JPH0635646B2 - 亜鉛・アルミ合金メツキ装置 - Google Patents
亜鉛・アルミ合金メツキ装置Info
- Publication number
- JPH0635646B2 JPH0635646B2 JP60086036A JP8603685A JPH0635646B2 JP H0635646 B2 JPH0635646 B2 JP H0635646B2 JP 60086036 A JP60086036 A JP 60086036A JP 8603685 A JP8603685 A JP 8603685A JP H0635646 B2 JPH0635646 B2 JP H0635646B2
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- JP
- Japan
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- zinc
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- aluminum alloy
- alloy plating
- shute
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- Coating With Molten Metal (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、鋼帯を熱処理した後、連続的に亜鉛・アルミ
合金メツキ処理を行う亜鉛・アルミ合金メツキ装置に関
するものである。
合金メツキ処理を行う亜鉛・アルミ合金メツキ装置に関
するものである。
［従来の技術および問題点］ 第３図に従来のこの種の連続式亜鉛・アルミ合金メツキ
装置の一例を示す。この装置では、加熱帯１と冷却帯２
とからなる熱処理炉３内の抽出側に筒状のシユート４が
下方傾斜状に連設されその下端は溶融した亜鉛・アルミ
合金を湛えるポツト５に浸漬されている。熱処理炉３か
ら抽出された鋼帯６は転向ロール７を経てシユート４内
を通過しポツト５に導びかれる。８はポツト５中の転向
ロール、９はシユート４の下端に取付された耐熱・耐浸
食性鋳鋼製の筒口である。
装置の一例を示す。この装置では、加熱帯１と冷却帯２
とからなる熱処理炉３内の抽出側に筒状のシユート４が
下方傾斜状に連設されその下端は溶融した亜鉛・アルミ
合金を湛えるポツト５に浸漬されている。熱処理炉３か
ら抽出された鋼帯６は転向ロール７を経てシユート４内
を通過しポツト５に導びかれる。８はポツト５中の転向
ロール、９はシユート４の下端に取付された耐熱・耐浸
食性鋳鋼製の筒口である。
さて一般に亜鉛・アルミ合金メツキは従来から普通に行
なわれている亜鉛メツキの場合よりもポツトにおけるメ
ツキ材料の溶解温度が100℃以上も高い（亜鉛・アルミ
合金で550〜650℃，亜鉛単独で440〜450℃である）ため
亜鉛蒸気の発生がさけられないが、上記従来装置ではこ
の亜鉛蒸気がシユート４内で凝固して鋼帯６の表面に亜
鉛華となつて付着した。このため鋼帯６は亜鉛華が付着
した状態で亜鉛・アルミポツト５の浸漬されることとな
つてメツキ不良を生じさせていた。
なわれている亜鉛メツキの場合よりもポツトにおけるメ
ツキ材料の溶解温度が100℃以上も高い（亜鉛・アルミ
合金で550〜650℃，亜鉛単独で440〜450℃である）ため
亜鉛蒸気の発生がさけられないが、上記従来装置ではこ
の亜鉛蒸気がシユート４内で凝固して鋼帯６の表面に亜
鉛華となつて付着した。このため鋼帯６は亜鉛華が付着
した状態で亜鉛・アルミポツト５の浸漬されることとな
つてメツキ不良を生じさせていた。
［発明の目的および構成］ 本発明は上述に鑑みてなされたもので、鋼帯の亜鉛・ア
ルミメツキ処理の質を向上させ不良品の発生を防止せん
とするもので、この目的を達成するため本発明は、熱処
理炉の抽出側から下方傾斜状に連なる筒状のシユートを
その下端が亜鉛・アルミポツトに浸漬するように垂下さ
せ、該熱処理炉から抽出された鋼帯を該亜鉛・アルミポ
ツトに導びいて亜鉛・アルミ合金メツキ処理を行うもの
において、前記シユートの外周を断熱材によつて被うと
共に、シユート内にシール機構を設けて該シユート内を
熱処理炉側とポツト側とに仕切し、さらに、シユートの
上部位置に給ガス管を継ぎ、シユートの下部位置には排
ガス管を継ぎ、雰囲気ガスを加熱するヒータをシユート
内および／または前記給ガス管中に設けてなることを特
徴とするものである。
ルミメツキ処理の質を向上させ不良品の発生を防止せん
とするもので、この目的を達成するため本発明は、熱処
理炉の抽出側から下方傾斜状に連なる筒状のシユートを
その下端が亜鉛・アルミポツトに浸漬するように垂下さ
せ、該熱処理炉から抽出された鋼帯を該亜鉛・アルミポ
ツトに導びいて亜鉛・アルミ合金メツキ処理を行うもの
において、前記シユートの外周を断熱材によつて被うと
共に、シユート内にシール機構を設けて該シユート内を
熱処理炉側とポツト側とに仕切し、さらに、シユートの
上部位置に給ガス管を継ぎ、シユートの下部位置には排
ガス管を継ぎ、雰囲気ガスを加熱するヒータをシユート
内および／または前記給ガス管中に設けてなることを特
徴とするものである。
［作用］ メツキ槽からシユート内へ流入してきた亜鉛蒸気がシユ
ート内が所定の温度以上に加熱，保温されているために
凝固することがないと共に、シユート内の雰囲気ガスの
流れに伴ないその亜鉛蒸気はシユート外へすみやかに排
出される。
ート内が所定の温度以上に加熱，保温されているために
凝固することがないと共に、シユート内の雰囲気ガスの
流れに伴ないその亜鉛蒸気はシユート外へすみやかに排
出される。
［実施例］ 第１図に本発明に係る連続式亜鉛・アルミ合金メツキ装
置の一実施例を示す。図中、前述した第３図の装置と同
一部分については同一の符号を付してその詳しい説明を
省略するが、本発明ではシユート４の外周をセラミツク
スフアイバー等の断熱材10によつて被うと共に、シユー
ト４内を通過する鋼帯６の片面側に該鋼帯６面とシユー
ト４の内壁面との両方に接するシールロール11を配設
し、該鋼帯６の反対面側にシリンダ12により鋼帯６に向
かつて進退自在なるシール板13を配設し、該シユート４
内を熱処理炉３側とポツト５側とに仕切する。また給ガ
ス管14をシユート４の上部位置でシール板13の直下部に
継ぎ、雰囲気ガスをシユート４内へ供給する。15は該給
ガス管14の途中に設けたヒータで、雰囲気ガスをこのヒ
ータを通すことによつて300〜500℃に加熱してシユート
４内へ供給する。またシユート４の下部位置に排ガス管
16を継ぎ、前記給ガス管14によつてシユート４内へ供給
された雰囲気ガスを該シユート４内を下降させて該排ガ
ス管16から外部へ排棄するようにする。このため亜鉛・
アルミポツト５からシユート４内に亜鉛蒸気が蒸発して
も、この亜鉛蒸気はシユート４内が高温度に保たれてい
るために凝固することなく雰囲気ガスの下方への流れに
伴ない排ガス管16から外部へ排出される。このためにシ
ユート４内で鋼帯６への亜鉛華の付着は解消される。
置の一実施例を示す。図中、前述した第３図の装置と同
一部分については同一の符号を付してその詳しい説明を
省略するが、本発明ではシユート４の外周をセラミツク
スフアイバー等の断熱材10によつて被うと共に、シユー
ト４内を通過する鋼帯６の片面側に該鋼帯６面とシユー
ト４の内壁面との両方に接するシールロール11を配設
し、該鋼帯６の反対面側にシリンダ12により鋼帯６に向
かつて進退自在なるシール板13を配設し、該シユート４
内を熱処理炉３側とポツト５側とに仕切する。また給ガ
ス管14をシユート４の上部位置でシール板13の直下部に
継ぎ、雰囲気ガスをシユート４内へ供給する。15は該給
ガス管14の途中に設けたヒータで、雰囲気ガスをこのヒ
ータを通すことによつて300〜500℃に加熱してシユート
４内へ供給する。またシユート４の下部位置に排ガス管
16を継ぎ、前記給ガス管14によつてシユート４内へ供給
された雰囲気ガスを該シユート４内を下降させて該排ガ
ス管16から外部へ排棄するようにする。このため亜鉛・
アルミポツト５からシユート４内に亜鉛蒸気が蒸発して
も、この亜鉛蒸気はシユート４内が高温度に保たれてい
るために凝固することなく雰囲気ガスの下方への流れに
伴ない排ガス管16から外部へ排出される。このためにシ
ユート４内で鋼帯６への亜鉛華の付着は解消される。
なお前記シール板13はシリンダ12の作動によつてシユー
ト４内へ出没動しシユート４中の通過断面が調節できる
ようにしている。
ト４内へ出没動しシユート４中の通過断面が調節できる
ようにしている。
第２図に示した本発明の他の実施例は、シユート４内壁
面に電熱等のヒータ15′を設けシユート４内450℃以上
に加熱できるようにしたもので、このように給ガス管14
の途中にヒータ15を設けるのに代えてシユート４内にヒ
ータ15′を設けても該シユート４内を温できるので亜鉛
蒸気の凝固を同様に防止できる。
面に電熱等のヒータ15′を設けシユート４内450℃以上
に加熱できるようにしたもので、このように給ガス管14
の途中にヒータ15を設けるのに代えてシユート４内にヒ
ータ15′を設けても該シユート４内を温できるので亜鉛
蒸気の凝固を同様に防止できる。
［発明の効果］ このように本発明は、シュートの上部位置から下部位置
に向けて雰囲気ガスを降下させるものであるので、亜鉛
・アルミポットから蒸発した亜鉛蒸気は該雰囲気ガスに
より下向に押されてシュート内を上昇するのが防がれ、
しかも該シュート内の雰囲気ガスはヒータにより加熱さ
れているので、亜鉛蒸気がシュート内で凝固することな
く排ガス管からすみやかに排出させることができる。こ
のためシュート内での鋼帯への亜鉛華の付着が防止され
品質を向上させると共に、シュート内の亜鉛華による汚
染が少なくなりメンテナンスを容易にするなどの有益な
効果がある。
に向けて雰囲気ガスを降下させるものであるので、亜鉛
・アルミポットから蒸発した亜鉛蒸気は該雰囲気ガスに
より下向に押されてシュート内を上昇するのが防がれ、
しかも該シュート内の雰囲気ガスはヒータにより加熱さ
れているので、亜鉛蒸気がシュート内で凝固することな
く排ガス管からすみやかに排出させることができる。こ
のためシュート内での鋼帯への亜鉛華の付着が防止され
品質を向上させると共に、シュート内の亜鉛華による汚
染が少なくなりメンテナンスを容易にするなどの有益な
効果がある。
第１図は本発明に係る亜鉛・アルミ合金メツキ装置の一
実施例を示した縦断面図、第２図は他の実施例を示した
亜鉛・アルミ合金メツキ装置の縦断面図、第３図は従来
の亜鉛・アルミ合金メツキ装置の縦断面図である。 ３……熱処理炉、４……シユート、５……亜鉛・アルミ
ポツト、６……鋼帯、10……断熱材、11……シールロー
ル、12……シリンダ、13……シール板、14……給ガス
管、15，15′……ヒータ、16……排ガス管。
実施例を示した縦断面図、第２図は他の実施例を示した
亜鉛・アルミ合金メツキ装置の縦断面図、第３図は従来
の亜鉛・アルミ合金メツキ装置の縦断面図である。 ３……熱処理炉、４……シユート、５……亜鉛・アルミ
ポツト、６……鋼帯、10……断熱材、11……シールロー
ル、12……シリンダ、13……シール板、14……給ガス
管、15，15′……ヒータ、16……排ガス管。
Claims (1)
- 【請求項１】熱処理炉の抽出側から下方傾斜状に連なる
筒状のシユートをその下端が亜鉛・アルミポツトに浸漬
するように垂下させ、該熱処理炉から抽出された鋼帯を
該亜鉛・アルミポツトに導びいて亜鉛・アルミ合金メツ
キ処理を行うものにおいて、前記シユートの外周を断熱
材によつて被うと共に、シユート内にシール機構を設け
て該シユート内を熱処理炉側とポツト側とに仕切し、さ
らに、シユートの上部位置に給ガス管を継ぎ、シユート
の下部位置には排ガス管を継ぎ、雰囲気ガスを加熱する
ヒータをシユート内および／または前記給ガス管中に設
けてなることを特徴とした亜鉛・アルミ合金メツキ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60086036A JPH0635646B2 (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 亜鉛・アルミ合金メツキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60086036A JPH0635646B2 (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 亜鉛・アルミ合金メツキ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61246353A JPS61246353A (ja) | 1986-11-01 |
| JPH0635646B2 true JPH0635646B2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=13875440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60086036A Expired - Lifetime JPH0635646B2 (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | 亜鉛・アルミ合金メツキ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0635646B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BE1010666A3 (fr) * | 1996-10-07 | 1998-11-03 | Cockerill Sambre Sa | Procede et dispositif de revetement de toles d'acier par immersion. |
| DE102015108334B3 (de) * | 2015-05-27 | 2016-11-24 | Thyssenkrupp Ag | Vorrichtung und Verfahren zur verbesserten Metalldampfabsaugung bei einem kontinuierlichen Schmelztauchverfahren |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5335858A (en) * | 1976-09-14 | 1978-04-03 | Kubota Ltd | Transmission gear |
| JPS54138828A (en) * | 1978-04-21 | 1979-10-27 | Asahi Glass Co Ltd | Improvement of one-side hot dipping method |
-
1985
- 1985-04-22 JP JP60086036A patent/JPH0635646B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61246353A (ja) | 1986-11-01 |
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