JPH0635370Y2 - 円筒型電池 - Google Patents

円筒型電池

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JPH0635370Y2
JPH0635370Y2 JP1988021578U JP2157888U JPH0635370Y2 JP H0635370 Y2 JPH0635370 Y2 JP H0635370Y2 JP 1988021578 U JP1988021578 U JP 1988021578U JP 2157888 U JP2157888 U JP 2157888U JP H0635370 Y2 JPH0635370 Y2 JP H0635370Y2
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JP
Japan
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lead
battery
insulating member
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electrode
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JP1988021578U
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JPH01126057U (ja
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昭良 坂井
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は電極体を収納した電池ケースの開口部を絶縁パ
ッキングを介して封口蓋により閉塞すると共に電極体の
上面と封口蓋との間に絶縁部材を配置する構造の円筒型
電池に関するものである。
従来の技術 通常、円筒型電池においては、電極体の上面部において
一方の電極より延出されたリードと他方の電極或いは他
方極の端子を兼ねる電池ケースとの接触による内部短絡
や、電池ケース内を電極体が移動することによる内部短
絡を生じることがある。このため、電極体の上面と封口
蓋との間に絶縁部材を配置して上記内部短絡を防止して
いる。
従来の絶縁部材としては、第4図に示すような薄板環状
を成し中央部にリード挿通穴40が形成されたものや、或
いは、第5図に示すように薄板環状部分41とこの薄板環
状部分41と一体形成された環状凸部42とからなるものが
提案されている。
しかしながら、第4図に示す従来構造では内部短絡の阻
止及び電極体の移動阻止について充分な効果が得られな
いという課題を有している。又、第5図に示す従来構造
ではリードと電池ケースとの接触による内部短絡は防止
することができるものの、リードと電極体上面との接触
による内部短絡の防止については充分でない。これは、
電池を作製するに際して、溶接作業の作業性を向上させ
るためにリードを必要以上の長さとしている関係上、ス
ポット溶接後に電池封口時に余剰長さのリードが電極体
上面に接触することに起因している。
そこで、かかる課題を解決するために、実開昭61−1339
63号公報に開示されるようにリード挿通孔に周壁が上端
側に向かって細くなるように傾斜した絶縁部材や、第6
図に示すように平板状の環状体部43と橋絡部44とから成
る絶縁部材が提案されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上記構成の絶縁部材では、外部衝撃による
電極体の移動を防止するために、絶縁部材の厚みを大き
くしたり、絶縁部材の壁の高さを大きくしたりする必要
がある。このため、厚みの小さな電極板と絶縁部材とが
接触した場合には、電極板の端部に衝撃力が加わって電
極板が破損する。また、正極板では芯体が露出すること
がある。したがって、電池内部で短絡を生じるおそれを
有していた。尚、このような問題は前記第4図及び第5
図に示す従来例についても同様である。
又、実開昭61−133963号公報にあってはリードの極板側
の付け根部分が破損して他極の極板側に突き出し、電池
内部で短絡を生じるおそれがあるという課題を有してい
た。
本考案はこのような課題に鑑み、電池内部での短絡を防
止することにより、性能を飛躍的に向上させうる円筒型
電池の提供を目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案は、電極体を収納した
電池ケースの開口部を絶縁パッキングを介して封口蓋に
より閉塞すると共に電極体の上面と封口蓋との間に絶縁
部材を配置する円筒型電池において、上記絶縁部材は、
周方向に沿って凹凸が連続するような波状の環状部と、
この環状部の略中央に設けられた平面状のリード支持部
材及びこのリード支持部分と上記環状部とを接続し波状
に形成された連結部分から成る橋絡部とから構成されて
いることを特徴とする。
作用 上記の構成であれば、絶縁部材の中央部にリードを支持
するリード支持部分が形成されているので、電池を封口
する際に余剰長さのリードがリード支持部分に支持され
る。したがって、リードが電極体と接し難くなるので、
電池内部での短絡を防止することができる。
また、絶縁部材を構成する環状部と橋絡部とは共に波状
に形成されているので、絶縁部材全体が弾性力を有す
る。したがって、電極板が移動せず、極板崩れ等を阻止
することができるので、電池内部で短絡が発生するのを
防止することが可能となる。更に、環状部の他に橋絡部
によっても電極板の移動を阻止しているので、電極体の
巻回域のほぼ全域に亘って電極移動阻止機能を有し、よ
り完全に電池内部で短絡が発生するのを防止することが
できる。
実施例 本考案の一実施例を、第1図及び第2図に示す渦巻電極
体を備えた円筒型排水電解液電池を例にとって、以下に
説明する。
正極端子を兼ねる電池ケース1の内部には、二酸マンガ
ンを活物質とする正極板2とリチウム板よりなる負極板
3とをセパレータ4を介して巻回した渦巻電極体5が収
納されている。上記電池ケース1の開口部は、絶縁パッ
キング13を介して電池ケース1に固定された負極端子兼
用の封口蓋6により閉塞されている。この封口蓋6は、
弁孔7が設けられた封口板8と、先端鋭角状の切刃9を
備えたガス抜孔10を有する皿状端子板11と、電池内のガ
ス圧が所定値以上となったときに撓み上記切刃9に接し
て破壊される可撓性薄板12とから成っている。上記封口
板8と負極板3とはリード15により接続されている。
ところで、前記電極体5の上面と、電池ケース1の封口
蓋6側に形成され電池ケース1内方に突起したシーム部
1aとの間には絶縁部材14が配置されている。この絶縁部
材14は、第3図に示すように、リング状の環状部14a
と、この環状部14aの中心を通るように環状部14a間に掛
け渡された橋絡部14bとから構成されている。上記環状
部14aは、山部18a…と谷部18b…とが45°ピッチで交互
に形成されるような形状を成しており、上記山部18a…
は前記シーム部1aと接し、谷部18b…は前記電極体5と
接するように電池ケース1内に配置されている。一方、
上記橋絡部14bは、前記リード15を支持するリング状の
リード支持部分19と、このリード支持部分19と環状部14
aの山部18a・18aとを接続する連結部分20・20とから構
成されている。上記リード支持部分19は、上記環状部14
aと同心状を成すと共に山部18a…と略同一の高さに平坦
状に形成されている。また、連結部分20・20の中央部に
はそれぞれ谷部21が形成されている。環状部14aと橋絡
部14bとの間には、電解液を注入すると共に上記リード1
5を挿通するためのリード挿通孔17が形成されている。
ここで、円筒型電池を作製する場合には、リード15の先
端を封口板8にスポット溶接する作業を容易にするた
め、リード15は必要以上の長さとなるように形成されて
いる。このため、スポット溶接後、電池を封口する際に
余剰長さのリードが電極体5の上面と接触することが考
えられる。しかしながら、上記構造の円筒型電池であれ
ば、絶縁部材14の中央部にリード15を支持するリード支
持部分19が形成されているので、電池を封口する際に余
剰長さのリード15がリード支持部分19に支持される。し
たがって、リード15が電極体5の上面と接しないので、
上記の問題を解決することができる。
また、たとえ電極体5と電池ケース1とが正確に嵌合さ
れている状態であっても、外部衝撃により電極体5の移
動が生じることがある。このため、衝撃時に極板の破損
等が生じ、電池内部で短絡が発生する。しかしながら、
上記構造の円筒型電池であれば、絶縁部材14の環状部14
a及び橋絡部14bは共に山部と谷部を有する波状に形成さ
れているので、絶縁部材14が弾性力を有する。したがっ
て、電極板が移動せず、極板破損等を阻止することがで
きるので、電池内部で短絡が発生するのを防止すること
が可能となる。
更に、環状部14aの他に橋絡部14bによっても電極板の移
動を阻止しているので、電極体5の巻回域のほぼ全域に
渡って電極移動阻止機能を有し、より完全に電池内部で
短絡が発生するのを防止することができる。
加えて、環状部14aと橋絡部14bとが一体形成されている
ので、部品点数の増加を招かない。したがって、コスト
アップすることなく上記の効果を発揮することができ
る。
尚、橋絡部14bでリード15を支持するため、リード15に
よって絶縁部材14が下方に押下げられることになる。し
たがって、橋絡部14bに弾性を付加しておき、リード15
の圧力を橋絡部14bで吸収できるようにするため、橋絡
部14bの厚みを環状部14aの厚みより薄くしておくほうが
望ましい。
考案の効果 上記の構成であれば、絶縁部材の中央部にリードを支持
するリード支持部分が形成されているので、電池を封口
する際に余剰長さのリードがリード支持部分に支持され
る。したがって、リードが電極体と接し難くなるので、
電池内部での短絡を防止することができる。また、絶縁
部材を構成する環状部と橋絡部とは共に波状に形成され
ているので、絶縁部材全体が弾性力を有する。したがっ
て、電極板が移動せず、極板崩れ等を阻止することがで
きるので、電池内部で短絡が発生するのを防止すること
が可能となる。更に、環状部の他に橋絡部によっても電
極板の移動を阻止しているので、電極体の巻回域のほぼ
全域に亘って電極移動阻止機構を有し、より完全に電池
内部で短絡が発生するのを防止することができる。
以上のことから、電池の性能を飛躍的に向上させること
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の円筒型電池の断面図、第2図は第1図
の断面位置から90°回転させたときのの断面図、第3図
(a)(b)は絶縁部材の拡大図であり、同図(a)は
平面図、同図(b)は側面図、第4図(a)〜第6図
(a)は従来の絶縁部材の平面図、第4図(b)〜第6
図(b)はそれぞれ第4図(a)〜第6図(a)のA−
A、B−B、C−C線矢視断面図である。 1…電池ケース、5…電極体、6…封口蓋、13…絶縁パ
ッキング、14…絶縁部材、14a…環状部、14b…橋絡部、
19…リード支持部分、20…連結部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電極体を収納した電池ケースの開口部を絶
    縁パッキングを介して封口蓋により閉塞すると共に電極
    体の上面と封口蓋との間に絶縁部材を配置する円筒型電
    池において、 上記絶縁部材は、周方向に沿って凹凸が連続するような
    波状の環状部と、この環状部の略中央に設けられた平面
    状のリード支持部分及びこのリード支持部分と上記環状
    部とを接続し波状に形成された連結部分から成る橋絡部
    とから構成されていることを特徴とする円筒型電池。
JP1988021578U 1988-02-19 1988-02-19 円筒型電池 Expired - Lifetime JPH0635370Y2 (ja)

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JP1988021578U JPH0635370Y2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 円筒型電池

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JP1988021578U JPH0635370Y2 (ja) 1988-02-19 1988-02-19 円筒型電池

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Publication Number Publication Date
JPH01126057U JPH01126057U (ja) 1989-08-29
JPH0635370Y2 true JPH0635370Y2 (ja) 1994-09-14

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JPS578619Y2 (ja) * 1976-09-14 1982-02-18

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