JPH0636268B2 - ディスク演奏装置 - Google Patents

ディスク演奏装置

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JPH0636268B2
JPH0636268B2 JP57045280A JP4528082A JPH0636268B2 JP H0636268 B2 JPH0636268 B2 JP H0636268B2 JP 57045280 A JP57045280 A JP 57045280A JP 4528082 A JP4528082 A JP 4528082A JP H0636268 B2 JPH0636268 B2 JP H0636268B2
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JP
Japan
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disc
disk
moving
carrier
playing
Prior art date
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JP57045280A
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静雄 稲葉
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Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/022Positioning or locking of single discs
    • G11B17/028Positioning or locking of single discs of discs rotating during transducing operation
    • G11B17/032Positioning by moving the door or the cover

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はディスク演奏装置に関し、特に複数枚のディス
クを収納出来かつその収納された任意のディスクを順次
選択して連続した演奏が可能なディスク演奏装置に関す
るものである。
かかるディスク演奏装置としては、ジュークボックスが
一般的に知られている。ところが、従来のジュークボッ
クスは本体そのものが非常に大きく、又ディスク収納部
へのディスクの着脱(出し入れ)が非常に面倒であった
ために家庭用ジュークボックスとしては不向きであり、
業務用として用いられているのが殆どであった。また、
ディスクの入替え時などにおけるドアの開閉には専用の
鍵を用いなければならない構成であったため使い勝手の
点で非常に不利であり、かつ鍵を用いれば機構部の動作
中に拘らず常時ドアを開け得るため好ましくなかった。
そこで、本発明は非常に小型であると共に、ドアの開放
時における安全性を維持したディスク演奏装置を提供す
ることを目的とする。
近時、ディスクにディジタル的に信号入れることにより
従来のアナログ的に信号を入れたオーディオディスクに
比較して大幅に収納する情報量を増加させる手段が数種
類提案されている。特に、レーザ光を用いて信号をピッ
クアップする一般にコンパクトディスクと呼ばれている
ディスクを用いる方法はディスクの直径が12cmと小さ
いため取り扱いが簡単になると共に、演奏装置を小型に
することが出来、更には演奏時間が片面で1時間と従来
のオーディオディスクの両面演奏時間の約1.5倍の情
報量を収納することが出来る。そのため、例えば50枚
のディスクには演奏時間が3分の曲を1000曲収納す
ることが出来、コンパクトディスクはその厚さが約1.
2mmであるため50枚で6cmの厚さとなり、その中に1
000曲もの曲を収納することが出来る。このようにコ
ンパクトディスクを用いることにより一般家庭で使用す
ることのできる極めて小型のジュークボックスを提供す
ることが出来る。この発明のジュークボックスを使用す
ることにより多くのディスクを収納するディスク収納箱
を別に用意する必要がなく、又ディスクにいっさい触れ
ることなくディスクの選曲と演奏が出来るため女性や小
人が使用してもディスクを損傷したり装置を損傷される
ことがない。
本発明によるディスク演奏装置は、複数枚のディスクを
交換自在に配列収納できるディスク収納部と、前記ディ
スク収納部へのディスク交換を規制する規制手段と、デ
ィスクに記録された情報を再生するディスク再生手段
と、前記ディスク収納部の所定収納位置と前記ディスク
再生手段の所定再生位置との間を往復動してディスクを
搬送し移動せしめるディスク移動手段と、前記ディスク
再生手段及び前記ディスク移動手段を担持しかつ前記デ
ィスク収納部に対してディスクの配列方向に相対的に移
動可能な担持移動手段と、前記ディスクのうちの指定さ
れたディスクに対応する収納位置に前記ディスク再生手
段を持ち来すべく前記担持移動手段を移動せしめて前記
ディスク収納部と前記ディスク再生手段とを互いに位置
決めしかつ前記ディスク移動手段及び前記規制手段の制
御をなす制御手段と、操作に応じて解除指令信号を発す
る規制解除手段とを有し、前記担持移動手段は、その移
動範囲の限界位置に位置するときをそのホームポジショ
ンとし、 前記ディスク移動手段は、その移動範囲のうち前記ディ
スク収納部側の限界位置に位置するときをそのホームポ
ジションとする、ディスク演奏装置であって、 前記制御手段は、前記解除指令信号に応答して前記担持
移動手段及び前記ディスク移動手段のうち、少なくとも
前記ディスク移動手段をそのホームポジションに復帰せ
しめた後、前記規制手段によるディスク交換規制を解除
する、ことを特徴としている。
以下、本発明の実施例を図面参照しつつ詳細に説明す
る。
第1図は本発明によるディスク演奏装置の全体の構成を
示す斜視図である。図において、4は複数枚のディスク
2を収納しかつ当該ディスクを自動的に演奏可能な装置
本体であり、他のほぼ同サイズの装置例えばアンプ,チ
ューナなどを積み重ね可能な筐体構造となっている。装
置本体4の例えば前方にはディスク挿入口3が形成され
ており、ディスクの着脱が容易に行なえる様にディスク
収納部(後述する)が挿入口3の近傍に設けられてい
る。挿入口3を閉鎖するためのドア5が装置本体4に対
して開閉自在に取り付けられており、当該ドア5は本体
前面に設けられたドアスイッチ1により開閉される。な
お、ドア5は後述するディスク収納部へのディスク交換
を規制する規制手段として作用する。6は装置本体4に
対し種々の指令を送出する操作部であり、例えば装置本
体1と分離されてワイヤード又はワイヤレス等の手段に
より接続される。
第2図には操作部6の構成が示されており、(a)は平面
図、(b)は一部断面を含む正面図,(c)は側断面図であ
る。操作部6には、選択したいディスクのナンバー,曲
目のナンバーを指定する0から9までのナンバーキー
7,指定したナンバーをメモリーに登録するENTキー
8,ディスクの1枚目から順次演奏させるか又は指定し
たディスクの全曲を演奏させるALLキー9,メモリー
登録終了後に演奏を開始させるSTARTキー10,メ
モリーに登録されたディスク又は曲の演奏途中に次に登
録されてあるディスクまたは曲へ移動させるNEXTキ
ー11,メモリーに登録された内容に従ってもう一度演
奏させるAGAINキー12とが備えられている。更
に、収納してあるディスクのタイトル,曲目等を記入し
得ると共にその内容をディスクの入替えに関連して変更
可能でかつ容易に検索可能な記憶手段としての複数枚の
インデクスプレート13、このプレート13に連動して
検索中のインデクスプレートを検出すべくインデクスプ
レート13の枚数に対応して設けられた複数のインデク
ススイッチ14,上記ナンバーキー7とは別途にディス
クのナンバーを指定する1から5までのインデクスキー
15がそれぞれ付属している。インデクスプレート13
は、ディスクの入替えに関連してディスクのタイトル,
曲目等の変更が容易に可能である。
また、装置本体4及び操作部6の双方には、それぞれ、
指定した或いは演奏しているディスクナンバー及び曲番
を表示するディスクIND16及びPROGRAM I
ND 17,演奏中であることを示すPLAY IND
18,後述するキャリアアセンブリが所定位置に停止し
てから演奏可能な状態まで点灯するSTAND BY
IND19,上記キャリアアセンブリ及び後述するピッ
クアップが所定の位置へ移動している間点灯するACC
ESS IND20,更に指定したディスクナンバー位
置にディスクがない場合或いは表裏を誤って収納してあ
り演奏動作時にこれを検知したとき点灯するERROR
IND21とからなる表示部が設けられている。
なお、上記した構成においては、記憶手段及び各種操作
キーを一体的に形成した操作部6が装置本体4と分離し
て設けられているが、装置本体4との双方或いは装置本
体4(例えば前面)のみに設けられた構成であっても良
い。
第3図には本発明によるディスク演奏装置の内部の構成
が示されており、(a)は平面図,(b)は正面図,(c)は側
面図である。図において、先述したドア5は外周部が塗
装等の手段により目隠しされており、その左右にはアン
ダーベース22に固定された支持ピン23a,23bと
それぞれ嵌合する軸受24a,24bを備えている。軸
受24a,24bの例えば一方24aには扇形ギヤ25
が取り付けられている。ドア5を開閉する駆動源として
のモータ26と減速機構27がアンダーベース22に固
定されており、当該減速機構27の最終段のギヤ28が
上記扇形ギヤ25と噛合している。最終段のギヤ28の
軸29には周壁に凹部30aを有するカム30が固定さ
れており、更に上記凹部30aに嵌合することによって
ドア5に開限界及び閉限界をそれぞれ検出するリミッタ
ースイッチ31a,31bがカム30の周壁に当接して
いる。
複数枚のディスク2を収納するためのディスク収納部3
2は、第4図に概略斜視図で示す如く、一定のピッチで
形成された複数の溝部33を有してアンダーベース22
に固定された支持ベース34と、この支持ベース34の
溝部33に挿入設置された複数枚の仕切板35とを備
え、仕切板35間に形成されたスロットにおいて複数の
ディスクを縦に並置収納する構成となっている。支持ベ
ース34は、連続した一体の部材で形成されており、上
述した溝部33の他に、挿入されたディスク2の下端を
例えば2点で支持しかつディスクの前後方向の移動止め
を行なうための一対の支持部材36,37を前後に例え
ば一体に備えている。一対の支持部材36,37は装着
されたディスクの自由移動を規制しかつ外乱等によるデ
ィスクの前方への脱落を防止すべく前方(ディスク挿
入)側の部材36が後方側の部材37より高くなる様に
構成されており、また支持ベース34とは別体に形成さ
れても良い。
ディスク収納部32において、ディスクは2枚の仕切板
35の間に挟まれる格好で収納されており、ディスク移
動時のディスク−仕切板間のねじれ等による摩擦を少な
くすると共にディスクの損傷を防止するために仕切板3
5は第5図(a)に示す様にガイド壁38を有する略I型
形状になっていると共に少なくともディスクとの接触部
表面にテフロンコーティングなどによる表面処理が施さ
れている。また、仕切板35はディスクの装着を容易に
すると共に演奏位置からディスクを収納位置に戻すとき
のガイドとしてガイド壁38の前後がテーパー形状若し
くは曲面形状をなしている。特に演奏位置側のテーパー
部38aの先端に平行部39を形成することにより第5
図(b)に示す様に平行部39間にディスク2を位置せし
めた状態で演奏を行ない得るため演奏終了後ディスク2
の収納位置への収納を確実に行なえる。
第3図において、後述するディスク再生手段及びディス
ク移動手段を担持する担持移動手段としてのキャリア4
0は側面に貫通して設けられた丸穴41aと長円穴41
bにてガイドバー42a,42bに嵌合し移動可能に支
持される。キャリア40には演奏に際し後述するスライ
ダーによりディスク収納部32より引き出されたディス
クに適合して位置決めをなす凹部をその上面に有する支
持ガイド43が設けられている。この支持ガイド43は
ディスクの中心位置が後述するクランパーの中心位置よ
り僅かに低くなる様ディスクの下端を例えば2点で支持
する。支持ガイド43のディスク収納部32側はディス
ク移動が円滑に行なわれる様に傾斜面43aで形成され
ている。なお、反対側をも傾斜面とすることにより、デ
ィスクの移動に際し、ディスクが演奏位置より後方にず
れた場合であっても正常な演奏位置に確実に復帰させ得
る。
キャリア40はキャリア駆動モータ44により減速機構
45を介してワイヤー46にて図の左右方向に駆動され
る。ワイヤー46は減速機構45に結合されたプーリ4
7及びアンダーベース22に取り付けられた4個のプー
リ48a〜48dに架設されかつキャリア40に固定さ
れている。キャリア40の左右方向における限界位置を
検出するキャリアリミッタスイッチ49a,49bが設
けられている。ここで、キャリア40の退避位置すなわ
ちホームポジションを図の右限界位置とした場合、スイ
ッチ49aがキャリア40のホームポジションを検出す
る。更に、キャリア40の移動位置を検出するキャリア
位置検出センサ50が設けられててる。キャリア位置検
出センサ50はディスク収納部32のディスク収納位置
に対応してキャリア40の移動方向に沿って形成された
スリットを有してアンダーベース22に固定されたスリ
ットプレート51と、このスリットプレート51のスリ
ット部を挟む様にキャリア40上に取り付けられたフォ
トカプラ52とからなっている。
キャリア40に取り付けられたメカベース53には、デ
ィスクを回転させるディスク駆動モータ54、メカベー
ス53に対して移動自在に支持されたディスク情報読取
用ピックアップ55、このピックアップ55を駆動する
為のピックアップ駆動モータ56及び減速機構57、デ
ィスク収納部32に収納してあるディスクを引き出すス
ライダー58、このスライダー58をガイド、支持する
ガイドベース59等が搭載されている。更に、ディスク
収納部32より取り出されたディスクを演奏位置までガ
イドする為の2枚のガイドプレート60a,60b、こ
れら2枚のガイドプレートのいずれか一方に取り付けら
れたディスクの有無及び表裏を判別する為のディスク有
無・表裏検知センサー61、ディスクをクランプする為
のクランパー62が取り付けられたクランプアーム63
などが取り付けられてキャリアアセンブリ64を構成し
ている。
ディスクに記録された情報を再生するディスク再生手段
の一部をなすピックアップ55はメカベース53に取り
付けられた一対のガイドバー65a,65bによりディ
スクの半径方向において移動自在に支持されており、減
速機構57に結合されたプーリ66及びメカベース53
に固定されたプーリ67に架設されたワイヤー68に結
合されてピックアップ駆動モータ56により駆動され
る。ピックアップ55のディスク内周及び外周における
限界位置をそれぞれ検出する為のピックアップリミッタ
スイッチ69a,69bが設けられている。
2枚のガイドプレート60a,60bはその後端部に位
置してディスクが後方に逸脱するのを防止するストッパ
ーピン70(第15図示)により所定の間隔を維持しつ
つ保持されていると共に、ディスク収納部32側の端部
が互いに外側に屈曲している。これによりディスク収納
部32とキャリアアセンブリ64との位置ずれを吸収し
てディスクを確実に演奏位置までガイドし得ると共に演
奏位置でのディスクの傾きを防止できる。なお、本実施
例においては、ガイドプレート60a,60bとして板
厚の薄い部材を用いその他端を互いに外側に折り曲げた
構成としたが、板厚の厚い部材を用いその端部間の距離
が先端に近づくにつれ徐々に広がる様に構成されたもの
等であっても良い。
第3図において、ディスクが収納部32から逸脱するの
を阻止するディクストッパー71はディスク収納部32
の後方に設けられ、又アンダーベース22に対して回動
自在に枢支されたストッパーアーム72により支持され
かつ位置規制される。ストッパーアーム72には先述し
たキャリア40より突出したカム73に係合可能なカム
ピン74が固定されている。カムピン74は、キャリア
アセンブリ64が第3図(a)の右方向の限界位置すなわ
ちホームポジションにある場合、第6図(a)に平面図,
(b)に側面図で示す如く、キャリア40のカム73に係
合してディスクストッパー71をディスクの移動を阻止
する阻止位置に位置せしめる。一方、キャリアアセンブ
リ64がホームポジションから移動した場合には、第7
図(a)に平面図、(b)に側面図で示す如く、キャリア40
のカム73との係合が解除されるためディスクストパー
71を図の反時計方向に回動せしめてディスクの移動を
可能とすべく上記阻止位置から退避させる。
ディスクストッパー71はディスク収納部32のディス
クを後方に押しやったときにディスクが収納部32の支
持部材36,37に復帰し得る限度内で上記阻止位置を
とる構成となっており、ディスクが支持部材36,37
上にあるときディスクに接触する位置関係に配置されて
いても良い。また、ディスクストッパー71はディスク
の収納部32への装着時にストッパー部材としてディス
クに係合することによって収納部32からの逸脱を阻止
すると共に、装置の未使用時には振動時の外乱による収
納部32からのディスクの移動を阻止する規制部材とし
て作用する。なお、規制部材はディスクストッパー71
とは別体に設けられても良く、又その構成としては種々
の態様が考えられる。
第8図にはディスク収納部の所定収納位置とディスク再
生手段の所定再生(演奏)位置との間を往復動してディ
スクを搬送し移動せしめるディスク移動手段としてのス
ライダー58の構成が示されており、(a)は平面図、(b)
は正面図である。図において、ガイドベース59の上面
には例えば3本のガイド溝75a〜75cが形成されて
おり、スライダー58はガイドピン76a〜76cを介
してガイド溝75a〜75cに係合することによってガ
イドベース59に対して直線的に摺動可能となってい
る。スライダー58にはアーム77a及び77bを介し
て鼓状引き出しローラ78及びリセットローラ79が取
り付けられており、これらローラはディスク外周を挟持
する如く設けられてディスク収納部32から演奏位置
へ、逆に演奏位置から収納部32へディスクを転がせつ
つ移動させるディスク移動部材となっており、スライダ
ー58の摺動方向において所定距離をなして設けられて
いる。
スライダー58を駆動するための駆動モータ80及びこ
のモータ80にベルト81及びプーリ82を介して結合
したウォームギヤ83がシャーシ84を介してガイドベ
ース59に取り付けられている。ウォームギヤ83に噛
合したメインギヤ85には同軸に駆動プーリ86が取り
付けられており、当該プーリ86に巻き付けられたワイ
ヤー87はガイドベース59の両端にそれぞれ設けられ
たプーリ88a,88bを介してスライダー58に固定
されてモータ80の駆動力によってスライダー58を駆
動する。移動するスライダー58のカム部58aに係合
することによって、スライダー58がディスク収納部側
の移動限界位置に達したことを検知するスライダリミッ
タスイッチ89a,ディスク再生手段側の移動限界位置
に達したことを検知するスライダリミッタスイッチ89
b及びディスク移動時におけるディスクの有無及び表裏
を判別する位置を検出するディスク判別位置スイチ89
bが設けられている。
第9図にはクランパー部の構成が示されており、(a)は
一部断面を含む平面図,(b)は一部断面を含む正面図,
(c)は側面図である。図において、キャリア40(第3
図示)に設けられた受け台90には軸91を支持点とし
てクランプアーム63が回動自在に取り付けられ、バネ
92により図の時計方向すなわち開方向に付勢されてい
る。クランプアーム63の回動量は受け台90より突出
したピン93により規制される。クランプアーム63に
は先端に磁性体94を備えたガイド部95及びクランプ
アーム63の反時計方向すなわち閉方向への回動を司る
ガイドピン96が取り付けられている。ガイドピン96
は、ディスク演奏位置にローディングされたときに、先
述したスライダー58(第8図参照)に設けられた係合
部材97のガイド溝97aに係合し、このガイド溝97
aに沿って移動することによってクランプアーム63を
パネ92に抗して閉方向に回動させる。略円錐台状のク
ランパー62は、底部にリング状マグネット98,頭部
に磁性体99をそれぞれ備え、クランプアーム63に対
しガイド部95にて遊嵌している。なお、クランパー6
2及びクランプアーム63は非磁性体からなっている。
クランパー62と対向する側のメカベース53には、デ
ィスク2を駆動するための駆動モータ54が取り付けら
れており、その回転軸にはディスク駆動手段としてのタ
ーンテーブル100が固着されて回転自在となってい
る。ターンテーブル100はその内部にリング状マグネ
ット101及びヨーク102を内蔵している。
かかる構成のクランパー部において、ディスクが演奏位
置にローディングされると、スライダー58に設けられ
た係合部材97のガイド溝97aとクランプアーム63
のガイドピン96との係合によりクランプアーム63は
閉方向に回動させられる。クランプアーム63の回動に
伴ってクランパー62の頭部がディスク3の中心孔を通
りターンテーブル100に挿入される。挿入の際、クラ
ンパー頭部の磁性体99がターンテーブル100内のグ
ネット101及びヨーク102と共に磁気回路を形成し
てヨーク102に引かれることにより、クランパー62
のテーパー部がキャリア40の支持ガイド43(第3図
(c)参照)上に載置されたディスク2を持ち上げ、ター
ンテーブル100の載置面100aにディスク2を圧接
クランプする。更にクランプアーム63は回動し、磁性
体94とマグネット98との間の吸引力によって係合し
ていたガイド部95をクランパー62より離す。これ
で、クランプ力は磁性体99がヨーク102に引かれる
力と、クランパー底部のマグネット98が磁性体94に
引かれる力とで二重に強くなる。以上の状態で、クラン
パー62,ディスク2及びターンテーブル100は他の
部材と無接触となり、ディスク2を安定して回転させる
ことができるのである。
第10図は本発明によるディスク演奏装置の制御系のブ
ロック図であり、操作部6には第2図において説明した
様に選択したいディスクのナンバー,曲目のナンバーの
指定などを行なう選曲用スイッチ群601及びディスク
ナンバー,曲番或いは機体の動作モードを表示する表示
部602が設けられている。CPU603,動作プログ
ラムが書き込まれたROM604及び所定の演算記憶を
するためのRAM605により構成された制御部は入出
力インターフェース606及び出力インターフェース6
07を介して前述の操作スイッチ群601及び表示部6
02に接続される。
多数のスイッチより成る操作スイッチ群601はキート
マトリクス状に構成され入出力インターフェース606
を介してキースキャニング動作により少ない接続線によ
り動作キーの入力が成される。操作スイッチ群601の
任意に動作されたスイチはキースキャンにより読み取ら
れ、その内容は表紙部602に表示されると共に順次R
AM605中に書き込まれる。
装置本体4には、操作部6と同様なCPU401,RA
M402及びROM403より構成される制御部と、入
力インターフェース404,出力インターフェース40
5、駆動回路406,被駆動部407及び入力信号源4
08が設けられている。
被駆動部407は、指定されたディスク位置へキャリア
を駆動するキャリア駆動モータ44,ディスクを収納位
置より演奏位置へローディングするためのスライダー駆
動モータ80,ディスク情報読取用ピックアップをディ
スク半径方向に移動させるピックアップ駆動モータ56
及び各種表示用素子等より成る。
入力信号源408は、キャリア移動位置を検出するため
の光学手段等より構成されたキャリア位置センサ50,
キャリアが所定移動区間力を逸脱しない様設けられたキ
ャリアリミッチSW49a,b、ディスクが収納位置及
び演奏位置にあることを検知するスライダーリミッタS
W89a,b、ローディング時に指定のディスクの有
無、表裏を検知するディスク有無・表裏検知センサ6
1、このセンサ61の作動位置を示すディスク判別位置
SW89c,ピックアップの最内周位置及び最外集位置
を検知するピックアップリミッタスイッチ69a,b、
ディスク駆動モータ54が所定の回転数に達した事を検
知するディスクモータ速度センサ1,該モータの停止を
検知するディスクモータ速度センサ2,ディスクより所
定の復調回路を通して検出されたコントロール信号より
記録最内周、記録最外周を示す信号或いは記録された曲
番等の情報を検出する情報検出部より成る。
駆動回路406は、各モータの正方向又は逆方向への駆
動及び停止を制御するために2ビットの情報を入力源と
し、例えば、(0,0)を停止、(0,1)を正方向,
(1,0)を逆方向とする。また、必要に応じて速度を
変更することが出来る様、上述の制御に対し高速,低速
を示す1ビットを加えた3ビット情報を入力源とし、例
えば、(0,0,0)を停止、(0,0,1)を正方
向,低速、(0,1,0)を逆方向,低速、(1,0,
1)を正方向,高速、(1,1,0)を逆方向,低速と
することも出来る。更に、複数の出力ビットとD/A変
換器を用いた速度制御手段の兼用も可能である。
装置本体4及び操作部6は双方向データ伝送系460で
接続されており、双方のCPU401,603は周辺イ
ンターフェースアダプタ(PIA)409,608を介
して所定の符号化されたパラレルデータ及びデータ伝送
のタイミング信号しとてハンドシェークモード信号伝送
を行なう。
装置本体4は電源投入により機械的な初期位置(ディス
ク駆動モータ停止,スライダー解除,キャリアホームポ
ジションなど)にメカニズムを駆動させ、初期位置に復
帰後双方向データ伝送系460を介して操作部6に第1
のディスクナンバーの送信を要求する。操作部6は演奏
順のプログラミング終了後になされるSTARTキー1
0(第2図示)の作動に応答して第1のディスナンバー
を双方向伝送系460を介し本体4に送る。本体4は支
持されたディスクナンバーとキャリア位置とが一致する
様にキャリア40を駆動させる。キャリア40の停止位
置制御は、例えばキャリアに設けられた位置センサ50
の出力のカウント信号と指定ディスクの収納位置に対応
した基準カウント値との比較により行なわれる。この
間、本体4及び操作部6はACCESS中を示す表示を
行なう(本体4より操作部6へはACCESS表示のた
めのデータ双方向データ伝送系460により送られ
る)。
指定位置にキャリア40が到着し停止すると、スライダ
ー駆動モータ80が駆動され、該当するディスクは演奏
位置へローディングされる。このとき、ローディング機
構の中途の位置に設けられたディスク判別位置スイッチ
89cが作動されると、ディスク有無・表裏検知センサ
61の信号が入力され、情報面が正しい方向にローディ
ングされるときのみそのままローディングが継続され、
逆方向及びローディングするディスクがない事が判定さ
れた場合はローディング機構が反転しローディングを中
心する。同時に、表示部にてエラーを示す表示がなされ
る。
演奏位置にローディングされたディスクがクランパー6
2に正しくクランプされた後ディスク駆動モータ54が
始動し所定の回転数に達した事が検知されると、本体4
は指定の曲番を操作部6に要求する。指定曲番とディス
ク情報中の曲番との比較がなされ、指定曲番の頭の部分
へとピックアップ55は高速駆動される。指定曲番がデ
ィスク収録曲数より大なる場合は外周のピックアップリ
ミッタスイッチ69bが作動し、指定曲の発見が不能で
あることが判定される。このときピックアップ55は停
止しディスク内周に高速で戻る。またこの場合もエラー
の表示がなされる。
所定の曲番位置へピックアップ55が到着した場合は、
ピックアップ55はプレイ状態となり該当の曲を演奏す
る。同時に表示部にてプレイの表示がなされる。所定の
曲の演奏が終了(指定曲番+1の検出)すると、プレイ
中の表示を消すと共に本体4は次の曲のナンバーを要求
し次の演奏へ移る。
次に演奏すべきディスクが現在演奏中のディスクと異な
る場合には前述の逆のプロセスを経たのち新しいディス
ク位置へ移動し、そのディスクを前述と同様の動作によ
りローディングし演奏を行なう。同じディスクの場合
は、そのまま演奏すべきプログラムナンバーの送信を要
求し演奏を開始する。
第11図にはドア5の制御部の回路ブロック図が示され
ており、装置本体4の前面に設けられたドアスイッチ1
を操作すると、抵抗R111,R112,コンデンサC111
112より構成されたチャタリング防止回路を経たパル
ス状の信号はインバータ110で反転された後T型フリ
ップフロップ111のクロック入力となる。従って、ド
アスイッチ1を押す毎にフリップフロップ111のQ,
出力はH,Lの反転を行なう。電源投入時に発生する
電源リセット信号はフリップフロップ111のクリア端
子に印加されており、電源投入時にはフリップフロップ
111はQ=L,=Hに初期設定される。フリップフ
ロップ111のQ出力は開リミッタスイッチ31aの出
力及びキャリア40のホームポジションを検知するスイ
ッチ49aの出力と共に論理積ゲート113に入力され
る。一方、出力はドア閉リミッタスイッチ31bの出
力及び上記スイッチ49aの出力と共に論理積ゲート1
14に入力される。論理積ゲート113,114の各出
力は正転,逆転信号として駆動回路112に入力され、
ドア駆動モータ26を駆動する。また、フリップフロッ
プ111のQ出力はインバータ115及びコンデンサC
113,抵抗R113より構成された微分回路を経てキャリア
40をホームポジションへ復帰させる信号として第10
図に示す主制御系の入力インターフェース404へ入力
される。
かかる構成において、電源投入時は電源リセット信号に
よりT型フリップフロップ111がQ=L,=Hに初
期設定されるためドア5が閉限界に達するまで、即ち閉
リミッタスイッチ31bがLレベルの出力を発生する
(閉状態)まで逆転信号が発生しドア5を閉じる。ここ
で、規制解除手段としてのドアスイチ1を押すとフリッ
プフロップ111がQ=H,=Lとなり、Q出力がイ
ンバータ115及び微分回路を経てキャリア復帰信号、
すなわち解除指令信号として主制御系の入力インターフ
ェース404(第10図示)に印加される。従って、キ
ャリア40がディスク収納部32側の限界位置、すなわ
ちそのホームポジションにない場合にはホームポジショ
ンに復帰し、復帰した時点でそれまで閉成していたスイ
ッチ49aが開放するためドア開リミッタスイッチ31
aが閉成するまで論理積ゲート113から正転信号が発
生しドア5が開く。
この様に、例えば演奏中にドア開操作してもまずキャリ
ア40、すなわち担持移動手段がその移動範囲のうちい
ずれか一端の限界位置(ホームポジション)に復帰した
後にドア5が開くため安全性が維持される。なお、キャ
リアホームポジション検知スイッチ49aの代わりにス
ライダーホームポジション検知スイッチ89aを用いて
スライダー58、すなわちディスク移動手段がその移動
範囲のうちディスク収納部側の限界位置、つまりそのホ
ームポジションに復帰した後ドア5を開く構成、更には
検知スイッチ49a,89aを共に備え担持移動手段及
びディスク移動手段の両者が、それぞれのホームポジシ
ョン、すなわち担持移動手段の移動範囲のうちいずれか
一端の限界位置と、ディスク移動手段の移動範囲のうち
ディスク収納部側の限界位置にそれぞれ復帰した後ドア
5を開く構成とすることも可能である。
次に、上述した構成のディスク演奏装置の動作を説明す
る。
まず、ディスクの収納に関しては、装置本体4の前面に
設けられたドアスイッチ1を押すと、ドア5が自動的に
開きドア5のすぐ後方に設けられたディスク収納部32
が現われるため仕切板35で形成された任意のスロット
にディスク2を指し込むだけで良い。このとき、ホーム
ポジションにあるキャリア40のカム73との係合によ
りディスクストッパー71が所定の阻止位置にあるため
(第6図参照)収納したディスクが後方に逸脱すること
なく確実に収納部32に装着される。ディスクの収納と
同時に操作部6に設けられた該当するインデクスプレー
ト13のインデクス部13aにディスクのタイトル名、
又MEMO部13bに曲目等を記録しておくことにより
収納ディスクのタイトル及び曲目等を容易に検索出来る
ことになる。ディスクの収納終了後、再びドアスイチ1
を押すとドア5は自動的に閉じ、選曲可能状態となる。
選曲方法には、操作部6のナンバーキー7を用いてディ
スク(スロット)のナンバー,曲のナンバーを順次指定
して行く方法と、複数枚のインデクスプレート13を開
閉し希望するディスクをインデクスキー15により指定
する方法(曲の指定はナンバーキー7を用いて行なう)
とがある。
前者の選曲方法により例えば収納ディスクのうち3枚目
のディスクの5曲目と23枚目のディスクの10曲目を
指定登録する場合は、第12図(a)に示す操作手順に従
ってナンバーキー7及びその他のキーを操作することに
より行なわれる。一方、後者の選曲方法により8枚目の
ディスクの3曲目及び33枚目のディスクの5曲目を指
定登録する場合は、まず第12図(b)及び(c)に示す様に
該当するディスクナンバーが記入されたページのインデ
クスプレート13を開きディスクナンバーに対応するイ
ンデクスキー15(図に斜線で示す)を操作し、次いで
ナンバーキー7により曲番を指定し、その後第12図
(d)に示す操作手順に従って各キーを操作することによ
り行なわれる。なお、インデクスプレート13を開閉す
ることによりこれに連動するインデクススイッチが作動
しキーの内容が自動的に変更される。指定されたディス
ク(スロット)ナンバー及び曲番はRAM402中のメ
モリ2に登録される。
上記いずれかの選曲方法によるディスクナンバー及び曲
番の指定登録が終了し、STARTキー10を押すとA
CCESS IND20が点灯し、各機構が動作を開始
する。以下第13図のフローチャートに基づいて各機構
の動作を説明する。
STARTキー10によるスタート指令に応答してキャ
リアアセンブリ64が所定のディスク位置へ移動を開始
する。このとき、収納したディスクが後方に転がるのを
防止するディスクストッパー71は、キャリアアセンブ
リ64の移動に伴いキャリア40から突出したカム73
とディスクストッパー71を支持するストッパーアーム
72に固定されたカムピン74との係合が徐々にはず
れ、自重により第6図(b)の状態から反時計方向に回動
し収納したディスクを演奏位置まで引き出すのに何ら支
障のない位置まで退避する(第7図参照)。キャリアア
センブリ64の移動に伴ってDISK IND16がカ
ウントアップしディスク位置に対応した数で停止し、同
時にACCESS IND20が消灯する。
キャリアアセンブリ64が所定の位置に停止後、収納デ
ィスクを演奏位置までローディングするスライダー58
が移動を開始する。スライダー58の移動に伴いSTA
ND BY IND19が点灯する。このSTAND
BY IND19はディスクがターンテーブル100に
装着されかつディスク駆動モータ54が回転し演奏が開
始されるまで点灯している。
スライダー部の動作を第14図を参照して説明するに、
キャリア40が指定ディスク位置に停止したときには、
スライダー58に取り付けられた引出しローラ78及び
リセットローラ79は、第14図(a)に示す状態にあ
る。この状態でスライダー駆動モータ80が始動し、ス
ライダー58を後方(図の矢印方向)に向って移動させ
る。これにより引出しローラ78がディスクの外周に当
接したディスクをスライダー58の移動に伴いクランパ
ー62との係合位置すなわち演奏位置(キャリア40に
設けられた傾斜面43aを有する支持ガイド43)へと
移動させる(第14図(b))。スライダー58により搬
送されたディスクはキャリア40の支持ガイド43にセ
ットされる。その後もスライダー58は第14図(c)に
示す様にディスクのセイット位置より更に移動を続け、
これによりディスク外周との間に余剰ストロークSが設
けられる。この余剰ストロークSにおいて後述するディ
スクのクランプ動作が行なわれるのである。
スライダー58、はディスクのローディング中そのカム
部58aにてディスク判別位置スイッチ89cをONさ
せる。このスイッチ89cのONに応答して第15図
(a),(b)に示す様にガイドプレート60aに設けられた
ディスク有無・表裏判別センサ61が作動し、もしディ
スクが無い場合或いはディスクが裏面の場合には、スラ
イダー58はディスクを収納部32へ返却すべく移動方
向を変える。同時にERROR IND21が点灯す
る。正常な場合にはローディング動作を続け、ディスク
を演奏位置にセットする。
演奏位置におけるディスク2′は、第16図に示す如く、
その中心が収納部32におけるディスク2の中心より距
離tだけ低くなる様に支持ガイド43により支持され
る。ディスクが演奏位置にセットされた後、スライダー
58の前述した余剰ストロークSによりスライダー58
に設けられた係合部材97のガイド溝97aとクランプ
アーム68に固定されたガイドピン96とが係合してク
ランプアーム68を閉方向に回動させる。クランプアー
ム68の回動に伴ってクランパー62の頭部がディスク
中心孔を通りターンテーブル100に挿入される。挿入
の際、クランパー頭部の磁性体99がターンテーブル1
00内のヨーク102に引かれることによりクランパー
62のテーパー部62aが支持ガイド43上に載置され
たディスクを持ち上げ、ターンテーブル100の載置面
100aにディスクを圧接クランプする。このときのデ
ィスク2′の中心は支持ガイド43上のディスク2′の
中心より距離t(t<t)だけ高くなる(第16
図参照)。
ターンケーブル100へのディスクの装着が完了する
と、スライダーリミッタスイチ89bがONしクランプ
完了を検出する。(なお、スイッチ89aはスライダー
58のホームポジション位置、すなわち第8図に示すよ
うにディスク収納部32側の限界位置にスライダー58
が達したことを検知する。)スイッチ89bのONに応
答してディスク駆動モータ54が始動する。ディスク駆
動モータ54が定速に達すると、ピックアップ55が指
定曲番の頭の部分へと高速で移動を開始する。このと
き、ACCESS IND20が点灯し、更にPROG
RAM IND7がカウントアップしピックアップ55
が指定曲位置で停止すると同時にその曲番を表示する。
ピックアップ55は停止位置から定速走行に移行し演奏
を開始する。演奏中はSTAND BY IND19,
ACCESS IND20は消灯し、PLAY IND
18が点灯する。
演奏状態(クランプ状態)においては、第17図に示す如
く、演奏中のディスク2aの外周がディスク収納部32
に位置するディスク2bの外周とオーバーラップし、更
には仕切板35の外縁内に位置する様な位置関係となっ
ている。これにより装置本体4の奥行を小さく出来ると
共にローディング時のディスクの引出し量が少なくて良
いという効果がある。また、演奏中のディスク2aの外
周が仕切板35の平行部39間に位置した場合には、演
奏終了後ディスクを収納部32に収納するときの誤収納
を防止で出来るという効果もある。なお、仕切板35の
演奏位置側の形状は第4図に示す平行部39を有する形
状に限定されることなく、第18図(a)に示す様にテーパ
ー部35aのみを設けこのテーパー部間に演奏中のディ
スク外周を位置せしめても良く、又第18図(a)に示す様
に単に板状としてこの板状の仕切板の端部間に演奏中の
ディスク外周を位置せしめても良い。
指定曲の演奏が終了しかつプログラムされた曲の演奏が
すべて完了すると、PLAY IND18が消灯しピッ
クアップ55がホームポジションに復帰する。その後デ
ィスクのクランプが解除され、ディスクがディスク収納
部32に返却される。そしてキャリアアセンブリ64が
ホームポジションに復帰して一連の動作を終了する。
次に、特殊な場合の動作を説明する。まず、ディスクの
ローディング中にディスク有無・表裏判別センサ61に
よりディスクが「無」或いはディスクが「裏面」と判定
された場合には、スライダー58の移動方向が反転して
ディスク収納部32へのディスクの返却動作を行ない、
キャリアアセンブリ64は次の指定ディスク(スロッ
ト)位置へ移動するか又は指定曲が無い場合にはホーム
ポジションに復帰する。
また、ピックアップ55が移動を開始し指定曲のサーチ
を行なったときに、指定曲番がディスク収録曲数より大
なる場合すなわち指定曲が無い場合には外周のピックア
ップリミッタスイッチ69bの作動によってピックアッ
プ55はホームポジションに復帰する。そしてディスク
のクランプを解除し、ディスクを収納部32へ返却した
後は上述と同様の動作を行なう。
演奏途中でNEXTキー11の操作により次に登録され
てあるディスク又は曲への移動が指令されたときに、次
の指定曲が演奏中のディスクに収録されている場合はそ
の曲の頭の部分へピックアップ55が移動し、又次のデ
ィスクへの切換えの場合は上述した指定曲が無い場合と
同様の動作を行なう。また、AGAINキー12により
メモリーに登録された内容に従ってもう一度演奏すべく
指令された場合も同様の動作が行なわれる。
なお、かかる構成のディスク演奏装置は種々のディスク
サイズに対応出来るが、特に径の小なるいわゆるコンパ
クトディスクと呼ばれるディジタル・オーディオ・ディ
スクに適応することによって従来のジュークボックスに
比して超小型化が可能となる。また、本発明は上記実施
例に限定されることなく種々の改変が可能であり、例え
ばピックアップ55を含むディスク再生手段をディスク
収納部32の上方に設けた構成であっても良い。
以上詳述した如く、本発明によれば、例えば演奏中など
にドア開操作を行なった場合、担持移動手段及びディス
ク移動手段のうち、少なくともディスク移動手段がその
ホームポジションに復帰した後ドアが開く構成である
故、ディスク収納部に対するディスク交換をなす際にそ
のディスクが該ディスク演奏手段及びディスク移動手段
に当たることがなくディスク自体及びこれらの内部機構
の損傷が防止されるのである。また、かかる構成によれ
ば、あるディスクをディスク収納部に収納せんとすると
きに既に他のディスクが演奏に供されている場合、ディ
スク移動手段がホームポジションに復帰することにより
演奏中のディスクは必ずその収納位置に返納されるの
で、演奏中のディスクの収納位置に新たなディスクを誤
収納する等の不具合を未然に防止出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるディスク演奏装置の全体の構成を
示す斜視図,第2図(a)は操作部の平面図,(b)は一部断
面を含む正面図,(c)は側断面図,第3図(a)は装置本体
の平面図,(b)は正面図,(c)は側面図,第4図はディス
ク収納部の概略斜視図,第5図(a)は第4図の矢印A方
向から見た図,(b)は第4図の矢印B方向から見た演奏
状態における図,第6図及び第7図はディスクストッパ
ーの動作説明図であり、(a)は平面図,(b)は側面図,第
8図(a)はスライダー部の平面図,(b)は正面図,第9図
(a)はクランパー部の一部断面を含む平面図,(b)は一部
断面を含む正面図,(c)は側面図,第10図は制御系の
ブロック図,第11図はドアの制御部の回路ブロック
図,第12図(a)〜(d)は選曲時の操作手順を示す図,第
13図は各機構の動作を説明するためのフローチャート
図,第14図(a)〜(c)はスライダー部の動作説明図,第
15図はディスク有無・表裏判別時における各部材間の
位置関係を示す図であり、(a)は平面図,(b)は側面図,
第16図は収納位置及び演奏位置におけるディスクの相
関図,第17図は演奏状態における仕切板,ガイドプレ
ート及びディスクの位置関係を示す図,第18図(a)及
び(b)は仕切板の演奏位置側端部の他の形状を示す平面
図である。 主要部分の符号の説明 2……ディスク、4……装置本体 5……ドア、6……操作部 22……アンダーベース 26……ドア駆動モータ 32……ディスク収納部 34……支持ベース 35……仕切板、36,37……支持部材 40……キャリア 43……支持ガイド 44……キャリア駆動モータ 50……キャリア位置検出センサ 54……ディスク駆動モータ 55……ピックアップ 56……ピックアップ駆動モータ 58……スライダー 60a,60b……ガイドプレート 61……ディスク有無・表裏検出センサ 62……クランパー、63……クランプアーム 64……キャリアアセンブリ 71……ディスクストッパー 78……引出しローラ 79……リセットローラ 80……スライダー駆動モータ 96……ガイドピン 97……係合部材 98,101……マグネット 100……ターンテーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚のディスクを交換自在に配列収納で
    きるディスク収納部と、前記ディスク収納部へのディス
    ク交換を規制する規制手段と、ディスクに記録された情
    報を再生するディスク再生手段と、前記ディスク収納部
    の所定収納位置と前記ディスク再生手段の所定再生位置
    との間を往復動してディスクを搬送し移動せしめるディ
    スク移動手段と、前記ディスク再生手段及び前記ディス
    ク移動手段を担持しかつ前記ディスク収納部に対してデ
    ィスクの配列方向に相対的に移動可能な担持移動手段
    と、前記ディスクのうちの指定されたディスクに対応す
    る収納位置に前記ディスク再生手段を持ち来すべく前記
    担持移動手段を移動せしめて前記ディスク収納部と前記
    ディスク再生手段とを互いに位置決めしかつ前記ディス
    ク移動手段及び前記規制手段の制御をなす制御手段と、
    操作に応じて解除指令信号を発する規制解除手段とを有
    し、 前記担持移動手段は、その移動範囲の限界位置に位置す
    るときをそのホームポジションとし、 前記ディスク移動手段は、その移動範囲のうち前記ディ
    スク収納部側の限界位置に位置するときをそのホームポ
    ジションとする、ディスク演奏装置であって、 前記制御手段は、前記解除指令信号に応答して前記担持
    移動手段及び前記ディスク移動手段のうち、少なくとも
    前記ディスク移動手段をそのホームポジションに復帰せ
    しめた後、前記規制手段によるディスク交換規制を解除
    する、ことを特徴とするディスク演奏装置。
JP57045280A 1982-03-20 1982-03-20 ディスク演奏装置 Expired - Lifetime JPH0636268B2 (ja)

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