JP2607550Y2 - 変色具 - Google Patents

変色具

Info

Publication number
JP2607550Y2
JP2607550Y2 JP1992025022U JP2502292U JP2607550Y2 JP 2607550 Y2 JP2607550 Y2 JP 2607550Y2 JP 1992025022 U JP1992025022 U JP 1992025022U JP 2502292 U JP2502292 U JP 2502292U JP 2607550 Y2 JP2607550 Y2 JP 2607550Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
discoloration
thermochromic
cold
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992025022U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0576789U (ja
Inventor
憲一 中筋
勤 鬼頭
裕 柴橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pilot Ink Co Ltd
Original Assignee
Pilot Ink Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pilot Ink Co Ltd filed Critical Pilot Ink Co Ltd
Priority to JP1992025022U priority Critical patent/JP2607550Y2/ja
Publication of JPH0576789U publication Critical patent/JPH0576789U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2607550Y2 publication Critical patent/JP2607550Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は変色具に関する。さらに
詳細には、熱変色層が形成されている玩具、人形、絵
本、教習材、筆記板、筆記シート等の熱変色性対象物
の、前記熱変色層を冷却変色させる軽便な変色具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、熱変色性玩具等の熱変色性
対象物と組み合わせて使用される軽便な変色具を既に提
示している(実開平2−106299号公報)。前記変
色具は冷水、氷片等の冷熱媒体や温水等の熱媒体を軸胴
に収容させ、該軸胴の先端部に取り付けた伝熱性先端部
材に伝熱する構成を要件としている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記変色具は、冷水、
氷片等の冷熱媒体、温水等の熱媒体が比較的容易に家庭
等において用意でき、実用に供することができる。しか
し、使用時における前記媒体による冷却或いは加熱源と
しての有効可使時間には限界があることも避け難く、比
較的長時間の実用に際しては、中途で冷水、氷片等を新
たに入れ直したり、補給する等の手間を要し、幼児等に
あっては処理操作の面を必ずしも満足させていなかっ
た。本考案は、前記した冷熱媒体の入れ換えの煩雑な手
間をなくし、簡易な手段による短時間の処理操作で所期
の機能を有効に発現でき、長時間の実用に際しても即応
できるよう改良した変色具を提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案を図面について説
明する(図1、図2参照)。本考案変色具1は、氷結乃
至凝固状態の水性媒体からなる熱媒体31を収容した
カートリッジ3と前記カートリッジ3を着脱自在に装着
させる保持筒2からなり、前記カートリッジ3は保持筒
2への装着状態にあって、該保持筒2に先端を露出状態
に取り付けられた伝熱性先端部材41の後端面と面接触
状態に組み立てられており、前記伝熱性先端部材41の
端を却先端部となしたことを要件とする。
【0005】前記構成において、冷熱媒体31は水、水
にプロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコー
ルを適宜量(数〜数十%配合)配合し凝固点降下させた
液、前記液にアルギン酸ソーダ、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルアルコール、セルローズ系樹脂等を適宜
量配合したものを挙げることができる。前記媒体31は
カートリッジ3に充填状態で家庭等の冷蔵、冷凍庫等で
冷却され、実用に供される。
【0006】カートリッジ3はアルミニウム、ステンレ
ススチール等の金属材に限らず、プラスチック材等であ
ってもよい。又、軸胴形状に限らず、偏平状、角状、そ
の他目的に応じた諸種の形状が有効である。
【0007】保持筒2は、前記カートリッジ3を保持
し、熱損失を防ぐと共に使用時の握持部としての機能を
もち、カートリッジ3の形状や目的、機能により多様な
形態が実用に供される。
【0008】伝熱性先端部材41は、金属材に限らな
い。プラスチック材等であっても肉薄状であり筆記先端
に伝熱する機能を果たせばよい。又、目的に応じた諸種
の形状が有効であり、筆記体形状、先端面がフラット形
状、櫛形状、複数の突起を外面に設けたもの、スタンプ
要素を備えたもの等を挙げることができる。
【0009】カートリッジ3は、単数であってもよい
が、複数個をセットにして備えることにより、スペヤー
のカートリッジ3を冷却処理しておけば、取り換えを即
座に行うことができ、変色操作を連続して行うこともで
きる。
【0010】本考案変色具1は、冷熱媒体31の機能の
如何によって所望の温度を先端に伝熱可能であるが、安
全性、実用性の面より5℃〜60℃近辺の温度範囲に変
色点をもつ熱変色層が設けられた熱変色性対象物との組
み合わせが汎用される。前記熱変色層は従来より公知の
熱変色性材料により彩色された系、例えば、液晶や本出
願人の提示した熱変色性材料、即ち電子供与性呈色性有
機化合物、前記化合物の顕色剤及び前記両者の呈色反応
を生起させる媒体となる化合物の三成分を含む熱変色性
材料又は前記成分の樹脂固溶体の微粒子の形態の変色性
を示す熱変色性材料(例えば、特公昭51−35414
号公報、特公昭51−44706号公報、特公昭52−
7764号公報、特公平1−29398号公報等)を挙
げることができる。前記は所定の温度(変色点)を境と
して、その前後で変色し、変化前後の両状態のうち常温
域では特定の一方の状態しか存在しえない。即ち、もう
一方の状態は、その状態が発現するのに要する熱又は冷
熱が適用されている間は維持されるが、前記熱又は冷熱
が適用がなくなれば、常温域で呈する状態に戻る。所
謂、温度変化による温度色濃度について小さいヒステ
リシス幅を示して変色するタイプである。又、本出願人
が先に提案した特開昭60−264285号公報に記載
されている、大きなヒステリシス特性を示して変色し、
低温側変色点と高温側変色点の二つの変色点をもち、着
色状態と無色状態または有色〔1〕と有色〔2〕間の互
変性を呈し、前記低温側変色点以下の冷熱又は高温側変
色点以上の熱の適用により、常態と異なる様相に変化さ
せることができ、その様相を常温域で記憶保持させるこ
とができる機能を有する色素)を含む色材で彩色された
熱変色層を備えた系と組み合わせ適用することにより、
前記色彩記憶性感温変色性色素の機能を効果的に発現さ
せて、商品の多様化、多分野への応用展開を可能とす
る。前記熱変色系では加熱、冷却変色具が要求される
が、本考案変色具は簡易な変色具として冷却変色機能を
満たす変色具を構成できる。
【0011】
【作用】熱変色層が形成されている玩具、人形、絵本、
教習材、筆記板、筆記シート等の熱変色性対象物の、前
記熱変色層の個所に変色具1の伝熱性先端部材41の先
を接触させることにより接触部位を冷却変色させる。
熱変色層が色彩記憶性色素を含む色材で彩色された系で
は、冷却変色具として低温側変色点以下の冷熱の適用に
より、変色させてその様相を常温域で記憶保持させるこ
とができ、一方前記様相は別に用意した加熱変色具によ
る高温側変色点以上の熱の適用により消色させることが
できる。カートリッジ3に充填された冷熱媒体31は、
該カートリッジ3を冷蔵庫又は冷凍庫内に所定時間、入
れておくことにより氷結乃至凝固状態となる。前記カー
トリッジ3は保持筒2に装着され、装着状態にあって伝
熱性先端部材41の後端面と面接触し、伝熱により先端
を冷却する。
【0012】前記カートリッジ3の冷却効果が機能しな
くなった時点で、スペヤーのカートリッジを装着させる
こともできるし、再度、当該カートリッジを冷却処理し
て装着させて実用に供することができる。
【0013】
【実施例1】(図1〜図2参照) 一端を開口した、15mmΦ×110mm長さのアルミ
ニウム軸胴(カートリッジ3本体)と、前記開口部を密
栓するプラスチック材からなる鍔付内栓32と、前記開
口部口元の外面に螺合される外栓33が用意される。
【0014】保持筒2は、前記カートリッジ3を収容す
るプラスチックの射出成形による軸胴であり、一端開口
部に伝熱性先端部材41(円形状台面を備え、該台面の
軸心より筆記先端4を形成する芯部が突設された、アル
ミニウム材からなる一体部材)が取り付けられ、他端開
口部には尾栓21が螺合される構成となっている。
【0015】前記保持筒2には、冷却処理されたカート
リッジ3が軸心位置に装着され、カートリッジ3と保持
筒2内壁との間には間隙6が形成される。前記カートリ
ッジ3の前端閉口面は伝熱性先端部材41の後端面と面
接触させ、前記面接触状態を安定的に保持させるために
後方よりバネ5により付勢される構成となっている。前
記構成において、冷熱媒体31として、水93重量部、
プロピレングリコール2重量部、ポリビニルピロリドン
5重量部からなる水性媒体が適用される。
【0016】前記冷熱媒体31をカートリッジ3に充填
し、密栓状態となして冷凍庫内に入れ、凝固させた後、
保持筒2に装着して実用に供したところ、室温(25
℃)下において、30分程度の実用(10℃に変色点を
もつ熱変色層を変色させる)に供することができた。
【0017】尚、前記したカートリッジ3の外面には、
カートリッジ内の媒体の温度を視覚させる可逆熱変色層
34を適宜、配設することができる。
【0018】
【0019】
【考案の効果】本考案変色具は、氷結乃至凝固状態の水
性媒体からなる熱媒体を充填した冷却機能をもつカー
トリッジを保持筒に着脱自在に構成したので、カートリ
ッジの取り換え操作によって、簡易に冷熱の適用が可能
な変色具として機能させることができる。幼児等にあっ
ても煩雑な扱い操作を要しないので変色遊び用に供する
ことができ、複数のカートリッジを用意し、スペヤーの
カートリッジを冷却処理しておけば、即座に代替させて
実用に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案変色具の一実施例の縦断面図である。
【図2】図1の変色具の分解状態の説明図である。
【符号の説明】
1 変色具 2 保持筒 21 尾栓 22 内向突部 3 カートリッジ 31 冷熱媒体 32 内栓 33 外栓 34 可逆熱変色層 4 筆記先端 41 伝熱性先端部材 5 バネ 6 間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63H 30/02 A63H 33/22 B41K 1/00 B43K 8/00 B43K 19/00 - 19/12 B43L 1/00 B43L 19/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱変色層が形成されている玩具、人形、
    絵本、教習材、筆記板、筆記シート材等の熱変色性対象
    物の、前記熱変色層の個所に接触させて接触部位を冷
    色させる変色具において、氷結乃至凝固状態の水性媒
    体からなる熱媒31を収容したカートリッジと前
    記カートリッジを着脱自在に装着させる保持筒から
    なり、前記カートリッジは保持筒への装着状態にあ
    って、該保持筒に先端を露出状態に取り付けられた伝
    熱性先端部材41の後端面と面接触状態に組み立てられ
    ており、前記伝熱性先端部材41の先端を却先端部と
    なした変色具
JP1992025022U 1992-03-24 1992-03-24 変色具 Expired - Lifetime JP2607550Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992025022U JP2607550Y2 (ja) 1992-03-24 1992-03-24 変色具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992025022U JP2607550Y2 (ja) 1992-03-24 1992-03-24 変色具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0576789U JPH0576789U (ja) 1993-10-19
JP2607550Y2 true JP2607550Y2 (ja) 2001-11-12

Family

ID=12154290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992025022U Expired - Lifetime JP2607550Y2 (ja) 1992-03-24 1992-03-24 変色具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2607550Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0736718Y2 (ja) * 1989-02-09 1995-08-23 パイロットインキ株式会社 色彩記憶玩具用品セット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0576789U (ja) 1993-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2009625C (en) Color memory toy set
ES2252529T3 (es) Maquinillas de afeitar y cartuchos de maquinilla de afeitar.
JP2004148744A (ja) 摩擦体及び筆記具
JP2607550Y2 (ja) 変色具
JP2003206432A (ja) 摩擦熱変色性筆記具及びそれを用いた摩擦熱変色セット
JP2002126375A (ja) 通電加熱変色玩具
JP2002181637A (ja) 感温変色性適温表示蓄熱体
JP2504175Y2 (ja) 熱ペン
JPS55146790A (en) Thermal transfer material
US6380300B1 (en) Propenamide based cooling gel play composition
JP2004136610A5 (ja)
JPH11128540A (ja) 可逆熱変色性ぬいぐるみセット
JPS5711088A (en) Thermosensitive recording sheet
JPH06105965A (ja) 加熱、冷却変色具
JP2909777B2 (ja) 変色装置
JPH10156050A (ja) 形跡表示玩具
JP6479356B2 (ja) 熱変色性スタンプ
JPS6023793B2 (ja) インクジエツト記録用インク
GB1283342A (en) Improvements relating to temperature indicators
JPH0627637Y2 (ja) 冷却材
GB2010461A (en) Ice Tray
JPS60171392A (ja) 潜熱蓄熱槽
JP2005058592A (ja) 熱変色性ヒートパック
JPH0213025Y2 (ja)
JP2525880Y2 (ja) 表記用布片

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term