JPH0634984Y2 - 枠組壁工法に使用される建築用のパネル - Google Patents
枠組壁工法に使用される建築用のパネルInfo
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- JPH0634984Y2 JPH0634984Y2 JP1988147410U JP14741088U JPH0634984Y2 JP H0634984 Y2 JPH0634984 Y2 JP H0634984Y2 JP 1988147410 U JP1988147410 U JP 1988147410U JP 14741088 U JP14741088 U JP 14741088U JP H0634984 Y2 JPH0634984 Y2 JP H0634984Y2
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Description
この考案は、建築現場でパネルを組み立てることによっ
て、壁等の躯体を構築するのに使用される建物用のパネ
ルに関する。
て、壁等の躯体を構築するのに使用される建物用のパネ
ルに関する。
パネルを建築現場で連結して、建物の躯体を構築する、
枠組壁工法に使用される建築用のパネルは、全体の形状
が方形状に作られている。この形状のパネルを連結して
壁を作り、また、床を構築する枠組壁工法は、あらじめ
パネルを工場で生産できるので、現場作業を簡素化でき
る特長がある。また、枠組壁工法は、柱に代わってパネ
ルに強度を持たせているので、柱に強度を持たせる従来
の木造建築に比べると強靱な躯体ができる。建築基準法
は、この工法で建築される建物に、従来の木造よりも1
階高い3階建まで認めている。枠組壁工法の建物が充分
な強度を有することが理由である。 枠組壁工法に使用される建築用のパネルは、建物の躯体
として十分な強度を有するように、方形状に組まれた枠
材に表面板を固定したものを使用している。枠材には、
通常、柱を縦半分に切断したものを使用している。表面
板には、厚さが10mm以上の特1級の合板が使用されてい
る。 パネルは、建物にとって便利なように、普通180〜270cm
×90cmの方形状に作られている。このパネルを数枚横に
連結して壁面を作り、連結された壁面を垂直に立てて床
に固定して垂直の壁を構築している。窓は、予め窓の部
分が開口されたパネルを固定し、あるいは、固定された
パネルの表面板を切断して窓を開口している。床は、複
数枚のパネルを縦横に連結して構築されている。
枠組壁工法に使用される建築用のパネルは、全体の形状
が方形状に作られている。この形状のパネルを連結して
壁を作り、また、床を構築する枠組壁工法は、あらじめ
パネルを工場で生産できるので、現場作業を簡素化でき
る特長がある。また、枠組壁工法は、柱に代わってパネ
ルに強度を持たせているので、柱に強度を持たせる従来
の木造建築に比べると強靱な躯体ができる。建築基準法
は、この工法で建築される建物に、従来の木造よりも1
階高い3階建まで認めている。枠組壁工法の建物が充分
な強度を有することが理由である。 枠組壁工法に使用される建築用のパネルは、建物の躯体
として十分な強度を有するように、方形状に組まれた枠
材に表面板を固定したものを使用している。枠材には、
通常、柱を縦半分に切断したものを使用している。表面
板には、厚さが10mm以上の特1級の合板が使用されてい
る。 パネルは、建物にとって便利なように、普通180〜270cm
×90cmの方形状に作られている。このパネルを数枚横に
連結して壁面を作り、連結された壁面を垂直に立てて床
に固定して垂直の壁を構築している。窓は、予め窓の部
分が開口されたパネルを固定し、あるいは、固定された
パネルの表面板を切断して窓を開口している。床は、複
数枚のパネルを縦横に連結して構築されている。
枠組壁工法に使用される建築用のパネルは、建物となっ
た状態では、枠材の両面が表面板で閉塞される。しかし
ながら、パネルの量産工場で、枠材の両面を表面板で塞
いだパネルは、確実に連結することが難しい。それは、
内部の枠材が表面板で塞がれて隠れているので、これを
貫通して、釘やボルトでパネルを連結できないことが理
由である。そのため、パネルで壁等の躯体を構築する場
合、枠材の片側にだけ表面板を固定したパネルを使用し
ている。 パネルは、工場で多量生産される。片面に表面板が固定
されたパネルは、片面が開放されているので、枠材を貫
通して釘やボルトで強固に連結できる。例えば、隣接す
るパネルの枠材を貫通する方向に太くて長い釘を打ち、
あるいは、ボルトを貫通させて固定できる。この時、壁
を構築するパネルは、室内側を開放する状態、いいかえ
れば、室内側には表面板がなく、屋外側に表面板が位置
する状態で連結される。連結されたパネルを垂直に建て
て壁を構築する。 壁が構築された後、室内側にパネルを固定している。す
なわち、従来の枠組壁工法は、工場で片面に表面板が固
定されたパネルを量産し、現場で残りの面に表面板を固
定している。 このため、建築現場で表面板を固定するのに手間がかか
る欠点があった。工場で枠材の両面に表面板が固定でき
るなら、厚さが均一で高品質のパネルを安価に多量生産
できる。ところが、このパネルは連結に問題があって実
用化されていない。 この考案は従来のこの欠点を解決することを目的に開発
されたもので、この考案の重要な目的は、工場で枠材の
両面に表面板が固定できて高品質のパネルが安価に多量
生産でき、さらに、建築現場で確実に連結できる枠組壁
工法に使用される建築用のパネルを提供するにある。 また、この考案の他の重要な目的は、連結部分の仕上げ
が奇麗にできる枠組壁工法に使用される建築用のパネル
を提供するにある。
た状態では、枠材の両面が表面板で閉塞される。しかし
ながら、パネルの量産工場で、枠材の両面を表面板で塞
いだパネルは、確実に連結することが難しい。それは、
内部の枠材が表面板で塞がれて隠れているので、これを
貫通して、釘やボルトでパネルを連結できないことが理
由である。そのため、パネルで壁等の躯体を構築する場
合、枠材の片側にだけ表面板を固定したパネルを使用し
ている。 パネルは、工場で多量生産される。片面に表面板が固定
されたパネルは、片面が開放されているので、枠材を貫
通して釘やボルトで強固に連結できる。例えば、隣接す
るパネルの枠材を貫通する方向に太くて長い釘を打ち、
あるいは、ボルトを貫通させて固定できる。この時、壁
を構築するパネルは、室内側を開放する状態、いいかえ
れば、室内側には表面板がなく、屋外側に表面板が位置
する状態で連結される。連結されたパネルを垂直に建て
て壁を構築する。 壁が構築された後、室内側にパネルを固定している。す
なわち、従来の枠組壁工法は、工場で片面に表面板が固
定されたパネルを量産し、現場で残りの面に表面板を固
定している。 このため、建築現場で表面板を固定するのに手間がかか
る欠点があった。工場で枠材の両面に表面板が固定でき
るなら、厚さが均一で高品質のパネルを安価に多量生産
できる。ところが、このパネルは連結に問題があって実
用化されていない。 この考案は従来のこの欠点を解決することを目的に開発
されたもので、この考案の重要な目的は、工場で枠材の
両面に表面板が固定できて高品質のパネルが安価に多量
生産でき、さらに、建築現場で確実に連結できる枠組壁
工法に使用される建築用のパネルを提供するにある。 また、この考案の他の重要な目的は、連結部分の仕上げ
が奇麗にできる枠組壁工法に使用される建築用のパネル
を提供するにある。
この考案は、前記の課題を達成するために、下記の構成
を備えている。 枠組壁工法に使用する建築用のパネルは、方形状の枠材
1と、この枠材1の表面に固定されている表面板2とを
備える。表面板2は、隅板2Aと、表面板本体2Bとからな
っている。表面板2と隅板2Aとは枠材1の全面を閉塞で
きる形状に裁断されると共に、同じ厚さの板材で作られ
ている。隅板2Aは、枠材1の隅角部分に取り付けられて
いる。 さらに、この考案の建築用のパネルは、下記の独得の構
成を備える。 方形状の枠材1は、枠材と同じ厚さの補強枠3が隅角部
分に固定されて、補強枠と枠材とで枠材の隅角に補強三
角部4を形成している。この補強三角部4を閉塞する状
態で、隅板が枠材と補強枠とに固定されている。さら
に、補強三角部4を閉塞する隅板は、隣接するパネルの
補強三角部4を閉塞する外形に形成されて、1枚の隅板
が隣接する複数のパネルの補強三角部4を閉塞するよう
に構成されている。
を備えている。 枠組壁工法に使用する建築用のパネルは、方形状の枠材
1と、この枠材1の表面に固定されている表面板2とを
備える。表面板2は、隅板2Aと、表面板本体2Bとからな
っている。表面板2と隅板2Aとは枠材1の全面を閉塞で
きる形状に裁断されると共に、同じ厚さの板材で作られ
ている。隅板2Aは、枠材1の隅角部分に取り付けられて
いる。 さらに、この考案の建築用のパネルは、下記の独得の構
成を備える。 方形状の枠材1は、枠材と同じ厚さの補強枠3が隅角部
分に固定されて、補強枠と枠材とで枠材の隅角に補強三
角部4を形成している。この補強三角部4を閉塞する状
態で、隅板が枠材と補強枠とに固定されている。さら
に、補強三角部4を閉塞する隅板は、隣接するパネルの
補強三角部4を閉塞する外形に形成されて、1枚の隅板
が隣接する複数のパネルの補強三角部4を閉塞するよう
に構成されている。
この考案の枠組壁工法に使用される建築用のパネルは、
下記の状態で連結されて壁や床を構築する。 パネルの表面板は、隅板2Aと表面板本体2Bとに分割され
ている。この表面板のパネルは、表面板2と同じ板厚の
ものを隅板2Aとしているので、表面板本体2Bを固定した
後、隅板2Aを枠材1に固定することができる。 表面板本体2Bが枠材1に固定され、隅板2Aが固定されな
いパネルを、工場で多量生産する。 隅板2Aが固定されていないパネルを建築現場に運び、現
場では、隅部の開口部分で枠材1を釘止あるいはボルト
止して連結する。枠材1を貫通してパネルを連結した
後、隅板2Aを、枠材1と補強枠3とに固定する。補強枠
3は、ここに隅板2Aを固定できるように、隅板2Aと表面
板本体2Bとの境界に位置して設けられている。 補強枠3は枠材1と同一の厚さで、隅板2Aは表面板本体
2Bと同一の厚さに作られているので、隅板2Aを枠材1と
補強枠3とに固定すると、隅板2Aは、正確に表面板本体
2Bと同一平面に固定される。 従って、この考案の枠組壁工法に使用される建築用のパ
ネルは、パネルを殆ど工場で完成できるにもかかわら
ず、これを簡単かつ容易に、しかも、強固に連結できる
特長が実現される。また、一部が開口されたパネルは、
連結後に、隅部を簡単に閉塞することができる。 パネルの開口部を閉塞する隅板2Aは、枠材1と補強枠3
とに固定することによって、簡単に、しかも奇麗に段差
なく固定できる特長がある。連結されたパネルは、隅板
2Aを嵌め込んで固定できる隙間ができており、ここに隅
板2Aを固定すればよいので、隅板2Aを位置ずれなく、正
確に固定できる。 また、この考案の枠組壁工法に使用される建築用のパネ
ルは、枠材1を補強する補強枠3を隅板2Aの下地材に併
用しているので、特別に隅板2Aを固定する下地材を設け
る必要がなく、補強枠3でもって隅板2Aと表面板本体2B
とを段差なく連結できる特長がある。 すなわち、この考案の枠組壁工法に使用される建築用の
パネルは、工場でもって高品質のパネルを安価に多量生
産でき、しかも、ほとんど工場で完成したパネルを強固
に連結でき、さらに、施工が簡単で奇麗に仕上げること
ができるという理想的な特長を実現する。
下記の状態で連結されて壁や床を構築する。 パネルの表面板は、隅板2Aと表面板本体2Bとに分割され
ている。この表面板のパネルは、表面板2と同じ板厚の
ものを隅板2Aとしているので、表面板本体2Bを固定した
後、隅板2Aを枠材1に固定することができる。 表面板本体2Bが枠材1に固定され、隅板2Aが固定されな
いパネルを、工場で多量生産する。 隅板2Aが固定されていないパネルを建築現場に運び、現
場では、隅部の開口部分で枠材1を釘止あるいはボルト
止して連結する。枠材1を貫通してパネルを連結した
後、隅板2Aを、枠材1と補強枠3とに固定する。補強枠
3は、ここに隅板2Aを固定できるように、隅板2Aと表面
板本体2Bとの境界に位置して設けられている。 補強枠3は枠材1と同一の厚さで、隅板2Aは表面板本体
2Bと同一の厚さに作られているので、隅板2Aを枠材1と
補強枠3とに固定すると、隅板2Aは、正確に表面板本体
2Bと同一平面に固定される。 従って、この考案の枠組壁工法に使用される建築用のパ
ネルは、パネルを殆ど工場で完成できるにもかかわら
ず、これを簡単かつ容易に、しかも、強固に連結できる
特長が実現される。また、一部が開口されたパネルは、
連結後に、隅部を簡単に閉塞することができる。 パネルの開口部を閉塞する隅板2Aは、枠材1と補強枠3
とに固定することによって、簡単に、しかも奇麗に段差
なく固定できる特長がある。連結されたパネルは、隅板
2Aを嵌め込んで固定できる隙間ができており、ここに隅
板2Aを固定すればよいので、隅板2Aを位置ずれなく、正
確に固定できる。 また、この考案の枠組壁工法に使用される建築用のパネ
ルは、枠材1を補強する補強枠3を隅板2Aの下地材に併
用しているので、特別に隅板2Aを固定する下地材を設け
る必要がなく、補強枠3でもって隅板2Aと表面板本体2B
とを段差なく連結できる特長がある。 すなわち、この考案の枠組壁工法に使用される建築用の
パネルは、工場でもって高品質のパネルを安価に多量生
産でき、しかも、ほとんど工場で完成したパネルを強固
に連結でき、さらに、施工が簡単で奇麗に仕上げること
ができるという理想的な特長を実現する。
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 但し、以下に示す実施例は、この考案の技術思想を具体
化する為の装置を例示するものであって、この考案はパ
ネルの構造を下記のものに特定するものでない。 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲が理解し
易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、
「実用新案登録請求の範囲の欄」、「従来の課題を解決
する為の手段の欄」および「作用の欄」に示される部材
に付記しでいる。ただ、実用新案登録請求の範囲に示さ
れる部材を、実施例の部材に特定するものでは決してな
い。 第1図は枠組壁工法に使用される建築用のパネルを示
す。パネルは、枠材1と、この枠材1の表面に固定され
た表面板2とからなる。 枠材1には、通常、8〜15cm角の柱を縦に2分割した木
材が使用される。枠材1は、縦枠と横枠とが直角に連結
されて方形状に枠組されている。方形状の枠材1は、縦
×横の外幅を、好ましくは、約180〜270cm×90cmに調整
する。1間を約180cmとして構築される建物は、この寸
法のものが便利に使用できる。また、表面板に使用する
板材もこの寸法に定寸として製造されているので、枠材
をこの大きさに調整すると板材を有効に利用できる。 ただ、枠材1の外形は、これに近似する大きさ、あるい
は、これの整数倍、あるいはまた、この寸法の整数分の
1の大きさとしても便利に使用できる。 枠材1の表面に固定された表面板2は枠材1の全面を閉
塞する。従って、表面板2は、方形状の枠材1に等しい
外形を有する。第1図に示すパネルは、方形状の板材の
隅部を切り離して表面板本体2Bとしている。 枠材1の表面に表面板本体2Bが固定され、表面板本体2B
が固定されない部分に隅板2Aが固定されて枠材1の全面
が閉塞されている。したがって、表面板2と隅板2Aと
で、枠材1の全面を閉塞できる形状に作られている。 第1図に示すパネルは、表面板本体2Bを枠材1の中央部
分に、隅板2Aを枠材1の隅角部分に固定している。表面
板本体2Bは、方形状の板材の四隅を3角に切り取り、さ
らに長手方向の中央部分も三角形に切り取った形状とな
っている。 表面板本体2Bは、三角形に切り取った部分の端縁を補強
枠3に固定している。3角形の隅板2Aは、直角の両辺を
枠材1に、切断縁を補強枠3に固定している。表面板本
体2Bと隅板2Aが固定される補強枠3は、枠材1の隅角
に、「火打」のように縦枠1Aと横枠1Bとに両端を連結し
て補強三角部4を形成している。補強枠3と枠材1とで
形成される補強三角部4は、枠材1を補強するととも
に、表面板本体2Bと隅板2Aとを同一平面に固定する下地
枠にも併用される。従って、補強枠3は、表面板本体2B
と隅板2Aとの境界に位置する。 補強枠3は、枠材1と同一の厚さを有する。それは、枠
材1と補強枠3とに固定される表面板本体2Bと隅板2Aと
を同一平面状に固定するためである。従って、好ましく
は、補強枠3には、枠材1と同一の部材が使用される。
ただ、補強枠3は、枠材1よりも幅を狭く、あるいは、
広くすることも可能である。 表面板本体2Bと隅板2Aの周囲は、枠材1と補強枠3とに
固定される。表面板本体2Bと隅板2Aとを枠材1と補強枠
3とに固定するには、例えば、釘止、ネジ止、接着など
両者を固定できる全ての方法が採用できる。 パネルは、枠材1の片面には全面を閉塞する1枚の表面
板2を固定し、他の片面には表面板本体2Bと隅板2Aとに
分離された表面板2を固定することができる。この考案
のパネルは、片面の表面板のみを表面板本体と隅板とに
分割するものに特定しない。枠材の両面に固定される表
面板を、表面板本体と隅板とに分割すること可能であ
る。 また、この考案は、パネルの構造を、必ずしも枠材の両
面に表面板を固定したものに限定しない。枠材には、片
面に表面板本体を固定し、建築現場で別の面に表面板を
固定することも可能である。 さらに、第1図に示すように、縦に長いパネルは、長手
方向の1辺の途中を隅板2Aに分離することによって、強
固に連結できる。表面板本体2Bは、長手方向の1辺の途
中を三角形状に切除している。 この考案の枠組壁工法に使用される建築用のパネルは、
表面板の一部を隅板として分割することを特長してい
る。隅板を表面板から分離したパネルは、隅板を固定し
ない状態で、隣接するパネルに連結できる。複数枚のパ
ネルを連結するとき、パネルを正確に連結することが大
切である。工場でパネルを製造する時に、枠材の定位置
にボルト孔を開けることによって、パネルを正確な位置
に連結できる。すなわち、定位置にボルト孔が設けられ
たパネル、ボルト孔にボルトを通してパネルを連結する
ことによって、正確に定位置に連結できる。 このパネルは、枠材1と補強枠3とに表面板本体2Bを固
定し、枠材1にはボルト孔を開口するまで、工場で多量
生産する。施工現場で、ボルト孔にボルトを通してパネ
ルを連結した後、隅板2Aを固定して枠材1の全面を閉塞
する。 隅板2Aは、表面板2から切断されたものであるから、簡
単に定位置に固定できる。ただ、より正確に、しかもよ
り簡単に定位置に固定するには、隅板2Aと、これが固定
される補強枠3および枠材1の定位置に、パネルの製造
工場で、釘孔、あるいは、ネジ孔を設けておくのがよ
い。 また、パネルの枠材1と補強枠3とに貫通孔を穿設した
ものは、パネル内に、配線や、配管を通すことができ
て、配線、あるいは、配管工事を簡素化できる特長があ
る。 この考案のパネルは、複数枚を連結して枠組壁工法の壁
や床を構築する。第1図は、複数枚のパネルを平面上に
連結する状態を示している。第2図は、パネルを直角に
連結する状態を示している。 第1図のパネルは、4枚または2枚のパネルに固定する
隅板2Aを1枚に一体化している。この隅板2Aは方形状、
あるいは、直角3角形に作られている。この構造のパネ
ルは、1枚の隅板2Aを隣接するパネルに固定して、4枚
または2枚のパネルの隅部にできる補強三角部4を閉塞
してパネルを連結する。このように、1枚の隅板2Aで複
数枚のパネルの補強三角部4を閉塞して連結するのは、
隅板2Aを介して隣接するパネルを連結して連結強度を向
上するためである。 さらに、第1図に示すパネルは、長手方向の中間にも補
強三角部4を設けている。この構造の縦に長いパネル
は、隣接するパネルに固定する隅板2Aを1枚に一体化し
て連結強度を向上できる。 第2図は、床と壁との連結部分を示す。垂直に立てられ
て壁となるパネルは、下の枠材を、水平に設けられた床
パネルの枠材に、釘止あるいは、ボルト止される。 ところで、この構造のパネルは、枠材1と補強枠3と表
面板本体2Bとでパネルの中央部分を閉塞している。閉塞
部分には、木材チップを充填することができる。木材チ
ップは、湿度が高いときに水分を吸湿し、乾燥すると水
分を放出する。とくに、木材を小片状に切断したチップ
は、表面積が大きいので、水分の吸湿と放出が能率よく
できる特長がある。また、パネル内には多量の木材チッ
プを充填できるので、木材チップの吸湿量と、水分放出
量とを多くできる。木材チップが充填されたパネル内
を、通気孔で室内に連結すると、木材チップが室内湿度
を調整する。 複数枚のパネルを連結して壁や床を構築する場合、枠材
に貫通孔を設けて、各パネルの木材チップ収納室を連結
する。各パネルの木材チップの収納室に強制的に送風し
て、これを室内に強制循環させるなら、木材チップの湿
度調整効率はさらに向上する。強制送風用のファン等
は、建物の邪魔にならないように、天井裏等に設置す
る。ファンの通風ダクトは、パネルの木材チップ収納室
に連結される。ファンが強制送風する風は一部が室内に
送風されて、木材チップが湿度を調整する。 また、木材チップに、檜等の香りのよいものを使用する
と、湿度調整に加えて室内に良い香りを漂わせることも
できる。 さらに、枠材の両面に表面板が固定され、一方の表面板
は枠材の全面を閉塞し、他の一方の表面板が表面板本体
と隅板とに分割されたものは、建築現場での屋外処理を
省略することができる。すなわち、枠材の全面を閉塞す
る表面板の表面を、工場でパネルとして量産する工程
で、屋外用の表面処理をすることができる。このパネル
は、連結された状態で屋外側の処理を必要とせず、足場
を組まずに簡単に構築できる特長がある。 パネルの連結部分にはコーキング処理を必要とするが、
パネル間のコーキングは、パネルを水平に置いて連結す
る時に処理できる。パネル間がコーキングされて連結さ
れた壁は、垂直に起こして床に固定される。従って、パ
ネルのコーキング処理にも足場を必要としない。
化する為の装置を例示するものであって、この考案はパ
ネルの構造を下記のものに特定するものでない。 更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲が理解し
易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、
「実用新案登録請求の範囲の欄」、「従来の課題を解決
する為の手段の欄」および「作用の欄」に示される部材
に付記しでいる。ただ、実用新案登録請求の範囲に示さ
れる部材を、実施例の部材に特定するものでは決してな
い。 第1図は枠組壁工法に使用される建築用のパネルを示
す。パネルは、枠材1と、この枠材1の表面に固定され
た表面板2とからなる。 枠材1には、通常、8〜15cm角の柱を縦に2分割した木
材が使用される。枠材1は、縦枠と横枠とが直角に連結
されて方形状に枠組されている。方形状の枠材1は、縦
×横の外幅を、好ましくは、約180〜270cm×90cmに調整
する。1間を約180cmとして構築される建物は、この寸
法のものが便利に使用できる。また、表面板に使用する
板材もこの寸法に定寸として製造されているので、枠材
をこの大きさに調整すると板材を有効に利用できる。 ただ、枠材1の外形は、これに近似する大きさ、あるい
は、これの整数倍、あるいはまた、この寸法の整数分の
1の大きさとしても便利に使用できる。 枠材1の表面に固定された表面板2は枠材1の全面を閉
塞する。従って、表面板2は、方形状の枠材1に等しい
外形を有する。第1図に示すパネルは、方形状の板材の
隅部を切り離して表面板本体2Bとしている。 枠材1の表面に表面板本体2Bが固定され、表面板本体2B
が固定されない部分に隅板2Aが固定されて枠材1の全面
が閉塞されている。したがって、表面板2と隅板2Aと
で、枠材1の全面を閉塞できる形状に作られている。 第1図に示すパネルは、表面板本体2Bを枠材1の中央部
分に、隅板2Aを枠材1の隅角部分に固定している。表面
板本体2Bは、方形状の板材の四隅を3角に切り取り、さ
らに長手方向の中央部分も三角形に切り取った形状とな
っている。 表面板本体2Bは、三角形に切り取った部分の端縁を補強
枠3に固定している。3角形の隅板2Aは、直角の両辺を
枠材1に、切断縁を補強枠3に固定している。表面板本
体2Bと隅板2Aが固定される補強枠3は、枠材1の隅角
に、「火打」のように縦枠1Aと横枠1Bとに両端を連結し
て補強三角部4を形成している。補強枠3と枠材1とで
形成される補強三角部4は、枠材1を補強するととも
に、表面板本体2Bと隅板2Aとを同一平面に固定する下地
枠にも併用される。従って、補強枠3は、表面板本体2B
と隅板2Aとの境界に位置する。 補強枠3は、枠材1と同一の厚さを有する。それは、枠
材1と補強枠3とに固定される表面板本体2Bと隅板2Aと
を同一平面状に固定するためである。従って、好ましく
は、補強枠3には、枠材1と同一の部材が使用される。
ただ、補強枠3は、枠材1よりも幅を狭く、あるいは、
広くすることも可能である。 表面板本体2Bと隅板2Aの周囲は、枠材1と補強枠3とに
固定される。表面板本体2Bと隅板2Aとを枠材1と補強枠
3とに固定するには、例えば、釘止、ネジ止、接着など
両者を固定できる全ての方法が採用できる。 パネルは、枠材1の片面には全面を閉塞する1枚の表面
板2を固定し、他の片面には表面板本体2Bと隅板2Aとに
分離された表面板2を固定することができる。この考案
のパネルは、片面の表面板のみを表面板本体と隅板とに
分割するものに特定しない。枠材の両面に固定される表
面板を、表面板本体と隅板とに分割すること可能であ
る。 また、この考案は、パネルの構造を、必ずしも枠材の両
面に表面板を固定したものに限定しない。枠材には、片
面に表面板本体を固定し、建築現場で別の面に表面板を
固定することも可能である。 さらに、第1図に示すように、縦に長いパネルは、長手
方向の1辺の途中を隅板2Aに分離することによって、強
固に連結できる。表面板本体2Bは、長手方向の1辺の途
中を三角形状に切除している。 この考案の枠組壁工法に使用される建築用のパネルは、
表面板の一部を隅板として分割することを特長してい
る。隅板を表面板から分離したパネルは、隅板を固定し
ない状態で、隣接するパネルに連結できる。複数枚のパ
ネルを連結するとき、パネルを正確に連結することが大
切である。工場でパネルを製造する時に、枠材の定位置
にボルト孔を開けることによって、パネルを正確な位置
に連結できる。すなわち、定位置にボルト孔が設けられ
たパネル、ボルト孔にボルトを通してパネルを連結する
ことによって、正確に定位置に連結できる。 このパネルは、枠材1と補強枠3とに表面板本体2Bを固
定し、枠材1にはボルト孔を開口するまで、工場で多量
生産する。施工現場で、ボルト孔にボルトを通してパネ
ルを連結した後、隅板2Aを固定して枠材1の全面を閉塞
する。 隅板2Aは、表面板2から切断されたものであるから、簡
単に定位置に固定できる。ただ、より正確に、しかもよ
り簡単に定位置に固定するには、隅板2Aと、これが固定
される補強枠3および枠材1の定位置に、パネルの製造
工場で、釘孔、あるいは、ネジ孔を設けておくのがよ
い。 また、パネルの枠材1と補強枠3とに貫通孔を穿設した
ものは、パネル内に、配線や、配管を通すことができ
て、配線、あるいは、配管工事を簡素化できる特長があ
る。 この考案のパネルは、複数枚を連結して枠組壁工法の壁
や床を構築する。第1図は、複数枚のパネルを平面上に
連結する状態を示している。第2図は、パネルを直角に
連結する状態を示している。 第1図のパネルは、4枚または2枚のパネルに固定する
隅板2Aを1枚に一体化している。この隅板2Aは方形状、
あるいは、直角3角形に作られている。この構造のパネ
ルは、1枚の隅板2Aを隣接するパネルに固定して、4枚
または2枚のパネルの隅部にできる補強三角部4を閉塞
してパネルを連結する。このように、1枚の隅板2Aで複
数枚のパネルの補強三角部4を閉塞して連結するのは、
隅板2Aを介して隣接するパネルを連結して連結強度を向
上するためである。 さらに、第1図に示すパネルは、長手方向の中間にも補
強三角部4を設けている。この構造の縦に長いパネル
は、隣接するパネルに固定する隅板2Aを1枚に一体化し
て連結強度を向上できる。 第2図は、床と壁との連結部分を示す。垂直に立てられ
て壁となるパネルは、下の枠材を、水平に設けられた床
パネルの枠材に、釘止あるいは、ボルト止される。 ところで、この構造のパネルは、枠材1と補強枠3と表
面板本体2Bとでパネルの中央部分を閉塞している。閉塞
部分には、木材チップを充填することができる。木材チ
ップは、湿度が高いときに水分を吸湿し、乾燥すると水
分を放出する。とくに、木材を小片状に切断したチップ
は、表面積が大きいので、水分の吸湿と放出が能率よく
できる特長がある。また、パネル内には多量の木材チッ
プを充填できるので、木材チップの吸湿量と、水分放出
量とを多くできる。木材チップが充填されたパネル内
を、通気孔で室内に連結すると、木材チップが室内湿度
を調整する。 複数枚のパネルを連結して壁や床を構築する場合、枠材
に貫通孔を設けて、各パネルの木材チップ収納室を連結
する。各パネルの木材チップの収納室に強制的に送風し
て、これを室内に強制循環させるなら、木材チップの湿
度調整効率はさらに向上する。強制送風用のファン等
は、建物の邪魔にならないように、天井裏等に設置す
る。ファンの通風ダクトは、パネルの木材チップ収納室
に連結される。ファンが強制送風する風は一部が室内に
送風されて、木材チップが湿度を調整する。 また、木材チップに、檜等の香りのよいものを使用する
と、湿度調整に加えて室内に良い香りを漂わせることも
できる。 さらに、枠材の両面に表面板が固定され、一方の表面板
は枠材の全面を閉塞し、他の一方の表面板が表面板本体
と隅板とに分割されたものは、建築現場での屋外処理を
省略することができる。すなわち、枠材の全面を閉塞す
る表面板の表面を、工場でパネルとして量産する工程
で、屋外用の表面処理をすることができる。このパネル
は、連結された状態で屋外側の処理を必要とせず、足場
を組まずに簡単に構築できる特長がある。 パネルの連結部分にはコーキング処理を必要とするが、
パネル間のコーキングは、パネルを水平に置いて連結す
る時に処理できる。パネル間がコーキングされて連結さ
れた壁は、垂直に起こして床に固定される。従って、パ
ネルのコーキング処理にも足場を必要としない。
この考案の建築用パネルは、下記の極めて優れた特徴を
実現する。すなわち、本考案のパネルの隅板は、単に枠
材の隅部を閉塞するものでない。隅板はパネルの隅部を
補強すると共に、隣接するパネルとを補強して連結す
る。とくに、この考案のパネルは、枠材の隅部に補強枠
を固定して補強枠と枠材とで補強三角部を形成する。こ
の補強三角部を形成する枠材と補強枠とに隅板を固定し
ているので、パネルは著しく強固に補強される。それ
は、枠材とで補強三角部を形成する補強枠で補強される
ことに加えて、これと枠材とに固定される隅板によって
も補強されるからである。 さらにまた、この考案のパネルは、1枚の隅板を、隣接
する複数のパネルの補強三角部に固定しているので、隅
板はパネル自体を補強することに加えて、パネルの連結
部分を一体構造として著しく強靱にする特長も実現す
る。複数枚のパネルを連結して壁を構築する枠組壁工法
においては、パネル自体の強度を高く設計することも大
切であるが、パネルを強固に連結して一体構造の壁等を
構築することも極めて大切なことである。パネルが強固
であっても、連結強度を充分にできない壁等はその壁体
としての強度を強くできないからである。 パネル自体は、枠材の両面に表面板を固定する箱型構造
によって、比較的簡単に強固に設計できる。しかしなが
ら、隣接するパネルを強固に連結することは決して簡単
でない。一般的に、パネルは枠材を貫通するボルトや釘
で連結さる。この連結構造は、隣接するパネルを点で連
結するので、強固に連結するためには、多数の点をボル
トや釘で連結する必要があり、施工に手間がかかる欠点
がある。また、いかに多数の部分を連結しても、点で連
結することになって、壁に大きな力が作用すると、連結
部分に過大な力が作用することになる。 ところが、この考案の建築用のパネルは、1枚の隅板
を、隣接するパネルの補強三角部に固定するので、隅板
がパネル自体を補強することにくわえて、隣接するパネ
ルを著しく強固に連結する。とくに、連結強度を強くす
ることが大切な、パネルの隅部の連結強度を著しく強固
にできる特長がある。1枚の隅板を隣接するパネルの補
強三角部に固定する構造は、それぞれが分離された単体
の状態で製造されるパネルを連結して、一体化した強靱
な壁を構築することが可能である。とくに、パネルの隅
角にパネルを補強する補強三角部を形成し、この補強三
角部を隅板で連結するこの考案の建築用のパネルは、パ
ネル自体は言うに及ばず、パネルで構築される壁等の強
度を著しく強靱にできる特長が実現される。 また、この考案の枠組壁工法に使用される建築用のパネ
ルは、枠材を補強する補強枠を隅板を固定するための下
地材に併用する。このため、隅板を固定するための下地
材を固定する必要がなく、補強枠でもって隅板と表面板
本体とを連結できる特長もある。このような構造のこの
考案の建築用のパネルは、工場でもって高品質のパネル
を安価に多量生産でき、しかも、ほとんど工場で完成し
たパネルを現場で強固に連結して強固な壁を構築でき、
さらに、簡単に施工できるという理想的な特長を実現す
る。
実現する。すなわち、本考案のパネルの隅板は、単に枠
材の隅部を閉塞するものでない。隅板はパネルの隅部を
補強すると共に、隣接するパネルとを補強して連結す
る。とくに、この考案のパネルは、枠材の隅部に補強枠
を固定して補強枠と枠材とで補強三角部を形成する。こ
の補強三角部を形成する枠材と補強枠とに隅板を固定し
ているので、パネルは著しく強固に補強される。それ
は、枠材とで補強三角部を形成する補強枠で補強される
ことに加えて、これと枠材とに固定される隅板によって
も補強されるからである。 さらにまた、この考案のパネルは、1枚の隅板を、隣接
する複数のパネルの補強三角部に固定しているので、隅
板はパネル自体を補強することに加えて、パネルの連結
部分を一体構造として著しく強靱にする特長も実現す
る。複数枚のパネルを連結して壁を構築する枠組壁工法
においては、パネル自体の強度を高く設計することも大
切であるが、パネルを強固に連結して一体構造の壁等を
構築することも極めて大切なことである。パネルが強固
であっても、連結強度を充分にできない壁等はその壁体
としての強度を強くできないからである。 パネル自体は、枠材の両面に表面板を固定する箱型構造
によって、比較的簡単に強固に設計できる。しかしなが
ら、隣接するパネルを強固に連結することは決して簡単
でない。一般的に、パネルは枠材を貫通するボルトや釘
で連結さる。この連結構造は、隣接するパネルを点で連
結するので、強固に連結するためには、多数の点をボル
トや釘で連結する必要があり、施工に手間がかかる欠点
がある。また、いかに多数の部分を連結しても、点で連
結することになって、壁に大きな力が作用すると、連結
部分に過大な力が作用することになる。 ところが、この考案の建築用のパネルは、1枚の隅板
を、隣接するパネルの補強三角部に固定するので、隅板
がパネル自体を補強することにくわえて、隣接するパネ
ルを著しく強固に連結する。とくに、連結強度を強くす
ることが大切な、パネルの隅部の連結強度を著しく強固
にできる特長がある。1枚の隅板を隣接するパネルの補
強三角部に固定する構造は、それぞれが分離された単体
の状態で製造されるパネルを連結して、一体化した強靱
な壁を構築することが可能である。とくに、パネルの隅
角にパネルを補強する補強三角部を形成し、この補強三
角部を隅板で連結するこの考案の建築用のパネルは、パ
ネル自体は言うに及ばず、パネルで構築される壁等の強
度を著しく強靱にできる特長が実現される。 また、この考案の枠組壁工法に使用される建築用のパネ
ルは、枠材を補強する補強枠を隅板を固定するための下
地材に併用する。このため、隅板を固定するための下地
材を固定する必要がなく、補強枠でもって隅板と表面板
本体とを連結できる特長もある。このような構造のこの
考案の建築用のパネルは、工場でもって高品質のパネル
を安価に多量生産でき、しかも、ほとんど工場で完成し
たパネルを現場で強固に連結して強固な壁を構築でき、
さらに、簡単に施工できるという理想的な特長を実現す
る。
第1図はこの考案の実施例を示す枠組壁工法に使用され
る建築用のパネルの連結状態を示す平面図、第2図はパ
ネルを直角に連結する状態を示す断面図である。 1……枠材、1A……縦枠、1B……横枠 2……表面板、2A……隅板、2B……表面板本体 3……補強枠、4……補強三角部
る建築用のパネルの連結状態を示す平面図、第2図はパ
ネルを直角に連結する状態を示す断面図である。 1……枠材、1A……縦枠、1B……横枠 2……表面板、2A……隅板、2B……表面板本体 3……補強枠、4……補強三角部
Claims (1)
- 【請求項1】方形状の枠材(1)と、この枠材(1)の
表面に固定されている表面板(2)とを備え、表面板
(2)が、隅板(2A)と、表面板本体(2B)とからなっ
て、表面板(2)と隅板(2A)とは枠材(1)の全面を
閉塞できる形状に裁断されていると共に、同じ厚さの板
材で作られており、隅板(2A)が、枠材(1)の隅角部
分に取り付けられている建築用のパネルにおいて、 方形状の枠材(1)は、枠材(1)と同じ厚さの補強枠
(3)が隅角部分に固定されて、補強枠(3)と枠材
(1)とで枠材(1)の隅角に補強三角部(4)が形成
されており、この補強三角部(4)を閉塞する状態で隅
板(2A)が枠材(1)と補強枠(3)とに固定されてお
り、さらに、補強三角部(4)を閉塞する隅板(2A)
は、隣接するパネルの補強三角部(4)を閉塞する外形
に形成されて、1枚の隅板(2A)が隣接する複数のパネ
ルの補強三角部(4)を閉塞するように構成されてなる
ことを特徴とする枠組壁工法に使用される建築用のパネ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988147410U JPH0634984Y2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 枠組壁工法に使用される建築用のパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988147410U JPH0634984Y2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 枠組壁工法に使用される建築用のパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0268006U JPH0268006U (ja) | 1990-05-23 |
JPH0634984Y2 true JPH0634984Y2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=31417784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988147410U Expired - Fee Related JPH0634984Y2 (ja) | 1988-11-10 | 1988-11-10 | 枠組壁工法に使用される建築用のパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0634984Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008144514A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Shimizu Corp | 耐震壁構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS563921U (ja) * | 1979-06-23 | 1981-01-14 | ||
JPS57172809U (ja) * | 1981-04-28 | 1982-10-30 |
-
1988
- 1988-11-10 JP JP1988147410U patent/JPH0634984Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008144514A (ja) * | 2006-12-12 | 2008-06-26 | Shimizu Corp | 耐震壁構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0268006U (ja) | 1990-05-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |