JPH063580U - スカラー型ロボットの駆動機構 - Google Patents

スカラー型ロボットの駆動機構

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JPH063580U
JPH063580U JP4787692U JP4787692U JPH063580U JP H063580 U JPH063580 U JP H063580U JP 4787692 U JP4787692 U JP 4787692U JP 4787692 U JP4787692 U JP 4787692U JP H063580 U JPH063580 U JP H063580U
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arm
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速応答を可能にすると共に特殊ケーブルを
不要にし、さらにアームの動く範囲を拡大したスカラー
型ロボットの駆動機構を提供する。 【構成】 第1の駆動手段20Aと第2の駆動手段20
Bとを共通のベースポスト1に固定し、各モータ20
A,20Bに第1及び第2のプーリ4,5を設け、さら
にベースポスト1に回転自在に支持させた第2のアーム
3に第3のプーリ6を設ける。第1と第3のプーリ4,
6間を第1のベルト8で連結し、第2と第3のプーリ
5,6間を第2のベルト7で連結した状態で各モータ2
0A,20Bを協調駆動して、第1及び第2のアーム
2,3を駆動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スカラー型ロボットの駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスカラー型ロボットとして図6に示したような構造が知られている。こ のスカラー型ロボットは、ベースとなるポスト21に第1のアーム22が回転自 在に支持されると共に、この第1のアーム22の先端に第2のアーム23が回転 自在に支持されている。ここで、ベースポスト21には第1のアーム22を回転 運動させるためのモータ及び減速機を含む第1の駆動機構が設けられ、第1のア ーム22には第2のアーム23を回転運動させるためのモータ及び減速機を含む 第2の駆動機構が設けられている。
【0003】 第1の駆動機構はベースポスト21内に設けられているが、第2の駆動機構は ベースポスト21上の第1のアーム22内に設けられているので、ベースポスト 21に対して負荷となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで従来のスカラー型ロボットでは、ベースポストに対して第2の駆動機 構が負荷となる基本構造になっているので、高速応答が不可能になり、またモー タ等の結線がアームの移動によって断線し易いので特殊なケーブルを必要とし、 さらに駆動機構の構造が大きくなってしまうのでアームの動く範囲が制限されて しまうという問題がある。
【0005】 本考案は以上のような問題に対処してなされたもので、高速応答を可能にする と共に特殊ケーブルを不要にし、さらにアームの動く範囲を拡大するようにした スカラー型ロボットの駆動機構を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、ベースポストに回転自在に支持された第 1のアームと、この第1のアームの先端にな回転自在に支持された第2のアーム と、ベースポストに設けられた駆動用モータとを有するスカラー型ロボットの駆 動機構において、第1のプーリを備えた第1の駆動手段と第2のプーリを備えた 第2の駆動手段とを上記ベースポストに固定し、第2のアームに固設された第3 のプーリと上記第1のプーリとを第1のベルトで連結し、上記第3のプーリと上 記第2のプーリとを第2のベルトで連結し、上記第1のモータと上記第2のモー タとを協調駆動してなることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】
第1の駆動手段と第2の駆動手段とを共通のベースポストに固定し、各モータ に第1のプーリ及び第2のプーリを備えると共に、ベースポストに回転自在に支 持させた第2のアームに第3のプーリを備える。そして、第1と第3のプーリ間 を第1のベルトで連結し、第2と第3のプーリ間を第2のベルトで連結した状態 で、第1及び第2の駆動手段によって協調駆動することにより、第1及び第2の アームを駆動する。
【0008】
【実施例】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1は本考案のスカラー型ロボットの駆動機構の実施例を示す断面図で、1は ベースポストで、このベースポスト1には第1のアーム2が回転自在に支持され ると共に、この第1のアーム2の先端には第2のアーム3が回転自在に支持され ている。20Aは第1の駆動用モータで、ステータコア11A、駆動マグネット 12、巻線14及び出力軸16を有している。20Bは第2の駆動用モータで、 ステータコア11B、駆動マグネット13、巻線15及び出力軸17を有してい る。
【0009】 第1及び第2の駆動用モータ20A,20Bには各々プーリ4,5が取り付け られて、各出力軸15,16によって独自に回転されるようになっている。また 、第2のアーム3にはプーリ6が固設されている。図2に示すようにプーリ4と プーリ6とにはベルト8が連結されており、図3に示すようにプーリ5とプーリ 6とにはガイドローラ9,10を介してベルト7が連結されている。各ベルト7 ,8は図4に示すように、タイミングベルトやスティールベルトとスプロケット プーリ等で構成される。なお、図5は図1の平面図を示している。18はボール ベアリング、19はクロスローラベアリングを示している。
【0010】 このような構成で、第1の駆動用モータ20Aが時計方向(図5で)に一定角 度回転した場合、第2の駆動用モータ20Bも同一方向に同一角度回転すると、 プーリ5が時計方向に回転するので、第1のアーム2は時計方向に回転するよう にセットされている。一方、このときプーリ6は回転しないので、第2のアーム 3は回転しないようにセットされている。
【0011】 次に、第1の駆動用モータ20Aが時計方向に一定角度回転した場合、第2の 駆動用モータ20Bが反時計方向に同一角度回転すると、プーリ6が時計方向に 回転するので、第2のアーム3は時計方向に回転するようにセットされている。 一方、このときプーリ5は回転しないので、第1のアーム2は回転しないように セットされている。
【0012】 さらに、第1及び第2の駆動用モータ20A,20Bの回転角度が等しくない 場合は、第1及び第2のアーム2,3は同時に回転するようにセットされている 。また、第1及び第2の駆動用モータ20A,20Bは、ギヤードモータ等で構 成することも可能である。
【0013】 次に本実施例の作用を説明する。 第1及び第2の駆動用モータ20A,20Bの回転角度を制御することにより 、各モータ20A,20Bを共に時計方向に同一角度回転すると、プーリ5が時 計方向に回転するので、第1のアーム2は時計方向に回転する。一方、このとき プーリ6は回転しないので、第2のアーム3は回転しない。
【0014】 次に、モータ20Aを時計方向にかつモータ20Bを反時計方向に互いに同一 角度回転すると、プーリ6が時計方向に回転するので、第2のアーム3は時計方 向に回転する。一方、このときプーリ5は回転しないので、第1のアーム2は回 転しない。
【0015】 さらに、前記各動作において各モータ20A,20Bの回転角度が等しくない 場合は、第1及び第2のアーム2,3は同時に回転する。
【0016】 以上述べたように本実施例によれば、第1及び第2の駆動用モータ20A,2 0Bを共通のベースポスト1に固定し、各モータ20A,20Bに第1及び第2 のプーリ4,5を備えると共に、ベースポスト1に回転自在に支持させた第2の アーム3に第3のプーリ6を備え、第1と第3のプーリ4,6間を第1のベルト 8で連結し、第2と第3のプーリ5,6間を第2のベルト7で連結した状態で、 第1及び第2の駆動用モータ20A,20Bによって協調駆動することにより、 第1及び第2のアーム2,3を駆動するように構成したものである。
【0017】 これによって、第1及び第2の駆動用モータ20A,20Bは共通のベースポ スト1に固定されるので、第1のアーム2にはモータ及び減速機を含む駆動機構 を設けないため、ベースポスト1に対して負荷は加わらず高速応答が可能になる 。また、各モータ20A,20Bはベースポスト1に固定されるため移動しない ので特殊なケーブルは不要となり、信頼性が向上する。さらに第1のアーム2が 軽くなるので、アーム2の動く範囲を拡大することができる。
【0018】 さらにまた、スペースの最も広いベースポスト1に各モータ20A,20Bを 収容できるため、各モータ20A,20Bの放熱を効率良く行うことができると 共に、温度上昇に動作が敏感なアームを低温に維持することができる。また、各 モータ20A,20Bを含む2つの駆動ユニットが常に第1及び第2のアーム2 ,3に対する負荷を分担するようになるので、同一寸法、同一特性に構成するこ とにより、標準化や保守性を高めることができる。さらに、各アーム2,3が最 大長に伸びた状態で各アームを回転させても、各アームに回転力が働くため1つ の駆動ユニットあたりのモータの出力を小さくすることができる。
【0019】
【考案の効果】
以上述べて明らかなように本考案によれば、第1の駆動手段と第2の駆動手段 とを共通のベースポストに固定するようにして第2のアームには駆動手段を設け ないように構成したので、高速応答を可能にすると共に特殊ケーブルを不要にし 、さらにアームの動く範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスカラー型ロボットの駆動機構を示す
断面図である。
【図2】図1の主要部を示す平面図である。
【図3】図1の他の主要部を示す平面図である。
【図4】本実施例の一部分の他の構成例を示す概略図で
ある。
【図5】本実施例を示す平面図である。
【図6】スカラー型ロボットを示す概略図である。
【符号の説明】
1 ベースポスト 2,3 アーム 4,5,6 プーリ 7,8 ベルト 20A,20B 駆動用モータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースポストに回転自在に支持された第
    1のアームと、この第1のアームの先端に回転自在に支
    持された第2のアームと、ベースポストに設けられた駆
    動用モータとを有するスカラー型ロボットの駆動機構に
    おいて、第1のプーリを備えた第1の駆動手段と第2の
    プーリを備えた第2の駆動手段とを上記ベースポストに
    固定し、第2のアームに固設された第3のプーリと上記
    第1のプーリとを第1のベルトで連結し、上記第3のプ
    ーリと上記第2のプーリとを第2のベルトで連結し、上
    記第1のモータと上記第2のモータとを協調駆動してな
    ることを特徴とするスカラー型ロボットの駆動機構。
JP1992047876U 1992-06-17 1992-06-17 スカラー型ロボットの駆動機構 Expired - Fee Related JP2577567Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5247353U (ja) * 1975-09-30 1977-04-04
JPS5420436A (en) * 1977-07-18 1979-02-15 Sanko Kinzoku Kougiyou Kk Roof plate using solar energy

Cited By (3)

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JPS5247353U (ja) * 1975-09-30 1977-04-04
JPS5533170Y2 (ja) * 1975-09-30 1980-08-07
JPS5420436A (en) * 1977-07-18 1979-02-15 Sanko Kinzoku Kougiyou Kk Roof plate using solar energy

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