JPH08282317A - 自動変速機用コラムシフト装置 - Google Patents
自動変速機用コラムシフト装置Info
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- JPH08282317A JPH08282317A JP9488495A JP9488495A JPH08282317A JP H08282317 A JPH08282317 A JP H08282317A JP 9488495 A JP9488495 A JP 9488495A JP 9488495 A JP9488495 A JP 9488495A JP H08282317 A JPH08282317 A JP H08282317A
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- Japan
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- pivot
- shift
- shift lever
- bracket
- bell crank
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動変速機用コラムシフト装置の部品点数の
削減を図る。 【構成】 ステアリングコラムＳｃに取付けられるブラ
ケット１に第１枢軸２1を介してシフトピース３を支持
し、第１枢軸２1 を直交する平面上に配置される第２枢
軸２2 を介してシフトピース３にシフトレバー４を支持
し、第２枢軸２2の延長軸部２2 ａを自動変速機のマニ
ュアル弁を操作するベルクランク１３に連結し、第２枢
軸２2 の第１枢軸２1 周りの回動によりベルクランク１
３を作動可能とした。
削減を図る。 【構成】 ステアリングコラムＳｃに取付けられるブラ
ケット１に第１枢軸２1を介してシフトピース３を支持
し、第１枢軸２1 を直交する平面上に配置される第２枢
軸２2 を介してシフトピース３にシフトレバー４を支持
し、第２枢軸２2の延長軸部２2 ａを自動変速機のマニ
ュアル弁を操作するベルクランク１３に連結し、第２枢
軸２2 の第１枢軸２1 周りの回動によりベルクランク１
３を作動可能とした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機用コラムシ
フト装置に関し、特に、ステアリングコラムに取り付け
られるブラケットと、このブラケットに設けられる第１
枢軸と、この第１枢軸に支持されて複数のシフト位置へ
回動し得るシフトピースと、第１枢軸と略直交する平面
上に位置するようにシフトピースに設けられる第２枢軸
と、この第２枢軸に支持され、この第２枢軸を介してシ
フトピースを回動し得るシフトレバーと、ブラケットに
設けられ、シフトレバーが第２枢軸周りの揺動に伴い係
脱し、その係合時はシフトレバーの第１枢軸周りの回動
を規制するシフト規制機構と、ブラケットに揺動可能に
軸支され、第１枢軸周りのシフトレバーの回動に連動し
て自動変速機を制御するベルクランクとを備えたものゝ
改良に関する。
フト装置に関し、特に、ステアリングコラムに取り付け
られるブラケットと、このブラケットに設けられる第１
枢軸と、この第１枢軸に支持されて複数のシフト位置へ
回動し得るシフトピースと、第１枢軸と略直交する平面
上に位置するようにシフトピースに設けられる第２枢軸
と、この第２枢軸に支持され、この第２枢軸を介してシ
フトピースを回動し得るシフトレバーと、ブラケットに
設けられ、シフトレバーが第２枢軸周りの揺動に伴い係
脱し、その係合時はシフトレバーの第１枢軸周りの回動
を規制するシフト規制機構と、ブラケットに揺動可能に
軸支され、第１枢軸周りのシフトレバーの回動に連動し
て自動変速機を制御するベルクランクとを備えたものゝ
改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のコラムシフト装置は、例えば特
開平５−１４７４５２号公報に開示されているように、
既に知られている。
開平５−１４７４５２号公報に開示されているように、
既に知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のコラ
ムシフト装置では、第１枢軸周りのシフトレバーの回動
に連動してベルクランクを作動させるために、シフトピ
ースの外側面に固設した作動腕の先端をベルクランクに
連結しているので、専用の作動腕が不可欠であり、部品
点数が多く、コスト高になる傾向があった。
ムシフト装置では、第１枢軸周りのシフトレバーの回動
に連動してベルクランクを作動させるために、シフトピ
ースの外側面に固設した作動腕の先端をベルクランクに
連結しているので、専用の作動腕が不可欠であり、部品
点数が多く、コスト高になる傾向があった。
【０００４】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、部品点数が少なく構造が簡単で、低コストの前記
コラムシフト装置を提供することを目的とする。
ので、部品点数が少なく構造が簡単で、低コストの前記
コラムシフト装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第２枢軸にシフトピース外側方へ突出す
る延長軸部を形成し、この延長軸部をベルクランクに連
結し、シフトレバーによる第２枢軸の第１枢軸周りの回
動によりベルクランクを作動するようにしたことを特徴
とする。
に、本発明は、第２枢軸にシフトピース外側方へ突出す
る延長軸部を形成し、この延長軸部をベルクランクに連
結し、シフトレバーによる第２枢軸の第１枢軸周りの回
動によりベルクランクを作動するようにしたことを特徴
とする。
【０００６】
【作用】上記特徴によれば、シフト規制手段に対するシ
フトレバーの係脱を可能にすべくシフトレバーを支持す
る第２枢軸の延長軸部が、シフトレバーの第１枢軸周り
の回動に伴いベルクランクを作動するので、従来のよう
にベルクランク専用の作動腕をシフトピースに固設する
必要はない。
フトレバーの係脱を可能にすべくシフトレバーを支持す
る第２枢軸の延長軸部が、シフトレバーの第１枢軸周り
の回動に伴いベルクランクを作動するので、従来のよう
にベルクランク専用の作動腕をシフトピースに固設する
必要はない。
【０００７】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
説明する。
【０００８】図１は本発明の自動変速機用コラムシフト
装置の側面図、図２は図１の２矢視図、図３は図１の３
矢視図、図４は図１の４矢視図、図５は図１の５矢視図
である。また図６は図２の６−６線断面図である。
装置の側面図、図２は図１の２矢視図、図３は図１の３
矢視図、図４は図１の４矢視図、図５は図１の５矢視図
である。また図６は図２の６−６線断面図である。
【０００９】先ず、図１ないし図３において、ステアリ
ングコラムＳｃには、ステアリングホイール２ｗに隣接
して合成樹脂製のブラケット１が固着される。このブラ
ケット１には、ステアリングコラムＳｃと略平行に配置
される第１枢軸２1 が取付けられ、この第１枢軸２1 に
より合成樹脂製のシフトピース３が回動可能に支持され
る。また、このシフトピース３には、第１枢軸２1 に隣
接し且つ第１枢軸２1と略直交する平面上に配置される
第２枢軸２にが取付けられ、この第２枢軸２によりシフ
トレバー４の基部４ａが回動可能に支持される。このシ
フトレバー４の先端にはノブ５が付設される。
ングコラムＳｃには、ステアリングホイール２ｗに隣接
して合成樹脂製のブラケット１が固着される。このブラ
ケット１には、ステアリングコラムＳｃと略平行に配置
される第１枢軸２1 が取付けられ、この第１枢軸２1 に
より合成樹脂製のシフトピース３が回動可能に支持され
る。また、このシフトピース３には、第１枢軸２1 に隣
接し且つ第１枢軸２1と略直交する平面上に配置される
第２枢軸２にが取付けられ、この第２枢軸２によりシフ
トレバー４の基部４ａが回動可能に支持される。このシ
フトレバー４の先端にはノブ５が付設される。
【００１０】図６に示すように、ブラケット１は第１枢
軸２1 の両端を支持するための前、後一対の支持壁
６1 ，６2 を有し、これら支持壁６1 ，６2 間にシフト
ピース３が配置される。
軸２1 の両端を支持するための前、後一対の支持壁
６1 ，６2 を有し、これら支持壁６1 ，６2 間にシフト
ピース３が配置される。
【００１１】また図２に示すように、シフトピース３
は、第２枢軸２2 の両端及び中間部を支持するための上
下に並ぶ支持壁７1 ，７2 ，７3 を有し、中間部と下部
の支持壁７2 ，７3 間にシフトレバー４の基部４ａが配
置される。上部と中間部の支持壁７1 ，７2 間には、第
２枢軸２2 にコイル部を嵌装した捩りコイルばねからな
るセットばね８が配設され、その一端はシフトピース３
の係止孔９に、また他端はシフトレバー４の基部４ａの
係止突起１０にそれぞれ係止され、これによりシフトレ
バー４は第２枢軸２2 周りで後述の規制板２３に向って
付勢される。
は、第２枢軸２2 の両端及び中間部を支持するための上
下に並ぶ支持壁７1 ，７2 ，７3 を有し、中間部と下部
の支持壁７2 ，７3 間にシフトレバー４の基部４ａが配
置される。上部と中間部の支持壁７1 ，７2 間には、第
２枢軸２2 にコイル部を嵌装した捩りコイルばねからな
るセットばね８が配設され、その一端はシフトピース３
の係止孔９に、また他端はシフトレバー４の基部４ａの
係止突起１０にそれぞれ係止され、これによりシフトレ
バー４は第２枢軸２2 周りで後述の規制板２３に向って
付勢される。
【００１２】第２枢軸２2 は、下部の支持壁７3 の下方
へ延出する延長軸部２2 ａを一体に備えており、その先
端に形成されたボールジョイント２2 ｂには角形ブッシ
ュ１２が首振り可能に嵌合される。
へ延出する延長軸部２2 ａを一体に備えており、その先
端に形成されたボールジョイント２2 ｂには角形ブッシ
ュ１２が首振り可能に嵌合される。
【００１３】図２及び図５に示すように、ブラケット１
の下面には、長短一対の腕１３ａ，１３ｂをＬ字状に交
差させてなるベルクランク１３が第３枢軸２3 を介して
揺動可能に支持される。その短腕１３ａには、その長手
方向に延びる連結溝１４が設けられ、これに前記角形ブ
ッシュ１２が摺動自在に嵌合される。こうして第２枢軸
２2 の延長軸部２１ａはベルクランク１３に連結され
る。ベルクランク１３の長腕１３ｂには、自動変速機の
マニュアル弁（図示せず）に連なるコントロールワイヤ
１５の端子ロッド１５ａが連結ピン１６により接続され
る。
の下面には、長短一対の腕１３ａ，１３ｂをＬ字状に交
差させてなるベルクランク１３が第３枢軸２3 を介して
揺動可能に支持される。その短腕１３ａには、その長手
方向に延びる連結溝１４が設けられ、これに前記角形ブ
ッシュ１２が摺動自在に嵌合される。こうして第２枢軸
２2 の延長軸部２１ａはベルクランク１３に連結され
る。ベルクランク１３の長腕１３ｂには、自動変速機の
マニュアル弁（図示せず）に連なるコントロールワイヤ
１５の端子ロッド１５ａが連結ピン１６により接続され
る。
【００１４】図２に示すように、シフトピース３はシフ
トレバー４により、第１枢軸２1 周りでパーキング位置
Ｐ、リバース位置Ｒ、ニュートラル位置Ｎ、４速ドライ
ブ位置Ｄ4 、３速ドライブ位置Ｄ3 、２速ホールド位置
ＩＩ、及び１速ホールド位置Ｉの７つのシフト位置に回
動されるもので、これらシフト位置にシフトレバー４を
保持するためのディテント機構１７がブラケット１及び
シフトピース３間に設けられる。この機構１７は、シフ
トピース３に一体成形された、第１枢軸２1 を中心とす
る扁形のディテント板１８と、ブラケット１に基端が固
着され、先端に位置決めローラ１９を軸支したディテン
トばね２０とを備える。ディテント板１８の外周面に
は、シフトピース３のＰないしＩのシフト位置に各対応
した７個のＶ形ノッチ２１1 〜２１7 が設けられてお
り、前記位置決めローラ１９がシフトレバー４の各シフ
ト位置に対応したノッチ２１1 〜２１7 にディテントば
ね２０の弾発力をもって係合するようになっている。こ
れによってシフトピース３及びシフトピース４を各シフ
ト位置に保持することができると共に、操縦者に節度感
を与えることができる。
トレバー４により、第１枢軸２1 周りでパーキング位置
Ｐ、リバース位置Ｒ、ニュートラル位置Ｎ、４速ドライ
ブ位置Ｄ4 、３速ドライブ位置Ｄ3 、２速ホールド位置
ＩＩ、及び１速ホールド位置Ｉの７つのシフト位置に回
動されるもので、これらシフト位置にシフトレバー４を
保持するためのディテント機構１７がブラケット１及び
シフトピース３間に設けられる。この機構１７は、シフ
トピース３に一体成形された、第１枢軸２1 を中心とす
る扁形のディテント板１８と、ブラケット１に基端が固
着され、先端に位置決めローラ１９を軸支したディテン
トばね２０とを備える。ディテント板１８の外周面に
は、シフトピース３のＰないしＩのシフト位置に各対応
した７個のＶ形ノッチ２１1 〜２１7 が設けられてお
り、前記位置決めローラ１９がシフトレバー４の各シフ
ト位置に対応したノッチ２１1 〜２１7 にディテントば
ね２０の弾発力をもって係合するようになっている。こ
れによってシフトピース３及びシフトピース４を各シフ
ト位置に保持することができると共に、操縦者に節度感
を与えることができる。
【００１５】またシフトレバー４及びブラケット１間に
は、シフトレバー４のシフト操作に一定の規制を与える
シフト規制機構２２が設けられる。この機構２２は、第
１枢軸２1 を中心とする円弧状をなしてブラケット１に
ボルト２４により固着される規制板２３と、この規制板
２３の内側を通るシフトレバー４の中間軸部４ｂに形成
される係合爪２５とを備える。規制板２３は、その内側
に上記係合爪２５との係合によりシフトレバー４のシフ
ト操作を規制する規制カム面２６が形成されている。こ
の規制カム面２６は、シフトレバー４の前記Ｐ，Ｒ，
Ｎ，Ｄ3 ，ＩＩ，Ｉ位置にそれぞれ対応したＰ位置保持
溝２７、Ｒ位置規制段部２８1 、Ｎ位置規制段部２
８2 、Ｄ3 位置規制段部２８3 、ＩＩ位置規制段部２８
4 及びＩ位置規制段部２８5 を有し、前記セットばね８
は、係合爪２５をこの規制カム面２６に係合させる方向
にシフトレバー４を付勢するものである。
は、シフトレバー４のシフト操作に一定の規制を与える
シフト規制機構２２が設けられる。この機構２２は、第
１枢軸２1 を中心とする円弧状をなしてブラケット１に
ボルト２４により固着される規制板２３と、この規制板
２３の内側を通るシフトレバー４の中間軸部４ｂに形成
される係合爪２５とを備える。規制板２３は、その内側
に上記係合爪２５との係合によりシフトレバー４のシフ
ト操作を規制する規制カム面２６が形成されている。こ
の規制カム面２６は、シフトレバー４の前記Ｐ，Ｒ，
Ｎ，Ｄ3 ，ＩＩ，Ｉ位置にそれぞれ対応したＰ位置保持
溝２７、Ｒ位置規制段部２８1 、Ｎ位置規制段部２
８2 、Ｄ3 位置規制段部２８3 、ＩＩ位置規制段部２８
4 及びＩ位置規制段部２８5 を有し、前記セットばね８
は、係合爪２５をこの規制カム面２６に係合させる方向
にシフトレバー４を付勢するものである。
【００１６】而して、シフトレバー４のノブ５を操縦者
が手前に引くことにより、シフトレバー４をセットばね
８の付勢力に抗して第２枢軸２2 周り回動すれば、係合
爪２５が規制カム面２６から離脱し、その規制から解除
される。したがって、次いでシフトレバー４を第１枢軸
２1 周りに回動すれば、第２枢軸２2 及びシフトピース
３を伴ってＰないしＩの所望のシフト位置へシフトする
ことができる。このとき第２枢軸２2 の延長軸部２2 ａ
は角形ブッシュ１２を介してベルクランク１３を揺動す
るので、これに接続されたコントロールワイヤ１５が引
かれ、或は押されて自動変速機のマニュアル弁にシフト
レバー４のシフト位置に対応した変速制御位置を与え
る。
が手前に引くことにより、シフトレバー４をセットばね
８の付勢力に抗して第２枢軸２2 周り回動すれば、係合
爪２５が規制カム面２６から離脱し、その規制から解除
される。したがって、次いでシフトレバー４を第１枢軸
２1 周りに回動すれば、第２枢軸２2 及びシフトピース
３を伴ってＰないしＩの所望のシフト位置へシフトする
ことができる。このとき第２枢軸２2 の延長軸部２2 ａ
は角形ブッシュ１２を介してベルクランク１３を揺動す
るので、これに接続されたコントロールワイヤ１５が引
かれ、或は押されて自動変速機のマニュアル弁にシフト
レバー４のシフト位置に対応した変速制御位置を与え
る。
【００１７】このように、第２枢軸２2 の延長軸部２2
ａによりベルクランク１３を作動するようにしたので、
ベルクランク１３を作動するための専用の作動腕をシフ
トピース３に設ける必要がなくなり、構造の簡素化が図
られる。
ａによりベルクランク１３を作動するようにしたので、
ベルクランク１３を作動するための専用の作動腕をシフ
トピース３に設ける必要がなくなり、構造の簡素化が図
られる。
【００１８】図１、図３及び図４に示すように、ブラケ
ット１にはシフトロック機構２９が設けられる。この機
構２９は、シフトレバー４がＰ位置を占めているときに
は車両のブレーキを作動させない限りシフトレバー４を
そのＰ位置にロックしておくもので、ブラケット１に取
付けられた電磁アクチュエータ３０と、ブラケット１に
一体に形成された支持壁３１に軸支３２された小ベルク
ランク３３と、ブラケット１に形成された案内溝３４に
摺動自在に嵌合するロックバー３５とを備える。電磁ア
クチュエータ３０は、ソレノイドの励起時にその内方へ
引込まれる作動杆３６と、その作動杆３６を突出方向へ
付勢する戻しばね３７を有する。この電磁アクチュエー
タ３０のソレノイドは、ブレーキペダルの踏込みに応動
して閉じるブレーキ作動感知スイッチ（図示せず）を介
してバッテリに接続される。上記作動杆３６の先端には
連結ピン３８が植設されており、これは小ベルクランク
３３の短腕部に形成されたＵ字状の連結溝３９に係合さ
れる。また小ベルクランク３３の長腕部は連結ピン４０
を介してロックバー３５に連結される。ロックバー３５
は、前記係合爪２５がＰ位置保持溝２７に係合している
とき、係合爪２５と反対側のシフトレバー４の中間軸部
４ｂ背面に先端部側面を当接対向させるロック位置Ｌ
と、該背面から退去するアンロック位置Ｕとの間を案内
溝３４に沿って摺動するようになっている。このロック
バー３５のロック位置Ｌ及びアンロックＵを規定するた
めに、小ベルクランク１３の側面にストッパピン４１が
突設される一方、これがロックバー３５のロック位置Ｌ
及びアンロック位置Ｕで当接する対向内側面を有する切
欠４２が前記支持壁３１に設けられる。上記ストッパピ
ン４１は、切欠４２の内側面との当接衝撃を緩和するゴ
ムブッシュ４３で被覆される。
ット１にはシフトロック機構２９が設けられる。この機
構２９は、シフトレバー４がＰ位置を占めているときに
は車両のブレーキを作動させない限りシフトレバー４を
そのＰ位置にロックしておくもので、ブラケット１に取
付けられた電磁アクチュエータ３０と、ブラケット１に
一体に形成された支持壁３１に軸支３２された小ベルク
ランク３３と、ブラケット１に形成された案内溝３４に
摺動自在に嵌合するロックバー３５とを備える。電磁ア
クチュエータ３０は、ソレノイドの励起時にその内方へ
引込まれる作動杆３６と、その作動杆３６を突出方向へ
付勢する戻しばね３７を有する。この電磁アクチュエー
タ３０のソレノイドは、ブレーキペダルの踏込みに応動
して閉じるブレーキ作動感知スイッチ（図示せず）を介
してバッテリに接続される。上記作動杆３６の先端には
連結ピン３８が植設されており、これは小ベルクランク
３３の短腕部に形成されたＵ字状の連結溝３９に係合さ
れる。また小ベルクランク３３の長腕部は連結ピン４０
を介してロックバー３５に連結される。ロックバー３５
は、前記係合爪２５がＰ位置保持溝２７に係合している
とき、係合爪２５と反対側のシフトレバー４の中間軸部
４ｂ背面に先端部側面を当接対向させるロック位置Ｌ
と、該背面から退去するアンロック位置Ｕとの間を案内
溝３４に沿って摺動するようになっている。このロック
バー３５のロック位置Ｌ及びアンロックＵを規定するた
めに、小ベルクランク１３の側面にストッパピン４１が
突設される一方、これがロックバー３５のロック位置Ｌ
及びアンロック位置Ｕで当接する対向内側面を有する切
欠４２が前記支持壁３１に設けられる。上記ストッパピ
ン４１は、切欠４２の内側面との当接衝撃を緩和するゴ
ムブッシュ４３で被覆される。
【００１９】而して、シフトレバー４がＰ位置を占め、
且つ係合爪２５をＰ位置保持溝２７に係合させた状態に
あるときは、ブレーキペダルが休止位置にあれば、ロッ
クバー３５は電磁アクチュエータ３０の戻しばね３７の
弾発力でロック位置Ｌに保持され、シフトレバー４の中
間軸部４ｂ背面に当接対向する。その結果、シフトレバ
ー４はロックバー３５により第１枢軸２1 周りの揺動が
拘束され、係合爪２５をＰ位置保持溝２７から脱出させ
ることができないため、シフトレバー４は作動不能とな
る。
且つ係合爪２５をＰ位置保持溝２７に係合させた状態に
あるときは、ブレーキペダルが休止位置にあれば、ロッ
クバー３５は電磁アクチュエータ３０の戻しばね３７の
弾発力でロック位置Ｌに保持され、シフトレバー４の中
間軸部４ｂ背面に当接対向する。その結果、シフトレバ
ー４はロックバー３５により第１枢軸２1 周りの揺動が
拘束され、係合爪２５をＰ位置保持溝２７から脱出させ
ることができないため、シフトレバー４は作動不能とな
る。
【００２０】そこで、ブレーキペダルを踏込むと、電磁
アクチュエータ３０の励起により作動杆３６が引込まれ
てロックバー３５がアンロック位置Ｕへ後退するので、
シフトレバー４を第２枢軸２2 周りに揺動させて係合爪
２５をＰ位置保持溝２７から脱出させることができ、そ
してシフトレバー４により第２枢軸２2 及びシフトピー
ス３を所望のシフト位置へ回動させることができる。
アクチュエータ３０の励起により作動杆３６が引込まれ
てロックバー３５がアンロック位置Ｕへ後退するので、
シフトレバー４を第２枢軸２2 周りに揺動させて係合爪
２５をＰ位置保持溝２７から脱出させることができ、そ
してシフトレバー４により第２枢軸２2 及びシフトピー
ス３を所望のシフト位置へ回動させることができる。
【００２１】一方、シフトレバー４をＲ位置からＰ位置
へ回動する際には、電磁アクチュエータ３９は消勢状態
にあって、ロックバー３５をロック位置Ｌに保持してい
るが、シフトレバー４がそのロックバー３５の先端面を
押圧し、該バー３５を戻しばね３７の力に抗してアンロ
ック位置Ｕへ押しやるので、シフトレバー４のＰ位置へ
の回動が達成される。そして、シフトレバー４が係合爪
２５をＰ位置保持溝２７に係合させるようにセットばね
８の弾発力をもって揺動すれば、ロックバー３５は再び
戻しばね３７の弾発力でロック位置Ｌに復帰し、シフト
レバー４を再びロックするようになる。
へ回動する際には、電磁アクチュエータ３９は消勢状態
にあって、ロックバー３５をロック位置Ｌに保持してい
るが、シフトレバー４がそのロックバー３５の先端面を
押圧し、該バー３５を戻しばね３７の力に抗してアンロ
ック位置Ｕへ押しやるので、シフトレバー４のＰ位置へ
の回動が達成される。そして、シフトレバー４が係合爪
２５をＰ位置保持溝２７に係合させるようにセットばね
８の弾発力をもって揺動すれば、ロックバー３５は再び
戻しばね３７の弾発力でロック位置Ｌに復帰し、シフト
レバー４を再びロックするようになる。
【００２２】上記シフトロック機構２９には強制ロック
解除機構４４が連結される。この機構４４は、バッテリ
の過放電等により電磁アクチュエータ３０が作動不能に
陥った場合、手動操作により前記ロックバー３５を強制
的にアンロック位置Ｕへ後退させるもので、図１，図３
及び図４に示すように、ブラケット１と一体の支持腕４
５に支軸４６を介して取付けられた解除レバー４７を備
える。この解除レバー４７は、一端部が操縦者側に延び
る舌状の操作部４７ａに形成され、他端部がロックバー
３５を迂回するようにクランク状に屈曲する作動部４７
ｂに形成され、この作動部４７ｂの先端は、前記小ベル
クランク３３とロックバー３５間を連結する連結ピン４
０の延長部４０ａを掬い上げ得るように配置される。そ
して、本発明のコラムシフト装置と共にステアリングコ
ラムＳｃを覆うコラムカバー４８には、上記操作部４７
ａに対向してキー孔４９が穿設される。
解除機構４４が連結される。この機構４４は、バッテリ
の過放電等により電磁アクチュエータ３０が作動不能に
陥った場合、手動操作により前記ロックバー３５を強制
的にアンロック位置Ｕへ後退させるもので、図１，図３
及び図４に示すように、ブラケット１と一体の支持腕４
５に支軸４６を介して取付けられた解除レバー４７を備
える。この解除レバー４７は、一端部が操縦者側に延び
る舌状の操作部４７ａに形成され、他端部がロックバー
３５を迂回するようにクランク状に屈曲する作動部４７
ｂに形成され、この作動部４７ｂの先端は、前記小ベル
クランク３３とロックバー３５間を連結する連結ピン４
０の延長部４０ａを掬い上げ得るように配置される。そ
して、本発明のコラムシフト装置と共にステアリングコ
ラムＳｃを覆うコラムカバー４８には、上記操作部４７
ａに対向してキー孔４９が穿設される。
【００２３】而して、そのキー孔４９に差込んだキー５
０により操作部４７ａを押圧すれば、解除レバー４７は
回動し、作動部４７ｂが連結ピン４０の延長部４０ａを
掬い上げることによりロックバー３５をアンロック位置
Ｕへ後退させることができる。こうすることにより、電
磁アクチュエータ３０の作動不能状態でも、シフトレバ
ー４をＰ位置から他の所望のシフト位置へシフトするこ
とができる。
０により操作部４７ａを押圧すれば、解除レバー４７は
回動し、作動部４７ｂが連結ピン４０の延長部４０ａを
掬い上げることによりロックバー３５をアンロック位置
Ｕへ後退させることができる。こうすることにより、電
磁アクチュエータ３０の作動不能状態でも、シフトレバ
ー４をＰ位置から他の所望のシフト位置へシフトするこ
とができる。
【００２４】上記実施例においては、本発明の要旨を逸
脱することなく種々の設計変更が可能であることは勿論
である。例えば、ベルクランク１３の配置により第２枢
軸２ 2 の延長軸部２2 ａを適当に屈曲させることもでき
る。
脱することなく種々の設計変更が可能であることは勿論
である。例えば、ベルクランク１３の配置により第２枢
軸２ 2 の延長軸部２2 ａを適当に屈曲させることもでき
る。
【００２５】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第２枢軸
にシフトピース外側方へ突出する延長軸部を形成し、こ
の延長軸部をベルクランクに連結し、シフトレバーによ
る第２枢軸の第１枢軸周りの回動によりベルクランクを
作動するようにしたので、第２枢軸がベルクランクを作
動する作動腕として機能することになり、専用の作動腕
をシフトピースに設ける必要がない。したがって部品点
数の削減、構造の簡素化がもたらされ、コスト低減に寄
与することができる。
にシフトピース外側方へ突出する延長軸部を形成し、こ
の延長軸部をベルクランクに連結し、シフトレバーによ
る第２枢軸の第１枢軸周りの回動によりベルクランクを
作動するようにしたので、第２枢軸がベルクランクを作
動する作動腕として機能することになり、専用の作動腕
をシフトピースに設ける必要がない。したがって部品点
数の削減、構造の簡素化がもたらされ、コスト低減に寄
与することができる。
【図１】本発明の自動変速機用コラムシフト装置の側面
図。
図。
【図２】図１の２矢視図。
【図３】図１の３矢視図。
【図４】図１の４矢視図。
【図５】図１の５矢視図。
【図６】図２の６−６線断面図。
１・・・・・ブラケット ２1 ・・・・第１枢軸 ２2 ・・・・第２枢軸 ２2 ａ・・・延長軸部 ３・・・・・シフトピース ４・・・・・シフトレバー １３・・・・ベルクランク ２２・・・・シフト規制機構 Ｓｃ・・・・ステアリングコラム
Claims (1)
- 【請求項１】 ステアリングコラム（Ｓｃ）に取り付け
られるブラケット（１）と、このブラケット（１）に設
けられる第１枢軸（２1 ）と、この第１枢軸（２1 ）に
支持されて複数のシフト位置（Ｐ〜Ｉ）へ回動し得るシ
フトピース（３）と、第１枢軸（２1 ）と略直交する平
面上に位置するようにシフトピース（３）に設けられる
第２枢軸（２2 ）と、この第２枢軸（２2 ）に支持さ
れ、この第２枢軸（２2 ）を介してシフトピース（３）
を回動し得るシフトレバー（４）と、ブラケット（１）
に設けられ、シフトレバー（４）が第２枢軸（２2 ）周
りの揺動に伴い係脱し、その係合時はシフトレバー
（４）の第１枢軸（２1 ）周りの回動を規制するシフト
規制機構（２２）と、ブラケット（１）に揺動可能に軸
支され、第１枢軸（２1 ）周りのシフトレバー（４）の
回動に連動して自動変速機を制御するベルクランク（１
３）とを備えた自動変速機用コラムシフト装置におい
て、 第２枢軸（２2 ）にシフトピース（３）外側方へ突出す
る延長軸部（２2 ａ）を形成し、この延長軸部（２
2 ａ）をベルクランク（１３）に連結し、シフトレバー
（４）による第２枢軸（２2 ）の第１枢軸（２1 ）周り
の回動によりベルクランク（１３）を作動するようにし
たことを特徴とする、自動変速機用コラムシフト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9488495A JPH08282317A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 自動変速機用コラムシフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9488495A JPH08282317A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 自動変速機用コラムシフト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08282317A true JPH08282317A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14122479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9488495A Pending JPH08282317A (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | 自動変速機用コラムシフト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08282317A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6055881A (en) * | 1997-12-26 | 2000-05-02 | Kabushiki Kaisha Atsumitec | Column shift device for automatic transmission |
| US6155130A (en) * | 1997-12-26 | 2000-12-05 | Kabushiki Kaisha Atsumitec | Column shift device for automatic transmission |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP9488495A patent/JPH08282317A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6055881A (en) * | 1997-12-26 | 2000-05-02 | Kabushiki Kaisha Atsumitec | Column shift device for automatic transmission |
| US6155130A (en) * | 1997-12-26 | 2000-12-05 | Kabushiki Kaisha Atsumitec | Column shift device for automatic transmission |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040126 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040721 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050112 |