、図3に示すように運転室(キャビン)2の後部に取り付けた箱 型のボディー3を設けたものであり、後部を開口し、ここに荷役装置5を備えた ものが多く使用されている。該荷役装置5は、通称テールゲートリフタとも言わ れ、荷台5aとその駆動用リンク5bとを備え、荷物4を路面Gとボディー3の 床(図示せず)との間を昇降させて荷役作業の作業性の向上を図っている。なお 、図3に示す符号6は手押し車であり、7は作業員である。
【0003】 ところで、荷台5aをボディー3の後ろに突き出したまま走行することは交通 法規上及び安全面から好ましくない。そこで荷台5aは、一般に図8に示すよう にはね上げ式とし立てて収納するようにしている。また、ボディー3の後部荷役 口の扉は、観音開き方式8a(図5)、シャッター方式8b(図6)、はね上げ 方式8c(図7)が多く採用されている。しかしながら、観音開き方式8a及び シャッター方式8bは、雨中での荷役中に後部開口から直接荷室3a内に雨が吹 き込むので、雨中の作業ができず、結局屋根がある場所での荷役作業に限られる という問題がある。その点、はね上げ方式8cは、はね上げると荷台5aが屋根 の役をするので雨中荷役作業が可能となる。ところでボディー3の高さは2m以 上に達するものも多い。したがって、はね上げ方式8cだけで後部開口を閉止す ると、後ろに扉が長く突き出し、市街地での荷役作業が事実上不可能になる。
【0004】 そこで、従来のバン型トラック1は、荷役作業性と雨に対する対策とを両立さ せるために、図8に示すように荷台5aをはね上げ方式として荷室3aの扉とし て使用し、その上に上部扉8を取り付け、2枚構成のはね上げ方式の扉としたも のが使用されている。以下に、その実際の構造を図9に示す構造によって説明す る。
【0005】 図9において、上部扉8を、天井3bの開口辺に蝶番8dではね上げ自在に取 り付け、作動補助用のガス封入シリンダー8eを取り付けている。該ガス封入シ リンダー8eは、封入ガスにより常時駆動杆(図示せず)を押し出して上部扉8 を開方向に付勢している。したがって上部扉8は人力により閉方向に付勢しない と閉止することができない。
【0006】 荷台5aは、荷室3aの床3cに取り付けたリンク5bの支店5cに取り付け 、回動自在としている。前記リンク5bによって荷台5aは水平を保って、床3 cと路面G(図3)との間を昇降することができる。図9において、符号5dは リンク5bを回動させる油圧シリンダーであり、5cは荷台5aのはね上げ用油 圧シリンダーである。
【0007】 次に、荷台5aを下部扉として使用した場合の雨漏り対策について図9によっ て説明する。図9において、蝶番8dの内側をパッキング9aでシールし、床3 cと荷台5aとの間(側壁も同様)はパッキング9bでシールしている。そして 、上部扉8の下端と荷台5aの上端との間は、上部扉8の幅方向に板状ブラケッ ト9cを取り付け、これに固定したパッキング9dによってシールしている。
【0008】
ところで、図9に示すように、雨滴10が上部扉8を伝わって矢印のように流下 すると、走行中の揺れなどのためパッキング9dのシールが緩み、矢印10aで示 すように荷室3a内に雨水が侵入するという問題がある。更に、上部扉8を閉止 する際には、作業員7が荷台5aに乗り、先ず手で上部扉8を閉止させ、次いで 荷台5aをはね上げて収納動作をする必要があるという問題がある。
【0009】 本考案は、以上の問題に着目してなされたものであり、前記荷台をはね上げ方 式の下部扉として使用し、また、開放した際に荷台の屋根となるように、はね上 げ方式の上部扉を取り付け、しかも作業員が荷台に乗らないでも上部扉を開閉で き、また、走行の振動で雨漏りを起こすおそれのないバン型トラックを提供する ことを目的としている。
【0010】
以上の目的を達成するための本考案のバン型トラックの構成は、運転室の後部 に設けた荷室の後方を開口し、該開口の天井側にはね上げ方式、且つ開閉装置付 きの上部扉を取り付け、また、前記開口の床側に下部扉を兼ねるはね上げ方式の 荷役用荷台を取り付け、該荷台に、荷台を回動させて閉止姿勢と荷役作業姿勢と に制御する下部開閉装置と、荷台を荷室の床と路面との間を昇降させる昇降装置 とを取り付け、上部扉の下端を、前記開口を閉止した状態の荷台の上辺を覆う庇 状に形成したものである。
【0011】 前記2つの開閉装置及び昇降装置の駆動手段は、油圧装置又は電動装置を使用 することができるが、本考案はこれに限定されない。 前記上部扉の下端を庇状とする手段は、荷台兼用の下部扉の上辺を覆うように 形成すればよく、上部扉の下端の外側を内側より突き出し、その分荷台の上端の 外側を削った形状にしてもよく、また庇状部材を取り付けてもよい。原則的には パッキングを特に必要としないが、更にパッキングを取り付けシールすることも できる。
【0012】
前記上部扉の下端を庇状とする手段は、下部扉兼用の荷台の上辺を外側から覆 い、上部扉と下部扉との隙間からの雨水の侵入を防ぐ作用があり、また、前記上 部扉に取り付けた開閉装置は、作業員が一々荷台に乗り、手で上部扉を開閉させ る必要をなくし作業能率を向上させる作用が得られる。
【0013】
以下添付の図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1に示す本実施例のバン型トラック1は、図9によって説明した従来のバン 型トラック1と異なり、上部扉8の開閉装置を油圧シリンダー5fで構成し、作 業員(図示せず)は荷台5aに乗らないでも、遠隔操作によって上部扉8を開閉 できるようにした。また、上部扉8の下端に、下部扉を兼ねる荷台5aの上端を 外側から覆う(図1の状態)庇状部材11を取り付け、該庇状部材11にパッキング 9dを取り付けて荷台5aとの間をシールするようにした。その他は、図9で説 明した従来のバン型トラック1と同様の構造としたので、同様の部材には同じ符 号を付し説明を省略する。
【0014】 以上のように構成した本実施例の上部扉8と下部扉を兼ねる荷台5aとを開く と図2に示した状態となる。本実施例では庇状部材11によって、はね上げた荷台 5aの上端を覆う構造としたために、荷台5aを開くには、図3に示すように上 部扉8を同時に開く必要がある。しかしながら、本考案においては前記のとおり 上部扉8を油圧シリンダー5fで開閉するようにしたので、作業員が荷台5aに 乗る必要がなく、作業性、安全性が向上する。
【0015】 更に走行中に雨が降り、図1に矢印で示すように雨水が上部扉8を流下し、し かも走行中の揺れでパッキング9dのシール性能が低下した場合でも、流下する 雨水が荷室3a内に侵入することを防止でき、水濡れ厳禁の荷物の積載を可能に している。
【0016】
以上説明したように本考案のバン型トラックは、荷室の後部荷役口を閉止する 扉を、はね上げ方式の上部扉と下部扉とで構成し、下部扉を荷役用荷台として使 用するようにし、また、上部扉で荷台の上端を覆うようにしたので、走行中の振 動で雨水が荷室内に侵入する恐れがない。したがって、トラック輸送の信頼性、 特に水濡れを嫌う荷物の輸送に対する信頼性を高めることがてきる。しかも、前 記上部扉を開閉装置で駆動するようにしたので、一々荷台に作業員が乗って上部 扉を開閉する必要がなく、荷役作業の作業性及び安全性を向上させることができ る。
【図1】本考案の実施例によるバン型トラックの要部断
面図である。
面図である。
【図2】図1の扉を開いた様子を示す要部斜視図であ
る。
る。
【図3】図1に示した上下扉の位置関係を説明する図で
ある。
ある。
【図4】従来のバン型トラックの要部断面図である。
【図5】従来のバン型トラックに観音開き方式の扉を取
り付けた様子を示す要部斜視図である。
り付けた様子を示す要部斜視図である。
【図6】従来のバン型トラックにシャッター式の扉を取
り付けた様子を示す要部斜視図である。
り付けた様子を示す要部斜視図である。
【図7】従来のバン型トラックにはね上げ方式の扉を取
り付けた様子を示す要部斜視図である。
り付けた様子を示す要部斜視図である。
【図8】従来のバン型トラックにおいて、はね上げ方式
の上下扉の位置関係を説明する図である。
の上下扉の位置関係を説明する図である。
【図9】図8の詳細を説明するための要部断面図であ
る。
る。
1 バン型トラック 2 運転室 3a 荷室 3b 天井 3c 床 5a 荷台 5b リンク(昇降装置) 5d 油圧シ
リンダー(昇降装置) 5e 油圧シリンダー(下部開閉装置) 5f 油圧シ
リンダー(開閉装置) 8 上部扉 9a パッキ
ング 9b パッキング 9d パッキ
ング 11 庇状部材 G 路面
リンダー(昇降装置) 5e 油圧シリンダー(下部開閉装置) 5f 油圧シ
リンダー(開閉装置) 8 上部扉 9a パッキ
ング 9b パッキング 9d パッキ
ング 11 庇状部材 G 路面
Claims (1)
- 【請求項1】 運転室の後部に設けた荷室の後方を開口
し、該開口の天井側にはね上げ方式、且つ開閉装置付き
の上部扉を取り付け、また、前記開口の床側に下部扉を
兼ねるはね上げ方式の荷役用荷台を取り付け、該荷台
に、荷台を回動させて閉止姿勢と荷役作業姿勢とに制御
する下部開閉装置と、荷台を荷室の床と路面との間を昇
降させる昇降装置とを取り付け、上部扉の下端を、前記
開口を閉止した状態の荷台の上辺を覆う庇状に形成した
バン型トラック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7478192U JPH0636969U (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | バン型トラック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7478192U JPH0636969U (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | バン型トラック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636969U true JPH0636969U (ja) | 1994-05-17 |
Family
ID=13557181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7478192U Pending JPH0636969U (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | バン型トラック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636969U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101380917B1 (ko) * | 2012-07-12 | 2014-04-02 | 허욱평 | 화물차용 적재함의 개폐장치 |
JP2017013602A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 中国電力株式会社 | 移動式爆発物検査用車両 |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP7478192U patent/JPH0636969U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101380917B1 (ko) * | 2012-07-12 | 2014-04-02 | 허욱평 | 화물차용 적재함의 개폐장치 |
JP2017013602A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 中国電力株式会社 | 移動式爆発物検査用車両 |
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