JPH0635038B2 - 鋳ぐるみ方法 - Google Patents

鋳ぐるみ方法

Info

Publication number
JPH0635038B2
JPH0635038B2 JP17845486A JP17845486A JPH0635038B2 JP H0635038 B2 JPH0635038 B2 JP H0635038B2 JP 17845486 A JP17845486 A JP 17845486A JP 17845486 A JP17845486 A JP 17845486A JP H0635038 B2 JPH0635038 B2 JP H0635038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cast
molten metal
mold
model
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17845486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6336963A (ja
Inventor
洋 伊藤
照美 長尾
俊樹 武田
利猛 菅野
育男 市野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Tosei Kogyo KK
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Tosei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Tosei Kogyo KK filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP17845486A priority Critical patent/JPH0635038B2/ja
Publication of JPS6336963A publication Critical patent/JPS6336963A/ja
Publication of JPH0635038B2 publication Critical patent/JPH0635038B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は例えば高硬度鋼材を鋳鉄によって鋳ぐるむ方法
に関する。
(従来の技術) 発泡ポリスチレン等の加熱によって消失する模型に高炭
素鋼或いは板材等の被鋳ぐるみ材をセットし、消失模型
の部分に注湯することで模型を消失(気化)せしめ、模
型と溶湯とを入れ替えるというフルモールド法を利用し
て複合部材を一体鋳造する方法は特公昭43−1900
1号として従来から知られている。
斯る従来法にあっては、被鋳ぐるみ材のヒートマスが大
きいと、被鋳ぐるみ材と溶湯(鋳鉄)との溶着不良が発
生する。
上記の不利を解消する技術として特公昭49−7299
号或いは特公昭49−43170号に開示される技術が
提案されている。
特公昭49−7299号に提案される技術は、被鋳ぐる
み材に発熱材を接触せしめた状態で鋳型を形成し、溶湯
を発熱材に接触させることで発熱材に着火し、被鋳ぐる
み材を昇温させて溶着不良を解消せんとするものであ
り、又特公昭49−43170号に提案される技術は、
被鋳ぐるみ材を断熱材でバックアップすることで熱の放
出を防止し、溶着不良を防止せんとするものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した発熱材を用いて被鋳ぐるみ材を加熱する方法に
あっては、溶湯と発熱材が直接接触して焼着きを生じ型
バラシが困難となり、また発熱よりも先に溶湯が被鋳ぐ
るみ材に接触するため、溶湯が急速に冷えて界面に凝固
膜を生じ、溶着不良を十分に解消できない。
また、断熱材をバックアップ材として用いる方法にあっ
ても、最初に被鋳ぐるみ材に接触した溶湯が急速に熱降
下し、被鋳ぐるみ材表面に凝固膜となって残り、この凝
固膜は溶湯の熱で再溶融せず、前記と同様に溶着不良を
十分に解消できない。
(問題を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本発明は、被鋳ぐるみ材を消失
模型に取付けるとともに被鋳ぐるみ材に消失材料からな
る予熱体を接触せしめて鋳型とし、先ず予熱体の部分に
溶湯を注湯して被鋳ぐるみ材を昇温せしめた後、消失模
型の部分に注湯するようにした。
(作用) 鋳型内の被鋳ぐるみ材は予熱体の部分に注入された溶湯
により昇温せしめられ、この後に消失模型の部分に注入
された溶湯との間に凝固膜を形成することがないので溶
着強度が増す。また予熱体の部分は注入された溶湯はも
ともと被鋳ぐるみ材が低温であったため溶着しにくく、
後工程で容易に取除くことができる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係る鋳ぐるみ方法を適用して製造した
トリム型の全体図、第2図は同トリム型の要部拡大図で
あり、トリム型はラム等の昇降部材(1) に固着された上
型(2) と床(3) に固定された下型(4) とからなり、上型
(2) の中央には凹部(5) が形成され、この凹部(5) 内に
はスプリング(6) で下方に付勢されたパッド(7) を収納
している。そして上型(2) の下部内周及び下型(4) の上
部外周には高炭素鋼などからなる高硬度の刃部(8) 、
(9) が上型及び下型の素材である鋳鉄によって一体的に
鋳ぐるまれている。
そして、第1図に示す状態から上型(2) 及びパッド(7)
を降下せしめ、パッド(7) によりワーク(W) を下型(4)
上面に押し付け、この状態で刃部(8),(9) にてワーク
(W) を所定形状に切断する。
次に上記鋳ぐるみ材である刃部(8) の鋳ぐるみ方法を第
3図乃至第7図に基づいて説明する。
先ず第3図に示すように鋳造する上型(2) と同一形状の
模型(10)を溶湯の熱によって気化する発泡ポリスチレン
等の消失材料にて形成し、この消失模型(10)の所定部位
に高硬度の刃部(8) を取付け、また上記と同様の消失材
料によって予熱体(11)を形成し、この予熱体(11)を刃部
(8) の消失模型(10)から露出している部分に刃材保持治
具(12)を用いて接触せしめて取付ける。尚、消失模型(1
0)及び予熱体(11)の一部には注湯時に堰(溶湯の流路)
となる部分(10a) 、(11a) が一体的に形成しておく。
以上のように消失模型(10)、刃部(8) 及び予熱体(11)と
の組付体を第4図に示すように枠体(13)内にセットし
て、周囲をバインダーを含む砂等の耐火材(14)で固め、
鋳型(15)を形成する。
次いで第5図に示すように普通鋳鉄の溶湯(16)を予熱体
(11)の堰部分(11a) から予熱体(11)の部分に注入する。
すると、予熱体(11)を構成する消失材料は溶湯(16)の熱
によって消失し、予熱体(11)が存在していた部分に溶湯
(16)が満たされ、この溶湯によって刃部(8) を昇温せし
める。この昇温の具体的数値としては約1400℃の溶湯(1
6)により、刃部(8) を約3分間加熱することで刃部(8)
を約 300℃〜 500℃まで昇温せしめる。
以上の如くして刃部(8) が十分昇温したならば第6図に
示すように、溶湯(16)を消失模型(10)の堰部分(10a) か
ら消失模型(10)の部分に注入する。すると消失模型(10)
は溶湯(16)の熱によって消失し、消失模型(10)が存在し
ていた部分に溶湯(16)が充満し、この溶湯(16)にて刃部
(8) を鋳ぐるむ。
ここで、堰部分(10a) は刃部(8) と消失模型(10)との境
界面近傍に開口しているので、刃部(8) 表面には常に高
温の溶湯(16)が供給され、注湯中に凝固膜を形成するこ
とがない。
次いで第7図に示すように型バラスを行い、刃部(8) に
付着している予熱体の部分の鋳鉄(17)を取り除き、また
刃部(8) を鋳ぐるんでいる上型(2) から堰部分の鋳鉄(1
8)を取り除く。以上の工程により刃部(8) を一体的に鋳
ぐるんだ上型(2) が鋳造されるが、下型(4) についても
同様の工程により鋳造する。
尚、実施例にあってはトリム型の製造について本発明を
適用した例を示したが、本発明は異種金属を一体的に複
合した製品を鋳造する場合に適用し得る。
(発明の効果) 以上に説明した如く本発明によれば、溶湯の熱を利用し
て、被鋳ぐるみ材を鋳ぐるむ前に予熱するようにしたの
で、鋼材等の被鋳ぐるみ材と鋳鉄等の鋳ぐるみ材との溶
着が完全となり、製品の機械的強度が大幅に向上する。
特に消失模型の部分に注湯する際に溶湯を被鋳ぐるみ材
の表面近くから供給するようにすれば、被鋳ぐるみ材の
表面に凝固膜が形成されず、溶着強度は更に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る鋳ぐるみ方法を適用して鋳造した
トリム型の全体図、第2図は同トリム型の要部拡大図、
第3図乃至第7図は鋳ぐるみ方法を工程順に示した断面
図である。 尚、図面中(2) は上型、(4) は下型、(8) 、(9) は被鋳
ぐるみ材である刃部、(10)は消失模型、(11)は予熱体、
(14)は耐火材、(16)は溶湯である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市野 育男 静岡県駿東郡清水町湯川103 (56)参考文献 特開 昭62−259659(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱によって消失する材料からなる消失模
    型に鋼材等の被鋳ぐるみ材を取付け、消失模型から露出
    する被鋳ぐるみ材の少なくとも一部に接するように加熱
    によって消失する材料からなる予熱体を取付け、これら
    の周囲を砂等の耐火材で固めて鋳型を形成し、この鋳型
    の予熱体の部分に注湯して被鋳ぐるみ材を予熱した後
    に、消失模型の部分に注湯して被鋳ぐるみ材を鋳ぐるむ
    ようにしたことを特徴とする鋳ぐるみ方法。
  2. 【請求項2】前記消失模型の部分への注湯は被鋳ぐるみ
    材と消失模型との境界部近傍に開口する堰を介して行う
    ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の鋼材の鋳ぐるみ方法。
JP17845486A 1986-07-29 1986-07-29 鋳ぐるみ方法 Expired - Fee Related JPH0635038B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17845486A JPH0635038B2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29 鋳ぐるみ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17845486A JPH0635038B2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29 鋳ぐるみ方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6336963A JPS6336963A (ja) 1988-02-17
JPH0635038B2 true JPH0635038B2 (ja) 1994-05-11

Family

ID=16048798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17845486A Expired - Fee Related JPH0635038B2 (ja) 1986-07-29 1986-07-29 鋳ぐるみ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0635038B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6336963A (ja) 1988-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0104839B1 (en) Method of manufacturing metal molds by metal melt-spraying
JPH0635038B2 (ja) 鋳ぐるみ方法
JPH0138590B2 (ja)
US4055881A (en) Method of rebuilding an ingot mold
JPH0755366B2 (ja) 鋳造方法及びその装置
JPH03433A (ja) 金型の補修方法
JPS6336962A (ja) 鋳ぐるみ方法
JP2000042717A (ja) 温調用パイプ内蔵金型
JP3085794B2 (ja) 複合素材の製造方法
JPS5850167A (ja) 湯口詰まり防止方法
JP2989721B2 (ja) 冷却孔を有する鋳造品およびその鋳造方法
JPS632549A (ja) 複合成形金型の製造法
JPS6411384B2 (ja)
JPS62252638A (ja) 成形金型の製造法
JPH048139B2 (ja)
SU66656A1 (ru) Способ получени биметаллических изделий
JPH0191951A (ja) 鋳型内における金属部品の溶着鋳造法
SU835626A1 (ru) Способ изготовлени биметаллическойОТлиВКи
JPS6453761A (en) Production of ceramic cast-in inserts
JPS59220272A (ja) 鋳包み法
JPH08206814A (ja) 金型鋳造方法
JPH05337629A (ja) 鋳ぐるみによる複合部材の製造方法
JPH0386363A (ja) 溶湯鍛造方法
JP3305540B2 (ja) 超硬合金と鋳鉄の複合ロールの製造方法
JPH048140B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees