JPH0636894B2 - 給気付塗装ブ−ス - Google Patents

給気付塗装ブ−ス

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JPH0636894B2
JPH0636894B2 JP60213692A JP21369285A JPH0636894B2 JP H0636894 B2 JPH0636894 B2 JP H0636894B2 JP 60213692 A JP60213692 A JP 60213692A JP 21369285 A JP21369285 A JP 21369285A JP H0636894 B2 JPH0636894 B2 JP H0636894B2
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JP
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air
air supply
filter
static pressure
supply chamber
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JP60213692A
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JPS62197174A (ja
Inventor
雄三 伊藤
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トリニテイ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車塗装等を行う比較的大型の給気付塗装
ブースであって、空調装置から給気室内に供給された清
浄空気をフィルタを通じて塗装ブース内に均一に押し込
み、該ブース内を所定の風速で流下せられる空気を塗料
ミスト,蒸発有機溶剤等と共に床下から吸引排出するよ
うに成された給気付塗装ブースに関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来一般の給気付塗装ブースは、第4図に示すように、
空調装置1から送風ファン2で清浄空気が送給される給
気室3と、給気室3内に送給された清浄空気がダストフ
ィルタ4を通じて押し込まれる塗装ブース5と、塗装ブ
ース5内の空気を塗料ミスト,蒸発有機溶剤等と共に整
流板で成る床面6下に吸引排出する排気処理室7とから
構成されている。
ところで、自動車塗装を行う給気付塗装ブースにあって
は、吹付塗装によって発生した塗料ミスト,蒸発有機溶
剤が塗装ブース5内に舞い上がって塗膜不良を生じた
り、作業者の健康を害することがないように、給気室3
から塗装ブース5内に押し込まれる清浄空気を塗装ブー
ス5の全域にわたって約0.2〜0.5m/sec 程度の
均一な風速で流下させることが要求されている。
ここで、例えば幅6mの塗装ブース5内に給気室3から
0.4m/sec の風速で清浄空気を押し込む場合には、
塗装ブース5の長さ50mあたり通常約7,200m3 /min 程
度の大量の清浄空気を給気室3内に送給しなればならな
い。しかし、送風ファン2で給気室3内にこのような大
風量の清浄空気を送給した場合には、該空気が給気室3
内で激しく流動して塗装ブース5内に均一な風速で押し
込むとができないという問題がある。
したがって、従来においては、図示の如く給気室3を整
流フィルタ8を介して上下に二分割し、送風ファン2で
空調装置1から清流空気が直接送給される動圧室3a
と、動圧室3a内に送給された流動空気が整流フィルタ
8を通じて均等な風圧で供給される静圧室3bとを設
け、該静電圧3b内からダストフィルタ4を通じて清浄
空気が塗装ブース5内の全域に均一な風速で押し込まれ
るようにしている。
しかしながら、給気室3をこのように動圧室3aと静圧
室3bとから成る上下二段構造にすると給気室3の高さ
が非常に高くなり、塗装工場によってはその建屋内に給
気付塗装ブースを設置できないという問題があった。
〔発明の目的〕
そこで本発明は、動圧室と静圧室とが上下二段に形成さ
れた従来の給気室から下段の静圧室を無くし、該静圧室
の高さに相当する分だけ給気室の高さを低くして屋根の
低い塗装工場の建屋内にも給気付塗装ブースの設置を可
能にすることを目的とする。
〔発明の構成〕
この目的を達成するために、本発明は、空調装置から送
給された清浄空気を塗装ブースの天井部に配設されたフ
ィルタを通じて該ブース内に均一に押し込む給気室を具
備した給気付塗装ブースにおいて、空調装置から給気室
内に送給された動圧状態の清浄空気を空気取込口から整
流して取り込んで前記フィルタを通じて塗装ブース内に
導入させる複数の静圧ボックスが、前記フィルタ上に載
設されると共に、給気室内の長手方向に沿って前記フィ
ルタの上面を閉ざすように列設されていることを特徴と
する。
〔発明の作用〕
本発明によれば、空調装置から清浄空気が送給される給
気室内にその長手方向に沿って複数の静圧ボックスが列
設され、該給気室内に送給されて流動する清浄空気が各
静圧ボックス内にその空気取込口から整流して取り込ま
れ、各静圧ボックス内から塗装ブースの天井部に配設さ
れたフィルタを通じて該ブース内に均一な風速で導入さ
れる。
したがって、空調装置から清浄空気が直接送給されて動
圧室となる給気室内に静圧ボックスで成る静圧室が形成
されることとなり、当該給気室の高さは従来の給気室内
に形成された動圧室の高さに相当する高さだけでよいか
ら、静圧室の高さ分だけ低くすることができる。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて具体的に説
明する。
第1図は本発明による給気付塗装ブースの給気室を示す
正面図、第2図および第3図は夫々その給気室内に列設
される静圧ボックスの断面図および斜視図である。
給気室3は、塗装ブース5の天井部に配設されるフィル
タ4を介して該ブース5の上部に形成され、空調装置1
から送給される所要風量の清浄空気を導入し得るに十分
な容積を確保した最低限の高さに選定されている。
給気室3内には、その長手方向に沿って左右に一列ずつ
所定の高さを有する複数の静圧ボックス10R,10R
…および10L,10L…が列設されている。
各静圧ボックス10Rおよび10Lは、その上面に整流
フィルタ又は整流格子11を配設して成る空気取込口1
2が形成されると共に、その底面が開放されている。
これらの静圧ボックス10R,10R…および10L,
10L…は、第1図鎖線図示の如く左右に隣接する静圧
ボックス10Rおよび10Lが互いに離隔するように上
方に回転可能に成されている。即ち、各静圧ボックス1
0Rおよび10Lは夫々その下端にフィルタ押え枠13
が一体的に固設され、静圧ボックス10Rの左側下端部
および静圧ボックス10Lの右側下端部が夫々ィルタ押
え枠13と共に蝶番14で上方に回転可能に取り付けら
れて、塗装ブース5の天井部に架設されたフィルタ支持
フレーム15上にあるフィルタ4の上面を開放し得るよ
うに成されている。
また、静圧ボックス10Rの右側下端部および静圧ボッ
クス10Lの左側下端部には、夫々静圧ボックスを持ち
上げるための把手16が取り付けられると共に、各静圧
ボックス10R,10Lをフィルタ4上に固定するため
のクレセント17が取り付けられている。
なお、整流格子11の各スリット18,18…は、第3
図に示す如く夫々方形筒状に形成されている。
以上が、本発明による給気付塗装ブースの一例構成であ
り、次にその作用および効果について説明する。
まず、空調装置1から送風ファン2で給気室3内に送給
されて動圧状態にある清浄空気が、給気室3内に長手方
向に沿って列設された静圧ボックス10R,10R…お
よび10L,10L…各の空気取込口12に配設された
整流格子11のスリット18,18…を通じて整流され
て各静圧ボックス10R,10L内に均一に導入され、
静圧状態となってフィルタ4を通じて塗装ブース5内に
均一な風速で押し込まれる。
したがって、本発明によれば、従来の如く給気室3内に
整流フィルタを介して動圧室と静圧室とを上下二段に形
成する必要がなく、動圧室内に静圧ボックス10Rおよ
び10Lを列設して成る静圧室が形成されることとなる
から、給気室3の高さを従来の静圧室に相当する高さ分
だけ低くすることができる。
なお、実施例では空気取込口12を各静圧ボックス10
R,10Lの上面に形成した場合について説明したが、
これに限らずその側面に形成する場合でってもよい。ま
た、実施例では空気取込口12に整流格子11を配設し
た場合について説明したが、これに限らず所定の空気抵
抗を有する整流フィルタや多数の穿孔を有するパンチン
グメタル等を配設する場合であってもよい。
次に、時間の経過に伴ってフィルタ4が汚れた場合に
は、作業者が給気室3内に入って各静圧ボックス10R
および10Lを固定するクレセント17を掛け外して把
手16を持って上方に持ち上げ、隣接する静圧ボックス
10R,10Lを蝶番14を支点として互いに離隔する
ように上方に回転させてフィルタ4の上面を開放する。
このとき、フィルタ4をフィルタ支持フレーム15上に
押圧支持するフィルタ押え枠13も各静圧ボックス10
R,10Lと共に上方に回転してフィルタ4から離脱せ
られ、フィルタ4を新しいものと容易に交換することが
できる。
フィルタ4の交換作業が終了すると、各静圧ボックス1
0R,10Lを下方に回転させ、フィルタ押え枠13と
共に再びフィルタ4を押圧した状態でクレセント17を
掛け止めて固定する。
したがって、実施例によれば、左右一列に列設された各
静圧ボックス10Rおよび10Lが上方に回転してフィ
ルタ4の上面が総て開放され、フィルタ4の交換作業が
極めて容易になるという特に優れた効果がある。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、空調装置から給気
室内に送給されて動圧状態にある清浄空気が、該給気室
内にその長手方向に沿って列設された静圧ボックスの空
気取込口から整流して取り込まれ、各静圧ボックス内で
静圧されてから塗装ブース内に均一に押し込まれるよう
に成されており、空調装置から清浄空気が直接送給され
る動圧室内の静圧ボックスで成る静圧室が形成されてい
ることとなるから、給気室の高さを従来の給気室に形成
された静圧室の高さに略相当する分だけ低くすることが
できるという優れた効果がある。
したがって、屋根の低い塗装工場の建屋内に給気付塗装
ブースを設置することも容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による給気付塗装ブースの給気室を示す
正面図、第2図および第3図は夫々その給気室に列設さ
れる静圧ボックスの断面図および斜視図、第4図は従来
の給気付塗装ブースを示す正面図である。 符号の説明 1……空調装置、2……送風ファン、3……給気室、4
……フィルタ、5……塗装ブース、10R,10L……
静圧ボックス、11……整流格子、12……空気取込
口、13……フィルタ押え枠、14……蝶番、15……
フィルタ支持フレーム、16……把手。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調装置から送給された清浄空気を塗装ブ
    ース(5)の天井部に配設されたフィルタ(4)を通じ
    て該ブース(5)内に均一に押し込む給気室(3)を具
    備した給気付塗装ブースにおいて、空調装置から給気室
    (3)内に送給された動圧状態の清浄空気を空気取込口
    (12)から整流して取り込んで前記フィルタ(4)を通
    じて塗装ブース(5)内に導入させる複数の静圧ボック
    ス(10R,10L)が、前記フイルタ(4)上に載設され
    ると共に、給気室(3)内の長手方向に沿って前記フィ
    ルタ(4)の上面を閉ざすように列設されていることを
    特徴とする給気付塗装ブース。
  2. 【請求項2】前記各静圧ボックス(10R,10L)が給気
    室(3)内に左右一列ずつ列設され、左右に隣接する静
    圧ボックス(10R,10L)同士が互いに離隔するように
    上方に回転して前記フィルタ(4)の上面が開放される
    ように成された前記特許請求の範囲第1項記載の給気付
    塗装ブース。
JP60213692A 1985-09-28 1985-09-28 給気付塗装ブ−ス Expired - Lifetime JPH0636894B2 (ja)

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JP60213692A JPH0636894B2 (ja) 1985-09-28 1985-09-28 給気付塗装ブ−ス

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JP60213692A JPH0636894B2 (ja) 1985-09-28 1985-09-28 給気付塗装ブ−ス

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JPS62197174A JPS62197174A (ja) 1987-08-31
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0576512U (ja) * 1992-03-31 1993-10-19 トヨタ自動車株式会社 給気付塗装ブースのエアフィルタ
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6014964A (ja) * 1983-07-05 1985-01-25 Taikisha Ltd 塗装ブ−ス

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