JPH0639381U - ロボットの駆動機構 - Google Patents
ロボットの駆動機構Info
- Publication number
- JPH0639381U JPH0639381U JP8023692U JP8023692U JPH0639381U JP H0639381 U JPH0639381 U JP H0639381U JP 8023692 U JP8023692 U JP 8023692U JP 8023692 U JP8023692 U JP 8023692U JP H0639381 U JPH0639381 U JP H0639381U
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- JP
- Japan
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- arm
- rotor
- drive
- pulley
- robot
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄型化を可能にし、コストダウン及び製造の
容易化を図るようにしたロボットの駆動機構を提供す
る。 【構成】 アーム取付軸1に第1のアーム2を回転自在
に取り付けると共に、この第1のアーム2にプーリ9と
一体となった第2のアーム12を回転自在に取り付け
る。アーム取付軸1の外周面にロータ3を有する第1の
駆動ユニットA及びロータ4を有する第2の駆動ユニッ
トBを回転自在に取り付ける。
容易化を図るようにしたロボットの駆動機構を提供す
る。 【構成】 アーム取付軸1に第1のアーム2を回転自在
に取り付けると共に、この第1のアーム2にプーリ9と
一体となった第2のアーム12を回転自在に取り付け
る。アーム取付軸1の外周面にロータ3を有する第1の
駆動ユニットA及びロータ4を有する第2の駆動ユニッ
トBを回転自在に取り付ける。
Description
【0001】
本考案は、例えばスカラー型ロボットのようなロボットの駆動機構に関する。
【0002】
スカラー型ロボットとして図5に示したような構造が提供されている。このス カラー型ロボットは、ベースポスト31に第1のアーム32が回転自在に支持さ れると共に、この第1のアーム32の先端には第2のアーム33が回転自在に支 持されている。また、ステータコア34、駆動マグネット35、巻線36及び出 力軸37を有する第1の駆動用モータ38と共に、ステータコア39、駆動マグ ネット40、巻線41及び出力軸42を有する第2の駆動用モータ43がベース ポスト31に設けられている。
【0003】 このような構造において、第1の駆動用モータ38及び第2の駆動用モータ4 3を制御することにより、第1のアーム32及び第2のアーム33の回転角度及 び回転方向を変えることで、所望の作業を行わせるように構成されている。
【0004】
ところで従来のロボットの駆動機構では、ベースポストに第1及び第2の駆動 手段としての各駆動用モータが設けられているので、第1及び第2のアームの高 さ寸法が大きくなるため薄型化が困難になるという問題がある。また、構造上ベ アリングの使用個数が増加するので、コストアップが避けられないと共に製造し にくいという問題もある。
【0005】 本考案は以上のような問題に対処してなされたもので、薄型化を可能にするだ けでなく、コストダウン及び製造の容易化を図るようにしたロボットの駆動機構 を提供することを目的とするものである。
【0006】
上記目的を達成するために本考案は、回転自在に支持されたアームと、このア ームを回転駆動させる駆動手段とを備えたロボットの駆動機構において、支軸に 回転自在に支持されたアームと、前記支軸の外周側に回転自在に支持されたロー タを有する駆動手段と、前記アームに支持された回転部材と、前記ロータと前記 回転部材とを連結するベルトとを備えたことを特徴とするものである。
【0007】 また、他の本考案は、前記駆動手段は第1のロータを有する第1の駆動手段と 、第2のロータを有する第2の駆動手段とからなり、前記回転部材はアームの先 端に回転自在に支持されかつプーリが一体に固設された第2のアームからなり、 前記第1のロータと前記プーリとを第1のベルトで連結し、前記第2のロータと 前記プーリとを第2のベルトで連結して、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動 とを協調駆動してなることを特徴とするものである。
【0008】
請求項1記載の本考案の構成によれば、支軸の外周側に回転自在にロータを有 する駆動手段を設け、このロータと前記支軸に回転自在に支持されたアームに設 けた回転部材とをベルトによって連結する。 請求項2記載の本考案の構成によれば、前記第1のロータとプーリとを第1の ベルトで連結し、前記第2のロータとプーリとを第2のベルトで連結して、前記 第1の駆動手段と第2の駆動手段とを協調駆動する。
【0009】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。 図1及び図2は本考案のロボットの駆動機構の実施例を示す断面図及び平面図 である。1はアーム取付軸で、この支軸としてのアーム取付軸1には第1のアー ム2がボールベアリング13,16によって回転自在に支持されている。3は第 1の駆動ユニットAのロータでベルト10の駆動プーリを兼ねており、ボールベ アリング14によってアーム取付軸1に回転自在に支持されている。ロータ3と プーリ9とはベルト10で、ロータ3の回転方向と同方向にプーリ9が回転する ように連結されている。
【0010】 4は第2の駆動ユニットBのロータでベルト11の駆動プーリを兼ねており、 ボールベアリング15によってアーム取付軸1に回転自在に支持されている。5 ,6は各々第1の駆動ユニットA及び第2の駆動ユニットBのステータで、7, 8は各々第1及び第2の駆動ユニットA,Bの駆動マグネットである。ロータ4 とプーリ9とはガイドローラ19を介して、ロータ4の回転方向とは逆方向にプ ーリ9が回転するようにベルト11で連結されている。
【0011】 12は第2のアームでプーリ9と一体にボールベアリング17,18によって 第1のアーム2に回転自在に支持されている。
【0012】 駆動ユニットAのロータ3及び駆動ユニットBのロータ4が共に同一方向に同 一角度回転すると、プーリ9は回転しないため、第1アーム2が回転し、第2ア ーム12は回転しない。次にロータ3とロータ4が互いに逆方向に同一角度回転 すると、プーリ9はロータ3の回転方向と同方向に回転するため第2アーム12 が回転し、第1アーム2は回転しない。更に前記動作において、ロータ3,4の 回転角度が等しくない場合、第1アーム2、第2アーム12は同時に回転する。
【0013】 このような本実施例の構造によれば、第1の駆動ユニットAのロータ3及び第 2の駆動ユニットBのロータ4をアーム取付軸1の外周側に設けた、いわゆるア ウターロータ型に構成するようにしたので、第1のアーム2及び第2のアーム1 2の高さ寸法が大きくなることはなくなる。従って、ロボットの駆動機構の薄型 化を図ることができる。また、ボールベアリングの使用個数も減るので、コスト アップを避けることができ、これに伴い製造の容易化を図ることができる。
【0014】 図3は本考案の他の実施例を示すもので、ロボットコントローラ20をロボッ ト台として利用した例を示すものである。また、図4は本考案のその他の実施例 を示すもので、ロボットコントローラ20とは別に支持台21上に設置するよう にした例を示すものである。
【0015】 このような各実施例のように、本考案によれば従来のロボットのように駆動機 構をベースポストに取り付ける必要がなく、アームとして必要としている個所に 取り付けることができるようになるので、適用範囲を拡大することができる。な お、本実施例ではスカラー型ロボットに例をあげて説明したが、何らこれに限る ことはない。
【0016】
以上述べたように本考案によれば、アーム取付軸の外周面に回転自在に駆動手 段を設けるようにしたので、薄型化を可能にすることができるだけでなく、コス トダウン及び製造の容易化を図ることができる。
【図1】本考案のロボットの駆動機構の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】本実施例を示す平面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す概略図である。
【図4】本考案のその他の実施例を示す概略図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
1 アーム取付軸 2 第1のアーム 3,4 ロータ 5,6 ステータ 7,8 駆動マグネット 9 プーリ 10,11 ベルト 12 第2のアーム 20 ロボットコントローラ
Claims (2)
- 【請求項1】 回転自在に支持されたアームと、このア
ームを回転駆動させる駆動手段とを備えたロボットの駆
動機構において、支軸に回転自在に支持されたアーム
と、前記支軸の外周側に回転自在に支持されたロータを
有する駆動手段と、前記アームに支持された回転部材
と、前記ロータと前記回転部材とを連結するベルトとを
備えたことを特徴とするロボットの駆動機構。 - 【請求項2】 前記駆動手段は第1のロータを有する第
1の駆動手段と、第2のロータを有する第2の駆動手段
とからなり、前記回転部材はアームの先端に回転自在に
支持されかつプーリが一体に固設された第2のアームか
らなり、前記第1のロータと前記プーリとを第1のベル
トで連結し、前記第2のロータと前記プーリとを第2の
ベルトで連結して、前記第1の駆動手段と前記第2の駆
動とを協調駆動してなることを特徴とする請求項1記載
のロボットの駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992080236U JP2577573Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | ロボットの駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992080236U JP2577573Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | ロボットの駆動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639381U true JPH0639381U (ja) | 1994-05-24 |
JP2577573Y2 JP2577573Y2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=13712707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992080236U Expired - Fee Related JP2577573Y2 (ja) | 1992-10-28 | 1992-10-28 | ロボットの駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577573Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011052715A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Nsk Ltd | ロボット関節部用軸受ユニット及び該軸受ユニットを備えたロボット関節部 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6316985A (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-23 | ヤマハ発動機株式会社 | 産業用ロボツト |
-
1992
- 1992-10-28 JP JP1992080236U patent/JP2577573Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6316985A (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-23 | ヤマハ発動機株式会社 | 産業用ロボツト |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011052715A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Nsk Ltd | ロボット関節部用軸受ユニット及び該軸受ユニットを備えたロボット関節部 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2577573Y2 (ja) | 1998-07-30 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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