JP2002040080A - 電気器具の検査装置 - Google Patents

電気器具の検査装置

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JP2002040080A
JP2002040080A JP2000228089A JP2000228089A JP2002040080A JP 2002040080 A JP2002040080 A JP 2002040080A JP 2000228089 A JP2000228089 A JP 2000228089A JP 2000228089 A JP2000228089 A JP 2000228089A JP 2002040080 A JP2002040080 A JP 2002040080A
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Katsumi Sakai
克己 酒井
Masakane Takeda
正謙 武田
Tadami Aso
忠實 麻生
Hideaki Takeu
秀明 竹生
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Kajima Corp
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検査結果の自動記録及び一元的管理をする電気
器具の検査装置の提供。 【解決手段】受付・検査・受理証発行の三モードのプロ
グラム28bと受理証台帳41とがロードされた計算機5
に、検査部3を接続する。受付モードで、電気器具10の
基準抵抗値を計算機5のメモリ28上の受理証台帳41に入
力する。検査モードで、被検査電気器具10の部品ガタ等
を外観検査し、外観検査の合否判定を検査部3で出力し
受理証台帳41に記入する。被検査電気器具10の絶縁抵抗
などの抵抗を検査部3で測定し、比較器24により抵抗測
定値と基準抵抗値とを比較して検査合否判定を出力す
る。抵抗測定値と抵抗検査の合否判定とを受理証台帳41
に記録する。受理証発行モードで、電気器具10に受理番
号を付与して受理証台帳41に記録し、印刷器6により受
理番号付き受理証50を印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気器具の検査装置に
関し、特に建設現場や工場等へ持ち込まれる電気器具の
絶縁、アース導通、外観を検査すると共に、その検査結
果を記録し選択的に出力する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工事現場においては種々の電気器具が様
々な作業員によって使用される。それらの電気器具の性
能を維持するため及び安全確保のために、十分な絶縁が
維持されていること及び大小を問わず損傷がないことを
常に確認する必要がある。軽微であっても重大事故の原
因となり得る損傷の例は、電気器具の回転部カバーの欠
如、ケーブルやコネクターの損傷、部品のガタつきなど
であり、いわゆる外観検査により検出できる類のもので
ある。
【0003】この確認のため、電気技術者が新しく持込
まれる電気器具に対し絶縁抵抗計やテスターを用いて、
充電部の絶縁抵抗やアース線の導通をチェックし、さら
に損傷の有無等の外観を検査し、良否の判断をすること
が従来から実施されている。検査結果が良好であれば、
器具受理証発行台帳(以下、「受理証台帳」という場合
がある。)に記入し、さらに器具に貼り付ける受理証50
(図11参照)を作成して器具の使用者、管理責任者又
は関連の会社に対して発行している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、作業の合理化
や専門技術者の省力化のためにそれらの測定・判断を専
門的に訓練された技術者でなくても実施できるようにす
ることが望まれている。
【0005】また、外観から判断できる事項について、
受理証50の存在が一応は外観検査が行われたことを推定
させる。しかし、受理証50の発行時に、色々な外観上の
損傷を個別に記録して残すことはなかった。さらに、単
に受理証50の存在だけでは必ずしも外観検査の合格の確
認とは認め難い場合もあった。他方、事故の原因解析な
どのためには、絶縁の経時的劣化状況や検出された損傷
をできるだけ具体的に記録に残すことが望ましい。しか
し、電気器具の外観検査の対象となる部品のガタ、損傷
の有無、回転部カバーの有無などの外観検査項目に関
し、多数の電気器具に対し個別検査項目の検査結果の記
録を残すことは言うべくして実現は困難であった。
【0006】事業所や工事所などで多数の電気器具に対
し統一的な検査手法で一元的管理を行い、その手法を実
施する自動記録装置を備えて初めて実効を挙げ得るもの
である。また、そのような自動記録装置によれば、専門
技術者でなくとも電気器具の絶縁検査・外観検査とその
結果の記録を行えるようになる。しかし、そのような自
動記録式の検査装置は開発されていない。
【0007】従って、本発明の目的は、電気器具の検査
結果の自動記録及び多様な複数の電気器具に対し検査結
果の一元的管理を可能とする検査装置を提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1の実施例を参照する
に、本発明の電気器具10の検査装置は、外観検査合否選
択スイッチ22aと電気抵抗の測定器17a、18aと基準抵抗
値に対する前記測定器の測定値の比較器24とを有する検
査部3、受付・検査・受理証発行の三モードのプログラ
ム28bと受理証台帳41とをメモリ28に有する計算機5、
及び前記検査部3と計算機5との間の伝送手段29を備
え、受付モード選択時に基準抵抗値を受理証台帳41に入
力し、検査モード選択時に外観検査の合否判定を選択ス
イッチ22aにより前記受理証台帳41へ入力すると共に比
較器24の比較結果に基づく抵抗検査の合否判定を前記抵
抗測定値と共に前記受理証台帳41へ入力し、受理証発行
モード選択時に前記外観検査及び抵抗検査合格の電気器
具10に対し受理番号を付与すると共に受理証50(図11
参照)を発行してなるものである。電気抵抗の測定器17
a、18aは、表示型の測定器とすることができる。計算機
5をいわゆるパーソナル・コンピュータ(パソコン)と
してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による電気器具の検査装置
の作用を、図9の流れ図により説明する。先ず図9のス
テップ901に示すように、計算機5を受付モード(図5
参照)とし、好ましくはメモリ28上の受理証台帳41(図
6(A)参照)をディスプレイ8に表示する。計算機5
の鍵盤7から、各電気器具10の管理上必要な識別データ
を受理証台帳41に入力して記録する。識別データは、例
えば図5に示すメニュー及び図8の受理証40の場合、器
具の受理番号、受理日、工事名、器具名、持込み会社
名、受理取扱者氏名、工事終了予定年月日、持込み会社
の取扱者氏名等である。
【0010】電気器具10を検査するため、その電気的絶
縁やアース抵抗を抵抗検査で測定し、各部分の状態を外
観検査で確認する。抵抗検査に合格するための基準抵抗
値及び外観検査に必要な外観検査項目を、ステップ902
に示すように鍵盤7から受理証台帳41に入力する。また
必要に応じ、外観検査項目をディスプレイ8に表示す
る。図9の例においては、電気抵抗として充電部と非充
電部との間の絶縁抵抗及び非充電部とアース線(プラグ
側)との間の導通抵抗を測定する。この場合の基準抵抗
値には、基準絶縁抵抗値及び基準導通抵抗値を含めてい
る。ここに充電部とは、電気器具の電気回路及び該回路
と接触する部分であり、非充電部とは電気器具の電気回
路から電気的に絶縁された部分である。典型的には、充
電部分は電気器具のACラインであり、非充電部分は電
気器具の本体表面金属部である。図9の場合、電気抵抗
の基準値はデフォルト値として基準絶縁抵抗値が1M
Ω、基準導通抵抗値は500Ωである。
【0011】外観検査項目は、図9の実施例では部品の
ガタの有無、及び回転部カバーの状態の二者のみである
が、本発明における外観検査項目はこの例に限定される
ものではない。他の項目、例えばケーブル損傷の有無、
端子損傷の有無などを含めてもよい。
【0012】図9のステップ903の検査は、抵抗検査及
び外観検査を含み、計算機5の検査モードを選択した上
で図3の検査部3を用いて行われる。それらの検査を実
施する順序の一例を図4に示す。本発明による電気器具
の検査装置の特徴は、検査と受理証との関連にあり、ス
テップ903における抵抗検査及び外観検査の全てに合格
した電気器具に対してのみ、受理番号の付与及び受理証
50の発行が行われる。受理番号の付与に関してこの条件
を設けることにより、機能不足の電気器具が持ち込まれ
ること、それによる事故の防止等の効果を期待できる。
必要な場合には、図8に示すように、基準抵抗値、抵抗
の測定値、外観検査の観察項目等の記載を含む受理証40
を用いることができる。この場合には、電気器具10の検
査結果の概略を、計算機5での検索を待つことなく受理
証40を見るだけで把握できる。
【0013】図1及び図3の実施例の検査部3は、被検
査電気器具10の充電部ヘ接続した電源コード11の電源側
プラグと嵌合するコンセント12、電源コード11の接地線
と接続される接地端子13、電気器具の非充電部(例えば
本体表面金属部)と接続されるシャーシ端子14、測定押
しボタンスイッチ16、測定押しボタンスイッチ16の閉成
に応じ被検査電気器具10の電源スイッチ(図示せず)が
閉成された時の該電気器具10の充電部(例えばACライ
ン)と非充電部との間の絶縁抵抗を測定して表示する絶
縁抵抗測定器17a、測定押しボタンスイッチ16の閉成に
応じ電気器具10の電源コード11の接地線と電気器具10の
非充電部との間の導通抵抗を測定して表示する導通抵抗
測定器18a、外観検査項目の表示手段21(図1)、及び
外観検査合否の選択スイッチ22aを設けてなるものであ
る。ただし、本発明で使用する検査部3の構成は、この
例に限定されない。
【0014】検査に際し、検査部3に被検査電気器具10
を図1及び図3に示すように接続する。最初に電気器具
10の電源コード11の電源プラグを検査部3のコンセント
12に差し込み(図3及び図4の)、電気器具10の電源
コード11の接地線を検査部3の接地端子13に接続し(同
)、電気器具10の本体表面金属部を検査部3のシャー
シ端子14に接続する(同、)。電気器具10の電源ス
イッチ(図示せず)をオン状態に保持し(同)、検査
部3の測定押しボタン16を押すことにより検査を開始す
る(同)。
【0015】測定押しボタン16の閉成に応じて電気器具
10の絶縁抵抗値と導通抵抗値が測定され、それぞれ測定
器17aと18aに表示される(同)。絶縁抵抗値が合格の
時(例えば、基準絶縁抵抗値以上の時)に絶縁合格ラン
プ17bが点灯し、導通抵抗値が合格の時(例えば、基準
導通抵抗値以下の時)に導通合格ランプ18bが点灯す
る。これらの抵抗値の測定データや合否判定は、例えば
ディジタル信号として計算機5に伝送手段29、32(図2
参照)を介して伝送され、自動的にメモリ28上の受理証
台帳41に書込まれ記録される。
【0016】なお、図示例の検査部3は、絶縁抵抗値又
は導通抵抗値が不合格の時(例えば、基準絶縁抵抗値未
満の時又は基準導通抵抗値超過の時)に付勢される警報
ブザー20を設けている。
【0017】また、外観検査項目の表示手段21(図1参
照、図3では省略)に表示した検査項目、例えば電気器
具10の部品のガタツキ、回転部カバー欠如などの項目の
検査を目視観察によって行い、観察結果に応じて外観検
査合否選択スイッチ22aを「良」または「不良」側に倒
す(図3及び図4の)。外観検査が合格の時に外観合
格ランプ22bが点灯する。この外観検査結果の情報も、
計算機5にディジタル信号として伝送され、自動的に受
理証台帳41に記録される。外観検査項目には、上記以外
の項目、たとえば器具10のコネクタの損傷有無などを含
めることができる。図1の総合合格ランプ23(図3では
省略)は、例えば抵抗検査及び外観検査の全てが合格で
図6(A)の受理証台帳41の総合判定が合格(OK)の
時に点灯する。
【0018】以上の検査は、全ての被検査電気器具10に
対して図10の流れ図に示す順序で行われる。
【0019】検査終了後に、図9のブロック904に示す
ように、計算機5を受理証発行モードとし、合格の電気
器具10に対し受理番号を付与し且つ受理証台帳41にこ
れを記録し、その受理番号を付した図11の受理証50を
印刷器6により印刷する。電気器具10の管理者は、受理
証50に記載された取扱者(図示せず)に対してそれを発
行する。必要な場合には、図8の受理証40のように、受
理番号による識別だけでなく、抵抗基準値などの基準デ
ータ及び抵抗測定値や検査合否判定などの検査データを
も受理証上に印刷してもよい。
【0020】こうして本発明による電気器具の検査装置
は、検査結果を受理証台帳41に自動的に記録する。しか
も、受理証台帳41には、検査結果を統一した書式で記載
するので、多数の多様な電気器具10に対する管理の一元
化が可能になる。さらに、図8の受理証40のように、受
理番号だけでなく、検査の合否、電気抵抗の測定値、基
準値、及び外観検査の検査項目をも記録すれば、従来の
管理に加えて、特性の経時的変化の監視が可能になる。
【0021】こうして、本発明の目的である「電気器具
の検査結果の自動記録及び多様な複数の電気器具に対し
検査結果の一元的管理を可能とする検査装置」の提供を
達成することができる。
【0022】
【実施例】図1及び図2(A)では、検査部3から計算
機5への伝送手段として、ディジタルデータ信号をシリ
アル伝送する有線伝送路29、例えばRS-232Cコードを使
っている。しかし、検査部3と計算機5との間の伝送手
段は、図2(B)に示すように無線伝送路32によって形
成してもよい。図2(C)は、印刷器6を検査部3に接
続した構成を示す。計算機5を分離しても、検査部3に
より検査と最低限の印刷ができる。図1において、電源
1は、検査部電源コード34を介して検査部3を駆動する
と共に、計算機電源コード35を介して計算機5を駆動す
る。計算機5は、信号ケーブル6aにより印刷器6、鍵盤
7、及びディスプレイ8に対し信号を送受する。
【0023】本発明によれば、コンピュータ5を図5の
データ編集モードとすることにより、メモリ28上の受理
証台帳41の編集が可能となる。また編集モードにより、
工事現場に持込んだ多数の電気器具10について、個別器
具10に固有のデータの検索を迅速・正確しかも容易に行
うこともできる。また、受理証台帳41は、受理番号昇
(降)順、会社別、器具別などのように、用途に応じて
編集し直すことが容易にできる。
【0024】図6(B)及び図10を参照して、電気器
具10の定例点検、例えば月例点検について説明する。毎
月一回検査すべき電気器具10の各々について、受理証台
帳41から識別データを読み出して月例点検簿42を作成す
る。例えば、受理証50発行時の基準データ、絶縁抵抗検
査データ・導通抵抗検査データ・外観検査データ・判定
結果・総合判定結果などの検査データを第1回の基準・
検査データとし、第1回検査実施の日付を付して計算機
5のメモリ28に書込み、図10(B)に示すような月例
点検簿42を作成する。全ての電気器具10について同様な
個別の月例点検簿42をメモリ28上に作成できる。その
後、例えば毎月の月例検査日に、電気器具10毎にその月
例点検簿42を受理番号によって呼び出し、検査モードに
おいて検査を実施し、検査結果をメモリ28上の月例点検
簿42に累積記入する。こうして、多数の電気器具10に対
して、月例点検を一元的な手続により容易に実施するこ
とができる。
【0025】月例点検簿42も、受理証台帳41と同様に、
受理番号順、会社別などに加工して使用することができ
る。月例点検簿42に書込んだ各電気器具10の点検履歴
は、各器具10の絶縁低下などの傾向の把握を可能にし、
電気器具10の安全確保及び器具管理に資することができ
る。
【0026】被検査電気器具10を検査部3に接続して検
査するに当り、検査部3に接続する被検査電気器具10と
計算機5の受理証台帳41から選択する電気器具10との対
応を確実にとるため、図1の実施例では、計算機5に入
力した基準データを持つ被検査電気器具10又は既に受理
証台帳41に受理されたものから選択した被検査電気器具
10を検査部3に接続する。検査に合格すると、検査デー
タ及び合否判定結果が、計算機5の受理証台帳41に伝送
される。検査に合格した被検査電気器具10が受理証台帳
41に未受理である場合、即ち持込検査の場合には、計算
機5が適当な受理番号を当該被検査電気器具10に付与
し、その番号を当該電気器具10の識別データとして受理
証台帳41に記録する。月例検査のように受理番号のある
電気器具10の検査の場合には、当然に受理番号の付与は
行わない。
【0027】図1の検査部3は、計算機5と分離して検
査だけを行う装置として使うことができる。その場合に
は、比較器24の一方の入力を典型的な基準抵抗値が入力
された設定器(図示せず)に接続し、抵抗測定器17a又
は17bの測定値を比較器24の他方の入力に加えて、検査
を行う。絶縁抵抗検査の場合には、抵抗の測定値が基準
絶縁抵抗値以上であることを条件に合格の判定を絶縁合
格ランプ17bの点灯によって示す。必要に応じ、その測
定値を図6(B)のように受理証台帳41に記録すること
もできる。導通抵抗検査の場合には、抵抗の測定値が基
準導通抵抗値以下であることを条件に合格の判定を導通
合格ランプ18bの点灯によって示し、必要ならば、その
測定値を図6(B)のように受理証台帳41に記録でき
る。電気器具10を観察して外観検査が合格と認められる
場合には、外観検査合格選択スイッチ22aを合格側に倒
し、外観検査合格ランプ22bを点灯し、必要に応じ外観
検査合格を図6(B)のように受理証台帳41に記録す
る。絶縁抵抗検査、導通抵抗検査及び外観検査の全てが
合格の時は、総合合格ランプ23が点灯し、必要に応じ総
合合格を図6(B)のように受理証台帳41に記録する。
【0028】図7は、主として検査部3に属する諸機能
を一覧表として示すものであり、測定データの各種加工
に利用することができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の電
気器具の検査装置は、各電気器具の絶縁抵抗や導通抵抗
などの電気抵抗を測定し、自動的に良否の判定を行い、
さらに検査データを順次記録しておくので、次の顕著な
効果を奏する。
【0030】(イ)従来、専門の電気技術者を必要とし
ていた電気器具の絶縁抵抗及び導通抵抗の測定と良否判
定とを、専門技術者でなくても実施できるようにする。 (ロ)外観検査項目を管理目的に応じ適宜に選択するこ
と、例えば部品のガタの有無を検査項目に含めることに
より、電気器具の機能、例えば加工寸法精度を高信頼度
で維持管理することができる。 (ハ)検査の合否判定の基準となる基準値を任意に設定
・変更することができる。 (ニ)すべての受理証を受理証台帳の記録に関連させて
発行することにより、工事現場へ持込まれた電気器具の
データの管理及び検索を一元的にしかも正確・迅速に行
うことができる。
【0031】(ホ)絶縁抵抗や導通抵抗等の定期的測定
記録、例えば月例点検簿をマニュアル化した操作により
未熟練技術者によって継続的に作成できる。 (へ)定期点検の実施と、その記録保管とにより、器具
特性の経時的変化の追跡及び故障の早期発見が可能にな
る。 (ト)受理証及び受理証台帳に抵抗測定値及び外観検査
結果を記録することにより、各電気器具の故障や不具合
の原因探求の一助とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明装置の一実施例のブロック図であ
る。
【図2】は、検査部と計算機との間の伝送手段の説明図
である。
【図3】は、検査部と電気器具との接続方法の図式的説
明図である。
【図4】は、本発明装置による測定方法の一例を示す流
れ図である。
【図5】は、プログラムのモードの説明図である。
【図6】は、受理証台帳及び月例点検簿の一例の説明図
である。
【図7】は、本発明装置の一実施例の機能一覧表であ
る。
【図8】は、受理証の一例の記載内容を示す図である。
【図9】は、計算機の受付モード動作の流れ図である。
【図10】は、計算機の検査モード動作の流れ図であ
る。
【図11】は、従来の受理証の一例の説明図である。
【符号の説明】
1…電源 3…検査部 5…計算機 6…印刷器 6a…信号ケーブル 7…鍵盤 8…ディスプレイ 10…電気器具 10a…本体表面金属部 11…電気器具電源コード 12…コンセント 13…アース端子 14…シャーシ端子 15…電源ランプ 16…測定押ボタンスイッチ 17a…絶縁抵抗測定器 17b…絶縁合格ランプ 18a…導通抵抗測定器 18b…導通合格ランプ 20…ブザー 21…外観検査項目表示手段 22a…外観検査合否選択スイッチ 22b…外観合格ランプ 23…総合合格ランプ 24…比較器 25…アナログ/ディジタル変
換器 26…ディジタル信号インタフェース 27…CPU 28…メモリ 28b…動作モードプログラム 29…有線伝送路 32…無線伝送路 34…検査部電源コード 35…計算機電源コード 37…検査リード線 40…受理証 41…受理証台帳 42…月例点検簿 50…従来の受理証
フロントページの続き (72)発明者 麻生 忠實 大阪府大阪市西区阿波座一丁目3番15号 鹿島建設株式会社関西支店内 (72)発明者 竹生 秀明 大阪府大阪市西区阿波座一丁目3番15号 鹿島建設株式会社関西支店内 Fターム(参考) 2G014 AA13 AA15 AB01 AC19 2G015 AA06 BA06 BA10 CA04 CA21

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外観検査合否選択スイッチと電気抵抗の測
    定器と基準抵抗値に対する前記測定器の測定値の比較器
    とを有する検査部、受付・検査・受理証発行の三モード
    のプログラムと受理証台帳とをメモリに有する計算機、
    及び前記検査部と計算機との間の伝送手段を備え、受付
    モード選択時に基準抵抗値を前記受理証台帳へ入力し、
    検査モード選択時に外観検査の合否判定を前記選択スイ
    ッチにより前記受理証台帳へ入力すると共に前記比較器
    の比較結果に基づく抵抗検査の合否判定を前記抵抗測定
    値と共に前記受理証台帳へ入力し、受理証発行モード選
    択時に前記外観検査及び抵抗検査に合格の電気器具に対
    し受理番号を付与すると共に受理証を発行してなる電気
    器具の検査装置。
  2. 【請求項2】請求項1の検査装置において、前記電気抵
    抗を、電気器具の充電部と非充電部との間の絶縁抵抗及
    び非充電部と接地部との間の導通抵抗とし、前記基準抵
    抗値に基準絶縁抵抗値及び基準導通抵抗値を含めてなる
    電気器具の検査装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2の検査装置において、前記
    受付モード選択時に各電気器具の外観検査項目を受理証
    台帳に入力し、前記検査モード選択時に前記外観検査項
    目に係る当該被検査電気器具の状態を観察により合否判
    断して前記検査部で外観検査結果を発生させると共に該
    外観検査結果を受理証台帳に入力し、前記受理証発行モ
    ード選択時に当該電気器具の外観検査項目及び外観検査
    結果を受理証に印刷してなる電気器具の検査装置。
  4. 【請求項4】請求項3の検査装置において、前記外観検
    査項目に、ケーブル・コネクタの損傷有無と器具のガタ
    ツキ有無と回転部カバーの有無とを含めてなる電気器具
    の検査装置。
  5. 【請求項5】請求項3又は4の検査装置において、前記
    検査部に、被検査電気器具の充電部分ヘ接続した電源コ
    ードの電源側プラグと嵌合するコンセント、電源コード
    の接地線へ接続されるアース端子、該電気器具の非充電
    部分へ接続されるシャーシ端子、測定押ボタンスイッ
    チ、前記測定押しボタンスイッチの閉成に応じ該電気器
    具の電源スイッチ閉成時の充電部と非充電部との間の絶
    縁抵抗を測定し且つ表示する絶縁抵抗測定器、前記測定
    押しボタンスイッチの閉成に応じ該電気器具の電源コー
    ドの接地線と該電気器具の非充電部との間の導通抵抗を
    測定し且つ表示する導通抵抗測定器、及び外観検査項目
    の表示手段を設けてなる電気器具の検査装置。
  6. 【請求項6】請求項5の検査装置において、前記検査部
    に、前記絶縁抵抗測定器の測定値が前記基準絶縁抵抗値
    以上の時に点灯する絶縁合格ランプ、前記導通抵抗測定
    器の測定値が前記基準導通抵抗値以下の時に点灯する導
    通合格ランプ、前記絶縁抵抗測定器の測定値が前記基準
    絶縁抵抗値未満の時又は前記導通抵抗測定器の測定値が
    前記基準導通抵抗値超過の時に付勢されるブザーを設け
    てなる電気器具の検査装置。
  7. 【請求項7】請求項1から6の何れかの検査装置におい
    て、前記メモリに各電気器具毎に識別データと基準デー
    タと異なる検査日付の検査データとを記録する定例点検
    簿を設け、前記受理証印刷時及び受理証印刷後の定例点
    検時に前記検査モードにおいて検査日付と共に当該電気
    器具の検査データを定例点検簿に記録してなる電気器具
    の検査装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011112383A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Kajima Corp 電気機器の検査装置
KR200489928Y1 (ko) * 2018-06-29 2019-08-29 주식회사 한국가스기술공사 절연저항 측정장치

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JP2011112383A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Kajima Corp 電気機器の検査装置
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