JPH06350670A - データ受信並列処理方法 - Google Patents

データ受信並列処理方法

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JPH06350670A
JPH06350670A JP5136262A JP13626293A JPH06350670A JP H06350670 A JPH06350670 A JP H06350670A JP 5136262 A JP5136262 A JP 5136262A JP 13626293 A JP13626293 A JP 13626293A JP H06350670 A JPH06350670 A JP H06350670A
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JP
Japan
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layer
data
reception
sdu
path number
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JP5136262A
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English (en)
Inventor
Yukio Atsumi
幸雄 渥美
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は回線からのデータ受信に対し
て、各レイヤのプロトコル処理を同時に並行して行うこ
とにより、受信データの通信制御装置における遅延時間
を短縮することができるデータ受信並列処理方法を提供
することである。 【構成】 本発明は、分割(セグメンティング)された
分割データを受信時(ステップ1)、組立に必要な一連
の分割データの受信と組立完了を待たずに、分割データ
の受信毎に上位レイヤへ通知し(ステップ2)、上位レ
イヤでの受信処理を開始する(ステップ3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ受信並列処理方
法に係り、特に、通信回線を経由して相手装置と通信プ
ロトコルに従ってデータ通信を行う通信制御装置のデー
タ受信並列処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は従来の分割データの受信処理を
説明するための図である。階層化プロトコルの各レイヤ
対応にプロトコルを割当て、各レイヤで同時にプロトコ
ル処理を行うマルチプロセッサ構成の通信制御装置にお
いて、分割(セグメンティング)されたデータに対する
従来技術の受信処理方法は、分割データを回線20より
受信した場合は、組立に要する全ての分割データを受信
し、組立が完了した後に上位レイヤ30へ通知する。
【0003】例えば、回線20から分割データa1がレ
イヤn−1に送出されるとレイヤn−1は分割データa
1を受信し、保持しておく。再度、回線20から分割デ
ータa2が送出されると、レイヤn−1は分割データa
2を受信し、分割データa1と同様に保持しておく。さ
らに、回線20から分割データa3が送出されるとn−
1ではそれらのデータを組み立ててデータAとし、その
データAを上位レイヤnに送出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法は、分割データを受信時は当該レイヤより上位
レイヤのプロトコル処理の開始は組立完了後となるた
め、並列処理が行われず、従って、上位レイヤでの応答
送信までの遅延時間、データの受信を開始してからホス
ト計算機へ受信データを通知するまでの遅延時間が増加
することになる。
【0005】ここでB−ISDN、FDDI等の超高速
回線の出現に伴い、回線伝送時間は従来に比較して非常
に小さくなるため、上記の遅延時間を無視することがで
きなくなってきた。即ち、高リアルタイム性が要求され
るサービスでは、ホスト計算機の処理時間を小さくする
ことは勿論であるが、通信制御装置における遅延時間を
極力小さくすることが重要となる。
【0006】また、ホスト計算機のアプリケーションレ
ベルで会話型のデータ交信、即ちデータの連続送信はせ
ず、問合せ電文に対する応答電文受領後に次の問合せ電
文を送信するような通信形態では、回線利用効率を向上
させるために、上記の遅延時間を極力小さくすることが
やはり重要となる。
【0007】これらを実現するには、通信制御装置の各
レイヤのプロセッサの高性能化が必要となるという問題
があり、従来の技術では高リアルタイム性を有し、かつ
高い回線利用効率を達成できる通信制御装置を経済的に
実現できないという問題がある。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、上記従来の問題点を解決し、回線からのデータ受信
に対して、各レイヤのプロトコル処理を同時に並行して
行うことにより、受信データの通信制御装置における遅
延時間を短縮することができるデータ受信並列処理方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明するための図(その1)である。
【0010】本発明は、階層化(レイヤ)プロトコルの
各レイヤ対応にプロセッサを割当て、各レイヤのプロト
コル処理を同時に行うマルチプロセッサ構成の通信制御
装置の受信処理方法において、分割(セグメンティン
グ)された分割データを受信時(ステップ1)、組立に
必要な一連の分割データの受信と組立完了を待たずに、
分割データの受信毎に上位レイヤへ通知し(ステップ
2)、上位レイヤでの受信処理を開始する(ステップ
3)。
【0011】図2は本発明の原理を説明するための図
(その2)である。
【0012】本発明は、各レイヤに一連の分割されたデ
ータのまとまりであることを示すSDU識別子とパス番
号の対応を示すSDU対応表を設け、分割データを受信
したレイヤは、SDU識別子と分割位置情報を分割デー
タに付加して(ステップ10)分割データを上位レイヤ
へ通知し(ステップ11)、上位レイヤは、下位レイヤ
から受領した分割データに含まれる分割位置情報が「先
頭」を示している場合は(ステップ12)、受領した分
割データから当該レイヤのパス番号を抽出して(ステッ
プ13)、SDU対応表にSDU識別子とパス番号を登
録した後に(ステップ14)当該レイヤの受信処理を行
い(ステップ15)、分割位置情報が「中間」を示して
いる場合は(ステップ16)、SDU対応表からSDU
識別子に対応するパス番号を読出し(ステップ17)、
パス番号の受信途中の継続データとして受信処理を行い
(ステップ18)、分割位置情報が「最終」を示してい
る場合は(ステップ16)、SDU対応表からSDU識
別子に対応するパス番号を読出し(ステップ19)、当
該パス番号の受信途中の継続データとして受信処理を行
う(ステップ20)とともにSDU対応表からSDU識
別子とパス番号の情報を削除し(ステップ21)、分割
位置情報の順序が逆転した分割データを受信した場合に
は、当該レイヤで保留しておき、順序を整えた上で前記
上位レイヤへ通知する。
【0013】
【作用】本発明は、分割されたデータを受信したレイヤ
は、SDU識別子と分割位置情報を分割データに付加し
て、分割データを上位レイヤ通知する。上位レイヤは、
分割データと共に受領した分割位置情報が「先頭」なら
ば、受領した分割データから当該レイヤのパス番号を抽
出して、SDU対応表にSDU識別子とパス番号の登録
と、当該レイヤでの受信処理をする。分割位置情報が中
間ならば、SDU対応表からSDU識別子をキーとして
対応するパス番号を読みだし、当該パス番号の受信途中
の継続データとして処理する。分割位置情報が最終なら
ば、SDU対応表からSDU識別子をキーとして対応す
るパス番号を読みだし、当該パス番号の受信途中の継続
データとして処理すると共に、SDU対応表から本対応
情報を削除する。
【0014】また、順序が逆転した分割データを受信し
た場合には、当該レイヤで保留しておき、順序を整えた
上で上位レイヤへ通知する。
【0015】このように、本発明は、分割データの受信
時に、組立に必要な全ての分割データの受信と組立完了
を待たずに、分割データの受信毎に上位レイヤへ通知
し、上位レイヤで受信処理を開始するため、受信データ
の通信制御装置における遅延時間を小さくすることがで
きる。
【0016】
【実施例】以下、図面とともに本発明の実施例を詳細に
説明する。
【0017】図3は本発明の一実施例の通信制御装置の
構成を示すブロック図であり、以下にその構成および動
作を説明する。同図ではプロトコルレイヤ4以下をサポ
ートする通信制御装置1の場合を説明する。
【0018】図3において通信制御装置1は、DSU3
を介して通信回線2を収容し、ホスト計算機4に接続さ
れる。
【0019】通信制御装置1は、回線制御部11、レイ
ヤ2処理部12、レイヤ3処理部13、レイヤ4処理部
14、上位インタフェース部15、及びバッファメモリ
16により構成される。
【0020】回線制御部11は、DSU3と通信制御装
置1との電気的整合、フレームの組立・分解、開始・終
結フラグの設定、フレームチェックシーケンス(FC
S)の作成・検査を行う。受信処理部121を有するレ
イヤ2処理部12はプロトコルレイヤ2の、受信処理部
131を有するレイヤ3処理部13はプロトコルレイヤ
3の、受信処理部141を有するレイヤ4処理部14は
プロトコルレイヤ4の、各通信プロトコルを実行する。
また、各レイヤの受信処理部121、131、141は
SDU識別子とパス番号からなるSDU対応表17を有
する。
【0021】本実施例ではレイヤ3で分割(セグメンテ
ィング)が行われる場合で説明する。前提として、各レ
イヤのパス設定手順は既に終了しているものとする。
【0022】図4は本発明の一実施例の分割データの構
成を示す。分割データ50は各レイヤのパス番号51、
分割データ部52、SDU識別子54と分割位置情報5
5からなるレイヤ間インタフェース情報53により構成
される。レイヤ間インターフェース情報53は、上位レ
イヤにより分割データ部52とパス番号51に付加され
る情報であり、そのうち、分割位置情報55には「先
頭」、「中間」及び「最終」の3種類があるものとす
る。
【0023】本実施例では、各レイヤで受信処理を同時
に行うため、各種状態変数やステータスを直ちに更新す
ると、下位レイヤで異常がある場合に元に戻せなくなる
ので、まず受信仮処理としておき、旧状態を保存してお
く。その後、下位レイヤの結果に基づいて仮処理を有効
とするか元に戻すかの受信確定処理を行う。
【0024】まず、受信仮処理についてのべる。
【0025】図5は、本発明の一実施例のレイヤ2の受
信仮処理動作のフローチャートを示す。回線制御部11
は、開始フラグを検出し、通信回線2からデータ受信を
開始すると、レイヤ2の受信処理部121へ受信開始を
通知する。
【0026】レイヤ2の受信処理部121はこの受信開
始通知を受領すると、レイヤ2のヘッダを抽出し(ステ
ップ101)、PDU種別がデータPDUならば(ステ
ップ102)、直ちにレイヤ3の受信処理部131へ受
信処理開始要求を通知し(ステップ103)、その後に
レイヤ2の残りの受信仮処理を行う(ステップ10
4)。この後、確定処理まで待機する(ステップ10
5)。
【0027】図6は、本発明の一実施例のレイヤ3の受
信仮処理動作のフローチャートを示す。
【0028】レイヤ3の受信処理部131はレイヤ2か
ら受信処理開始要求の通知を受領すると、レイヤ3のヘ
ッダを抽出し(ステップ201)、PDU種別がデータ
PDUならば(ステップ202)、分割データかチェッ
クする(ステップ203)。
【0029】受信した分割データが先頭ならば(ステッ
プ204(先頭))、分割データにSDU識別子54と
当該分割データが先頭であることを示す分割位置情報5
5を付与し、直ちにレイヤ4の受信処理部141へ受信
処理開始要求を通知し(ステップ205)、その後にレ
イヤ3の残りの受信仮処理を行い(ステップ206)、
確定処理待ちの状態となる(ステップ207)。
【0030】レイヤ3の受信処理部131は、分割デー
タが先頭ではなく、受信を期待していた次の分割データ
ならば(ステップ204(次))、先に付与されたSD
U識別子54と分割位置情報55とともに、直ちにレイ
ヤ4へ受信処理開始要求を通知し(ステップ208)、
その後にレイヤ3の残りの受信仮処理を行い(ステップ
209)、確定処理待ちの状態となる(ステップ21
0)。
【0031】分割データが先頭ではなく、更に受信を期
待していた次の分割データでないならば、即ち、順序が
逆転している場合には(ステップ204(逆転))、レ
イヤ3の受信処理の後、順序が揃うまで受信処理部13
1で保留しておく(ステップ211)。
【0032】一方、レイヤ3の受信処理部131は、分
割データでなければ(ステップ203(無))、レイヤ
4を起動し、レイヤ4の受信処理部141に受信処理開
始要求を通知し(ステップ213)、レイヤ3の受信仮
処理を行い(ステップ214)、確定処理まで待機する
(ステップ215)。
【0033】なお、レイヤ3のプロトコル種別がコネク
ションレス型ネットワークプロトコル(ISO847
3)ならば、SDU識別子として、同プロトコルのDU
I情報を利用できる。
【0034】図7は、本発明の一実施例のデータ分割が
ない場合のレイヤ4の受信仮処理動作のフローチャート
を示す。
【0035】レイヤ4の受信処理部141は、レイヤ3
から受信処理開始要求を受領すると(ステップ30
1)、受領したデータからヘッダを抽出して(ステップ
302)、PUD種別がデータPDUであれば(ステッ
プ303)、レイヤ4の仮処理を行い(ステップ30
4)、確定処理待ちとなる(ステップ305)。
【0036】図8は、本発明の一実施例のデータの分割
位置情報が先頭である場合のレイヤ4の受信仮処理動作
のフローチャートを示す。
【0037】レイヤ4の受信処理部141は、レイヤ3
から受信処理開始要求を受領すると(ステップ40
1)、ヘッダを抽出して(ステップ402)、分割位置
情報が先頭であるので受領したデータからレイヤ4のパ
ス番号を抽出して(ステップ403)、PDU種別がデ
ータPDUであれば(ステップ404)、SDU対応表
17にSDU識別子とパス番号を登録し(ステップ40
5)、当該レイヤの受信仮処理を行い(ステップ40
6)、確定処理待ちとなる(ステップ407)。
【0038】また、ステップ404においてPDU種別
以外であれば、レイヤ4の仮処理を行い(ステップ40
8)、確定処理待ちとなる(ステップ409)。
【0039】図9は、本発明の一実施例のデータの分割
位置情報がデータ分割の中間である場合のレイヤ4の受
信有り処理動作のフローチャートを示す。
【0040】レイヤ4の受信処理部141は、レイヤ3
から受信処理開始要求を受領すると、分割位置情報が中
間ならば、SDU対応表17からSDU識別子に対応す
るパス番号を抽出し(ステップ502)、レイヤ3の保
留データがない場合には当該パス番号の受信途中の継続
データとして受信仮処理を行い(ステップ504)、確
定処理待ち(ステップ505)となる。一方、レイヤ3
の保留データがある場合には、レイヤ4の確定処理を行
う(ステップ506)。
【0041】図10は本発明の一実施例のデータ位置情
報が最終である場合のレイヤ4の受信処理動作のフロー
チャートを示す。
【0042】レイヤ4の受信処理部141がレイヤ3か
ら受信処理開始要求を受領し(ステップ601)、SD
U対応表17からSDU識別子に対応するパス番号を読
出し、当該パス番号の受信途中の継続データとして受信
仮処理を行うとともに、SDU対応表17から当該対応
情報であるSDU識別子とパス番号を削除する(ステッ
プ602)。ここで、レイヤ3の保留データがない場合
には(ステップ603)、レイヤ4の仮処理を行い(ス
テップ604)、確定処理待ちとなる(ステップ60
5)。一方、レイヤ3の保留データがある場合には(ス
テップ603)、レイヤ4の確定処理を行う(ステップ
606)。
【0043】なお、図9のステップ506、図10のス
テップ606に示すように、レイヤ3で順序制御のため
に保留されていた分割データを受領の場合には、下位レ
イヤの処理は完了しているので仮処理ではなく処理を確
定する。
【0044】次に、受信確定処理について述べる。
【0045】図11は本発明の一実施例のレイヤ2の受
信確定処理動作を示すフローチャートである。
【0046】回線制御部11は、終結フラグを受信し
(ステップ701)、FCSを検査した後(ステップ7
02)、正常であれば、その結果をレイヤ2の受信処理
部121へ通知し、レイヤ2の仮処理結果が正常であれ
ば(ステップ703)、レイヤ2の受信処理部121
は、受信仮処理結果通知が正常通知で、自身仮処理結果
が正常の場合は、レイヤ3の受信処理部131へ正常通
知を行う(ステップ704)とともに、レイヤ2の状態
を確定する(ステップ705)。
【0047】回線制御部11からの通知が正常通知で
(ステップ702(OK))、レイヤ2の受信仮処理結
果が異常の場合は(ステップ703(NG))、レイヤ
3の受信処理部131へ異常通知を行うとともに(ステ
ップ706)、レイヤ2の状態を確定する(ステップ7
07)。
【0048】回線制御部11からの通知が異常通知の場
合は(ステップ702(NG))、レイヤ3の受信処理
部131へ異常通知を行うとともに(ステップ70
8)、レイヤ2の受信仮処理を破棄して元の状態に戻す
(ステップ709)。
【0049】図12は、本発明の一実施例のレイヤ3の
受信確定処理動作を示すフローチャート(その1)であ
る。
【0050】レイヤ3の受信処理部131は、レイヤ2
から通知を受領し(ステップ800)レイヤ2からの通
知が正常通知で(ステップ801)、受信仮処理結果が
正常の場合は(ステップ802(OK))、レイヤ4の
受信処理部131へ正常通知を行うとともに(ステップ
803)、レイヤ3の状態を仮処理から確定する(ステ
ップ804)。レイヤ2からの通知が正常通知で(ステ
ップ801(OK))、レイヤ3の受信仮処理結果が異
常の場合は(ステップ802(NG))、レイヤ4の受
信処理部141へ異常通知を行うとともに(ステップ8
05)、レイヤ3の状態を仮処理から確定する(ステッ
プ806)。
【0051】レイヤ2からの通知が異常の場合は(ステ
ップ801(NG))、レイヤ4の受信処理部141へ
異常通知を行うとともに(ステップ807)、レイヤ3
の受信仮処理を破棄して元の状態に戻す(ステップ80
8)。
【0052】なお、レイヤ3の分割データが順序逆転
し、保留した場合は、上記においてレイヤ4の受信処理
部141への結果通知は行われない。
【0053】図13は、本発明の一実施例のレイヤ3の
受信確定処理動作を示すフローチャート(その2)であ
る。
【0054】レイヤ3の受信処理部131は、レイヤ2
から通知を受領し(ステップ900)、レイヤ2からの
通知が正常通知である場合は(ステップ901(O
K))、レイヤ3の状態を仮処理から確定する(ステッ
プ902)。
【0055】レイヤ2からの通知が異常である場合は
(ステップ901((NG))、仮処理を廃棄し状態を
元に戻す(ステップ903)。
【0056】図14は、本発明の一実施例のレイヤ4の
受信確定処理動作を示すフローチャートを示す。
【0057】レイヤ4の受信処理部141は、レイヤ3
から通知を受領し(ステップ1000)、レイヤ3から
の通知が正常通知の場合は(ステップ1001(O
K))、レイヤ4を受信仮処理結果の状態で確定する
(ステップ1003、ステップ1004))。レイヤ3
からの通知が異常通知の場合は(ステップ1001(N
G))、レイヤ4の受信仮処理を破棄して元の状態に戻
す(ステップ1005)。
【0058】上記のように、本実施例では一連の分割さ
れたデータのまとまりであることを示すSDU情報をレ
イヤ間インタフェース情報として分割データに付加して
上位レイヤに送信すると共にSDU識別子とパス番号の
対応を示すSDU対応表17を各レイヤの受信処理部1
21、131、141に設けている。さらに、レイヤ間
のインタフェース情報の分割位置情報として「最初」、
「中間」及び「最終」があり、分割データが「最初」で
ある場合には、受領した分割データからレイヤのパス番
号を抽出し、SDU対応表17にSDU識別子とパス番
号を登録して当該レイヤの受信処理を行う。また、受領
した分割データが「中間」である場合には、「最初」の
処理でSDU対応表17に登録してあるパス番号を読み
出して、受領した分割データを当該パス番号の受信途中
の継続データとして受信処理する。また受領した分割デ
ータが「最終」である場合には、「中間」の場合と同様
に、SDU対応表17に登録してあるパス番号を読み出
し、当該パス番号の受信途中の継続データとして処理す
る。但し、最終の分割データであるので、次に受信する
分割データの分割位置情報は「最初」となるデータを受
領することになるので、SDU対応表17から当該分類
データに関する情報を削除する。
【0059】さらに、「最初」、「中間」、「最終」の
順序通りに受領できない、即ち、順序が逆転した分割デ
ータを受信した場合には当該レイヤで保留しておき、順
序を正規の順序に整理して上位レイヤに送信する。
【0060】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、分割デー
タの受信時においても、各レイヤでの分割データの組立
完了を待たずに、上位レイヤのプロトコル処理を開始
し、各レイヤで同時に並行してプロトコル処理を行うこ
とができる。
【0061】従って、通信制御装置のプロセッサの性能
向上を図ることなく、受信データの通信制御装置におけ
る遅延時間を小さくすることができるので、高リアルタ
イム性を有し、かつ高い回線利用効率を達成できる通信
制御装置を経済的に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図(その1)で
ある。
【図2】本発明の原理を説明するための図(その2)で
ある。
【図3】本発明の一実施例の通信制御装置の構成を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の一実施例の分割データの構成図であ
る。
【図5】本発明の一実施例のレイヤ2の受信仮処理の動
作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例のレイヤ3の受信仮処理動作
のフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例のデータ分割がない場合のレ
イヤ4の受信仮処理動作のフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例のデータ位置情報が先頭であ
る場合のレイヤ4の受信仮処理動作のフローチャートで
ある。
【図9】本発明の一実施例のデータ位置情報が中間であ
る場合のレイヤ4の受信仮処理動作のフローチャートで
ある。
【図10】本発明の一実施例のデータ位置情報が最終で
ある場合のレイヤ4の受信仮処理動作のフローチャート
である。
【図11】本発明の一実施例のレイヤ2の受信確定処理
動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施例のレイヤ3の受信処理動作
を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施例のレイヤ3の受信確定処理
動作を示すフローチャート(その1)である。
【図14】本発明の一実施例のレイヤ3の受信確定処理
動作を示すフローチャート(その2)である。
【図15】従来の分割データの受信処理を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1 通信制御装置 2 通信回線 4 ホスト計算機 11 回線制御部 12 レイヤ2処理部 13 レイヤ3処理部 14 レイヤ4処理部 15 上位インタフェース部 16 バッファメモリ 17 SDU対応表 121、131、141 受信処理部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階層化(レイヤ)プロトコルの各レイヤ
    対応にプロセッサを割当て、各レイヤのプロトコル処理
    を同時に行うマルチプロセッサ構成の通信制御装置の受
    信処理方法において、 分割(セグメンティング)された分割データを受信時、
    組立に必要な一連の分割データの受信と組立完了を待た
    ずに、分割データの受信毎に上位レイヤへ通知し、上位
    レイヤでの受信処理を開始することを特徴とするデータ
    受信並列処理方法。
  2. 【請求項2】 各レイヤに一連の分割されたデータのま
    とまりであることを示すSDU識別子とパス番号の対応
    を示すSDU対応表を設け、 分割データを受信したレイヤは、該SDU識別子と分割
    位置情報を該分割データに付加して分割データを前記上
    位レイヤへ通知し、 前記上位レイヤは、下位レイヤから受領した該分割デー
    タに含まれる該分割位置情報が先頭を示している場合
    は、受領した該分割データから当該レイヤのパス番号を
    抽出して、該SDU対応表に該SDU識別子とパス番号
    を登録した後に当該レイヤの受信処理を行い、 該分割位置情報が中間を示している場合は、該SDU対
    応表から該SDU識別子に対応する該パス番号を読出
    し、該パス番号の受信途中の継続データとして受信処理
    を行い、 該分割位置情報が最終を示している場合は、該SDU対
    応表から該SDU識別子に対応するパス番号を読出し、
    当該パス番号の受信途中の継続データとして受信処理を
    行うとともに該SDU対応表から該SDU識別子と該パ
    ス番号の情報を削除し、 該分割位置情報の順序が逆転した分割データを受信した
    場合には、当該レイヤで保留しておき、順序を整えた上
    で前記上位レイヤへ通知する請求項1記載のデータ受信
    並列処理方法。
JP5136262A 1993-06-07 1993-06-07 データ受信並列処理方法 Pending JPH06350670A (ja)

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JP5136262A JPH06350670A (ja) 1993-06-07 1993-06-07 データ受信並列処理方法

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