JPH0636695U - 玩具用変色具 - Google Patents
玩具用変色具Info
- Publication number
- JPH0636695U JPH0636695U JP8030092U JP8030092U JPH0636695U JP H0636695 U JPH0636695 U JP H0636695U JP 8030092 U JP8030092 U JP 8030092U JP 8030092 U JP8030092 U JP 8030092U JP H0636695 U JPH0636695 U JP H0636695U
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- Japan
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- thermochromic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 氷片、冷水又は温水等を冷熱又は熱媒体とし
て簡易に熱変色素材を変色させる玩具用変色具を提供す
る。 【構成】 前記冷熱又は熱媒体を容器内に充填し、前記
容器底面部33を対象の熱変色素材に接触させ、接触部
位を変色させる変色具であって、前記容器3は、栓部材
4を着脱自在に密栓可能な開口部31を備えた容筒部3
2と、膜状体からなる底面部33から構成される。 【効果】 底面部33は使用時にあって、凸面状且つ弾
発性であり、対象の熱変色面との密接性が保たれ、比較
的大面積であってもムラのない変色を与える。
て簡易に熱変色素材を変色させる玩具用変色具を提供す
る。 【構成】 前記冷熱又は熱媒体を容器内に充填し、前記
容器底面部33を対象の熱変色素材に接触させ、接触部
位を変色させる変色具であって、前記容器3は、栓部材
4を着脱自在に密栓可能な開口部31を備えた容筒部3
2と、膜状体からなる底面部33から構成される。 【効果】 底面部33は使用時にあって、凸面状且つ弾
発性であり、対象の熱変色面との密接性が保たれ、比較
的大面積であってもムラのない変色を与える。
Description
【0001】
本考案は玩具用変色具に関する。さらに詳細には、氷片、冷水又は温水を容器 内に充填し、前記容器底面を対象の熱変色素材に接触させ、接触部位を変色させ る軽便な玩具用変色具に関する。
【0002】
熱変色性玩具を熱変色させるペン形態の変色具は、実開平2−106299号 公報等に開示されている。この種の変色具にあっては、変色文字や変色記号等の 形成や小面積を変色させるのに有効であるが、比較的大面積を一度に変色させる には不便であった。
【0003】
本考案は、熱変色性玩具要素と組み合わせて適用され、家庭等にあって幼児等 が簡易に変色遊びができる玩具用変色具を提供しようとするものである。
【0004】
本考案変色具を図面について説明する(図1〜図3参照)。 本考案玩具用変色具1は、氷片、冷水又は温水等の冷熱又は熱媒体2を容器3 内に充填し、前記容器底面部33を対象の熱変色素材5に接触させ、接触部位を 変色させる玩具用変色具であって、前記容器3は、栓部材4を着脱自在に密栓可 能な開口部31を備えた容筒部32と、膜状体からなる底面部33から構成され ていることを特徴とする。
【0005】 前記において、栓部材4と開口部31はネジ係合或いは嵌合させる構造が有効 であり、容筒部32は、プラスチック材による射出成形体、その他アルミニウム 材、その他の基材による成形体であってもよい。中でも、透明乃至半透明のプラ スチック材によるものは、材料自体が非熱伝導性であり熱損失が少ない上、冷熱 又は熱媒体2の収容状態も視覚されるので有効である。 膜状体は、ゴム、各種エラストマー等からなる薄膜であり、容器内に収容の冷 熱又は熱媒体2の荷重あるいは密栓時の空気圧により、弾性変形して凸面状に変 形し、圧力の開放により復元可能な弾性を備えたものであれば有効である。 前記膜状体は、容筒部下端に液漏れがないように接着その他の手段により取り 付けられる。
【0006】
容筒の開口部31より、氷片、冷水又は温水等の冷熱又は熱媒体2が取り入れ られた後、栓部材4を装着して、冷却変色具又は加熱変色具1が構成される。 この際、容器の底面部33は、膜状体により構成されているので、前記冷熱又 は熱媒体2の荷重或いは栓部材4の密栓時の内部空気の加圧により凸面状に変形 した底面部33を形成する。前記変形状態の底面部33は、冷熱又は熱媒体2の 荷重と相まって弾発的な冷熱又は加熱面を形成し、対象の熱変色素材面と密接し てムラのない変色面を形成できる。従って、熱変色性素材が多少の凹凸面であっ ても効果的に変色させることができる。
【0007】
【0008】 実施例1(第1図乃至第3図参照) 開口部31と把手付栓部材4は螺合により密栓可能に構成され、容筒部32は ポリスチロール系樹脂による成形体であり、下端は直径6cmの円形状に構成さ れている。前記容筒部32の下端には、ゴム質からなる膜状体が水密状態に接合 され、底面部33を構成する。 前記容器3に氷片を含む冷水を全収容スペースの約70%量注入した後、栓部 材4を密栓して凸面状の底面部33を形成し、冷却変色具1を構成した。
【0009】 実施例2 前記実施例1と同様にして構成した変色具に、約45℃の温水を注入して加熱 変色具1を構成した。
【0010】 適用例1 可逆熱変色層により回答要素を隠蔽した構成の幼児用絵本5〔黄色の非変色性 インキにより、バナナノ絵柄及び文字が印刷形成され、前記非変色層を覆い、4 0℃に変色点をもち、40℃未満で緑色を呈し、40℃以上で消色する可逆熱変 色層が重ね刷りされている〕に、前記実施例2の変色具1の底面部33を当接さ せたところ、該層は消色して非変色層が顕出し、回答を判別させた。暫くすると 、前記非変色層は、緑色に着色した熱変色層により隠蔽状態に復した。
【0011】 適用例2 室温(25℃)下、熱変色性シート5〔白色の生地に色彩記憶性感温色素(赤 色から無色、無色から赤色に準可逆的に変色する:低温側変色点18℃、高温側 変色点35℃を含む色材をコートしてなる)をコートしてなる〕に、実施例1の 冷却変色具1の底面部33を当接させたところ、室温下で白色を呈していた生地 の前記当接個所に赤色の円形変色像52(直径6cm)を現出させ、室温下でこ の様相を維持させた。次いで、前記温水(約45℃)を充填した加熱変色具1の 底面部33を前記赤色の円形変色像に当接させたところ、前記赤色の円形変色像 52は消失し、元の白色の生地に戻った。 尚、前記色彩記憶性感温色素は、本出願人により先に提案した特公平4−17 154号公報に記載されている、大きなヒステリシス特性を示して変色、即ち、 温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形状が、温度を変色温度域 より低温側から温度を上昇させていく場合と逆に変色温度域より高温側から下降 させていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色するタイプの熱変色性材料で あり、低温側変色点以下の冷熱、或いは高温側変色点以上の熱の適用により、常 態と異なる様相に変色させ、その状態が発現するのに要した冷熱又は熱の適用を なくしても、その状態を常温域で記憶保持させることができ、前記記憶保持され た様相は、前記記憶保持された様相は、前記状態の発現するのに要したと逆の熱 的手段により元の状態に変色させ、これを常温域で記憶保持させることが可能な 材料である。
【0012】
本考案玩具用変色具は、氷片、冷水、温水等の身近にある媒体を用い、簡便に 冷却又は加熱変色具を構成でき、幼児等が家庭等にあって熱変色性玩具或いは教 材と組みあわせて変色遊びに供することができる。 この際、比較的大面積の変色対象面であっても、前記対象面に変色具の底面を 当接させるのみの操作で、ムラのない変色面を現出させることができる。さらに は、変色対象素材が多少の非平面状態であっても、底面部は弾性変形して適正に 密接し、所期の変色を現出させることができ、例えば、熱変色性ぬいぐるみの表 面等であっても効果的に変色させることができる。
【図1】本考案玩具用変色具の一実施例の縦断面図であ
る。
る。
【図2】冷熱媒体を充填し、冷却変色具を構成した状態
を示す縦断説明図である。
を示す縦断説明図である。
【図3】本考案玩具用変色具の適用状態を示す説明図で
ある。
ある。
1 玩具用変色具 2 冷熱又は熱媒体 3 容器 31 開口部 32 容筒部 33 底面部 4 栓部材 41 把手 42 パッキン 5 熱変色素材 51 熱変色層 52 熱変色像
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/26
Claims (1)
- 【請求項1】 氷片、冷水又は温水等の冷熱又は熱媒体
を容器内に充填し、前記容器底面部を対象の熱変色素材
に接触させ、接触部位を変色させる玩具用変色具であっ
て、前記容器は、栓部材を着脱自在に密栓可能な開口部
を備えた容筒部と、膜状体からなる底面部から構成され
ていることを特徴とする玩具用変色具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992080300U JP2581801Y2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 玩具用変色具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992080300U JP2581801Y2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 玩具用変色具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636695U true JPH0636695U (ja) | 1994-05-17 |
JP2581801Y2 JP2581801Y2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=13714426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992080300U Expired - Fee Related JP2581801Y2 (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 玩具用変色具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581801Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02106299U (ja) * | 1989-02-09 | 1990-08-23 | ||
JPH0442900U (ja) * | 1990-08-07 | 1992-04-10 |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP1992080300U patent/JP2581801Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02106299U (ja) * | 1989-02-09 | 1990-08-23 | ||
JPH0442900U (ja) * | 1990-08-07 | 1992-04-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2581801Y2 (ja) | 1998-09-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
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