JPH0845164A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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Publication number
JPH0845164A
JPH0845164A JP17227695A JP17227695A JPH0845164A JP H0845164 A JPH0845164 A JP H0845164A JP 17227695 A JP17227695 A JP 17227695A JP 17227695 A JP17227695 A JP 17227695A JP H0845164 A JPH0845164 A JP H0845164A
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JP
Japan
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disc
disk
reproducing
slider
carrier
Prior art date
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Application number
JP17227695A
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English (en)
Inventor
Masaya Ishibashi
雅弥 石橋
Atsutake Tada
篤毅 多田
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク再生装置において、スムーズな連続
再生を可能にすると共に装置の小型化を図る。 【構成】 複数枚のディスクを縦置き状態で水平方向に
配列収納し得るディスク収納部(32)と、ディスク収納部
のディスク配列方向に沿って移動可能でかつディスクを
再生するディスク再生手段(55,100)と、ディスク
収納部とディスク再生手段との間でディスクを搬送する
ディスク搬送手段(58)と、を含むディスク再生装置にお
いて、ディスク再生手段及びディスク搬送手段を、ディ
スクの配列方向において一体的に移動すべく形成し、デ
ィスク収納部に、複数枚のディスク各々を所定ピッチで
かつ下方部のみを仕切る仕切り板(35)を設け、ディスク
搬送手段を、ディスクの搬送時にディスクの上方部外周
縁に当接し得るローラ(78,79)及びローラをディ
スクの搬送方向に駆動する駆動手段(58,59,8
0)により形成し、ローラ(78,79)は、搬送時に
被搬送ディスクが収納されていた領域を通過すべく配置
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク再生装置に関
し、特に複数枚のディスクを収納出来かつその収納され
た任意のディスクを順次選択して連続した再生が可能な
ディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】かかるディスク再生装置の一例として特
願昭56−67396号等に開示されたものが挙げられる。
このディスク再生装置では、複数枚のディスクを所定ピ
ッチで配列収納できるディスク収納部に対して、ディス
ク再生手段をディスク配列方向に沿って移動方向に設け
ると共に、ディスク収納部の各収納スロットに対するデ
ィスク再生手段の位置を検知する検知手段(位置検知ス
リットとフォトカプラの組合せ)を設け、この検知手段
の出力に基づいて指定されたディスクの位置にディスク
再生手段を停止させ、指定されたディスクをディスク収
納部からディスク再生手段へディスク搬送手段によって
搬送することにより再生を行うようになっている。
【0003】そして複数枚のディスクを連続して再生す
る場合には、再生が終了したディスクをディスク搬送手
段によってディスク収納部のスロットへ返却した後、次
に指定されているディスクを収納したスロット位置を探
索しつつそのスロット位置までディスク再生手段を移動
させ、指定ディスクをディスク収納部のスロットからデ
ィスク再生手段へディスク搬送手段によって搬送する動
作が行われる。
【0004】このように、従来のディスク再生装置で
は、ディスクナンバーとスロットナンバーとの対応関係
は一度ディスクをセットした後は不変であり、指定され
たディスクナンバーによってディスク再生手段の移動目
標位置は決定されるので、頻繁に指定される2枚以上の
ディスクの相互間距離がディスクの配列ピッチに比べて
非常に大きい場合、ディスク再生手段の移動に要する時
間、すなわちディスクの探索に要する時間が長くなり、
ディスクの交換に時間がかかるという欠点があった。
【0005】また、ディスクを複数枚収納すること、及
びディスク搬送手段の構成が複雑であることから装置の
大型化を招くという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、デ
ィスクの交換に要する時間を短縮し、スムーズな連続再
生を可能にすると共に、装置の小型化が図れるディスク
再生装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のディスク再生装
置は、複数枚のディスクを縦置き状態で水平方向に配列
収納し得るディスク収納部と、前記ディスク収納部のデ
ィスク配列方向に沿って移動可能でかつディスクを再生
するディスク再生手段と、前記ディスク収納部と前記デ
ィスク再生手段との間でディスクを搬送するディスク搬
送手段と、を含むディスク再生装置であって、前記ディ
スク再生手段及び前記ディスク搬送手段は、前記ディス
ク配列方向において一体的に移動すべく形成され、前記
ディスク収納部は、複数枚のディスク各々を所定ピッチ
でかつ下方部のみを仕切る仕切り板を有し、前記ディス
ク搬送手段は、搬送時に前記ディスクの上方部外周縁に
当接し得る当接部材及び前記当接部材を前記ディスクの
搬送方向に駆動する駆動手段を有し、前記当接部材は、
搬送時に被搬送ディスクが収納されていた領域を通過す
べく配置されている、ことを特徴としている。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳
細に説明する。図1は本発明によるディスク再生装置の
全体の構成を示す斜視図である。図において、4は複数
枚のディスク2を収納しかつ当該ディスクを自動的に再
生可能な装置本体であり、他のほぼ同サイズの装置、例
えばアンプ、チューナなどを積重ね可能な筐体構造とな
っている。装置本体4の例えば前方にはディスク挿入口
3が形成されており、ディスクの着脱が容易に行なえる
様にディスク収納部(後述する)が挿入口3の近傍に設
けられている。挿入口3を閉塞するためのドア5が装置
本体4に対して開閉自在に取り付けられており、当該ド
ア5は本体前面に設けられたドアスイッチ1により開閉
される。6は装置本体4に対し種々の指令を送出する操
作部であり、例えば装置本体1と分離されてワイヤード
又はワイヤレス等の手段により接続される。
【0009】図2には操作部6の構成が示されており、
(a)は平面図、(b)は一部断面を含む正面図、(c)は側断
面図である。操作部6には、選択したいディスクのナン
バー、曲目のナンバーを指定する0から9までのナンバ
ーキー7、指定したナンバーをメモリーに登録するEN
Tキー8、ディスクの1枚目から順次再生させるか又は
指定したディスクの全曲を再生させるALLキー9、メ
モリー登録終了後に再生を開始させるSTARTキー1
0、メモリーに登録されたディスク又は曲の再生途中に
次に登録されてあるディスク又は曲へ移動させるNEX
Tキー11、メモリーに登録された内容に従ってもう一
度再生させるAGAINキー12とが備えられている。
更に、収納してあるディスクのタイトル、曲目等を記入
し得ると共にその内容をディスクの入替に関連して変更
可能でかつ容易に検索可能な記憶手段としての複数枚の
インデクスプレート13、このプレート13に連動して
検索中のインデクスプレートを検出すべくインデクスプ
レート13の枚数に対応して設けられた複数のインデク
ススイッチ14、上記ナンバーキー7とは別途にディス
クのナンバーを指定する1から5までのインデクスキー
15がそれぞれ付属している。インデクスプレート13
は、ディスクの入替に関連してディスクのタイトル、曲
目等の変更が容易に可能である。
【0010】また、装置本体4及び操作部6の双方に
は、それぞれ、指定した或いは再生しているディスクナ
ンバー及び曲番を表示するディスクIND16及びPR
OGRAM IND 17、再生中であることを示すP
LAY IND 18、後述するキャリアアセンブリが
所定の位置に停止してから再生可能な状態まで点灯する
STAND BY IND19、上記キャリアアセンブ
リ及び後述するピックアップが所定の位置へ移動してい
る間点灯するACCESS IND20、更に指定した
ディスクナンバー位置にディスクがない場合或いは表裏
を誤って収納してあり再生動作時にこれを検知したとき
点灯するERROR IND21とからなる表示部が設
けられている。
【0011】なお、上記した構成においては、記憶手段
及び各種操作キーを一体的に形成した操作部6が装置本
体4と分離して設けられているが、装置本体4との双方
或いは装置本体4(例えば前面)のみに設けられた構成
であっても良い。図3には本発明によるディスク再生装
置の内部の構成が示されており、(a)は平面図、(b)は正
面図、(c)は側面図である。図において、先述したドア
5は外周部が塗装等の手段により目隠しされており、そ
の左右にはアンダーベース22に固定された支持ピン2
3a,23bとそれぞれ嵌合する軸受24a,24bを
備えている。軸受24a,24bの例えば一方24aに
は扇形ギヤ25が取り付けられている。ドア5を開閉す
る駆動源としてのモータ26と減速機構27がアンダー
ベース22に固定されており、当該減速機構27の最終
段のギヤ28が上記扇形ギヤ25と噛合している。最終
段のギヤ28の軸29には周壁に凹部30aを有するカ
ム30が固定されており、更に上記凹部30aに嵌合す
ることによってドア5の開限界及び閉限界をそれぞれ検
出するリミッタスイッチ31a,31bがカム30の周
壁に当接している。
【0012】複数枚のディスク2を収納するためのディ
スク収納部32は、図4に概略斜視図で示す如く、一定
のピッチで形成された複数の溝部33を有してアンダー
ベース22に固定された支持ベース34と、この支持ベ
ース34の溝部33に挿入設置された複数枚の仕切板3
5とを備え、仕切板35間に形成されたスロットにおい
て複数のディスクを縦に並置収納する構成となってい
る。支持ベース34は、連続した一体の部材で形成され
ており、上述した溝部33の他に、挿入されたディスク
2の下端を例えば2点で支持しかつディスクの前後方向
の移動止めを行なうための一対の支持部材36,37を
前後に例えば一体に備えている。一対の支持部材36,
37は装着されたディスクの自由移動を規制しかつ外乱
等によるディスクの前方への脱落を防止すべく前方(デ
ィスク挿入)側の部材36が後方側の部材37より高く
なる様に構成されており、また支持ベース34とは別体
に形成されても良い。
【0013】ディスク収納部32において、ディスクは
2枚の仕切板35の間に挾まれる格好で収納されてお
り、ディスク搬送時のディスク‐仕切板間のねじれ等に
よる摩擦を少なくすると共にディスクの損傷を防止する
ために仕切板35は図5(a)に示す様にガイド壁38を
有する略I型形状になっていると共に少なくともディス
クとの接触部表面にテフロンコーティングなどによる表
面処理が施されている。また、仕切板35はディスクの
装着を容易にすると共に再生位置からディスクを収納位
置に戻すときのガイドとしてガイド壁38の前後がテー
パー形状若しくは曲面形状をなしている。特に再生位置
側のテーパー部38aの先端に平行部39を形成するこ
とにより図5(b)に示す様に平行部39間にディスク2
を位置せしめた状態で再生を行ない得るため再生終了後
ディスク2の収納位置への収納を確実に行なえる。
【0014】図3において、キャリア40は側面に貫通
して設けられた丸穴41aと長円穴41bにてガイドバ
ー42a,42bに嵌合し移動可能に支持される。キャ
リア40には再生に際し後述するスライダーによりディ
スク収納部32より引き出されたディスクに適合して位
置決めをなす凹部をその上面に有する支持ガイド43が
設けられている。この支持ガイド43はディスクの中心
位置が後述するクランパーの中心位置より僅かに低くな
る様にディスクの下端を例えば2点で支持する。支持ガ
イド43のディスク収納部32側はディスク移動が円滑
に行なわれる様に傾斜面43aで形成されている。な
お、反対側をも傾斜面とすることにより、ディスクの移
動に際し、ディスクが再生位置より後方にずれた場合で
あっても正常な再生位置に確実に復帰させ得る。
【0015】キャリア40はキャリア駆動モータ44に
より減速機構45を開してワイヤー46にて図の左右方
向に駆動される。ワイヤー46は減速機構45に結合さ
れたプーリ47及びアンダーベース22に取り付けられ
た4個のプーリ48aないし48dに架設されかつキャ
リア40に固定されている。キャリア40の左右方向に
おける限界位置を検出するキャリアリミッタスイッチ4
9a,49bが設けられている。ここで、キャリア40
の退避位置すなわちホームポジションを図の右限界位置
とした場合、スイッチ49aがキャリア40のホームポ
ジションを検出する。更に、キャリア40の移動位置を
検出するキャリア位置検出センサ50が設けられてい
る。キャリア位置検出センサ50はディスク収納部32
のディスク収納位置に対応してキャリア40の移動方向
に沿って形成されたスリットを有してアンダーベース2
2に固定されたスリットプレート51と、このスリット
プレート51のスリット部を挾む様にキャリア40上に
取り付けられたフォトカプラ52とからなっている。
【0016】キャリア40に取り付けられたメカベース
53には、ディスクを回転させるディスク駆動モータ5
4,メカベース53に対して移動自在に支持されたディ
スク情報読取用ピックアップ55、このピックアップ5
5を駆動する為のピックアップ駆動モータ56及び減速
機構57、ディスク収納部32に収納してあるディスク
を引き出すスライダー58、このスライダー58をガイ
ド、支持するガイドベース59等が搭載されている。更
に、ディスク収納部32より取り出されたディスクを再
生位置までガイドする2枚のガイドプレート60a,6
0b、これら2枚のガイドプレートのいずれか一方に取
り付けられたディスクの有無及び表裏を判別する為のデ
ィスク有無・表裏検知センサ61、ディスクをクランプ
する為のクランパー62が取り付けられたクランプアー
ム63などが取り付けられてキャリアアセンブリ64を
構成し、ディスク再生手段となっている。
【0017】ピックアップ55はメカベース53に取り
付けられた一対のガイドバー65a,65bによりディ
スクの半径方向において移動自在に支持されており、減
速機構57に結合されたプーリ66及びメカベース53
に固定されたプーリ67に架設されたワイヤー68に結
合されてピックアップ駆動モータ56により駆動され
る。ピックアップ55のディスク内周及び外周における
限界位置をそれぞれ検出するピックアップリミッタスイ
ッチ69a,69bが設けられている。
【0018】2枚のガイドプレート60a,60bはそ
の後端部に位置してディスクが後方に逸脱するのを防止
するストッパーピン70(図15参照)により所定の間
隔を維持しつつ保持されていると共に、ディスク収納部
32側の端部が互いに外側に屈曲している。これにより
ディスク収納部32とキャリアアセンブリ64との位置
ずれを吸収してディスクを確実に再生位置までガイドし
得ると共に再生位置でのディスクの傾きを防止できる。
なお、本実施例においては、ガイドプレート60a,6
0bとして板厚の薄い部材を用いその他端を互いに外側
に折り曲げた構成としたが、板厚の厚い部材を用いその
端部間の距離が先端に近づくにつれ徐々に広がる様に構
成されたもの等であっても良い。
【0019】図3において、ディスクが収納部32から
逸脱するのを阻止するディスクストッパー71はディス
ク収納部32の後方に設けられ、又アンダーベース22
に対して回動自在に枢支されたストッパーアーム72に
より支持されかつ位置規制される。ストッパーアーム7
2には先述したキャリア40より突出したカム73に係
合可能なカムピン74が固定されている。カムピン74
は、キャリアアセンブリ64が図3(a)の右方向の限界
位置すなわちホームポジションにある場合、図6(a)に
平面図、(b)に側面図で示す如く、キャリア40のカム
73に係合してディスクストッパー71をディスクの移
動を阻止する阻止位置に位置せしめる。一方、キャリア
アセンブリ64がホームポジションから移動した場合に
は、図7(a)に平面図、(b)に側面図で示す如く、キャリ
ア40のカム73との係合が解除されるためディスクス
トッパー71を図の反時計方向に回動せしめてディスク
の移動を可能とすべく上記阻止位置から退避させる。
【0020】ディスクストッパー71はディスク収納部
32のディスクを後方に押しやったときにディスクが収
納部32の支持部材36,37に復帰し得る限度内で上
記阻止位置をとる構成となっており、ディスクが支持部
材36,37上にあるときディスクに接触する位置関係
に配置されていても良い。また、ディスクストッパー7
1はディスクの収納部32への装着時にストッパー部材
としてディスクに係合することによって収納部32から
の逸脱を阻止すると共に、装置の未使用時には振動等の
外乱による収納部32からのディスクの移動を阻止する
規制部材として作用する。なお、規制部材はディスクス
トッパー71とは別体に設けられても良く、又その構成
としては種々の態様が考えられる。
【0021】図8にはスライダー部の構成が示されてお
り、(a)は平面図、(b)は正面図である。図において、ガ
イドベース59の上面には例えば3本のガイド溝75a
〜75cが形成されており、スライダー58はガイドピ
ン76a〜76cを介してガイド溝75a〜75cに係
合することによってガイドベース59に対して直線的に
摺動可能となっている。スライダー58にはアーム77
a及び77bを介して当接部材としての鼓状引き出しロ
ーラ78及びリセットローラ79が取り付けられてお
り、これらローラはディスク外周を挾持する如く設けら
れてディスク収納部32から再生位置へ、逆に再生位置
から収納部32へディスクを転がせつつ搬送するディス
ク搬送部材となっており、スライダー58の摺動方向に
おいて所定距離をなして設けられている。
【0022】スライダー58を駆動するための駆動モー
タ80及びそのモータ80にベルト81及びプーリ82
を介して結合したウォームギヤ83がシャーシ84を介
してガイドベース59に取り付けられている。ウォーム
ギヤ83に噛合したメインギヤ85には同軸に駆動プー
リ86が取り付けられており、当該プーリ86に巻き付
けられたワイヤー87はガイドベース59の両端にそれ
ぞれ設けられたプーリ88a,88bを介してスライダ
ー58に固定されてモータ80の駆動力によってスライ
ダー58を駆動する。これらスライダー58、ガイドベ
ース59、駆動モータ80等により、当接部材としての
ローラ78,79をディスクの搬送方向に駆動する駆動
手段が構成されており、さらに、当接部材78,79と
かかる駆動手段とにより、ディスクをディスク収納部3
2とディスク再生手段との間で搬送するディスク搬送手
段が構成されている。また、移動するスライダー58の
カム部58aに係合することによってスライダー58の
摺動限界を検知するスライダーリミッタスイッチ89
a,89b及びディスク搬送時におけるディスクの有無
及び表裏を判別する位置を検出するディスク判別位置ス
イッチ89cが設けられている。
【0023】図9にはクランパー部の構成が示されてお
り、(a)は一部断面を含む平面図、(b)は一部断面を含む
正面図、(c)は側面図である。図において、キャリア4
0(図3参照)に設けられた受け台90には軸91を支
持点としてクランプアーム63が回動自在に取り付けら
れ、バネ92により図の時計方向すなわち開方向に付勢
されている。クランプアーム63の回動量は受け台90
より突出したピン93により規制される。クランプアー
ム63には先端に磁性体94を備えたガイド部95及び
クランプアーム63の反時計方向すなわち開方向への回
動を司るガイドピン96が取り付けられている。ガイド
ピン96は、ディスク再生装置にローディングされたと
きに、先述したスライダー58(図8参照)に設けられ
た係合部材97のガイド溝97aに係合し、このガイド
溝97aに沿って移動することによってクランプアーム
63をバネ92に抗して閉方向に回動させる。略円錐台
状のクランパー62は、底部にリング状マグネット9
8、頭部に磁性体99をそれぞれ備え、クランプアーム
63に対しガイド部95にて遊嵌している。なお、クラ
ンパー62及びクランプアーム63は非磁性体からなっ
ている。
【0024】クランパー62と対向する側のメカベース
53には、ディスク2を駆動するための駆動モータ54
が取り付けられており、その回転軸にはディスク駆動手
段としてのターンテーブル 100が固着されて回転自在と
なっている。ターンテーブル100はその内部にリング状
マグネット 101及びヨーク 102を内蔵している。かかる
構成のクランパー部において、ディスクが再生位置にロ
ーディングされると、スライダー58に設けられた係合
部材97のガイド溝97aとクランプアーム63のガイ
ドピン96との係合によりクランプアーム63は閉方向
に回動させられる。クランプアーム63の回動に伴って
クランパー62の頭部がディスク2の中心孔を通りター
ンテーブル 100に挿入される。挿入の際、クランパー頭
部の磁性体99がターンテーブル 100内のマグネット 1
01及びヨーク 102と共に磁気回路を形成してヨーク 102
に引かれることにより、クランパー62のテーパ部がキ
ャリア40の支持ガイド43(図3(c)参照)上に載置
されたディスク2を持ち上げ、ターンテーブル 100の載
置面100aにディスク2を圧接クランプする。更にクラン
プアーム63は回動し、磁性体94とマグネット98と
の間の吸引力によって結合していたガイド部95をクラ
ンパー62により離す。これで、クランプ力は磁性体9
9がヨーク 102に引かれる力と、クランパー底部のマグ
ネット98が磁性体94に引かれる力とで二重に強くな
る。以上の状態で、クランパー62、ディスク2及びタ
ーンテーブル 100は他の部材と無接触となり、ディスク
2を安定して回転させることができるのである。
【0025】図10は本発明によるディスク再生装置の
制御系のブロック図であり、操作部6には図2において
説明した様に選択したいディスクのナンバー、曲目のナ
ンバーの指定などを行なう選曲用スイッチ群 601及びデ
ィスクナンバー、曲番或いは機体の動作モードを表示す
る表示部 602が設けられている。CPU 603、動作プロ
グラムが書き込まれたROM 604及び所定の演算記憶を
するためのRAM 605により構成された制御部は入出力
インターフェース 606及び出力インターフェース 607を
介して前述の操作スイッチ群 601及び表示部 602に接続
される。
【0026】多数のスイッチより成る操作スイッチ群 6
01はキーマトリクス状に構成され入出力インターフェー
ス606を介してキースキャニング動作により少ない接続
線により動作キーの入力が成される。操作スイッチ群 6
01の任意に動作されたスイッチはキースキャンにより読
み取られ、その内容は表示部 602に表示されると共に順
次RAM 605中に書き込まれる。
【0027】装置本体4には、操作部6と同様なCPU
401、RAM 402及びROM 403より構成される制御部
と、入力インターフェース 404、出力インターフェース
405、駆動回路 406、被駆動部 407及び入力信号源 408
が設けられている。被駆動部 407は、指定されたディス
ク位置へキャリアを駆動するキャリア駆動モータ44、
ディスクを収納位置より再生位置へローディングするた
めのスライダー駆動モータ80、ディスクを回転駆動す
るディスク駆動モータ54、ディスク情報読取用ピック
アップをディスク半径方向に移動させるピックアップ駆
動モータ56及び各種表示用素子等より成る。
【0028】入力信号源 408は、キャリア移動位置を検
出するための光学手段等より構成されたキャリア位置セ
ンサ50、キャリアが所定移動区間内を逸脱しない様に
設けられたキャリアリミッタSW49a,b、ディスク
が収納位置及び再生位置にあることを検知するスライダ
ーリミッタSW89a,b、ローディング時に指定のデ
ィスクの有無、表裏を検知するディスク有無・表裏検知
センサ61、このセンサ61の作動位置を示すディスク
判別位置SW89c、ピックアップの最内周位置及び最
外周位置を検知するピックアップリミッタスイッチ69
a,b、ディスク駆動モータ54が所定の回転数に達し
た事を検知するディスクモータ速度センサ1、該モータ
の停止を検知するディスクモータ速度センサ2、ディス
クより所定の復調回路を通して検出されたコントロール
信号より記録最内周、記録最外周を示す信号或いは記録
された曲番等の情報を検出する情報検出部より成る。
【0029】駆動回路 406は、各モータの正方向又は逆
方向への駆動及び停止を制御するために2ビットの情報
を入力源とし、例えば、(0,0)を停止、(0,1)
を正方向、(1,0)を逆方向とする。また、必要に応
じて速度を変更することが出来る様、上述の制御に対し
高速、低速を示す1ビットを加えた3ビット情報を入力
源とし、例えば(0,0,0)を停止、(0,0,1)
を正方向、低速、(0,1,0)を逆方向、低速、
(1,0,1)を正方向、高速、(1,1,0)を逆方
向、高速とすることも出来る。更に、複数の出力ビット
とD/A変換器を用いた速度制御手段の兼用も可能であ
る。
【0030】装置本体4及び操作部6は双方向データ伝
送系 460で接続されており、双方のCPU 401,603は周
辺インターフェースアダプタ(PIA)409,608を介し
て所定の符号化されたパラレルデータ及びデータ伝送の
タイミング信号としてハンドシェークモード信号伝送を
行なう。装置本体4は電源投入により機械的な初期位置
(ディスク駆動モータ停止、スライダー解除、キャリア
ホームポジションなど)にメカニズムを駆動させ、初期
位置に復帰後双方向データ伝送系 460を介して操作部6
に第1のディスクナンバーの送信を要求する。操作部6
は再生順のプログラミング終了後になされるSTART
キー10(図2参照)の作動に応答して第1のディスク
ナンバーを双方向伝送系 460を介し本体4に送る。本体
4は指示されたディスクナンバーとキャリア位置とが一
致する様にキャリア40を駆動させる。キャリア40の
停止位置制御は、例えばキャリアに設けられた位置セン
サ50の出力のカウント信号と指定ディスクの収納位置
に対応した基準カウント値との比較により行なわれる。
この間、本体4及び操作部6はACCESS中を示す表
示を行なう(本体4より操作部6へはACCESS表示
のためのデータが双方向データ伝送系 460により送られ
る)。
【0031】指定位置にキャリア40が到着し停止する
と、スライダー駆動モータ80が駆動され、該当するデ
ィスクは再生位置へローディングされる。このとき、ロ
ーディング機構の中途の位置に設けられたディスク判別
位置スイッチ89cが作動されると、ディスク有無・表
裏検知センサ61の信号が入力され、情報面が正しい方
向にローディングされるときのみそのままローディング
が継続され、逆方向面及びローディングするディスクが
ない事が判別された場合はローディング機構が反転しロ
ーディングを中止する。同時に、表示部にてエラーを示
す表示がなされる。
【0032】再生位置にローディングされたディスクが
クランパー62に正しくクランプされた後ディスク駆動
モータ54が始動し、所定の回転数に達した事が検知さ
れると、本体4は指定の曲番を操作部6に要求する。指
定曲番とディスク情報中の曲番との比較がなされ、指定
曲番の頭の部分へとピックアップ55は高速駆動され
る。指定曲番がディスク収録曲数より大なる場合は外周
のピックアップリミッタスイッチ69bが作動し、指定
曲の発見が不能であることが判定される。このときピッ
クアップ55は停止しディスク内周に高速で戻る。また
この場合もエラーの表示がなされる。
【0033】所定の曲番位置へピックアップ55が到着
した場合は、ピックアップ55はプレイ状態となり該当
の曲を再生する。同時に表示部にてプレイの表示がなさ
れる。所定の曲の再生が終了(指定曲番+1の検出)す
ると、プレイ中の表示を消すと共に本体4は次の曲のナ
ンバーを要求し次の再生へ移る。次に再生すべきディス
クが現在再生中のディスクと異なる場合には前述の逆の
プロセスを経たのち新しいディスク位置へ移動し、その
ディスクを前述と同様の動作のよりローディング再生を
行なう。同じディスクの場合は、そのまま再生すべきプ
ログラムナンバーの送信を要求し再生を開始する。
【0034】図11にはドア5の制御部の回路ブロック
図が示されており、装置本体4の前面に設けられたドア
スイッチ1は抵抗R111,R112,コンデンサC1
11,C112より構成される微分回路によりパルス信
号を発生し、キャリア40のホームポジションを検知す
るキャリアリミッタスイッチ49aと共に論理積ゲート
110に入力する。論理積ゲート 110の出力はT型フリッ
プフロップ 111のクロック入力となる。T型フリップフ
ロップ 111の2つの出力Q,反転Qは各々ドア開リミッ
タスイッチ31a,ドアリミッタスイッチ31bと論理
積ゲート 113,114の入力となり、この論理積ゲート 11
3,114の入力となり、この論理積ゲート 113,114の出力
は正転、逆転信号として駆動回路 112を介してドア駆動
モータ26を回転させる。T型フリップフロップ 111の
リセット端子には電源リセット信号が印加される。
【0035】かかる制御部においては、電源投入時はド
アスイッチ1の操作、キャリアポジションに拘らずリセ
ット信号が働き、T型フリップフロップ 111はQ=L,
反転Q=Hにセットされるため閉リミッタスイッチ31
bがLレベル(閉じた状態)となるまで逆転駆動しドア
5を閉じる。一方、ドアスイッチ1の操作信号はキャリ
ア40のホームポジションを検知するスイッチ49aが
Lレベル(ホームポジションにある)のときのみ有効と
なりT型フリップフロップ 111を反転し、開リミッタス
イッチ31aがLレベル(閉じた状態)となるまで正転
しドア5を開き、閉リミッタスイッチ31bがLレベル
(閉じた状態)となるまで逆転しドア5を閉じる。かか
るドア制御部においては、再生システムを搭載したキャ
リア40がホームポジションにあるときのみドア5を開
放し得る構成であり、これにより再生中のディスクの収
納位置に新たなディスクを誤収納する等の不具合を未然
に防止出来る。
【0036】次に、上述した構成のディスク再生位置の
動作を説明する。まず、ディスクの収納に関しては、装
置本位4の前面に設けられたドアスイッチ1を押すと、
ドア5が自動的に開きドア5のすぐ後方に設けられたデ
ィスク収納部32が現われるため仕切板35で形成され
た任意のスロットにディスク2を差し込むだけで良い。
このとき、ホームポジションにあるキャリア40のカム
73との係合によりディスクストッパー71が所定の阻
止位置にあるため(図6参照)収納したディスクが後方
に逸脱することなく確実に収納部32に装着される。デ
ィスクの収納と同時に操作部6に設けられた該当するイ
ンデクスプレート13のインデクス部13aにディスク
のタイトル名、又MEMO部13bに曲目等を記録して
おくことにより収納ディスクのタイトル及び曲目等を容
易に検索出来ることになる。収納されたディスクには全
て固有の番号が付され、又ディスク収納部32の各スロ
ット(ディスク収納位置)にも固有の番号が付されてお
り、ディスクの収納に際し、ディスクに固有の番号とデ
ィスク収納位置に固有の番号との間の対応関係が操作部
6のナンバーキー7によってRAM 605(図10参照)
中のメモリに記憶される。同メモリ中には、個々のディ
スク毎にある一定期間において再生された回数も記憶さ
れる。ディスクの収納終了後、再びドアスイッチ1を押
すとドア5は自動的に閉じ、選曲可能状態となる。
【0037】選曲方法には、操作部6のナンバーキー7
を用いてディスクのナンバー、曲のナンバーを順次指定
して行く方法と、複数枚のインデクスプレート13を開
閉し希望するディスクをインデクスキー15により指定
する方法(曲の指定はナンバーキー7を用いて行なう)
とがある。前者の選曲方法により例えば収納ディスクの
うち3枚目のディスクの5曲目と23枚目のディスクの
10曲目を指定登録する場合は、図12(a)に示す操作
手順に従ってナンバーキー7及びその他のキーを操作す
ることにより行なわれる。一方、後者の選曲方法により
8枚目のディスクの3曲目及び33枚目のディスクの5
曲目を指定登録する場合は、まず図12(b)及び(c)に示
す様に該当するディスクナンバーが記入されたページの
インデクスプレート13を開きディスクナンバーに対応
するインデクスキー15(図に斜線で示す)を操作し、
次いでナンバーキー7により曲番を指定し、その後図1
2(d)に示す操作手順に従って各キーを操作することに
より行なわれる。なお、インデクスプレート13を開閉
することによりこれに連動するインデクススイッチが作
動し、キーの内容が自動的に変更される。
【0038】上記いずれかの選曲方法によるディスクナ
ンバー及び曲番の指定登録が終了し、STARTキー1
0を押すとACCESS IND20が点灯し、各機構
が動作を開始する。以下図13のフローチャートに基づ
いて各機構の動作を説明する。STARTキー10によ
るスタート指令に応答してキャリアアセンブリ64が所
定のディスク位置へ移動を開始する。このとき、収納し
たディスクが後方に転るのを防止するディスクストッパ
ー71は、キャリアアセンブリ64の移動に伴いキャリ
ア40から突出したカム73とディスクストッパー71
を支持するストッパーアーム72に固定されたカムピン
74との係合が徐々にはずれ、自重により図6(b)の状
態から反時計方向に回動し収納したディスクを再生位置
まで引出すのに何ら支障のない位置まで退避する(図7
参照)。キャリアアセンブリ64の移動に伴ってDIS
K IND16がカウントアップしディスク位置に対応
した数で停止し、同時にACCESS IND20が消
灯する。
【0039】キャリアアセンブリ64が所定の位置に停
止後、収納ディスクを再生位置までローディングするス
ライダー58が移動を開始する。スライダー58の移動
に伴いSTAND BY IND19が点灯する。この
STAND BY IND19はディスクがターンテー
ブル 100に装着されかつディスク駆動モータ54が回転
し再生が開始されるまで点灯している。
【0040】スライダー部の動作を図14を参照して説
明するに、キャリア40が指定ディスク位置に停止した
ときには、スライダー58に取り付けられた引き出しロ
ーラ78及びリセットローラ79は図14(a)に示す状
態にある。この状態でスライダー駆動モータ80が始動
し、スライダー58を後方(図の矢印方向)に向って移
動させる。これにより引き出しローラ78がディスクの
外周に当接しディスクをスライダー58の移動に伴いク
ランパー62との係合位置すなわち再生位置(キャリア
40に設けられた傾斜面43aを有する支持ガイド4
3)へ移動させる(図14(b)。スライダー58により
搬送されたディスクはキャリア40の支持ガイド43に
セットされる。その後もスライダー58は図14(c)に
示す様にディスクのセット位置より更に移動を続け、こ
れによりディスク外周との間に余剰ストロークSが設け
られる。この余剰ストロークSにおいて後述するディス
クのクランプ動作が行なわれるのである。
【0041】スライダー58はディスクのローディング
中にそのカム部58aにてディスク判別位置スイッチ8
9cをONさせる。このスイッチ89cのONに応答し
て図15(a),(b)に示す様にガイドプレート60aに設
けられたディスク有無・表裏判別センサ61が作動し、
もしディスクが無い場合或いはディスクが裏面の場合に
は、スライダー58はディスクを収納部32へ返却すべ
く移動方向を変える。同時にERROR IND21が
点灯する。正常な場合にはローディング動作を続け、デ
ィスクを再生位置にセットする。
【0042】再生位置におけるディスク2′は、図16
に示す如く、その中心が収納部32におけるディスク2
の中心より距離t1だけ低くなる様に支持ガイド43に
より支持される。ディスクが再生位置にセットされた
後、スライダー58の前述した余剰ストロークSにより
スライダー58に設けられた係合部材97のガイド溝9
7aとクランプアーム63に固定されたガイドピン96
とが係合してクランプアーム63を閉方向に回動させ
る。クランプアーム63の回動に伴ってクランパー62
の頭部がディスク中心孔を通りターンテーブル 100に挿
入される。挿入の際、クランパー頭部の磁性体99がイ
ンダクタンス 100内のヨーク 102に引かれることにより
クランパー62のテーパー部62aが支持ガイド43上
に載置されたディスクを持ち上げ、ターンテーブル 100
の載置面 100aにディスクを圧接クランプする。このと
きのディスク2″の中心は支持ガイド43上のディスク
2′の中心より距離t2(t2<t1)だけ高くなる
(図16参照)。
【0043】ターンテーブル 100へのディスクの装着が
完了すると、スライダーリミッタスイッチ89bがON
しクランプ完了を検出する(なお、スイッチ89aはス
ライダー58のホームポジション位置を検出する)。ス
イッチ89bのONに応答してディスク駆動モータ54
が始動する。ディスク駆動モータ54が定速に達する
と、ピックアップ55が指定曲番の頭の部分へと高速で
移動を開始する。このとき、ACCESS IND20
が点灯し、更にPROGRAM IND17がカウント
アップしピックアップ55が指定曲位置で停止すると同
時にその曲番を表示する。ピックアップ55は停止位置
から定速走行に移行し再生を開始する。再生中はSTA
ND BY IND19、ACCESS IND20は
消灯し、PLAY IND18が点灯する。
【0044】指定曲の再生が終了しかつプログラムされ
た曲の再生がすべて完了すると、PLAY IND 1
8が消灯したピックアップ55がホームポジションに復
帰する。その後ディスクのクランプが解除され、ディス
クがディスク収納部32に返却されると同時に、ディス
ク毎にある一定期間における再生回数を記憶しているR
AM 605のメモリ中の記憶内容をカウントアップ(+
1)する。そしてキャリアアセンブリ64がホームポジ
ションに復帰する。
【0045】ここで、ディスク配列変更の指示が操作部
6の図示せぬ指示スイッチによってCPU 603に入力さ
れると、CPU 603はRAM 605のメモリからディスク
毎に過去のある時点から現在までに再生された回数を読
み出し、再生回数が最も多いディスクがキャリアアセン
ブリ64のホームポジションに最も近いスロットに、再
生回数が最も少ないディスクがキャリアアセンブリ64
のホームポジションから最も遠いスロットに対応するよ
うな順に新しい配列を決め、ディスクに固有の番号と新
しいスロット(ディスク収納位置)に固有の番号との間
の対応関係をRAM 605の他のメモリに一時的に記憶す
る。
【0046】次に、RAM 605の異なるメモリに記憶さ
れたディスクに固有の番号とスロットに固有の番号との
対応関係の旧配列と新配列とを比較しながら、キャリア
アセンブリ64等を駆動し、配列変更のためにディスク
収納部32に設けられた空スロット 200(図3参照)を
利用してディスクの配列変更を実行する。メモリに記憶
れた新配列と実際のディスク収納配列とが一致すると、
ディスクの配列変更の動作が終了し、一時的に記憶され
ていた新配列内容を本来配列内容として旧配列内容に変
えて記憶すると共に、ディスクの再生回数をクリアす
る。
【0047】なお、上記実施例においては、ディスク配
列変更時のみ用いる特定のスロットを設けた場合を示し
たが、ディスクを収納可能なスロットの数nと実際に収
納しているディスク枚数mとが「n≧m+1」の関係に
ある場合には特定のスロットを設ける必要はない。ま
た、ディスク収納部32に配列変更用空スロットを設け
たが、キャリア40に同時に複数枚のディスクを収納で
きるように構成することにより、ディスク収納部32に
空スロットを設ける必要がなくなる。また更に、配列変
更のための判断基準は、上記実施例ではディスク再生回
数であったが、ディスク指定回数であっても良く、更に
は再生(指定)日時を併せて記憶することにより、上記
判断基準が「重み付き再生(指定)回数)」となり、こ
れにより配列変更時点に近い時期に再生(指定)された
ものほど優先的に扱われ、実際の使用に際しより効果的
な配列変更が可能となる。更には、配列変更を行う時期
は上記実施例に限定されるものではなく、1枚のディス
クの再生中に行うことも可能であり、ある手一定期間が
経過したら自動的に配列変更を行うようにすることも可
能である。
【0048】なお、かかる構成のディスク再生装置は種
々のディスクサイズに対応出来るが、特に径の小なるい
わゆるコンパクトディスクと呼ばれるディジタル・オー
ディオ・ディスクに適応することによって従来のジュー
クボックスに比して超小型化が可能となる。また、上記
実施例においては、ピックアップ55を含むディスク再
生手段がキャリア40と一体の構成のディスク再生装置
について説明したが、本発明は、上記ディスク再生手段
をキャリアに対して独立に設けて固定式とし、キャリア
40は単にディスクの搬送を司り、スライダー58がデ
ィスク収納部32とキャリア40との間及びキャリア4
0と上記ディスク再生手段との間でディスクの移動を行
う構成のディスク再生装置にも適応し得るものである。
更には、ディスク再生手段をスライダーによりディスク
収納部へ移動させることによってディスクを再生可能な
状態に持ち越す構成のディスク再生装置にも適用し得
る。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のディスク再
生装置においては、ディスク再生手段及びディスク搬送
手段を、ディスク配列方向において一体的に移動すべく
形成し、また、ディスク収納部に、複数枚のディスク各
々を所定ピッチでかつ下方部のみを仕切る仕切り板を設
け、さらに、ディスク搬送手段を、搬送時にディスクの
上方部外周縁に当接し得る当接部材と当接部材をディス
クの搬送方向に駆動する駆動手段とにより構成し、上記
当接部材(78,79)はディスクの搬送時に当該ディ
スクが収納されていた領域を通過すべく配置されてい
る。
【0050】すなわち、縦置状態に収納された複数枚の
ディスクの下方部のみを仕切り板(35)で仕切り、上方部
にディスク搬送手段の一部としての当接部材(78,79)
を配置したことから装置の小型化が図れる。特に、当接
部材が、ディスクを収納していた上方の領域を移動でき
ようにしたので、ディスク収納部(32)とディスク搬送手
段とを上下方向において集約して設置することができ、
もって装置の薄型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるディスク再生装置の全体の構成
を示す図である。
【図2】 図2(a)は操作部の平面図、(b)は一部断面を
含む正面図、(c)は側断面図をそれぞれ示す。
【図3】 図3(a)は装置本体の平面図、(b)は正面図、
(c)は側面図をそれぞれ示す。
【図4】 ディスク収納部の概略斜視図を示す。
【図5】 図5(a)は図4中の矢印A方向から見た図、
(b)は図4中の矢印Bから見た再生状態における図をそ
れぞれ示す。
【図6】 ディスクストッパーの動作説明図であり、
(a)は平面図、(b)は側面図をそれぞれ示す。
【図7】 ディスクストッパーの動作説明図であり、
(a)は平面図、(b)は側面図をそれぞれ示す。
【図8】 図8(a)はスライダー部の平面図、(b)は正面
図をそれぞれ示す。
【図9】 図9(a)はクランパー部の一部断面を含む平
面図、(b)は一部断面を含む正面図、(c)は側面図をそれ
ぞれ示す。
【図10】 制御系のブロック図を示す。
【図11】 ドアの制御部の回路ブロック図を示す。
【図12】 図12(a)〜(d)は選曲時の操作手順を示す
図である。
【図13】 各機構の動作を説明するためのフローチャ
ート図である。
【図14】 図14(a)〜(c)はスライダー部の動作説明
図である。
【図15】 ディスク有無・表裏判別時における各部材
間の位置関係を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面
図をそれぞれ示す。
【図16】 収納位置及び再生位置におけるディスクの
相関図である。
【主要部分の符号の説明】
2 ディスク 4 装置本体 5 ドア 6 操作部 22 アンダーベース 26 ドア駆動モータ 32 ディスク収納部 34 支持ベース 35 仕切板 36,37 支持部材 40 キャリア 43 支持ガイド 44 キャリア駆動モータ 50 キャリア位置検出センサ 54 ディスク駆動モータ 55 ピックアップ 56 ピックアップ駆動モータ 58 スライダー 60a,60b ガイドプレート 61 ディスク有無・表裏検出センサ 62 クランパー 63 クランプアーム 64 キャリアアセンブリ 71 ディスクストッパー 78 引き出しローラ(当接部材) 79 リセットローラ(当接部材) 80 スライダー駆動モータ 96 ガイドピン 97 係合部材 98,101 マグネット 100 ターンテーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のディスクを縦置き状態で水平方
    向に配列収納し得るディスク収納部と、前記ディスク収
    納部のディスク配列方向に沿って移動可能でかつディス
    クを再生するディスク再生手段と、前記ディスク収納部
    と前記ディスク再生手段との間でディスクを搬送するデ
    ィスク搬送手段と、を含むディスク再生装置であって、 前記ディスク再生手段及び前記ディスク搬送手段は、前
    記ディスク配列方向において一体的に移動すべく形成さ
    れ、 前記ディスク収納部は、複数枚のディスク各々を所定ピ
    ッチでかつ下方部のみを仕切る仕切り板を有し、 前記ディスク搬送手段は、搬送時に前記ディスクの上方
    部外周縁に当接し得る当接部材及び前記当接部材を前記
    ディスクの搬送方向に駆動する駆動手段を有し、 前記当接部材は、搬送時に被搬送ディスクが収納されて
    いた領域を通過すべく配置されている、ことを特徴とす
    るディスク再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7372783B2 (en) 2003-06-03 2008-05-13 Fujitsu Limited Optical information storage apparatus and optical information storage system

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