JPH0636575A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
- Publication number
- JPH0636575A JPH0636575A JP4190702A JP19070292A JPH0636575A JP H0636575 A JPH0636575 A JP H0636575A JP 4190702 A JP4190702 A JP 4190702A JP 19070292 A JP19070292 A JP 19070292A JP H0636575 A JPH0636575 A JP H0636575A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- word line
- memory cell
- transistors
- writing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims description 23
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 claims abstract description 44
- 239000000872 buffer Substances 0.000 description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 10
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000004044 response Effects 0.000 description 3
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 3
- 102100034033 Alpha-adducin Human genes 0.000 description 2
- 101000799076 Homo sapiens Alpha-adducin Proteins 0.000 description 2
- 101000629598 Rattus norvegicus Sterol regulatory element-binding protein 1 Proteins 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 2
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000003915 cell function Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Static Random-Access Memory (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、半導体記憶装置に関し、比較的簡
易な構成で書き込みの容易性とデータ保持の安定性の両
立を図ると共に、コラムセレクタを使用したデータ書き
込みの場合でも他のビットのデータ反転現象を抑制する
ことを目的とする。 【構成】 メモリセルMCの2つの入出力ノードN1,
N2と対応する相補ビット線BL,BLXの間にそれぞ
れ接続され且つ一方のワード線RWLの電位に応答する
第1のトランスファゲート3,4と、該メモリセルの少
なくとも一方の入出力ノードと対応するビット線の間に
それぞれ接続され且つ他方のワード線WWLの電位およ
び対応するコラム選択線CLMの電位に応答する第2の
トランスファゲート5,6を有し、メモリセルに対する
データの読み出しまたは書き込みに応じてそれぞれ対応
するワード線を択一的に選択レベルにすると共に、デー
タ書き込み時には対応するコラム選択線を選択レベルに
するように構成する。
易な構成で書き込みの容易性とデータ保持の安定性の両
立を図ると共に、コラムセレクタを使用したデータ書き
込みの場合でも他のビットのデータ反転現象を抑制する
ことを目的とする。 【構成】 メモリセルMCの2つの入出力ノードN1,
N2と対応する相補ビット線BL,BLXの間にそれぞ
れ接続され且つ一方のワード線RWLの電位に応答する
第1のトランスファゲート3,4と、該メモリセルの少
なくとも一方の入出力ノードと対応するビット線の間に
それぞれ接続され且つ他方のワード線WWLの電位およ
び対応するコラム選択線CLMの電位に応答する第2の
トランスファゲート5,6を有し、メモリセルに対する
データの読み出しまたは書き込みに応じてそれぞれ対応
するワード線を択一的に選択レベルにすると共に、デー
タ書き込み時には対応するコラム選択線を選択レベルに
するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置に係
り、特に、スタティック型ランダム・アクセス・メモリ
(SRAM)においてコラム選択を行う場合のメモリセ
ルの構成に関する。近年、ブックタイプやノート型のパ
ーソナルコンピュータに、カード型のRAMディスクが
広く用いられるようになってきた。RAMディスクは、
フロッピィと同様な感覚で取り扱うことができ、しかも
読み出し/書き込み速度がフロッピィに比べて格段に早
いという優れた特長を持っている。このようなRAMデ
ィスクのデータ保持は、一般にカード内のバッテリによ
って賄われており、係る内蔵型バッテリの電力容量は極
めて少ないものであるから、より低電力型のRAMデバ
イスが要求されている。
り、特に、スタティック型ランダム・アクセス・メモリ
(SRAM)においてコラム選択を行う場合のメモリセ
ルの構成に関する。近年、ブックタイプやノート型のパ
ーソナルコンピュータに、カード型のRAMディスクが
広く用いられるようになってきた。RAMディスクは、
フロッピィと同様な感覚で取り扱うことができ、しかも
読み出し/書き込み速度がフロッピィに比べて格段に早
いという優れた特長を持っている。このようなRAMデ
ィスクのデータ保持は、一般にカード内のバッテリによ
って賄われており、係る内蔵型バッテリの電力容量は極
めて少ないものであるから、より低電力型のRAMデバ
イスが要求されている。
【0002】
【従来の技術】一般に、低電力型SRAMに用いられる
メモリセルは、図9に示すような構成を有している。図
中、BL,BLXは相補ビット線、WLはワード線、M
Cは逆並列接続された2個のインバータ1,2から成る
フリップフロップ構成のスタティック型メモリセル、3
および4はメモリセルMCの2つの入出力ノードN1,
N2と相補ビット線BL,BLXの間にそれぞれ接続さ
れたトランスファゲートを示し、該トランスファゲート
はそれぞれワード線WLの電位に応答するnチャネルト
ランジスタで構成されている。
メモリセルは、図9に示すような構成を有している。図
中、BL,BLXは相補ビット線、WLはワード線、M
Cは逆並列接続された2個のインバータ1,2から成る
フリップフロップ構成のスタティック型メモリセル、3
および4はメモリセルMCの2つの入出力ノードN1,
N2と相補ビット線BL,BLXの間にそれぞれ接続さ
れたトランスファゲートを示し、該トランスファゲート
はそれぞれワード線WLの電位に応答するnチャネルト
ランジスタで構成されている。
【0003】この構成において、メモリセルMCへのデ
ータ書き込みは、例えば一方の相補ビット線BLに
“H”レベルの電位、他方の相補ビット線BLXに
“L”レベルの電位をそれぞれ与え、ワード線WLを所
定の選択レベルにすることにより行われる。すなわち、
ワード線WLの電位により2つのトランスファゲートト
ランジスタ3,4が導通(オン)し、一方のトランスフ
ァゲートトランジスタ3を介してビット線BLの“H”
レベルの電位がフリップフロップの一方のノードN1に
伝達されると同時に、他方のトランスファゲートトラン
ジスタ4を介してビット線BLXの“L”レベルの電位
がフリップフロップの他方のノードN2に伝達される。
フリップフロップは、各ノードN1,N2の電位レベル
を維持するようにその状態を決定してデータを保持する
(ラッチ動作)。一方、メモリセルMCからのデータ読
み出しは、各相補ビット線BL,BLXを“H”レベル
と“L”レベルの例えば中間電位(リセット電位)に
し、ワード線WLを所定の選択レベルにすることにより
行われる。すなわち、ワード線WLの電位により2つの
トランスファゲートトランジスタ3,4が導通(オン)
し、上記フリップフロップの各ノードN1,N2に保持
された電位レベルが、それぞれトランスファゲートトラ
ンジスタ3,4を介して相補ビット線BL,BLXに伝
達される。
ータ書き込みは、例えば一方の相補ビット線BLに
“H”レベルの電位、他方の相補ビット線BLXに
“L”レベルの電位をそれぞれ与え、ワード線WLを所
定の選択レベルにすることにより行われる。すなわち、
ワード線WLの電位により2つのトランスファゲートト
ランジスタ3,4が導通(オン)し、一方のトランスフ
ァゲートトランジスタ3を介してビット線BLの“H”
レベルの電位がフリップフロップの一方のノードN1に
伝達されると同時に、他方のトランスファゲートトラン
ジスタ4を介してビット線BLXの“L”レベルの電位
がフリップフロップの他方のノードN2に伝達される。
フリップフロップは、各ノードN1,N2の電位レベル
を維持するようにその状態を決定してデータを保持する
(ラッチ動作)。一方、メモリセルMCからのデータ読
み出しは、各相補ビット線BL,BLXを“H”レベル
と“L”レベルの例えば中間電位(リセット電位)に
し、ワード線WLを所定の選択レベルにすることにより
行われる。すなわち、ワード線WLの電位により2つの
トランスファゲートトランジスタ3,4が導通(オン)
し、上記フリップフロップの各ノードN1,N2に保持
された電位レベルが、それぞれトランスファゲートトラ
ンジスタ3,4を介して相補ビット線BL,BLXに伝
達される。
【0004】かかる従来の半導体記憶装置では、書き込
みと読み出しの双方で共通のトランスファゲートトラン
ジスタを使用する構成となっていたため、例えばトラン
スファゲートトランジスタのチャネル幅を大きく(つま
りチャネル抵抗を小さく)設計した場合には、書き込み
が容易になって高速化を図れるという利点があるが、そ
の反面、読み出しの際にフリップフロップの各ノードの
電位レベルが誤って反転することがあり(ラッチ部の電
位反転現象)、データ保持の安定性が低下するといった
問題点があった。また、これとは逆に、トランスファゲ
ートトランジスタのチャネル幅を小さく(つまりチャネ
ル抵抗を大きく)設計した場合には、ラッチ部の電位が
反転し難くなり、データ保持の安定性を向上できるとい
う利点があるが、その反面、書き込みが困難になって高
速化が損なわれるといった問題点があった。特に大きな
問題点となるのは、設計マージンが小さいとデバイスを
実際に作った場合に、歩留りが低下し、また不良品の混
入の可能性が高くなることである。
みと読み出しの双方で共通のトランスファゲートトラン
ジスタを使用する構成となっていたため、例えばトラン
スファゲートトランジスタのチャネル幅を大きく(つま
りチャネル抵抗を小さく)設計した場合には、書き込み
が容易になって高速化を図れるという利点があるが、そ
の反面、読み出しの際にフリップフロップの各ノードの
電位レベルが誤って反転することがあり(ラッチ部の電
位反転現象)、データ保持の安定性が低下するといった
問題点があった。また、これとは逆に、トランスファゲ
ートトランジスタのチャネル幅を小さく(つまりチャネ
ル抵抗を大きく)設計した場合には、ラッチ部の電位が
反転し難くなり、データ保持の安定性を向上できるとい
う利点があるが、その反面、書き込みが困難になって高
速化が損なわれるといった問題点があった。特に大きな
問題点となるのは、設計マージンが小さいとデバイスを
実際に作った場合に、歩留りが低下し、また不良品の混
入の可能性が高くなることである。
【0005】これに対処するためのメモリセル構成とし
ては、例えば図10に示すものが知られている。図中、
WBL,WBLXは書き込み用相補ビット線、RBL,
RBLXは読み出し用相補ビット線、WWLは書き込み
用ワード線、RWLは読み出し用ワード線を示す。ま
た、スタティック型メモリセルMCは、それぞれ書き込
み用ワード線WWLの電位に応答するnチャネル型のト
ランスファゲートトランジスタ3aおよび4aを介し
て、それぞれ書き込み用相補ビット線WBL,WBLX
に接続されると共に、それぞれバッファ7a,8aおよ
び、それぞれ読み出し用ワード線RWLの電位に応答す
るnチャネル型のトランスファゲートトランジスタ5a
および6aを介して、それぞれ読み出し用相補ビット線
RBL,RBLXに接続されている。
ては、例えば図10に示すものが知られている。図中、
WBL,WBLXは書き込み用相補ビット線、RBL,
RBLXは読み出し用相補ビット線、WWLは書き込み
用ワード線、RWLは読み出し用ワード線を示す。ま
た、スタティック型メモリセルMCは、それぞれ書き込
み用ワード線WWLの電位に応答するnチャネル型のト
ランスファゲートトランジスタ3aおよび4aを介し
て、それぞれ書き込み用相補ビット線WBL,WBLX
に接続されると共に、それぞれバッファ7a,8aおよ
び、それぞれ読み出し用ワード線RWLの電位に応答す
るnチャネル型のトランスファゲートトランジスタ5a
および6aを介して、それぞれ読み出し用相補ビット線
RBL,RBLXに接続されている。
【0006】この構成によれば、バッファ7a,8aの
緩衝作用により、読み出し時のデータ反転(つまりラッ
チ部の電位反転現象)を回避でき、書き込みの容易性
(つまり高速化)とデータ保持の安定性とを両立するこ
とができる。しかしながら図10の構成では、ポート数
の増加(図9の構成ではデータの書き込み/読み出しを
共通のビット線により行う1ポート型RAMであったの
に対し、この構成ではデータの書き込み/読み出しをそ
れぞれ専用のビット線により行う2ポート型RAMであ
る)と、バッファの使用により、読み出し時のデータ反
転現象の発生を防止するものであったため、バッファ用
のゲートが別途に必要となり、そのために回路構成が複
雑化し、また1ビット当たりの集積度が低下するといっ
た問題点がある。
緩衝作用により、読み出し時のデータ反転(つまりラッ
チ部の電位反転現象)を回避でき、書き込みの容易性
(つまり高速化)とデータ保持の安定性とを両立するこ
とができる。しかしながら図10の構成では、ポート数
の増加(図9の構成ではデータの書き込み/読み出しを
共通のビット線により行う1ポート型RAMであったの
に対し、この構成ではデータの書き込み/読み出しをそ
れぞれ専用のビット線により行う2ポート型RAMであ
る)と、バッファの使用により、読み出し時のデータ反
転現象の発生を防止するものであったため、バッファ用
のゲートが別途に必要となり、そのために回路構成が複
雑化し、また1ビット当たりの集積度が低下するといっ
た問題点がある。
【0007】上述した従来の半導体記憶装置における問
題点を解消するために、本件出願人は以前、図11,図
12に示すようなメモリセル構成を提案した(平成3年
7月18日付提出の特願平3−178157号参照)。
図11の構成では、メモリセルMCの一方の入出力ノー
ドN1と一方の相補ビット線BLの間に2つのトランス
ファゲートトランジスタ(pチャネルトランジスタ3お
よびnチャネルトランジスタ5)が並列に接続され、且
つ、メモリセルMCの他方の入出力ノードN2と他方の
相補ビット線BLXの間に2つのトランスファゲートト
ランジスタ(pチャネルトランジスタ4およびnチャネ
ルトランジスタ6)が並列に接続されている。そして、
データ書き込み時には各トランスファゲートの並列トラ
ンジスタの一方(図示の例ではトランジスタ5,6)が
オンし、データ読み出し時には並列トランジスタの他方
(図示の例ではトランジスタ3,4)がオンするよう
に、書き込み用ワード線WWLまたは読み出し用ワード
線RWLが択一的に選択レベルとされる。
題点を解消するために、本件出願人は以前、図11,図
12に示すようなメモリセル構成を提案した(平成3年
7月18日付提出の特願平3−178157号参照)。
図11の構成では、メモリセルMCの一方の入出力ノー
ドN1と一方の相補ビット線BLの間に2つのトランス
ファゲートトランジスタ(pチャネルトランジスタ3お
よびnチャネルトランジスタ5)が並列に接続され、且
つ、メモリセルMCの他方の入出力ノードN2と他方の
相補ビット線BLXの間に2つのトランスファゲートト
ランジスタ(pチャネルトランジスタ4およびnチャネ
ルトランジスタ6)が並列に接続されている。そして、
データ書き込み時には各トランスファゲートの並列トラ
ンジスタの一方(図示の例ではトランジスタ5,6)が
オンし、データ読み出し時には並列トランジスタの他方
(図示の例ではトランジスタ3,4)がオンするよう
に、書き込み用ワード線WWLまたは読み出し用ワード
線RWLが択一的に選択レベルとされる。
【0008】これによって、並列トランジスタのチャネ
ル幅を調節したり、あるいはトランジスタの導電型(p
チャネル型またはnチャネル型)を適宜選択したりする
だけで、回路構成を複雑化することなく、書き込みの容
易性とデータ保持の安定性との両立を図ることができ
る。なお、図12の構成では、図11に用いられたpチ
ャネルトランジスタ3,4の代わりにnチャネルトラン
ジスタ7,8が用いられている。他の回路構成とその動
作については、図11の場合と同様であるのでその説明
は省略する。
ル幅を調節したり、あるいはトランジスタの導電型(p
チャネル型またはnチャネル型)を適宜選択したりする
だけで、回路構成を複雑化することなく、書き込みの容
易性とデータ保持の安定性との両立を図ることができ
る。なお、図12の構成では、図11に用いられたpチ
ャネルトランジスタ3,4の代わりにnチャネルトラン
ジスタ7,8が用いられている。他の回路構成とその動
作については、図11の場合と同様であるのでその説明
は省略する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図11,図12に示す
ようなメモリセル構成を持った従来のSRAMでは、コ
ラム選択を行わない、もしくは行う必要が無い場合には
全く問題ないが、SRAMのワード数とビット数の関係
でコラムセレクタを使用してコラム選択を行う必要が有
る場合に、以下の問題が生じる。
ようなメモリセル構成を持った従来のSRAMでは、コ
ラム選択を行わない、もしくは行う必要が無い場合には
全く問題ないが、SRAMのワード数とビット数の関係
でコラムセレクタを使用してコラム選択を行う必要が有
る場合に、以下の問題が生じる。
【0010】すなわち、図13に示すようにコラムセレ
クタを使用した半導体記憶装置において、書き込み動作
時に、例えば相補ビット線BL1,BLX1を選択して
のメモリセルに書き込みを行うと、のメモリセルが
接続されている相補ビット線BL2,BLX2の電位に
より、のメモリセルの内容が書き換えられてしまう可
能性がある。つまり、のメモリセルにおけるフリップ
フロップの各ノードの電位レベルが誤って反転するとい
った不都合(ラッチ部の電位反転現象)が発生し、デー
タ保持の安定性が低下するといった問題が生じる。この
ため、のメモリセルを選択してデータを読み出す際
に、本来のデータ(つまり、ラッチされていたデータ)
とは異なるデータが出力されることになり、好ましくな
い。
クタを使用した半導体記憶装置において、書き込み動作
時に、例えば相補ビット線BL1,BLX1を選択して
のメモリセルに書き込みを行うと、のメモリセルが
接続されている相補ビット線BL2,BLX2の電位に
より、のメモリセルの内容が書き換えられてしまう可
能性がある。つまり、のメモリセルにおけるフリップ
フロップの各ノードの電位レベルが誤って反転するとい
った不都合(ラッチ部の電位反転現象)が発生し、デー
タ保持の安定性が低下するといった問題が生じる。この
ため、のメモリセルを選択してデータを読み出す際
に、本来のデータ(つまり、ラッチされていたデータ)
とは異なるデータが出力されることになり、好ましくな
い。
【0011】本発明は、かかる従来技術における課題に
鑑み創作されたもので、比較的簡易な構成で書き込みの
容易性とデータ保持の安定性の両立を図ると共に、コラ
ムセレクタを使用したデータ書き込みの場合でも他のビ
ットのデータ反転現象を抑制することができる半導体記
憶装置を提供することを目的としている。
鑑み創作されたもので、比較的簡易な構成で書き込みの
容易性とデータ保持の安定性の両立を図ると共に、コラ
ムセレクタを使用したデータ書き込みの場合でも他のビ
ットのデータ反転現象を抑制することができる半導体記
憶装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、データ書き込み時に相補ビット線を選
択メモリセルに接続するためのトランスファゲートが、
当該メモリセルに対応するコラムを選択する信号に応答
して導通(オン)するように、メモリセルの回路構成を
工夫している。
め、本発明では、データ書き込み時に相補ビット線を選
択メモリセルに接続するためのトランスファゲートが、
当該メモリセルに対応するコラムを選択する信号に応答
して導通(オン)するように、メモリセルの回路構成を
工夫している。
【0013】従って、本発明の半導体記憶装置は、複数
対のワード線および複数対の相補ビット線の交差部にそ
れぞれ配設されたフリップフロップ構成のメモリセル
と、各メモリセルのデータを対応する相補ビット線対に
伝達するための第1のトランスファゲートと、各相補ビ
ット線対のデータを対応するメモリセルに伝達するため
の第2のトランスファゲートとを具備し、前記第1のト
ランスファゲートは、対応するメモリセルの2つの入出
力ノードと対応する相補ビット線対の各ビット線との間
にそれぞれ接続され且つ対応するワード線対の一方のワ
ード線にゲートがそれぞれ接続された第1および第2の
トランジスタを有し、前記第2のトランスファゲート
は、対応するメモリセルの2つの入出力ノードの少なく
とも一方と対応する相補ビット線との間に直列に接続さ
れ且つ対応するワード線対の他方のワード線および対応
するコラム選択線にそれぞれゲートが接続された第3お
よび第4のトランジスタを有し、各メモリセルに対する
データの読み出しまたは書き込みに応じてそれぞれ対応
するワード線対の一方のワード線または他方のワード線
を択一的に選択レベルにすると共に、データ書き込み時
には対応するコラム選択線を選択レベルにすることを特
徴とする。
対のワード線および複数対の相補ビット線の交差部にそ
れぞれ配設されたフリップフロップ構成のメモリセル
と、各メモリセルのデータを対応する相補ビット線対に
伝達するための第1のトランスファゲートと、各相補ビ
ット線対のデータを対応するメモリセルに伝達するため
の第2のトランスファゲートとを具備し、前記第1のト
ランスファゲートは、対応するメモリセルの2つの入出
力ノードと対応する相補ビット線対の各ビット線との間
にそれぞれ接続され且つ対応するワード線対の一方のワ
ード線にゲートがそれぞれ接続された第1および第2の
トランジスタを有し、前記第2のトランスファゲート
は、対応するメモリセルの2つの入出力ノードの少なく
とも一方と対応する相補ビット線との間に直列に接続さ
れ且つ対応するワード線対の他方のワード線および対応
するコラム選択線にそれぞれゲートが接続された第3お
よび第4のトランジスタを有し、各メモリセルに対する
データの読み出しまたは書き込みに応じてそれぞれ対応
するワード線対の一方のワード線または他方のワード線
を択一的に選択レベルにすると共に、データ書き込み時
には対応するコラム選択線を選択レベルにすることを特
徴とする。
【0014】
【作用】上述した構成によれば、データ書き込み時に
は、対応する書き込み用ワード線と対応するコラム選択
線の双方を選択レベルにすることにより第2のトランス
ファゲートの第3および第4のトランジスタが導通(オ
ン)し、データ読み出し時には、対応する読み出し用ワ
ード線を選択レベルにすることにより第1のトランスフ
ァゲートの第1および第2のトランジスタが導通(オ
ン)する。これによって、各トランスファゲートトラン
ジスタのチャネル幅を調節したり、あるいはトランジス
タの導電型(pチャネル型またはnチャネル型)を適宜
選択したりするだけで、回路構成を複雑化することな
く、書き込みの容易性とデータ保持の安定性を両立させ
ることができる。
は、対応する書き込み用ワード線と対応するコラム選択
線の双方を選択レベルにすることにより第2のトランス
ファゲートの第3および第4のトランジスタが導通(オ
ン)し、データ読み出し時には、対応する読み出し用ワ
ード線を選択レベルにすることにより第1のトランスフ
ァゲートの第1および第2のトランジスタが導通(オ
ン)する。これによって、各トランスファゲートトラン
ジスタのチャネル幅を調節したり、あるいはトランジス
タの導電型(pチャネル型またはnチャネル型)を適宜
選択したりするだけで、回路構成を複雑化することな
く、書き込みの容易性とデータ保持の安定性を両立させ
ることができる。
【0015】また、コラムセレクタを使用してデータ書
き込みを行う場合、選択メモリセルに対応するコラム選
択線と書き込み用ワード線の双方を選択レベルとした時
に始めて、当該メモリセルへのデータ書き込みが行われ
る。この時、他のメモリセルに対応する書き込み用ワー
ド線は非選択レベルにあるので、該非選択メモリセルは
各々の相補ビット線から切り離されている。従って、コ
ラムセレクタを使用してデータ書き込みを行った場合で
も、従来形に見られたような問題点(他のビットのデー
タ反転現象)を解消することができる。
き込みを行う場合、選択メモリセルに対応するコラム選
択線と書き込み用ワード線の双方を選択レベルとした時
に始めて、当該メモリセルへのデータ書き込みが行われ
る。この時、他のメモリセルに対応する書き込み用ワー
ド線は非選択レベルにあるので、該非選択メモリセルは
各々の相補ビット線から切り離されている。従って、コ
ラムセレクタを使用してデータ書き込みを行った場合で
も、従来形に見られたような問題点(他のビットのデー
タ反転現象)を解消することができる。
【0016】なお、本発明の他の構成上の特徴および作
用の詳細については、添付図面を参照しつつ以下に記述
される実施例を用いて説明する。
用の詳細については、添付図面を参照しつつ以下に記述
される実施例を用いて説明する。
【0017】
【実施例】図1に本発明の一実施例としての半導体記憶
装置における要部、すなわちメモリセル部の構成が示さ
れる。本実施例では、2つのインバータ1,2が逆並列
接続されて成るCMOS型のフリップフロップで構成さ
れたメモリセルMCの2つの入出力ノードN1,N2の
一方(図示の例ではノードN1)と対応する相補ビット
線BLとの間に、データ書き込み時に選択レベルとされ
る書き込み用ワード線WWLの電位に応答するnチャネ
ルトランジスタ5と、同じくデータ書き込み時に選択レ
ベルとされるコラム選択線CLMの電位に応答するnチ
ャネルトランジスタ6とが直列に接続されていることを
特徴としている。他の回路構成については、図11の構
成と同様であるのでその説明は省略する。
装置における要部、すなわちメモリセル部の構成が示さ
れる。本実施例では、2つのインバータ1,2が逆並列
接続されて成るCMOS型のフリップフロップで構成さ
れたメモリセルMCの2つの入出力ノードN1,N2の
一方(図示の例ではノードN1)と対応する相補ビット
線BLとの間に、データ書き込み時に選択レベルとされ
る書き込み用ワード線WWLの電位に応答するnチャネ
ルトランジスタ5と、同じくデータ書き込み時に選択レ
ベルとされるコラム選択線CLMの電位に応答するnチ
ャネルトランジスタ6とが直列に接続されていることを
特徴としている。他の回路構成については、図11の構
成と同様であるのでその説明は省略する。
【0018】この構成において、データ読み出しを行う
場合には、選択メモリセルに対応する相補ビット線B
L,BLXに所定のリセット電位(例えばゼロ電位)を
与え、対応する読み出し用ワード線RWLを所定の選択
レベルにする。これによって、ワード線RWLの選択レ
ベルにより2つのトランスファゲートトランジスタ3,
4が導通(オン)し、上記フリップフロップの各ノード
N1,N2に保持された電位レベルがそれぞれ対応する
相補ビット線BL,BLXに伝達され、それによって相
補ビット線BL,BLX上の電位が変化する(読み出し
動作)。
場合には、選択メモリセルに対応する相補ビット線B
L,BLXに所定のリセット電位(例えばゼロ電位)を
与え、対応する読み出し用ワード線RWLを所定の選択
レベルにする。これによって、ワード線RWLの選択レ
ベルにより2つのトランスファゲートトランジスタ3,
4が導通(オン)し、上記フリップフロップの各ノード
N1,N2に保持された電位レベルがそれぞれ対応する
相補ビット線BL,BLXに伝達され、それによって相
補ビット線BL,BLX上の電位が変化する(読み出し
動作)。
【0019】一方、データ書き込みを行う場合には、選
択メモリセルに対応する相補ビット線BL,BLXに所
定の書き込み電位(例えば一方の相補ビット線BLに
“H”レベルの電位、他方の相補ビット線BLXに
“L”レベルの電位)を与え、対応する書き込み用ワー
ド線WWLを所定の選択レベルにすると共に、該選択メ
モリセルに対応するコラム選択線CLMを所定の選択レ
ベルにする。これによって、ワード線WWLおよびコラ
ム選択線CLMの各選択レベルにより2つのトランスフ
ァゲートトランジスタ5,6が導通(オン)し、各トラ
ンスファゲート5,6を介してビット線BLの“H”レ
ベルの電位がフリップフロップ(メモリセルMC)の一
方のノードN1に伝達される。これによって、該メモリ
セルにおけるインバータ1が機能し、その出力端(他方
のノードN2)の電位を“L”レベルにすると共に、こ
の“L”レベルの電位を受けてインバータ2が機能し、
その出力端(一方のノードN1)の電位を“H”レベル
にする。このようにフリップフロップは、各ノードN
1,N2の電位レベルを維持するようにその状態を決定
してデータをラッチする(書き込み動作)。
択メモリセルに対応する相補ビット線BL,BLXに所
定の書き込み電位(例えば一方の相補ビット線BLに
“H”レベルの電位、他方の相補ビット線BLXに
“L”レベルの電位)を与え、対応する書き込み用ワー
ド線WWLを所定の選択レベルにすると共に、該選択メ
モリセルに対応するコラム選択線CLMを所定の選択レ
ベルにする。これによって、ワード線WWLおよびコラ
ム選択線CLMの各選択レベルにより2つのトランスフ
ァゲートトランジスタ5,6が導通(オン)し、各トラ
ンスファゲート5,6を介してビット線BLの“H”レ
ベルの電位がフリップフロップ(メモリセルMC)の一
方のノードN1に伝達される。これによって、該メモリ
セルにおけるインバータ1が機能し、その出力端(他方
のノードN2)の電位を“L”レベルにすると共に、こ
の“L”レベルの電位を受けてインバータ2が機能し、
その出力端(一方のノードN1)の電位を“H”レベル
にする。このようにフリップフロップは、各ノードN
1,N2の電位レベルを維持するようにその状態を決定
してデータをラッチする(書き込み動作)。
【0020】上述の動作から分かるように、データ書き
込み時とデータ読み出し時では、オンするトランスファ
ゲートトランジスタはそれぞれ異なる。つまり、データ
書き込み時にはnチャネルトランジスタ5,6がオン
し、データ読み出し時にはpチャネルトランジスタ3,
4がオンする。一般に、トランジスタのサイズが同じ場
合、nチャネルトランジスタのチャネル抵抗に比して、
pチャネルトランジスタのチャネル抵抗の方が大きいこ
とは知られている。
込み時とデータ読み出し時では、オンするトランスファ
ゲートトランジスタはそれぞれ異なる。つまり、データ
書き込み時にはnチャネルトランジスタ5,6がオン
し、データ読み出し時にはpチャネルトランジスタ3,
4がオンする。一般に、トランジスタのサイズが同じ場
合、nチャネルトランジスタのチャネル抵抗に比して、
pチャネルトランジスタのチャネル抵抗の方が大きいこ
とは知られている。
【0021】従って、本実施例のメモリセル構成によれ
ば、データ書き込み時にはnチャネルトランジスタ5,
6のオンにより書き込み時の抵抗を相対的に小さくする
ことができ、一方、データ読み出し時にはpチャネルト
ランジスタ3,4のオンにより読み出し時の抵抗を相対
的に大きくすることができる。これによって、比較的簡
易な回路構成でありながら、書き込みの容易性(つまり
書き込みの高速化)とデータ保持の安定性との両立を図
ることができる。
ば、データ書き込み時にはnチャネルトランジスタ5,
6のオンにより書き込み時の抵抗を相対的に小さくする
ことができ、一方、データ読み出し時にはpチャネルト
ランジスタ3,4のオンにより読み出し時の抵抗を相対
的に大きくすることができる。これによって、比較的簡
易な回路構成でありながら、書き込みの容易性(つまり
書き込みの高速化)とデータ保持の安定性との両立を図
ることができる。
【0022】また、コラムセレクタを使用してデータ書
き込みを行う場合、書き込みが行われるメモリセル(選
択メモリセル)に対応するコラム選択線CLMをコラム
セレクタの選択出力に基づいて選択レベルとし、さらに
該選択メモリセルに対応する書き込み用ワード線WWL
を選択レベルとした時に始めて、当該メモリセルへのデ
ータ書き込みが行われる。この時、他のメモリセルに対
応する書き込み用ワード線WWLは非選択レベルにある
ので、該非選択メモリセルはそれぞれ相補ビット線(図
1の例ではビット線BL)から切り離されている。
き込みを行う場合、書き込みが行われるメモリセル(選
択メモリセル)に対応するコラム選択線CLMをコラム
セレクタの選択出力に基づいて選択レベルとし、さらに
該選択メモリセルに対応する書き込み用ワード線WWL
を選択レベルとした時に始めて、当該メモリセルへのデ
ータ書き込みが行われる。この時、他のメモリセルに対
応する書き込み用ワード線WWLは非選択レベルにある
ので、該非選択メモリセルはそれぞれ相補ビット線(図
1の例ではビット線BL)から切り離されている。
【0023】従って、コラムセレクタを使用してデータ
書き込みを行った場合でも、図13に関連して説明した
ような従来の問題点(すなわち、選択ビット線に対応す
るメモリセルにデータを書き込んだ時に、他の非選択ビ
ット線に対応するメモリセルの内容が書き換えられてし
まうといった不都合)を解消することができる。これに
よって、データ読み出し時にはメモリセル内にラッチさ
れているデータの反転現象を抑えることができ、またコ
ラムセレクタを使用したデータ書き込み時には他のビッ
トのデータの反転現象を抑えることができる。
書き込みを行った場合でも、図13に関連して説明した
ような従来の問題点(すなわち、選択ビット線に対応す
るメモリセルにデータを書き込んだ時に、他の非選択ビ
ット線に対応するメモリセルの内容が書き換えられてし
まうといった不都合)を解消することができる。これに
よって、データ読み出し時にはメモリセル内にラッチさ
れているデータの反転現象を抑えることができ、またコ
ラムセレクタを使用したデータ書き込み時には他のビッ
トのデータの反転現象を抑えることができる。
【0024】なお、各トランスファゲートトランジスタ
3,4,5,6の好ましいチャネル幅は、全トランジス
タの各チャネル長を同じとし、且つインバータ1,2を
構成する各トランジスタのチャネル幅を「1」とする
と、「1.0〜0.5」程度が適当である。また、上記
構成においてデータ書き込み時に、nチャネルトランジ
スタ5,6に加えて、本来はデータ読み出し用のpチャ
ネルトランジスタ3,4もオンさせるようにすれば、メ
モリセルMCと相補ビット線BL,BLX間の等価抵抗
(つまり書き込み時の抵抗)はより一層小さくなるの
で、書き込みの容易性をさらに改善することができる。
特に、“H”レベルのデータを書き込む場合、電源電圧
マージンの幅は狭いため、このように読み出し用のトラ
ンスファゲートも同時に導通させて電圧マージンを拡げ
るようにすれば、その書き込みは容易になる。図1の例
では、pチャネルトランジスタ4を主にして書き込みが
行われる。
3,4,5,6の好ましいチャネル幅は、全トランジス
タの各チャネル長を同じとし、且つインバータ1,2を
構成する各トランジスタのチャネル幅を「1」とする
と、「1.0〜0.5」程度が適当である。また、上記
構成においてデータ書き込み時に、nチャネルトランジ
スタ5,6に加えて、本来はデータ読み出し用のpチャ
ネルトランジスタ3,4もオンさせるようにすれば、メ
モリセルMCと相補ビット線BL,BLX間の等価抵抗
(つまり書き込み時の抵抗)はより一層小さくなるの
で、書き込みの容易性をさらに改善することができる。
特に、“H”レベルのデータを書き込む場合、電源電圧
マージンの幅は狭いため、このように読み出し用のトラ
ンスファゲートも同時に導通させて電圧マージンを拡げ
るようにすれば、その書き込みは容易になる。図1の例
では、pチャネルトランジスタ4を主にして書き込みが
行われる。
【0025】図2には図1の回路の動作波形が示され
る。図中、(a)は書き込み用ワード線WWLおよび読
み出し用ワード線RWLの双方を活性化(つまり選択)
した場合の動作波形を示し、(b)は読み出し用ワード
線RWLを非活性化(つまり非選択)して書き込み用ワ
ード線WWLのみを活性化した場合の動作波形を示す。
特に、“H”レベルのデータを書き込む場合のメモリセ
ルの内部電位(ノードN1,N2の電位)を比較する
と、両者間の違いがはっきりする。すなわち、(a)の
場合には“H”レベルのデータ書き込み時に双方のワー
ド線WWLおよびRWLを活性化して全てのトランスフ
ァゲートをオンさせるようにしているので、比較的広い
電圧マージンの幅を持ってデータ書き込みが行われるの
に対し、(b)の場合には“H”レベルのデータ書き込
み時に書き込み用ワード線WWLのみを活性化して書き
込み用のトランスファゲートのみをオンさせるようにし
ているので、その電圧マージンの幅は比較的狭くなり、
(a)の場合に比べて書き込みを容易に行うことができ
ない。
る。図中、(a)は書き込み用ワード線WWLおよび読
み出し用ワード線RWLの双方を活性化(つまり選択)
した場合の動作波形を示し、(b)は読み出し用ワード
線RWLを非活性化(つまり非選択)して書き込み用ワ
ード線WWLのみを活性化した場合の動作波形を示す。
特に、“H”レベルのデータを書き込む場合のメモリセ
ルの内部電位(ノードN1,N2の電位)を比較する
と、両者間の違いがはっきりする。すなわち、(a)の
場合には“H”レベルのデータ書き込み時に双方のワー
ド線WWLおよびRWLを活性化して全てのトランスフ
ァゲートをオンさせるようにしているので、比較的広い
電圧マージンの幅を持ってデータ書き込みが行われるの
に対し、(b)の場合には“H”レベルのデータ書き込
み時に書き込み用ワード線WWLのみを活性化して書き
込み用のトランスファゲートのみをオンさせるようにし
ているので、その電圧マージンの幅は比較的狭くなり、
(a)の場合に比べて書き込みを容易に行うことができ
ない。
【0026】図1の実施例では、書き込み用のトランス
ファゲートと読み出し用のトランスファゲートを異なる
導電型(nチャネル型およびpチャネル型)のトランジ
スタで構成した場合について説明したが、これは、同じ
導電型のトランジスタで構成してもよい。その一例は図
3に示される。図3に示す実施例では、図1に用いられ
たpチャネルトランジスタ3,4の代わりにnチャネル
トランジスタ7,8が用いられている。他の回路構成と
その動作については、図1の場合と同様であるのでその
説明は省略する。
ファゲートと読み出し用のトランスファゲートを異なる
導電型(nチャネル型およびpチャネル型)のトランジ
スタで構成した場合について説明したが、これは、同じ
導電型のトランジスタで構成してもよい。その一例は図
3に示される。図3に示す実施例では、図1に用いられ
たpチャネルトランジスタ3,4の代わりにnチャネル
トランジスタ7,8が用いられている。他の回路構成と
その動作については、図1の場合と同様であるのでその
説明は省略する。
【0027】なお、図3の回路構成の場合には、書き込
み用のトランスファゲートトランジスタ5,6のチャネ
ル幅と読み出し用のトランスファゲートトランジスタ
7,8のチャネル幅に差をつけるか、あるいはデータ書
き込み時に全てのトランスファゲートトランジスタをオ
ンさせるようにするのが望ましい。各トランスファゲー
トトランジスタ5,6,7,8の好ましいチャネル幅
は、全トランジスタの各チャネル長を同じとし、且つイ
ンバータ1,2を構成する各トランジスタのチャネル幅
を「1」とすると、書き込み側のトランジスタ5,6で
「1.0〜0.5」程度、読み出し側のトランジスタ
7,8で「0.5〜0.25」程度が適当である。
み用のトランスファゲートトランジスタ5,6のチャネ
ル幅と読み出し用のトランスファゲートトランジスタ
7,8のチャネル幅に差をつけるか、あるいはデータ書
き込み時に全てのトランスファゲートトランジスタをオ
ンさせるようにするのが望ましい。各トランスファゲー
トトランジスタ5,6,7,8の好ましいチャネル幅
は、全トランジスタの各チャネル長を同じとし、且つイ
ンバータ1,2を構成する各トランジスタのチャネル幅
を「1」とすると、書き込み側のトランジスタ5,6で
「1.0〜0.5」程度、読み出し側のトランジスタ
7,8で「0.5〜0.25」程度が適当である。
【0028】同様に、図4には図3の回路の動作波形が
示される。図5には上記各実施例の回路が適用される半
導体記憶装置の全体構成が示される。図中、10は複数
対のワード線と複数対の相補ビット線の交差部にそれぞ
れSRAMセルが配設されて成るメモリセルマトリク
ス、11は外部からの制御信号(アクティブ・ローのチ
ップイネーブル信号CEXおよびライトイネーブル信号
WEX)に応答して内部制御用のタイミング信号を生成
する制御バッファ、12は外部からのアドレス信号AD
Dのバッファリングを行うアドレスバッファ、13は制
御バッファ11からの制御信号とアドレスバッファ12
からのアドレス情報に基づいて上記複数対のワード線の
いずれか1対を選択するロウデコーダ、14は同じく制
御バッファ11からの制御信号とアドレスバッファ12
からのアドレス情報に基づいて上記複数対の相補ビット
線のいずれか1対を選択するコラムデコーダ、15は選
択された相補ビット線を対応する相補データ線に接続す
るコラムセレクタ、16は制御バッファ11からの制御
信号に基づいて制御パルスを発生するパルス発生器、1
7はパルス発生器16からの制御パルスに応答して選択
相補ビット線をリセット状態にするビット線イコライザ
回路、18は制御バッファ11およびパルス発生器16
からの制御信号に基づいて選択相補ビット線のデータを
増幅し、出力データDOUT として外部に出力する読み出
し増幅回路、19は制御バッファ11からの制御信号に
基づいて外部からの入力データDINを増幅し、選択相補
ビット線に送出する書き込み増幅回路、そして、20は
選択された相補ビット線(つまりコラム)の信号のバッ
ファリングを行うコラム選択バッファを示す。
示される。図5には上記各実施例の回路が適用される半
導体記憶装置の全体構成が示される。図中、10は複数
対のワード線と複数対の相補ビット線の交差部にそれぞ
れSRAMセルが配設されて成るメモリセルマトリク
ス、11は外部からの制御信号(アクティブ・ローのチ
ップイネーブル信号CEXおよびライトイネーブル信号
WEX)に応答して内部制御用のタイミング信号を生成
する制御バッファ、12は外部からのアドレス信号AD
Dのバッファリングを行うアドレスバッファ、13は制
御バッファ11からの制御信号とアドレスバッファ12
からのアドレス情報に基づいて上記複数対のワード線の
いずれか1対を選択するロウデコーダ、14は同じく制
御バッファ11からの制御信号とアドレスバッファ12
からのアドレス情報に基づいて上記複数対の相補ビット
線のいずれか1対を選択するコラムデコーダ、15は選
択された相補ビット線を対応する相補データ線に接続す
るコラムセレクタ、16は制御バッファ11からの制御
信号に基づいて制御パルスを発生するパルス発生器、1
7はパルス発生器16からの制御パルスに応答して選択
相補ビット線をリセット状態にするビット線イコライザ
回路、18は制御バッファ11およびパルス発生器16
からの制御信号に基づいて選択相補ビット線のデータを
増幅し、出力データDOUT として外部に出力する読み出
し増幅回路、19は制御バッファ11からの制御信号に
基づいて外部からの入力データDINを増幅し、選択相補
ビット線に送出する書き込み増幅回路、そして、20は
選択された相補ビット線(つまりコラム)の信号のバッ
ファリングを行うコラム選択バッファを示す。
【0029】なお、図1,図3の各実施例の構成と対比
させると、メモリセルMCおよびトランスファゲート
(トランジスタ3〜8)はメモリセルマトリクス10の
一部に相当する。図6には、図1の回路が適用された場
合の図5の構成におけるワード線駆動に係る部分の回路
構成が示される。
させると、メモリセルMCおよびトランスファゲート
(トランジスタ3〜8)はメモリセルマトリクス10の
一部に相当する。図6には、図1の回路が適用された場
合の図5の構成におけるワード線駆動に係る部分の回路
構成が示される。
【0030】なお、図示の回路は、簡単化のため、2ビ
ット分のアドレス信号(ADD0,ADD1)を入力す
る場合のアドレスバッファ12およびロウデコーダ13
の構成を示している。アドレスバッファ12は、アドレ
ス信号ADD0,ADD1にそれぞれ応答するインバー
タ31,32と、該インバータの各出力にそれぞれ応答
するインバータ33,34を有している。また、ロウデ
コーダ13は、プリデコーダ、デコーダおよびワード線
バッファを有している。プリデコーダは、インバータ3
1,32の各出力に応答するナンドゲート41と、イン
バータ32,33の各出力に応答するナンドゲート42
と、インバータ31,34の各出力に応答するナンドゲ
ート43と、インバータ33,34の各出力に応答する
ナンドゲート44と、ナンドゲート41〜44の各出力
にそれぞれ応答するインバータ45〜48とを有してい
る。デコーダは、各インバータ45〜48から出力され
た信号を適宜組み合わせた信号にそれぞれ応答するナン
ドゲート51〜54を有している。
ット分のアドレス信号(ADD0,ADD1)を入力す
る場合のアドレスバッファ12およびロウデコーダ13
の構成を示している。アドレスバッファ12は、アドレ
ス信号ADD0,ADD1にそれぞれ応答するインバー
タ31,32と、該インバータの各出力にそれぞれ応答
するインバータ33,34を有している。また、ロウデ
コーダ13は、プリデコーダ、デコーダおよびワード線
バッファを有している。プリデコーダは、インバータ3
1,32の各出力に応答するナンドゲート41と、イン
バータ32,33の各出力に応答するナンドゲート42
と、インバータ31,34の各出力に応答するナンドゲ
ート43と、インバータ33,34の各出力に応答する
ナンドゲート44と、ナンドゲート41〜44の各出力
にそれぞれ応答するインバータ45〜48とを有してい
る。デコーダは、各インバータ45〜48から出力され
た信号を適宜組み合わせた信号にそれぞれ応答するナン
ドゲート51〜54を有している。
【0031】また、ワード線バッファは、ライトイネー
ブル信号WEXに応答するインバータ60と、ナンドゲ
ート51〜54の各出力にそれぞれ応答するインバータ
61〜64と、インバータ61〜64の各出力にそれぞ
れ応答して読み出し用ワード線RWL0〜RWL3をそ
れぞれ駆動するインバータ65〜68と、インバータ6
0の出力およびインバータ61,62の出力に応答する
ナンドゲート69,70と、インバータ60の出力およ
びインバータ63,64の出力に応答するナンドゲート
71,72と、ナンドゲート69〜72の各出力にそれ
ぞれ応答して書き込み用ワード線WWL0〜RWL3を
それぞれ駆動するインバータ73〜76とを有してい
る。
ブル信号WEXに応答するインバータ60と、ナンドゲ
ート51〜54の各出力にそれぞれ応答するインバータ
61〜64と、インバータ61〜64の各出力にそれぞ
れ応答して読み出し用ワード線RWL0〜RWL3をそ
れぞれ駆動するインバータ65〜68と、インバータ6
0の出力およびインバータ61,62の出力に応答する
ナンドゲート69,70と、インバータ60の出力およ
びインバータ63,64の出力に応答するナンドゲート
71,72と、ナンドゲート69〜72の各出力にそれ
ぞれ応答して書き込み用ワード線WWL0〜RWL3を
それぞれ駆動するインバータ73〜76とを有してい
る。
【0032】図7には、図3の回路が適用された場合の
図5の構成におけるワード線駆動に係る部分の回路構成
が示される。この場合には、読み出し用ワード線RWL
0〜RWL3に接続されるトランスファゲートは図6の
場合とは逆のnチャネルトランジスタであるので、論理
合わせのために図6の構成に加えて、インバータ65〜
68の各出力端と読み出し用ワード線RWL0〜RWL
3の間にそれぞれインバータ77〜80が接続されてい
る。他の回路構成とその動作については、図6の回路構
成と同じであるのでその説明は省略する。
図5の構成におけるワード線駆動に係る部分の回路構成
が示される。この場合には、読み出し用ワード線RWL
0〜RWL3に接続されるトランスファゲートは図6の
場合とは逆のnチャネルトランジスタであるので、論理
合わせのために図6の構成に加えて、インバータ65〜
68の各出力端と読み出し用ワード線RWL0〜RWL
3の間にそれぞれインバータ77〜80が接続されてい
る。他の回路構成とその動作については、図6の回路構
成と同じであるのでその説明は省略する。
【0033】なお、上述した実施例のメモリセル構成
は、設計マージンが広くなるのでMOS系の半導体集積
回路に対して有用であるが、特に、トランジスタのチャ
ネル幅が固定であるためにそのレシオ調節ができないマ
スタスライス型集積回路(ゲートアレイ等)に対して
は、pチャネルトランジスタを積極的に利用することが
できるので、大いに有用である。
は、設計マージンが広くなるのでMOS系の半導体集積
回路に対して有用であるが、特に、トランジスタのチャ
ネル幅が固定であるためにそのレシオ調節ができないマ
スタスライス型集積回路(ゲートアレイ等)に対して
は、pチャネルトランジスタを積極的に利用することが
できるので、大いに有用である。
【0034】図8には、図1の回路をゲートアレイに適
用した場合のレイアウトの一例が示される。同図におい
て、破線で囲まれた部分はそれぞれトランスファゲート
トランジスタ3,4,5,6の領域に相当し、該トラン
ジスタ領域の内側の領域にメモリセルMCを構成する2
つのインバータが形成されている。なお、右下がりのハ
ッチングで示される部分はアルミニウム(Al)の第1
の配線層(LA)、右上がりのハッチングで示される部
分はアルミニウム(Al)の第2の配線層(LB)、黒
丸(●)は半導体バルクとAl配線層(LA)とのコン
タクトホール、そして黒四角(■)はAl配線層(L
A)とAl配線層(LB)とのコンタクトホールを表し
ている。
用した場合のレイアウトの一例が示される。同図におい
て、破線で囲まれた部分はそれぞれトランスファゲート
トランジスタ3,4,5,6の領域に相当し、該トラン
ジスタ領域の内側の領域にメモリセルMCを構成する2
つのインバータが形成されている。なお、右下がりのハ
ッチングで示される部分はアルミニウム(Al)の第1
の配線層(LA)、右上がりのハッチングで示される部
分はアルミニウム(Al)の第2の配線層(LB)、黒
丸(●)は半導体バルクとAl配線層(LA)とのコン
タクトホール、そして黒四角(■)はAl配線層(L
A)とAl配線層(LB)とのコンタクトホールを表し
ている。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
路構成を複雑化することなく、書き込みの容易性とデー
タ保持の安定性を両立させることができ、また、コラム
セレクタを使用してデータ書き込みを行った場合でも、
従来形に見られたような、他のビットのデータが反転す
るといった不都合を解消することが可能となる。
路構成を複雑化することなく、書き込みの容易性とデー
タ保持の安定性を両立させることができ、また、コラム
セレクタを使用してデータ書き込みを行った場合でも、
従来形に見られたような、他のビットのデータが反転す
るといった不都合を解消することが可能となる。
【図1】本発明の一実施例としての半導体記憶装置にお
ける要部構成図である。
ける要部構成図である。
【図2】図1の回路の動作波形図である。
【図3】本発明の他の実施例としての半導体記憶装置に
おける要部構成図である。
おける要部構成図である。
【図4】図3の回路の動作波形図である。
【図5】図1または図3の回路が適用される半導体記憶
装置の全体構成図である。
装置の全体構成図である。
【図6】図1の回路が適用された場合の図5の構成にお
けるワード線駆動に係る部分の構成を示す回路図であ
る。
けるワード線駆動に係る部分の構成を示す回路図であ
る。
【図7】図3の回路が適用された場合の図5の構成にお
けるワード線駆動に係る部分の構成を示す回路図であ
る。
けるワード線駆動に係る部分の構成を示す回路図であ
る。
【図8】図1の回路のレイアウト図である。
【図9】従来形の第1の例としての半導体記憶装置にお
ける要部構成図である。
ける要部構成図である。
【図10】従来形の第2の例としての半導体記憶装置に
おける要部構成図である。
おける要部構成図である。
【図11】従来形の第3の例としての半導体記憶装置に
おける要部構成図である。
おける要部構成図である。
【図12】従来形の第4の例としての半導体記憶装置に
おける要部構成図である。
おける要部構成図である。
【図13】コラムセレクタ使用時の説明図である。
1,2…インバータ 3,4…読み出し用トランスファゲート(pチャネルト
ランジスタ) 5,6…書き込み用トランスファゲート(nチャネルト
ランジスタ) 7,8…読み出し用トランスファゲート(nチャネルト
ランジスタ) BL,BLX…相補ビット線 CLM…コラム選択線 MC…メモリセル N1,N2…メモリセルの入出力ノード RWL…読み出し用ワード線 WWL…書き込み用ワード線
ランジスタ) 5,6…書き込み用トランスファゲート(nチャネルト
ランジスタ) 7,8…読み出し用トランスファゲート(nチャネルト
ランジスタ) BL,BLX…相補ビット線 CLM…コラム選択線 MC…メモリセル N1,N2…メモリセルの入出力ノード RWL…読み出し用ワード線 WWL…書き込み用ワード線
Claims (4)
- 【請求項1】 複数対のワード線および複数対の相補ビ
ット線の交差部にそれぞれ配設されたフリップフロップ
構成のメモリセル(MC)と、 各メモリセルのデータを対応する相補ビット線対に伝達
するための第1のトランスファゲートと、 各相補ビット線対のデータを対応するメモリセルに伝達
するための第2のトランスファゲートとを具備し、 前記第1のトランスファゲートは、対応するメモリセル
の2つの入出力ノード(N1,N2)と対応する相補ビ
ット線対の各ビット線(BL,BLX)との間にそれぞ
れ接続され且つ対応するワード線対の一方のワード線
(RWL)にゲートがそれぞれ接続された第1および第
2のトランジスタ(3,4;7,8)を有し、 前記第2のトランスファゲートは、対応するメモリセル
の2つの入出力ノードの少なくとも一方(N1)と対応
する相補ビット線(BL)との間に直列に接続され且つ
対応するワード線対の他方のワード線(WWL)および
対応するコラム選択線(CLM)にそれぞれゲートが接
続された第3および第4のトランジスタ(5,6)を有
し、 各メモリセルに対するデータの読み出しまたは書き込み
に応じてそれぞれ対応するワード線対の一方のワード線
または他方のワード線を択一的に選択レベルにすると共
に、データ書き込み時には対応するコラム選択線を選択
レベルにすることを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記第1および第2のトランジスタはそ
れぞれpチャネルトランジスタ(3,4)で構成され、
前記第3および第4のトランジスタはそれぞれnチャネ
ルトランジスタ(5,6)で構成されていることを特徴
とする請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 【請求項3】 前記第1、第2、第3および第4のトラ
ンジスタはそれぞれnチャネルトランジスタ(7,8,
5,6)で構成されていることを特徴とする請求項1に
記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 前記各メモリセルに対するデータの書き
込み時に、対応するワード線対の双方のワード線を共に
選択レベルにすることを特徴とする請求項1から3のい
ずれかに記載の半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4190702A JPH0636575A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4190702A JPH0636575A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 半導体記憶装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636575A true JPH0636575A (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=16262428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4190702A Withdrawn JPH0636575A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 半導体記憶装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636575A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012256630A (ja) * | 2011-06-07 | 2012-12-27 | Fujitsu Semiconductor Ltd | メモリセル |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP4190702A patent/JPH0636575A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012256630A (ja) * | 2011-06-07 | 2012-12-27 | Fujitsu Semiconductor Ltd | メモリセル |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7710763B2 (en) | SRAM cell using separate read and write circuitry | |
US8014191B2 (en) | Semiconductor memory | |
JP2987193B2 (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP4005535B2 (ja) | 半導体記憶装置 | |
US20060250880A1 (en) | Dual-port static random access memory having improved cell stability and write margin | |
JPH07118196B2 (ja) | スタティック型半導体メモリ | |
US7986547B2 (en) | Semiconductor memory device | |
JPH0536277A (ja) | 半導体メモリ装置 | |
US7161827B2 (en) | SRAM having improved cell stability and method therefor | |
JPH06350054A (ja) | 安定性の高い非対称的sramセル | |
US6215694B1 (en) | Self-restoring single event upset (SEU) hardened multiport memory cell | |
KR100460141B1 (ko) | 듀얼 포트 정적 메모리 셀 및 이 셀을 구비한 반도체메모리 장치 | |
JP3317746B2 (ja) | 半導体記憶装置 | |
JPH06162784A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JP2000207886A (ja) | 半導体記憶装置 | |
US20230395141A1 (en) | Low-power static random access memory | |
JPH0945081A (ja) | スタティック型メモリ | |
US6816401B2 (en) | Static random access memory (SRAM) without precharge circuitry | |
JPH0636575A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP3298123B2 (ja) | マルチポートsram | |
JP2003257184A (ja) | 半導体記憶装置 | |
US12033719B2 (en) | Semiconductor device and method of operating the same | |
JPH0589683A (ja) | 半導体メモリ装置 | |
TWM647361U (zh) | 寫入驅動電路 | |
TWM645519U (zh) | 負位元線寫入驅動電路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |