JPH0636475A - 誤り訂正装置 - Google Patents

誤り訂正装置

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JPH0636475A
JPH0636475A JP19506192A JP19506192A JPH0636475A JP H0636475 A JPH0636475 A JP H0636475A JP 19506192 A JP19506192 A JP 19506192A JP 19506192 A JP19506192 A JP 19506192A JP H0636475 A JPH0636475 A JP H0636475A
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JP
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JP19506192A
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English (en)
Inventor
Junko Nakase
純子 中瀬
Nobukazu Doi
信数 土居
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】演算量,処理量及び誤訂正確率を増加させるこ
となく異なった長さを有する複数の符号語を連続的に処
理できる誤り訂正装置を提供すること。 【構成】シンドローム演算ブロック1,誤り位置・誤り
数値導出ブロック2,訂正ブロック3の3段のパイプラ
インで構成される誤り訂正装置において、符号語の長さ
を示す符号語長指定信号に対しパイプラインのタイミン
グで入力をラッチする3段の保持手段5を直列に接続す
る。さらに上記1段目,2段目,3段目の保持手段5の
出力をそれぞれシンドローム演算ブロック1,誤り位置
・誤り数値導出ブロック2,訂正ブロック3に入力し、
各ブロックの処理を制御するのに用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル信号の誤り訂
正を行う誤り訂正装置に係り、特に、異なる符号語長を
有する符号語を連続的に処理する誤り訂正装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号を磁気テープ等の記録媒
体に記録する場合にデータを誤り訂正符号の符号語とし
て記録し再生時に誤り訂正符号の復号を行って誤りの訂
正を行う誤り訂正技術が知られている。この誤り訂正処
理を行う誤り訂正装置には、たとえば、文献「村上,須
田,“ディジタルVTR用信号処理LSI”,テレビジ
ョン学会誌,vol.43,No.12(1989),
pp.1333−1339」の誤り訂正装置がある。
【0003】図2に上記従来技術の誤り訂正装置の構成
を示す。この誤り訂正装置は、シンドローム演算ブロッ
ク1と、誤り位置・誤り数値導出ブロック2,訂正ブロ
ック3,遅延ブロック4から構成される。シンドローム
演算ブロック1では、入力される符号語からシンドロー
ムを計算する。誤り位置・誤り数値導出ブロック2で
は、シンドロームをもとに誤り位置と誤り数値を求める
演算を行う。訂正ブロック3では、遅延ブロック4から
出力される符号語を誤り位置と誤り数値をもとに訂正し
て出力する。
【0004】シンドローム演算ブロック1,誤り位置・
誤り数値導出ブロック2,訂正ブロック3は3段のパイ
プライン動作を行うように構成されており、符号語の先
頭を示すリセット信号のタイミングで演算結果を次段の
ブロックに引き継ぎ次の符号語の処理を開始する。以後
このような処理を行うタイミングのことをパイプライン
のタイミングとよぶ。上記リセット信号はまた遅延ブロ
ック4の遅延量を制御するのに用いられる。
【0005】例えば、遅延ブロック4をメモリで構成す
る場合、符号語をメモリに書き込んでから読み出すまで
の遅延をリセット信号2回分の遅延と等しくとる。リセ
ット信号2回分の遅延はパイプライン2段分の遅延、す
なわち、シンドローム演算ブロック1と、誤り位置・誤
り数値導出ブロック2で要する遅延に相当する。誤り訂
正装置では、符号語の長さを示す符号語長指定信号がシ
ンドローム演算ブロック1,誤り位置・誤り数値導出ブ
ロック2,訂正ブロック3に共通に入力され各ブロック
内の動作の制御に用いられる。たとえば、符号語長指定
信号として符号語長Nを示す値が入力された場合、シン
ドローム演算ブロック1ではNシンボルについて演算を
実行した後演算を停止し計算値を保持する。また、誤り
位置・誤り数値導出ブロック2では誤り位置を求める演
算をNシンボルの範囲で実行する。また訂正ブロック3
では同様にNシンボルの範囲で誤り位置と符号語の訂正
位置の対応付けを行う。
【0006】シンドローム演算ブロック1,訂正ブロッ
ク3ではそれぞれ、符号語Nシンボルの入力,出力を行
う。1シンボルにつき1クロックを要するため1符号語
に対する処理全体でNクロックの時間を要する。シンド
ローム演算ブロック1,誤り位置・誤り数値導出ブロッ
ク2,訂正ブロック3の1符号語に対する処理は全てパ
イプライン1段分の時間内に終了している必要があり、
パイプライン1段分の時間はリセット信号の間隔で決ま
る。従ってリセット信号の間隔はNクロック以上でかつ
誤り位置・誤り数値導出ブロック2の処理に要するクロ
ック数以上に設定する。そのためNクロックよりも誤り
位置・誤り数値導出ブロック2の処理に要するクロック
数が大きい場合は、リセット信号の間隔は符号語の長さ
よりも大きくとることになる。この場合は符号語間に時
間的な空きが生じる。しかし上述のように各ブロック内
では符号語長指定信号を用いて符号語のデータのみにつ
いて処理を行うよう制御されるため、符号語間にどのよ
うなデータを入力しても問題は生じない。すなわち、符
号語間のデータは訂正処理に影響を与えない無効データ
として扱われ、遅延ブロック4において符号語のデータ
と同じ量の遅延をかけられたのち、そのまま値を変える
ことなく訂正ブロック3から出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ディジタルVTRにお
いて、誤り訂正符号に符号化されたデータは同期ブロッ
クとよばれる単位で磁気テープに記録される。D2規格
では誤り訂正符号として内符号,外符号による積符号を
用いており、同期ブロックは長さの異なる二つの内符号
の符号語から構成されている。これらの長さはそれぞれ
95シンボル,93シンボル(1シンボルは8ビット、
以下符号語長を示す値にはシンボルを省略する)であ
る。磁気テープからデータを再生する際には同期ブロッ
クの先頭に付加された同期信号を検出することにより同
期ブロックの区切りをつけたのち、その同期ブロックの
中でさらに二つの符号語の区切りをつける。再生データ
系列では上記の様に区切られた符号語が連続しており、
95,93,95,…というように2種類の符号語長が
交互に並んだ形になっている。しかし、従来の誤り訂正
装置ではこのように異なる符号語長の符号語を連続的に
処理できない。
【0008】この理由を次に説明する。図3に従来の誤
り訂正装置に異なる符号語長の符号語を連続的に入力し
た場合の、各入力信号の関係およびパイプライン処理の
進行状況を表したタイミングチャートを示す。図3では
符号語が符号語1,2,3の順で入力されるとし、これ
ら符号語の符号語長はそれぞれN1,N2,N3である
とする。符号語1,2,3を誤り訂正装置に入力するの
に合わせて、符号語長指定信号としてそれぞれN1,N
2,N3を示す値を入力する。各符号語の処理はリセッ
ト信号のタイミングでパイプラインの次のブロックに進
む。従って、長さN3の符号語がシンドローム演算ブロ
ック1に入力されているとき、誤り位置・誤り数値導出
ブロック2では長さN2の符号語の処理を行い、訂正ブ
ロック3では長さN1の処理を行っている。
【0009】しかし誤り位置・誤り数値導出ブロック
2,訂正ブロック3共に符号語長を示す値としてその時
刻に入力されているN3を用いて各ブロックにおける演
算や処理の制御を行う。この場合、誤り位置・誤り数値
導出ブロック2では間違った範囲で誤り位置を求めるた
め、本来求まるべき誤り位置が求まらない、または符号
語の範囲外で誤り位置を求めてしまう、ということが起
こりうる。また、訂正ブロック3では符号語と誤り位置
の対応がずれてしまい間違った位置で訂正を実行してし
まうことになる。
【0010】この理由で従来の誤り訂正装置では異なる
符号語長の符号語を連続的に処理することが不可能であ
ったため、誤り訂正装置に入力する前に符号語長を一定
値に揃える処理を行っていた。D2規格の内符号の復号
では、符号語長93の符号語の先頭に全零データを2シ
ンボル挿入することにより符号語長を95に変換し符号
語長を一定長95に揃える前処理を行っていた。内符号
の復号に限らず、たとえば符号語長が68である外符号
と上記内符号の復号を一つの誤り訂正装置を時分割に用
いて行う場合にも外符号の符号語長を95に変換し符号
語長95に揃える必要がある。
【0011】このように符号語長N′の符号語を一定長
N(>N′)に変換して誤り訂正装置で処理を行う場
合、シンドローム演算ブロック1では本来N′シンボル
の範囲でのみ演算を実行すべきところをNシンボルの範
囲にわたって実行することになり、誤り位置・誤り数値
導出ブロック2では誤り位置を求める演算を本来N′シ
ンボルの範囲でのみ実行すべきところをNシンボルの範
囲にわたって実行することになる。また訂正ブロック3
でも誤り位置と符号語の対応をとるための処理を同様に
Nシンボルの範囲にわたって実行することになる。すな
わち、符号語長がN′の符号語をより長い符号語長Nに
変換すると、本来N′シンボルの範囲で実行すべき演算
や処理をNシンボルの範囲にわたって実行することにな
り演算量、及び処理量は増加する。これら演算量,処理
量の増加は消費電力の増加につながる。回路の集積度の
向上に伴い消費電力の問題は顕著となり、これを低減す
ることは重要な課題となっている。
【0012】また、別の問題に誤訂正の問題がある。誤
訂正とは符号語の誤りが符号語の誤り訂正能力以上であ
る場合に正しいシンボル位置を誤り位置と判定し、この
間違った誤り位置に対し訂正処理を行って正しいシンボ
ルを誤ったデータに置き換えてしまうことをいう。誤訂
正は符号語の誤りをさらに増やしてしまう現象であり、
できるかぎり防止することが望ましい。この防止方法と
しては、たとえば符号語の範囲で求まる誤り位置の数の
正否を調べる方法がある。このように符号語長を本来の
長さNよりも長いN′に変換した場合、変換するために
付加した全零データには誤りはない。従って、全零デー
タ部分で誤り位置が求まったとすればその符号語の誤り
は明らかに訂正能力を超えている。しかし、符号語長指
定信号はN′が与えられ全零データを含めたN′シンボ
ルの範囲で求まる誤り位置の数の正否を調べるため、上
記のような場合でも誤り位置の数の合計が正しければ訂
正を行ってしまう。このとき本来の長さであるNシンボ
ルの範囲で調べるならば誤り位置の数が正しくないこと
を検出できる。すなわち、符号語を本来の長さよりも長
く変換すると誤訂正が発生する確率は増加する。
【0013】本発明の目的は、演算量,処理量、また誤
訂正の確率を増加させることなく異なった長さを有する
複数の符号語を連続的に処理できる誤り訂正装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、入力された誤り訂正符号の符号語をも
とにシンドロームを求める機能を有する第1の演算手段
と、前記第1の演算手段の出力をもとに誤り位置と誤り
数値を求める機能を有する第2の演算手段と、前記符号
語を遅延させる遅延手段と、第2の演算手段の出力をも
とに前記遅延手段から出力される符号語の訂正を行う機
能を有する訂正手段を有し、前記第1,第2の演算手段
及び訂正手段をパイプライン処理を行う複数のブロック
により構成する誤り訂正装置において、入力される符号
語の長さを示す情報を保持し前記符号語に対する処理を
行うブロックに対して前記情報を供給する供給手段を備
える。
【0015】
【作用】上記手段によれば、パイプラインを構成する複
数のブロックにおいて、各ブロックで処理している符号
語の符号語長情報を用いて演算,動作の停止を制御でき
る。これによって各ブロックではそれぞれの符号語の本
来の長さに対して必要な演算のみを行うことが可能とな
る。従って、従来符号語長を変換して処理するために生
じた演算量,処理量の増加をなくし、消費電力を低減で
きる。また誤訂正の確率も低減できる。さらに符号語毎
に符号語長を変えることが可能になるため、符号語長を
一定値に揃える前処理が不要になる。これはディジタル
VTRのD2規格のように1同期ブロックが異なる符号
語長を有する複数の符号語から構成される場合、あるい
は誤り訂正符号として外符号,内符号による積符号を用
いるときに外符号,内符号の復号を一つの誤り訂正装置
を時分割に用いて行う場合に有効である。
【0016】
【実施例】図1に本発明の第1の実施例を示す。本実施
例では誤り訂正装置をシンドローム演算ブロック1,誤
り位置・誤り数値導出ブロック2,訂正ブロック3の3
段のパイプラインで構成し、入力される符号語に対して
遅延をかける遅延ブロック4を備える。遅延ブロック4
の遅延量はシンドローム演算ブロック1,誤り位置・誤
り数値導出ブロック2における演算に要する遅延と等し
くとる。符号語と共に符号語の先頭であることを示すリ
セット信号を入力し、パイプラインを構成するこれら三
つのブロックでパイプラインのタイミングとして用い
る。リセット信号を遅延ブロック4にも入力し遅延量を
制御する信号として用いる。
【0017】本実施例では符号語長指定信号に対し、パ
イプラインのタイミングで入力をラッチする保持手段5
を3段直列に接続する。この保持手段5の段数はシンド
ローム演算ブロック1,誤り位置・誤り数値導出ブロッ
ク2,訂正ブロック3から構成されるパイプラインの段
数に対応している。
【0018】図4に保持手段5の構成例を示す。保持手
段5はDFF6,DFF7の二つのDフリップフロップ
から構成される。DFF6はクロックの立ち上がりで入
力DをラッチするDフリップフロップである。またDF
F7はイネーブル入力付きDフリップフロップであり、
イネーブル入力が‘L’のとき入力Dをラッチし、
‘H’のとき出力を保持する。DFF7のイネーブル入
力としてはDFF6の出力を接続する。ただし、DFF
6は三つの保持手段5において共用することが可能であ
る。
【0019】図5に図1の誤り訂正装置における第1段
目の保持手段5について入出力の関係を表したタイムチ
ャートを示す。リセット信号としては符号語の先頭シン
ボルの直前1クロックで‘L’になる信号を用いる。リ
セット信号はDFF6によりクロックの立ち上がりc1
でラッチされsg1が生成される。符号語長指定信号は
sg1が‘L’のときのクロック立ち上がりc2でラッ
チされsg2が生成される。sg2は1リセット信号の
期間保持される。従って、符号語長指定信号はラッチす
るタイミングでのみ定まっていればよく、1リセット信
号期間にわたって同じ値を保持する必要はない。
【0020】図6に本誤り訂正装置における入力と各保
持手段5の出力の関係を表したタイムチャートを示す。
ただし符号語1,2,3の順に符号語が入力されると
し、符号語1,2,3の符号語長はそれぞれN1,N
2,N3であるとする。また、リセット信号の間隔を一
定値NRにし符号語間に無効データを入力する場合につ
いて示している。符号語長指定信号は入力する符号語に
対応させて変化させる。直列接続された3段の保持手段
5の出力s1,s2,s3はリセット信号が入力される
度に1段ずつ進行し、パイプライン処理を行う各ブロッ
クに対し常に対応する符号語長を与える。例えば、シン
ドローム演算ブロック1に符号語3が入力される期間、
誤り位置・誤り数値導出ブロック2では符号語2が処理
され、訂正ブロック3では符号語1が処理される。
【0021】このときシンドローム演算ブロック1に入
力されるs1はN3となっており、誤り位置・誤り数値
導出ブロック2に入力されるs2はN2となっている。
また訂正ブロック3に符号語長として入力されるs3は
N1となっている。これらs1,s2,s3は全て各ブ
ロックで処理されている符号語の長さに対応している。
シンドローム演算ブロック1ではs1で与えられる符号
語長の範囲で演算を実行した後演算を停止し計算値を保
持する。また、誤り位置・誤り数値導出ブロック2では
誤り位置を求める演算をs2で与えられる符号語長の範
囲で実行する。また訂正ブロック3ではs3で与えられ
る符号語長の範囲で誤り位置と符号語の訂正位置の対応
付けを行う。
【0022】すなわち、本実施例によれば各符号語の符
号語長Nをパイプライン処理の進行に合わせて引き継い
でいくことが可能であるため、各ブロックで処理してい
る符号語の符号語長を用いて演算,動作の停止を制御で
きる。これによって各ブロックではそれぞれの符号語の
本来の長さに対して必要な演算のみを行うことが可能と
なる。従って、符号語長を変換して処理する場合に生じ
ていた演算量,処理量の増加をなくし、消費電力を低減
できる。また誤訂正の確率も低減できる。さらに符号語
毎に符号語長を変えることが可能になるため、符号語長
を一定値に揃える前処理が不要になる。なお、本実施例
は誤り訂正装置をm段(mは2以上の整数)のパイプラ
インで構成する場合に容易に拡張できる。この場合、保
持手段5の段数をm段にし第k段目(k=1,2,…,
m)の保持手段5の出力をパイプラインk段目のブロッ
クに接続する。
【0023】図7に本発明の第2の実施例の誤り訂正装
置を示す。本実施例は、図1の誤り訂正装置における第
1段目の保持手段5の前段に符号語長を選択するマルチ
プレクサ8を設けたものである。すなわち、入力として
符号語長指定信号を複数備え、符号語長選択信号により
それら複数の符号語長指定信号から一つを選択する。
【0024】本実施例では、符号語長指定信号として固
定値を与え符号語長選択信号のみを変化させることによ
って各符号語に対応した符号語長を指定する。
【0025】図8に本実施例の誤り訂正装置における符
号語長指定信号,符号語長選択信号の関係を表すタイム
チャートを示す。ただし符号語を符号語1,2,3の順
で入力するとし、符号語1,3の符号語長は共にN1、
符号語2の符号語長はN2、さらにリセット信号の間隔
を一定値NRにして入力する場合について示している
(N2<N1<NR)。またマルチプレクサ8に入力さ
れる符号語長指定信号はN1,N2の2種類とし符号語
長選択信号が‘L’のときN1、‘H’のときN2を出
力するものとする。従って誤り訂正装置に符号語1,3
を入力するときは符号語長選択信号を‘L’にし符号語
2を入力するときは符号語長選択信号を‘H’にする。
マルチプレクサ8の出力は第1の実施例の場合と同様に
符号語1シンボル目のクロック立ち上がりで第1の保持
手段5によりラッチする。従って、1リセット期間にわ
たって符号語長選択信号を‘L’または‘H’に保持す
る必要はなくラッチするタイミングでのみ値が定まって
いればよい。
【0026】本実施例をディジタルVTRのD2規格に
適用した場合、2種類の符号語長指定信号はそれぞれ8
ビットで与えられ、符号語長選択信号は1ビットであ
る。本実施例では8ビットの符号語長指定信号自体を変
化させることなく1ビットの符号語長指定信号を変化さ
せればよい。実施例は符号語長指定信号の数をk個(k
は2以上の整数)に容易に拡張できる。この場合kに対
応して符号語長選択信号のビット数も変化する。また、
符号語長指定信号は必ずしも固定値である必要はなく入
力する符号語に応じて変化させることも可能である。
【0027】符号語長がN1,N2(N1>N2)の2
種類のとき、誤り位置・誤り数値導出ブロック2におい
て符号語長N1の符号語に対する処理クロック数がN1
以下の場合はリセット信号の間隔を固定値N1にするこ
とができる。
【0028】図9にこのときのリセット信号と符号語入
力の関係を表すタイムチャートを示す。符号語長N2の
符号語の後部には(N1−N2)クロック分無効データ
を入力する。ディジタルVTRのD2規格では1同期ブ
ロックは同期信号2シンボル,符号語95シンボル,符
号語93シンボルから成り、このような同期ブロックが
複数連続して再生データの系列を形成している。誤り訂
正には用いない同期信号2シンボルを直前の93シンボ
ルの符号語後部の無効データとして割り当てることがで
きる。このようにすれば磁気テープからディジタル信号
に再生されたデータ系列をそのまま誤り訂正装置に入力
することが可能である。また、誤り位置・誤り数値導出
ブロック2において符号語長N1の符号語に対する処理
クロック数がN2以下であれば、符号語長が変化する場
合にもリセット信号の間隔と符号語の間隔を等しくとる
ことが可能である。
【0029】図10にこの場合のタイムチャートを示
す。符号語の入力順、符号語長は図9と等しいとする。
この場合は符号語間に無効データを挿入することなく符
号語のデータのみを連続的に入力する。従ってこの場合
リセット信号の間隔は符号語長と等しく、N1,N2,
N1,…と交互に変化する。このとき遅延ブロック4の
遅延量は2リセット信号分に等しく(N1+N2)クロ
ックである。このようにすれば符号語間に無効データを
挿入する必要がなく、誤り訂正装置全体で必要とする処
理クロック数を第3の実施例に比べ無効データのシンボ
ル数だけ少なくすることができる。
【0030】なお、本実施例は符号語長指定信号がk個
(kは2以上の整数)の場合に容易に拡張できる。この
場合はリセット信号の間隔としてk個の符号語長指定信
号のうち最も長い符号語長を示す信号を用いる。
【0031】図11に本発明の第3の実施例の誤り訂正
装置を示す。図12に本実施例のタイムチャートを示
す。本実施例は、第1の実施例における1段目の保持手
段5の代わりにカウンタ9を備え符号語長指定信号とし
て1ビットの信号を用いる。またシンドローム演算ブロ
ック1には符号語長指定信号を直接入力する。カウンタ
9は符号語長指定信号の制御により動作しその出力を保
持手段5によりラッチする。
【0032】本実施例の符号語長指定信号は各リセット
期間において、入力される符号語入力データが符号語の
部分か無効データの部分かを示す信号であり、図12で
は符号語部分に対し‘L’、無効データ部分に対し
‘H’を指定する場合について示している。この
‘L’,‘H’の指定は逆であってもよい。カウンタ9
は符号語長指定信号が‘L’のときクロックをカウント
し、‘H’のとき出力を保持する。カウンタ9はこの保
持状態において符号語長に等しいクロック数をカウント
した状態にある。またカウンタ9の出力はリセット信号
により初期化するよう構成する。このカウンタ9の出力
を保持手段5によりラッチすることによりs2を生成
し、さらにs2を保持手段5によりラッチすることによ
りs3を生成する。保持手段5は第1,第2の実施例と
同様、各符号語1シンボル目のクロック立ち上がりで入
力をラッチするものである。
【0033】この本実施例によれば、符号語長指定が1
ビットのみで行えるため入力信号数を低減できる。カウ
ンタ9は1を初期値として1ずつ値を増していくバイナ
リカウンタを用いることができる。また、ガロア体の元
であるαの零乗を初期値としてクロックが入力される度
にαを乗じていきNクロックをカウントした時点でαの
(N−1)乗を生成するガロア体カウンタを用いること
も可能である。
【0034】図13に本発明の第4の実施例の誤り訂正
装置の構成を示す。本実施例は第1の実施例で遅延ブロ
ック4の遅延量を制御する信号としてリセット信号の代
わりにリセット間隔指定信号を用いる構成をとる。例え
ば、リセット信号の間隔をNRクロックとする場合、リ
セット間隔指定信号でNRを指定する。遅延ブロック4
をメモリで構成する場合、符号語をメモリに書き込んで
から読み出すまでの遅延を2NRクロック分の遅延と等
しくとる。この遅延量はシンドローム演算ブロック1,
誤り位置・誤り数値演算ブロック2で要する遅延に相当
する。誤り訂正装置をm段(mは2以上の整数)のパイ
プラインで構成する場合は遅延ブロック4の遅延量はパ
イプライン(m−1)段分の遅延量と等しくとる。図9
に示した様にリセット信号の間隔をN1,N2(N1>
N2)と交互に変化させる場合には符号語に合わせてリ
セット間隔指定信号を交互に変化させる。この場合、遅
延ブロック4の遅延量は(N1+N2)クロック分の遅
延と等しくとる。また符号語長とリセット信号の間隔を
等しくとる場合は、リセット間隔指定信号と符号語長指
定信号を共用することができる。この場合入力する信号
数を少なくできる。
【0035】また、本実施例は第1の実施例同様、第2
の実施例に適用することが可能である。この場合も符号
語長指定信号とリセット間隔指定信号を共用することが
可能である。共用方法としては次の二つの方法がある。
すなわち、 (1)複数の符号語長指定信号のうち最も長い符号語長を
示す信号をリセット間隔指定信号と共用する。
【0036】(2)マルチプレクサの出力をリセット間隔
指定信号と共用する(2種類の符号語長が交互に規則的
に入力される場合)。
【0037】上記の様にリセット信号とは独立のリセッ
ト間隔指定信号によって遅延ブロック4の遅延量を制御
すると、何らかの原因でリセット信号が正しいリセット
間隔と異なる間隔で入力される場合にも正しい遅延量を
維持できる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、誤り訂正装置を構成す
る複数のブロックにおいて、各ブロックで処理している
符号語の符号語長情報を用いて演算,処理を制御でき
る。これによって各ブロックではそれぞれの符号語の本
来の長さに対して必要な演算のみを行うことが可能とな
る。従って、従来符号語長を変換して処理するために生
じた演算量,処理量の増加をなくし、消費電力を低減で
きる。また誤訂正の確率も低減できる。また、符号語毎
に符号語長を変えることが可能になるため、符号語長を
一定値に揃える前処理が不要になる。これはディジタル
VTRのD2規格のように1同期ブロックが異なる符号
語長を有する複数の符号語から構成される場合、あるい
は誤り訂正符号として外符号,内符号による積符号を用
いるときに、外符号,内符号の復号を一つの誤り訂正装
置を時分割に用いて行う場合に有効である。さらに、リ
セット信号とは独立のリセット間隔指定信号によって遅
延ブロックの遅延量を制御する場合は、何らかの原因で
リセット信号が正しいリセット間隔と異なる間隔で入力
される場合にも正しい遅延量を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図。
【図2】従来の誤り訂正装置の構成を示すブロック図。
【図3】従来の誤り訂正装置の動作説明に用いるタイム
チャート。
【図4】図1の誤り訂正装置における保持手段5のブロ
ック図。
【図5】図4の保持手段5の動作説明に用いるタイムチ
ャート。
【図6】図1の誤り訂正装置の動作説明に用いるタイム
チャート。
【図7】本発明の第2の実施例を示すブロック図。
【図8】図7の誤り訂正装置の動作説明に用いるタイム
チャート。
【図9】図7の誤り訂正装置の動作説明に用いるタイム
チャート。
【図10】図7の誤り訂正装置の動作説明に用いるタイ
ムチャート。
【図11】本発明の第3の実施例を示すブロック図。
【図12】図11の誤り訂正装置の動作説明に用いるタ
イムチャート。
【図13】本発明の第4の実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…シンドローム演算ブロック、2…誤り位置・誤り数
値導出ブロック、3…訂正ブロック、4…遅延ブロッ
ク、5…保持手段、6,7…DFF、8…マルチプレク
サ、9…カウンタ、s1,s2,s3…保持手段の出
力、sg1…DFF6の出力、sg2…DFF7の出力。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誤り訂正符号の符号語をもとにシンドロー
    ムを求める機能を有する第1の演算手段と、前記第1の
    演算手段の出力をもとに誤り位置と誤り数値を求める機
    能を有する第2の演算手段と、前記符号語を遅延させる
    遅延手段と、前記第2の演算手段の出力をもとに前記遅
    延手段から出力される符号語の訂正を行う機能を有する
    訂正手段をもち、前記第1の演算手段,前記第2の演算
    手段及び訂正手段をパイプライン処理を行うm個(mは
    2以上の整数)のブロックにより構成する誤り訂正装置
    において、入力される符号語の長さを示す情報を保持し
    前記符号語に対する処理を行うブロックに対して前記情
    報を供給する供給手段を備え、前記供給手段から供給さ
    れる前記情報を各ブロックの動作の制御に用いることを
    特徴とする誤り訂正装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、り訂正装置に入力され
    る符号語の長さを示す符号語長指定信号をパイプライン
    のタイミングでラッチする第1の保持手段と、記第1の
    保持手段に対し直列に接続した、入力をパイプラインの
    タイミングでラッチする別の(m−1)個の第2〜第m
    の保持手段とを備え、記第n(1≦n≦m)の保持手段
    の出力をパイプラインn段目のブロックに接続すること
    により供給手段を構成する誤り訂正装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、符号語の長さを示す複
    数の入力から選択信号によって1入力を選択するマルチ
    プレクサにより前記符号語長指定信号を生成する誤り訂
    正装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、符号語のデータである
    か符号語間の無効データであるかを示す符号語長指定信
    号の制御により符号語長を示す値を生成するカウンタ
    と、前記カウンタの出力をパイプラインのタイミングで
    ラッチする第1の保持手段と、前記第1の保持手段に対
    し直列に接続した、入力をパイプラインのタイミングで
    ラッチする別の(m−2)個の保持手段とを備え、前記
    符号語長指定信号の信号線をパイプライン1段目のブロ
    ックに接続し、前記第n(2≦n≦(m−1))の保持
    手段の出力をパイプラインn段目のブロックに接続する
    ことにより供給手段を構成する誤り訂正装置。
  5. 【請求項5】誤り訂正符号の符号語をもとにシンドロー
    ムを求める機能を有する第1の演算手段と、前記第1の
    演算手段の出力をもとに誤り位置と誤り数値を求める機
    能を有する第2の演算手段と、前記符号語を遅延させる
    遅延手段と、前記第2の演算手段の出力をもとに前記遅
    延手段から出力される符号語の訂正を行う機能を有する
    訂正手段を有し、前記第1の演算手段,前記第2の演算
    手段及び前記訂正手段をパイプライン処理を行う複数の
    ブロックにより構成する誤り訂正装置において、符号語
    の先頭であることを示すリセット信号と、前記リセット
    信号の正規の間隔を示すリセット間隔指定信号とを互い
    に独立の入力として備え、前記リセット間隔指定信号を
    前記遅延手段の遅延量を制御する信号として用いること
    を特徴とする誤り訂正装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、各符号語の長さを示す
    符号語長指定信号を入力として備え、前記符号語長指定
    信号を前記リセット間隔指定信号と共用する誤り訂正装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09115244A (ja) * 1995-10-20 1997-05-02 Hitachi Ltd 記録再生装置及びその集積回路

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JPH09115244A (ja) * 1995-10-20 1997-05-02 Hitachi Ltd 記録再生装置及びその集積回路

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