JPH0635503U - 足場部材のロックピン - Google Patents

足場部材のロックピン

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JPH0635503U
JPH0635503U JP5477392U JP5477392U JPH0635503U JP H0635503 U JPH0635503 U JP H0635503U JP 5477392 U JP5477392 U JP 5477392U JP 5477392 U JP5477392 U JP 5477392U JP H0635503 U JPH0635503 U JP H0635503U
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scaffolding
lock pin
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JP5477392U
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武蔵 栗山
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株式会社東京ビケ足場
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な操作をすることなく自動的に差し込ま
れるロックピンを提供する。 【構成】 一の足場部材14の孔21からピン部材12
をバネにより突出させ、他の足場部材26の孔27に進
入し抜け止め作用をさせる。ピン部材先端部23に縦斜
面24を形成し、これによりピン部材を後退させて足場
部材を嵌め込むことができる。ピン部材先端部23に横
斜面25を形成し、これにより足場部材を捻ってピン部
材を後退させ、足場部材を引き抜くことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、足場部材、主にその内支柱部材の接続部分の抜け止めのために使用 されるロックピンに関する。
【0002】
【従来の技術】
支柱部材等の足場部材の接続は、通常、一の足場部材の先端に設けられるほぞ 部に、他の足場部材の根元部を嵌め込み、この後、別に用意するロックピンを、 これらのほぞ部及び根元部の側面に形成された孔を貫通させて差し込み、抜け止 めとすることによってなされている。
【0003】 したがって、従来の接続作業には、足場部材の嵌め込みと、ロックピンの差し 込みの2つの作業が必要であり、煩雑である。また、足場の組み立て作業におい ては、作業能率を高めるため、通常、多数の足場部材の嵌め込みを続けて行い、 次に各接続部分についてロックピンの差し込みをするようにして作業を進めるの で、ロックピンの差し込みを忘れることが起りやすく、危険である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は、ロックピンの差し込み作業を省き、接続作業を効率化し、 かつロックピンの差し込み忘れを防止するため、特別な操作をすることなく自動 的に差し込まれるロックピンを提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、足場部材の先端に設けられるほぞ部に、他の足場部材の根元部を嵌 め込んで接続するとき、これらのほぞ部及び根元部の側面に形成された孔を貫通 して差し込まれ、抜け止め作用をするロックピンであって、一の足場部材に取付 けられ、その足場部材の孔からバネにより弾性的に突出させられ、他の足場部材 の孔に進入し抜け止め作用をするピン部材と、このピン部材の先端部の、足場部 材嵌め込み方向に向いた部分に形成され、足場部材を嵌め込むとき、ピン部材を 後退させる縦斜面と、前記ピン部材の先端部の、足場部材の周方向を向いた部分 に形成され、ほぞ部に嵌めた足場部材を捻ったとき、ピン部材を後退させる横斜 面とを有することを特徴とする足場部材のロックピンである。
【0006】 このロックピンは、ほぞ部に設けて外側に向かって突出するようにしても、足 場部材の根元部に設けて内側に向かって突出するようにしてもよいが、特に、ほ ぞ部に設ける構成であって、略コ字状の板材よりなり、中央部が足場部材のほぞ 部先端部に取付けられ、両端の脚部がピン部材を保持して、ほぞ部の孔から弾性 的に突出させる板バネ体を有することを特徴とする足場部材のロックピンは有用 である。
【0007】
【作用】
本考案のロックピンは、ピン部材がバネで付勢されて突出させられ、先端部に 縦斜面が形成されているので、ほぞ部に他の足場部材の根元部を嵌め込むと、ピ ン部材は一旦後退して嵌め込みは支障なく行なわれ、両部材の孔が重なると、ピ ン部材は突出して両孔を貫通し、抜け止めがなされる。また、横斜面が設けられ ているから、両足場部材を分離する際には、接続された両足場部材を互いにわず かに捻ると、孔の端縁により、ピン部材は後退させられ、引き抜いて両者を分離 することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を、図示する実施例について、具体的に説明する。
【0009】 このロックピン10は、板バネ体11にピン部材12,12を設けてなる。
【0010】 板バネ体11は、金属製板材を略コ字状に形成してなり、その両端の脚部13 ,13は足場部材14のほぞ部15先端に差し込むことができるようになってい る。脚部13の中間部には弧状部分16が設けられ、このため脚部先端を外方へ 拡開させる良好な弾性を有する。板バネ体11の中央部17は、側方へ突出する 当接片18,18及び下方へ突出する引っ掛け片19,19を有し、このため両 端部13,13をほぞ部15に差し込むと、当接部片8,18がほぞ部15の先 端面に当接し、引っ掛け片19,19がほぞ部15の内周面に引っ掛かり、ほぞ 部15先端部に取付けられる。
【0011】 ピン部材12,12は、金属鋳物等よりなり、板バネ体11の脚部13,13 の先端部外側にそれぞれ取付けられる。ピン部材12の基部20は、先端面がほ ぞ部15の内周面に合わせた円筒面となり、ほぞ部15内周面の孔21周囲部分 に当たり、中間部22は、略円筒形となり、この孔21内に嵌め込まれ、先端部 23はこの孔21から外部に突出させられる。
【0012】 ピン部材12の先端部23は、円筒形の先端上部を斜めに除去して縦斜面24 を形成し、先端横部を斜めに除去して横斜面25を形成した形状となっている。 なお、横斜面25は、両ピン部材12,12とも、ほぞ部15上端から見て右側 に位置するよう設けられている。
【0013】 このロックピン10は、以上の構成であるから、次のようにして使用される。
【0014】 あらかじめ、このロックピン10を、足場部材14のほぞ部15の先端から差 し込み、図示するように、ほぞ部15先端に取付け、ピン部材12,12を孔2 1,21から突出させる。なお、この板バネ体11は当接片18,18、引っ掛 け片19,19でほぞ部15に取付けれるが、この取付け作用は補助的なもので あり、詳しく後述するように、仮にこの取付け作用がなくても、ピン部材12, 12が孔21,21に常に嵌合しているから、このロックピン10がほぞ部15 から脱落することはない。
【0015】 他の足場部材26をこの足場部材14に接続するときは、他の足場部材26の 根元部をほぞ部15に嵌め込むと、その下端が縦斜面24に当たり、ピン部材1 2,12がほぞ部の孔21内に押し込まれ、支障なく嵌め込まれる。こうして足 場部材26の孔27が孔21に重なると、ピン部材12は突出して孔27内に進 入し、抜け止め作用を果たす。なお、足場部材26をほぞ部15に奥まで嵌め込 んで孔27が孔21に重ならないときは、足場部材26を足場部材14に対して 右回転させればよい。両孔が重なったときピン部材12が突出して回転が止めら れる。
【0016】 両足場部材14,26を分離するときは、足場部材26を足場部材14に対し てわずかに左回転させると、孔27の端縁が横斜面25に当たり、ピン部材12 ,12がほぞ部の孔21内に押し込まれるので、この状態で足場部材26を引き 抜けばよい。
【0017】 上記実施例は、ほぞ部材の内側からピン部材を突出させるものであるが、既述 のように、本考案は、ほぞ部に嵌め込む足場部材の根元部から内側に突出させる 構成としても実現可能であり、また、上記構成の板バネ体を用いる構成以外にも 、ピン部材を弾性的に突出させることができるものであれば任意の構成を用いる ことができる。
【0018】
【考案の効果】
本考案のロックピンは、上述のように、あらかじめ足場部材に取付けられ、ほ ぞ部に他の足場部材を嵌め込むだけで、ピン部材が孔に差し込まれ抜け止め作用 を果たすようになるので、このロックピンを使用することにより、従来のロック ピン差し込み作業が省略され、接続作業を効率化することが可能となる。しかも 、ロックピンの差し込み忘れが防止されるので、安全性も向上する。また、分離 する際にも、単に足場部材をわずかに捻って引き抜くだけでよいので、分離作業 の能率も向上する。
【0019】 さらに、このロックピンをほぞ部の内側に設ける構成としておくと、足場部材 を運搬、保管する際に、他の部材等にぶつかって破損したり脱落したりすること が防止され、取り扱いがより便利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】同例の使用状態を示す縦断面図である。
【図3】同例の使用状態を示す横断面図である。
【符号の説明】
10…ロックピン、11…板バネ体、12…ピン部材、
13…脚部、14…足場部材、15…ほぞ部、17…中
央部、18…当接片、19…引っ掛け片、21…孔、2
3…先端部、24…縦斜面、25…横斜面、26…足場
部材、27…孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足場部材の先端に設けられるほぞ部に、
    他の足場部材の根元部を嵌め込んで接続するとき、これ
    らのほぞ部及び根元部の側面に形成された孔を貫通して
    差し込まれ、抜け止め作用をするロックピンであって、 一の足場部材に取付けられ、その足場部材の孔からバネ
    により弾性的に突出させられ、他の足場部材の孔に進入
    し抜け止め作用をするピン部材と、このピン部材の先端
    部の、足場部材嵌め込み方向に向いた部分に形成され、
    足場部材を嵌め込むとき、ピン部材を後退させる縦斜面
    と、前記ピン部材の先端部の、足場部材の周方向を向い
    た部分に形成され、ほぞ部に嵌めた足場部材を捻ったと
    き、ピン部材を後退させる横斜面とを有することを特徴
    とする足場部材のロックピン。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 略コ字状の板材よりなり、中央部が足場部材のほぞ部先
    端部に取付けられ、両端の脚部がピン部材を保持して、
    ほぞ部の孔から弾性的に突出させる板バネ体を有するこ
    とを特徴とする足場部材のロックピン。
JP1992054773U 1992-06-25 1992-06-25 足場部材のロックピン Expired - Fee Related JP2541349Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07119292A (ja) * 1993-10-26 1995-05-09 Tokyo Bike Ashiba:Kk 足場部材のロックピン
JP2015034398A (ja) * 2013-08-08 2015-02-19 信和株式会社 足場用連結装置

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JPH0583191U (ja) * 1992-04-17 1993-11-09 株式会社ミヤマ ジョイントピンの抜け止め具

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