JPH0635119Y2 - シャッターにおける軸受板の防震取付け構造 - Google Patents

シャッターにおける軸受板の防震取付け構造

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Publication number
JPH0635119Y2
JPH0635119Y2 JP7797488U JP7797488U JPH0635119Y2 JP H0635119 Y2 JPH0635119 Y2 JP H0635119Y2 JP 7797488 U JP7797488 U JP 7797488U JP 7797488 U JP7797488 U JP 7797488U JP H0635119 Y2 JPH0635119 Y2 JP H0635119Y2
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JP
Japan
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bearing plate
base
shutter
bearing
seismic
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JP7797488U
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JPH022994U (ja
Inventor
和夫 遠藤
Original Assignee
三和シヤツター工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、建物の出入口等の開口部に建付けられるシヤ
ツターにおける軸受板の防震取付け構造に関するもので
ある。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 従来、建物開口部に用いられるシヤツターは比較的ゆつ
くり開閉されていたが、近時は冷暖房等の室内空調の採
用に伴い、エネルギーの節減対策等からシヤツターカー
テンを高速で開閉せしめる所謂高速シヤツターが使用さ
れるようになつてきた。
しかるにシヤツターカーテンを高速で巻取るほど、発生
する騒音と振動は急激に増大することになり、このた
め、巻取軸12から建物側に伝導される振動を押さえるべ
く種々の防震対策が講ぜられている。そのようなものと
して、例えば第5図に示す如く、軸受部を構成する側板
Bを躯体A側に取付けるに、円錐形の防震ゴム10を当て
がうようにして締付けたものがあるが、この場合、特に
狭い天井部等での位置設定と取付には、手間が掛り作業
性の悪いものであり、また、シヤツターケース全体がど
うしても大形化してしまうという欠点があつた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃す
ることができるシヤツターにおける軸受板の防震取付け
構造を提供することを目的として創案されたものであつ
て、シヤツターカーテンを巻取る巻取軸を軸承するため
の軸受板を躯体側に取付けるにあたり、軸受板は、躯体
側に一体的に組込みセツトされ、かつ切欠き溝が形成さ
れた基台に取付けられるものとし、基台の切欠き溝に、
予め防震部材を固着した軸受板の係合脚部をスライド挿
入して係合せしめることで一体的に組込む構成としたこ
とを特徴とするものである。
そして本考案は、この様に構成することにより、軸受板
を防震機能を有する状態で簡単に組込みできるようにし
たものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は平面視において断面略ハツト形の軸受
基台であつて、該基台1の中央には下部辺2を除き切欠
き溝3が縦状に切欠かれており、脚部1aには取付け用の
植込みボルトが貫通する貫通孔1bが穿設されている。5
は断面略コ字状の軸受板であつて、該軸受板5の中心部
には巻取軸12用の軸受6が取付けられる孔7が設けられ
ており、さらに、この軸孔7から軸受板5の側方まで連
続して切欠かれた水平状な案内溝8が形成されている。
また、この案内溝8の反対方向には山形鋼材の一辺を合
せて形成された係合脚部9が一体的に設けられており、
この係合脚部9の底面と上辺にはそれぞれ板状の防震ゴ
ム10が一体的に固着されている。そして、前記基台1の
上端から軸受板5の係合脚部9が挿入され、下部辺2で
受止められ軸受構造が組立られることになる。従つて、
軸受芯の高さは基台1の下端から幾許かは予め設定され
るので、取付けに際しては墨出しに従えばよい。尚、図
中、11はシヤツターカーテン、13は巻胴、14はスプロケ
ット、15はシヤツターケース16は天井面である。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、躯体A
側の墨出し線に則り、先ず基台1を、切欠き溝3を上方
にして躯体Aの所定位置にセツトし、予め植込まれた植
込みボルトに貫通孔1bを挿入してナツト4で締付け固定
する。この様にして左右の基台1を取付ける。次に予め
防震ゴムを固着してある軸受板5の係合脚部9を基台1
の上端からスライド挿入する。これによつて軸受板5は
切欠き溝3の終り部即ち下部辺2により下動を規制さ
れ、軸受芯が所定位置にセツトされることとなる。そし
て、この時点でシヤツターカーテン11の巻取り軸12に駆
動側軸受を嵌挿して案内溝8を経て孔7にセツトし、従
動側軸受を巻取軸12に嵌入して軸受板5に固定して取付
けは完了する。
この様に、本考案が実施されたものにあつては、軸受板
5を分割して小型の基台1のみを予め躯体A側に固定し
ておき、係合脚部9付きの軸受板5を上方からスライド
挿入するだけの簡単な作業で軸受板5の精度の良い確実
な取付けができるとともに、コンパクトに納めることが
できる。しかも防震ゴム10は、軸受板5の基台1への組
込みと同時に組付けられるので、組込み作業が著しく簡
略化されると共に、防震性に優れ、高速シヤツターの様
に騒音や振動の発生が問題になるものにおいては、有効
な対策が計れることになる。そのうえこれら防震ゴム10
は、従来の様に側板Bの周辺に設けられるのではなく基
台1内にコンパクトに収納される構造になつているの
で、シヤツターケース15全体が大型化してしまうことを
防止できるという利点もある。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、シヤツターカーテンを巻取り、巻戻す巻取軸を
軸支するための軸受板の係合脚部を、予め躯体側に取付
け固定した基台の切欠き溝にスライド挿入して係合せし
めるだけの至つて簡単な作業で、軸受板を、素早くかつ
精度良く取付けができるが、この場合に、防震ゴムは、
予め軸受板の係合脚部の両面に固着でき、そして該防震
ゴムが固着された軸受板を基台に取付ければ良いことと
なつて、仮令天井裏等の狭い場所での作業であつても、
従来の如く防振ゴムを難儀して取付ける必要がなく、軸
受板の上記係合組付けと同時に組付けられることとなつ
て、作業能率が一段と向上する。しかも防震特性に優れ
る防震材は、基台内に収納されるので、納まり的にもコ
ンパクトにすることができて、シヤツターケースが大型
化してしまうことも防止し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るシヤツターにおける軸受板の防震
取付け構造の実施例を示したものであって、第1図は軸
受装置の斜視図、第2図は同平面図、第3図は一部を切
欠いたシヤツターケースの正面図、第4図は巻取軸の正
面図、第5図は従来の軸受部の側面図である。 図中、1は基台、3は切欠き溝、5は軸受板、9は係合
脚部、10は防震ゴム、12は巻取軸である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シヤツターカーテンを巻取る巻取軸を軸承
    するための軸受板を躯体側に取付けるにあたり、軸受板
    は、躯体側に一体的に組込みセツトされ、かつ切欠き溝
    が形成された基台に取付けられるものとし、基台の切欠
    き溝に、予め防震部材を固着した軸受板の係合脚部をス
    ライド挿入して係合せしめることで一体的に組込む構成
    としたことを特徴とするシヤツターにおける軸受板の防
    震取付け構造。
JP7797488U 1988-06-13 1988-06-13 シャッターにおける軸受板の防震取付け構造 Expired - Lifetime JPH0635119Y2 (ja)

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JPH022994U JPH022994U (ja) 1990-01-10
JPH0635119Y2 true JPH0635119Y2 (ja) 1994-09-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007204972A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Sanwa Shutter Corp 建築用シャッター装置における支持ブラケット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007204972A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Sanwa Shutter Corp 建築用シャッター装置における支持ブラケット

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JPH022994U (ja) 1990-01-10

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