JPH0636823Y2 - 中 栓 - Google Patents

中 栓

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JPH0636823Y2
JPH0636823Y2 JP13768889U JP13768889U JPH0636823Y2 JP H0636823 Y2 JPH0636823 Y2 JP H0636823Y2 JP 13768889 U JP13768889 U JP 13768889U JP 13768889 U JP13768889 U JP 13768889U JP H0636823 Y2 JPH0636823 Y2 JP H0636823Y2
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JP
Japan
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thin
protrusion
ceiling
opening
cylindrical
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JP13768889U
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信 田中
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日東化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、液体の芳香剤が収容された容器の開口部に
取り付ける中栓に関する考案である。
〔従来の技術〕
一般に、芳香剤等の揮発性液体を収容した容器は、第7
図(a)および(b)に示すような中栓30によつて栓を
されている。この中栓30は、弾性体製の有天の円筒状体
21からなり、天井部21a上面の周端に突起23が形成さ
れ、この突起23の上端にリング体22が連結されている。
20は上記円筒状体21の周壁下端に形成された大径のフラ
ンジ部、25は上記フランジ部20の内周縁部から下向きに
垂設された筒部である。また、29は上記筒部25の周壁の
略中央に周方向に形成された突条である。なお、上記円
筒状体21とフランジ部20の連結部は全周にわたつて薄肉
部24に形成されている。
上記のように構成された中栓30は、第8図に示すよう
に、容器27の開口部に筒部25を差し込むことによつて取
り付けられる。このとき、容器27側の開口部内周へこみ
部27aに上記筒部25の突条29が嵌合するため、中栓30は
容易に外れない状態になる。なお、上記筒部25の内側に
は、容器27内の液体を開口部近傍まで吸い上げるための
棒状の芯体28が嵌挿されている。この容器27内の芳香剤
を徐々に揮発させて使用する場合には、まずリング体22
に手指をかけてリング体22を手前に引く。そのリング体
22を引く力が、突部23を介して有天円筒体21へとはたら
き、この有天円筒体21の周壁下端の薄肉部24に引つ張り
応力として作用する。これによつて薄肉部24の一部に切
れ目が生じ、その切れ目が薄肉部24に沿つて広がる。そ
して、ついには切れ目の上部部分であるフランジ部20の
連なる有天円筒体21の上部部分が切り取られ、フランジ
部20の内側に開口が形成され、その開口から芳香剤が揮
発して芳香作用を生じるようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記中栓30は、薄肉部24が有天円筒体21
とフランジ部20の連結部に形成されており、リング体22
をつなぐ突起23から離れた位置にあるため、リング体22
を引く力が薄肉部24全体に間接的に加わるようになつて
いる。そのため、強くリング体22を上斜め方向に引き上
げなければ薄肉部24まで力が及ばない。ところが、リン
グ体22を強く引きすぎると、リング体22と有天円筒体21
とを連結する突起23が先に切れてしまい開口できなくな
つたり、開口させることはできても中栓30の開口の縁部
が伸びていびつになるという問題を生じる。
この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、簡
単に開口でき開口縁部がいびつになることのない中栓の
提供をその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案の中栓は、全体が
弾性体製で、有天筒状体の天井部の略中央に開口部が形
成され、その開口部を囲うように天井部の裏面に筒状部
が垂設され、上記開口部の周縁を上方に延ばし蓋して有
天筒状の凸部が形成され、その凸部の天井部の上面の端
部に突起が形成され、その突起の上端にリング部が連結
され、上記凸部の天井部に上記突起の根元部から左右に
延びる第1の薄肉部が形成され、上記両薄肉部の先端部
からそれぞれ凸部の周壁下端部にかけて延びる第2の薄
肉部Bが形成され、上記第2の薄肉部の両方の下端部を
上記突起形成側と反対側を通つて結ぶように凸部の周壁
下端に沿つて第3の薄肉部が形成されているという構成
をとる。
〔作用〕
すなわち、この考案の中栓は、上部が小径の筒部で下部
が大径の筒部の有天の2段筒状で、薄肉部が小径筒部の
天井部周端から小径筒部の下部周端にかけて小径筒部の
全周に立体的に形成されている。このように立体的に薄
肉部を形成すると、リング体を引つ張る応力が、従来の
中栓のように薄肉部全体に間接的にはたらくのではな
く、リング体を連結している天井部の薄肉部の部分に直
接、かつ集中的にはたらく。したがつて、強くリング体
を引つ張らなくとも簡単に開口させることができ、開口
縁部もいびつにならない。
つぎに、この考案を実施例について説明する。
〔実施例〕
第1図(a),(b)および第2図は、この考案の中栓
の一実施例を示している。この中栓は、プラスチツク製
で、有天の円筒体2の天井部2aの略中央に開口部が形成
され、その開口部の周縁を上方に延ばして有天の筒部1
が形成された2段筒状になつている。4は上記開口部9
の周縁から下向きに形成された筒状部、5は円筒体2の
内周面下端に周方向に形成された突条である。また、7
は上記筒部1の天井部の周端に形成された突起で、その
突起7の上端に手指をかけて引つ張るためのリング体3
が連結されている。そして、上記筒部1の天井部1aの周
縁部には、上記突起7の根元部およびその左右の一定の
部分が薄肉部に形成されている。これを、中栓19を下か
ら見上げた第3図に、Aで示す。そして、この薄肉部A
の左右の両端部aをそれぞれ筒部1の下端部まで垂直に
延ばした周壁部分が、第1図(b)および第4図(中栓
19を見下ろした図)に示すように薄肉部Bに形成されて
いる。さらに、この薄肉部Bの下端部b同士(図面では
向こうがわの薄肉部Bおよび下端部bは見えない)を上
記突起7の形成側と反対に向かつて上記筒部1の周壁下
端部に沿つて延ばした部分が、薄肉部Cに形成されてい
る。なお、6は筒状部4の内周に上下方向に形成された
後述する芯体10の抜け止め用の係合突条である。また、
8は円筒体の外周壁の略中央に周方向に沿つて形成され
た盛り上がり部である。
上記中栓19は、例えば第5図に示すように、円筒体2と
筒状部4の間に容器9の口部13aを差し込むようにして
取り付けられる。このとき、中栓19の突条5が容器9の
口部13aの外周へこみ部13と係合して容易に外れない状
態となる。また、上記中栓19の外側には、さらに開閉式
の蓋付キヤツプ16が被せられる。上記蓋付キヤツプ16
は、上縁部が内側に曲成され中栓19の円筒体と嵌合する
キヤツプ部14と、このキヤツプ部14にヒンジ15aを介し
て開閉自在に取り付けられる蓋部15とからなる。
なお、上記容器9の中には、容器9の口部13aから容器
底部にとどく合成繊維製の棒状の芯体10が入れられてい
る。上記芯体10は、すでに説明したように、容器9内の
液体芳香剤を吸い上げるためのもので、図示のようにそ
の上端部が中栓19の筒状部4の内側に嵌挿されている。
そして、上記筒状部4の内壁に設けられた係合突条部6
が、上記芯体10の外周面にくい込んで芯材10が下に脱落
しないように保持している。ただし、上記芯材10は、第
6図に示すように、外周面を縦方向に延びる溝部11が形
成されている。この溝部11は、中栓19の筒状部4の内側
に芯体10を嵌挿させやすくすると同時に、空気穴の役目
も果たす。すなわち、中栓19を開口した場合、容器9に
充填された液体が熱膨脹によつて急激に突出することを
防止する役目を果たす。
上記中栓19を開口して発揮させ使用する場合には、まず
第5図の状態の蓋15を開蓋し、リング体3に手指をかけ
て手前に引つ張る。この引つ張り応力が突起7を介して
筒部1の天井部1aに形成された薄肉部Aに直接はたら
く。そして、点Pに切れ目が生じ、左右に切れ目がひろ
がつて薄肉部Aの端部aに達する。つぎに薄肉部Bに切
れ目がひろがり、さらに、薄肉部Bの下端部bに達す
る。そして、薄肉部Cに切れ目がひろがつて最後に筒部
1が切り離されて中栓19の円筒体2の天井部2aが薄肉部
A,BおよびCに沿つて開口する。これにより、容器9内
の芳香剤が揮発し、芳香作用を生じるようになる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案の中栓は、上部が小径の筒部で
下部が大径の筒部の有天の2段筒状で、薄肉部が小径筒
部の天井部周端から小径筒部の下部周端にかけて小径筒
部の全周に立体的に形成されている。このように立体的
に薄肉部を形成すると、リング体を引つ張る応力が、従
来の中栓のように薄肉部に間接的にはたらくのではな
く、リング体を連結している天井部の薄肉部直接はたら
きこの薄肉部から順次周方向に切れ目がひろがつて切り
離しが達成されるようになつている。したがつて。強く
リング体を引つ張らなくしても簡単に開口することがで
きるようになる。また、開栓された後の開口もいびつに
ならず見栄えがよい。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はこの考案の一実施例を示す斜視図、同図
(b)はその側面図、第2図は上記実施例の縦断面図、
第3図はその底面図、第4図はその平面図、第5図は上
記実施例品の使用態様を示す縦断面図、第6図は上記実
施例品の使用時に用いる芯体の説明図、第7図(a)は
従来例を示す側面図、同図(b)はその正面図、第8図
は上記従来品の使用態様を示す縦断面図である。 1…突部、1a…天井部、2…有天筒状体、2a……天井
部、3…リング体、4…筒状部、7…突起、A,B,C…薄
肉部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体が弾性体製で、有天筒状体2の天井部
    2aの略中央に開口部が形成され、その開口部を囲うよう
    に天井部2aの裏面に筒状部4が垂設され、上記開口部の
    周縁を上方に延ばし蓋して有天筒状の凸部1が形成さ
    れ、その凸部1の天井部1aの上面の端部に突起7が形成
    され、その突起7の上端にリング部3が連結され、上記
    凸部1の天井部1aに上記突起7の根元部Pから左右に延
    びる第1の薄肉部Aが形成され、上記両薄肉部の先端部
    からそれぞれ凸部1の周壁下端部にかけて延びる第2の
    薄肉部Bが形成され、上記第2の薄肉部Bの両方の下端
    部を上記突起7形成側と反対側を通つて結ぶように凸部
    1の周壁下端に沿つて第3の薄肉部Cが形成されている
    ことを特徴とする中栓。
JP13768889U 1989-11-27 1989-11-27 中 栓 Expired - Lifetime JPH0636823Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13768889U JPH0636823Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 中 栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13768889U JPH0636823Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 中 栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0375745U JPH0375745U (ja) 1991-07-30
JPH0636823Y2 true JPH0636823Y2 (ja) 1994-09-28

Family

ID=31684833

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13768889U Expired - Lifetime JPH0636823Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 中 栓

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JP4670066B2 (ja) * 2001-05-18 2011-04-13 株式会社ニノ・カータ 介護用移動装置
JP5099772B2 (ja) * 2008-05-27 2012-12-19 独立行政法人産業技術総合研究所 車いす駆動装置

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