JPH0636395A - テーププレーヤにおけるリール台ブレーキ機構 - Google Patents

テーププレーヤにおけるリール台ブレーキ機構

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JPH0636395A
JPH0636395A JP20701192A JP20701192A JPH0636395A JP H0636395 A JPH0636395 A JP H0636395A JP 20701192 A JP20701192 A JP 20701192A JP 20701192 A JP20701192 A JP 20701192A JP H0636395 A JPH0636395 A JP H0636395A
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JP
Japan
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reel
brake
tape
reel stand
brake plate
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JP20701192A
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English (en)
Inventor
Akihiro Uetake
昭浩 上竹
Kazuyoshi Suzuki
和良 鈴木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 使用するテープカセットのサイズに応じて位置が変更
される2つのリール台に対するブレーキ付与及びその解
除を、リール台がいずれの位置に来ていても一つのブレ
ーキ板により行うことができる。 【構成】 前方に向かって互いに略90度開いた左右対
称な方向へモータ27、27と一体的に移動される2つ
のリール台26、26′のブレーキドラム29、29に
各別に対応した2つの圧接部35、35を有していて前
後方向へ移動される一のブレーキ板33と、該ブレーキ
板を後方、即ち、上記圧接部がブレーキドラムに接触す
る方向へ付勢する引張バネ39とブレーキ板と連結され
た回動アーム41と、該回動アームを随時回動させてブ
レーキ板をブレーキ付与方向と反対方向へ移動させるた
めの電磁プランジャ43とを設け、上記圧接部はリール
台の移動方向と平行な方向に延びかつ、リール台の移動
範囲より稍長くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なテーププレーヤに
おけるリール台ブレーキ機構に関する。詳しくは、2つ
のリール台の位置を使用するテープカッセトのサイズに
応じて選択的に変更するテーププレーヤにおけるリール
台ブレーキ機構に関するものであり、2つのリール台に
対するブレーキの付与及びその解除を、リール台がいず
れの位置に来ていても一つのブレーキ板により行うこと
ができる新規なテーププレーヤにおけるリール台ブレー
キ機構を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】テーププレーヤに中には、サイズが異な
る複数のテープカッセトを選択的に使用することができ
るようにしたものがある。
【0003】そして、サイズが異なるテープカッセト
は、通常、その2つのテープリールの間の軸間距離が相
違するので、この種のテーププレーヤにあっては、2つ
のリール台の位置を使用するテープカッセトのサイズに
応じて選択的に変更することができるように移動自在に
設けている。
【0004】図6はそのようなテーププレーヤにおける
従来のリール台ブレーキ機構の一例aを示すものであ
る。
【0005】同図において、bはガイド軸c、cに移動
自在に支持されたS側リール台ベース、dは別のガイド
軸e、eに移動自在に支持されたT側リール台ベースで
あり、これらリール台ベースb、dには上方へ突出した
S側リール台f及びT側リール台gが各別に支持される
と共に、その下面には当該リール台を回転させるための
モータh、hが各別に固定されている。そして、上記ガ
イド軸c、cとe、eは手前側に向かって互いに略90
゜開いた方向に延びるように配置されており、それによ
り、リール台f、gは実線で示すように互いの間の軸間
距離が最大となった大カセット用位置と2点線で示すよ
うに軸間距離が最小となった小カセット用位置との間を
移動される。
【0006】i、iは折り畳み自在なクランクアームで
あり、その一方の腕j、jの一端部は図示しないシャー
シ上に固定された支持部材kの左右両端部に各別に、か
つ、回動自在に支持され、一端部が該腕j、jの回動端
部と連結された他方の腕1、1の他端部がリール台ベー
スb、dと各別に連結されている。そして、上記一方の
腕j、jは支持部材kに支持された駆動ギヤm、mによ
り回動され、それにより、クランクアームi、iが伸縮
されてリール台ベースb、dが移動される。
【0007】n、nはリール台f、gと一体的に回転さ
れるブレーキドラムである。
【0008】o、oはリール台ベースb、dに上記ブレ
ーキドラムの半径方向と略平行な方向へ摺動自在に支持
されたブレーキアームであり、その一端部にはブレーキ
ドラムn、nと対向したブレーキシューp、pが固定さ
れると共に、図示しないバネによってブレーキシュー
p、pをブレーキドラムn、nに接触させる方向への移
動力が付勢されている。
【0009】リール台ベースb、dの下面には図示しな
い電磁プランジャが各別に固定され、そのピストンロッ
ドがブレーキアームo、oと連結されている。そして、
ブレーキアームo、oは電磁プランジャが励磁されてい
ない状態においてはバネの弾発力によりブレーキシュー
p、pがブレーキドラムn、nに圧接したブレーキ付与
位置に保持され、電磁プランジャが励磁されるとブレー
キシューp、pがブレーキドラムn、nから稍離間した
ブレーキ解除位置へと移動される。
【0010】このようなリール台ブレーキ機構aにあっ
ては、ブレーキアームo、o及び電磁プランジャが該リ
ール台f、gと一体的に移動されるので、リール台f、
gの位置が変更されても、リール台f、gに対するブレ
ーキの付与及び解除には何の支障も生じない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のリール台ブレーキ機構にあっては、ブレーキアーム
oやその支持手段、バネ及び電磁プランジャ等が2つの
リール台f、gのそれぞれに対応して別個に設けられる
ので、部品点数が多く、従って、コストが高くなり、ま
た、ブレーキ機構aを配置するために広いスペースを必
要とするので、テーププレーヤの形状が大きくなってし
まうという問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明テーププ
レーヤにおけるリール台ブレーキ機構は、上記した課題
を解決するために、使用するテープカセットのサイズに
応じて選択的に位置が変更される2つのリール台と各別
に対応した2つの圧接部を有する一のブレーキ板と、該
ブレーキ板をリール台に接触させるブレーキ方向へ付勢
する弾発手段と、ブレーキ板をリール台から離間させる
ブレーキ解除手段とを設けたものである。
【0013】
【作用】従って、本発明テーププレーヤにおけるリール
台ブレーキ機構にあっては、2つのリール台に対するブ
レーキの付与及びその解除を、リール台がいずれの位置
に来ていても一つのブレーキ板及び解除手段等極く少数
の部材だけで行うことができるので、従来のリール台ブ
レーキ機構と比べて、その部品点数を減じることがで
き、それにより、ブレーキ機構の配置に必要なスペース
を大幅に縮小することができるとともに、コストを低減
させることができる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明テーププレーヤにおけるリー
ル台ブレーキ機構の詳細を添付図面に示した実施例に従
って説明する。
【0015】尚、図面に示した実施例は、本発明をビデ
オテーププレーヤ1におけるリール台ブレーキ機構に適
用したものである。
【0016】先ず、ビデオテーププレーヤ1に使用する
大小2種類のテープカッセトについて説明する。
【0017】2は小テープカッセト(図2参照)であ
り、3はそのカッセトケース(図面では下ハーフのみ示
して有る。)である。該カセットケース3はその厚み方
向から見て左右方向に長い長方形をした薄い箱状をして
おり、その前面の左右両端部にテープ出口4、4が形成
され、また、カセットケース3の前面部のうち上記テー
プ出口4と4との間の部分5が前方と下方に開口したマ
ウス部となっている。該マウス部5はテープカセット2
がビデオテーププレーヤ1に装着されたときテープ引出
用の部材、即ち、テープローディング部材が挿入される
部分であり、カッセトケース3に回動自在に支持された
図示しない蓋体によりその前面側が開閉されるようにな
っている。
【0018】6は供給側テープリール(以下、「Sリー
ル」と言う。)、6′は巻取側テープリール(以下、
「Tリール」と言う。)であり、カセットケース3内に
左右に並んだ状態で回転自在に収納されている。そし
て、これらテープリール6、6′は略円筒状をしたリー
ルハブ7、7と該リールハブ7、7の上下両端部から側
方へ突出したフランジ8、8、・・・とから成り、リー
ルハブ7、7の下端部がカセットケース3の底板3aに
形成された図示しないリール台挿通孔内に位置した状態
で配置されている。
【0019】9は磁気テープであり、その両端部が上記
リールハブ7、7に止着され、かつ、所定量巻装されて
いる。
【0020】10、10はテープ出口4、4のマウス部
5側に設けられたカセット内ガイドである。
【0021】そして、磁気テープ9の一部は上記テープ
出口4、4からカセットケース3外へ導出され、テープ
カセット2が使用されていないときは上記カセット内ガ
イド10、10に巻き付けられることでマウス部の前面
に沿って掛け渡されている。
【0022】11は大テープカセット(図1参照)であ
り、12はそのカセットケース(図面では下ハーフのみ
示してある。)である。該カセットケース12はその厚
み方向から見て左右方向に長い長方形をした薄い箱状を
しており、その左右幅及び前後幅とも前記小テープカセ
ット2のカセットケース3のそれらよりかなり大きくな
っている。
【0023】そして、カセットケース12の前面左右両
端部にはテープ出口13、13が形成され、また、カセ
ットケース12の前面部のうち上記テープ出口13と1
3との間の部分14が前方と下方に開口したマウス部と
なっている。該マウス部5はテープカセット11がビデ
オテーププレーヤ1に装着されたときにテープ引出用の
部材が挿入される部分であり、これも、カセットケース
12に回動自在に支持された図示しない蓋体によりその
前面側が開閉されるようになっている。
【0024】15は供給側テープリール(以下、「Sリ
ール」と言う。)、15′は巻取側テープリール(以
下、「Tリール」と言う。)であり、カセットケース1
2内に左右に並んだ状態で回転自在に収納されている。
そして、これらテープリール15、15′は略円筒状を
したリールハブ16、16と該リールハブ16、16の
上下両端から側方へ突出したフランジ17、17、・・
・とから成り、リールハブ16、16の下端部がカセッ
トケース12の底板12aに形成された図示しないリー
ル台挿通孔内に位置した状態で配置されている。
【0025】18は磁気テープであり、その両端部がリ
ールハブ16、16に止着され、かつ、所定量巻装され
ている。
【0026】19、19はテープ出口13、13のマウ
ス部14側の側部に設けられたカセット内ガイドであ
る。
【0027】そして、磁気テープ18の一部は上記テー
プ出口13、13からカセットケース12外へ導出され
テープカセット11が使用されていないときは上記カセ
ット内ガイド19、19に巻き付けられることでマウス
部14の前面に沿って架け渡されている。
【0028】20はビデオテーププレーヤ1のメカシャ
ーシである。
【0029】21はメカシャーシ20の後端部略中央に
設けられたヘッドドラムであり、メカシャーシ20に固
定された固定ドラムとそれに支持された回転ドラムを備
え、その回転ドラムには回転磁気ヘッドが支持されてい
る。
【0030】22はメカシャーシ20のうちヘッドドラ
ム21から略右方向へある程度離間した位置から突出す
るように設けられたキャプスタンである。
【0031】23はS側リール台ブロック、24はT側
リール台ブロックである。
【0032】これらリール台ブロック23、24は、移
動ベース25、25と、該移動ベース25、25から上
方へ突出した状態でそれに回転自在に支持されたリール
台26、26′と、移動ベース25、25の下面に固定
されたモータ27、27とからなり、リール台26、2
6′はその上部を為すリール係合軸28、28とその下
端部を為す円板状をしたブレーキドラム29、29を有
する。
【0033】そして、リール台26、26′は上記モー
タ27、27の回転軸と結合されており、従って、リー
ル台26、26′はモータ27、27により回転され
る。
【0034】尚、S側リール台ブロック23のリール台
26は前記Sリール6又は15が係合されるリール台
(以下、「S側リール台」と言う。)であり、T側リー
ル台ブロック24のリール台26′はTリール6′又は
15′が係合されるリール台(以下、「T側リール台」
と言う。)である。
【0035】30、30は互いに平行に延びるように配
置されたガイド軸、31、31はそれと同様の別のガイ
ド軸であり、メカシャーシ20の前端部略中央の左右両
脇と対応したところに各別に配置された状態で、図示し
ない支持部材によりメカシャーシ20に支持されてい
る。そして、これらガイド軸30、30、31、31は
前方に向かって互いに略90゜開いた左右対称な方向に
延びるように設けられている。
【0036】そして、前記S側リール台ブロック23は
その移動ベース25の被支持部25a、25aが左側の
ガイド軸30、30に摺動自在に支持され、T側リール
台ブロック24はその移動ベース25の被支持部25
a、25aが右側のガイド軸31、31に摺動自在に支
持される。
【0037】このようなリール台ブロック23、24は
互いに左右に並んだ状態で同期して移動され、その移動
は図示しない移動手段によって行われる。
【0038】しかして、リール台26、26′は図4に
実線で示す大カセット用位置と同図に2点鎖線で示す小
カセット用位置との間を移動され、上記大カセット用位
置に来た状態におけるこれらリール台26と26′との
間の軸間距離は大テープカセット11の2つのテープリ
ール15と15′との間の軸間距離と一致し、小テープ
カセット用位置に来た状態におけるこれらリール台26
と26′との間の軸間距離は小テープカセット2の2つ
のテープリール6と6′との間の軸間距離と一致する。
【0039】尚、リール台ブロック23、24は、ビデ
オテーププレーヤ1に小カセット2が装着されるときは
小カセット用位置へと移動され、大テープカセット11
が装着されるときは大カセット用位置へと移動される。
【0040】32は上記リール台26、26′に対する
ブレーキの制御を行うためのリール台ブレーキ機構であ
り、一つのブレーキ板と引張バネと回動アーム及び電磁
プランジャとから成る。
【0041】33はブレーキ板である。該ブレーキ板3
3は、略左右方向に長い平板状をした主部34と背の低
い立壁状をした2つの圧接部35、35とから成り、主
部34の後ろ半分はその左右両側縁が前後方向に対して
45゜傾斜した等脚台形状をしており、そのように傾斜
した側縁から上記圧接部35、35が各別に立ち上げら
れている。これら圧接部35、35はリール台26、2
6の最大移動距離L(図4参照)より稍長くなっており
その互いに外側を向いた面にブレーキシュー36、36
が取着されている。
【0042】34a、34a、34aは主部34に形成
された前後方向に長い長孔、34bは主部34の後端部
下面の中央部に形成されたバネ掛部、37は主部34の
前端部の中央寄りの部分に下方に突出するように固定さ
れた連結ピンである。
【0043】38、38、38はメカシャーシ20のう
ち上方から見てリール台26と26′との間の位置に立
設された支持軸であり、その上端部がブレーキ板33の
長孔34a、34a、34aに摺動自在に挿通される。
これにより、ブレーキシュー36、36がリール台2
6、26′のブレーキドラム29、29と同じ高さに位
置した状態でメカシャーシ20に前後方向へ移動自在に
支持され、左側のブレーキシュー36はS側リール台2
6の移動軌跡に右前方から平行に対向され、右側のブレ
ーキシュー36はT側リール台26′の移動軌跡に左前
方から平行に対向される。
【0044】39は引張バネであり、その両端部はメカ
シャーシ20のうちブレーキ板33よりある程度後方に
離間した位置に設けられたバネ掛けピン40とブレーキ
板33のバネ掛部34bに各別に係着されている。
【0045】従って、この引張バネ39の引張力によっ
てブレーキ板33には後方への移動力が付勢されるの
で、前方へ向けて押圧されていない間は図4に示すよう
にそのブレーキシュー36、36がリール台26、2
6′のブレーキドラム29、29に圧接された状態とな
る。
【0046】尚、リール台26、26′の最大移動距離
と圧接部35、35の長さとの関係及びリール台26、
26′の移動軌跡と圧接部35、35との対応関係は前
記した通りであるから、ブレーキ板33が前方へ押圧さ
れないことによるブレーキシュー36、36のブレーキ
ドラム29、29に対する圧接はリール台26、26′
がいずれの位置に来ているときもブレーキドラム29、
29の両方に対して同時に行われる。
【0047】41はブレーキ板33を随時前方へ移動さ
せるための回動アームである。該回動アーム41は左右
方向に長く、その略中央部がメカシャーシ20の前端部
左寄りの位置に固定された支持軸42に略前後方向へ回
動自在に支持されており、その左端部には左右方向に長
いロッド挿通孔41aが右端部には左右方向に長い連結
長孔41bがそれぞれ形成され、該連結長孔41bにブ
レーキ板33の連結ピン37が回動自在に挿通されてい
る。
【0048】43はメカシャーシ20の左端部に固定さ
れた電磁プランジャであり、該電磁プランジャ43は励
磁吸引形のものである。44は電磁プランジャ43のピ
ストンロッドであり、そのケーシング45から前方へ突
出した部分の先端にフランジ44aが形成されている。
そして、ピストンロッド44の先端部が上記回動アーム
41のロッド挿通孔41aに挿通され、そのフランジ4
4aがロッド挿通孔41aの前側開口縁と係止されてい
る。。
【0049】従って、電磁プランジャ43が励磁されて
いない状態においては、回動アーム41の位置が電磁プ
ランジャ43によって規制されることはないので、この
状態においてブレーキ板33は引張バネ39の引張力に
よってブレーキシュー36、36がブレーキドラム2
9、29に接触したブレーキ付与位置に保持される。
【0050】そして、電磁プランジャ43が励磁される
と、そのピストンロッド44がケーシング45内に向か
って引き込まれるので、そのフランジ44aが回動アー
ム41の左端部を後方へ押圧し、それにより回動アーム
41が上方から見て時計回り方向へ回動され、その連結
長孔41bの後側縁がブレーキ板33の連結ピン37を
前方へ押圧する。これにより、ブレーキ板33が、引張
バネ39の引張力に抗して図5に示すブレーキ解除位置
まで移動されて、そのブレーキシュー36、36がブレ
ーキドラム29、29から離間され、リール台26、2
6′に対するブレーキが解除される。
【0051】また、この状態から、電磁プランジャ43
に対する励磁が解除されると、ブレーキ板33は引張バ
ネ39の引張力によってブレーキ付与位置へと移動され
る。
【0052】46、46はテープローディングブロック
であり、それぞれローディングガイド47、47及び4
7′、47′と傾斜ガイド48、48を有しており、メ
カシャーシ20に形成されたガイド溝49、49に沿っ
て移動され、テープカセット又は11が装着されるまで
の初期状態においては図1に2点鎖線で示す初期位置に
あり、テープローディング時に前記ヘッドドラム21の
両脇の稍後方に位置したローディング完了位置まで移動
される。
【0053】50はピンチローラ、51は引出ガイド、
52はテンレギピンであり、これらピンチローラ50、
引出ガイド51及びテンレギピン52はメカシャーシ2
0に回動自在に支持された図示しない3つのアームの回
動端部に各別に支持されており、上記初期状態において
は図1に2点鎖線で示す初期位置に位置されている。
【0054】そこで小テープカセット2又は大テープカ
セット11がビデオテーププレーヤ1に装着されると、
リール台26、26のリール係合軸28、28がテープ
リール6、6′のリールハブ7、7に形成されたリール
台係合穴7a、7a又はテープリール15、15′のリ
ールハブ16、16に形成されたリール台係合穴16
a、16aに係合され、それにより、S側リール台26
がSリール6又は15と一体的に回転するように、T側
リール台26′がTリール6′又は15′と一体的に回
転するように結合される。
【0055】これと共に、上記ローディングガイド4
7、47及び47′(右側のもののみ)、傾斜ガイド4
8、48、ピンチローラ50、引出ガイド51及びテン
レギピン52はいずれもカセットケース3の前面に位置
した磁気テープ9の内側又はカセットケース12の前面
に位置した磁気テープ18の内側に相対的に位置され
る。
【0056】この状態からテープローディング、即ち、
磁気テープ9をカセットケース3から引き出して又は磁
気テープ18をカセットケース12から引き出してヘッ
ドドラム21に巻き付けるためのテープローディングガ
行われる。このとき磁気テープ9、18の引き出しに従
ってテープリール6、6′又は15、15′が回転され
るように、ブレーキ板33はブレーキ解除位置へと移動
される。
【0057】そして、テープローディングが開始すると
テープローディングブロック46、46が前記ローディ
ング完了位置へと移動されると共に、ピンチローラ50
は図1及び図5に実線で示すようにキャプスタン22に
近接した待機位置まで移動される。又、引き出しガイド
51及びテンレギピン52は、小テープカセット2が装
着されたときは図2に実線で示す位置へと移動され、大
テープカセット11が装着されたときは図1に実線で示
す位置へと移動される。
【0058】これにより、磁気テープ9又は18が所定
量引き出されて図1又は図2に実線で示すパスを通さ
れ、ヘッドドラム21の外周面に略半周巻き付けられ
る。
【0059】そして、ブレーキ板33は、テープローデ
ィングが完了するとブレーキ付与位置に戻されてリール
台26、26′が不用意に回転してしまうことがないよ
うにされ、また、磁気テープ9又は18を走行させると
き及びテープアンローディング、即ち、カセットケース
3又は12から引き出された磁気テープ9、18をテー
プリール6や15に巻き取る動作を行うときはブレーキ
解除位置へと移動される。
【0060】尚、記録又は再生を行うときはピンチロー
ラ50が図1及び図2に1点鎖線で示すようにキャプス
タン22に圧着される。
【0061】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明テーププレーヤにおけるリール台ブレーキ機
構は、2つのリール台の位置を使用するテープカセット
のサイズに応じて選択的に変更するテーププレーヤにお
けるリール台ブレーキ機構であって、2つのリール台と
各別に対応した2つの圧接部を有する一のブレーキ板
と、該ブレーキ板をリール台に接触させるブレーキ方向
へ付勢する弾発手段と、ブレーキ板をリール台から離間
させるブレーキ解除手段とを設けたことを特徴とする。
【0062】従って、本発明テーププレーヤにおけるリ
ール台ブレーキ機構にあっては、2つのリール台に対す
るブレーキの付与及びその解除を、リール台がいずれの
位置に来ていても一つのブレーキ板及び解除手段等極く
少数の部材だけで行うことができるので、従来のリール
台ブレーキ機構と比べて、その部品点数を減じることが
でき、それにより、ブレーキ機構の配置に必要なスペー
スを大幅に縮小することができるとともに、コストを低
減させることができる。
【0063】尚、前記実施例においては、ブレーキ解除
手段としてブレーキと連結された回動アーム及び該回動
アームに対する位置規制の状態を切り替えるための電磁
プランジャを用いるようにしたが、このブレーキ解除手
段はカムギヤ又はモード切換用スライダーなどであって
も良い。
【0064】この他、実施例に示したブレーキ板の他、
各部の構造乃至形状や弾発手段の種類等は本発明を実施
するに当たっての具体化のほんの一例を示したものに過
ぎず、こららによって本発明の技術的範囲が限定的に解
釈されてはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明テーププレーヤにおけるリール台ブレー
キ機構をビデオテーププレーヤにおけるリール台ブレー
キ機構に適用した実施の一例を示すもので、大テープカ
セットが装着された状態を一部切り欠いて示す平面図で
ある。
【図2】小テープカセットが装着された状態を一部切り
欠いて示す平面図である。
【図3】リール台ブロック及びリール台ブレーキ機構を
拡大して示す斜視図である。
【図4】ブレーキ付与位置状態における要部を拡大して
示す平面図である。
【図5】ブレーキ解除状態における要部を拡大して示す
平面図である。
【図6】従来のリール台ブレーキ機構の一例を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 テーププレーヤ 2 テープカセット 11 テープカセット 26 リール台 26′リール台 27 モータ 32 リール台ブレーキ機構 33 ブレーキ板 35 圧接部 39 弾発手段 41、43 ブレーキ解除手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つのリール台の位置を使用するテープ
    カセットのサイズに応じて選択的に変更するテーププレ
    ーヤにおけるリール台ブレーキ機構であって、2つのリ
    ール台と各別に対応した2つの圧接部を有する一のブレ
    ーキ板と、該ブレーキ板をリール台に接触させるブレー
    キ方向へ付勢する弾発手段と、ブレーキ板をリール台か
    ら離間させるブレーキ解除手段とを設けたことを特徴と
    するテーププレーヤにおけるリール台ブレーキ機構。
  2. 【請求項2】 ブレーキ板の移動方向がリール台の移動
    方向に対して傾斜しており、圧接部はリール台の移動方
    向と平行な方向に延びかつリール台の移動範囲と略同じ
    かそれより長い長さを有することを特徴とする請求項1
    に記載のテーププレーヤにおけるリール台ブレーキ機
    構。
  3. 【請求項3】 2つのリール台の移動軌跡がブレーキ板
    の移動方向に対して互いに対称な方向へ延びていること
    を特徴とする請求項2に記載のテーププレーヤにおける
    リール台ブレーキ機構。
  4. 【請求項4】 リール台とこれを回転させるためのモー
    タとが一体的に移動することを特徴とする請求項1、請
    求項2又は請求項3に記載のテーププレーヤにおけるリ
    ール台ブレーキ機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997021217A1 (fr) * 1995-12-07 1997-06-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Mecanisme de freinage de bobine pour appareil d'enregistrement et de reproduction a bande magnetique

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997021217A1 (fr) * 1995-12-07 1997-06-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Mecanisme de freinage de bobine pour appareil d'enregistrement et de reproduction a bande magnetique
US6036131A (en) * 1995-12-07 2000-03-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic tape recording and/or reproducing apparatus and reel braking mechanism therefor

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