JPH06350430A - 回路および回路を動作させる方法 - Google Patents

回路および回路を動作させる方法

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JPH06350430A
JPH06350430A JP6117363A JP11736394A JPH06350430A JP H06350430 A JPH06350430 A JP H06350430A JP 6117363 A JP6117363 A JP 6117363A JP 11736394 A JP11736394 A JP 11736394A JP H06350430 A JPH06350430 A JP H06350430A
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JP
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node
inverter
reset
signal
stage
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JP6117363A
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English (en)
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Dennis L Wendell
デニス・エル・ウェンデル
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Sun Microsystems Inc
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
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    • H03K5/133Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals using a chain of active delay devices
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    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K3/00Circuits for generating electric pulses; Monostable, bistable or multistable circuits
    • H03K3/02Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses
    • H03K3/353Generators characterised by the type of circuit or by the means used for producing pulses by the use, as active elements, of field-effect transistors with internal or external positive feedback
    • H03K3/355Monostable circuits

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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速インバータ回路を得ることである。 【構成】このインバータは、静止状態と、入力パルスを
受け、それに応じてセット・パルスを発生するためのセ
ット状態と、同じ入力パルスの遅延されたものを用いて
インバータをリセットするためのリセット状態と、新し
い入力パルスの到達のために準備済とするための回復状
態とを有する。インバータをセットするために入力信号
の利用可能なエネルギーのほとんど全てを用いるから、
このインバータのスイッチング速度は極めて高い。電気
信号を迅速に伝えさせるために、このインバータをイン
バータ・チエーンおいて使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインバータに関するもの
であり、更に詳しくいえば、極めて高速のスイッチング
特性を持ち、数多くの高速回路応用においてビルディン
グ・ブロックとして使用できるインバータに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】CMOSインバータは最近のマイクロエ
レクトロニクスにおける基本的なビルディング・ブロッ
クである。NANDゲートおよびNORゲートのような
標準的な論理ゲートを構成するために多数のインバータ
が用いられる。ブロック発生器回路または復号器回路の
ような数多くのその他の応用にインバータを用いること
もできる。
【0003】標準的なCMOSインバータはNMOSト
ランジスタとPMOSトランジスタを含む。2つのトラ
ンジスタのゲートが入力ノードへ結合される。PMOS
トランジスタのソース・ドレイン電流チャネルがVcc
と出力ノードの間に結合される。NMOSトランジスタ
のソース・ドレイン電流路がVccとアースの間に結合
される。入力ノードへ論理的に高い信号が加えられる
と、PMOSトランジスタはターンオフされ、NMOS
トランジスタはターンオンされる。その結果、出力ノー
ドは反転され、アースへ引き下げられる。入力ノードへ
論理的に低い信号が加えられると、上記とは逆の関係の
現象が起き、出力ノードはVccへ引き上げられる。
【0004】標準的なCMOSインバータにはスイッチ
ング速度に関しては重大な問題がある。チャネル幅およ
びターンオン電圧が同一であると、NMOSトランジス
タの導通し易すさはPMOSトランジスタの、導通し易
すさのおよそ2倍である。高から低への遷移と、低から
高への遷移の両方でインバータでの遅延をほぼ同じにす
るために、PMOSトランジスタのチャネル幅をNMO
Sトランジスタのチャネル幅の2倍にするのが典型的で
ある。その結果、与えられた任意の入力信号に対して、
NMOSトランジスタを駆動するために電荷の3分の1
が用いられ、PMOSトランジスタを駆動するために電
荷の3分の2が用いられる。利用可能な電荷の大部分が
非生産的な作業、すなわち、1つのトランジスタのター
ンオフ、に用いられるから、CMOSインバータのスイ
ッチング速度は低下してしまう。したがって、高速マイ
クロプロセッサのような、多くの回路応用に使用するた
めには、通常のCMOSインバータはもはや理想的では
ない。
【0005】速度特性を改善したCMOS回路の1つの
態様が、ロバート・ジェー・プロエブスティング(Ro
bcrt J.Proebsting)へ付与された米
国特許第4,985,643号明細書に記載されている
「ポスト電荷論理」技術である。この米国特許明細書に
は論理段(ロジック・ステージ)のチェーンが記載され
ている。各段はセット・トランジスタとリセット・トラ
ンジスタを含む。各段のセット・トランジスタは入力パ
ルスをチエーンの順方向へ伝える。一実施例において
は、各段のリセットはチエーン中の後の段のセット・ト
ランジスタからの帰還信号により行われる。第2の実施
例においては、各段をリセットするために4段インバー
タ・チエーン(以下リセット・チエーンと呼ぶ)が用い
られる。リセット・チエーンは段のセット段階中に能動
パルスを受け、4遅延後に、そのパルスが用いられて次
のパルスを予測して段をリセットする。両方の構成は、
能動段のセット・トランジスタの順方向に信号パルスを
伝えさせる間は、その段のリセット・トランジスタをタ
ーンオフする必要を解消するという利点を有する。しか
し、それら2つのポスト電荷論理構成には大きな欠点が
ある。
【0006】帰還実施例においては、チエーン中のあら
ゆる段に金属トレース帰還相互接続路が必要となる。数
多くの金属トレース帰還路は非常に複雑であり、ダイの
上でのレイアウトが困難であり、ダイの上における貴重
なスペースを消費する。別の欠点は、順方向へ伝わる信
号の一部が、通常のCMOSにおけるものより少ないと
はいえ、非生産的な作業に依然として用いられているこ
とである。各段ごとに、帰還相互接続路を介して前の段
をリセットするために利用可能なエネルギーのある割合
が用いられる。最後に、次の段、前の段のリセット・ノ
ード、およびある状況においては、回路負荷、を駆動す
ることにある特定の段が責任を負うものとすると、回路
設計者は、チエーン中の別の段のファンアウト遅延に等
しくするために、その特定の段のファンアウト遅延を計
算せねばならない。これは、多数の電荷論理回路および
段を含むチップでは時間のかかる作業になることがあ
る。
【0007】インバータ・チエーン実施例にもいくつか
の欠点がある。各段の各リセット・チエーンに対して全
部で4つの従来のインバータ(トランジスタ8個に等し
い)を必要とする。それらの追加トランジスタはダイの
上の貴重なスペースを使用し、レイアウトの問題をひき
起こす。ある用途においては、それらの追加トランジス
タはチップにおいて利用できる限られた電力を消費する
ことにもなる。また、各段のリセット時間が同じである
ように各リセット・チエーンを調整することも非常に困
難である。段のチエーンを初段からたどっていくにつれ
て、各段(リセット・チエーンを含む)のトランジスタ
は一般に物理的に大きくなる。温度変化、製造工程の変
動、電源電圧変動、および入力信号の立上がり時間と立
下がり時間の違いもトランジスタのスイッチング速度に
影響を及ぼす。それらの要因のおのおのは調整作業を複
雑にする。
【0008】多くのポスト電荷論理段を持つ複雑な回路
においては、ファンアウト遅延問題と調整問題の少なく
とも一方を克服するための作業は厄介である。ポスト電
荷論理回路におけるトランジスタの最適寸法および最適
スイッチング速度を決定するためには、長い時間を必要
とする。したがって、多くの回路設計者がこの技術の使
用を断念してきた。
【0009】
【発明の概要】本発明は、高速回路応用のために有用で
あるCMOSインバータを提供するものである。本発明
の基本的なインバータはセット・トランジスタとリセッ
ト回路を含む。セット・トランジスタは、セット・ノー
ドにおけるセット信号を、入力信号の受けとりに応じて
順方向に伝えさせる。リセット回路へ入力信号が到達す
ることを遅延させるために遅延回路も設けられる。遅延
は、セット・トランジスタがセット信号を順方向へ伝え
られるようにするために十分な時間である。リセット回
路は遅延後にセット回路をリセットし、リセット・ノー
ドにおけるリセット信号を順方向へ伝えさせる。インバ
ータがリセットされた後でそのインバータが新しい入力
信号を受けるように、回復回路がそのインバータを準備
済状態にさせる。
【0010】本発明の一実施例においては、チエーンに
複数のインバータが配置される。そのようなチエーンに
おいて、第1のインバータは上記インバータに類似す
る。以後のインバータはセット・トランジスタとリセッ
ト・トランジスタを含む。以後の段には遅延回路は不必
要である。セット・トランジスタは前のインバータから
セット信号を受け、それに応じてそれ自身のセット信号
を発生する。このセット信号はチエーン中の次のインバ
ータを駆動するために用いられる。それからリセット・
トランジスタは遅延されたリセット信号を前のインバー
タから受け、インバータをリセットする。それからリセ
ット信号はチエーン中の次のインバータへ順方向に伝え
させられ、そこでセット・トランジスタはターンオフさ
れる。このようにして、セット信号とリセット信号がチ
エーンをそれぞれ伝わるにつれて、チエーン中の各段は
迅速にセットされ、そしてリセットされる。
【0011】本発明のインバータ・チエーンは従来技術
より優れている。各インバータ段において、セット・ト
ランジスタを駆動するためにセット信号のほとんど全て
の電力が用いられる。この結果として、リセット機能に
電力が費やされないから、段から段へ伝わる時間が例外
的に短くなる。第1の段の遅延回路により遅延させられ
たリセット信号は、セット信号の後でチエーン中の各段
を伝わって、各段をリセットする。各段の帰還路または
リセット・チエーンに関連するファンアウト問題および
調整問題が解消されるから、これは有利である。インバ
ータにおける寸法特性およびスイッチング特性を、イン
バータが駆動する負荷により決定できる。したがって、
本発明のインバータを、マイクロプロセッサ、半導体記
憶装置、または高速論理を要する任意のチップにおける
回路設計のためのような、今日の高速応用の多くにおけ
る基本的なビルディング・ブロックとして容易に使用で
きる。
【0012】
【実施例】まず、本発明のCMOSインバータが示され
ている図1を参照する。本発明の一実施例に従ってイン
バータ20をインバータのチエーンに使用できる。この
第1のインバータを図1に関して詳しく説明する。チエ
ーン中の他のインバータについてはこの出願の別の図を
参照して詳しく説明する。
【0013】インバータ20は、NMOSトランジスタ
N22と、NMOSトランジスタN24と、NMOSト
ランジスタN26と、インバータ28と、PMOSトラ
ンジスタP30と、PMOSトランジスタP32と、P
MOSトランジスタP34と、PMOSトランジスタP
36と、遅延時間がΔtである遅延回路38とを含む。
NMOSトランジスタN22のゲートは入力ノードへ結
合され、それのソース・ドレイン電流路はノードA(セ
ット・ノード)とアースの間に結合される。NMOSト
ランジスタN24のゲートはノードBへ結合され、それ
のソース・ドレイン電流路はノードDとアースの間に結
合される。NMOSトランジスタN26のゲートはノー
ドE(リセット入力ノード)へ結合され、それのソース
・ドレイン電流路はノードCとノードDの間に結合され
る。インバータ28の入力端子はノードAへ結合され、
それの出力端子はノードBへ結合される。PMOSトラ
ンジスタP30のゲートはノードBへ結合され、それの
ソース・ドレイン電流路はVccとノードCの間に結合
される。PMOSトランジスタP32のゲートはノード
Eへ結合され、それのソース・ドレイン電流路はVcc
とノードCの間に結合される。PMOSトランジスタP
34のゲートはノードCへ結合され、それのソース・ド
レイン電流路はVccとノードAの間に結合される。P
MOSトランジスタP36のゲートは入力ノードへ結合
され、それのソース・ドレイン電流路はVccとノード
Aの間に結合される。遅延回路38は入力ノードとノー
ドEの間に結合される。
【0014】遅延回路38の遅延Δtが、インバータの
入力端子に受けるパルスP(t1−t2)の幅に等しい
か、それより僅かに長いことに留意すべきである。遅延
回路38は、1つまたは複数の従来のインバータ、また
はRC遅延回路、シュミット・トリガ、カウンタ等のよ
うな任意の他の種類の遅延回路を含むことができる。イ
ンバータ28のタイミングはパルス幅Pに等しいか、そ
れより短くなければならない。
【0015】インバータ20は、静止状態と、セット状
態と、リセット状態と、回復状態との4つの状態で動作
する。静止状態においては、インバータ20は動作せ
ず、入力ノードへのパルスPを待つ。インバータ20が
入力ノードにパルスPの正への遷移を受けた時にセット
状態が起き、それに応答して、セット・ノードAに負へ
の遷移を生ずる。遅延回路38により遅延された入力パ
ルスPの正への遷移がリセット入力ノードEに到達した
時に、リセット状態が起きる。そうするとノードCにお
いて負への遷移が生じさせられる。最後に、回復状態に
おいては、インバータ20は静止状態への遷移により新
しいパルスを受けるための準備をさせられる。動作の4
つの状態については以下に詳しく説明する。
【0016】静止状態においては、入力ノードにはパル
スPは存在しないから、インバータ20は動作しない。
PMOSトランジスタP36は導通状態にあり、NMO
SトランジスタN22は非導通状態にあって、セットノ
ードAをVccへ引き上げている。インバータ28は、
その入力が高いから、ノードBをアースへ引き下げる。
したがって、NMOSトランジスタN24はターンオフ
され、PMOSトランジスタP30はターンオンされて
リセット・ノードCをVccへ引き上げる。そうすると
PMOSトランジスタP34はターンオフされる。ノー
ドEも低レベルであるから、NMOSトランジスタN2
6はターンオフされ、PMOSトランジスタP32はタ
ーンオンされ、それによりリセット・ノードCの引き上
げが強められる結果となる。したがって、インバ−タ2
0の静止状態においては、入力ノードが低い間セット・
ノードAとノードCは両方とも高く保持される。
【0017】入力ノードにパルスPが到達することによ
りセット状態がトリガされる。入力ノードにパルスPが
到達すると、NMOSトランジスタN22はターンオン
されてセット・ノードAがアースへ引き下げられる(立
ち下がり縁部)。したがって、時間(t1−t2)の間
にセット・ノードAのパルスPは反転させられる。セッ
ト状態においてインバータ20の他のトランジスタの状
態に注目することは有用である。ノードBはインバータ
28のためにアースからVccへ遷移する。そうすると
PMOSトランジスタP30がターンオフされ、NMO
SトランジスタN24がターンオンされて、ノードDは
アースへ引き下げられる。しかし、遅延回路38が入力
パルスPを遅延させるから、セット状態中はノードEは
低いままである。したがって、NMOSトランジスタN
26は非導通状態のままであり、PMOSトランジスタ
P32は導通状態を保って、ノードCをVccに保つ。
そうするとPMOSトランジスタP34は非導通状態を
保つ。
【0018】遅延されたパルスPがノードEに到達する
ことによりリセット状態がトリガされる。この時点で
は、パルスPは入力ノードにはもはや存在しない。その
理由は、遅延回路34の遅延時間が入力パルスの持続時
間に等しいか、それより僅かに長いからである。したが
って、NMOSトランジスタN22はターンオフされ
る。リセット入力ノードEにおけるパルスPはNMOS
トランジスタN26をターンオンさせ、PMOSトラン
ジスタP32をターンオフさせる。セット状態中にPM
OSトランジスタP30は既にターンオフされていて、
インバータのリセットの準備済となっている。NMOS
トランジスタN24とN26が導通状態にあるからリセ
ット・ノードCはアースへ引き下げられる。その結果、
PMOSトランジスタP34はターンオンされ、ノード
AはVccへ引き上げられるからそのノードAはリセッ
トされる。インバータ20がリセットされると、ノード
Aにおける反転されたパルスPが終了させられる(立上
がり縁部)。
【0019】回復状態は新しい入力パルスPに対してイ
ンバータ20を準備するために必要とされる。回路のリ
セット後に回復が起きる。回復はインバータ28により
制御される。ノードAがアースからVccへリセットさ
れると、ノードBはインバータ28によりアースへ引き
下げられる。その結果、PMOSトランジスタP30は
ターンオンされ、リセット・ノードCはVccへ引き上
げられ、ノードAの電位を制御するPMOSトランジス
タP34はターンオフされる。したがって、回路は静止
状態になり、入力ノードにおける別のパルスPに対する
準備が整う。
【0020】インバータのセット路およびリセット路に
対する遅延特性とファンアウト特性が同一であることに
注目することは有用である。ノードCにおける負パルス
(リセット・パルス)は、ノードAにおける負パルスに
約Δtの遅れで追従する。
【0021】次に、2つのインバータのチエーンが示さ
れている図2を参照する。このチエーンは第1のインバ
ータ20と第2のインバータ60を含む。第1のインバ
ータのノードAに発生されるセット・パルスは、後のイ
ンバータ60をセット状態へ駆動するために用いられ、
ノードCに発生される遅延されたリセット・パルスは、
セット・パルスの後で第2のインバータ60をリセット
するために用いられる。
【0022】第2のインバータ60はPMOSトランジ
スタP62と、NMOSトランジスタN63と、NMO
SトランジスタN64と、NMOSトランジスタN66
と、NMOSトランジスタN67と、インバータ68
と、PMOSトランジスタP70と、PMOSトランジ
スタP72とを含む。PMOSトランジスタP62のゲ
ートはノードAへ結合され、それのソース・ドレイン電
流路はVccとセット・ノードGの間に結合される。N
MOSトランジスタN63のゲートはノードAへ結合さ
れ、それのソース−ドレイン電流路はノードGとアース
の間に結合される。NMOSトランジスタN64のゲー
トはリセット・ノードJへ結合され、それのソース・ド
レイン電流路はセット・ノードGとアースの間に結合さ
れる。NMOSトランジスタN66のゲートはノードI
へ結合され、それのソース・ドレイン電流路はリセット
・ノードJとアースの間に結合される。NMOSトラン
ジスタN67のゲートはノードCへ結合され、それのソ
ース・ドレイン電流路はノードHとアースの間に結合さ
れる。インバータ68の入力端子はセット・ノードGへ
結合され、それの出力端子はノードIへ結合される。P
MOSトランジスタP70のゲートはノードCへ結合さ
れ、それのソース・ドレイン電流路はノードKとリセッ
ト・ノードJの間に結合される。PMOSトランジスタ
P72のゲートはノードIへ結合され、それのソース・
ドレイン電流路はVccとノードKの間に結合される。
第2のインバータ60はノードAとCから負パルスを受
けるから、そのインバータはインバータ20の相補的な
ものである。
【0023】静止状態においては、入力ノードにはパル
スPは存在しないから、インバータ60は動作しない。
セット・パルスPがノードAに生ずるとインバータ60
はセット状態に入る。そうするとPMOSトランジスタ
P62はターンオンし、セット・ノードGはVccまで
急速に引き上げられる。ノードCに遅延されたリセット
・パルスが生じた時に、第2のインバータ60はリセッ
ト状態へトリガされる。そのリセット・パルスはPMO
SトランジスタP70をターンオフし、そうするとその
PMOSトランジスタはリセット・ノードJをVccへ
引き上げる。NMOSトランジスタN64はターンオフ
され、セット・ノードGはアースへ引き下げられる。し
たがって、セット・パルスは終了させられる。ノードG
がアースへリセットされるにつれてノードIはインバー
タ68によりVccへ引き上げられる。それからノード
Jはアースへ引き下げられ、その結果、リセット・パル
スは終了させられる。このようにしてインバータは回復
され、それの静止状態へ戻される。
【0024】リセット・ノードJにおける正パルスPの
ファンアウト特性が、セット・ノードGにおけるセット
・パルスのファンアウト特性と同一であることに注目す
ることは、再び有用である。ノードJにおけるセット・
パルスは(Δt)の時間だけノードGにおけるそれに従
う。ノードGにおけるセット・パルスを、第3のインバ
ータをセット動作へ駆動するために再び必要とすること
があり、ノードJにおける遅延されたリセット・パルス
を用いてその同じインバータをリセットできる。必要と
するだけのインバータを一緒に一列に並べて高速回路を
構成できることが当業者には明らかであろう。
【0025】次に、インバータ20および60の種々の
ノードの電位のタイミング関係を示す波形図が示されて
いる図3を参照する。インバータ20の静止状態におい
ては、入力ノードとノードEは低く、セット・ノードA
とリセット・ノードCはVccにある。インバータ20
のセット状態においては、入力ノードはパルスPの幅の
持続する間上昇して、セット・ノードAをVccからア
ースへ遷移させる。セット状態においては、リセット・
ノードCとノードEは不変のままである。リセット状態
においては、ノードEはアースからVccへ遷移する。
そのためにセット・ノードAはアースからVccへ遷移
させられ、リセット・ノードCはVccからアースへ変
化させられる。回復段階においては、リセット・ノード
CはVccへ戻る。インバータ20の他のノードは不変
のままである。
【0026】第1のインバータ20のセット・ノードA
におけるVccからアースへの遷移のために、インバー
タ60のセット・ノードGはアースからVccへ遷移さ
せられる。ノードCがVccからアースへ遷移すると、
インバータ60はリセット状態に入れられ、セット・ノ
ードGはアースへ戻り、その間にリセット・ノードJは
アースからVccへ変化する。ノードCがアースからV
ccへ遷移すると、第2のインバータがノードGにおけ
る別の順方向セット信号に対して準備させられる。
【0027】論理ゲートを構成するために本発明のイン
バータ・チエーンを容易に変更できる。次に、第1のイ
ンバータ20を基にして構成したNANDゲート50が
示されている図4を参照する。NANDゲート50の機
能を行わせるために、追加のNMOSトランジスタN5
2がインバータ回路20へ付加される。NMOSトラン
ジスタN22のゲートがX入力信号を受けるために結合
され、ソース・ドレイン電流路がノードAとノードFの
間に結合される。NMOSトランジスタN52のゲート
がY入力信号を受けるために結合され、ソース・ドレイ
ン電流路がノードFとアースの間に結合される。この構
成はNANDゲート機能を実現する。X入力とY入力が
真の時だけ、セット・ノードAがアースへ引き下げられ
て、インバータ20をセット状態に入れる。他の可能な
入力の組合わせの全て(X=真、Y=偽)、(X=偽、
Y=真)、または(X=偽、Y=偽)に対して、インバ
ータ20は静止状態を維持する。それから第2のインバ
ータ60はNANDゲート50の出力を反転させてAN
D機能を得る。
【0028】ORゲートと、NORゲートと、論理回路
のその他の組合わせとの製造は当業者には直ちに明らか
であろう。別の論理ゲートの設計においては、ゲートの
別の入力端子に追加の遅延回路を付加して、リセット・
ネットワークを修正する必要があるかもしれない。クロ
ック・パルス発生器および復号器のような、各種の高速
回路を製造するためにそれらのインバータを使用するこ
ともできる。数多くの用途のためにこの回路技術を使用
することが当業者には明らかであろう。
【0029】別の実施例においては、NANDゲート5
0の遅延回路38の代わりに標準CMOSインバータを
使用できる。この変更によりいくつかの利点が得られ
る。NANDゲート50はもはや厳密にはパルスで駆動
されない。その代わりに、それはほぼ同時に生ずる2つ
の入力信号により駆動できる。更に、入力信号の持続時
間の間NANDゲートを1つの状態(セットまたはリセ
ット)に留めることができる。その持続時間はシステム
のサイクル時間より長いことがある。インバータ10
と、ここで説明している基本技術を用いて組み立てられ
るORゲートのようなその他の回路とを、同様なやり方
で修正できる。
【0030】以後の段がダイの上でチエーン中の前の段
から離れている点に物理的に配置されているような状況
においては、CMOSインバータは別の利点も提供す
る。それらの状況においては、2つの段の間のセット経
路とリセット経路におけるRC遅延を一致させるという
問題を解消するために、CMOSインバータを使用でき
る。これは、2つの段の間のリセット経路ワイヤ接続を
無くすことにより行われる。セット入力ノードとリセッ
ト入力ノードの間にCMOSインバータが遅延回路38
の代わりに)接続される。以後の段においてセット・パ
ルスの第1の遷移が起きると、以後の段はセット・モー
ドに入る。それから、セット・パルスの第2の遷移が起
きると、それから以後の段はリセットされる。以後の段
の早すぎるリセットを阻止するために、インバータ28
の遅延時間は付加されるCMOSインバータの遅延より
長くなければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインバータを示す。
【図2】本発明の2段インバータ・チエーンを示す。
【図3】本発明による図2のインバータ・チエーンのタ
イミング図を示す。
【図4】本発明のインバータを用いて設計された論理回
路を示す。
【符号の説明】
20、28、60、68 インバータ 38 遅延回路 50 NANDゲート A、G セット・ノード B、D、I、H、K ノード C、E、J リセット入力ノード

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を受け、それに応答してセット
    信号を発生するセット回路と、 入力信号を遅延させる遅延回路と、 この遅延回路へ結合され、遅延された入力信号を受け、
    それに応答してセット回路をリセットするリセット回路
    と、 を備える回路。
  2. 【請求項2】 セット回路が新しい入力信号を受ける準
    備をするための回復回路を更に備える請求項1記載の回
    路。
  3. 【請求項3】 入力信号を受け、それに応答してセット
    信号を供給するための第1のセット手段と、入力信号の
    遅延されたものを受け、第1のインバータをリセット
    し、それに応答してリセット信号を発生する第1のリセ
    ット手段とを有する第1のインバータと、 この第1のインバータからのセット信号に応答する第2
    のセット手段と、第1のインバータからのセット信号に
    応答する第2のリセット手段とを有する第2のインバー
    タと、 を備える2つのインバータ段のチエーン。
  4. 【請求項4】 回路の第1の段の入力ノードに入力信号
    を受け、それに応答してセット出力信号をセット・ノー
    ドに発生する過程と、 第1の段において入力信号を遅延させる過程と、 第1の段の第2の入力ノードにおける入力信号を遅延さ
    せ、それに応答して、第1の段のセット・ノードをリセ
    ットし、第1の段のリセット・ノードにリセット信号を
    発生する過程と、 を備える回路を動作させる方法。
  5. 【請求項5】 第1の段の第1のセット信号を第2の段
    の第2のセット・ノードに受け、それに応答して、第2
    のセット信号を発生する過程と、 第1の段のリセット信号を第2の段の第2のリセット・
    ノードに受け、それに応答して、第2の段の第2のセッ
    ト・ノードをリセットし、第2のリセット信号を発生す
    る過程と、 を更に備える請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 新しい入力信号を受けるために第1の段
    を準備する過程を更に備える請求項4記載の方法。
  7. 【請求項7】 セット・ノードおよびリセット・ノード
    をおのおの有する複数のインバータをチエーン状に設け
    る過程と、 チエーン中の各インバータのセット・ノードを順次結合
    する過程と、 チエーン中の各インバータのリセット・ノードを順次結
    合する過程と、 入力信号をチエーン中の各インバータのセット・ノード
    へ加え、伝えさせる過程と、 遅延された入力信号をチエーン中の各インバータのリセ
    ット・ノードへ加えて伝えさせ、セット後の各インバー
    タのセット・ノードをリセットする過程と、を備える、
    インバータのチエーンに信号を伝えさせる方法。
  8. 【請求項8】 入力信号を受け、それに応答してセット
    信号を発生するセット回路と、 入力信号を反転させるインバータ回路と、 このインバータ回路へ結合され、反転された入力信号を
    受け、それに応答してセット回路をリセットするリセッ
    ト回路と、 を備える回路。
  9. 【請求項9】 入力信号を受け、それに応答してセット
    信号を供給するための第1のセット手段と、入力信号の
    遅延されたものを受け、第1のインバータをリセット
    し、それに応答してリセット信号を発生する第1のリセ
    ット手段とを有する第1の段と、 第1の段からのセット信号に応答する第2のセット手段
    と、第1の段からのセット信号の反転させられたものに
    応答する第2のリセット手段とを有する第2の段と、を
    備える2つの回路段のチエーン。
  10. 【請求項10】 セット・ノードおよびリセット・ノー
    ドをおのおの有する複数の段をチエーン状に設ける過程
    と、 チエーン中の各段のセット・ノードを順次結合する過程
    と、 セット信号をチエーン中の各段のセット・ノードへ加え
    て伝えさせる過程と、 セット信号を反転させ、反転された信号をチエーン中の
    各段のリセット・ノードへ加え、セット後の各段のセッ
    ト・ノードをリセットする過程と、 を備える、論理段のチエーンに信号を伝えさせる方法。
JP6117363A 1993-04-19 1994-04-19 回路および回路を動作させる方法 Pending JPH06350430A (ja)

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US049,063 1979-06-18
US08/049,063 US5430399A (en) 1993-04-19 1993-04-19 Reset logic circuit and method

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