JPH06350641A - 電子メールシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信したメールの発信者のメールアドレス、
作成したメールの宛先のメールアドレスを利用すること
によりエーリアスとして登録するためのメールアドレス
の入力を省略すること目的とする。 【構成】 電子メールシステム１は、メール受信部１１
によって電子メールを受け取ると、そのメールの発信者
等のヘッダ部分をメール解析部１２にて求め、メールの
ヘッダ部分と本文をメール表示部１３にて表示する。こ
の時、発信者が選択されるとメールアドレスが宛先登録
部１４に渡される。また、メール作成時には、メール作
成部１５にてメールを作成すると、メールの宛先を宛先
設定部１６にて設定する。この時、設定した宛先を選択
すると宛先のメールアドレスが宛先登録部１４に渡され
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、メールアドレスを容易
にエーリアスとして宛先設定ファイルに登録することが
可能である電子メールシステムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年、電子メールシステムが発達し、様
々なところで使用されるようになってきている。電子メ
ールシステムではメールアドレスと呼ばれる宛先を設定
することによりその宛先にメールが送信される。電子メ
ールシステムそれぞれにおいてメールアドレスの体系が
異なっており、長いメールアドレスのシステムもあれば
短いメールアドレスのシステムも存在する。例えば、Ｍ
ＨＳメールの場合はメールアドレスとしてＯ／Ｒ名が使
用されているが、このＯ／Ｒ名は大変長いものとなって
いる。長いメールアドレスの場合、メール作成時に毎回
長いまま入力する事は面倒である。そこでメールアドレ
スにエーリアスを対応づけて、エーリアスを指定するこ
とによりメールが送信できるようにするシステムが開発
されるようになった。このメールアドレスとエーリアス
の対応づけとして、データベース、ファイルなどが使用
されている。

【０００３】以下に宛先設定ファイルを利用した電子メ
ールシステムについて説明する。図４は電子メールシス
テム、４１は電子メールを受信するメール受信部、４２
は受信した電子メールのヘッダを解析するメール解析
部、４３は解析したヘッダとメール本体を表示するメー
ル表示部、４４はメールを作成するメール作成部、４５
はメールの宛先を設定する宛先設定部、４６は各ユーザ
にメールを送信するメール送信部であり、４１０はメー
ルアドレスとエーリアスの対応づけを行っている宛先設
定ファイルである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、宛先設定ファイルを用いることにより
メールアドレスのエーリアスを指定することにより宛先
設定の手間を省くことはできたが、宛先設定ファイル自
身を作成するためにエディタ等を用いて作成したり、エ
ーリアスツールを用意して作成したりしていた。その際
には、メールアドレス、エーリアスの両方を入力しなけ
ればならない。ところで、受信したメールには発信者の
メールアドレスがあるが、従来はそれを表示するのみに
留まっており、それをエーリアスに登録することはでき
なかった。また、メール作成時には宛先のメールアドレ
スを入力するわけだが、エーリアスとして登録されてい
ない場合、宛先として入力したメールアドレスをエーリ
アスとして登録することができなかったため、毎回同じ
メールアドレスを入力しなければならないという問題点
を有していた。

【０００５】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、受信したメールの発信者のメールアドレスをエーリ
アスとして登録することができることにより、また、メ
ール作成時に入力した宛先をエーリアスとして登録する
ことができることにより、メールアドレスの入力を省略
することができエーリアスへの登録を容易にすることを
目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の電子メールシステムは、電子メールを受信す
るメール受信部、メールのヘッダを解析するメール解析
部、メールのヘッダと本文を表示するメール表示部、メ
ールのアドレスをニックネームとして登録する宛先登録
部、メールを作成するメール作成部、メールの宛先を設
定する宛先設定部、メールを送信するメール送信部、と
メールアドレスとエーリアスを対応づける宛先設定ファ
イルの構成を有している。

【０００７】

【作用】この構成によって、受信したメールの発信者の
メールアドレスを、作成したメールの宛先のメールアド
レスをそれぞれエーリアスとして登録することができ、
エーリアスとして登録するためのメールアドレスの入力
を省略することができるため、エーリアスへの登録を容
易にすることができる。

【０００８】

【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図１において、１は電子メールシス
テム、１１はメール受信部、１２はメール解析部、１３
はメール表示部、１４は宛先登録部、１５はメール作成
部、１６は宛先設定部、１７はメール送信部。

【０００９】電子メールシステム１は、メール受信部１
１によって、電子メールを受け取ると、そのメールの発
信者等のヘッダ部分をメール解析部１２にて求め、メー
ルのヘッダ部分と本文をメール表示部１３にて表示す
る。この時、発信者が選択されるとメールアドレスが宛
先登録部１４に渡される。また、メール作成時には、メ
ール作成部１５にてメールを作成すると、メールの宛先
を宛先設定部１６にて設定する。この時、設定した宛先
を選択すると宛先のメールアドレスが宛先登録部１４に
渡される。

【００１０】以上のように構成された電子メールシステ
ムのエーリアスの登録方法について、図２、図３を用い
てその動作を説明する。メール表示画面２１でメールの
ヘッダと本文が表示されているが、この時、発信者の部
分を選択すると宛先登録画面２２に移る。ここでそのメ
ールアドレスに対するエーリアスを入力し、登録を選択
することにより、エーリアスとして登録することができ
る。同様に、メール作成画面３１で宛先のメールアドレ
スを選択すると、宛先登録画面３２に移る。

【００１１】以上のように本実施例によれば、受信した
メールの発信者のメールアドレスや作成したメールの宛
先のメールアドレスをメールアドレスの入力なしでエー
リアスとして容易に登録することができる。

【００１２】

【発明の効果】以上のように本発明は、電子メールを受
信するメール受信部、メールのヘッダを解析するメール
解析部、メールのヘッダと本文を表示するメール表示
部、メールのアドレスをニックネームとして登録する宛
先登録部、メールを作成するメール作成部、メールの宛
先を設定する宛先設定部、メールを送信するメール送信
部、とメールアドレスとエーリアスを対応づける宛先設
定ファイルを持ち、受信したメールの発信者のメールア
ドレスや作成したメールの宛先のメールアドレスをメー
ルアドレスの入力なしでエーリアスとして容易に登録す
ることができる電子メールシステムを実現できるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例における電子メールシステムの
構成図

【図２】本発明の実施例における発信者のアドレスをエ
ーリアスとして登録する方法を示す概念図

【図３】本発明の実施例における宛先のアドレスをエー
リアスとしての登録を示す概念図

【図４】従来の電子メールシステムの構成図

【符号の説明】

１ 電子メールシステム ４ 電子メールシステム １１ メール受信部 １２ メール解析部 １３ メール表示部 １４ 宛先登録部 １５ メール作成部 １６ 宛先設定部 １７ メール送信部 ２１ メール表示画面 ２２ 宛先登録画面 ３１ メール作成画面 ３２ 宛先登録画面 ４１ メール受信部 ４２ メール解析部 ４３ メール表示部 ４４ メール作成部 ４５ 宛先設定部 ４６ メール送信部 １１０ 宛先設定ファイル ４１０ 宛先設定ファイル

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 受信したメールの発信者のメールアドレ
   スを宛先設定ファイルにエーリアスとして登録する手段
   を備えた電子メールシステム。
2. 【請求項２】 メール作成時宛先として設定したメール
   アドレスを宛先設定ファイルにエーリアスとして登録す
   る手段を備えた電子メールシステム。
3. 【請求項３】 メールの宛先を表示する表示手段と、メ
   ールアドレスとエーリアスを対応づける宛先設定ファイ
   ルと、前記表示手段に表示された宛先に対応するエーリ
   アスを入力し前記宛先設定ファイルに前記表示手段に表
   示された宛先と入力されたエーリアスとの対応を登録す
   る登録手段を備えた電子メールシステム。
4. 【請求項４】 メールの受信先アドレス情報を表示する
   表示手段と、メールアドレスとエーリアスを対応づける
   宛先設定ファイルと、前記表示手段により特定されるア
   ドレスに対応するエーリアスを入力し前記宛先設定ファ
   イルに前記表示手段により特定されるアドレスと入力さ
   れたエーリアスとの対応を登録する登録手段を備えた電
   子メールシステム。