JPH063572A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH063572A
JPH063572A JP4166298A JP16629892A JPH063572A JP H063572 A JPH063572 A JP H063572A JP 4166298 A JP4166298 A JP 4166298A JP 16629892 A JP16629892 A JP 16629892A JP H063572 A JPH063572 A JP H063572A
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JP
Japan
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zoom
wide
tele
button
optical system
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Withdrawn
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JP4166298A
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English (en)
Inventor
Chiharu Tanaka
千春 田中
Shinichi Harada
信一 原田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH063572A publication Critical patent/JPH063572A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通常のズーム駆動よりも高速度でズーム光学系
の駆動が可能となるカメラを提供することを目的とす
る。 【構成】ズーム駆動装置部は、各操作スイッチの信号を
取り込み、各要素を制御するシステムコントローラ1
と、ズーム光学系7の駆動モータ3と、該駆動モータ3
用ドライブ回路2と、ズーム速度を通常速度と高速度に
切り換えるスピ−ド切り換え回路4と、テレスイッチ操
作用のテレ釦5と、ワイドスイッチ操作用のワイド釦6
により主に構成されている。ズーム光学系7を望遠側、
または、広角側へ通常速度で駆動する場合は、テレ釦
5,ワイド釦6を個別に操作して行う。また、テレ端、
または、ワイド端に高速移動させる場合は、テレ釦5と
ワイド釦6とを共に押圧状態にして動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ、詳しくは、ズー
ム光学系を有するカメラにおいて、該ズーム光学系を望
遠側、または、広角側に高速移動させることの可能なカ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラ一体型VTRやスチルカメ
ラ等においてズーム比の大きいものが数多く開発され、
広く普及するようになっている。これら従来のカメラの
一般的なズーム動作は、光学系を望遠側に移動させるテ
レ操作部材のテレ釦、または、広角側に移動させるワイ
ド操作部材であるワイド釦を押圧して行われる。
【0003】図10は、上記従来のカメラのズーム駆動
部の主要ブロック構成図を示したものである。本ズーム
駆動系は、各要素を制御するシステムコントローラ51
と、ズーム光学系57の駆動モータ53と、正逆転切り
換え回路内蔵の該駆動モータ53のドライブ回路52、
および、望遠側への駆動を指示するテレ駆動動作スイッ
チ操作用のテレ釦54と広角側への駆動を指示するワイ
ド駆動動作スイッチ操作用のワイド釦55により主に構
成されている。本装置において、ズーム光学系57を望
遠側へ駆動する場合は、テレ釦54を押圧し続け、該光
学系が所望するズーム倍率に到達したときに該テレ釦5
4の押圧を解放して、駆動モータを停止させる。一方、
広角側への駆動も、同様に所望するズーム倍率に到達す
るまでワイド釦55を押圧して行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
カメラのズーム駆動部において、素早くズーミングを行
いたい場合であっても、例えば、現在広角位置にあるズ
ーム光学系57を最望遠まで移動させるようなとき、通
常のズーミング時の速度でズーム移動が行われる。従っ
て、希望するズーム位置に到達するまでに長い時間を必
要とすることから、撮影しようとするシーンを逃してし
まうという不具合があった。
【0005】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであり、テレ、および、ワイド操作部材の
操作状態によって、あるいは、簡単な操作部材を設ける
ことによって、通常のズーム駆動よりも高速でズーム光
学系を駆動することを可能とするカメラを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラの1つ
は、ズーム光学系を望遠側に移動させるテレ操作部材
と、ズーム光学系を広角側に移動させるワイド操作部材
と、テレ操作部材とワイド操作部材とが共に操作される
ことにより、ズーム光学系を望遠側、あるいは、広角側
の何れか一方に高速移動させる制御手段とを具備したこ
とを特徴とする。
【0007】本発明のカメラの他の1つは、ズーム光学
系を望遠側に移動させるテレ操作部材と、ズーム光学系
を広角側に移動させるワイド操作部材と、テレ操作部
材、あるいは、ワイド操作部材と共に操作することによ
り、ズーム光学系を望遠側、あるいは、広角側に高速移
動させる高速操作部材とを具備したことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記カメラの1つは、ズーム光学系を望遠側、
あるいは、広角側の一方に高速移動させる場合、テレ操
作部材とワイド操作部材の双方を共に操作状態とするこ
とによって高速移動を行わせる。また、上記カメラの他
の1つは、ズーム光学系を望遠側、あるいは、広角側の
一方に高速移動させる場合、テレ操作部材、あるいは、
ワイド操作部材と上記高速操作部材とを共に操作するこ
とにより高速移動を行わせる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は、本発明の第1実施例のカメラのズーム駆動
装置部の主要ブロック構成図を示したものである。本カ
メラのズーム駆動装置部は、各操作スイッチの信号を取
り込み、各要素を制御し、ズーム光学系7を望遠側、あ
るいは、広角側の何れか一方に高速移動させる制御手段
を内蔵するCPU等で構成されるシステムコントローラ
(以下、シスコンと称する)1と、撮影レンズであるズ
ーム光学系7の駆動モータ3と、正逆転切り換え回路を
内蔵する該駆動モータ3用ドライブ回路2と、上記駆動
モータ3のズーム駆動速度を上記シスコン1の制御手段
の指示により通常のテレ、または、ワイドへの移動動作
での通常速度と、後述するワンショット動作での通常速
度より速い高速度に切り換えるスピ−ド切り換え回路4
と、テレ操作部材であって、望遠側への駆動を指示する
テレ動作スイッチ操作用のテレ釦5と、ワイド操作部材
であって、広角側への駆動を指示するワイド動作スイッ
チ操作用のワイド釦6により主に構成されている。な
お、ズーム光学系のテレ端位置,ワイド端位置、また
は、通常のテレ位置,ワイド位置等のズーム移動位置の
検出信号は、図示しないズームエンコ−ダを介してシス
コン1に入力され、ズーム位置の制御に利用される。
【0010】本装置において、ズーム光学系7を望遠
側、または、広角側へ通常速度で駆動する場合は、前記
図10の従来のカメラと同様にテレ釦5,ワイド釦6を
個別に操作して行う。更に、本実施例のものでは、テレ
釦5とワイド釦6とを共に押圧すると、上記ズーム光学
系7が最望遠端(以下、テレ端と称する)、または、最
広角端(以下、ワイド端と称する)に高速移動するテレ
端、または、ワイド端ワンショットモードに移行し、該
移動を実行する。なお、上記移動速度の切り換えは、シ
スコン1によりスピ−ド切り換え回路4、ドライブ回路
2を介して行われる。
【0011】本カメラにおける撮影処理動作のうちズー
ム光学系7の駆動処理について図2〜5のフローチャー
トを用いて説明する。図2は、撮影シーケンス処理のメ
インフローチャートのうち、ズーム駆動処理ステップの
みを具体的に示したものである。まず、該撮影シーケン
ス処理のステップS1において、ズーム駆動を行うため
のキー入力情報を得るために、図3のフローチャートに
示すサブルーチン「ズームキー入力」がコールされる。
【0012】上記サブルーチン「ズームキー入力」にお
いては、ステップS11,12,15にてテレ釦5とワ
イド釦6の押圧状態をチェックする。そして、テレ釦
5,ワイド釦6ともにオンであるときは、シスコン1の
メモリの所定のアドレスにキー入力データである KEYDA
TAの値として「11」を書き込む(ステップS13)。
また、テレ釦5がオンでワイド釦6がオフであるとき
は、上記 KEYDATAの値として「10」を書き込む(ステ
ップS14)。テレ釦5がオフでワイド釦6がオンであ
るときは、上記 KEYDATAの値として「01」を書き込む
(ステップS16)。更に、テレ釦5,ワイド釦6がと
もにオフであるときは、上記 KEYDATAの値として「0
0」を書き込む(ステップS17)。上記何れかの KEY
DATAのデータを書き込んで本ルーチンの処理を終了し、
メインルーチンに戻る。
【0013】なお、上記 KEYDATAのキー入力データに基
づいてズーム駆動処理がなされるが、該キー入力データ
に対応して移行するズーム処理モードは、 KEYDATA
「11」に対しては、前記高速ズーム動作であるワンシ
ョットモードが対応する。また、 KEYDATA「10」に対
しては、前記通常速度のテレ側へのズームを行うテレズ
ームモードが対応し、 KEYDATA「01」が前記通常速度
のワイド側へのズームを行うワイドズームモードが対応
する。更に、 KEYDATA「00」はズーム動作を停止する
ための停止モードが対応する。
【0014】そして、メインルーチンのステップS2に
おいて、上記 KEYDATAの値に基づいて何れかのズームモ
ードに移行し、ズーム駆動を実行するために図4,5に
示すサブルーチン「ズームモード移行」がコールされ
る。上記サブルーチン「ズームモード移行」では、ステ
ップS21において、現在、前記ワンショット動作中か
どうかをチェックする。ワンショット動作中でなけれ
ば、後述するステップS22に進む。また、動作中であ
れば、ステップS23にジャンプし、ズーム光学系がテ
レ、または、ワイドのズーム端に到達したかのチェック
を行う。ズーム端に到達していれば、ズーム駆動を停止
させる(ステップS24)。まだ、到達していなけれ
ば、上記ワンショット駆動を続行させる。その後、本ル
ーチンの処理を終了し、図2のメインルーチンに戻る。
【0015】ステップS22において、前記メモリに記
憶された KEYDATAをチェックし、値が「11」でなけれ
ば、後述するステップS23に進むが、値が「11」で
あれば、ステップS25にジャンプし、前記ワンショッ
トモードに移行する。そして、現在テレ動作中である
か、ワイド動作中であるかの判別を行う(ステップS2
5,26)。テレ動作中であれば、テレ端へのワンショ
ット動作を実行する(ステップS27)。ワイド動作中
であれば、ワイド端へのワンショット動作を実行する
(ステップS28)。また、何れのズーム動作中でもな
ければ、そのまま本ルーチンの処理を終了し、メインル
ーチンに戻る。
【0016】上記ステップS23に進んだ場合、同様に
前記メモリに記憶された KEYDATAをチェックし、値が
「10」でなければ、後述する図5のステップS32に
進むが、値が「10」であれば、ステップS29にジャ
ンプし、前記通常速度のテレズームモードに移行する。
そこで、既にテレ端に到達しているかをチェックする。
テレ端に到達していれば、ズーム動作を停止する(ステ
ップS31)。テレ端に到達していなければ、テレ端へ
の通常速度によるテレズーム動作を実行し(ステップS
30)、それぞれ本ルーチンの処理を終了する。
【0017】上記ステップS32に進んだ場合、同様に
前記メモリに記憶された KEYDATAをチェックし、値が
「01」でなければ、即ち、値「00」であれば、後述
するステップS33に進むが、値が「01」であれば、
ステップS35にジャンプし、前記通常速度のワイドズ
ームモードに移行する。そして、既にワイド端に到達し
ているかをチェックする。ワイド端に到達していれば、
ズーム動作を停止する(ステップS37)。ワイド端に
到達していなければ、ワイド端への通常速度によるワイ
ドズーム動作を実行し(ステップS36)、それぞれ本
ルーチンを終了する。
【0018】上記ステップS33に進んだ場合、このと
きの状態は、テレ,ワイド釦の何れも押圧されていない
状態であって、現在テレ、または、ワイドズーム動作を
実行しているかどうかをチェックし、該動作を行ってい
なければそのまま本ルーチンを終了する。しかし、該動
作を実行中であれば、その動作を停止させて本ルーチン
の処理を終了する。
【0019】なお、本ルーチンの処理を終了した場合、
処理は前記図2のメインルーチンに戻り、図示しない後
続の撮影処理を実行する。そして、ステップS3におい
てメインフローの処理が終了したことが確認された場
合、再びもとの処理に戻る。
【0020】以上説明したように本実施例のカメラによ
ると、専用のキーを新設することなく、通常のズーム機
能付きカメラに配設されている2つのテレ,ワイド釦を
共にオン状態になるように操作することにより、テレ
端、または、ワイド端への光学系の高速移動が可能とな
り、撮影シーンの早い変化にも対応することができる。
【0021】なお、上記実施例のカメラにおいては、図
4のステップS25〜ステップS28におけるワンショ
ットモードの処理で、現在テレ動作中であればテレ端へ
のワンショット動作を行い、現在ワイド動作中であれば
ワイド端へのワンショットの動作を行うように処理した
が、その変形例のものとして、逆に、現在テレ動作中で
あって、ワイド釦6がオンになれば、ワイド端へのワン
ショット動作を行い、現在ワイド動作中であって、テレ
釦5がオンになれば、テレ端へのワンショットの動作を
行うようにしてもよい。
【0022】また、ワンショットモードの処理におい
て、テレ釦5,ワイド釦6の双方が操作されたときの光
学系7の位置が予め設定されたズーム標準位置よりワイ
ド側にあるときは、テレ端へ高速移動するテレ端へのワ
ンショット動作を実行し、逆に標準位置よりテレ側にあ
るときは、ワイド端へ高速移動するワイド端へのワンシ
ョット動作を実行させるようにした変形例のカメラも提
案できる。
【0023】更に、上記第1実施例のカメラの場合、ワ
ンショット動作は機械的テレ端、または、ワイド端への
高速移動を行うように構成したが、シスコン1によって
電子的に設定された倍率のテレ端、または、ワイド端位
置に高速移動がなされるような変形例のカメラを提案す
ることも可能である。なお、機械的なズームではなく電
子ズーム方式のものに適用し、上記テレ端,ワイド端を
電子的なズーム端として設定しそのズーム端状態に高速
駆動するように構成することも可能である。
【0024】また、ワンショットモードに移行した場
合、テレ釦とワイド釦の両押しにより、まず、テレ端へ
高速移動し、その後、標準位置へ、更に、ワイド端に高
速移動し、以後、標準位置、テレ位置、ワイド位置とサ
イクリックにズーム位置を移動させていくことの可能な
変形例のカメラを提案することもできる。そして、該標
準位置は使用者が任意に設定できるようにしてもよい。
【0025】なお、テレ釦とワイド釦の双方押圧状態の
時間をチェックタイマにより計測し、所定の時間以上、
双方がともに押圧されていなければ、前記ワンショット
ズームモードには移行しないように処理して、キーの押
圧ミスによる誤動作を無くすようにすることも可能であ
る。更には、ワンショット動作中の移動方向を表示部に
表示させるようにして、より使い易くしてもよい。
【0026】次に、本発明の第2実施例のカメラについ
て説明する。図6は、本実施例のカメラのズーム駆動装
置部の主要ブロック構成図を示したものであるが、前記
第1実施例のものと異なるところは、ワンショット動作
を指定するスイッチを操作するワンショット釦8が増設
されている点である。他の構成は第1実施例のカメラと
同一とする。本カメラにおいては、ズーム光学系7のテ
レ端、または、ワイド端への高速移動を行うモードであ
るワンショットモードへの移行は、テレ操作部材である
テレ釦5、または、ワイド操作部材であるワイド釦6
と、高速移動のための高速操作部材であるワンショット
釦8の双方を押圧することによって行われる。但し、ワ
ンショット釦8のみが押圧されてもワンショットモード
への移行はなされない。
【0027】本カメラにおける撮影処理動作のうちズー
ム光学系の駆動処理について図7〜9のフローチャート
を用いて説明する。なお、本実施例のカメラの撮影シー
ケンス処理で、ズーム処理ステップを具体的に示したメ
インフローチャートは、前記第1実施例のカメラで用い
た図2のものと同一であって、コールされる各サブルー
チンが異なるものとする。そこで、該撮影シーケンス処
理のステップS1において、ズーム駆動を行うためのキ
ー入力情報を得るために、図7のフローチャートに示す
サブルーチン「ズームキー入力」がコールされる。
【0028】該サブルーチン「ズームキー入力」におい
ては、ステップS41,42,45、および、ステップ
S49,50にて、ワンショット釦8とテレ釦5とワイ
ド釦6の押圧状態をチェックする。そして、ワンショッ
ト釦8を押圧されていない状態において、テレ釦5がオ
ンであるときは、シスコン1のメモリの所定のアドレス
にキー入力データである KEYDATAの値として「10」を
書き込む(ステップS48)。また、テレ釦5がオフで
ワイド釦6がオンであるときは、上記 KEYDATAの値とし
て「01」を書き込む(ステップS47)。更に、テレ
釦5,ワイド釦6がともにオフであるときは、上記 KEY
DATAの値として「00」を書き込む(ステップS4
6)。なお、上記テレ釦5とワイド釦6の押圧状態のチ
ェックで両者が同時押しされた場合は、テレ釦5の方が
優先される。
【0029】一方、ワンショット釦8を押圧されてオン
状態にあるとき、テレ釦5がオンでは、 KEYDATAの値と
して「12」を書き込む(ステップS53)。また、テ
レ釦5がオフでワイド釦6がオンであるときは、上記 K
EYDATAの値として「21」を書き込む(ステップS5
2)。更に、テレ釦5,ワイド釦6がともにオフである
ときは、上記 KEYDATAの値として「00」を書き込む
(ステップS51)。上記何れかの KEYDATAのデータを
書き込んで本ルーチンの処理を終了し、メインルーチン
に戻る。
【0030】なお、本実施例のカメラにおいても第1実
施例のものと同様に上記 KEYDATAのキー入力データに基
づいてズーム駆動処理がなされるが、該キー入力データ
に対応して移行するズーム駆動処理モードは、上記 KEY
DATA「12」に対しては、前記高速ズーム移動動作のう
ちテレ端へのワンショットモードが対応する。上記 KEY
DATA「21」に対しては、前記高速ズーム移動動作のう
ちワイド端へのワンショットモードが対応する。また、
KEYDATA「10」,「01」に対しては、それぞれ第1
実施例のものと同様に前記通常速度のテレ側へ、また
は、ワイド側へのズームを行うテレ,ワイドズームモー
ドが対応する。更に、KEYDATA 「00」も第1実施例の
ものと同様にズーム動作を停止するための停止モードが
対応する。
【0031】そして、メインルーチンのステップS2に
おいて、上記KEYDATA の値に基づいて何れかのズームモ
ードに移行しズーム駆動を実行するため図8,9に示す
サブルーチン「ズームモード移行」がコールされる。そ
して、ステップS61において、現在、ワンショット動
作中がどうかをチェックする。ワンショット動作中でな
ければ、後述のステップS62,63に進む。ワンショ
ット動作中であれば、ステップS65にジャンプし、ズ
ーム光学系がテレ、または、ワイドのズーム端に到達し
たかのチェックを行う。ズーム端に到達していれば、ズ
ーム駆動を停止させる(ステップS66)。まだ、ズー
ム端に到達していなければ、上記ワンショットズーム駆
動を続行させる。そして、本サブルーチンの処理を終了
する。
【0032】上記ステップS62,63において、前記
メモリに記憶された KEYDATAの値をチェックし、値が
「12」であれば、ワンショットズームモードに移行
し、テレ端への高速ズーム移動を実行する(ステップS
67)。また、値が「21」であれば、同様にワンショ
ットズームモードに移行し、ワイド端への高速ズーム移
動を実行する(ステップS68)。そして、 KEYDATAの
値が「12」,「21」以外であれば、ステップS6
4,72に進み、前記メモリに記憶された KEYDATAをチ
ェックし、値が「10」であれば、前記通常速度のテレ
ズームモードに移行する。そして、ステップS69,7
0,71の処理を実行するが、この動作は前記第1実施
例による図4のステップS29,30,31の処理と同
一である。一方、値が「01」であった場合、前記通常
速度のワイドズームモードに移行する。そして、ステッ
プS75,76,77の処理を実行するが、この動作も
前記第1実施例による図5のステップS35,36,3
7の処理と同一である。
【0033】更に、 KEYDATAの値が「00」であった場
合、操作釦がオフ状態であり、ステップS73,74に
進むがこれらの処理も前記第1実施例による図5のステ
ップS33,34の処理と同一である。以上それぞれモ
ードでの処理を行って、本サブルーチンからメインルー
チンに処理が戻される。
【0034】以上説明したように本実施例のカメラによ
ると、第1実施例のものと同様にワンショット動作によ
り、ワイドに設定されている状態からテレ端にズームを
変更するとき、あるいは、その逆の状態での高速のズー
ム駆動が可能になり、即応性が向上する。更に、該ワン
ショット釦8を新設することによって、ワンショット動
作の指定に際して、ワンショット釦8を操作する前の状
態がテレ、あるいは、ワイド動作状態にあるかどうかに
関わらず、ワンショット釦8と共に操作されるテレ、あ
るいは、ワイド釦によって決定される。従って、該ワン
ショット動作の指定が単純に行えることになり、非常に
使い勝手のよいカメラとなる。
【0035】なお、上記第2実施例のカメラにおいて
は、一旦、ワンショットモードの動作に入るとズーム端
に到達するまでズーム移動を実行するように構成されて
いるが、その処理動作の変形例として、ワンショット釦
8を離した時点で、高速ズーム動作のワンショット動作
を中断するようにしてもよい。
【0036】また、上記ワンショット釦8の単独の操作
により、まず、テレ端へ高速移動し、続いて、標準位置
に戻った後、ワイド端へサイクリックに高速移動させる
ようなズーム移動を行う変形例のものも提案することが
可能である。但し、上記標準位置としては、予め設定さ
れた標準位置の他に使用者が任意に設定する標準位置と
してもよい。また、前記第2実施例のものにおけるテレ
端、または、ワイド端位置は、機械的な終端位置に限ら
ず、例えば、電子ズームと呼ばれるような撮像素子から
取り込まれた撮像信号を変換してズーム効果を与える方
式のもので、該ズーム端を用いて前記ワンショット動作
に適用することも可能である。
【0037】なお、前記第1,2実施例、並びに、その
変形例のものは、撮像素子を用いたビデオカメラに限ら
ず、銀塩フィルムを用いたズームカメラにも勿論適用可
能である。
【0038】
【発明の効果】上述のように本発明のカメラは、テレ操
作部材と、ワイド操作部材を共に操作させたとき、また
は、別途に設けた高速操作部材とテレ操作部材またはワ
イド操作部材とを共に操作させたとき、ズーム光学系を
望遠側、あるいは、広角側の何れか一方に高速移動させ
ることを可能としたものであるから、通常のズーム駆動
よりも短時間にズーム光学系を望遠側、あるいは、広角
側に移動させることができ、撮影シーンの早い変化にも
対応することができ、シャッタチャンスを逃がすなどの
不具合もなくなるなど数多くの顕著な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のカメラのズーム駆動部の
主要ブロック構成図。
【図2】上記図1のカメラの撮影シーケンス処理の主に
ズーム処理部を具体的に示したメインルーチンのフロー
チャート。
【図3】上記図2のメインルーチンでコールされるサブ
ルーチン「ズームキー入力」のフローチャート。
【図4】上記図2のメインルーチンでコールされるサブ
ルーチン「ズームモード移行」のフローチャートの一
部。
【図5】上記図2のメインルーチンでコールされるサブ
ルーチン「ズームモード移行」のフローチャートの一
部。
【図6】本発明の第2実施例のカメラのズーム駆動部の
主要ブロック構成図。
【図7】上記図6のカメラの撮影シーケンス処理のメイ
ンルーチンでコールされるサブルーチン「ズームキー入
力」のフローチャート。
【図8】上記図6のカメラの撮影シーケンス処理のメイ
ンルーチンでコールされるサブルーチン「ズームモード
移行」のフローチャートの一部。
【図9】上記図6のカメラの撮影シーケンス処理のメイ
ンルーチンでコールされるサブルーチン「ズームモード
移行」のフローチャートの一部。
【図10】従来例のカメラのズーム駆動部の主要ブロッ
ク構成図。
【符号の説明】
1 …………………システムコントローラ(望遠側、あ
るいは、広角側の何れか一方に高速移動させる制御動作
手段) 5 …………………テレ釦(テレ操作部材) 6 …………………ワイド釦(ワイド操作部材) 8 …………………ワンショット釦(高速操作部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ズーム光学系を望遠側に移動させるテレ操
    作部材と、 ズーム光学系を広角側に移動させるワイド操作部材と、 テレ操作部材とワイド操作部材が共に操作されることに
    より、ズーム光学系を望遠側、あるいは、広角側の何れ
    か一方に高速移動させる制御手段と、 を具備したことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】ズーム光学系を望遠側に移動させるテレ操
    作部材と、 ズーム光学系を広角側に移動させるワイド操作部材と、 テレ操作部材、あるいは、ワイド操作部材と共に操作さ
    れることにより、ズーム光学系を望遠側、あるいは、広
    角側に高速移動させる高速操作部材と、 を具備したことを特徴とするカメラ。
JP4166298A 1992-06-24 1992-06-24 カメラ Withdrawn JPH063572A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010081199A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Canon Inc 撮像装置

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JP2010081199A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Canon Inc 撮像装置

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