JPH08125549A - 誤り訂正復号回路とそれを使用するディジタル通信装置及びディジタル記録装置 - Google Patents

誤り訂正復号回路とそれを使用するディジタル通信装置及びディジタル記録装置

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JPH08125549A
JPH08125549A JP26211694A JP26211694A JPH08125549A JP H08125549 A JPH08125549 A JP H08125549A JP 26211694 A JP26211694 A JP 26211694A JP 26211694 A JP26211694 A JP 26211694A JP H08125549 A JPH08125549 A JP H08125549A
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Junko Nakase
純子 中瀬
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤り訂正符号でN重符号化(Nは2以上の整
数)されたデータブロックの復号回路の回路規模を小さ
くすること。 【構成】 入力端から入力されるデータブロックに対
し、C1符号復号ユニット(2)、C2符号復号ユニッ
ト(4)でそれぞれ1回目、2回目の誤り訂正復号処理
を実行する。2回目の復号結果をC1符号復号ユニット
(2)の入力にフィードバックし、C1符号復号ユニッ
ト(2)、C2符号復号ユニット(4)でそれぞれ3回
目、4回目の誤り訂正復号処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、N重(Nは2以上の整
数)に誤り訂正符号化されたデータの誤り訂正復号回路
に係わり、特に、誤り訂正復号を繰り返して行う誤り訂
正復号回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル通信システムには、通信回線
上、あるいは、無線を用いて画像、音声等のディジタル
データを伝送するディジタル通信システム、ディジタル
放送システム等がある。
【0003】また、ディジタル記録装置には、磁気テー
プ装置、磁気ディスク装置、光ディスク装置等がある。
【0004】図14は、ディジタル通信システムにおい
て使用される、無線を使用するディジタル通信装置の概
略構成を示すブロック図であり、また、図15は、従来
のコンピュータの入出力装置として使用されるディジタ
ル記憶装置の概略構成を示すブロック図である。
【0005】前記図14、または、図15に示すディジ
タル記憶装置、あるいは、ディジタル通信装置におい
て、データの信頼性を確保するための技術として誤り訂
正技術が用いられている。
【0006】誤り訂正とは、データに生じた誤り、例え
ば、ディジタル記録装置ならば記録したビットの’1’
が’0’に、あるいは、’0’が’1’に再生される場
合に、元の正しいビットに戻す信号処理である。
【0007】ディジタル記録装置、または、ディジタル
通信装置において生じる誤りには、一般に、ランダム誤
りとバースト誤りの2種類の誤りがある。
【0008】ここで、ランダム誤りは、見かけ上ほぼラ
ンダムにビット単位で生じる誤りであり、これに対し
て、バースト誤りとは、ある期間複数ビットにわたって
連続して生じる誤りである。
【0009】このような2種類の誤りを効率的に訂正す
るための符号化方法の一つに、情報を二次元配列に配置
し、異なる方向に対して誤り訂正符号化を複数回行う方
法が公知である。
【0010】例えば、誤り訂正符号化を2回行う二重符
号化の例としては、ディジタルVTR等で用いられてい
る積符号がある。
【0011】積符号とは、情報を二次元配列に配置し、
縦、横2方向に二重の誤り訂正符号化を行うものであ
る。
【0012】以下、ディジタルVTRを例にとり、積符
号符号化の手順とその訂正能力について簡単に説明す
る。
【0013】ディジタルVTRでは、誤り訂正符号とし
てリードソロモン符号が用いられている。
【0014】リードソロモン符号は、複数ビットを1シ
ンボルとし、シンボル単位で訂正を行う誤り訂正符号で
あり、例えば、業務用ディジタルVTRでは、8ビット
を1シンボルとするリードソロモン符号を用いている。
【0015】リードソロモン符号では、情報に付加する
パリティが2tシンボルのとき、誤りの位置がわからな
い場合には最大tシンボル、誤りの位置が予め分かって
いる場合には2tシンボルまで訂正できる。
【0016】誤り位置がわからない場合の訂正をランダ
ム訂正、誤りの位置が予め分かっている場合の訂正をイ
レージャ訂正という。
【0017】なお、リードソロモン符号の詳細について
は今井秀樹著「符号理論」(電子情報通信学会編、19
90)等の専門書を参照されたい。
【0018】図7は、積符号の符号化方法を説明するた
めの図である。
【0019】以下、図7を用いて、積符号の符号化方法
を説明する。
【0020】積符号の例として、C1符号が(n1、k
1)RS符号、C2符号が(n2、k2)RS符号の例
を示す。
【0021】ここで、(n、k)RS符号とは、符号長
がnで情報シンボル数がkのリードソロモン符号を示
す。
【0022】まず、図7に示すように記録する情報を2
次元配列(k1シンボル×k2シンボル)に配置する。
【0023】ここで、図7中の格子の一つが1シンボル
に相当する。
【0024】次に、縦方向にC2符号の誤り訂正符号化
を行い(n2―k2)シンボルのパリティを付加し、
(n2、k2)RS符号の符号語を生成する。
【0025】次に、横方向にC1符号の符号化を行い
(n1―k1)シンボルのパリティを付加し、(n1、
k1)RS符号の符号語を生成する。
【0026】前記C1符号、C2符号の2段階の符号化
により得られた(n1×n2)シンボルの符号が積符号
である。
【0027】以後、本明細書中では(n1×n2)シン
ボルの2次元ブロックを指して積符号ブロックと称す。
【0028】このような符号化により得られた積符号ブ
ロックのデータは、通常、C1符号の符号語を単位とし
て、上段から順に図中矢印Aの方向に磁気テープ上に記
録される。
【0029】一方、再生時には、磁気テープから連続的
に再生されるデータを記録時のデータ順と同じ順で2次
元配列に配置し、C1符号、C2符号の順で誤り訂正復
号を行う。
【0030】なお、誤り訂正符号化により得られた符号
語に対し、それが記録再生過程を経たものを受信語とよ
ぶことにする。
【0031】C1符号では、パリティ数が(n1―k
1)シンボルであるため訂正できるシンボル数は最大
(n1―k1)/2シンボルである。
【0032】また、C1符号の誤り訂正復号で訂正でき
なかった符号語の全シンボルには誤り検出フラグを立て
る。
【0033】C2符号の誤り訂正復号では、C1符号の
復号時に付加された誤り検出フラグの数が(n2―k
2)個以下の場合に、誤り検出フラグ位置を誤りの位置
としてイレージャ訂正を行う。
【0034】C2符号では、パリティ数が(n2―k
2)であるためイレージャ訂正によって最大(n2―k
2)シンボルまで訂正できる。
【0035】磁気テープ上で連続した((n2―k2)
×n1)シンボルの誤りは、C2符号で見ると(n2―
k2)シンボルの誤りであるため訂正できる。
【0036】即ち、前記積符号においては、磁気テープ
上に生じた((n2―k2)×n1)シンボルのバース
ト誤りを訂正できる。
【0037】なお、誤り検出フラグの数が(n2―k
2)個を超えている場合にはC1符号同様にランダム訂
正を行う。
【0038】前記したように、積符号ブロックの復号
は、通常、C1符号の誤り訂正復号、C2符号の誤り訂
正復号の2段階の誤り訂正復号が一般的である。
【0039】これに対し、この2段階の誤り訂正復号の
後に、さらに誤り訂正復号を行う誤り訂正復号方法があ
る。
【0040】これは、繰り返し誤り訂正復号とよばれ、
通常の2段階の復号に比べ、多くの誤りを訂正すること
が可能である。
【0041】以下、例として、C1符号が(20、1
2)RS符号、C2符号が(10、6)RS符号である
ような積符号ブロックを用い、繰り返し誤り訂正復号の
効果を説明する。
【0042】図8ないし図11は、前記繰り返し誤り訂
正復号の効果を説明するための図である。
【0043】図8は、誤り訂正復号前の積符号ブロック
における誤り分布例を示しており、図8中の格子の一つ
が1シンボルに相当し、ハッチングを施している格子に
誤りが生じているものとする。
【0044】図8に示す誤りに対し、まず、C1符号の
誤り訂正復号を行う。
【0045】C1符号のパリティが8シンボルであるた
め、ランダム訂正で4シンボルまで訂正できる。
【0046】この結果、図9に示すように下から1、
2、4行目の誤りが訂正できる。
【0047】他の行の誤りについては訂正能力を超えて
いるため訂正できず誤り、検出フラグが付加される。
【0048】次に、C2符号の誤り訂正復号を行う。
【0049】C2符号のパリティは4シンボルであるた
め、ランダム訂正では2シンボルまで、誤り検出フラグ
を用いたイレージャ訂正では4シンボルまで訂正でき
る。
【0050】C1符号の誤り訂正復号時に付加された誤
り検出フラグの数が7であるためイレージャ訂正が行え
ず、ランダム訂正を行う。
【0051】この結果、誤り分布は図10に示すように
なる。
【0052】通常の誤り訂正復号では、この時点で復号
処理が完了したとみなす。
【0053】この場合には、合計37シンボルの誤りが
訂正されずに残ることになる。
【0054】一方、図10の積符号ブロックに対して、
さらにC1符号の誤り訂正復号を行った場合には、図1
1に示すように誤りの数は26となる。
【0055】さらに、このとき訂正できない行に対して
誤り検出フラグを付加し、この誤り検出フラグを用い
て、再びC2符号の誤り訂正復号を行った場合には、イ
レージャ訂正によって残り全ての誤りを訂正できる。
【0056】このように、積符号ブロックの復号では誤
り訂正復号を繰り返すことによって訂正能力が向上す
る。
【0057】この効果は、積符号のように二重に符号化
を行う場合以外に三重、四重、…と符号化の回数が増え
た場合にも共通する効果である。
【0058】なお、前記説明では、理解しやすくするた
め、誤り訂正復号を繰り返すことによって全ての誤りを
訂正することが可能な場合について説明したが、誤りの
種類によっては、誤り訂正復号を繰り返しても全ての誤
りを訂正することは不可能な場合がある。
【0059】しかしながら、前記した場合でも、訂正能
力が向上することに変わりはない。
【0060】通常、ディジタル記録装置やディジタル通
信装置では、複数の連続した積符号ブロックをリアルタ
イムで復号する必要がある。
【0061】図12は、C1符号、C2符号、C1符
号、C2符号の順で、計4回誤り訂正復号を行う従来の
誤り訂正復号回路の概略構成を示すブロック図である。
【0062】図12に示すように、C1符号、C2符
号、C1符号、C2符号の順で、計4回誤り訂正復号を
行う誤り訂正復号回路は、パイプライン構成をとる。
【0063】なお、C1符号復号ユニット、C2符号復
号ユニットは、それぞれリードソロモン符号の復号回路
であり、連続的に入力される受信語に対しリアルタイム
で処理を行うものである。
【0064】以下、図12の誤り訂正復号回路の動作を
説明する。
【0065】ただし、入力端からは積符号ブロックのC
1符号の受信語が連続的に入力されるものとする。
【0066】また、積符号ブロック1個分のデータ(C
1符号の受信語がn2個)が入力されるのにかかる時間
のことを、以後、積符号ブロック入力の周期と称す。
【0067】また、メモリ61、62、63上には、そ
れぞれ(n1×n2)シンボルの積符号ブロックの2次
元配列が構成されているとする(図7参照)。
【0068】入力端から積符号ブロックのC1符号受信
語の入力が与えられると、まず入力端に一番近いC1符
号復号ユニット2で受信語毎に誤り訂正復号が行われ
る。
【0069】復号結果は、メモリ61上の二次元配列
上、上の行から順に書き込まれる。
【0070】積符号ブロック一つ分のC1符号の受信語
の復号結果がメモリ61に書き込まれると、書き込まれ
たデータを今度はC2符号の受信語として読み出す。
【0071】即ち、メモリ61上では、メモリ上に構成
されている(n1×n2)シンボルの二次元配列に対
し、行方向に復号結果を書き込み、列方向に読み出す。
【0072】メモリ61から読み出されたC2符号の受
信語は、C2符号復号ユニット4で復号され、その結果
は、メモリ62上の列方向に書き込まれる。
【0073】C2符号の全ての受信語の復号結果がメモ
リ62に書き込まれると、書き込んだデータを今度は行
方向にC1符号の受信語として読み出す。
【0074】以後、C1符号復号、C2符号復号を同様
に行う。
【0075】図13は、図12に示す誤り訂正復号回路
の処理のタイムチャートを示す図でる。
【0076】図13中のタイムチャート中の番号は、積
符号ブロックの番号である。
【0077】ただし、C1符号復号ユニット2、およ
び、C2符号復号ユニット4の処理に要する遅延、メモ
リに対する書き込み、読み出しの遅延はここでは無視す
るものとする。
【0078】各復号ユニットでは、積符号ブロック入力
の1周期内に積符号ブロック一つ分に対する処理を完了
し、積符号ブロック入力の番号が切り替わるタイミング
で次の積符号ブロックの処理を開始する。
【0079】このようなパイプライン処理によりリアル
タイム処理が可能となる。
【0080】
【発明が解決しようとする課題】図12に示す誤り訂正
復号回路において、例えば、リードソロモン符号の積符
号の誤り訂正復号回路を構成するには、C1符号復号ユ
ニット2、および、C2符号復号ユニット4としてリー
ドソロモン符号の誤り訂正復号回路が必要になる。
【0081】最近の報告では、ランダム訂正が8シンボ
ル、イレージャ訂正が8シンボルまで訂正可能なリード
ソロモン符号の誤り訂正復号回路の回路規模は80kゲ
ート程度である(中村、糸井、三浦、「誤り訂正LSI
の開発」、テレビジョン学会技術報告、vol.17、
No.22、pp.13〜18、1993)。
【0082】前記したように、積符号の誤り訂正復号回
路には、復号回数と同じ数の復号ユニットが必要とな
る。
【0083】そのため、積符号の誤り訂正復号回路の回
路規模は、復号回数にほぼ比例して増加することにな
る。
【0084】さらに、復号ユニット1個あたりの回路規
模が大きいため、復号回数が大きい場合には、積符号の
誤り訂正復号回路の回路規模が大きくなり過ぎて実用に
適さないという問題点があった。
【0085】この問題点は、積符号に限らず二重符号化
されたデータブロックの誤り訂正復号回路に共通する問
題であり、さらには三重、四重、…と符号化の回数の多
いデータブロックの誤り訂正復号回路全般に共通する問
題である。
【0086】本発明は、前記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、本発明の目的は、N重符
号化(Nは2以上)されたデータブロックの誤り訂正復
号回路において、回路規模を縮小できる技術を提供する
ことにある。
【0087】本発明の前記目的並びにその他の目的及び
新規な特徴は、本明細書の記載及び添付図面によって明
らかにする。
【0088】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
【0089】(1)誤り訂正符号によりN重(Nは2以
上の整数)に符号化されたデータブロックの誤り訂正復
号を2回以上繰り返して行う誤り訂正復号回路におい
て、それぞれがデータブロックの誤り訂正復号処理を実
行するL個(Lは1以上の整数)の復号ユニットを備
え、前記復号ユニットのうち少なくとも一つの復号ユニ
ットが、復号回数の異なる2個以上のデータブロックの
誤り訂正復号処理を実行することを特徴とする。
【0090】(2)前記(1)の手段において、前記N
重符号化されたデータブロック1個分のデータが誤り訂
正復号回路に入力されるのに要する時間と等しい時間内
に、前記復号ユニットのうち少なくとも一つの復号ユニ
ットが、復号回数の異なる2個以上のデータブロックの
誤り訂正復号処理を時分割で実行することを特徴とす
る。
【0091】(3)前記(1)または(2)の手段にお
いて、前記データブロックが、誤り訂正符号であるC1
符号、C2符号により二重に符号化されたデータブロッ
クであり、二重符号化されたデータブロック1個分のデ
ータが誤り訂正復号回路に入力されるのに要する時間と
等しい時間内に、それぞれ復号回数の異なる2個以上の
データブロックのC1符号の誤り訂正復号処理を時分割
で実行する第1の復号ユニットと、二重符号化されたデ
ータブロック1個分のデータが誤り訂正復号回路に入力
されるのに要する時間と等しい時間内に、それぞれ復号
回数の異なる2個以上のデータブロックのC2符号の誤
り訂正復号処理を時分割で実行する第2の復号ユニット
と、誤り訂正復号回路に入力されるデータブロック、あ
るいは、前記各符号により誤り訂正復号処理が実行され
前記各復号ユニットから出力されるデータブロックを格
納する複数のメモリ手段と、前記各復号ユニットのそれ
ぞれに対し、前記複数のメモリ手段の内の1つを選択
し、前記選択されたメモリ手段に格納されている誤り訂
正復号回路に入力されたデータブロック、あるいは、前
記各符号により誤り訂正復号処理が実行され前記各復号
ユニットから出力されたデータブロックを、前記各復号
ユニットにそれぞれ入力する入力選択手段と、前記各復
号ユニットのそれぞれに対し、前記メモリ手段のうちの
1つを選択し、前記各符号により誤り訂正復号処理が実
行され前記各復号ユニットから出力されるデータブロッ
クを、前記選択されたメモリ手段にそれぞれ格納する出
力選択手段と、前記各復号ユニット、入力選択手段、出
力選択手段の動作を制御する制御部とを具備することを
特徴とする。
【0092】(4)前記(1)または(2)の手段にお
いて、前記データブロックが、誤り訂正符号であるC1
符号、C2符号により二重に符号化されたデータブロッ
クであり、二重符号化されたデータブロック1個分のデ
ータが誤り訂正復号回路に入力されるのに要する時間と
等しい時間内に、C1符号復号とC2符号復号の機能を
切り替え、復号回数の異なる2個以上のデータブロック
のC1符号またはC2符号の誤り訂正復号処理を時分割
で実行する復号ユニットと、誤り訂正復号回路に入力さ
れるデータブロック、あるいは、前記各符号により誤り
訂正復号処理が実行され前記復号ユニットから出力され
るデータブロックを格納する複数のメモリ手段と、前記
複数のメモリ手段の内の1つを選択し、前記選択された
メモリ手段に格納されている誤り訂正復号回路に入力さ
れたデータブロック、あるいは、前記各符号により誤り
訂正復号処理が実行され前記復号ユニットから出力され
たデータブロックを、前記復号ユニットに入力する入力
選択手段と、前記メモリ手段のうちの1つを選択し、前
記各符号により誤り訂正復号処理が実行され前記復号ユ
ニットからの出力されるデータブロックを、前記選択さ
れたメモリ手段に格納する出力選択手段と、前記復号ユ
ニット、入力選択手段、出力選択手段の動作を制御する
制御部とを具備することを特徴とする。
【0093】
【作用】前記各手段によれば、誤り訂正符号によりN重
符号化されたデータブロックの誤り訂正復号を行う誤り
訂正復号回路において、復号回数の異なるデータブロッ
クの誤り訂正復号処理に同一の復号ユニットを共用する
ようにしたので、復号回数と同じ数の復号ユニットを備
える必要がない。
【0094】これにより、復号ユニットの数を低減で
き、誤り訂正復号回路の回路規模を低減することが可能
となる。
【0095】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0096】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0097】また、以下の実施例では、N重符号化され
た符号の誤り訂正復号回路について、積符号の誤り訂正
復号回路を例に挙げて説明する。
【0098】さらに、以下の実施例において、積符号ブ
ロックは全て情報シンボルが列方向に並べられた後、C
2符号、C1符号の順で符号化が行われたものであると
する(図7参照)。
【0099】即ち、誤り訂正復号回路の入力はC1符号
の行方向、出力はC2符号の列方向に行われる。
【0100】[実施例1]図1は、本発明の一実施例
(実施例1)である積符号の誤り訂正復号回路の概略構
成を示すブロック図である。
【0101】本実施例1は、復号回数が4回である場合
の誤り訂正復号回路の例である。
【0102】本実施例1では、復号ユニットとして、C
1符号復号ユニット2、C2符号復号ユニット4の2種
類の復号ユニットをそれぞれ一個ずつ備える。
【0103】また、入力端からの入力データを格納する
メモリ71、72、C1符号復号ユニット2の出力デー
タを格納するメモリ73、74、C2符号復号ユニット
4の出力データを格納するメモリ75、76、77を備
える。
【0104】また、C1符号復号ユニット2の入力を選
択するマルチプレクサ11と、C2符号復号ユニット4
の入力を選択するマルチプレクサ12とを備える。
【0105】また、C1符号復号ユニット2の出力の格
納先をメモリ73、または、メモリ74から一つ選択す
るデマルチプレクサ81、C2符号復号ユニット4の出
力の格納先をメモリ75、メモリ76、メモリ77から
一つ選択するデマルチプレクサ82を備える。
【0106】また、制御部51は、前記復号ユニット
(2,4)、メモリ(71,72,73,74,75,
76,77)、マルチプレクサ(11,12)、デマル
チプレクサ(81,82)間のデータの受け渡しが正し
く行われるように制御する。
【0107】また、前記各符号ユニット(2,4)は、
入力端からのデータ入力に同期したクロック信号より速
いクロック信号に基づいて動作する。
【0108】以下、図1の誤り訂正復号回路の動作を詳
細に説明する。
【0109】図2は、図1に示す誤り訂正復号回路のタ
イムチャートを示す図である。
【0110】上から2〜5段は処理されている積符号ブ
ロックの番号を復号回数別に示している。
【0111】また、上から7段目、8段目は、それぞ
れ、C1符号復号ユニット2、C2符号復号ユニット4
で処理されている積符号ブロックの番号を示している。
【0112】さらに、上から9〜15段目はメモリ71
〜77にどの積符号ブロックのデータが格納されている
かを示している。
【0113】なお、図2のタイムチャート中に示した番
号は積符号ブロックの番号を示しており、「i(j)」
とあるのはj回目の誤り訂正復号中、または、誤り訂正
復号終了後のi番の積符号ブロックのデータであること
を示し、j=0は誤り訂正復号が一度も行われていない
ことを示す。
【0114】本実施例1の誤り訂正復号回路に対して、
入力端から積符号ブロック1、2、3、…の順で入力が
与えられるとする。
【0115】このとき、積符号ブロック1のデータは、
メモリ71に対して書き込まれる。
【0116】また、積符号ブロック2のデータは、メモ
リ72に書き込まれ、以後、積符号ブロック3のデータ
はメモリ71に、積符号ブロック4のデータはメモリ7
2に、というように、積符号ブロックの番号が進む毎に
メモリ71とメモリ72を交互に切り替え、積符号ブロ
ックのデータを書き込む。
【0117】図3は、積符号ブロック1に対する制御部
51の処理手順を示すフローチャートである。
【0118】以下、積符号ブロック1に着目して誤り訂
正復号回路の動作を説明する。
【0119】始めに、誤り訂正復号回路に対する入力と
して入力端から入力された積符号ブロック1のデータを
メモリ71に書き込む(ステップ301)。
【0120】次に、積符号ブロック2のデータが入力端
から入力されている期間の前半に、積符号ブロック1の
データをメモリ71からC1符号の方向に読み出し、マ
ルチプレクサ11を介してC1符号復号ユニット2に入
力する(ステップ302)。
【0121】次に、積符号ブロック1に対し1回目の誤
り訂正復号処理を実行し(ステップ303)、C1符号
復号ユニット2の出力データを、デマルチプレクサ81
を経てメモリ73に書き込む(ステップ304)。
【0122】次に、積符号ブロック2のデータが入力端
から入力されている期間の後半に、メモリ73から積符
号ブロック1のデータをC2符号の方向に読み出し、マ
ルチプレクサ12を介してC2符号復号ユニット4に入
力する(ステップ305)。
【0123】次に、積符号ブロック1に対して2回目の
誤り訂正復号処理を実行し(ステップ306)、C2符
号復号ユニット4の出力データを、デマルチプレクサ8
2を介しメモリ75に書き込む(ステップ307)。
【0124】次に、入力端から積符号ブロック3のデー
タが入力される期間の後半に、メモリ75のデータを、
C1符号の方向に読み出しマルチプレクサ11を介して
C1符号復号ユニット2に入力する(ステップ30
8)。
【0125】次に、C1符号復号ユニット2で3回目の
誤り訂正復号処理を実行し、(ステップ309)、C1
符号復号ユニット2の出力データを、デマルチプレクサ
81を介してメモリ74に書き込む(ステップ31
0)。
【0126】次に、積符号ブロック4のデータが入力さ
れる期間の前半に、メモリ74のデータを、C2符号の
方向に読み出しマルチプレクサ12を介してC2符号復
号ユニット4に入力する(ステップ311)。
【0127】次に、C2符号復号ユニット4で積符号ブ
ロック1に対する4回目の誤り訂正復号処理を実行し
(ステップ312)、C2符号復号ユニット4の出力デ
ータを、デマルチプレクサ82を介してメモリ77に書
き込む(ステップ313)。
【0128】この時点で、4回の繰り返し誤り訂正復号
が終了する。
【0129】メモリ77に格納された誤り訂正復号結果
は、積符号ブロック4のデータが入力される期間の後半
から積符号ブロック5のデータが入力される期間の前半
にかけて読み出され誤り訂正復号回路の出力として出力
される。
【0130】以上、積符号ブロック1に着目して説明し
たが、積符号ブロック2以降についても同様に4回の誤
り訂正復号処理を実行する。
【0131】ただし、積符号ブロックの番号が偶数の場
合は、入力端からのデータを格納するメモリとしてメモ
リ71の代わりにメモリ72を用い、各積符号ブロック
に対する2回目の復号結果を格納するメモリとしてメモ
リ75の代わりにメモリ76を用いる。
【0132】ここで、図2のタイムチャートにおいて上
から7、8段目は、それぞれ上がC1符号復号ユニット
2、下がC2符号復号ユニットにおける処理を示してお
り、図中「i(j)」のi,jはそれぞれ積符号ブロッ
クの番号、および、誤り訂正復号回数を示している。
【0133】C1符号復号ユニット2では、復号回数が
1と3の積符号ブロックを交互に処理し、C2符号復号
ユニット4では復号回数2と4の積符号ブロックを交互
に処理していることがわかる。
【0134】即ち、C1符号復号ユニット2及びC2符
号復号ユニット4では、積符号ブロック入力の1周期の
半分の時間内に積符号ブロック1個分の誤り訂正復号を
行う。
【0135】そのため、C1符号復号ユニット2、C2
符号復号ユニット4では、共に積符号ブロック入力の1
周期の期間にそれぞれC1符号の復号、C2符号復号を
2回ずつ行うことができる。
【0136】このように本実施例1によれば、一つのC
1符号復号ユニット又はC2符号復号ユニットで異なる
復号回数の積符号ブロックを時分割で処理することがで
きる。
【0137】そのため、従来ならばC1符号復号ユニッ
ト2、C2符号復号ユニット4がそれぞれ2個ずつ必要
であるところ、本実施例ではその半分の数でよく、した
がって、回路規模の小さな積符号の誤り訂正復号回路が
実現される。
【0138】なお、本実施例1では、誤り訂正復号回路
に対する積符号ブロック入力の1周期の間に二つの異な
る復号回数の積符号ブロックを処理する場合について示
したが、積符号ブロック入力の1周期の期間に復号する
積符号ブロックの数は2に限らず3以上であってもよ
い。
【0139】また、本実施例1では、積符号ブロック入
力の1周期の前半と後半で異なる積符号ブロックのデー
タを時分割に処理する例を示したが、時分割の方法は必
ずしも一つに限られるものではなく、例えば、異なる積
符号ブロックの受信語を交互に処理するような時分割の
方法でもよい。
【0140】さらに、本実施例1において、復号回数が
4回より多い場合に対しても容易に拡張することが可能
である。
【0141】この場合に、誤り訂正復号を繰り返しても
全ての誤りを訂正することは不可能な場合があるので、
前記図3に示すステップ313の後段において、誤り率
が所定の値に等しいか、あるいは、所定の値より小さい
かを判断し、誤り率が所定の値より大きい場合に、前記
図3の各ステップを繰り返すようにするとよい。
【0142】[実施例2]図4は、本発明の他の実施例
(実施例2)である積符号の誤り訂正復号回路の概略構
成を示すブロック図である。
【0143】本実施例2では、C1符号誤り訂正復号、
C2符号誤り訂正復号を、一つのC1/C2符号復号ユ
ニット21を用い、C1符号復号,C2符号復号をそれ
ぞれ1回ずつ行うものである。
【0144】また、入力端からの入力データを格納する
メモリ91、92、C1/C2符号復号ユニット21の
出力データを格納するメモリ93、94を備える。
【0145】また、C1/C2符号復号ユニット21の
入力を選択するマルチプレクサ13と、C1/C2符号
復号ユニット21の出力の格納先をメモリ93、また
は、メモリ94から一つ選択するデマルチプレクサ83
を備える。
【0146】また、制御部52は、メモリ91〜94、
マルチプレクサ13、C1/C2符号復号ユニット2
1、デマルチプレクサ83を制御する。
【0147】C1/C2符号復号ユニット21では、C
1符号復号とC2符号復号を交互に切り替える必要があ
る。
【0148】そのため、制御部52では、C1符号復号
とC2符号復号の切り替えのタイミングに合わせて符号
長や訂正するシンボル数等、復号に必要なパラメータを
切り替えるように制御を行う。
【0149】また、前記C1/C2符号復号ユニット2
1は、入力端からのデータ入力に同期したクロック信号
より速いクロック信号に基づいて動作する。
【0150】図5は、図4に示す誤り訂正復号回路のタ
イムチャートを示す図である。
【0151】なお、タイムチャート中の数字は、前記図
2のタイムチャートと同様、積符号ブロックの番号と復
号回数を示している。
【0152】また、誤り訂正復号回路には、積符号ブロ
ック1、2、3、…の順でデータが入力されるとする。
【0153】図6は、積符号ブロック1に対する制御部
52の処理手順を示すフローチャートである。
【0154】以下、積符号ブロック1に着目して誤り訂
正復号回路の動作を説明する。
【0155】まず、誤り訂正復号回路に対する入力とし
て入力端から入力される積符号ブロック1のデータを、
メモリ91に書き込む(ステップ601)。
【0156】次に、誤り訂正復号回路に対する入力が積
符号ブロック2のデータである期間の前半において、メ
モリ91から積符号ブロック1のデータを、C1符号の
方向に読み出しマルチプレクサ13を介してC1/C2
符号復号ユニット21に入力する(ステップ602)。
【0157】次に、C1/C2符号復号ユニット21
で、1回目の誤り訂正復号処理を実行し(ステップ60
3)、C1/C2符号復号ユニット21の出力データ
を、デマルチプレクサ83を介してメモリ93に書き込
む(ステップ604)。
【0158】次に、誤り訂正復号回路に積符号ブロック
2のデータが入力される期間の後半に、メモリ93から
積符号ブロック1のデータを、C2符号の方向に読み出
しマルチプレクサ13を介してC1/C2符号復号ユニ
ット21に入力する(ステップ605)。
【0159】次に、C1/C2符号復号ユニット21
で、2回目の誤り訂正復号処理を実行し(ステップ60
6)、C1/C2符号復号ユニット21の出力データ
を、メモリ94に書き込む(ステップ607)。
【0160】次に、誤り訂正復号回路に積符号ブロック
3の入力が行われる期間において、メモリ94から積符
号ブロック1の誤り訂正復号結果が読み出され、復号回
路の出力として出力される。
【0161】積符号ブロック2以降についても、積符号
ブロック1と同様に復号が行われる。
【0162】この結果、図5のタイムチャートの上から
5段目に示すように、C1/C2符号復号ユニット21
では、復号回数が1と2である積符号ブロックを交互に
処理する。
【0163】従来、積符号の誤り訂正復号には、C1符
号復号ユニットとC2符号復号ユニットを別に備える必
要があったが、本実施例2によれば、C1符号誤り訂正
復号とC2符号誤り訂正復号を一つのC1/C2符号復
号ユニット21で処理することができ、回路規模を低減
できる。
【0164】さらに、復号ユニットにおける処理を従来
の半分で行うことにより復号処理全体に要する遅延時間
を少なくすることができる。
【0165】なお、本実施例2では、積符号ブロック入
力に対しC1/C2符号復号ユニット21を用いてC1
符号、C2符号の2回の復号を行う場合について示した
が、C1/C2符号復号ユニット21を用いて4回の復
号を行う復号回路も同様に構成できる。
【0166】この場合は、積符号ブロック一つにつきC
1/C2符号復号ユニット21で4回処理するようフィ
ードバックを繰り返し、積符号ブロック入力の周期内に
C1符号、C2符号、C1符号、C2符号の4回の誤り
訂正復号を行う。
【0167】また、C1/C2符号復号ユニット21
は、C1符号復号とC2符号復号の切り替えのタイミン
グに合わせて符号長や訂正するシンボル数等、誤り訂正
復号に必要なパラメータを切り替えるように、制御部5
2により制御される。
【0168】さらに、本実施例2において、復号回数が
4回より多い場合に対しても容易に拡張できる。
【0169】以上、本発明の実施例を積符号の誤り訂正
復号回路を例に挙げて説明したが、本発明は、積符号に
限らず二重に誤り訂正符号化されたデータブロックの誤
り訂正復号回路、例えば、C2符号に対してC1符号が
斜めに形成されたデータブロックの誤り訂正復号回路等
に対しても適用可能である。
【0170】さらに、本発明は二重符号化されたデータ
ブロックの復号回路に限られるものでなく、三重以上に
符号化されたデータブロックを使用するディジタル記憶
装置、あるいは、ディジタル通信装置における、三重以
上に符号化されたデータブロックの復号回路として容易
に拡張できる。
【0171】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更し得ること
は言うまでもない。
【0172】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
【0173】(1)本発明によれば、N重(Nは2以上
の整数)に誤り訂正符号化されたデータブロックの誤り
訂正復号を行う復号回路において、復号回数の異なるデ
ータブロックの誤り訂正復号処理に同一の復号ユニット
を共用するようにしたので、復号ユニットの数を低減で
き、誤り訂正復号回路の回路規模を小さくすることが可
能となる。
【0174】(2)本発明によれば、誤り訂正復号回路
を使用するディジタル記録装置、および、ディジタル通
信装置のハードウェア全体の規模を低減することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例(実施例1)である積符号の
誤り訂正復号回路の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す誤り訂正復号回路のタイムチャート
を示す図である。
【図3】積符号ブロック1に対する制御部51の処理手
順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施例(実施例2)である積符号
の誤り訂正復号回路の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図5】図4に示す誤り訂正復号回路のタイムチャート
を示す図である。
【図6】積符号ブロック1に対する制御部52の処理手
順を示すフローチャートである。
【図7】積符号の符号化方法を説明するための図であ
る。
【図8】繰り返し誤り訂正復号の効果を説明するための
図である。
【図9】繰り返し誤り訂正復号の効果を説明するための
図である。
【図10】繰り返し誤り訂正復号の効果を説明するため
の図である。
【図11】繰り返し誤り訂正復号の効果を説明するため
の図である。
【図12】4回誤り訂正復号を行う従来の誤り訂正復号
回路の概略構成を示すブロック図である。
【図13】図12に示す誤り訂正復号回路の処理のタイ
ムチャートを示す図でる。
【図14】従来のディジタル通信装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【図15】従来のコンピュータの入出力装置として使用
されるディジタル記憶装置の概略構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
2…C1符号復号ユニット、4…C2符号復号ユニッ
ト、21…C1/C2符号復号ユニット、11、12、
13…マルチプレクサ、61、62、63、71、7
2、73、74、75、76、77、91、92、9
3、94…メモリ、51、52…制御部、81、82、
83…デマルチプレクサ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誤り訂正符号によりN重(Nは2以上の
    整数)に符号化されたデータブロックの誤り訂正復号を
    2回以上繰り返して行う誤り訂正復号回路において、 それぞれがデータブロックの誤り訂正復号処理を実行す
    るL個(Lは1以上の整数)の復号ユニットを備え、 前記復号ユニットのうち少なくとも一つの復号ユニット
    が、復号回数の異なる2個以上のデータブロックの誤り
    訂正復号処理を実行することを特徴とする誤り訂正復号
    回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された誤り訂正復号回路
    において、 前記N重符号化されたデータブロック1個分のデータが
    誤り訂正復号回路に入力されるのに要する時間と等しい
    時間内に、前記復号ユニットのうち少なくとも一つの復
    号ユニットが、復号回数の異なる2個以上のデータブロ
    ックの誤り訂正復号処理を時分割で実行することを特徴
    とする誤り訂正復号回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載された誤
    り訂正復号回路において、 前記データブロックが、誤り訂正符号であるC1符号、
    C2符号により二重に符号化されたデータブロックであ
    り、 二重符号化されたデータブロック1個分のデータが誤り
    訂正復号回路に入力されるのに要する時間と等しい時間
    内に、それぞれ復号回数の異なる2個以上のデータブロ
    ックのC1符号の誤り訂正復号処理を時分割で実行する
    第1の復号ユニットと、 二重符号化されたデータブロック1個分のデータが誤り
    訂正復号回路に入力されるのに要する時間と等しい時間
    内に、それぞれ復号回数の異なる2個以上のデータブロ
    ックのC2符号の誤り訂正復号処理を時分割で実行する
    第2の復号ユニットと、 誤り訂正復号回路に入力されるデータブロック、あるい
    は、前記各符号により誤り訂正復号処理が実行され前記
    各復号ユニットから出力されるデータブロックを格納す
    る複数のメモリ手段と、 前記各復号ユニットのそれぞれに対し、前記複数のメモ
    リ手段の内の1つを選択し、前記選択されたメモリ手段
    に格納されている誤り訂正復号回路に入力されたデータ
    ブロック、あるいは、前記各符号により誤り訂正復号処
    理が実行され前記各復号ユニットから出力されたデータ
    ブロックを、前記各復号ユニットにそれぞれ入力する入
    力選択手段と、 前記各復号ユニットのそれぞれに対し、前記メモリ手段
    のうちの1つを選択し、前記各符号により誤り訂正復号
    処理が実行され前記各復号ユニットから出力されるデー
    タブロックを、前記選択されたメモリ手段にそれぞれ格
    納する出力選択手段と、 前記各復号ユニット、入力選択手段、出力選択手段の動
    作を制御する制御部とを具備することを特徴とする誤り
    訂正符号の復号回路。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載された誤
    り訂正復号回路において、 前記データブロックが、誤り訂正符号であるC1符号、
    C2符号により二重に符号化されたデータブロックであ
    り、 二重符号化されたデータブロック1個分のデータが誤り
    訂正復号回路に入力されるのに要する時間と等しい時間
    内に、C1符号復号とC2符号復号の機能を切り替え、
    復号回数の異なる2個以上のデータブロックのC1符号
    またはC2符号の誤り訂正復号処理を時分割で実行する
    復号ユニットと、 誤り訂正復号回路に入力されるデータブロック、あるい
    は、前記各符号により誤り訂正復号処理が実行され前記
    復号ユニットから出力されるデータブロックを格納する
    複数のメモリ手段と、 前記複数のメモリ手段の内の1つを選択し、前記選択さ
    れたメモリ手段に格納されている誤り訂正復号回路に入
    力されたデータブロック、あるいは、前記各符号により
    誤り訂正復号処理が実行され前記復号ユニットから出力
    されたデータブロックを、前記復号ユニットに入力する
    入力選択手段と、 前記メモリ手段のうちの1つを選択し、前記各符号によ
    り誤り訂正復号処理が実行され前記復号ユニットからの
    出力されるデータブロックを、前記選択されたメモリ手
    段に格納する出力選択手段と、 前記復号ユニット、入力選択手段、出力選択手段の動作
    を制御する制御部とを具備することを特徴とする誤り訂
    正符号の復号回路。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載された誤り訂正復号回路を具備することを特徴と
    するディジタル通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載された誤り訂正復号回路を具備することを特徴と
    するディジタル記録装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6772385B2 (en) 2000-01-31 2004-08-03 Sanyo Electric Co., Ltd. Error-correcting device and decoder enabling fast error correction with reduced circuit scale
US6802040B1 (en) 1999-11-24 2004-10-05 Sanyo Electric Co., Ltd. Error correction device

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US7181483B2 (en) 2000-01-31 2007-02-20 Sanyo Electric Co., Ltd. Error-correcting device and decoder enabling fast error correction with reduced circuit scale

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