JPH063628U - ラミネータ - Google Patents

ラミネータ

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JPH063628U
JPH063628U JP4920592U JP4920592U JPH063628U JP H063628 U JPH063628 U JP H063628U JP 4920592 U JP4920592 U JP 4920592U JP 4920592 U JP4920592 U JP 4920592U JP H063628 U JPH063628 U JP H063628U
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rollers
heating
laminator
temperature
heat
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JP4920592U
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勉 塙
昇 新沼
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レオン制御機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチックフィルムの加熱効率がよく、そ
の温度を簡易かつ正確に検出することを可能とする。 【構成】 加熱された2枚のプラスチックフィルム
1 ,P2 間に封着対象物を挟んで第1及び第2の圧着
ローラ9,10によって圧着してラミネートし、各プラ
スチックフィルムをそれぞれ案内する複数の小径案内ロ
ーラが配置された第1及び第2の案内ローラ群21,2
2,23,24と、第1及び第2の案内ローラ群と前記
第1及び第2の圧着ローラの外形を結ぶ面よりも内側に
外形面をもつ第1及び第2の熱伝導部材25,26と、
第1及び第2の熱伝導部材を加熱する第1及び第2の加
熱手段27,28とを含む構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、2枚のプラスチックフィルムを加熱し、その間に封着対象物を挟ん で圧着する加熱圧着式のラミネータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来のラミネータの一例を示す図である。プラスチックフィルムP1 ,P2 は、フィルムローラ軸1,2に巻き回わされており、フィルムロール3, 4を構成しており、アイドルローラ5,6を介して、加熱ローラ7,8に導かれ ている。アイドルローラ5,6は、プラスチックフィルムP1 ,P2 が加熱ロー ラ7,8に長時間接触するように、走行方向を変換させるためのローラである。 加熱ローラ7,8は、プラスチックフィルムP1 ,P2 を融着可能な温度に加熱 するためのローラであり、中空円筒状のアルミニウム材の内部に、ヒータ7a, 8aが設けられている。
【0003】 プレスローラ9,10は、加熱ローラ7,8によって加熱されたプラスチック フィルムP1 ,P2 間にシート類Sが挿入された状態で、プラスチックフィルム P1 ,P2 を上下から圧着するローラである。また、プレスローラ9,10の内 部にも、ヒータ(不図示)が設けられており、プラスチックフィルムP1 ,P2 の温度が低下するのを防止している。プラスチックフィルムP1 ,P2 は、シー ト類Sよりも若干大きめのものが使用され、周縁部で各々のプラスチックフィル ムP1 ,P2 を融着させる。
【0004】 引出しローラ11,12は、シート類Sがラミネートされたプラスチックフィ ルムP1 ,P2 を引き出すためのローラである。プレスローラ10,引出しロー ラ12は、チェーン14を介して、モータ13により回転駆動される。なお、1 5は、ケース側板、16は供給台、17は排出台である。
【0005】 また、このようなラミネータの性能を向上させるために、次のような提案がな されている。 実公平2−43707号では、プレスローラ(圧着ローラ)と引出しローラ の間に仕切り壁を設け、その仕切り壁によって仕切った空間に配置した冷却用の ファンによって、プラスチックフィルムを冷却し、加熱効率及び冷却効率を向上 させようとしていた。 実公平2−37550号では、ガイドローラを有するヘッドの上面に装着さ れる感熱素子を支持板を用いて、加熱されたローラのプラスチックフィルムが展 張されている面の裏側に配置する温度検出装置を設け、ローラの任意の部分の表 面温度を測定し、封着の均一性を図るようにしていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
図2に示すラミネータでは、加熱ローラ7,8にヒータ7a,8aを内蔵して いるので、加熱ローラ7,8の径が大きくなり、プレスローラ9,10との接線 距離が大きくなり、加熱されたプラスチックフィルムP1 ,P2 が風を切って走 行するために、冷えてしまい十分な融着ができないという問題があった。
【0007】 また、前記の提案によるラミネータでは、冷却ファンによって冷却するので 、装置内の塵埃が冷却しきれていないプラスチックフィルムに付着したり、プラ スチックフィルムにシワがよるなどの不都合があった。
【0008】 さらに、前記の提案によるラミネータでは、検出素子の配置された長手方向 の一部分しか検出できないうえ、加熱されたローラの表面を非接触で検出してい るので、正確な温度を測定することができなかった。また、温度検出装置は、ヘ ッド,感熱素子,ガイドローラ,支持板,ばね等から構成されており、部品点数 が多く構造が複雑であるので、コストアップの要因になっていた。
【0009】 本考案の目的は、前述の課題を解決し、プラスチックフィルムの加熱効率がよ く、その温度を簡易かつ正確に検出することができるラミネータを提供すること である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案によるラミネータは、加熱された2枚のプ ラスチックフィルムP1 ,P2 間に封着対象物を挟んで第1及び第2の圧着ロー ラ9,10によって圧着してラミネートする加熱圧着式のラミネータにおいて、 前記各プラスチックフィルムをそれぞれ案内する複数の小径案内ローラが配置さ れた第1及び第2の案内ローラ群21,22,23,24と、前記第1及び第2 の案内ローラ群と前記第1及び第2の圧着ローラの外形を結ぶ面よりも内側に外 形面をもつ第1及び第2の熱伝導部材25,26と、前記第1及び第2の熱伝導 部材を加熱する第1及び第2の加熱手段27,28とを含む構成としてある。
【0011】 この場合に、前記第1又は第2の熱伝導部材の少なくとも一方に、温度検出手 段31を設けたことを特徴とすることができる。
【0012】
【作用】
本考案によれば、複数の小径案内ローラ及び圧着ローラ間に、接線位置よりも 若干内側に外表面をもつ熱伝導部材を設けて、その熱伝導部材を加熱手段で加熱 するので、プラスチックフィルムが走行により風を切って冷却されてしまうこと はない。また、熱伝導部材により、外部加熱が併用されるので、内部加熱のみに よる温度上昇によるパンク事故を起こすことなく、各ローラの長手方向の温度分 布が均一になる。 さらに、熱伝導部材に温度検出手段を設ければ、プラスチックフィルムが加熱 されている面の全体の温度を正確に測定することができる。
【0013】
【実施例】
以下、図面等を参照して、実施例につき、本考案を詳細に説明する。図1は、 本考案によるラミネータの実施例を示す図である。なお、前述した従来例と同様 な機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。 圧着ローラ9,10は、ヒータ9a,10aが内蔵されており、ローラ表面に ゴム層9b,10bが形成されている。この圧着ローラ9,10は、ヒータ9a ,10aによって内部から加熱されるとともに、後述するヒートブロック25, 26によって外部からも加熱されている。したがって、表面のゴム層9b,10 bを無理なく昇温させることができるので、従来の内部加熱のみによる加熱方法 で発生する温度上昇によるパンク事故を防止することができる。
【0014】 案内ローラ21,22,23,24は、内部にヒータが設けられておらず、比 較的小径のローラである。このように各々のプラスチックフィルムP1 ,P2 に 案内ローラ21,23又は案内ローラ22,24のように複数のローラ群を配置 した理由は、1つの加熱ローラ(案内ローラ)の径を大きくするだけであると、 圧着ロール9,10間の接線距離が大きくなり、折角暖まったプラスチックフィ ルムP1 ,P2 が風を切って走行し、冷えてしまうために、分割して接線間をシ ートブロック25,26によって埋めることにより、温度の下降を防ぐためであ る。
【0015】 ヒートブロック25,26は、アルミニウムや黄銅などの熱伝達率のよい金属 を押出成形などの方法で成形したものであって、その外形面が、各ローラ21, 22,23,24,9,10などを結ぶ接線(プラスチックフィルムP1 ,P2 が走行する位置)よりも若干内側にあるような形状をしている。つまり、ヒート ブロック25,26は、各ローラ接線間の内側にあり、プラスチックフィルムP 1 ,P2 に触れない構造となっている。 また、ヒートブロック25,26の内部には、ヒータ27,28が配置されて おり、近接して設けられる各ローラ21,22,23,24,9,10や走行中 のプラスチックフィルムP1 ,P2 を、ヒートブロック25,26を介して、外 部から加熱することができる。ヒートブロック25,26を配置して、外部加熱 も兼用することによって、各ローラ21,22,23,24,9,10の長手方 向の温度分布が極めて均一になる。
【0016】 ヒートブロック25,26の引出しローラ11,12側には、石綿などの断熱 材29,30が貼付されており、ヒートブロック25,26を保温して、外部へ の熱流出を防止している。断熱材29,30と引出しローラ11,12の間には 、水冷又は空冷式の冷却ローラ32,33が配置されており、圧着ローラ9,1 0で熱圧着されたプラスチックフィルムP1 ,P2 を速やかに冷却する。冷却ロ ーラ32,33は、送風式でないので、ヒートブロック25,26を無駄に冷却 することなく、プラスチックフィルムP1 ,P2 にホコリを付着させたり、シワ をよらせることはない。
【0017】 ヒートブロック25には、埋め込み式の温度センサ31が設けられており、ヒ ートブロック25、つまり、それに近接したプラスチックフィルムP1 の温度を 検出することができる。したがって、融着温度の制御をより正確に行うことがで きる。
【0018】 以上説明した実施例に限定されず、種々の変形ができる。例えば、冷却ローラ 32,33の代わりに、冷却板の間にプラスチックフィルムP1 ,P2 を通過さ せるようにしてもよい。また、案内ローラは、各々2個に限らず、3個以上設け てもよい。温度センサは、ヒートブロック26側に設けてもよいし、ヒートブロ ック25,26の両方に設けてもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上詳しく説明したように、本考案によれば、複数の小径案内ローラ及び圧着 ローラ間を、加熱手段を有する熱伝導部材で埋めたので、プラスチックフィルム が走行により風を切って冷却されてしまうことはない。 また、各ローラは、熱伝導部材によって外部加熱が併用されるので、内部加熱 のみによる温度上昇でパンク事故を起こすことなく、しかも、各ローラの長手方 向の温度分布が均一になる。 さらに、熱伝導部材に温度検出手段を設ければ、プラスチックフィルムが加熱 されている面の全体の温度を正確に測定することができ、融着温度の制御が良好 に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるラミネータの実施例を示す図であ
る。
【図2】従来のラミネータの一例を示す図である。
【符号の説明】
9,10 圧着ローラ 21,22,23,24 案内ローラ 25,26 ヒートブロック 27,28 ヒータ 29,30 断熱材 31 埋め込み式温度センサ 32,33 冷却ローラ P1 ,P2 プラスチックフィルム

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱された2枚のプラスチックフィルム
    間に封着対象物を挟んで第1及び第2の圧着ローラによ
    って圧着してラミネートする加熱圧着式のラミネータに
    おいて、 前記各プラスチックフィルムをそれぞれ案内する複数の
    小径案内ローラが配置された第1及び第2の案内ローラ
    群と、 前記第1及び第2の案内ローラ群と前記第1及び第2の
    圧着ローラの外形を結ぶ面よりも内側に外形面をもつ第
    1及び第2の熱伝導部材と、 前記第1及び第2の熱伝導部材を加熱する第1及び第2
    の加熱手段とを含むことを特徴とするラミネータ。
  2. 【請求項2】 前記第1又は第2の熱伝導部材の少なく
    とも一方に、温度検出手段を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載のラミネータ。
JP4920592U 1992-06-19 1992-06-19 ラミネータ Expired - Lifetime JP2582091Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005280239A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Noritsu Koki Co Ltd ラミネート装置及びラミネート方法
WO2005095088A1 (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Noritsu Koki Co., Ltd. ラミネート装置及びラミネート方法
JP2005280235A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Noritsu Koki Co Ltd ラミネート装置
KR101446093B1 (ko) * 2012-03-29 2014-10-30 (주)피엔티 가압 롤러용 히팅 모듈 및 이를 구비한 가압 롤러 유닛

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