JPH0636087A - 非接触icカード、非接触icカードリーダライタ及びデータ伝送方法 - Google Patents
非接触icカード、非接触icカードリーダライタ及びデータ伝送方法Info
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- JPH0636087A JPH0636087A JP4192093A JP19209392A JPH0636087A JP H0636087 A JPH0636087 A JP H0636087A JP 4192093 A JP4192093 A JP 4192093A JP 19209392 A JP19209392 A JP 19209392A JP H0636087 A JPH0636087 A JP H0636087A
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- 238000012937 correction Methods 0.000 description 13
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06K—GRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
- G06K7/00—Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
- G06K7/0008—General problems related to the reading of electronic memory record carriers, independent of its reading method, e.g. power transfer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、非接触ICカードと非接触IC
カードリーダライタとの距離に拘わらずに安定して正確
な交信を行うことを目的とする。 【構成】 送信幅設定回路125がデータ1ビット幅に
満たない送信幅を設定し、変調回路122は分周器12
3からの搬送波クロック信号S5をUART15からの
シルアルデータS4で変調することにより送信幅設定回
路125で設定された送信幅の変調信号を形成し、電力
増幅回路121を介して送信アンテナ11から送信させ
る。
カードリーダライタとの距離に拘わらずに安定して正確
な交信を行うことを目的とする。 【構成】 送信幅設定回路125がデータ1ビット幅に
満たない送信幅を設定し、変調回路122は分周器12
3からの搬送波クロック信号S5をUART15からの
シルアルデータS4で変調することにより送信幅設定回
路125で設定された送信幅の変調信号を形成し、電力
増幅回路121を介して送信アンテナ11から送信させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電波等を用いてデー
タの伝送を行う非接触ICカード及び非接触ICカード
リーダライタに関する。また、この発明は非接触でデー
タを伝送する方法にも関している。
タの伝送を行う非接触ICカード及び非接触ICカード
リーダライタに関する。また、この発明は非接触でデー
タを伝送する方法にも関している。
【0002】
【従来の技術】図10に非接触ICカードを用いた従来
のデータ伝送システムを示す。外部機器3に非接触IC
カードリーダライタ1が接続され、このリーダライタ1
の近傍に非接触ICカード2が位置している。外部機器
3は、リーダライタ1に信号伝送に関するコマンドを送
出すると共にリーダライタ1からICカード2との交信
結果等を受け取る。リーダライタ1は、電波を送信する
ための送信アンテナ11と電波を受信するための受信ア
ンテナ13とを有しており、送信アンテナ11には送信
回路12が、受信アンテナ13には受信回路14がそれ
ぞれ接続されている。送信回路12及び受信回路14に
UART15が接続され、さらにUART15に制御回
路16が接続されている。この制御回路16が入出力回
路17を介して外部機器3に接続されている。一方、I
Cカード2は、リーダライタ1と同様に送信アンテナ2
1と受信アンテナ23とを有しており、送信アンテナ2
1には送信回路22が、受信アンテナ23には受信回路
24がそれぞれ接続されている。送信回路22及び受信
回路24にUART25が接続され、さらにUART2
5に制御回路26が接続されている。
のデータ伝送システムを示す。外部機器3に非接触IC
カードリーダライタ1が接続され、このリーダライタ1
の近傍に非接触ICカード2が位置している。外部機器
3は、リーダライタ1に信号伝送に関するコマンドを送
出すると共にリーダライタ1からICカード2との交信
結果等を受け取る。リーダライタ1は、電波を送信する
ための送信アンテナ11と電波を受信するための受信ア
ンテナ13とを有しており、送信アンテナ11には送信
回路12が、受信アンテナ13には受信回路14がそれ
ぞれ接続されている。送信回路12及び受信回路14に
UART15が接続され、さらにUART15に制御回
路16が接続されている。この制御回路16が入出力回
路17を介して外部機器3に接続されている。一方、I
Cカード2は、リーダライタ1と同様に送信アンテナ2
1と受信アンテナ23とを有しており、送信アンテナ2
1には送信回路22が、受信アンテナ23には受信回路
24がそれぞれ接続されている。送信回路22及び受信
回路24にUART25が接続され、さらにUART2
5に制御回路26が接続されている。
【0003】リーダライタ1がICカード2からデータ
を受信する場合には、ICカード2の送信アンテナ21
から送信された電波がリーダライタ1の受信アンテナ1
3で受信され、受信信号S1が受信回路14に送られ
る。受信回路14の回路ブロック図を図11に示す。受
信信号S1は、受信回路14の高周波増幅回路141で
増幅された後、検波回路142で復調され、さらに低周
波増幅回路143で増幅されてシリアルデータS2とな
り、UART15へ伝送される。シリアルデータS2は
UART15でパラレルデータS3に変換されて制御回
路16へ送られる。制御回路16はパラレルデータS3
からデータの内容を読み取り、必要な処理を行う。
を受信する場合には、ICカード2の送信アンテナ21
から送信された電波がリーダライタ1の受信アンテナ1
3で受信され、受信信号S1が受信回路14に送られ
る。受信回路14の回路ブロック図を図11に示す。受
信信号S1は、受信回路14の高周波増幅回路141で
増幅された後、検波回路142で復調され、さらに低周
波増幅回路143で増幅されてシリアルデータS2とな
り、UART15へ伝送される。シリアルデータS2は
UART15でパラレルデータS3に変換されて制御回
路16へ送られる。制御回路16はパラレルデータS3
からデータの内容を読み取り、必要な処理を行う。
【0004】リーダライタ1がICカード2にデータを
送信する場合には、パラレルデータS3が制御回路16
からUART15へ送られ、ここでシリアルデータS4
に変換されて送信回路12へ伝送される。送信回路12
の回路ブロック図を図12に示す。まず、発振器124
により発生されたクロック信号が分周器123あるいは
逓倍器により搬送波の周波数を有する搬送波クロック信
号S5に変換されて変調回路122に供給される。変調
回路122では分周器123から供給された搬送波クロ
ック信号S5がUART15からのシリアルデータS4
で変調され、この変調信号が電力増幅回路121で増幅
された後、送信信号S6として送信アンテナ11へ送ら
れる。
送信する場合には、パラレルデータS3が制御回路16
からUART15へ送られ、ここでシリアルデータS4
に変換されて送信回路12へ伝送される。送信回路12
の回路ブロック図を図12に示す。まず、発振器124
により発生されたクロック信号が分周器123あるいは
逓倍器により搬送波の周波数を有する搬送波クロック信
号S5に変換されて変調回路122に供給される。変調
回路122では分周器123から供給された搬送波クロ
ック信号S5がUART15からのシリアルデータS4
で変調され、この変調信号が電力増幅回路121で増幅
された後、送信信号S6として送信アンテナ11へ送ら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したデータの送受
信には、変調方式として通常ASK(アンプリチュード
・シフト・キー)変調が用いられる。このASK変調に
おいては、図13に示されるように、データの“0”及
び“1”が電波W1の有無で表される。ただし、実際に
は、データが“0”から“1”に変わる際に、アンテナ
内で自由振動が発生するため電波は即座には減衰しな
い。例えば、送信アンテナ11内での自由振動により送
信電波W2はデータが“0”から“1”に変わった後も
期間T1にわたって存在してしまう。また、自由振動は
電波を受信する際にも発生し、図13の理想的な電波W
1を受信しても、受信アンテナ13内で自由振動が発生
するために電波W1が途切れた後も受信波形W3は期間
T2にわたって存在する。自由振動はリーダライタ1だ
けでなく、ICカード2においても同様に発生する。
信には、変調方式として通常ASK(アンプリチュード
・シフト・キー)変調が用いられる。このASK変調に
おいては、図13に示されるように、データの“0”及
び“1”が電波W1の有無で表される。ただし、実際に
は、データが“0”から“1”に変わる際に、アンテナ
内で自由振動が発生するため電波は即座には減衰しな
い。例えば、送信アンテナ11内での自由振動により送
信電波W2はデータが“0”から“1”に変わった後も
期間T1にわたって存在してしまう。また、自由振動は
電波を受信する際にも発生し、図13の理想的な電波W
1を受信しても、受信アンテナ13内で自由振動が発生
するために電波W1が途切れた後も受信波形W3は期間
T2にわたって存在する。自由振動はリーダライタ1だ
けでなく、ICカード2においても同様に発生する。
【0006】この自由振動は一般に電波が強いほど長時
間存在し、弱いほど短時間で減衰する。従来、リーダラ
イタ1及びICカード2が出力する電波の強度は一定で
あったため、リーダライタ1とICカード2との間の距
離によって双方が受信する電波の強度が変化し、それに
伴って受信波形が存在する期間が変わっていた。すなわ
ち、ICカード2がリーダライタ1に近い場合に、双方
がより強い電波を受信することになり、ICカード2の
受信アンテナ23及びリーダライタ1の受信アンテナ1
3内にそれぞれ長時間自由振動が発生する。このため、
正常な変復調が困難となり、データを正確に伝送できな
くなる恐れがあるという問題点があった。
間存在し、弱いほど短時間で減衰する。従来、リーダラ
イタ1及びICカード2が出力する電波の強度は一定で
あったため、リーダライタ1とICカード2との間の距
離によって双方が受信する電波の強度が変化し、それに
伴って受信波形が存在する期間が変わっていた。すなわ
ち、ICカード2がリーダライタ1に近い場合に、双方
がより強い電波を受信することになり、ICカード2の
受信アンテナ23及びリーダライタ1の受信アンテナ1
3内にそれぞれ長時間自由振動が発生する。このため、
正常な変復調が困難となり、データを正確に伝送できな
くなる恐れがあるという問題点があった。
【0007】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたもので、データを正確に伝送することがで
きる非接触ICカード及び非接触ICカードリーダライ
タを提供することを目的とする。また、この発明は正確
なデータ伝送を可能とするデータ伝送方法を提供するこ
とも目的としている。
めになされたもので、データを正確に伝送することがで
きる非接触ICカード及び非接触ICカードリーダライ
タを提供することを目的とする。また、この発明は正確
なデータ伝送を可能とするデータ伝送方法を提供するこ
とも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る非接触I
Cカードは、リーダライタから送信される信号を受信す
るための受信アンテナと、受信アンテナで受信された受
信信号を復調して受信データ信号に変換する受信回路
と、受信回路で変換された受信データ信号に基づいてデ
ータ処理を行う制御回路と、制御回路から出力された送
信データ信号に基づいて送信信号を形成すると共にデー
タ1ビットに対応する送信信号の送信幅を1ビットに満
たない幅とする送信回路と、送信回路からの送信信号を
リーダライタへ送信する送信アンテナとを備えたもので
ある。
Cカードは、リーダライタから送信される信号を受信す
るための受信アンテナと、受信アンテナで受信された受
信信号を復調して受信データ信号に変換する受信回路
と、受信回路で変換された受信データ信号に基づいてデ
ータ処理を行う制御回路と、制御回路から出力された送
信データ信号に基づいて送信信号を形成すると共にデー
タ1ビットに対応する送信信号の送信幅を1ビットに満
たない幅とする送信回路と、送信回路からの送信信号を
リーダライタへ送信する送信アンテナとを備えたもので
ある。
【0009】請求項2に係る非接触ICカードは、受信
アンテナで受信された受信信号を復調すると共に復調さ
れた受信信号をデータ1ビット幅を単位とする受信デー
タ信号に変換する受信回路を備えたものである。
アンテナで受信された受信信号を復調すると共に復調さ
れた受信信号をデータ1ビット幅を単位とする受信デー
タ信号に変換する受信回路を備えたものである。
【0010】請求項3に係る非接触ICカードは、受信
アンテナで受信された受信信号を増幅する増幅回路と、
増幅回路で増幅された受信信号を復調する検波回路と、
検波回路で復調された受信信号の強度が一定となるよう
に増幅回路のゲインを制御するオート・ゲイン・コント
ロール回路と、検波回路で復調された受信信号をデータ
1ビット幅を単位とする受信データ信号に変換するビッ
ト幅発生回路とを備えたものである。
アンテナで受信された受信信号を増幅する増幅回路と、
増幅回路で増幅された受信信号を復調する検波回路と、
検波回路で復調された受信信号の強度が一定となるよう
に増幅回路のゲインを制御するオート・ゲイン・コント
ロール回路と、検波回路で復調された受信信号をデータ
1ビット幅を単位とする受信データ信号に変換するビッ
ト幅発生回路とを備えたものである。
【0011】請求項4に係る非接触ICカードは、受信
アンテナで受信された受信信号を増幅して検波回路に出
力する第1の増幅回路と、変調回路からの送信信号を増
幅して送信アンテナに出力する第2の増幅回路と、検波
回路で復調された受信信号の強度が一定となるように第
1の増幅回路のゲインを制御すると共に第1の増幅回路
のゲインと同様に第2の増幅回路のゲインを制御するオ
ート・ゲイン・コントロール回路とを備えたものであ
る。
アンテナで受信された受信信号を増幅して検波回路に出
力する第1の増幅回路と、変調回路からの送信信号を増
幅して送信アンテナに出力する第2の増幅回路と、検波
回路で復調された受信信号の強度が一定となるように第
1の増幅回路のゲインを制御すると共に第1の増幅回路
のゲインと同様に第2の増幅回路のゲインを制御するオ
ート・ゲイン・コントロール回路とを備えたものであ
る。
【0012】請求項5に係る非接触ICカードは、デー
タ1ビットに対応する送信信号の送信幅を1ビットに満
たない幅として送信アンテナに出力する変調回路と、送
信信号を送信した後に前記送信アンテナに発生する自由
振動を抑制する自由振動抑制回路とを備えたものであ
る。
タ1ビットに対応する送信信号の送信幅を1ビットに満
たない幅として送信アンテナに出力する変調回路と、送
信信号を送信した後に前記送信アンテナに発生する自由
振動を抑制する自由振動抑制回路とを備えたものであ
る。
【0013】請求項6に係る非接触ICカードリーダラ
イタは、ICカードから送信される信号を受信するため
の受信アンテナと、受信アンテナで受信された受信信号
を復調して受信データ信号に変換する受信回路と、受信
回路で変換された受信データ信号に基づいてデータ処理
を行う制御回路と、制御回路から出力された送信データ
信号に基づいて送信信号を形成すると共にデータ1ビッ
トに対応する送信信号の送信幅を1ビットに満たない幅
とする送信回路と、送信回路からの送信信号をICカー
ドへ送信する送信アンテナとを備えたものである。
イタは、ICカードから送信される信号を受信するため
の受信アンテナと、受信アンテナで受信された受信信号
を復調して受信データ信号に変換する受信回路と、受信
回路で変換された受信データ信号に基づいてデータ処理
を行う制御回路と、制御回路から出力された送信データ
信号に基づいて送信信号を形成すると共にデータ1ビッ
トに対応する送信信号の送信幅を1ビットに満たない幅
とする送信回路と、送信回路からの送信信号をICカー
ドへ送信する送信アンテナとを備えたものである。
【0014】請求項7に係るリーダライタは、受信アン
テナで受信された受信信号を復調すると共に復調された
受信信号をデータ1ビット幅を単位とする受信データ信
号に変換する受信回路を備えたものである。
テナで受信された受信信号を復調すると共に復調された
受信信号をデータ1ビット幅を単位とする受信データ信
号に変換する受信回路を備えたものである。
【0015】請求項8に係るリーダライタは、受信アン
テナで受信された受信信号を増幅する増幅回路と、増幅
回路で増幅された受信信号を復調する検波回路と、検波
回路で復調された受信信号の強度が一定となるように増
幅回路のゲインを制御するオート・ゲイン・コントロー
ル回路と、検波回路で復調された受信信号をデータ1ビ
ット幅を単位とする受信データ信号に変換するビット幅
発生回路とを備えたものである。
テナで受信された受信信号を増幅する増幅回路と、増幅
回路で増幅された受信信号を復調する検波回路と、検波
回路で復調された受信信号の強度が一定となるように増
幅回路のゲインを制御するオート・ゲイン・コントロー
ル回路と、検波回路で復調された受信信号をデータ1ビ
ット幅を単位とする受信データ信号に変換するビット幅
発生回路とを備えたものである。
【0016】請求項9に係るリーダライタは、受信アン
テナで受信された受信信号を増幅して検波回路に出力す
る第1の増幅回路と、変調回路からの送信信号を増幅し
て送信アンテナに出力する第2の増幅回路と、検波回路
で復調された受信信号の強度が一定となるように第1の
増幅回路のゲインを制御すると共に第1の増幅回路のゲ
インと同様に第2の増幅回路のゲインを制御するオート
・ゲイン・コントロール回路とを備えたものである。
テナで受信された受信信号を増幅して検波回路に出力す
る第1の増幅回路と、変調回路からの送信信号を増幅し
て送信アンテナに出力する第2の増幅回路と、検波回路
で復調された受信信号の強度が一定となるように第1の
増幅回路のゲインを制御すると共に第1の増幅回路のゲ
インと同様に第2の増幅回路のゲインを制御するオート
・ゲイン・コントロール回路とを備えたものである。
【0017】請求項10に係るリーダライタは、データ
1ビットに対応する送信信号の送信幅を1ビットに満た
ない幅として送信アンテナに出力する変調回路と、送信
信号を送信した後に前記送信アンテナに発生する自由振
動を抑制する自由振動抑制回路とを備えたものである。
1ビットに対応する送信信号の送信幅を1ビットに満た
ない幅として送信アンテナに出力する変調回路と、送信
信号を送信した後に前記送信アンテナに発生する自由振
動を抑制する自由振動抑制回路とを備えたものである。
【0018】また、請求項11に係るデータ伝送方法
は、第1番目のデータをダミーデータとするデータ列を
非接触ICカードからリーダライタへ送信し、ICカー
ドから受信したダミーデータの強度が所定の値となるよ
うにリーダライタの受信信号の増幅のゲインを制御し、
ダミーデータに続くデータ列をICカードから受信する
方法である。
は、第1番目のデータをダミーデータとするデータ列を
非接触ICカードからリーダライタへ送信し、ICカー
ドから受信したダミーデータの強度が所定の値となるよ
うにリーダライタの受信信号の増幅のゲインを制御し、
ダミーデータに続くデータ列をICカードから受信する
方法である。
【0019】
【作用】請求項1に係る非接触ICカードにおいては、
送信回路がデータ1ビットに対応する送信信号の送信幅
を1ビットに満たない幅として送信アンテナに出力す
る。請求項2に係る非接触ICカードにおいては、受信
回路が受信アンテナで受信された受信信号を復調すると
共に復調された受信信号をデータ1ビット幅を単位とす
る受信データ信号に変換する。請求項3に係る非接触I
Cカードにおいては、オート・ゲイン・コントロール回
路が検波回路で復調された受信信号の強度を一定とする
ように増幅回路のゲインを制御すると共にビット幅発生
回路が検波回路で復調された受信信号をデータ1ビット
幅を単位とする受信データ信号に変換する。請求項4に
係る非接触ICカードにおいては、オート・ゲイン・コ
ントロール回路が検波回路で復調された受信信号の強度
を一定とするように第1の増幅回路のゲインを制御する
と共に第1の増幅回路のゲインと同様に第2の増幅回路
のゲインを制御する。請求項5に係る非接触ICカード
においては、変調回路がデータ1ビットに対応する送信
信号の送信幅を1ビットに満たない幅として送信アンテ
ナに出力すると共に自由振動抑制回路が送信アンテナに
発生する自由振動を抑制する。
送信回路がデータ1ビットに対応する送信信号の送信幅
を1ビットに満たない幅として送信アンテナに出力す
る。請求項2に係る非接触ICカードにおいては、受信
回路が受信アンテナで受信された受信信号を復調すると
共に復調された受信信号をデータ1ビット幅を単位とす
る受信データ信号に変換する。請求項3に係る非接触I
Cカードにおいては、オート・ゲイン・コントロール回
路が検波回路で復調された受信信号の強度を一定とする
ように増幅回路のゲインを制御すると共にビット幅発生
回路が検波回路で復調された受信信号をデータ1ビット
幅を単位とする受信データ信号に変換する。請求項4に
係る非接触ICカードにおいては、オート・ゲイン・コ
ントロール回路が検波回路で復調された受信信号の強度
を一定とするように第1の増幅回路のゲインを制御する
と共に第1の増幅回路のゲインと同様に第2の増幅回路
のゲインを制御する。請求項5に係る非接触ICカード
においては、変調回路がデータ1ビットに対応する送信
信号の送信幅を1ビットに満たない幅として送信アンテ
ナに出力すると共に自由振動抑制回路が送信アンテナに
発生する自由振動を抑制する。
【0020】請求項6に係る非接触ICカードリーダラ
イタにおいては、送信回路がデータ1ビットに対応する
送信信号の送信幅を1ビットに満たない幅として送信ア
ンテナに出力する。請求項7に係るリーダライタにおい
ては、受信回路が受信アンテナで受信された受信信号を
復調すると共に復調された受信信号をデータ1ビット幅
を単位とする受信データ信号に変換する。請求項8に係
るリーダライタにおいては、オート・ゲイン・コントロ
ール回路が検波回路で復調された受信信号の強度を一定
とするように増幅回路のゲインを制御すると共にビット
幅発生回路が検波回路で復調された受信信号をデータ1
ビット幅を単位とする受信データ信号に変換する。請求
項9に係るリーダライタにおいては、オート・ゲイン・
コントロール回路が検波回路で復調された受信信号の強
度を一定とするように第1の増幅回路のゲインを制御す
ると共に第1の増幅回路のゲインと同様に第2の増幅回
路のゲインを制御する。請求項10に係るリーダライタ
においては、変調回路がデータ1ビットに対応する送信
信号の送信幅を1ビットに満たない幅として送信アンテ
ナに出力すると共に自由振動抑制回路が送信アンテナに
発生する自由振動を抑制する。
イタにおいては、送信回路がデータ1ビットに対応する
送信信号の送信幅を1ビットに満たない幅として送信ア
ンテナに出力する。請求項7に係るリーダライタにおい
ては、受信回路が受信アンテナで受信された受信信号を
復調すると共に復調された受信信号をデータ1ビット幅
を単位とする受信データ信号に変換する。請求項8に係
るリーダライタにおいては、オート・ゲイン・コントロ
ール回路が検波回路で復調された受信信号の強度を一定
とするように増幅回路のゲインを制御すると共にビット
幅発生回路が検波回路で復調された受信信号をデータ1
ビット幅を単位とする受信データ信号に変換する。請求
項9に係るリーダライタにおいては、オート・ゲイン・
コントロール回路が検波回路で復調された受信信号の強
度を一定とするように第1の増幅回路のゲインを制御す
ると共に第1の増幅回路のゲインと同様に第2の増幅回
路のゲインを制御する。請求項10に係るリーダライタ
においては、変調回路がデータ1ビットに対応する送信
信号の送信幅を1ビットに満たない幅として送信アンテ
ナに出力すると共に自由振動抑制回路が送信アンテナに
発生する自由振動を抑制する。
【0021】また、請求項11に係るデータ伝送方法に
おいては、非接触ICカードから送信されるデータ列の
第1番目のデータをダミーデータとしてこのダミーデー
タの受信強度が所定の値となるようにリーダライタの受
信信号の増幅のゲインを制御する。
おいては、非接触ICカードから送信されるデータ列の
第1番目のデータをダミーデータとしてこのダミーデー
タの受信強度が所定の値となるようにリーダライタの受
信信号の増幅のゲインを制御する。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1にこの発明の第1実施例に係る非接触
ICカードリーダライタを用いたデータ伝送システムを
示す。外部機器3に非接触ICカードリーダライタ1A
が接続され、このリーダライタ1Aの近傍に非接触IC
カード2が位置している。外部機器3は、リーダライタ
1Aに信号伝送に関するコマンドを送出すると共にリー
ダライタ1AからICカード2との交信結果等を受け取
る。リーダライタ1Aは、電波を送信するための送信ア
ンテナ11と電波を受信するための受信アンテナ13と
を有しており、送信アンテナ11には送信回路12A
が、受信アンテナ13には受信回路14がそれぞれ接続
されている。送信回路12A及び受信回路14にUAR
T15が接続され、さらにUART15に制御回路16
が接続されている。この制御回路16が入出力回路17
を介して外部機器3に接続されている。一方、ICカー
ド2は、リーダライタ1Aと同様に送信アンテナ21と
受信アンテナ23とを有しており、送信アンテナ21に
は送信回路22が、受信アンテナ23には受信回路24
がそれぞれ接続されている。送信回路22及び受信回路
24にUART25が接続され、さらにUART25に
制御回路26が接続されている。
て説明する。図1にこの発明の第1実施例に係る非接触
ICカードリーダライタを用いたデータ伝送システムを
示す。外部機器3に非接触ICカードリーダライタ1A
が接続され、このリーダライタ1Aの近傍に非接触IC
カード2が位置している。外部機器3は、リーダライタ
1Aに信号伝送に関するコマンドを送出すると共にリー
ダライタ1AからICカード2との交信結果等を受け取
る。リーダライタ1Aは、電波を送信するための送信ア
ンテナ11と電波を受信するための受信アンテナ13と
を有しており、送信アンテナ11には送信回路12A
が、受信アンテナ13には受信回路14がそれぞれ接続
されている。送信回路12A及び受信回路14にUAR
T15が接続され、さらにUART15に制御回路16
が接続されている。この制御回路16が入出力回路17
を介して外部機器3に接続されている。一方、ICカー
ド2は、リーダライタ1Aと同様に送信アンテナ21と
受信アンテナ23とを有しており、送信アンテナ21に
は送信回路22が、受信アンテナ23には受信回路24
がそれぞれ接続されている。送信回路22及び受信回路
24にUART25が接続され、さらにUART25に
制御回路26が接続されている。
【0023】送信回路12Aの回路ブロック図を図2に
示す。クロック信号を発生する発振器124に分周器1
23が接続されている。分周器123は、発振器124
で発生されたクロック信号を搬送波の周波数の搬送波ク
ロック信号に変換するためのものであり、クロック信号
の周波数と搬送波の周波数との関係によっては分周器1
23の代わりに逓倍器が用いられる。分周器123に変
調回路122が接続されている。変調回路122には送
信幅設定回路125と電力増幅回路121とが接続され
ると共にUART15が接続されている。送信幅設定回
路125は、変調回路122で形成される変調信号の幅
を所望の値に設定する回路である。
示す。クロック信号を発生する発振器124に分周器1
23が接続されている。分周器123は、発振器124
で発生されたクロック信号を搬送波の周波数の搬送波ク
ロック信号に変換するためのものであり、クロック信号
の周波数と搬送波の周波数との関係によっては分周器1
23の代わりに逓倍器が用いられる。分周器123に変
調回路122が接続されている。変調回路122には送
信幅設定回路125と電力増幅回路121とが接続され
ると共にUART15が接続されている。送信幅設定回
路125は、変調回路122で形成される変調信号の幅
を所望の値に設定する回路である。
【0024】次に、この実施例におけるデータの送信動
作について図3のタイミングチャートを参照して説明す
る。まず、制御回路16からパラレルデータS3がUA
RT15へ送られ、ここでシリアルデータS4に変換さ
れて送信回路12Aへ伝送される。送信回路12Aで
は、発振器124により発生されたクロック信号が分周
器123により搬送波クロック信号S5に変換されて変
調回路122に供給され、ここでUART15からのシ
リアルデータS4で変調される。このとき、送信幅設定
回路125により図3のパルスP1で示される送信幅T
4だけ変調信号が形成される。この送信幅T4は、デー
タ1ビット幅T5より小さく設定されている。このよう
にして形成された変調信号は電力増幅回路121で増幅
された後、送信信号S6として送信アンテナ11へ送ら
れ、送信アンテナ11から送信電波W4が送出される。
作について図3のタイミングチャートを参照して説明す
る。まず、制御回路16からパラレルデータS3がUA
RT15へ送られ、ここでシリアルデータS4に変換さ
れて送信回路12Aへ伝送される。送信回路12Aで
は、発振器124により発生されたクロック信号が分周
器123により搬送波クロック信号S5に変換されて変
調回路122に供給され、ここでUART15からのシ
リアルデータS4で変調される。このとき、送信幅設定
回路125により図3のパルスP1で示される送信幅T
4だけ変調信号が形成される。この送信幅T4は、デー
タ1ビット幅T5より小さく設定されている。このよう
にして形成された変調信号は電力増幅回路121で増幅
された後、送信信号S6として送信アンテナ11へ送ら
れ、送信アンテナ11から送信電波W4が送出される。
【0025】従って、送信アンテナ11から送信幅T4
の電波が送出された後に自由振動が発生するために実際
の送信電波が図3のW4のような波形となっても、デー
タ1ビットに対応する送信電波の幅T6をデータ1ビッ
ト幅T5より小さくすることができる。このため、この
ような電波W4を受信したICカード2は正常にデータ
の復調を行うことが可能となる。
の電波が送出された後に自由振動が発生するために実際
の送信電波が図3のW4のような波形となっても、デー
タ1ビットに対応する送信電波の幅T6をデータ1ビッ
ト幅T5より小さくすることができる。このため、この
ような電波W4を受信したICカード2は正常にデータ
の復調を行うことが可能となる。
【0026】なお、送信幅T4の設定については、この
幅が小さすぎると送信電波W4を受けるICカード2が
電波を検出できなくなり、大きすぎると送信アンテナ1
1内に自由振動が発生したときに送信電波W4の幅T6
がデータ1ビット幅T5を越えてICカード2が復調エ
ラーを生じてしまう。
幅が小さすぎると送信電波W4を受けるICカード2が
電波を検出できなくなり、大きすぎると送信アンテナ1
1内に自由振動が発生したときに送信電波W4の幅T6
がデータ1ビット幅T5を越えてICカード2が復調エ
ラーを生じてしまう。
【0027】また、リーダライタ1の送信出力が大きく
且つ受信感度が良いほどICカード2との通信距離を延
ばすことができる。しかしながら、リーダライタ1Aの
送信出力が大きい場合、ICカード2を近付けすぎると
送信アンテナ11内の自由振動が大きくなるために通信
エラーを起こしてしまう。同様に、リーダライタ1Aが
電波を受信する場合でも、受信感度が良すぎるとICカ
ード2を近付けたときに増幅のレンジを越えて通信エラ
ーを起こすことになる。従って、近距離から遠距離まで
安定して通信するためには、送信出力及び受信感度を通
信距離に応じて調節する必要がある。
且つ受信感度が良いほどICカード2との通信距離を延
ばすことができる。しかしながら、リーダライタ1Aの
送信出力が大きい場合、ICカード2を近付けすぎると
送信アンテナ11内の自由振動が大きくなるために通信
エラーを起こしてしまう。同様に、リーダライタ1Aが
電波を受信する場合でも、受信感度が良すぎるとICカ
ード2を近付けたときに増幅のレンジを越えて通信エラ
ーを起こすことになる。従って、近距離から遠距離まで
安定して通信するためには、送信出力及び受信感度を通
信距離に応じて調節する必要がある。
【0028】送信出力の調節は、従来、振幅を調節する
ことにより行っていた。例えば、通常時にリーダライタ
1Aから50vの振幅で電波を送信するシステムにおい
て、ICカード2がリーダライタ1Aと10cm以内の
距離に近付くと通信エラーを引き起こす場合、振幅を2
0vに下げることにより10cm以内の距離でも通信可
能となる。しかしながら、振幅を下げた場合には通信可
能距離が極端に短くなってしまう。
ことにより行っていた。例えば、通常時にリーダライタ
1Aから50vの振幅で電波を送信するシステムにおい
て、ICカード2がリーダライタ1Aと10cm以内の
距離に近付くと通信エラーを引き起こす場合、振幅を2
0vに下げることにより10cm以内の距離でも通信可
能となる。しかしながら、振幅を下げた場合には通信可
能距離が極端に短くなってしまう。
【0029】これに対して、この実施例では、振幅はそ
のままで送信幅を短くするため、送信出力をそれほど落
とすことなく送信アンテナ11内に発生する自由振動を
抑制することができる。従って、通信距離に応じて電波
の振幅を調節しなくても、近距離から遠距離まで安定し
た通信が可能となる。
のままで送信幅を短くするため、送信出力をそれほど落
とすことなく送信アンテナ11内に発生する自由振動を
抑制することができる。従って、通信距離に応じて電波
の振幅を調節しなくても、近距離から遠距離まで安定し
た通信が可能となる。
【0030】第2実施例に係る非接触ICカードリーダ
ライタの送信回路の要部を図4に示す。UART15に
送信幅設定回路225を介して変調回路222が接続さ
れ、変調回路222に電力増幅回路221が接続されて
いる。送信幅設定回路225はUART15からのシリ
アルデータS4の立下りエッジを検出してタイマあるい
は単安定マルチバイブレータによりデータ1ビット幅T
5より小さい送信幅T7を有するパルス信号S7を変調
回路222へ出力する。変調回路222はナンド回路2
22aから構成されている。電力増幅回路221は変調
回路222からの出力信号S8によりオン/オフ駆動さ
れるトランジスタ221aとこのトランジスタ221a
に接続された抵抗221bとを有している。トランジス
タ221aにより自由振動抑制回路が形成されている。
ライタの送信回路の要部を図4に示す。UART15に
送信幅設定回路225を介して変調回路222が接続さ
れ、変調回路222に電力増幅回路221が接続されて
いる。送信幅設定回路225はUART15からのシリ
アルデータS4の立下りエッジを検出してタイマあるい
は単安定マルチバイブレータによりデータ1ビット幅T
5より小さい送信幅T7を有するパルス信号S7を変調
回路222へ出力する。変調回路222はナンド回路2
22aから構成されている。電力増幅回路221は変調
回路222からの出力信号S8によりオン/オフ駆動さ
れるトランジスタ221aとこのトランジスタ221a
に接続された抵抗221bとを有している。トランジス
タ221aにより自由振動抑制回路が形成されている。
【0031】この送信回路の動作について図5のタイミ
ングチャートを参照して説明する。UART15からシ
リアルデータS4が送信幅設定回路225に出力される
と、シリアルデータS4の立下りエッジに同期した送信
幅T7のパルス信号S7が送信幅設定回路225から変
調回路222へ出力される。変調回路222では、この
パルス信号S7と搬送波クロック信号S5とのナンドを
とることによって変調信号S8が形成される。この変調
信号S8に基づいて電力増幅回路221のトランジスタ
221aがオン/オフ駆動され、これにより電力増幅回
路221に接続された送信アンテナ11から送信電波W
5が送出される。
ングチャートを参照して説明する。UART15からシ
リアルデータS4が送信幅設定回路225に出力される
と、シリアルデータS4の立下りエッジに同期した送信
幅T7のパルス信号S7が送信幅設定回路225から変
調回路222へ出力される。変調回路222では、この
パルス信号S7と搬送波クロック信号S5とのナンドを
とることによって変調信号S8が形成される。この変調
信号S8に基づいて電力増幅回路221のトランジスタ
221aがオン/オフ駆動され、これにより電力増幅回
路221に接続された送信アンテナ11から送信電波W
5が送出される。
【0032】ここで、送信アンテナ11から電波を送出
しないとき、すなわちパルス信号S7がLレベルのとき
には、変調信号S8がHレベルとなってトランジスタ2
21aがオン状態となる。従って、パルス信号S7がH
レベルからLレベルに立ち下がった後に送信アンテナ1
1内に電流が残っていても、その電流は抵抗221b及
びトランジスタ221aを介してグラウンドに流れるた
め、自由振動が抑制される。その結果、図5に示される
ように、パルス信号S7により設定される送信幅T7だ
け電波W5を送出することが可能となる。
しないとき、すなわちパルス信号S7がLレベルのとき
には、変調信号S8がHレベルとなってトランジスタ2
21aがオン状態となる。従って、パルス信号S7がH
レベルからLレベルに立ち下がった後に送信アンテナ1
1内に電流が残っていても、その電流は抵抗221b及
びトランジスタ221aを介してグラウンドに流れるた
め、自由振動が抑制される。その結果、図5に示される
ように、パルス信号S7により設定される送信幅T7だ
け電波W5を送出することが可能となる。
【0033】変調信号を得る方法として変調回路のナン
ド回路222aの代わりにアンド回路を用いる方法も考
えられるが、この場合図5に示されるように上述した変
調信号S8とは極性の異なる変調信号S9が得られるた
め、送信アンテナ11から電波を送出しないときにトラ
ンジスタ221aがオフ状態となる。従って、送信アン
テナ11内に電流が残っていると、これをグラウンドに
流すことができずに送信アンテナ11内に自由振動が発
生してしまう。図2あるいは図4に示される送信回路
は、リーダライタ1Aのみならず、ICカード2に搭載
することもできる。このようにすれば、ICカード2か
らリーダライタ1Aへの送信時にICカード2の送信ア
ンテナ21内に発生する自由振動の影響を抑制すること
が可能となる。
ド回路222aの代わりにアンド回路を用いる方法も考
えられるが、この場合図5に示されるように上述した変
調信号S8とは極性の異なる変調信号S9が得られるた
め、送信アンテナ11から電波を送出しないときにトラ
ンジスタ221aがオフ状態となる。従って、送信アン
テナ11内に電流が残っていると、これをグラウンドに
流すことができずに送信アンテナ11内に自由振動が発
生してしまう。図2あるいは図4に示される送信回路
は、リーダライタ1Aのみならず、ICカード2に搭載
することもできる。このようにすれば、ICカード2か
らリーダライタ1Aへの送信時にICカード2の送信ア
ンテナ21内に発生する自由振動の影響を抑制すること
が可能となる。
【0034】また、リーダライタ1Aの受信回路14の
代わりに図6に示されるような受信回路14Aを備える
ことができる。この受信回路14Aは、受信アンテナ1
3に高周波増幅回路141を介して接続された検波回路
142を有している。検波回路142にはノーマルモー
ドノイズを除去するパッシブフィルタ144及びコモン
モードノイズを除去するアクティブフィルタ145を介
して低周波増幅回路143が接続されている。低周波増
幅回路143にはパッシブフィルタ149及びアナログ
信号をデジタル信号に変換する波形整形回路146を介
してビット幅発生回路147が接続されている。ビット
幅発生回路147は波形整形回路146からのデジタル
信号をデータ1ビット幅を単位とする受信データ信号に
変換してUART15へ出力する。また、検波回路14
2には、電波の入力レベルに応じて高周波増幅回路14
1の増幅率を制御するAGC(オート・ゲイン・コント
ロール)回路148が接続されている。
代わりに図6に示されるような受信回路14Aを備える
ことができる。この受信回路14Aは、受信アンテナ1
3に高周波増幅回路141を介して接続された検波回路
142を有している。検波回路142にはノーマルモー
ドノイズを除去するパッシブフィルタ144及びコモン
モードノイズを除去するアクティブフィルタ145を介
して低周波増幅回路143が接続されている。低周波増
幅回路143にはパッシブフィルタ149及びアナログ
信号をデジタル信号に変換する波形整形回路146を介
してビット幅発生回路147が接続されている。ビット
幅発生回路147は波形整形回路146からのデジタル
信号をデータ1ビット幅を単位とする受信データ信号に
変換してUART15へ出力する。また、検波回路14
2には、電波の入力レベルに応じて高周波増幅回路14
1の増幅率を制御するAGC(オート・ゲイン・コント
ロール)回路148が接続されている。
【0035】この受信回路14Aの動作について図7の
タイミングチャートを参照して説明する。ICカード2
からデータ信号S10に基づいて電波W6が送出され
る。ここで、ICカード2は図4に示したような送信回
路を備えており、データ1ビット幅T5より小さい送信
幅T8の電波W6を送出するものとする。この電波W6
がリーダライタの受信アンテナ13で受信され、受信回
路14Aの高周波増幅回路141で増幅された後、検波
回路142で復調され、検波出力S11が得られる。こ
のとき、AGC回路148によって高周波増幅回路14
1の増幅率が制御され、電波W6の入力レベルに拘わら
ずに一定の強度の検波出力S11が得られるようになっ
ている。
タイミングチャートを参照して説明する。ICカード2
からデータ信号S10に基づいて電波W6が送出され
る。ここで、ICカード2は図4に示したような送信回
路を備えており、データ1ビット幅T5より小さい送信
幅T8の電波W6を送出するものとする。この電波W6
がリーダライタの受信アンテナ13で受信され、受信回
路14Aの高周波増幅回路141で増幅された後、検波
回路142で復調され、検波出力S11が得られる。こ
のとき、AGC回路148によって高周波増幅回路14
1の増幅率が制御され、電波W6の入力レベルに拘わら
ずに一定の強度の検波出力S11が得られるようになっ
ている。
【0036】検波出力S11は、パッシブフィルタ14
4及びアクティブフィルタ145によりノイズが除去さ
れた後、低周波増幅回路143で増幅される。なお、オ
ペアンプを用いて低周波増幅を行えば、低周波増幅と同
時にフィルタリングもなされるので、低周波増幅回路1
43、パッシブフィルタ144及びアクティブフィルタ
145を一つの素子で形成することができる。低周波増
幅回路143で増幅された信号は、さらにパッシブフィ
ルタ149でフィルタリングされた後、波形整形回路1
46でデジタル信号S12に変換される。波形整形回路
146にCMOS素子を用いる場合には、電源電圧をV
ccとして波形整形回路146の入力をVcc/2まで
増幅しておく必要がある。
4及びアクティブフィルタ145によりノイズが除去さ
れた後、低周波増幅回路143で増幅される。なお、オ
ペアンプを用いて低周波増幅を行えば、低周波増幅と同
時にフィルタリングもなされるので、低周波増幅回路1
43、パッシブフィルタ144及びアクティブフィルタ
145を一つの素子で形成することができる。低周波増
幅回路143で増幅された信号は、さらにパッシブフィ
ルタ149でフィルタリングされた後、波形整形回路1
46でデジタル信号S12に変換される。波形整形回路
146にCMOS素子を用いる場合には、電源電圧をV
ccとして波形整形回路146の入力をVcc/2まで
増幅しておく必要がある。
【0037】波形整形回路146の出力信号S12はビ
ット幅発生回路147に入力され、ここでデータ1ビッ
ト幅T5を単位とする受信データ信号S13に変換され
る。このビット幅発生回路147はタイマ、単安定マル
チバイブレータあるいはシフトレジスタ等から構成する
ことができる。このようにして形成された受信データ信
号S13はUART15へ伝送される。
ット幅発生回路147に入力され、ここでデータ1ビッ
ト幅T5を単位とする受信データ信号S13に変換され
る。このビット幅発生回路147はタイマ、単安定マル
チバイブレータあるいはシフトレジスタ等から構成する
ことができる。このようにして形成された受信データ信
号S13はUART15へ伝送される。
【0038】以上のように、受信回路14Aにビット幅
発生回路147を設けることにより、ICカード2から
のデータ送信時に送信アンテナ21内に自由振動が生じ
ても正確な復調を行うことができるようになる。
発生回路147を設けることにより、ICカード2から
のデータ送信時に送信アンテナ21内に自由振動が生じ
ても正確な復調を行うことができるようになる。
【0039】なお、ICカード2がリーダライタ1Aに
近い距離にある場合には、リーダライタ1Aの受信アン
テナ11はいきなりICカード2から強い電波を受信す
ることになる。ここで、リーダライタ1Aの受信回路1
4AのAGC回路148のコントロールスピードが問題
となる。すなわち、受信電波が強すぎる場合には高周波
増幅回路141の増幅率を調整するのに時間を要するた
め、データの最初のビットから正確に復調することがで
きない恐れがある。AGC回路148の動作速度を上げ
ることは、可能ではあるが、技術的に困難であり装置も
高価なものとなる。
近い距離にある場合には、リーダライタ1Aの受信アン
テナ11はいきなりICカード2から強い電波を受信す
ることになる。ここで、リーダライタ1Aの受信回路1
4AのAGC回路148のコントロールスピードが問題
となる。すなわち、受信電波が強すぎる場合には高周波
増幅回路141の増幅率を調整するのに時間を要するた
め、データの最初のビットから正確に復調することがで
きない恐れがある。AGC回路148の動作速度を上げ
ることは、可能ではあるが、技術的に困難であり装置も
高価なものとなる。
【0040】そこで、図8に示されるような方法を採る
ことにより、汎用のAGC回路148を用いながらも正
確なデータ復調を行うことができる。ICカード2はデ
ータ列の第1番目のデータをダミーデータD1としてリ
ーダライタ1Aへ送信する。リーダライタ1Aは、IC
カード2から受信したダミーデータD1を用いて粗いゲ
イン・コントロールを行う。すなわち、受信回路14A
のAGC回路148はICカード2から受信されたデー
タ列の第1番目のダミーデータD1の強度が所定の値と
なるように高周波増幅回路141の増幅率を制御する。
その後は、データ列の各データを受信する毎にAGC回
路141により高周波増幅回路141の増幅率の微調整
を行う。このようにすることにより、安定して正確なデ
ータ復調を行うことが可能となる。
ことにより、汎用のAGC回路148を用いながらも正
確なデータ復調を行うことができる。ICカード2はデ
ータ列の第1番目のデータをダミーデータD1としてリ
ーダライタ1Aへ送信する。リーダライタ1Aは、IC
カード2から受信したダミーデータD1を用いて粗いゲ
イン・コントロールを行う。すなわち、受信回路14A
のAGC回路148はICカード2から受信されたデー
タ列の第1番目のダミーデータD1の強度が所定の値と
なるように高周波増幅回路141の増幅率を制御する。
その後は、データ列の各データを受信する毎にAGC回
路141により高周波増幅回路141の増幅率の微調整
を行う。このようにすることにより、安定して正確なデ
ータ復調を行うことが可能となる。
【0041】図6に示される受信回路は、リーダライタ
1Aのみならず、ICカード2に搭載することもでき
る。このようにすれば、ICカード2においてもリーダ
ライタ1Aから送信されたデータを正確に復調すること
が可能となる。
1Aのみならず、ICカード2に搭載することもでき
る。このようにすれば、ICカード2においてもリーダ
ライタ1Aから送信されたデータを正確に復調すること
が可能となる。
【0042】また、図9に示されるように、リーダライ
タ1Aに受信回路14Aと送信回路12Bとを設け、受
信回路14AのAGC回路148の出力に基づいて送信
回路12Bの電力増幅回路121Bの増幅率を調整する
ように構成することもできる。このようにすれば、IC
カード2との距離に応じてリーダライタ1Aから送信さ
れる電波の強さを自動的に制御することが可能となり、
リーダライタ1AとICカード2との距離が近くても遠
くても安定した交信をすることができる。
タ1Aに受信回路14Aと送信回路12Bとを設け、受
信回路14AのAGC回路148の出力に基づいて送信
回路12Bの電力増幅回路121Bの増幅率を調整する
ように構成することもできる。このようにすれば、IC
カード2との距離に応じてリーダライタ1Aから送信さ
れる電波の強さを自動的に制御することが可能となり、
リーダライタ1AとICカード2との距離が近くても遠
くても安定した交信をすることができる。
【0043】図9に示した受信回路及び送信回路をIC
カード2に搭載することもでき、同様の効果を得ること
ができる。
カード2に搭載することもでき、同様の効果を得ること
ができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る非
接触ICカードは、リーダライタから送信される信号を
受信するための受信アンテナと、受信アンテナで受信さ
れた受信信号を復調して受信データ信号に変換する受信
回路と、受信回路で変換された受信データ信号に基づい
てデータ処理を行う制御回路と、制御回路から出力され
た送信データ信号に基づいて送信信号を形成すると共に
データ1ビットに対応する送信信号の送信幅を1ビット
に満たない幅とする送信回路と、送信回路からの送信信
号をリーダライタへ送信する送信アンテナとを備えてい
るので、データを正確に伝送することが可能となる。
接触ICカードは、リーダライタから送信される信号を
受信するための受信アンテナと、受信アンテナで受信さ
れた受信信号を復調して受信データ信号に変換する受信
回路と、受信回路で変換された受信データ信号に基づい
てデータ処理を行う制御回路と、制御回路から出力され
た送信データ信号に基づいて送信信号を形成すると共に
データ1ビットに対応する送信信号の送信幅を1ビット
に満たない幅とする送信回路と、送信回路からの送信信
号をリーダライタへ送信する送信アンテナとを備えてい
るので、データを正確に伝送することが可能となる。
【0045】請求項2に係る非接触ICカードは、受信
アンテナで受信された受信信号を復調すると共に復調さ
れた受信信号をデータ1ビット幅を単位とする受信デー
タ信号に変換する受信回路を備えているので、データの
正確な復調が可能となる。
アンテナで受信された受信信号を復調すると共に復調さ
れた受信信号をデータ1ビット幅を単位とする受信デー
タ信号に変換する受信回路を備えているので、データの
正確な復調が可能となる。
【0046】請求項3に係る非接触ICカードは、受信
アンテナで受信された受信信号を増幅する増幅回路と、
増幅回路で増幅された受信信号を復調する検波回路と、
検波回路で復調された受信信号の強度が一定となるよう
に増幅回路のゲインを制御するオート・ゲイン・コント
ロール回路と、検波回路で復調された受信信号をデータ
1ビット幅を単位とする受信データ信号に変換するビッ
ト幅発生回路とを備えているので、リーダライタとの距
離に拘わらずに安定した復調が可能となる。
アンテナで受信された受信信号を増幅する増幅回路と、
増幅回路で増幅された受信信号を復調する検波回路と、
検波回路で復調された受信信号の強度が一定となるよう
に増幅回路のゲインを制御するオート・ゲイン・コント
ロール回路と、検波回路で復調された受信信号をデータ
1ビット幅を単位とする受信データ信号に変換するビッ
ト幅発生回路とを備えているので、リーダライタとの距
離に拘わらずに安定した復調が可能となる。
【0047】請求項4に係る非接触ICカードは、受信
アンテナで受信された受信信号を増幅して検波回路に出
力する第1の増幅回路と、変調回路からの送信信号を増
幅して送信アンテナに出力する第2の増幅回路と、検波
回路で復調された受信信号の強度が一定となるように第
1の増幅回路のゲインを制御すると共に第1の増幅回路
のゲインと同様に第2の増幅回路のゲインを制御するオ
ート・ゲイン・コントロール回路とを備えているので、
リーダライタとの距離に拘わらずに安定した交信をする
ことができる。
アンテナで受信された受信信号を増幅して検波回路に出
力する第1の増幅回路と、変調回路からの送信信号を増
幅して送信アンテナに出力する第2の増幅回路と、検波
回路で復調された受信信号の強度が一定となるように第
1の増幅回路のゲインを制御すると共に第1の増幅回路
のゲインと同様に第2の増幅回路のゲインを制御するオ
ート・ゲイン・コントロール回路とを備えているので、
リーダライタとの距離に拘わらずに安定した交信をする
ことができる。
【0048】請求項5に係る非接触ICカードは、デー
タ1ビットに対応する送信信号の送信幅を1ビットに満
たない幅として送信アンテナに出力する変調回路と、送
信信号を送信した後に前記送信アンテナに発生する自由
振動を抑制する自由振動抑制回路とを備えているので、
リーダライタへの送信時に送信アンテナ内に発生する自
由振動の影響を抑制することが可能となる。
タ1ビットに対応する送信信号の送信幅を1ビットに満
たない幅として送信アンテナに出力する変調回路と、送
信信号を送信した後に前記送信アンテナに発生する自由
振動を抑制する自由振動抑制回路とを備えているので、
リーダライタへの送信時に送信アンテナ内に発生する自
由振動の影響を抑制することが可能となる。
【0049】請求項6に係る非接触ICカードリーダラ
イタは、ICカードから送信される信号を受信するため
の受信アンテナと、受信アンテナで受信された受信信号
を復調して受信データ信号に変換する受信回路と、受信
回路で変換された受信データ信号に基づいてデータ処理
を行う制御回路と、制御回路から出力された送信データ
信号に基づいて送信信号を形成すると共にデータ1ビッ
トに対応する送信信号の送信幅を1ビットに満たない幅
とする送信回路と、送信回路からの送信信号をICカー
ドへ送信する送信アンテナとを備えているので、データ
を正確に伝送することが可能となる。
イタは、ICカードから送信される信号を受信するため
の受信アンテナと、受信アンテナで受信された受信信号
を復調して受信データ信号に変換する受信回路と、受信
回路で変換された受信データ信号に基づいてデータ処理
を行う制御回路と、制御回路から出力された送信データ
信号に基づいて送信信号を形成すると共にデータ1ビッ
トに対応する送信信号の送信幅を1ビットに満たない幅
とする送信回路と、送信回路からの送信信号をICカー
ドへ送信する送信アンテナとを備えているので、データ
を正確に伝送することが可能となる。
【0050】請求項7に係るリーダライタは、受信アン
テナで受信された受信信号を復調すると共に復調された
受信信号をデータ1ビット幅を単位とする受信データ信
号に変換する受信回路を備えているので、データの正確
な復調が可能となる。
テナで受信された受信信号を復調すると共に復調された
受信信号をデータ1ビット幅を単位とする受信データ信
号に変換する受信回路を備えているので、データの正確
な復調が可能となる。
【0051】請求項8に係るリーダライタは、受信アン
テナで受信された受信信号を増幅する増幅回路と、増幅
回路で増幅された受信信号を復調する検波回路と、検波
回路で復調された受信信号の強度が一定となるように増
幅回路のゲインを制御するオート・ゲイン・コントロー
ル回路と、検波回路で復調された受信信号をデータ1ビ
ット幅を単位とする受信データ信号に変換するビット幅
発生回路とを備えているので、ICカードとの距離に拘
わらずに安定した復調が可能となる。
テナで受信された受信信号を増幅する増幅回路と、増幅
回路で増幅された受信信号を復調する検波回路と、検波
回路で復調された受信信号の強度が一定となるように増
幅回路のゲインを制御するオート・ゲイン・コントロー
ル回路と、検波回路で復調された受信信号をデータ1ビ
ット幅を単位とする受信データ信号に変換するビット幅
発生回路とを備えているので、ICカードとの距離に拘
わらずに安定した復調が可能となる。
【0052】請求項9に係るリーダライタは、受信アン
テナで受信された受信信号を増幅して検波回路に出力す
る第1の増幅回路と、変調回路からの送信信号を増幅し
て送信アンテナに出力する第2の増幅回路と、検波回路
で復調された受信信号の強度が一定となるように第1の
増幅回路のゲインを制御すると共に第1の増幅回路のゲ
インと同様に第2の増幅回路のゲインを制御するオート
・ゲイン・コントロール回路とを備えているので、IC
カードとの距離に拘わらずに安定した交信をすることが
できる。
テナで受信された受信信号を増幅して検波回路に出力す
る第1の増幅回路と、変調回路からの送信信号を増幅し
て送信アンテナに出力する第2の増幅回路と、検波回路
で復調された受信信号の強度が一定となるように第1の
増幅回路のゲインを制御すると共に第1の増幅回路のゲ
インと同様に第2の増幅回路のゲインを制御するオート
・ゲイン・コントロール回路とを備えているので、IC
カードとの距離に拘わらずに安定した交信をすることが
できる。
【0053】請求項10に係るリーダライタは、データ
1ビットに対応する送信信号の送信幅を1ビットに満た
ない幅として送信アンテナに出力する変調回路と、送信
信号を送信した後に前記送信アンテナに発生する自由振
動を抑制する自由振動抑制回路とを備えているので、I
Cカードへの送信時に送信アンテナ内に発生する自由振
動の影響を抑制することが可能となる。
1ビットに対応する送信信号の送信幅を1ビットに満た
ない幅として送信アンテナに出力する変調回路と、送信
信号を送信した後に前記送信アンテナに発生する自由振
動を抑制する自由振動抑制回路とを備えているので、I
Cカードへの送信時に送信アンテナ内に発生する自由振
動の影響を抑制することが可能となる。
【0054】また、請求項11に係るデータ伝送方法
は、第1番目のデータをダミーデータとするデータ列を
非接触ICカードからリーダライタへ送信し、ICカー
ドから受信したダミーデータの強度が所定の値となるよ
うにリーダライタの受信信号の増幅のゲインを制御し、
ダミーデータに続くデータ列をICカードから受信する
ので、リーダライタとICカードとの距離が近くても遠
くても安定した交信をすることができる。
は、第1番目のデータをダミーデータとするデータ列を
非接触ICカードからリーダライタへ送信し、ICカー
ドから受信したダミーデータの強度が所定の値となるよ
うにリーダライタの受信信号の増幅のゲインを制御し、
ダミーデータに続くデータ列をICカードから受信する
ので、リーダライタとICカードとの距離が近くても遠
くても安定した交信をすることができる。
【図1】この発明の一実施例に係る非接触ICカードリ
ーダライタを用いたデータ伝送システムを示すブロック
図である。
ーダライタを用いたデータ伝送システムを示すブロック
図である。
【図2】図1のリーダライタで用いられた送信回路の内
部構成を示すブロック図である。
部構成を示すブロック図である。
【図3】図2の送信回路の動作を示すタイミングチャー
ト図である。
ト図である。
【図4】他の実施例に係る非接触ICカードリーダライ
タの送信回路の要部を示すブロック図である。
タの送信回路の要部を示すブロック図である。
【図5】図4の送信回路の動作を示すタイミングチャー
ト図である。
ト図である。
【図6】さらに他の実施例に係る非接触ICカードリー
ダライタの受信回路の内部構成を示すブロック図であ
る。
ダライタの受信回路の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図7】図6の受信回路の動作を示すタイミングチャー
ト図である。
ト図である。
【図8】この発明に係るデータ伝送方法における送信デ
ータの構成を示す図である。
ータの構成を示す図である。
【図9】他の実施例に係る非接触ICカードリーダライ
タの送信回路及び受信回路の要部を示すブロック図であ
る。
タの送信回路及び受信回路の要部を示すブロック図であ
る。
【図10】従来の非接触ICカード及び非接触ICカー
ドリーダライタを用いたデータ伝送システムを示すブロ
ック図である。
ドリーダライタを用いたデータ伝送システムを示すブロ
ック図である。
【図11】図10のリーダライタで用いられた受信回路
の内部構成を示すブロック図である。
の内部構成を示すブロック図である。
【図12】図10のリーダライタで用いられた送信回路
の内部構成を示すブロック図である。
の内部構成を示すブロック図である。
【図13】従来技術の問題点を示す波形図である。
1A リーダライタ 2 ICカード 11、21 送信アンテナ 12A、12B、22 送信回路 13、23 受信アンテナ 14、14A、24 受信回路 16、26 制御回路 121、221、121B 電力増幅回路 122、222 変調回路 125、225 送信幅設定回路 141 高周波増幅回路 142 検波回路 147 ビット幅発生回路 148 AGC回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、請求項11に係るデータ伝送方法
は、第1番目のデータをダミーデータとするデータ列を
非接触ICカードからリーダライタへ送信し、ICカー
ドから受信したダミーデータの強度が所定の値となるよ
うにリーダライタの受信信号の増幅のゲインを制御し、
ダミーデータに続くデータ列をICカードから受信する
方法である。請求項12及び13に係るICカードは、
それぞれ請求項1及び2のICカードにおいて信号の受
信と送信とを一つのアンテナで行うようにしたものであ
る。請求項14行う15に係るリーダライタは、それぞ
れ請求項6及び7において信号の受信と送信とを一つの
アンテナで行うようにしたものである。
は、第1番目のデータをダミーデータとするデータ列を
非接触ICカードからリーダライタへ送信し、ICカー
ドから受信したダミーデータの強度が所定の値となるよ
うにリーダライタの受信信号の増幅のゲインを制御し、
ダミーデータに続くデータ列をICカードから受信する
方法である。請求項12及び13に係るICカードは、
それぞれ請求項1及び2のICカードにおいて信号の受
信と送信とを一つのアンテナで行うようにしたものであ
る。請求項14行う15に係るリーダライタは、それぞ
れ請求項6及び7において信号の受信と送信とを一つの
アンテナで行うようにしたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】また、請求項11に係るデータ伝送方法に
おいては、非接触ICカードから送信されるデータ列の
第1番目のデータをダミーデータとしてこのダミーデー
タの受信強度が所定の値となるようにリーダライタの受
信信号の増幅のゲインを制御する。請求項12及び13
に係るICカードでは、信号の受信と送信とが共通の一
つのアンテナで行われる。請求項14及び15に係るリ
ーダライタでは、信号の受信と送信とが共通の一つのア
ンテナで行われる。
おいては、非接触ICカードから送信されるデータ列の
第1番目のデータをダミーデータとしてこのダミーデー
タの受信強度が所定の値となるようにリーダライタの受
信信号の増幅のゲインを制御する。請求項12及び13
に係るICカードでは、信号の受信と送信とが共通の一
つのアンテナで行われる。請求項14及び15に係るリ
ーダライタでは、信号の受信と送信とが共通の一つのア
ンテナで行われる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1にこの発明の第1実施例に係る非接触
ICカードリーダライタを用いたデータ伝送システムを
示す。外部機器3に非接触ICカードリーダライタ1A
が接続され、このリーダライタ1Aの近傍に非接触IC
カード2が位置している。外部機器3は、リーダライタ
1Aに信号伝送に関するコマンドを送出すると共にリー
ダライタ1AからICカード2との交信結果等を受け取
る。リーダライタ1Aは、電波を送信するための送信ア
ンテナ11と電波を受信するための受信アンテナ13と
を有しており、送信アンテナ11には送信回路12A
が、受信アンテナ13には受信回路14がそれぞれ接続
されている。送信回路12A及び受信回路14にUAR
T15が接続され、さらにUART15に制御回路16
が接続されている。この制御回路16が入出力回路17
を介して外部機器3に接続されている。一方、ICカー
ド2は、リーダライタ1Aと同様に送信アンテナ21と
受信アンテナ23とを有しており、送信アンテナ21に
は送信回路22が、受信アンテナ23には受信回路24
がそれぞれ接続されている。送信回路22及び受信回路
24にUART25が接続され、さらにUART25に
制御回路26が接続されている。なお、ICカードにお
いても、リーダライタにおいても、受信と送信とを一つ
のアンテナで行うことも可能である。
て説明する。図1にこの発明の第1実施例に係る非接触
ICカードリーダライタを用いたデータ伝送システムを
示す。外部機器3に非接触ICカードリーダライタ1A
が接続され、このリーダライタ1Aの近傍に非接触IC
カード2が位置している。外部機器3は、リーダライタ
1Aに信号伝送に関するコマンドを送出すると共にリー
ダライタ1AからICカード2との交信結果等を受け取
る。リーダライタ1Aは、電波を送信するための送信ア
ンテナ11と電波を受信するための受信アンテナ13と
を有しており、送信アンテナ11には送信回路12A
が、受信アンテナ13には受信回路14がそれぞれ接続
されている。送信回路12A及び受信回路14にUAR
T15が接続され、さらにUART15に制御回路16
が接続されている。この制御回路16が入出力回路17
を介して外部機器3に接続されている。一方、ICカー
ド2は、リーダライタ1Aと同様に送信アンテナ21と
受信アンテナ23とを有しており、送信アンテナ21に
は送信回路22が、受信アンテナ23には受信回路24
がそれぞれ接続されている。送信回路22及び受信回路
24にUART25が接続され、さらにUART25に
制御回路26が接続されている。なお、ICカードにお
いても、リーダライタにおいても、受信と送信とを一つ
のアンテナで行うことも可能である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】変調信号を得る方法として変調回路のナン
ド回路222aの代わりにアンド回路を用いる方法も考
えられるが、この場合図5に示されるように上述した変
調信号S8とは極性の異なる変調信号S9が得られるた
め、送信アンテナ11から電波を送出しないときにトラ
ンジスタ221aがオフ状態となる。従って、送信アン
テナ11内に電流が残っていると、これをグラウンドに
流すことができずに送信アンテナ11内に自由振動が発
生してしまう。図2あるいは図4に示される送信回路
は、リーダライタ1Aのみならず、ICカード2に搭載
することもできる。このようにすれば、ICカード2か
らリーダライタ1Aへの送信時にICカード2の送信ア
ンテナ21内に発生する自由振動の影響を抑制すること
が可能となる。ただし、低消費電力化が必要なICカー
ドには、この方法は適しておらず、自由振動と逆位相の
電波を出力して自由振動を抑止するような、複雑な回路
が必要になる。
ド回路222aの代わりにアンド回路を用いる方法も考
えられるが、この場合図5に示されるように上述した変
調信号S8とは極性の異なる変調信号S9が得られるた
め、送信アンテナ11から電波を送出しないときにトラ
ンジスタ221aがオフ状態となる。従って、送信アン
テナ11内に電流が残っていると、これをグラウンドに
流すことができずに送信アンテナ11内に自由振動が発
生してしまう。図2あるいは図4に示される送信回路
は、リーダライタ1Aのみならず、ICカード2に搭載
することもできる。このようにすれば、ICカード2か
らリーダライタ1Aへの送信時にICカード2の送信ア
ンテナ21内に発生する自由振動の影響を抑制すること
が可能となる。ただし、低消費電力化が必要なICカー
ドには、この方法は適しておらず、自由振動と逆位相の
電波を出力して自由振動を抑止するような、複雑な回路
が必要になる。
Claims (11)
- 【請求項1】 リーダライタから送信される信号を受信
するための受信アンテナと、 前記受信アンテナで受信された受信信号を復調して受信
データ信号に変換する受信回路と、 前記受信回路で変換された受信データ信号に基づいてデ
ータ処理を行う制御回路と、 前記制御回路から出力された送信データ信号に基づいて
送信信号を形成すると共にデータ1ビットに対応する送
信信号の送信幅を1ビットに満たない幅とする送信回路
と、 前記送信回路からの送信信号をリーダライタへ送信する
送信アンテナとを備えたことを特徴とする非接触ICカ
ード。 - 【請求項2】 リーダライタから送信される信号を受信
するための受信アンテナと、 前記受信アンテナで受信された受信信号を復調すると共
に復調された受信信号をデータ1ビット幅を単位とする
受信データ信号に変換する受信回路と、 前記受信回路で変換された受信データ信号に基づいてデ
ータ処理を行う制御回路と、 前記制御回路から出力された送信データ信号に基づいて
送信信号を形成する送信回路と、 前記送信回路からの送信信号をリーダライタへ送信する
送信アンテナとを備えたことを特徴とする非接触ICカ
ード。 - 【請求項3】 リーダライタから送信される信号を受信
するための受信アンテナと、 前記受信アンテナで受信された受信信号を増幅する増幅
回路と、 前記増幅回路で増幅された受信信号を復調する検波回路
と、 前記検波回路で復調された受信信号の強度が一定となる
ように前記増幅回路のゲインを制御するオート・ゲイン
・コントロール回路と、 前記検波回路で復調された受信信号をデータ1ビット幅
を単位とする受信データ信号に変換するビット幅発生回
路と、 前記ビット幅発生回路で変換された受信データ信号に基
づいてデータ処理を行う制御回路と、 前記制御回路から出力された送信データ信号に基づいて
送信信号を形成する送信回路と、 前記送信回路からの送信信号をリーダライタへ送信する
送信アンテナとを備えたことを特徴とする非接触ICカ
ード。 - 【請求項4】 リーダライタから送信される信号を受信
するための受信アンテナと、 前記受信アンテナで受信された受信信号を増幅する第1
の増幅回路と、 第1の増幅回路で増幅された受信信号を復調する検波回
路と、 前記検波回路で復調された受信信号をデータ1ビット幅
を単位とする受信データ信号に変換するビット幅発生回
路と、 前記ビット幅発生回路で変換された受信データ信号に基
づいてデータ処理を行う制御回路と、 前記制御回路から出力された送信データ信号に基づいて
送信信号を形成する変調回路と、 前記変調回路からの送信信号を増幅する第2の増幅回路
と、 第2の増幅回路で増幅された送信信号をリーダライタへ
送信する送信アンテナと、 前記検波回路で復調された受信信号の強度が一定となる
ように第1の増幅回路のゲインを制御すると共に第1の
増幅回路のゲインと同様に第2の増幅回路のゲインを制
御するオート・ゲイン・コントロール回路とを備えたこ
とを特徴とする非接触ICカード。 - 【請求項5】 リーダライタから送信される信号を受信
するための受信アンテナと、 前記受信アンテナで受信された受信信号を復調して受信
データ信号に変換する受信回路と、 前記受信回路で変換された受信データ信号に基づいてデ
ータ処理を行う制御回路と、 前記制御回路から出力された送信データ信号に基づいて
送信信号を形成すると共にデータ1ビットに対応する送
信信号の送信幅を1ビットに満たない幅とする変調回路
と、 前記変調回路からの送信信号をリーダライタへ送信する
送信アンテナと、 送信信号を送信した後に前記送信アンテナに発生する自
由振動を抑制する自由振動抑制回路とを備えたことを特
徴とする非接触ICカード。 - 【請求項6】 ICカードから送信される信号を受信す
るための受信アンテナと、 前記受信アンテナで受信された受信信号を復調して受信
データ信号に変換する受信回路と、 前記受信回路で変換された受信データ信号に基づいてデ
ータ処理を行う制御回路と、 前記制御回路から出力された送信データ信号に基づいて
送信信号を形成すると共にデータ1ビットに対応する送
信信号の送信幅を1ビットに満たない幅とする送信回路
と、 前記送信回路からの送信信号をICカードへ送信する送
信アンテナとを備えたことを特徴とする非接触ICカー
ドリーダライタ。 - 【請求項7】 ICカードから送信される信号を受信す
るための受信アンテナと、 前記受信アンテナで受信された受信信号を復調すると共
に復調された受信信号をデータ1ビット幅を単位とする
受信データ信号に変換する受信回路と、 前記受信回路で変換された受信データ信号に基づいてデ
ータ処理を行う制御回路と、 前記制御回路から出力された送信データ信号に基づいて
送信信号を形成する送信回路と、 前記送信回路からの送信信号をICカードへ送信する送
信アンテナとを備えたことを特徴とする非接触ICカー
ドリーダライタ。 - 【請求項8】 ICカードから送信される信号を受信す
るための受信アンテナと、 前記受信アンテナで受信された受信信号を増幅する増幅
回路と、 前記増幅回路で増幅された受信信号を復調する検波回路
と、 前記検波回路で復調された受信信号の強度が一定となる
ように前記増幅回路のゲインを制御するオート・ゲイン
・コントロール回路と、 前記検波回路で復調された受信信号をデータ1ビット幅
を単位とする受信データ信号に変換するビット幅発生回
路と、 前記ビット幅発生回路で変換された受信データ信号に基
づいてデータ処理を行う制御回路と、 前記制御回路から出力された送信データ信号に基づいて
送信信号を形成する送信回路と、 前記送信回路からの送信信号をICカードへ送信する送
信アンテナとを備えたことを特徴とする非接触ICカー
ドリーダライタ。 - 【請求項9】 ICカードから送信される信号を受信す
るための受信アンテナと、 前記受信アンテナで受信された受信信号を増幅する第1
の増幅回路と、 第1の増幅回路で増幅された受信信号を復調する検波回
路と、 前記検波回路で復調された受信信号をデータ1ビット幅
を単位とする受信データ信号に変換するビット幅発生回
路と、 前記ビット幅発生回路で変換された受信データ信号に基
づいてデータ処理を行う制御回路と、 前記制御回路から出力された送信データ信号に基づいて
送信信号を形成する変調回路と、 前記変調回路からの送信信号を増幅する第2の増幅回路
と、 第2の増幅回路で増幅された送信信号をICカードへ送
信する送信アンテナと、 前記検波回路で復調された受信信号の強度が一定となる
ように第1の増幅回路のゲインを制御すると共に第1の
増幅回路のゲインと同様に第2の増幅回路のゲインを制
御するオート・ゲイン・コントロール回路とを備えたこ
とを特徴とする非接触ICカードリーダライタ。 - 【請求項10】 ICカードから送信される信号を受信
するための受信アンテナと、 前記受信アンテナで受信された受信信号を復調して受信
データ信号に変換する受信回路と、 前記受信回路で変換された受信データ信号に基づいてデ
ータ処理を行う制御回路と、 前記制御回路から出力された送信データ信号に基づいて
送信信号を形成すると共にデータ1ビットに対応する送
信信号の送信幅を1ビットに満たない幅とする変調回路
と、 前記変調回路からの送信信号をICカードへ送信する送
信アンテナと、 送信信号を送信した後に前記送信アンテナに発生する自
由振動を抑制する自由振動抑制回路とを備えたことを特
徴とする非接触ICカードリーダライタ。 - 【請求項11】 第1番目のデータをダミーデータとす
るデータ列を非接触ICカードからリーダライタへ送信
し、 ICカードから受信したダミーデータの強度が所定の値
となるようにリーダライタの受信信号の増幅のゲインを
制御し、 ダミーデータに続くデータ列をICカードから受信する
ことを特徴とするデータ伝送方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4192093A JP2747395B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 非接触icカード、非接触icカードリーダライタ及びデータ伝送方法 |
DE69326402T DE69326402T2 (de) | 1992-07-20 | 1993-07-19 | Berührungslose IC-Karte, berührunglose Lese-/Schreibvorrichtung für eine IC-Karte und Verfahren zur Datenübertragung |
EP93305635A EP0583084B1 (en) | 1992-07-20 | 1993-07-19 | Non-contact IC card, non-contact IC card reader/writer and data transmission method |
US08/500,640 US5619529A (en) | 1992-07-20 | 1995-07-11 | Non-contact IC card and non-contact IC card reader/writer |
Applications Claiming Priority (1)
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