JPH0635373B2 - 泡沫状エアゾール剤 - Google Patents

泡沫状エアゾール剤

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JPH0635373B2
JPH0635373B2 JP3299877A JP29987791A JPH0635373B2 JP H0635373 B2 JPH0635373 B2 JP H0635373B2 JP 3299877 A JP3299877 A JP 3299877A JP 29987791 A JP29987791 A JP 29987791A JP H0635373 B2 JPH0635373 B2 JP H0635373B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、泡沫状エアゾール剤に
関するものである。より詳しくは、本発明は、容器とし
て単室構造のエアゾール容器を用い、また、噴射剤とし
て圧縮溶解ガスのみを用いて、内容物を効率良く噴射で
き、噴射によって生成した泡状態を保持でき、しかも安
価且つ安全性の高い泡沫状エアゾール剤に関するもので
ある。本発明に係る泡沫状エアゾール剤は、各種の人体
用品用剤をエアゾール容器に封入することにより、泡沫
状エアゾールトリートメント剤,泡沫状エアゾール化粧
水,泡沫状エアゾール毛髪セッティング剤,泡沫状エア
ゾールシェービング剤,泡沫状エアゾール洗顔剤などと
して利用されたり、或いは、各種の工業用品用剤をエア
ゾール容器に封入することにより、泡沫状エアゾール防
錆剤,泡沫状エアゾールクリーナ,泡沫状エアゾール洗
浄剤,泡沫状エアゾール殺虫剤,泡沫状エアゾールつや
出し剤などとして利用されたりする。
【0002】
【従来の技術】圧縮溶解ガスを噴射剤として用いれば、
一時的な泡を作ることは周知であるが、この泡は瞬時に
消滅する一時的なものであるため、圧縮溶解ガスのみを
噴射剤として用いた泡沫状エアゾール剤は一般的ではな
い。その例外的なものとして、ホイップクリ−ム等幾つ
かの食品材料用に関する泡沫状エアゾール剤が知られて
いる。また、人体用品用或いは工業用品用に関するもの
として、圧縮溶解ガスを起泡剤として用いた後発泡性の
泡沫状エアゾール剤(特開平2−247115号公報)
が知られている。一方、単室構造のエアゾール容器を用
い、内容物を泡沫状に噴射させるようにした泡沫状エア
ゾール剤としては、フロンガスや液化ガスを用いた泡沫
状エアゾールトリートメント剤等各種のものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圧縮溶解ガスのみを噴
射剤とする食品材料用の泡沫状エアゾール剤は、増粘剤
等を用いて内容物を高粘度化し、噴射した内容物から圧
縮溶解ガスが膨張、揮散する際に生じた気泡を、増粘皮
膜によって強制的に保つようにしたものである。このよ
うな泡沫状エアゾール剤においては、内容物が高粘度化
されているので、エアゾール容器内での内容物の流動性
が悪い。従って、このような流動性の悪い内容物を単室
構造のエアゾール容器に充填した場合には、内容物を全
量噴射させることが不可能となる。つまり、このような
泡沫状エアゾール剤は、内容物を効率良く噴射できない
という別の問題点がある。勿論、エアゾール容器として
特殊構造のピストン容器やバックインカン等の二重構造
容器を使用すれば、エアゾール容器内に充填した内容物
の全量を噴射させることができるが、容器代が高価にな
るという問題点がある。
【0004】また、圧縮溶解ガスを起泡剤として用いた
人体用品用或いは工業用品用の泡沫状エアゾール剤は、
エアゾール容器内に加圧下で封入された少量の圧縮溶解
ガスが、エアゾール容器から内容物が液状で噴射された
後に、常圧に戻る段階で徐々に発泡するようにしたもの
である。従って、これに用いるエアゾール容器として
は、吐出用の噴射剤を充填する室とは別に、圧縮溶解ガ
ス含有の内容物を加圧保持するための室を有する二重構
造容器を用いなければならず、容器代が高価になるとい
う問題点がある。
【0005】一方、単室構造のエアゾール容器を用いた
泡沫状エアゾール剤は、噴射剤としてフロンガスや液化
ガスを用いているので、安全性の点で次のような問題点
がある。フロンガスは、地球上空のオゾン層を破壊した
り、温室効果により地上の温度を上昇させたりするの
で、地球環境保護の観点から、その使用中止が進められ
つつあることは周知である。フロンに代わるものとし
て、LPGやDMEガスなどの液化ガスが用いられつつ
ある。しかし、これらは引火性が強く、また、揮散蒸気
量が多いので、浴室などの狭い室内で大量に使用する
と、引火爆発を誘発する原因となる。つまり、LPGや
DMEガスなどの液化ガスを用いる場合には、適用でき
る製品の種類が限定されるという問題点がある。なお、
LPGやDMEガスなどの液化ガスを用いる場合には、
高圧ガス取締法告示203号に基づく「可燃性火気注
意」の表示を製品に付さなければならない。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、容
器として安価な単室構造のエアゾール容器を用い、ま
た、噴射剤として安全性の高い圧縮溶解ガスのみを用い
た泡沫状エアゾール剤において、圧縮溶解ガスによって
生成される泡を保持することができれば、所期の目的を
達成できるのではないかとの考えの下に種々研究を重ね
た結果、水性溶液、界面活性剤及び圧縮溶解ガスに特定
の炭化水素油を特定濃度以上で共存させることによっ
て、炭化水素油による造膜性能が発揮されるとの新知見
を得た。そして、本発明者は、かかる新知見に基づき、
更に研究を続けて、本発明を完成するに至ったのであ
る。即ち、本発明に係る泡沫状エアゾール剤は、水性溶
液、界面活性剤、圧縮溶解ガスと共に、濃度10000
ppm 以上の炭化水素油(炭素数5〜7)を、単室構造の
エアゾール容器内に封入したことを特徴とするものであ
る。
【0007】本発明において使用する水性溶液として
は、精製水の他、トリートメント剤、毛髪セッティング
剤、シェービング剤、洗顔剤、防錆剤、クリーナ、ワッ
クス、すべり剤などの泡沫状エアゾール剤としての用途
に応じた有効成分を含む水性溶液を挙げることができ
る。
【0008】界面活性剤は、前記水性溶液を起泡させる
作用をするものであり、その添加量は特に限定されるも
のではないが、適当な大きさの泡を得る為には、内容物
全量に対して通常0.1重量部以上の添加が必要であ
る。界面活性剤の添加量が0.1重量部未満のときに
は、水性溶液が起泡し難く、適当な大きさの泡を噴射で
きる泡沫状エアゾール剤を得ることができない。この界
面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステ
ル,グリセリン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル,ポリエチレングリコ−ル脂肪
酸エステル,ポリオキシエチレンアルキルエ−テル,ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエ−テル,ポリオキ
シエチレンヒマシ油,ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油,脂肪酸アルキルアミド等の非イオン界面活性剤、ポ
リペプタイド脂肪酸縮合塩,アルキル硫酸塩,ポリオキ
シエチレンアルキルエ−テル硫酸塩,N−アシルアミノ
酸塩等のアニオン界面活性剤、アルキルアミノ酢酸ベタ
イン等の両性界面活性剤、ジアルキルジメチルアンモニ
ウム塩等のカチオン界面活性剤を挙げることができ、こ
れらの界面活性剤は単独又は二種以上の混合物として使
用される。
【0009】噴射剤としては、圧縮溶解ガスのみを用い
る。この圧縮溶解ガスは、内容物を噴射させると共に、
水性溶液を適当な泡密度をもって発泡させる作用をする
ものである。従って、水性溶液に対してある程度の溶解
性を示す炭酸ガス、亜酸化窒素などの圧縮溶解ガスが用
いられる。なお、空気、窒素ガス、酸素ガス、ヘリウム
ガス、アルゴンガス、ネオンガスなどの圧縮ガスは、水
性溶液に対する溶解性が低いので、泡の生成力が弱く、
良い泡沫状エアゾール剤を得ることができない。
【0010】前記圧縮溶解ガスは、エアゾール容器への
充填後の濃度が7000ppm 以上であることが好まし
い。7000ppm 未満では、噴射力が弱くなるので、噴
射と同時に発泡させることが困難となる。この点から
も、圧縮溶解ガスは、充填後のエアゾール容器内圧力
が、20℃で2.5〜7.5kg/cm2 になるように充填
する必要がある。2.5kg/cm2 未満では、圧縮溶解ガ
スの濃度が前記7000ppmを上回らず、エアゾール容
器に充填した内容物の残量が少なくなるにつれて十分な
発泡性が得られなくなる。一方、7.5kg/cm2 を越え
ると、高圧ガス取締法告示203号の「温度35度にお
いてゲ−ジ圧力8キログラム毎平方センチメ−トル以
下」の要件を満たすことができなくなる。
【0011】本発明において使用する炭化水素油は、圧
縮溶解ガスによる水性溶液の発泡を助けると共に、圧縮
溶解ガスによって発泡した水性溶液の泡を適当な時間保
持する作用をするものである。このような作用を発揮す
るためには、炭化水素油は、濃度10000ppm 以上が
エアゾ−ル容器内に充填されていなければならない。こ
のようにすることによって、噴射された内容物から圧縮
溶解ガスが膨張、揮散する際に、水性溶液が炭化水素油
を引き連れて泡沫化し、炭化水素油が造膜化するので、
圧縮溶解ガスによって発泡した水性溶液の泡を適当な時
間保持することができる。この原理により発泡するた
め、単室構造のエアゾール容器を用いて製品化すること
が可能である。濃度が10000ppm 未満では、炭化水
素油の造膜化作用が弱すぎるので、適当でない。
【0012】また、本発明において使用する炭化水素油
は、炭素数5〜7のものでなければならない。炭素数4
以下では、安全性及び高圧ガス取締法上の取り扱い面か
ら問題があり、炭素数8以上では、発泡助剤及び泡保持
剤としての作用、効果が劣るからである。なお、安全
性、無毒性、臭いの面からは、脂肪族炭化水素油を選択
使用するのが望ましい。
【0013】前記炭化水素油としては、ペンタン、ヘキ
サン、ヘプタン、或いはそれらの異性体、及びそれらの
不飽和物であるペンテンなどの二重結合や三重結合を持
つ炭化水素油を挙げることができる。しかし、二重結合
や三重結合を持たない最も安定な飽和脂肪族炭化水素油
であるn−ペンタン,イソペンタン,n−ヘキサン,イ
ソヘキサン,メチルペンタン,ネオヘキサン,ジメチル
ブタン,ヘプタン,メチルヘキサン,エチルペンタン,
ジメチルペンタン,トリメチルブタン等を使用するのが
好ましい。これらの炭化水素油は、可燃性ながら、LP
GやDMEガスなどの液化ガスと比べて、火気に対する
安全性が高い。また、揮散蒸気量が少なく、浴室などの
狭い室内でも安心して使用できるので、適用できる製品
の種類が広い。さらに、高圧ガス取締法告示203号に
基づく表示についても、特別な場合を除き不要である。
【0014】本発明に係る泡沫状エアゾール剤には、前
記した必須成分以外に、例えば、増粘剤、混和性改善
剤、流動性向上剤、安定剤、防腐剤等を充填させること
ができる。例えば、泡の発泡度、硬さ、保持性は、必須
成分の種類や添加量によって調整できるが、適当な粘度
に仕上げるために、例えば、乾式法シリカ,湿式法シリ
カなどの高分散性シリカ、シリカアルミナ、ケイ酸アル
ミン酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、ベントナイ
ト、スノ−フロス、合成高分子多糖類,天然高分子多糖
類,マイクロフィブリレーティッドセルロース,CMC
などのセルロース類、アルギン酸ナトリウム塩、アルギ
ン酸エステル、アクリル系ポリマー、PEO系ポリマー
などの無機系或いは有機系の増粘剤を充填することがで
きる。また、同様の目的で、PEGや高級脂肪酸を充填
することもできる。なお、前記増粘剤は、内容物の流動
性を悪くするものは避けるべきである。また、本発明に
係る泡沫状エアゾール剤は、使用に際してエアゾール容
器を振ることにより、内容物を均一な成分液として噴射
させることができるが、内容物の混和性を改善するため
に、低級アルコ−ルを充填することができる。
【0015】本発明に係る泡沫状エアゾール剤の内容物
の粘度については、特に限定するものではないが、使用
によってエアゾール容器内の内容物の残量を極力少なく
するためには、内容物の比重や液性によって異なるが、
通常は10万cs以下とするのが好ましい。もっとも、
チクソトロフィック性を示す内容物やエアゾール容器内
壁との液ばなれが良くて残量を殆ど残さない性質の内容
物など、エアゾール容器内での流動性が良ければこの限
りでない。さらに、泡沫のきめの細かさや安定度などを
考慮すると、一般的には9000cs〜30000cs
が好ましい。
【0016】
【作用】本発明に係る泡沫状エアゾール剤を用いて、エ
アゾール容器から内容物を噴射させると、圧縮溶解ガス
が膨張、揮散する際に、界面活性剤を含む水性溶液が発
泡するので、噴射と同時に泡沫が得られる。本発明にお
いては、濃度10000ppm 以上の炭化水素油(炭素数
5〜7)が圧縮溶解ガスと共に充填されているので、噴
射された内容物から圧縮溶解ガスが膨張、揮散する際
に、水性溶液が炭化水素油を引き連れて泡沫化し、炭化
水素油は造膜化する。その結果、本発明に係る泡沫状エ
アゾール剤は、圧縮溶解ガスによって発泡した水性溶液
の泡を適当な時間保持することができる。
【0017】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づき説明する。 実施例1 調合液 ポリオキシエチレンセチルエ−テル 0.5重量% ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノ−ルアミド 1.0重量% メタクリル酸・ステアリル共重合体 5.0重量% メタクリル酸・ブチル共重合体 5.0重量% 1,3−ブチレングリコ−ル 1.0重量% シリコ−ン 1.0重量% 防腐剤 0.3重量% アルコ−ル 10.0重量% 精製水 76.2重量% 上記調合液に、表1に示す通り、イソペンタン含有量を
5000ppm から100000ppm まで変化させて配合
し、含有量12000ppmの炭酸ガスと共にエアゾール
缶に充填して泡沫状エアゾール毛髪セッティング剤を得
た。この泡沫状エアゾール毛髪セッティング剤の泡沫状
態及び噴射状態を調べた。その結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】また、上記と同じ調合液に、表2に示す通
り、イソペンタン含有量を50000ppm とし、炭酸ガ
ス含有量を5000ppm から15000ppm まで変化さ
せ、エアゾール缶に充填して泡沫状エアゾール毛髪セッ
ティング剤を得た。この泡沫状エアゾール毛髪セッティ
ング剤の泡沫状態及び噴射状態を調べた。その結果を表
2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】実施例2 調合液 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5重量% ミリスチン酸イソプロピル 1.0重量% ラウロイルグルタミン酸ナトリウム 0.2重量% シリコ−ン 0.2重量% 加水分解コラ−ゲン 0.1重量% ヒアルロン酸塩 0.1重量% 防腐剤 0.3重量% アルコ−ル 5.0重量% 精製水 92.6重量% 上記調合液95g及びイソペンタン5g(50000pp
m )を内容積130mlのエアゾール容器に取り、該エア
ゾール容器にバルブを取付け、25℃において容器内圧
が6.0kg/cm2 まで炭酸ガスを加圧充填して泡沫状エ
アゾール化粧水を得た。この泡沫状エアゾール化粧水を
用いて噴射したところ、細かい泡が生成され、この泡は
噴射後約3分以上保持された。
【0022】実施例3 調合液 ポリオキシエチレンアルキルエ−テル 5.0重量% ステアリン酸 2.5重量% ジブチルヒドロキシトルエン 0.1重量% トリエタノ−ルアミン 1.3重量% スクワラン 10.0重量% 1,3−ブチレングリコ−ル 30.0重量% 加水分解コラ−ゲン塩 0.1重量% 精製水 51.0重量% 上記調合液93g及びイソペンタン7g(70000pp
m )を内容積130mlのエアゾール容器に取り、該エア
ゾール容器にバルブを取付け、25℃において容器内圧
が5.5kg/cm2 まで炭酸ガスを加圧充填して泡沫状エ
アゾールクレンジング剤を得た。この泡沫状エアゾール
クレンジング剤を用いて噴射したところ、細かい泡が生
成され、この泡は噴射後約3分以上保持された。
【0023】実施例4 調合液 高級脂肪酸・トリエタノ−ルアミン 9.3重量% ミリスチン酸イソプロピル 1.0重量% セタノ−ル 0.5重量% 流動パラフィン 5.0 量% レッパ−326 0.5重量% サイネピリン500 2.0重量% ジエチルトリアミド 2.0重量% 精製水 79.7重量% 上記調合液95g及びn−ペンタン5g(50000pp
m )を内容積130mlのエアゾール容器に取り、該エア
ゾール容器にバルブを取付け、25℃において容器内圧
が6.0kg/cm2 まで炭酸ガスを加圧充填したところ、
安定な泡沫を噴射できる泡沫状エアゾール防虫忌避剤を
得た。この泡沫状エアゾール防虫忌避剤を噴射しなくな
るまで使用した後、エアゾール容器の内容物を調べたと
ころ、残量は1.5gであった。なお、レッパ−326
は、ジ−n−プロピルイソシンコメロネートの市販略名
である。また、サイネピリン500は、N−(2−エチ
ルヘキシル)−1−イソプロピル−4−メチルビシクロ
〔2,2,2〕オクト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミドの市販略名である。
【0024】実施例5 調合液 ポリオキシエチレンアルキルエ−テル 2.95重量% イソプロピルアルコ−ル 5.39重量% メチルメトキシブタノ−ル 9.90重量% モルホリン . 0.92重量% トリポリリン酸ナトリウム 1.28重量% 精製水 79.56重量% 上記調合液90g及びn−ヘキサン10g(10000
0ppm )を内容積130mlのエアゾール容器に取り、該
エアゾール容器にバルブを取付け、25℃において容器
内圧が6.5kg/cm2 まで亜酸化窒素ガスを加圧充填し
たところ、安定な泡沫を噴射できる泡沫状エアゾールラ
ジエター洗浄剤を得た。この泡沫状エアゾールラジエタ
ー洗浄剤を噴射しなくなるまで使用した後、エアゾール
容器の内容物を調べたところ、残量は1.1gであっ
た。
【0025】
【効果】本発明は、以上の構成を採るから、次の効果が
奏される。即ち、本発明に係る泡沫化エアゾール剤は、
水性溶液、界面活性剤、圧縮溶解ガスと共に、濃度10
000ppm 以上の炭化水素油(炭素数5〜7)を、単室
構造のエアゾール容器内に封入したことを特徴とするも
のであるので、内容物を効率良く噴射でき、噴射によっ
て生成した泡状態を保持でき、しかも安価且つ安全性の
高いものである。従って、圧縮溶解ガスのみの噴射剤で
はなし得なかった種々の製品の泡沫化を可能にすること
ができ、例えば、泡沫状エアゾールトリートメント剤,
泡沫状エアゾール化粧水,泡沫状エアゾール毛髪セッテ
ィング剤,泡沫状エアゾールシェービング剤,泡沫状エ
アゾール洗顔剤など、或いは、泡沫状エアゾール防錆
剤,泡沫状エアゾールクリーナ,泡沫状エアゾール洗浄
剤,泡沫状エアゾール殺虫剤,泡沫状エアゾールつや出
し剤などとすることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性溶液、界面活性剤、圧縮溶解ガスと
    共に、濃度10000ppm 以上の炭化水素油(炭素数5
    〜7)を、単室構造のエアゾール容器内に封入したこと
    を特徴とする泡沫状エアゾール剤。
  2. 【請求項2】 炭化水素油が飽和脂肪族炭化水素油であ
    る請求項1に記載の泡沫状エアゾール剤。
  3. 【請求項3】 圧縮溶解ガスのエアゾール容器への充填
    後の濃度が7000ppm 以上である請求項1〜請求項2
    の何れかに記載の泡沫状エアゾール剤。
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