JPH06349658A - トランス用コアの研削方法 - Google Patents

トランス用コアの研削方法

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JPH06349658A
JPH06349658A JP13425493A JP13425493A JPH06349658A JP H06349658 A JPH06349658 A JP H06349658A JP 13425493 A JP13425493 A JP 13425493A JP 13425493 A JP13425493 A JP 13425493A JP H06349658 A JPH06349658 A JP H06349658A
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JP
Japan
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grinding
core
grindstone
transformer core
gap
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13425493A
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English (en)
Inventor
Yoshimitsu Ishikawa
良光 石川
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Publication of JPH06349658A publication Critical patent/JPH06349658A/ja
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高精度、かつ、高能率でトランス用コアを研
削できる研削方法を提供する。 【構成】 背面部3a、突き合せ部3b及びギャップ部
3cを有するトランス用コアの研削方法において、トラ
ンス用コアを垂直面に対し傾斜した状態でその突き合せ
部3b側を保持して移動し背面部3aを対応する傾斜角
度に配置した第1の砥石により研削し、次に、トランス
用コアを同様な傾斜状態のままその背面部3a側を保持
して移動し突き合せ部3bを対応する傾斜角度に配置し
た第2の砥石により研削し、さらに、トランス用コアを
突き合せ部3bの研削時と同様な傾斜状態のままその背
面部3a側を保持して移動しギャップ部3cをこのギャ
ップ部3cに対して垂直状態に配置した第3の砥石によ
り研削する。これにより、高い精度をもって、かつ、高
能率でトランス用コアを研削でき、メンテナンスも容易
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランス用コアの研削
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源等に使用されるトラン
ス用コア(E型コア及びU型コア)の各部寸法,特性を
出す場合において、一般的にトランス用コアのつき合せ
面(又は端面という)とギャップ面とを研削加工により
寸法出しを行い、特性値の調整を実行している。
【0003】例えば、E型コアの加工に関しては、E型
コアの背面部をベルトを介在しつつ電磁チャックにて保
持固定した状態で、背面部と反対側のつき合せ面を縦軸
砥石により研削し、次に横軸砥石によりギャップ部を研
削加工している。
【0004】さらに、E型コアの背面部の加工について
は、予め別工程で研削しなければならなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のトランス用コアの研削方法の場合、つき合せ面
の加工に際して、研削残渣がベルトのすきまに入り精度
低下を招くという問題があった。また、縦軸砥石,横軸
砥石を用いるので、いずれの場合もE型コアの加工部が
見えにくくメンテナンスが困難であるという問題があっ
た。
【0006】さらに、予め別工程でE型コアの背面部を
研削しなければならなず、研削工程の増加を招き、研削
能率が悪いという問題もあった。
【0007】そこで、本発明は、工程を改良し、高い精
度をもって、かつ、高能率でトランス用コアを研削で
き、メンテナンスも容易なトランス用コアの研削方法を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、背面部、突き
合せ部及びこの突き合せ部に設けたギャップ部を有する
トランス用コアの前記各部を研削するトランス用コアの
研削方法において、前記トランス用コアを垂直面に対し
傾斜した状態でその突き合せ部側を保持して移動させつ
つ前記背面部を対応する傾斜角度に配置した第1の砥石
により研削する工程と、前記トランス用コアを同様な傾
斜状態のままその背面部側を保持して移動させつつ前記
突き合せ部を対応する傾斜角度に配置した第2の砥石に
より研削する工程と、前記トランス用コアを突き合せ部
の研削時と同様な傾斜状態のままその背面部側を保持し
て移動させつつ前記ギャップ部をこのギャップ部に対し
て垂直状態に配置した第3の砥石により研削する工程と
を含むものである。
【0009】
【作用】本発明の研削方法によれば、まず、トランス用
コアを垂直面に対し傾斜した状態でその突き合せ部側を
保持して移動させ、このトランス用コアに対応する傾斜
角度に配置した第1の砥石により背面部を第1の砥石に
より研削し、次に、前記トランス用コアを上述した場合
と同様な傾斜状態のままその背面部側を保持して移動さ
せ、このトランス用コアに対応する傾斜角度に配置した
第2の砥石により前記突き合せ部を研削し、さらに、前
記トランス用コアを突き合せ部の研削時と同様な傾斜状
態のままその背面部側を保持して移動させ、前記ギャッ
プ部をこのギャップ部に対して垂直状態に配置した第3
の砥石により研削するものである。
【0010】従って、前記背面部、突き合せ部及びこの
突き合せ部に設けたギャップ部の各々の研削が、トラン
ス用コア自体を傾斜した状態で行われることになり、こ
れにより研削残渣が速やかに下方に落下してしまい研削
面に残らないので研削精度を向上できる。
【0011】また、前記背面部、突き合せ部及びこの突
き合せ部に設けたギャップ部が傾斜しているので、各加
工部を視認し易く、メンテナンスが容易になる。
【0012】さらに、面倒な背面部の加工も一連の工程
で実行でき、研削能率を向上できる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
【0014】まず、本実施例方法に用いるトランス用コ
アである図1に示すE型コア2の研削装置1について説
明する。
【0015】この研削装置1は、図2に示すように、E
型コア2の背面部3aを研削する背面部研削機構部4
と、E型コア2の突き合せ部3bを研削する突き合せ部
研削機構部5と、E型コア2のギャップ部3cを研削す
るギャップ部研削機構部6とを具備している。
【0016】前記背面部研削機構部4は、図2,図3,
図4に示すように、E型コア2を垂直面に対して45度
傾斜配置の状態で吸着保持し、図2に示す矢印方向に直
線的に移動させるベルト式の第1のマグネットコンベア
11と、この第1のマグネットコンベア11に対して砥
石面を平行配置に、即ち、垂直面に対して45度傾斜す
る状態に配置した第1の砥石12と、この第1の砥石1
2を毎分数千回転で駆動する第1の駆動モータ13,駆
動ベルト14及びスピンドル軸15とを具備している。
前記第1のマグネットコンベア11は、無端ベルト16
及びE型コア2を吸着する磁石17を具備している。
【0017】前記突き合せ部研削機構部5は、前記背面
部研削機構部4に隣接して配置している。この突き合せ
部研削機構部5は、図2,図3,図5に示すように、E
型コア2を垂直面に対してやはり45度傾斜配置の状態
で吸着保持し、図2に示す矢印方向に直線的に移動させ
るベルト式の第2のマグネットコンベア21と、この第
2のマグネットコンベア21に対して砥石面を前記第1
の砥石12とは180度反転した平行配置に、即ち、垂
直面に対して45度傾斜する状態に配置した第2の砥石
22と、この第2の砥石22を毎分数千回転で駆動する
第2の駆動モータ23,駆動ベルト24及びスピンドル
軸25とを具備している。前記第2のマグネットコンベ
ア21は、無端ベルト26及びE型コア2を吸着する磁
石27を具備している。そして、この突き合せ部研削機
構部5の第2のマグネットコンベア21は、図2に示す
ように、ギャップ部研削機構部6の側方を経てさらに後
方まで至るように構成している。
【0018】また、前記突き合せ部研削機構部5は、図
5に示すように、第2のマグネットコンベア21をE型
コア2の移動方向と直交する方向に変位させる調整ねじ
28を備えている。
【0019】前記ギャップ部研削機構部6は、図2,図
3,図6に示すように、第2のマグネットコンベア21
の側方において、この第2のマグネットコンベア21の
端面に対し外周砥石面が平行になるように、即ち、前記
E型コア2のギャップ部3cに対して垂直状態に配置し
た第3の砥石32と、この第3の砥石32を毎分数千回
転で駆動する第3の駆動モータ33,駆動ベルト34及
びスピンドル軸35とを具備している。
【0020】尚、上述した研削装置1は、前記背面部研
削機構部4と突き合せ部研削機構部5とが、180度反
転しただけの同一の構成からなるので、構成の簡略化,
組み立ての容易化を図ることができる。
【0021】以上の説明した部分の1セットとし、後工
程で相対位置関係を180°反転した構造としたもの
で、ワークを同方向で流しても上,下面が研削できるよ
うに工夫した研削機である。
【0022】図3は、前記第1乃至第3の砥石12,2
2,32の配置関係を示すものである。
【0023】次に、上述した研削装置1を使用するE型
コア2の研削方法について説明する。
【0024】E型コア2の突き合わせ部3bは、背面部
研削機構部4の磁石17の磁力で無端ベルト16の面に
吸着保持され、ベルト40上を第1の砥石12の方向へ
移動する。前記スピンドル軸15に取り付けた毎分数千
回転で駆動される第1の砥石12は、無端ベルト16に
より送られてきたE型コア2の背面部3aを研削する
(第1工程)。
【0025】次に、第1工程を終えたE型コア2は、背
面部研削機構部4の磁石17から外れ、ベルト40上を
直線的に移動し、このE型コア2の背面部3a側は前記
突き合せ部研削機構部5の磁石27の磁力で無端ベルト
26の面に吸着保持される。
【0026】この状態で、前記スピンドル軸25に取り
付けた毎分数千回転で駆動される第2の砥石22は、無
端ベルト26により送られてきたE型コア2の突き合せ
部3bを研削する(第2工程)。
【0027】さらに、第2工程で突き合せ部3bが研削
されたE型コア2は、前記突き合せ部研削機構部5の磁
石27の磁力で無端ベルト26の面に吸着保持されたま
ま前記ギャップ部研削機構部6の第3の砥石32の回転
領域に至り、この状態で、前記スピンドル軸35に取り
付けた毎分数千回転で駆動される第3の砥石32は、無
端ベルト26により送られてきたE型コア2のギャップ
部3cを研削する(第3工程)。
【0028】このような第1乃至第3工程を実行するこ
とにより研削されたE型コア2の背面部3aと突き合わ
せ部3bとの平行度を測定したところ0乃至10μm以
内の誤差しか無く、また、ギャップ部3cの面精度も0
乃至10μm以内と極めて高い寸法精度を得られた。
【0029】以上詳述した本実施例方法によれば、前記
背面部3a,突き合せ部3b及びこの突き合せ部3bに
設けたギャップ部3cの各々の研削を、トランス用コア
2自体を傾斜した状態で行うことができ、これにより、
研削残渣が各加工部から速やかに下方に落下してしまい
研削面に残らないので各加工部の研削精度を向上でき
る。
【0030】また、前記背面部3a,突き合せ部3b及
びギャップ部3cが傾斜しているので、オペレータが各
加工部を視認し易く、メンテナンスが容易になる。
【0031】さらに、面倒な背面部3aの加工も上述し
た第1の工程で容易に実行でき、別途の研削工程が不要
となって研削能率を向上できる。
【0032】さらに、E型コア2の搬送時の直進安定性
が良く搬送し易いとともに段取替えも簡単にできるとい
う利点も存する。
【0033】本発明は、上述したE型コアのみならず、
U型コアにも勿論適用可能である。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、上述した
工程としたので、高い精度をもって、かつ、高能率でト
ランス用コアを研削でき、メンテナンスも容易なトラン
ス用コアの研削方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例方法におけるE型コアを示す斜
視図
【図2】本発明の実施例方法に用いる研削装置の概略斜
視図
【図3】本発明の実施例方法に用いる研削装置の各砥石
の配置関係を示す説明図
【図4】本発明の実施例方法の第1工程を示す側面図
【図5】本発明の実施例方法の第2工程を示す側面図
【図6】本発明の実施例方法の第3工程を示す側面図
【符号の説明】
1 研削装置 2 E型コア 3a 背面部 3b 突き合せ部 3c ギャップ部 4 背面部研削機構部 5 突き合せ部研削機構部 6 ギャップ部研削機構部 12 第1の砥石 22 第2の砥石 32 第3の砥石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背面部、突き合せ部及びこの突き合せ部
    に設けたギャップ部を有するトランス用コアの前記各部
    を研削するトランス用コアの研削方法において、前記ト
    ランス用コアを垂直面に対し傾斜した状態でその突き合
    せ部側を保持して移動させつつ前記背面部を対応する傾
    斜角度に配置した第1の砥石により研削する工程と、前
    記トランス用コアを同様な傾斜状態のままその背面部側
    を保持して移動させつつ前記突き合せ部を対応する傾斜
    角度に配置した第2の砥石により研削する工程と、前記
    トランス用コアを突き合せ部の研削時と同様な傾斜状態
    のままその背面部側を保持して移動させつつ前記ギャッ
    プ部をこのギャップ部に対して垂直状態に配置した第3
    の砥石により研削する工程とを含むことを特徴とするト
    ランス用コアの研削方法。
JP13425493A 1993-06-04 1993-06-04 トランス用コアの研削方法 Withdrawn JPH06349658A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010135758A (ja) * 2008-10-27 2010-06-17 Hitachi Metals Ltd フェライト成形体、フェライト研削体、フェライト磁心、製造方法、成形方法及び装置、研削方法及び装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010135758A (ja) * 2008-10-27 2010-06-17 Hitachi Metals Ltd フェライト成形体、フェライト研削体、フェライト磁心、製造方法、成形方法及び装置、研削方法及び装置

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Effective date: 20000905