JPH0636114Y2 - プレキャストコンクリート板 - Google Patents

プレキャストコンクリート板

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JPH0636114Y2
JPH0636114Y2 JP1989084607U JP8460789U JPH0636114Y2 JP H0636114 Y2 JPH0636114 Y2 JP H0636114Y2 JP 1989084607 U JP1989084607 U JP 1989084607U JP 8460789 U JP8460789 U JP 8460789U JP H0636114 Y2 JPH0636114 Y2 JP H0636114Y2
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JP
Japan
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precast concrete
concrete board
anchor
metal fitting
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JP1989084607U
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JPH0324516U (ja
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俊彦 山本
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Tokyu Construction Co Ltd
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Tokyu Construction Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、吊り金具を備えたプレキャストコンクリート
板に関するものである。
[従来の技術] 一般に、建物の壁や床を工場で製造し、現場で組み立て
るプレキャストコンクリート造の工法があるが、これに
使用される壁や床のプレキャストコンクリート板は、運
搬車輌への積み込みや積み降ろしの際、或いは建込み時
にクレーン等により吊り上げる必要がある。
従来、このプレキャストコンクリート板の吊り上げに
は、第4図に示すように、プレキャストコンクリート板
5内にアンカーナット6を埋込んでおき、これに吊り金
具7を螺合せしめてから、クレーン等のフックに掛けて
吊り上げていた。
また従来、特開昭51−127541号公報に開示されているよ
うに、プレハブコンクリート板の端面に箱を設け、該箱
内に軸を介して金具を回転自在に設け、該金具を重錘部
と吊具により一体構成して、吊具がコンクリート板の端
面から常に突出するように構成したものがあった。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の吊り金具は、アンカーナット
6への取付け及び取外しに手間と時間がかかるだけでな
く、アンカーナット6のネジ穴を常に保護しておかなけ
ればならないという問題点があった。
また、上記特開昭51−127541号公報に開示されている金
具は、箱内に回転自在に枢着されているため、構造が複
雑で製造の手間とコストがかかるだけでなく、通常は吊
具が面材の表面から突出するようになっているため、移
動運搬等の取り扱い時に怪我をしたり破損事故を起こす
等の、突出による弊害が生じる恐れがある等の問題点が
あった。
本考案は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、プレキャストコンク
リート板の移動運搬等の取り扱い時に怪我をしたり破損
事故を起こす等の、突出による弊害がなく、また、吊り
金具の埋設位置を一目で確認でき、引起し部を容易に引
き起こすことのできるプレキャストコンクリート板を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案のプレキャストコンクリート板は、吊り金具をア
ンカー部と引起し部により構成し、該アンカー部をプレ
キャストコンクリート板本体の内部に定着せしめると共
に、上記引起し部をその一部がプレキャストコンクリー
ト板本体の表面に露出する状態で埋込んで構成したこと
を特徴とするものであり、上記引起し部を上記アンカー
部から塑性変形させて引き起こすように構成するか、ま
たは、上記アンカー部と引起し部とを回転自在に連結し
て構成したことも特徴とするものである。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図において、1はプレキャストコンクリート板本体
であって、その適宜位置に吊り金具2を埋設した状態で
製造する。
該吊り金具2は、アンカー部2aと引起し部2bから構成さ
れている。該アンカー部2aは、絶対引抜くことができな
いように、上記プレキャストコンクリート板本体1中に
強固に定着されている。上記引起し部2bは、プレキャス
トコンクリート板本体1の打設時には、図示のようにプ
レキャストコンクリート板本体1の上面部に引起し部2b
が一部露出する状態で埋込まれており、吊り上げ時に
は、第2図に示すように、引き起してクレーン等のフッ
ク3に引掛けるようになっている。
第3図は、本考案の吊り金具の別の実施例を示すもの
で、吊り金具4のアンカー部4aの上端部には環状部4a′
が形成されていて、これに引起し部4bの基部4b′が回転
自在に枢着されている。
[考案の効果] 吊金具の引起し部を、その一部がプレキャストコンクリ
ート板本体の表面に露出する状態で埋込んであるので、
次のような利点がある。
1)引起し部は、引き起こさない限りプレキャストコン
クリート板本体の表面から突出することなく平面状態に
あるので、プレキャストコンクリート板の移動運搬等の
取り扱い時に怪我をしたり破損事故を起こす等の、突出
による弊害がない。
2)吊り金具の埋設位置を一目で確認でき、また、引起
し部を容易に引き起こすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は吊り金具を埋設したプレキャストコンク
リート板の部分断面図、第1図(B)は第1図(A)の
I−I線に沿った断面図、第2図(A)は吊上げ時の状
態を示す断面図、第2図(B)は第2図(A)のII−II
線に沿った断面図、第3図は別の実施例の断面図、第4
図は従来のプレキャストコンクリート板の要部断面図を
示す。 1……プレキャストコンクリート板本体、2……吊り金
具、2a……アンカー部、2b……引起し部、3……フッ
ク、4……吊り金具、4a……アンカー部、4a′……環状
部、4b……引起し部、4b′……基部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊り金具をアンカー部と引起し部により構
    成し、該アンカー部をプレキャストコンクリート板本体
    の内部に定着せしめると共に、上記引起し部をその一部
    がプレキャストコンクリート板本体の表面に露出する状
    態で埋込んで構成したことを特徴とするプレキャストコ
    ンクリート板。
  2. 【請求項2】上記引起し部を上記アンカー部から塑性変
    形させて引き起こすように構成したことを特徴とする請
    求項1に記載のプレキャストコンクリート板。
  3. 【請求項3】上記アンカー部と引起し部とを回転自在に
    連結して構成したことを特徴とする請求項1に記載のプ
    レキャストコンクリート板。
JP1989084607U 1989-07-14 1989-07-14 プレキャストコンクリート板 Expired - Lifetime JPH0636114Y2 (ja)

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JPH0324516U JPH0324516U (ja) 1991-03-13
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51127541A (en) * 1975-04-25 1976-11-06 Momoki Nakagawa Fitting device for hoisting prefabricated concrete board
JPS54160916U (ja) * 1978-04-30 1979-11-10

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JPH0324516U (ja) 1991-03-13

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