JPH0635754Y2 - セレクタレバーのロック装置 - Google Patents

セレクタレバーのロック装置

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JPH0635754Y2
JPH0635754Y2 JP2499688U JP2499688U JPH0635754Y2 JP H0635754 Y2 JPH0635754 Y2 JP H0635754Y2 JP 2499688 U JP2499688 U JP 2499688U JP 2499688 U JP2499688 U JP 2499688U JP H0635754 Y2 JPH0635754 Y2 JP H0635754Y2
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JP
Japan
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cam gear
selector lever
recess
cam
parking
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JP2499688U
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勇雄 村崎
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、駐車時にセレクタレバーをロックするセレク
タレバーロック装置に関する。
〈従来の技術〉 自動車の自動変速機においては、車室内のセレクタレバ
ーを前後方向に段階的に移動することにより、駐車
(P)、後退(R)、中立(N)、ドライブ(D)、低
速(I,II)の各レンジに切換えられるようになってい
る。
従前のセレクタレバーは、車両の駐車状態でも動かし得
たため、セレクタレバーを駐車位置にして坂道に止めて
おいたような場合に、セレクタレバーが誤って他の位置
に操作されてしまうと車両が動き出してしまうという危
険があった。
このような不具合を回避するため、車両の駐車時にはセ
レクタレバーをロックする装置が考えられており、その
一例としてインターロック式のものが特開昭60−135352
号公報に開示されている。
このロック装置は、セレクタレバーを駐車位置にしなけ
ればキーシリンダからイグニッションキーが抜けず、セ
レクタレバーを駐車位置にしてキーシリンダからイグニ
ッションキーを抜いた状態では、セレクタレバーが駐車
位置でロックされ、他の位置へのシフトができないよう
になるのである。
具体的には、セレクタレバーを駐車位置にしたときに
は、セレクタレバー内のロッド先端に備わっているディ
テントピンがディテントプレートの駐車用の凹部に嵌合
するが、この状態のディテントピンにベルクランクの一
端の切欠きが係合する一方、ベルクランクの回動により
その他端に連結するケーブルあるいはロッドが移動し、
ケーブル等の他端に連結する摺動子が移動し、キーシリ
ンダの回動が可能となる。キーシリンダを回動してロッ
ク位置にし、イグニッションキーを抜いた状態では、キ
ーシリンダにより間接的に摺動子は拘束される。つま
り、ベルクランクは駐車位置にあるディテントピンに切
欠きが係合した状態に保持されるのである。
したがって、この状態でセレクタレバーに備わっている
ボタンを押してもディテントピンはベルクランクの切欠
きに当って下降し得ず、セレクタレバーは駐車位置にロ
ックされるのである。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところで、上記構成のセレクタレバーロック装置では、
ディテントピンの駐車位置での保持にベルクランクを使
用しているのであるが、その場合のケーブルとディテン
トピンのストロークの関係はベルクランクのレバー比で
決まり、第3図中破線で示すように直線的になる。した
がって、駐車状態では、セレクタレバーのボタンを押し
てもディテントピンは抜けず駐車位置に保持されるはず
なのであるが、ケーブル等に伸びやガタ等があると少し
の動きでディテントピンが抜けてしまうおそれがあっ
た。
また、先端に切欠きを有するベルクランクの他端側にケ
ーブル等を連結するので、ケーブル等の取出し口に制限
があり、設計上制約を受けるという問題もあった。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決する本考案に係るロック装置は、ディテ
ントピンをディテントプレートの各レンジ用の凹部に選
択的に係合させる自動変速機のセレクタレバーを駐車位
置でロックする装置であって、前記ディテントピンがデ
ィテントプレートの駐車用凹部に係合しているときに前
記ディテントピンに係合する切欠き凹部を先端に有し、
かつ後端部にカム歯が形成してある第1カム歯車を回動
可能に枢支し、この第1カム歯車のカム歯に噛み合うカ
ム歯を先端に有する第2カム歯車を回動可能に枢支し、
第2カム歯車の後部に操作用連結機構の一端を連結する
と共に、操作用連結機構の他端側をキーのロック,アン
ロックにより拘束あるいは解放されるようにしたことを
特徴とするものである。
〈作用〉 上記構成のロック装置によれば、第1,第2カム歯車のギ
ヤ比を選定することにより、ケーブル,ロッドなどによ
り構成される操作用連結機構のストロークに対する第1
カム歯車先端の切欠き凹部のストロークを小さくするこ
とができ、よって、操作用連結機構が少ししか動かない
場合には、ディテントピンの動きを小さく抑えて、駐車
用凹部からの抜けを防止することができる。
〈実施例〉 第1図には本考案に係るセレクタレバーロック装置の概
略側面を示してあり、第2図にはその一部を示してあ
る。
1はセレクタレバーで、その下部は車体側に取付けられ
たブラケット2に枢着され、車両の前後方向に回動可能
とされている。セレクタレバー1の上部は、ブラケット
2と一体のインジケータパネル3を通して車室内に延び
ている。
ブラケット2内には各レンジ位置に対応する係止用の凹
部が連続的に形成されたディテントプレート4が設けら
れている。図中、4p,4r,4dはそれぞれ駐車用、後退用、
ドライブ用の凹部である。一方、セレクタレバー1内に
は、ノブ部5のボタン6を押すことによって、ばね7の
ばね力に抗して下降し得るロッド8が挿入され、このロ
ッド8に、前記ディテントプレート4の凹部に係合され
るディテントピン9が支持されている。前記ばね7はロ
ッド8に上向きのばね力を付勢し、ディテントピン9を
凹部に保持する役目を果たす。なお、セレクタレバー1
はコントロールケーブル(図示省略)を介してトランス
ミッション側に連結されている。
ディテントプレート4の凹部のうち最も端に位置する駐
車用凹部4p寄りにおいてディテントプレート4には枢軸
ピン10によって第1カム歯車11が回動可能に枢支されて
いる。第1カム歯車11の先端部には駐車位置にあるディ
テントピン9に係合し得る切欠き凹部11aが形成されて
おり、後端部にはカム部11b及び歯車部11cが形成されて
いる。
また、ディテントプレート4には枢軸ピン13によって第
2カム歯車14が回動可能に枢支されている。第2カム歯
車14の先端部には第1カム歯車11後部の歯車部11cに噛
み合い得る歯車部14aが形成されている。第2カム歯車1
4にはコイルばね15によりばね力が付与されている。
第2カム歯車14の後端部には操作ケーブル17の一端が連
結されている。操作ケーブル17は、第4図にも示すよう
にケーブルガイド18を通してキーシリンダ側方の可動子
19に連結されている。イグニッションキー21はキーシリ
ンダ22をロック位置に回転しなければ抜けないのである
が、ロック位置にしたときにはキーシリンダ22と一体の
係止部材20の突起部20aが可動子19の移動方向を遮り、
可動子19の移動を拘束する(第4図(a)の状態参
照)。また、キーシリンダ22にイグニッションキー21を
差し込みキーシリンダ22をロック位置以外の位置にすれ
ば、突起部20aに変わって凹部20bが可動子19の移動方向
に位置し、可動子19の移動が可能となる(第4図(b)
の状態参照)。
イグニッションキー21がロック位置以外の位置にあり、
かつセレクタレバー1が駐車レンジ以外の位置にあると
きには、第1カム歯車11,第2カム歯車14は、第2図中
実線で示す状態となる。このとき、キーシリンダ側の可
動子19は係止部材20の凹部20b内まで移動した状態にあ
り、キーシリンダ22をロック位置に回転することはでき
ない。
車両を駐車状態にするため、ノブ部5のボタン6を押し
てセレクタレバー1を駐車位置に移動すると、ディテン
トピン9は、先ず、第2図中実線で示す状態にある第1
カム歯車11の先端の切欠き凹部11a内に入る。セレクタ
レバー1のボタン6を解放すると、ディテントピン9に
作用しているばね7のばね力によりディテントピン9は
押し上げられて駐車用凹部4pに嵌合し、併せて第1カム
歯車11も回動して、第1図及び第2図中破線で示す状態
となる。第1カム歯車11の回転の初期には後端部の歯車
11cが第2カム歯車14先端の歯車部14aに噛み合っていな
いので、第2カム歯車14は回動せず、歯車部11cと歯車
部14aとが噛み合うことにより、第2カム歯車14は回動
し、最終的には第1,2図中破線で示す位置に来る。第2
カム歯車14が回動することにより、操作ケーブル17に押
されて、可動子19は係止部材20の凹部20bから外れ、キ
ーシリンダ22は回転し得るようになる。そして、イグニ
ッションキー21によりキーシリンダ22を回転してロック
位置にすることにより、係止部材20が一緒に回って可動
子19の移動方向に突起部20aが位置し、可動子19の図中
右方への移動は拘束される。よって、操作ケーブル17、
第2カム歯車14、第1カム歯車11がロック状態に保持さ
れるのである。
上記状態では、セレクタレバー1のボタン6を押そうと
しても、第1カム歯車11が回動し得ないことから、ディ
テントピン9が駐車用凹部4pから抜けることはない。
ここで、第1カム歯車11,14の歯車部11c,14aのギヤ比を
大きく設定することにより、第3図中実線で示すよう
に、操作ケーブル17のストロークl1と第1カム歯車11先
端の切欠き凹部11aのストロークl2との比を変えること
ができる。そして、このようにl2に対しl1を小さくすれ
ば、たとえ操作ケーブル17に多少の伸びが生じたり、ケ
ーブルガイド18の支持ブラケットなどにガタが生じたり
しても、ストロークl2が小さいときにはストロークl1
更に小さくなるので、駐車ロック状態にあるセレクタレ
バー1のボタン6を押したとしても、ディテントピン9
が駐車用凹部4pから抜けることはない。
駐車状態から他の状態に移行させるとき、例えば駐車状
態から発進させるときには、キーシリンダ22にイグニッ
ションキー21を差し込んで、スタート位置にする。これ
により、キーシリンダ22と共に係止部材20が回転して、
可動子19に凹部20bが対応し、可動子19の拘束は解かれ
る。
この状態で、セレクタレバー1のボタン6を押せば、デ
ィテントピン9は、拘束の解かれている第1カム歯車11
を回転させて下降し、駐車用凹部4pから抜けて第2図中
実線で示す位置に来る。この後、セレクタレバー1を前
方へ移動することにより、ディテントピン9は切欠き凹
部11aから外れて所望の位置に移行させることができ
る。
上記実施例は本考案の一例であり、第1カム歯車11,第
2カム歯車14の形状は上記以外にも種々変更可能であ
る。また、第1カム歯車11,第2カム歯車14の形状,寸
法を変えることにより、第2カム歯車14に連結するケー
ブル17の取出し口にある程度の自由度をもたせることが
できる。
また、上述の実施例では、操作用連結機構としてケーブ
ルを使ったものをあげているが、ケーブル以外にもロッ
ドを使ったもの、ケーブルとロッドとを組み合わせたも
のなどの使用も可能である。
〈考案の効果〉 本考案に係るセレクタレバーロック装置によれば、ディ
テントピンの駐車位置でのロックを二つのカム歯車を介
して行なうようにしたので、操作用連結機構のストロー
クに対する第1カム歯車先端のロック用切欠き凹部のス
トロークを小さくすることができ、よって操作用連結機
構側に多少の伸び、ガタ等があっても、ディテントロー
ラが駐車用凹部から抜けたりすることはなくなる。ま
た、第1カム歯車と第2カム歯車の形状,寸法を変える
ことによって、第2カム歯車に連結するケーブルの取出
し口に自由度を持たせることができ、設計上有利とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るセレクタレバーロック装置の一実
施例の概略側面図、第2図はその一部の側面図、第3図
は操作ケーブルとディテントピンのストロークの関係を
示すグラフ、第4図はイグニッションキーの異なった作
用状態図でである。 図面中、 1はセレクタレバー、 4はディテントプレート、 4aは駐車用凹部、 9はディテントピン、 10は枢軸ピン、 11は第1カム歯車、 11aは切欠き凹部、、 11cは歯車部、 14は第2カム歯車、 14aは歯車部、 17は操作ケーブル、 19は可動子である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディテントピンをディテントプレートの各
    レンジ用の凹部に選択的に係合させる自動変速機のセレ
    クタレバーを駐車位置でロックする装置であって、前記
    ディテントピンがディテントプレートの駐車用凹部に係
    合しているときに前記ディテントピンに係合する切欠き
    凹部を先端に有し、かつ後端部にカム歯が形成してある
    第1カム歯車を回動可能に枢支し、この第1カム歯車の
    カム歯に噛み合うカム歯を先端に有する第2カム歯車を
    回動可能に枢支し、第2カム歯車の後部に操作用連結機
    構の一端を連結すると共に、操作用連結機構の他端側を
    イグニッションキーのロック、アンロックにより拘束あ
    るいは解放されるようにしたことを特徴とするセレクタ
    レバーのロック装置。
JP2499688U 1988-02-29 1988-02-29 セレクタレバーのロック装置 Expired - Lifetime JPH0635754Y2 (ja)

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JPH01131623U JPH01131623U (ja) 1989-09-06
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