JPH0636176A - 携帯用ディジタル記録装置及び電気設備の保安システム - Google Patents
携帯用ディジタル記録装置及び電気設備の保安システムInfo
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- JPH0636176A JPH0636176A JP21548892A JP21548892A JPH0636176A JP H0636176 A JPH0636176 A JP H0636176A JP 21548892 A JP21548892 A JP 21548892A JP 21548892 A JP21548892 A JP 21548892A JP H0636176 A JPH0636176 A JP H0636176A
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Landscapes
- Recording Measured Values (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種測定装置からの出力情報を容易かつ確実
に記録でき、かつ、記録された情報から容易に電気設備
の診断に必要な情報を得て、迅速かつ的確に電気設備の
保安業務を行うことを可能にする記録装置及び電気設備
の保安システムを提供することを目的とするものであ
る。 【構成】 外部入力制御部2から入力した各種測定装置
による測定データをディジタルデータの形でRAM6に
一旦記憶し、このディジタルデータをコンピュータ10
に転送して、コンピュータ10によって電気設備の保安
に必要な情報を生成するためのデータ処理を行う。上記
RAM6へのデータの記憶は、スイッチSW4〜7の操
作により予め設定した各種の制御情報に基づいて、測定
データの種類に適した記憶を行うように構成される。
に記録でき、かつ、記録された情報から容易に電気設備
の診断に必要な情報を得て、迅速かつ的確に電気設備の
保安業務を行うことを可能にする記録装置及び電気設備
の保安システムを提供することを目的とするものであ
る。 【構成】 外部入力制御部2から入力した各種測定装置
による測定データをディジタルデータの形でRAM6に
一旦記憶し、このディジタルデータをコンピュータ10
に転送して、コンピュータ10によって電気設備の保安
に必要な情報を生成するためのデータ処理を行う。上記
RAM6へのデータの記憶は、スイッチSW4〜7の操
作により予め設定した各種の制御情報に基づいて、測定
データの種類に適した記憶を行うように構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気設備の保守、保全
に必要な情報の容易かつ確実な収集及び分析を可能に
し、迅速かつ的確に電気設備の保安業務を行うことがで
きるようにする記録装置及び電気設備の保安システムに
関するものである。
に必要な情報の容易かつ確実な収集及び分析を可能に
し、迅速かつ的確に電気設備の保安業務を行うことがで
きるようにする記録装置及び電気設備の保安システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭、商店、企業等に設置される電
気設備における漏洩電流の発生や高圧ケーブルの劣化
は、漏電火災や感電等の災害を引き起こす原因となるた
め、これらの漏電やケーブル劣化の発生を常時監視し、
また、必要に応じて各種の設備点検を行うことにより、
その漏電やケーブル劣化の原因を究明して適切な処置を
施すことによって、事故を未然に防ぐことが非常に大切
になってくる。このような監視や点検においては、その
目的に応じて後述するような各種の測定装置が使い分け
られ、それらの測定装置による測定結果は、その後に行
われる漏電やケーブル劣化の原因究明のためのデータ解
析や設備診断等に供するために所定の方法により記録さ
れる。従来はその記録のための記録装置として、どのよ
うな測定装置を用いて測定したかにかかわらず、換言す
れば、測定したデータがどのような目的で測定したデー
タであるかにかかわらず、インク記録方式や打点記録方
式等により測定装置からの出力をそのまま記録用紙に印
字するタイプのアナログ記録装置が用いられていた。
気設備における漏洩電流の発生や高圧ケーブルの劣化
は、漏電火災や感電等の災害を引き起こす原因となるた
め、これらの漏電やケーブル劣化の発生を常時監視し、
また、必要に応じて各種の設備点検を行うことにより、
その漏電やケーブル劣化の原因を究明して適切な処置を
施すことによって、事故を未然に防ぐことが非常に大切
になってくる。このような監視や点検においては、その
目的に応じて後述するような各種の測定装置が使い分け
られ、それらの測定装置による測定結果は、その後に行
われる漏電やケーブル劣化の原因究明のためのデータ解
析や設備診断等に供するために所定の方法により記録さ
れる。従来はその記録のための記録装置として、どのよ
うな測定装置を用いて測定したかにかかわらず、換言す
れば、測定したデータがどのような目的で測定したデー
タであるかにかかわらず、インク記録方式や打点記録方
式等により測定装置からの出力をそのまま記録用紙に印
字するタイプのアナログ記録装置が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記アナロ
グ記録装置には記録用紙の搬送のための機械的可動部分
があるために、記録用紙が途中で引っ掛かって最後まで
送られないことがあり、また、記録時にインクが乾燥し
てしまい出なかったために記録を行うことができなかっ
たり、反対にインクが出過ぎたために記録用紙を破いて
しまう等といった、装置の物理的な構造に起因するトラ
ブルが種々あった。
グ記録装置には記録用紙の搬送のための機械的可動部分
があるために、記録用紙が途中で引っ掛かって最後まで
送られないことがあり、また、記録時にインクが乾燥し
てしまい出なかったために記録を行うことができなかっ
たり、反対にインクが出過ぎたために記録用紙を破いて
しまう等といった、装置の物理的な構造に起因するトラ
ブルが種々あった。
【0004】また、記録をとるときはインクや記録用紙
の残量を確認して、足りなければその都度これらを補充
する作業が必要であり、特に、長時間に渡る測定記録を
行うときは記録用紙が長大に及ぶため、このような補充
作業は避けることのできない労力であった。また、これ
をその後のデータ解析、設備診断等に活用するために
は、一定間隔で切り分けてレポート等へ並べて貼り付け
る等の手作業による労力を更に必要とするので、データ
処理の作業能率は著しく低下する。しかも、このような
データに基づいて漏電発生原因の究明やケーブル劣化の
判定等を行うのは容易でなく、その結果、一連の保安業
務を完了するためには、多大の労力を必要とする等の問
題があった。
の残量を確認して、足りなければその都度これらを補充
する作業が必要であり、特に、長時間に渡る測定記録を
行うときは記録用紙が長大に及ぶため、このような補充
作業は避けることのできない労力であった。また、これ
をその後のデータ解析、設備診断等に活用するために
は、一定間隔で切り分けてレポート等へ並べて貼り付け
る等の手作業による労力を更に必要とするので、データ
処理の作業能率は著しく低下する。しかも、このような
データに基づいて漏電発生原因の究明やケーブル劣化の
判定等を行うのは容易でなく、その結果、一連の保安業
務を完了するためには、多大の労力を必要とする等の問
題があった。
【0005】また、上述のように、上記アナログ記録装
置は対象測定データの種類にかかわらず同一の手段によ
って記録するものであるので、設備における漏電やケー
ブル劣化の発生の原因究明のために必要不可欠なデータ
が必ずしも得られなかったり、正確な記録を行うことが
できないという問題があった。これらの問題は、具体的
には、漏電は週に一度、月に一度というような長期間の
中で瞬間的に発生する場合が少なくなく、このような電
流の瞬間的変化を示すデータ又はその前後の様子を示す
データは、設備の異常発生の通報後における点検や定期
点検等では測定することができないことが多いという問
題であり、また、ケーブル劣化診断のための測定では、
当該アナログ記録装置の機械的構造の限界から、測定電
流が瞬間的に大きく変化する所謂キック現象に確実に追
従することが困難であるため、測定装置によって測定さ
れた本来のデータを忠実に記録することができないとい
う問題である。
置は対象測定データの種類にかかわらず同一の手段によ
って記録するものであるので、設備における漏電やケー
ブル劣化の発生の原因究明のために必要不可欠なデータ
が必ずしも得られなかったり、正確な記録を行うことが
できないという問題があった。これらの問題は、具体的
には、漏電は週に一度、月に一度というような長期間の
中で瞬間的に発生する場合が少なくなく、このような電
流の瞬間的変化を示すデータ又はその前後の様子を示す
データは、設備の異常発生の通報後における点検や定期
点検等では測定することができないことが多いという問
題であり、また、ケーブル劣化診断のための測定では、
当該アナログ記録装置の機械的構造の限界から、測定電
流が瞬間的に大きく変化する所謂キック現象に確実に追
従することが困難であるため、測定装置によって測定さ
れた本来のデータを忠実に記録することができないとい
う問題である。
【0006】本発明は上記のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、各種測定装置からの出力情報を容易か
つ確実に記録でき、かつ、記録された情報から容易に電
気設備の診断に必要な情報を得て、迅速かつ的確に電気
設備の保安業務を行うことを可能にする記録装置及び電
気設備の保安システムを提供することを目的とするもの
である。
れたものであり、各種測定装置からの出力情報を容易か
つ確実に記録でき、かつ、記録された情報から容易に電
気設備の診断に必要な情報を得て、迅速かつ的確に電気
設備の保安業務を行うことを可能にする記録装置及び電
気設備の保安システムを提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明における携帯用デ
ィジタル記録装置は、電気設備の保安に必要な電圧又は
電流値を測定する測定装置に接続して使用する記録装置
であって、上記測定装置から出力されるアナログ出力信
号又はディジタルデータを入力する入力手段と、上記入
力手段を介して入力された上記測定装置のアナログ出力
信号を増幅する増幅手段と、上記増幅手段により増幅さ
れた上記アナログ出力信号をディジタルデータに変換す
るA/D変換器と、上記入力手段を介して入力されるデ
ィジタルデータ又は上記A/D変換器から出力されるデ
ィジタルデータを記憶するデータ記憶手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。また、上記A/D変換器に
おけるデータのサンプリング時間間隔及び上記データ記
憶手段へのデータの記憶時間間隔を設定する設定手段を
更に設けたものであってもよい。更に、上記データ記憶
手段へのディジタルデータの記憶を所定の情報を得るま
で継続して行わせることを指示する指示手段を設けても
よい。
ィジタル記録装置は、電気設備の保安に必要な電圧又は
電流値を測定する測定装置に接続して使用する記録装置
であって、上記測定装置から出力されるアナログ出力信
号又はディジタルデータを入力する入力手段と、上記入
力手段を介して入力された上記測定装置のアナログ出力
信号を増幅する増幅手段と、上記増幅手段により増幅さ
れた上記アナログ出力信号をディジタルデータに変換す
るA/D変換器と、上記入力手段を介して入力されるデ
ィジタルデータ又は上記A/D変換器から出力されるデ
ィジタルデータを記憶するデータ記憶手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。また、上記A/D変換器に
おけるデータのサンプリング時間間隔及び上記データ記
憶手段へのデータの記憶時間間隔を設定する設定手段を
更に設けたものであってもよい。更に、上記データ記憶
手段へのディジタルデータの記憶を所定の情報を得るま
で継続して行わせることを指示する指示手段を設けても
よい。
【0008】本発明における電気設備の保安システム
は、上記データ記憶手段に記憶されたディジタルデータ
をデータ処理装置に転送する通信手段を更に具備する上
記携帯用ディジタル記録装置と、上記携帯用ディジタル
記録装置の上記データ記憶手段に記憶されたディジタル
データを取り込んで、電気設備の保安に必要な情報を生
成するためのデータ処理を行うデータ処理装置と、上記
データ処理装置によるデータの処理結果を表示又はプリ
ントアウトする出力手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
は、上記データ記憶手段に記憶されたディジタルデータ
をデータ処理装置に転送する通信手段を更に具備する上
記携帯用ディジタル記録装置と、上記携帯用ディジタル
記録装置の上記データ記憶手段に記憶されたディジタル
データを取り込んで、電気設備の保安に必要な情報を生
成するためのデータ処理を行うデータ処理装置と、上記
データ処理装置によるデータの処理結果を表示又はプリ
ントアウトする出力手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0009】
【作用】以上のように本発明によれば、入力手段から入
力した情報はディジタルデータの形でデータ記憶手段に
一旦記憶される。この記憶は、設定手段によって設定さ
れたサンプリング時間間隔、データの記憶時間間隔、又
は指示手段によって指示された制御情報に応じて適宜制
御されて行われ、当該記憶されたデータは通信手段を介
してデータ処理装置に転送される。そして、転送された
データに基づいて、当該データ処理装置によって電気設
備の保安に必要な情報を生成するためのデータ処理を行
うように構成したので、各種測定装置からの出力情報を
容易かつ確実に記録でき、かつ、記録されたデータから
容易に電気設備の診断に必要な情報を得て迅速かつ的確
に電気設備の保安業務を行うことができる。
力した情報はディジタルデータの形でデータ記憶手段に
一旦記憶される。この記憶は、設定手段によって設定さ
れたサンプリング時間間隔、データの記憶時間間隔、又
は指示手段によって指示された制御情報に応じて適宜制
御されて行われ、当該記憶されたデータは通信手段を介
してデータ処理装置に転送される。そして、転送された
データに基づいて、当該データ処理装置によって電気設
備の保安に必要な情報を生成するためのデータ処理を行
うように構成したので、各種測定装置からの出力情報を
容易かつ確実に記録でき、かつ、記録されたデータから
容易に電気設備の診断に必要な情報を得て迅速かつ的確
に電気設備の保安業務を行うことができる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明を適用した電気設備の保安シ
ステムの構成を示すブロック図である。
ステムの構成を示すブロック図である。
【0011】同図において、携帯可能に構成されたディ
ジタル記録装置1は、外部入力制御部2、オペアンプ3
a、3b、A/D変換器4、制御部5、RAM6、RO
M7及び通信手段としてのRS−232Cインタフェー
ス8を備え、この記録装置1にパーソナルコンピュータ
10(例えば日本電気社製パーソナルコンピュータ「5
2NOTE」)がRS−232Cインタフェース8を介
して接続されている。
ジタル記録装置1は、外部入力制御部2、オペアンプ3
a、3b、A/D変換器4、制御部5、RAM6、RO
M7及び通信手段としてのRS−232Cインタフェー
ス8を備え、この記録装置1にパーソナルコンピュータ
10(例えば日本電気社製パーソナルコンピュータ「5
2NOTE」)がRS−232Cインタフェース8を介
して接続されている。
【0012】外部入力制御部2は、ディジタルクランプ
メータ20等のアナログ測定装置から出力されるアナロ
グ出力信号を端子9を介して入力する系と放射温度計5
0等のディジタル測定装置から出力されるディジタルデ
ータを入力端子9を介して入力する系とを有している。
メータ20等のアナログ測定装置から出力されるアナロ
グ出力信号を端子9を介して入力する系と放射温度計5
0等のディジタル測定装置から出力されるディジタルデ
ータを入力端子9を介して入力する系とを有している。
【0013】オペアンプ3a、3b、A/D変換器4
は、外部入力制御部2にアナログ信号が入力されたとき
動作するもので、入力アナログ信号をオペアンプ3a、
3bで所定のレベルに増幅した後、これをA/D変換器
4でディジタルデータに変換する。
は、外部入力制御部2にアナログ信号が入力されたとき
動作するもので、入力アナログ信号をオペアンプ3a、
3bで所定のレベルに増幅した後、これをA/D変換器
4でディジタルデータに変換する。
【0014】制御部5は、実質的には図示しないCPU
(例えばTMPZ84C015A)やプログラマブル発
振器等により構成され、ROM7に格納されたプログラ
ムに基づき記録装置1全体の制御を行う。
(例えばTMPZ84C015A)やプログラマブル発
振器等により構成され、ROM7に格納されたプログラ
ムに基づき記録装置1全体の制御を行う。
【0015】RAM6は、バッテリーバックアップされ
たメモリであり、外部入力制御部2を介して入力された
ディジタルデータ又はA/D変換器4から出力されるデ
ィジタルデータを上記制御部5により指示された時間間
隔で記憶するものである。
たメモリであり、外部入力制御部2を介して入力された
ディジタルデータ又はA/D変換器4から出力されるデ
ィジタルデータを上記制御部5により指示された時間間
隔で記憶するものである。
【0016】RS−232Cインタフェース8は、国際
規格の入出力インタフェースで、これを用いることによ
り記録装置1とパーソナルコンピュータ10とのデータ
通信に汎用性を持たせることができる。
規格の入出力インタフェースで、これを用いることによ
り記録装置1とパーソナルコンピュータ10とのデータ
通信に汎用性を持たせることができる。
【0017】パーソナルコンピュータ10は、記録装置
1からインタフェース8を介して得られるディジタルデ
ータに対して所定の演算等を行って電気設備の保安に必
要な情報を生成し、その生成情報を図示しない液晶表示
部に表示したりプリントアウトできるように構成されて
いる。図2、図3はこのコンピュータ10が記録装置1
から得た測定データを整理してグラフや度数分布表にし
てアウトプットした例を示す図であり、図4は、測定デ
ータの全体感を把握するためにデータを時間軸圧縮処理
してアウトプットした例を、図5は、測定データの一部
について詳細な観察等をするために任意の測定期間にお
けるデータを選択してアウトプットした例を示す図であ
る。
1からインタフェース8を介して得られるディジタルデ
ータに対して所定の演算等を行って電気設備の保安に必
要な情報を生成し、その生成情報を図示しない液晶表示
部に表示したりプリントアウトできるように構成されて
いる。図2、図3はこのコンピュータ10が記録装置1
から得た測定データを整理してグラフや度数分布表にし
てアウトプットした例を示す図であり、図4は、測定デ
ータの全体感を把握するためにデータを時間軸圧縮処理
してアウトプットした例を、図5は、測定データの一部
について詳細な観察等をするために任意の測定期間にお
けるデータを選択してアウトプットした例を示す図であ
る。
【0018】図6は、記録装置1の外観を示した図であ
る。記録装置1には、制御部5が実行する各種制御のた
めの指示や、その制御に係わる情報を指定するためのス
イッチSW、電源表示を確認させるためのLED1、デ
ータの転送を確認させるためのLED2、データの記憶
を確認させるためのLED3が設けられている。
る。記録装置1には、制御部5が実行する各種制御のた
めの指示や、その制御に係わる情報を指定するためのス
イッチSW、電源表示を確認させるためのLED1、デ
ータの転送を確認させるためのLED2、データの記憶
を確認させるためのLED3が設けられている。
【0019】上記スイッチSWは7つのスイッチSW1
〜SW7から成っている。スイッチSW1は、RAM6
に記憶された測定データのコンピュータ10への転送を
指示するためのもので、データのRAM6への記憶の終
了後、記録装置1を図1に示すようにコンピュータ10
に接続してスイッチSW1のON操作をすることによ
り、転送すべきデータがRAM6からコンピュータ10
に転送される。
〜SW7から成っている。スイッチSW1は、RAM6
に記憶された測定データのコンピュータ10への転送を
指示するためのもので、データのRAM6への記憶の終
了後、記録装置1を図1に示すようにコンピュータ10
に接続してスイッチSW1のON操作をすることによ
り、転送すべきデータがRAM6からコンピュータ10
に転送される。
【0020】スイッチSW2は、測定データのRAM6
への記憶の開始及び停止を指示するためのもので、例え
ば、手動操作・手動復帰型の押しボタン式スイッチで構
成される。このスイッチSW2をON操作することによ
り、データのRAM6への記憶が開始され、OFF操作
によって記憶動作が停止される。
への記憶の開始及び停止を指示するためのもので、例え
ば、手動操作・手動復帰型の押しボタン式スイッチで構
成される。このスイッチSW2をON操作することによ
り、データのRAM6への記憶が開始され、OFF操作
によって記憶動作が停止される。
【0021】記録装置1に入力される測定データが、ア
ナログ信号ではなく放射温度計50等から出力されるデ
ィジタルデータであるときは、RAM6への記憶はスイ
ッチSW1及びスイッチSW2を同時にON操作するこ
とにより行われる。このような操作によって、制御部5
はオペアンプ3a、3bによる入力データの増幅、及び
A/D変換器4によるA/D変換を行わずにそのまま入
力データを記憶するように制御する。尚、上記の構成に
よれば、記録装置1に入力される測定データがアナログ
信号であるかディジタルデータであるかによる記録方式
の選択は、スイッチSW1、SW2の2つのスイッチで
行うように成されているが、他の1つのスイッチを設け
てこれにより選択するようにしてもよく、また、制御部
5によって自動的に入力信号の種類の判別と記録方式の
選択を行うようにしてもよい。
ナログ信号ではなく放射温度計50等から出力されるデ
ィジタルデータであるときは、RAM6への記憶はスイ
ッチSW1及びスイッチSW2を同時にON操作するこ
とにより行われる。このような操作によって、制御部5
はオペアンプ3a、3bによる入力データの増幅、及び
A/D変換器4によるA/D変換を行わずにそのまま入
力データを記憶するように制御する。尚、上記の構成に
よれば、記録装置1に入力される測定データがアナログ
信号であるかディジタルデータであるかによる記録方式
の選択は、スイッチSW1、SW2の2つのスイッチで
行うように成されているが、他の1つのスイッチを設け
てこれにより選択するようにしてもよく、また、制御部
5によって自動的に入力信号の種類の判別と記録方式の
選択を行うようにしてもよい。
【0022】スイッチSW3は、制御部5を構成するC
PUのリセット用スイッチで、これをON操作すること
により、強制的に初期状態(電源投入時の状態)が設定
される。
PUのリセット用スイッチで、これをON操作すること
により、強制的に初期状態(電源投入時の状態)が設定
される。
【0023】スイッチSW4は、A/D変換器4による
A/D変換を行う際のサンプリング時間間隔を指定する
ためのもので、本実施例の場合、その操作によって0.
5msec、1msec、100msec、1s、5s
のいずれかのサンプリング時間間隔が指定されるように
成されている。
A/D変換を行う際のサンプリング時間間隔を指定する
ためのもので、本実施例の場合、その操作によって0.
5msec、1msec、100msec、1s、5s
のいずれかのサンプリング時間間隔が指定されるように
成されている。
【0024】スイッチSW5は、測定データをRAM6
へ書き込んでいく時間間隔(上記サンプリング時間間隔
の倍数)を指定するためのもので、本実施例の場合、そ
の操作によって、スイッチSW4の操作によって指定さ
れた上記サンプリング時間間隔の1倍、10倍、60
倍、120倍のいずれかの時間間隔が指定されるように
成されている。尚、制御部5は、スイッチSW4の操作
によって指定されたサンプリング時間間隔とスイッチS
W5の操作によって指定された当該サンプリング時間間
隔の倍数とによって特定される、表1のマトリクスで示
されるような記憶時間間隔中にサンプリングされた複数
のディジタルデータについて所定の処理(当該複数のデ
ィジタルデータの中から最大値を選択する処理、或いは
当該複数のディジタルデータの平均値を演算する処理
等)を施して、処理後のデータを当該記憶時間間隔毎に
RAM6へ書き込むように制御する。
へ書き込んでいく時間間隔(上記サンプリング時間間隔
の倍数)を指定するためのもので、本実施例の場合、そ
の操作によって、スイッチSW4の操作によって指定さ
れた上記サンプリング時間間隔の1倍、10倍、60
倍、120倍のいずれかの時間間隔が指定されるように
成されている。尚、制御部5は、スイッチSW4の操作
によって指定されたサンプリング時間間隔とスイッチS
W5の操作によって指定された当該サンプリング時間間
隔の倍数とによって特定される、表1のマトリクスで示
されるような記憶時間間隔中にサンプリングされた複数
のディジタルデータについて所定の処理(当該複数のデ
ィジタルデータの中から最大値を選択する処理、或いは
当該複数のディジタルデータの平均値を演算する処理
等)を施して、処理後のデータを当該記憶時間間隔毎に
RAM6へ書き込むように制御する。
【0025】
【表1】
【0026】スイッチSW6は、図8に示したような多
回路の測定を行う場合にその入力回路数を指定するため
のもので、複数の回路を指定したときは、その回路数に
相当する分だけRAM6が分割されて記憶が行われるよ
うに成されている。
回路の測定を行う場合にその入力回路数を指定するため
のもので、複数の回路を指定したときは、その回路数に
相当する分だけRAM6が分割されて記憶が行われるよ
うに成されている。
【0027】スイッチSW7は、測定目的に応じて切り
替えることによってケーブル劣化診断(漏洩電流測定)
モード又はリングメモリ記憶モードを指定するためのも
のである。ここでケーブル劣化診断モードが指定された
ときは、測定データは、その記憶領域の先頭アドレスか
ら順次記憶されていき、その後最終アドレスへのデータ
の記憶が完了すると記憶動作は自動的に終了する。一
方、リングメモリ記憶モードが指定されたときは、最終
アドレスへのデータの記憶が完了すると再び先頭アドレ
スが指定され、記憶領域の先頭に戻って記憶を継続する
と共に、その継続記憶の過程で設備の異常を検知したと
きは、その異常検知時点からRAM6の記憶容量の1/
2分のみの記憶を継続した後、スイッチSW2のOFF
操作の有無にかかわらず記憶を自動的に停止するように
制御部5によって制御される。
替えることによってケーブル劣化診断(漏洩電流測定)
モード又はリングメモリ記憶モードを指定するためのも
のである。ここでケーブル劣化診断モードが指定された
ときは、測定データは、その記憶領域の先頭アドレスか
ら順次記憶されていき、その後最終アドレスへのデータ
の記憶が完了すると記憶動作は自動的に終了する。一
方、リングメモリ記憶モードが指定されたときは、最終
アドレスへのデータの記憶が完了すると再び先頭アドレ
スが指定され、記憶領域の先頭に戻って記憶を継続する
と共に、その継続記憶の過程で設備の異常を検知したと
きは、その異常検知時点からRAM6の記憶容量の1/
2分のみの記憶を継続した後、スイッチSW2のOFF
操作の有無にかかわらず記憶を自動的に停止するように
制御部5によって制御される。
【0028】次に、記録装置1を用いて各種の測定を行
う場合の接続例を図7〜図11を用いて説明する。
う場合の接続例を図7〜図11を用いて説明する。
【0029】漏洩電流又は負荷電流の測定は、図7に示
すように、対象である設備にディジタルクランプ20を
接続し、更にこのディジタルクランプ20に記録装置1
を接続して行われる。ディジタルクランプ20は、その
接続箇所に応じて漏洩電流、負荷電流、電圧等を測定す
るもので、漏洩電流を測定するときは、ディジタルクラ
ンプ20は対象設備のトランスの2次側の第2種接地線
に接続される。ここで測定結果に異常が発見されたとき
は、その原因を調査するために、対象設備の負荷側に設
けられた複数のスイッチ毎に区分される複数の配線にお
ける漏洩電流を、複数のディジタルクランプ20で同時
に測定することにより異常の原因となる配線を探し出
し、その測定結果に基づいて絶縁低下となる原因を取り
除くことによって事故発生の予防が図られる。
すように、対象である設備にディジタルクランプ20を
接続し、更にこのディジタルクランプ20に記録装置1
を接続して行われる。ディジタルクランプ20は、その
接続箇所に応じて漏洩電流、負荷電流、電圧等を測定す
るもので、漏洩電流を測定するときは、ディジタルクラ
ンプ20は対象設備のトランスの2次側の第2種接地線
に接続される。ここで測定結果に異常が発見されたとき
は、その原因を調査するために、対象設備の負荷側に設
けられた複数のスイッチ毎に区分される複数の配線にお
ける漏洩電流を、複数のディジタルクランプ20で同時
に測定することにより異常の原因となる配線を探し出
し、その測定結果に基づいて絶縁低下となる原因を取り
除くことによって事故発生の予防が図られる。
【0030】ところが、漏洩電流は前述のように長期間
の中で瞬間的に発生する場合が少なくなく、上記のよう
な測定時に漏洩電流が測定されることは極めて稀で、そ
の結果、異常原因となる配線を探し出すことは非常に困
難な調査となる。そこで、このような調査には、3種類
の感度を選択して漏洩電流の有無を示す信号を5回路ま
で同時に検出することができる集合型地絡検出器が用い
られる。この検出器を用いれば、対象設備に設置した当
該検出器によって漏洩電流の発生が常時監視され、不定
期に発生する漏洩電流を検出して異常の原因となる配線
(回路)を探し出すことが比較的容易になる。ただし、
この検出器は漏洩電流の有無を検出することができるだ
けで、その時間的変化等を示す詳細なデータは得ること
ができないという欠点がある。
の中で瞬間的に発生する場合が少なくなく、上記のよう
な測定時に漏洩電流が測定されることは極めて稀で、そ
の結果、異常原因となる配線を探し出すことは非常に困
難な調査となる。そこで、このような調査には、3種類
の感度を選択して漏洩電流の有無を示す信号を5回路ま
で同時に検出することができる集合型地絡検出器が用い
られる。この検出器を用いれば、対象設備に設置した当
該検出器によって漏洩電流の発生が常時監視され、不定
期に発生する漏洩電流を検出して異常の原因となる配線
(回路)を探し出すことが比較的容易になる。ただし、
この検出器は漏洩電流の有無を検出することができるだ
けで、その時間的変化等を示す詳細なデータは得ること
ができないという欠点がある。
【0031】図8は、漏洩電流の測定を多回路(最大8
回路)同時に測定する場合を示した図である。このよう
な多回路の測定を行うことによって、上記のような集合
型地絡検出器の欠点を除去することができるばかりでな
く、従来のアナログ記録装置では不可能であった、複数
の測定装置からの出力データを1台の記録装置1で同時
に記憶することが可能となる。
回路)同時に測定する場合を示した図である。このよう
な多回路の測定を行うことによって、上記のような集合
型地絡検出器の欠点を除去することができるばかりでな
く、従来のアナログ記録装置では不可能であった、複数
の測定装置からの出力データを1台の記録装置1で同時
に記憶することが可能となる。
【0032】ケーブル劣化の測定は、図9に示すよう
に、対象である設備にハイリケスタ30及びマイクロア
ンペア計31を接続し、更に記録装置1を接続して行わ
れる。
に、対象である設備にハイリケスタ30及びマイクロア
ンペア計31を接続し、更に記録装置1を接続して行わ
れる。
【0033】漏洩電流の常時監視は、図10に示すよう
に、対象設備に設置された絶縁監視装置40に記録装置
1を接続して行われる。この絶縁監視装置40には、警
報器が接続されて当該監視装置40から異常信号が出た
とき警報を発するタイプと、発信器が接続されて当該監
視装置から異常信号が出たとき電話回線を通じて事業所
等に設置された受信機に自動通報を行うタイプとがあ
る。いずれのタイプからも設備に異常が生じたときに発
せられる上記異常信号の他、その異常検出のために常時
測定されている設備の電灯系及び動力系(モータ)の絶
縁状態を表すオプション出力が出力される。
に、対象設備に設置された絶縁監視装置40に記録装置
1を接続して行われる。この絶縁監視装置40には、警
報器が接続されて当該監視装置40から異常信号が出た
とき警報を発するタイプと、発信器が接続されて当該監
視装置から異常信号が出たとき電話回線を通じて事業所
等に設置された受信機に自動通報を行うタイプとがあ
る。いずれのタイプからも設備に異常が生じたときに発
せられる上記異常信号の他、その異常検出のために常時
測定されている設備の電灯系及び動力系(モータ)の絶
縁状態を表すオプション出力が出力される。
【0034】また、図11に示すように、放射温度計5
0等のディジタル測定装置を用いて測定したディジタル
データを記録装置1に入力するときは、入力端子9のう
ちディジタルデータ入力専用の端子9cを介して入力す
る。
0等のディジタル測定装置を用いて測定したディジタル
データを記録装置1に入力するときは、入力端子9のう
ちディジタルデータ入力専用の端子9cを介して入力す
る。
【0035】次に、本発明の電気設備保安システムを用
いて一連の保安業務(データの測定記憶及びその後のデ
ータ処理)を行う場合の動作を図1に基づいて簡単に説
明する。
いて一連の保安業務(データの測定記憶及びその後のデ
ータ処理)を行う場合の動作を図1に基づいて簡単に説
明する。
【0036】データの測定記憶は、スイッチSW4〜S
W7を操作して測定目的に応じた制御情報の設定をした
記録装置1を上述のように接続して行う。スイッチSW
6の操作によって指定された最大8台までの測定装置か
ら出力されたレコーダ出力又はオプション出力は、外部
入力制御部2から記録装置1に同時に入力される。入力
された測定データがアナログ信号であるときは、当該ア
ナログ信号はオペアンプ3a、3bによる増幅及び、A
/D変換器4によるA/D変換を経て、ディジタルデー
タの形でRAM6に記憶される。また、入力された測定
データがディジタルデータであるときは、RAM6への
記憶は、当該入力データをコンピュータ10によってデ
ータ処理を行うのに適した一定形態のデータに変換した
後に行われる。尚、これらの記憶処理は、スイッチSW
1、SW2のON操作によって開始される。
W7を操作して測定目的に応じた制御情報の設定をした
記録装置1を上述のように接続して行う。スイッチSW
6の操作によって指定された最大8台までの測定装置か
ら出力されたレコーダ出力又はオプション出力は、外部
入力制御部2から記録装置1に同時に入力される。入力
された測定データがアナログ信号であるときは、当該ア
ナログ信号はオペアンプ3a、3bによる増幅及び、A
/D変換器4によるA/D変換を経て、ディジタルデー
タの形でRAM6に記憶される。また、入力された測定
データがディジタルデータであるときは、RAM6への
記憶は、当該入力データをコンピュータ10によってデ
ータ処理を行うのに適した一定形態のデータに変換した
後に行われる。尚、これらの記憶処理は、スイッチSW
1、SW2のON操作によって開始される。
【0037】特に、アナログ信号をディジタルデータに
変換してから記憶する記憶処理が行われるときは、スイ
ッチSW4及びSW5の操作により予め設定したサンプ
リング時間間隔及びデータの書き込み時間間隔に応じ
て、測定データの種類に適した記憶を行うことができ
る。即ち、RAM6へのデータの記憶は、制御部5によ
って、上記両指定値によって特定されるデータの記憶時
間間隔中から選択されたサンプリングデータの最大値の
みが当該記憶時間間隔毎に記憶されるように制御されて
いるので、ケーブル劣化診断のための測定を行うとき
は、サンプリング時間間隔及び書き込み時間間隔を短く
して記憶するようにすれば、所謂キック現象にも確実に
追従した高精度のデータを得ることができるし、漏洩電
流の測定を行うときは、データの書き込み時間間隔を長
くすることによって、RAM6の記憶容量の1サイクル
(記憶領域の先頭アドレスから最終アドレスまで)にお
ける測定可能時間を長くすることができる。30Kby
teの記憶容量を持つメモリを使用した場合、1回路の
測定時における1サイクルの最大測定可能時間は512
0時間になり、測定時間が長大に及ぶときにも、このよ
うにメモリの記憶容量を有効に活用することで対応する
ことが可能である。
変換してから記憶する記憶処理が行われるときは、スイ
ッチSW4及びSW5の操作により予め設定したサンプ
リング時間間隔及びデータの書き込み時間間隔に応じ
て、測定データの種類に適した記憶を行うことができ
る。即ち、RAM6へのデータの記憶は、制御部5によ
って、上記両指定値によって特定されるデータの記憶時
間間隔中から選択されたサンプリングデータの最大値の
みが当該記憶時間間隔毎に記憶されるように制御されて
いるので、ケーブル劣化診断のための測定を行うとき
は、サンプリング時間間隔及び書き込み時間間隔を短く
して記憶するようにすれば、所謂キック現象にも確実に
追従した高精度のデータを得ることができるし、漏洩電
流の測定を行うときは、データの書き込み時間間隔を長
くすることによって、RAM6の記憶容量の1サイクル
(記憶領域の先頭アドレスから最終アドレスまで)にお
ける測定可能時間を長くすることができる。30Kby
teの記憶容量を持つメモリを使用した場合、1回路の
測定時における1サイクルの最大測定可能時間は512
0時間になり、測定時間が長大に及ぶときにも、このよ
うにメモリの記憶容量を有効に活用することで対応する
ことが可能である。
【0038】スイッチSW7の操作によってリングメモ
リ記憶モードが指定されたときは、記憶容量が一杯にな
ったとき記憶領域の最初に戻って記憶を継続するように
制御部5によって制御されているので、RAM6の記憶
容量に関係なく継続的な記憶を行うことができる。更
に、このような継続記憶の途中で設備の異常を検知した
ときは、その時点からRAM6の記憶容量の1/2分の
みの記憶を継続して、スイッチSW2のOFF操作の有
無にかかわらず記憶を自動的に停止するように成されて
いるので、異常発生時及びその前後のデータを確実に記
憶することができる。
リ記憶モードが指定されたときは、記憶容量が一杯にな
ったとき記憶領域の最初に戻って記憶を継続するように
制御部5によって制御されているので、RAM6の記憶
容量に関係なく継続的な記憶を行うことができる。更
に、このような継続記憶の途中で設備の異常を検知した
ときは、その時点からRAM6の記憶容量の1/2分の
みの記憶を継続して、スイッチSW2のOFF操作の有
無にかかわらず記憶を自動的に停止するように成されて
いるので、異常発生時及びその前後のデータを確実に記
憶することができる。
【0039】このリングメモリ記憶モードは、例えば自
家用受電設備の構内第1柱に配置されている地絡検出器
付高圧開閉器が動作して頻繁に停電が発生する場合等に
おいて、その原因調査のための測定を行う際に指定して
好適である。即ち、上記の停電原因を究明するためには
不定期にしかも比較的瞬間的に発生する異常に確実に対
応する必要があるので、高密度かつ長時間の測定記憶を
必要とするが、このリングメモリ記憶モードを指定して
測定すれば、原因究明に必要な異常発生前後のデータの
みを高密度で確実に記憶することができるので、例えば
上記地絡検出器の動作が構内の高圧回路における漏電発
生に起因する正常動作によるものなのか、或いは外部か
らの要因で動作する不必要動作によるものなのかを判断
するための測定データを容易かつ確実に得ることができ
る。
家用受電設備の構内第1柱に配置されている地絡検出器
付高圧開閉器が動作して頻繁に停電が発生する場合等に
おいて、その原因調査のための測定を行う際に指定して
好適である。即ち、上記の停電原因を究明するためには
不定期にしかも比較的瞬間的に発生する異常に確実に対
応する必要があるので、高密度かつ長時間の測定記憶を
必要とするが、このリングメモリ記憶モードを指定して
測定すれば、原因究明に必要な異常発生前後のデータの
みを高密度で確実に記憶することができるので、例えば
上記地絡検出器の動作が構内の高圧回路における漏電発
生に起因する正常動作によるものなのか、或いは外部か
らの要因で動作する不必要動作によるものなのかを判断
するための測定データを容易かつ確実に得ることができ
る。
【0040】以上のような測定記憶の終了後、記録装置
1をRS−232Cインタフェース8を介してコンピュ
ータ10に接続し、スイッチSW1をON操作すること
によってRAM6に記憶されたデータをコンピュータ1
0に転送する。また、記録装置1にコンピュータ10を
接続した状態で測定記憶を行えば、データのRAM6へ
の記憶とコンピュータ10へのデータ転送を同時に行う
ことが可能である。
1をRS−232Cインタフェース8を介してコンピュ
ータ10に接続し、スイッチSW1をON操作すること
によってRAM6に記憶されたデータをコンピュータ1
0に転送する。また、記録装置1にコンピュータ10を
接続した状態で測定記憶を行えば、データのRAM6へ
の記憶とコンピュータ10へのデータ転送を同時に行う
ことが可能である。
【0041】そして、コンピュータ10において、転送
されたデータに基づいて電気設備の保安に必要な情報を
生成するための所定のデータ処理が行われる。このデー
タ処理によって、漏洩電流の有無やケーブル劣化の良否
の診断、又は設備の絶縁状態を示すデータの解析等の様
々な設備診断作業を自動化することができる。また、得
られたデータは、フロッピーディスクやハードディスク
等の他の記憶媒体に記憶させておくこともでき、これに
より経年変化の追跡も可能となる。
されたデータに基づいて電気設備の保安に必要な情報を
生成するための所定のデータ処理が行われる。このデー
タ処理によって、漏洩電流の有無やケーブル劣化の良否
の診断、又は設備の絶縁状態を示すデータの解析等の様
々な設備診断作業を自動化することができる。また、得
られたデータは、フロッピーディスクやハードディスク
等の他の記憶媒体に記憶させておくこともでき、これに
より経年変化の追跡も可能となる。
【0042】次に、上述した記録装置1の動作を図12
〜図16に基づいて詳細に説明する。
〜図16に基づいて詳細に説明する。
【0043】図12は、制御部5によって実行されるメ
イン処理の流れを示すフローチャートである。
イン処理の流れを示すフローチャートである。
【0044】制御部5は、記録装置1の電源投入によっ
てメインルーチンの処理を開始し、先ずステップSP1
で初期設定を行う。この初期設定では、RAM6のワー
ク領域の初期化が行われると共に、同記憶領域の先頭ア
ドレスが指定される。
てメインルーチンの処理を開始し、先ずステップSP1
で初期設定を行う。この初期設定では、RAM6のワー
ク領域の初期化が行われると共に、同記憶領域の先頭ア
ドレスが指定される。
【0045】次に制御部5は、ステップSP2でスイッ
チSW4の操作により指定されたサンプリング時間間隔
を読み込んだ後、ステップSP3で動作モードの判定を
行う。動作モードの判定は、スイッチSW1及びSW2
のON/OFF状態に基づいて行われ、スイッチSW1
のみがON状態であると判断したときは、ステップSP
4に移行してデータ転送処理を実行し、スイッチSW2
のみがON状態であると判断したときは、ステップSP
5に移行して記憶処理1を実行し、スイッチSW1、S
W2の両スイッチがON状態であると判断したときは、
ステップSP6に移行して記憶処理2を実行する。ま
た、いずれのスイッチもOFF状態にあるときは、いず
れの処理も実行せず、スイッチSW1又はSW2のON
操作の待機状態を維持する。
チSW4の操作により指定されたサンプリング時間間隔
を読み込んだ後、ステップSP3で動作モードの判定を
行う。動作モードの判定は、スイッチSW1及びSW2
のON/OFF状態に基づいて行われ、スイッチSW1
のみがON状態であると判断したときは、ステップSP
4に移行してデータ転送処理を実行し、スイッチSW2
のみがON状態であると判断したときは、ステップSP
5に移行して記憶処理1を実行し、スイッチSW1、S
W2の両スイッチがON状態であると判断したときは、
ステップSP6に移行して記憶処理2を実行する。ま
た、いずれのスイッチもOFF状態にあるときは、いず
れの処理も実行せず、スイッチSW1又はSW2のON
操作の待機状態を維持する。
【0046】図13は、図12に示したメイン処理のス
テップSP4のデータ転送処理の内容を示すフローチャ
ートである。
テップSP4のデータ転送処理の内容を示すフローチャ
ートである。
【0047】この処理において制御部5は先ず、ステッ
プSP7で図16に示すデータの再生出力処理を行う。
このデータ再生出力処理は、RAM6に記憶されたデー
タをRS−232Cインタフェース8を介してコンピュ
ータ10に転送するためのもので、詳細は後述する。
プSP7で図16に示すデータの再生出力処理を行う。
このデータ再生出力処理は、RAM6に記憶されたデー
タをRS−232Cインタフェース8を介してコンピュ
ータ10に転送するためのもので、詳細は後述する。
【0048】次に制御部5は、ステップSP8でタイマ
チェック(制御部5によるデータの読み出しとインタフ
ェース8によるデータ出力との同期をとるための処理)
を行った後、ステップSP9でRAM6に記憶されたデ
ータが全て再生転送されたか否かを判定する。ここで、
全てのデータが転送されたと判断したときはステップS
P10に移行してデータ転送処理を終了し、まだ転送す
べきデータが残っていると判断したときはステップSP
7に戻って全てのデータが転送し終えるまでステップS
P7及びSP8の処理を継続する。
チェック(制御部5によるデータの読み出しとインタフ
ェース8によるデータ出力との同期をとるための処理)
を行った後、ステップSP9でRAM6に記憶されたデ
ータが全て再生転送されたか否かを判定する。ここで、
全てのデータが転送されたと判断したときはステップS
P10に移行してデータ転送処理を終了し、まだ転送す
べきデータが残っていると判断したときはステップSP
7に戻って全てのデータが転送し終えるまでステップS
P7及びSP8の処理を継続する。
【0049】図14は、図12に示したメイン処理のス
テップSP5の記憶処理1の内容を示すフローチャート
であり、測定データとしてアナログ出力信号が入力され
たときに実行される処理を示したものである。
テップSP5の記憶処理1の内容を示すフローチャート
であり、測定データとしてアナログ出力信号が入力され
たときに実行される処理を示したものである。
【0050】この処理において制御部5は先ず、ステッ
プSP11でスイッチSW5の操作によって指定したデ
ータの記憶時間間隔を読み込んだ後、ステップSP12
で割込信号の有無を判定する。この割込信号は、スイッ
チSW4の操作によって指定されたサンプリング時間間
隔毎に制御部5に与えられるもので、制御部5は割込信
号を検出したときはステップSP13に移行して外部入
力制御部2から入力したアナログ出力信号を所定のレベ
ル(例えば50倍)に増幅した後、ディジタルデータに
変換する。
プSP11でスイッチSW5の操作によって指定したデ
ータの記憶時間間隔を読み込んだ後、ステップSP12
で割込信号の有無を判定する。この割込信号は、スイッ
チSW4の操作によって指定されたサンプリング時間間
隔毎に制御部5に与えられるもので、制御部5は割込信
号を検出したときはステップSP13に移行して外部入
力制御部2から入力したアナログ出力信号を所定のレベ
ル(例えば50倍)に増幅した後、ディジタルデータに
変換する。
【0051】次に、ステップSP14で上記変換された
ディジタルデータのRAM6への書き込みを行う。その
際書き込まれるデータは、スイッチSW5の操作によっ
て指定された記憶時間間隔中に存在するディジタルデー
タのうち最大値のみである。最大値のみを記憶する方法
としては、例えば、サンプリング時間間隔毎に変換され
るディジタルデータをRAM6内のワーク領域に格納
し、当該格納されたデータと現サンプリング時点で変換
されたディジタルデータとを比較して値の大きい方を選
択して当該ワーク領域の書換えを行って、各記憶時間間
隔の終了時点に達したときにそのワーク領域に格納され
ているデータをRAM6の記憶領域に書き込む方法を採
ることができる。尚、この記憶時間間隔の終了時点での
データの記憶領域への書き込みの際には、次の記憶時間
間隔中における最大値の選択のために当該ワーク領域の
内容はリセットされる必要がある。
ディジタルデータのRAM6への書き込みを行う。その
際書き込まれるデータは、スイッチSW5の操作によっ
て指定された記憶時間間隔中に存在するディジタルデー
タのうち最大値のみである。最大値のみを記憶する方法
としては、例えば、サンプリング時間間隔毎に変換され
るディジタルデータをRAM6内のワーク領域に格納
し、当該格納されたデータと現サンプリング時点で変換
されたディジタルデータとを比較して値の大きい方を選
択して当該ワーク領域の書換えを行って、各記憶時間間
隔の終了時点に達したときにそのワーク領域に格納され
ているデータをRAM6の記憶領域に書き込む方法を採
ることができる。尚、この記憶時間間隔の終了時点での
データの記憶領域への書き込みの際には、次の記憶時間
間隔中における最大値の選択のために当該ワーク領域の
内容はリセットされる必要がある。
【0052】続いて、ステップSP15でステップSP
14において記憶領域に書き込まれたデータの再生出力
処理(図16)を行った後、ステップSP16で記憶処
理1を終了すべきか否かを判定し、終了すべきであると
判断したとき(スイッチSW7の操作によってケーブル
劣化診断モードが指定されている場合で、データがRA
M6の記憶領域の先頭アドレスから最終アドレスまでの
全てに記憶されたと判断したとき、又はスイッチSW7
の操作によってリングメモリ記憶モードが指定されてい
る場合で、制御部5が電気設備の異常を検知した時点か
らRAM6の記憶容量の1/2分の記憶を完了したと判
断したとき)のみステップSP17に移行して記憶処理
1を終了する。終了すべきでないと判断したときは(リ
ングメモリ記憶モードが指定されているときは、記憶領
域の全てにデータが記憶されたときでも記憶を終了せ
ず、再び記憶領域の先頭アドレスをデータの書き込みア
ドレスとして指定することにより記憶を継続する)、ス
テップSP12に戻って記憶処理1を継続する。この記
憶を終了すべきか否かの判断は、例えば、記憶時間間隔
毎にカウントするカウンタ情報或いはRAM6内に記憶
されるデータを管理するための指定アドレス情報等を用
いて行うことが可能である。
14において記憶領域に書き込まれたデータの再生出力
処理(図16)を行った後、ステップSP16で記憶処
理1を終了すべきか否かを判定し、終了すべきであると
判断したとき(スイッチSW7の操作によってケーブル
劣化診断モードが指定されている場合で、データがRA
M6の記憶領域の先頭アドレスから最終アドレスまでの
全てに記憶されたと判断したとき、又はスイッチSW7
の操作によってリングメモリ記憶モードが指定されてい
る場合で、制御部5が電気設備の異常を検知した時点か
らRAM6の記憶容量の1/2分の記憶を完了したと判
断したとき)のみステップSP17に移行して記憶処理
1を終了する。終了すべきでないと判断したときは(リ
ングメモリ記憶モードが指定されているときは、記憶領
域の全てにデータが記憶されたときでも記憶を終了せ
ず、再び記憶領域の先頭アドレスをデータの書き込みア
ドレスとして指定することにより記憶を継続する)、ス
テップSP12に戻って記憶処理1を継続する。この記
憶を終了すべきか否かの判断は、例えば、記憶時間間隔
毎にカウントするカウンタ情報或いはRAM6内に記憶
されるデータを管理するための指定アドレス情報等を用
いて行うことが可能である。
【0053】図15は、図12に示したメイン処理のス
テップSP6の記憶処理2の内容を示すフローチャート
であり、測定データとしてディジタルデータが入力され
たときに実行される処理を示したものである。
テップSP6の記憶処理2の内容を示すフローチャート
であり、測定データとしてディジタルデータが入力され
たときに実行される処理を示したものである。
【0054】放射温度計50等のディジタル測定装置か
らのディジタルデータの記憶を行う場合、スイッチSW
5の操作によって指定される記憶時間間隔は放射温度計
50におけるデータ出力の時間間隔の倍数で特定され、
記憶処理2においては先ず、ステップSP18でこの記
憶時間間隔が読み込まれる。
らのディジタルデータの記憶を行う場合、スイッチSW
5の操作によって指定される記憶時間間隔は放射温度計
50におけるデータ出力の時間間隔の倍数で特定され、
記憶処理2においては先ず、ステップSP18でこの記
憶時間間隔が読み込まれる。
【0055】放射温度計50から出力される上記ディジ
タルデータには、測定した温度データ以外にも不必要な
データ(例えば放射温度計50が低温用のものであるこ
とを確認させるためのデータ)が含まれているので、制
御部5は、ステップSP19で当該ディジタルデータを
測定温度データとそれ以外の不必要なデータとに分離
し、更に分離した温度データを8bitデータ(これ
は、図14のステップSP14で書き込まれるディジタ
ルデータと同一形態のデータである)に換算することに
よって、ステップSP20でのデータのRAM6への書
き込みでは、温度データのみを書き込むことができるよ
うに制御する。ここで書き込まれるデータが上記記憶時
間間隔中に含まれるディジタルデータのうち最大値のみ
であることは、図14のステップSP14に示したデー
タの書き込みにおけるのと同様である。
タルデータには、測定した温度データ以外にも不必要な
データ(例えば放射温度計50が低温用のものであるこ
とを確認させるためのデータ)が含まれているので、制
御部5は、ステップSP19で当該ディジタルデータを
測定温度データとそれ以外の不必要なデータとに分離
し、更に分離した温度データを8bitデータ(これ
は、図14のステップSP14で書き込まれるディジタ
ルデータと同一形態のデータである)に換算することに
よって、ステップSP20でのデータのRAM6への書
き込みでは、温度データのみを書き込むことができるよ
うに制御する。ここで書き込まれるデータが上記記憶時
間間隔中に含まれるディジタルデータのうち最大値のみ
であることは、図14のステップSP14に示したデー
タの書き込みにおけるのと同様である。
【0056】続いて、制御部5は、ステップSP21で
ステップSP20においてRAM6に書き込まれたデー
タの再生出力処理(図16)を行った後、ステップSP
22でタイマチェックを行う。そして、ステップSP2
3で記憶処理2を終了すべきか否かの判定(図14のス
テップSP14に示した判定と同様のもの)をし、その
判定結果に基づいてステップSP24に移行して記憶処
理2を終了し、或いはステップSP19に戻って記憶処
理2を継続する。
ステップSP20においてRAM6に書き込まれたデー
タの再生出力処理(図16)を行った後、ステップSP
22でタイマチェックを行う。そして、ステップSP2
3で記憶処理2を終了すべきか否かの判定(図14のス
テップSP14に示した判定と同様のもの)をし、その
判定結果に基づいてステップSP24に移行して記憶処
理2を終了し、或いはステップSP19に戻って記憶処
理2を継続する。
【0057】図16は、図13〜図15に示した再生出
力処理の内容を示すフローチャートである。
力処理の内容を示すフローチャートである。
【0058】この再生出力処理は、図13のデータ転送
処理及び図14、15の記憶処理1、2に共通に行われ
る処理であり、しかもRAM6の記憶領域のアドレスの
指定はこの処理の中でのみ行われるように成されている
ので、上記記憶処理を行うときは、データの書き込みア
ドレスと読み出しアドレスとが同時に指定され、記録装
置1にコンピュータ10を接続した状態で測定記憶を行
えば、データの記憶とコンピュータ10へのデータ転送
を同時に行うことが可能である。
処理及び図14、15の記憶処理1、2に共通に行われ
る処理であり、しかもRAM6の記憶領域のアドレスの
指定はこの処理の中でのみ行われるように成されている
ので、上記記憶処理を行うときは、データの書き込みア
ドレスと読み出しアドレスとが同時に指定され、記録装
置1にコンピュータ10を接続した状態で測定記憶を行
えば、データの記憶とコンピュータ10へのデータ転送
を同時に行うことが可能である。
【0059】制御部5は、ステップSP25で現に指定
されているアドレスに記憶されたデータを読み出し、ス
テップSP26でLED1又はLED2を点滅させるこ
とによってデータ転送処理又は記憶処理が行われている
ことを確認表示する。その後、ステップSP27に移行
してステップSP25において読み出したデータをイン
タフェース8を介してコンピュータ10に転送する。
されているアドレスに記憶されたデータを読み出し、ス
テップSP26でLED1又はLED2を点滅させるこ
とによってデータ転送処理又は記憶処理が行われている
ことを確認表示する。その後、ステップSP27に移行
してステップSP25において読み出したデータをイン
タフェース8を介してコンピュータ10に転送する。
【0060】続いて、ステップSP28でアドレス番号
をインクリメントすることによって次のアドレスを指定
すると共に、記憶容量のオーバーフローチェックを行っ
て再生出力処理を終了する。
をインクリメントすることによって次のアドレスを指定
すると共に、記憶容量のオーバーフローチェックを行っ
て再生出力処理を終了する。
【0061】かくして、各種測定装置から出力される測
定データを一旦メモリにディジタルデータの形で記憶
し、その後この記憶データに基づいてデータ処理を行う
ようにし、更に、その記憶を測定目的に応じたモードで
行うことができるようにすることで、電気設備の保安業
務の全体としての効率化を図ることができる。
定データを一旦メモリにディジタルデータの形で記憶
し、その後この記憶データに基づいてデータ処理を行う
ようにし、更に、その記憶を測定目的に応じたモードで
行うことができるようにすることで、電気設備の保安業
務の全体としての効率化を図ることができる。
【0062】尚、記録装置1自体にコンピュータ10で
行う上述のようなデータの処理機能や表示、プリントア
ウト機能を設けるようにしてもよい。また、測定データ
を取り込むメモリを記録装置1と脱着可能なカード型メ
モリにした場合には、測定データが記憶されたカード型
メモリのみを測定現場から持ち帰ることが可能となって
便利であり、メモリの容量も大きくなって多量のデータ
の記憶が可能となる。更に、記憶装置1をモデムを介し
て電話回線で事業所等のコンピュータと接続するように
すれば、一層迅速で作業効率の高い電気設備の保安業務
を行うことができる。
行う上述のようなデータの処理機能や表示、プリントア
ウト機能を設けるようにしてもよい。また、測定データ
を取り込むメモリを記録装置1と脱着可能なカード型メ
モリにした場合には、測定データが記憶されたカード型
メモリのみを測定現場から持ち帰ることが可能となって
便利であり、メモリの容量も大きくなって多量のデータ
の記憶が可能となる。更に、記憶装置1をモデムを介し
て電話回線で事業所等のコンピュータと接続するように
すれば、一層迅速で作業効率の高い電気設備の保安業務
を行うことができる。
【0063】
【発明の効果】上述のように本発明の携帯用ディジタル
記録装置及び電気設備の保安システムによれば、各種測
定装置からの出力情報を容易かつ確実に記録でき、か
つ、記録された情報から容易に電気設備の診断に必要な
情報を得て迅速かつ的確に電気設備の保安業務を行うこ
とができる。また、予め設定した各種の制御情報に基づ
いて、測定データの種類に応じたデータの記録を行うこ
とができる。
記録装置及び電気設備の保安システムによれば、各種測
定装置からの出力情報を容易かつ確実に記録でき、か
つ、記録された情報から容易に電気設備の診断に必要な
情報を得て迅速かつ的確に電気設備の保安業務を行うこ
とができる。また、予め設定した各種の制御情報に基づ
いて、測定データの種類に応じたデータの記録を行うこ
とができる。
【図1】本発明を適用した電気設備の保安システムの構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】コンピュータ10が記録装置1から得た測定デ
ータを整理してデータの各レベルに対する発生率を%で
表してアウトプットしたグラフである。
ータを整理してデータの各レベルに対する発生率を%で
表してアウトプットしたグラフである。
【図3】コンピュータ10が記録装置1から得た測定デ
ータを整理してデータの各レベルに対する発生率を度数
分布で表してアウトプットした図である。
ータを整理してデータの各レベルに対する発生率を度数
分布で表してアウトプットした図である。
【図4】測定データに1/60の時間軸圧縮処理を施し
て測定データの全てを表示してアウトプットした図であ
る。
て測定データの全てを表示してアウトプットした図であ
る。
【図5】測定データに1/10の時間軸圧縮処理を施し
て測定データの一部を表示してアウトプットした図であ
る。
て測定データの一部を表示してアウトプットした図であ
る。
【図6】記録装置1の外観を示した図である。
【図7】記録装置1を用いて漏洩電流又は負荷電流の測
定を行う場合の接続例を示した図である。
定を行う場合の接続例を示した図である。
【図8】上記漏洩電流又は負荷電流の測定を多回路で行
う場合の接続例を示した図である。
う場合の接続例を示した図である。
【図9】記録装置1を用いてケーブル劣化診断のための
測定を行う場合の接続例を示した図である。
測定を行う場合の接続例を示した図である。
【図10】記録装置1を用いて設備の絶縁状態の測定を
行う場合の接続例を示した図である。
行う場合の接続例を示した図である。
【図11】記録装置1を用いて放射温度の測定を行う場
合の接続例を示した図である。
合の接続例を示した図である。
【図12】制御部5によって実行されるメイン処理の流
れを示すフローチャートである。
れを示すフローチャートである。
【図13】図12に示したメイン処理のステップSP4
のデータ転送処理の内容を示すフローチャートである。
のデータ転送処理の内容を示すフローチャートである。
【図14】図12に示したメイン処理のステップSP5
の記憶処理1の内容を示すフローチャートである。
の記憶処理1の内容を示すフローチャートである。
【図15】図12に示したメイン処理のステップSP6
の記憶処理2の内容を示すフローチャートである。
の記憶処理2の内容を示すフローチャートである。
【図16】図13〜図15に示した再生出力処理の内容
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
1 携帯用ディジタル記録装置 2 外部入力制御部 3a、3b オペアンプ 4 A/D変換器 5 制御部 6 RAM 7 ROM 8 RS−232Cインタフェース 9a、9b、9c 外部入力端子 10 パーソナルコンピュータ(52NOTE) 20 ディジタルクランプメータ 30 ハイリケスタ 31 マイクロアンペア計 40 絶縁監視装置 50 放射温度計
Claims (4)
- 【請求項1】 電気設備の保安に必要な電圧又は電流値
を測定する測定装置に接続して使用する記録装置であっ
て、 上記測定装置から出力されるアナログ出力信号又はディ
ジタルデータを入力する入力手段と、 上記入力手段を介して入力された上記測定装置のアナロ
グ出力信号を増幅する増幅手段と、 上記増幅手段により増幅された上記アナログ出力信号を
ディジタルデータに変換するA/D変換器と、 上記入力手段を介して入力されるディジタルデータ又は
上記A/D変換器から出力されるディジタルデータを記
憶するデータ記憶手段とを備えたことを特徴とする携帯
用ディジタル記録装置。 - 【請求項2】 上記A/D変換器におけるデータのサン
プリング時間間隔及び上記データ記憶手段へのデータの
記憶時間間隔を設定する設定手段を更に設けたことを特
徴とする請求項1記載の携帯用ディジタル記録装置。 - 【請求項3】 上記データ記憶手段へのディジタルデー
タの記憶を所定の情報を得るまで継続して行わせること
を指示する指示手段を更に設けたことを特徴とする請求
項1又は2記載の携帯用ディジタル記録装置。 - 【請求項4】 上記データ記憶手段に記憶されたディジ
タルデータをデータ処理装置に転送する通信手段を設け
た請求項1、2又は3記載の携帯用ディジタル記録装置
と、 上記携帯用ディジタル記録装置の上記データ記憶手段に
記憶されたディジタルデータを取り込んで、電気設備の
保安に必要な情報を生成するためのデータ処理を行うデ
ータ処理装置と、 上記データ処理装置によるデータの処理結果を表示又は
プリントアウトする出力手段とを備えたことを特徴とす
る電気設備の保安システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4215488A JP3029922B2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 携帯用ディジタル記録装置及び電気設備の保安システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4215488A JP3029922B2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 携帯用ディジタル記録装置及び電気設備の保安システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636176A true JPH0636176A (ja) | 1994-02-10 |
JP3029922B2 JP3029922B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=16673219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4215488A Expired - Fee Related JP3029922B2 (ja) | 1992-07-21 | 1992-07-21 | 携帯用ディジタル記録装置及び電気設備の保安システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3029922B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000165788A (ja) * | 1998-11-30 | 2000-06-16 | Toshiba Corp | ディジタル放送受信端末装置 |
WO2007037161A1 (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-05 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | データ記録方法 |
JP2008107174A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Yokogawa Electric Corp | データ記録装置 |
JP2009205213A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Epson Toyocom Corp | イベントレコーダおよびこれを備えた電子機器 |
-
1992
- 1992-07-21 JP JP4215488A patent/JP3029922B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000165788A (ja) * | 1998-11-30 | 2000-06-16 | Toshiba Corp | ディジタル放送受信端末装置 |
WO2007037161A1 (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-05 | Hitachi Kokusai Electric Inc. | データ記録方法 |
JPWO2007037161A1 (ja) * | 2005-09-27 | 2009-04-09 | 株式会社日立国際電気 | データ記録方法 |
JP2008107174A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-08 | Yokogawa Electric Corp | データ記録装置 |
JP2009205213A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Epson Toyocom Corp | イベントレコーダおよびこれを備えた電子機器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3029922B2 (ja) | 2000-04-10 |
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