JPH06349118A - 光ディスクの製造方法 - Google Patents

光ディスクの製造方法

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JPH06349118A
JPH06349118A JP5163893A JP16389393A JPH06349118A JP H06349118 A JPH06349118 A JP H06349118A JP 5163893 A JP5163893 A JP 5163893A JP 16389393 A JP16389393 A JP 16389393A JP H06349118 A JPH06349118 A JP H06349118A
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JP
Japan
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protective film
film
phase change
recording material
resist
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JP5163893A
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Masahiro Furuta
正寛 古田
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ディスクの製造を簡単にするとともに、基
板の膜構造に悪影響を殆ど与えることのない光ディスク
の製造方法をを得る。 【構成】 記録すべき情報に対応した凹凸が形成された
基板上の前記凹凸に沿って相変化記録材料膜を形成する
工程と、前記相変化記録材料膜の凹凸部上に、表面がほ
ぼ水平になるように熱拡散層を形成する工程と、前記相
変化記録材料膜の凸部が露出するまで前記熱拡散層を均
一にエッチングすることにより前記相変化記録材料膜の
凹部に形成された前記熱拡散層を選択的に残す工程とを
含む光ディスクの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクの製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、CD等の光ディスクの製造方
法は、先ず、ガラス基板上に金属薄膜を蒸着あるいはス
パッタによって一体形成する。これがいわゆる原盤とな
る。そして、前記金属薄膜を選択的に取り除いて前記原
盤上にピットを形成する。その後、前記原盤のピット面
上にニッケル・メッキすることにより原盤上のピットを
写し取り、マスタ盤を製造する。そして、このマスタ盤
がスタンパとなるように金型及びプレス装置に取付け、
加熱して柔らかくなった光ディスク基板の材料をプレス
することによりマスタ盤のピットを転写し、その上に保
護膜を形成することによりCD等の光ディスクを製造し
ている。
【0003】そして、このような方法で製造される光デ
ィスクにおいては、該光ディスクが有するピットを更に
小さく形成することは可能であるが、小さく形成された
ピットに対応するようにレーザ光を集光したスポット光
を照射することには、レーザー光の回折限界によりスポ
ット光の最小径が定められるという限界があった。
【0004】そこで、回転している光ディスクの表面に
集光されたスポット光による温度分布と、該スポット光
との「ずれ」に着目し(回転している光ディスクの表面
にレーザー光を照射した場合、高温領域は時間的な遅れ
をもって生じる)、温度による光ディスクの結晶構造あ
るいは相構造の変化を利用することにより、スポット光
の径を小さくしなくても、情報の記録・再生を行うこと
ができる光ディスクが研究されている。
【0005】このような光ディスクでは、温度によって
結晶構造または相構造が変化する記録層を基板上に形成
するとともに、該記録層の一方の面に隣接して選択的に
熱拡散層を設けて、一方の面に隣接して熱拡散層がある
記録層と、一方の面に隣接して熱拡散層がない記録層と
において、スポット光による加熱により、前記一方の面
に隣接して熱拡散層がない記録層の結晶構造または相構
造を変化させることにより情報の記録・再生を行うもの
である。
【0006】このような光ディスクを製造する方法の一
例として、従来は一般的に、図7に示すような製造工程
を経て製造されている。図7は、前記光ディスクの製造
方法の工程を示す説明図である。図7に示すように、従
来は、平坦な基板11上に第1の保護膜12を形成する
工程aと、前記第1の保護膜12上に記録層(以下、相
変化膜と称す。)13を形成する工程bと、前記相変化
膜13上に熱拡散層14を形成する工程cと、前記熱拡
散層14上にレジスト16を塗布する工程dと、該工程
dまでに形成されたものを露光・現像することにより前
記拡散層14上のレジスト16を選択的に残す工程e
と、前記選択的に残されたレジスト16に沿って前記拡
散層14をエッチングする工程fと、前記工程fまでに
形成されたものを洗浄することにより前記選択的に残さ
れた熱拡散層13上のレジスト16を除去する工程g
と、前記選択的に残された熱拡散層14上に第2の保護
膜15を形成する工程hを経て製造されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す従来の光ディスクの製造方法では、製造工程が多く
光ディスクを製造するまで非常に手間がかかるという問
題点があった。特に、工程e、fの際に、現像液によ
り、またはエッチングにより、相変化膜13の部分的な
剥離や酸化等の悪影響が大きいという問題点があった。
【0008】本発明は、上記各問題点を解決し、光ディ
スクの製造を簡単にするとともに、基板の膜構造に悪影
響を殆ど与えることのない光ディスクの製造方法を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係る光ディスクの製造方法は、上記課題を解決するため
に、記録すべき情報に対応した凹凸が形成された基板上
の前記凹凸に添って相変化記録材料膜を形成する工程
と、前記相変化記録材料膜の凹凸部上に、表面がほぼ水
平になるように熱拡散層を形成する工程と、前記相変化
記録材料膜の凸部が露出するまで前記熱拡散層を均一に
エッチングすることにより前記相変化記録材料膜の凹部
に形成された前記熱拡散層を選択的に残す工程とを含む
ことを特徴とするものである。
【0010】請求項2に記載の光ディスクの製造方法
は、記録すべき情報に対応した凹凸が形成された基板上
の前記凹凸に添って相変化記録材料膜を形成する工程
と、前記相変化記録材料膜の凹凸部上に、熱拡散層を形
成する工程と、前記熱拡散層の凹凸部上に、表面がほぼ
水平になるようにレジストを塗布する工程と、前記相変
化記録材料膜の凸部が露出するまで前記熱拡散層及び前
記レジスト部を均一にエッチングすることにより前記相
変化記録材料膜の凹部に形成された前記熱拡散層を選択
的に残す工程とを含むことを特徴とするものである。
【0011】請求項3に記載の光ディスクの製造方法
は、記録すべき情報に対応した凹凸が形成された基板上
の前記凹凸上に保護膜を形成する工程と、前記保護膜の
凹凸部上に相変化記録材料膜を形成する工程と、前記相
変化記録材料膜の凹凸部上に、表面がほぼ水平になるよ
うにレジストを塗布する工程と、前記保護膜の凸部が露
出するまで前記レジスト部を均一にエッチングすること
により前記保護膜の凹部に形成された前記相変化記録材
料膜を選択的に残す工程と、前記保護膜の凸部及び凹部
に形成された前記相変化記録材料膜上に光磁気膜を形成
する工程とを含むことを特徴とするものである。
【0012】請求項4に記載の光ディスクの製造方法
は、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の光ディス
クの製造方法において、前記基板が、スタンパーにより
作製した基板であることを特徴とするものである。
【0013】請求項5に記載の光ディスクの製造方法
は、平坦な基板上に保護膜を形成する工程と、前記保護
膜上にレジストを塗布した後、露光及び現像をすること
により前記保護膜上のレジストを選択的に残す工程と、
前記保護膜をエッチングすることにより該保護膜に記録
すべき情報に対応する凹凸部を形成する工程と、前記保
護膜の凹凸部上のレジストを除去する工程と、前記保護
膜の凹凸部に沿って相変化記録材料膜を形成する工程
と、前記相変化記録材料膜の凹凸部上に、表面がほぼ水
平になるように熱拡散層を形成する工程と、前記相変化
記録材料膜の凸部が露出するまで前記熱拡散層を均一に
エッチングすることにより前記相変化記録材料膜の凹部
に形成された前記熱拡散層を選択的に残す工程とを含む
ことを特徴とするものである。
【0014】請求項6に記載の光ディスクの製造方法
は、平坦な基板上に保護膜を形成する工程と、前記保護
膜上にレジストを塗布した後、露光及び現像をすること
により前記保護膜上のレジストを選択的に残す工程と、
前記保護膜をエッチングすることにより該保護膜に記録
すべき情報に対応する凹凸部を形成する工程と、前記保
護膜の凹凸部上のレジストを除去する工程と、前記保護
膜の凹凸部に沿って相変化記録材料膜を形成する工程
と、前記相変化記録材料膜の凹凸部上に、熱拡散層を形
成する工程と、前記熱拡散層の凹凸部上に、表面がほぼ
水平になるようにレジストを塗布する工程と、前記相変
化記録材料膜の凸部が露出するまで前記熱拡散層及び前
記レジスト部を均一にエッチングすることにより前記相
変化記録材料膜の凹部に敷設された前記熱拡散層を選択
的に残す工程とを含むことを特徴とするものである。
【0015】請求項7に記載の光ディスクの製造方法
は、平坦な基板上に保護膜を形成する工程と、前記保護
膜上にレジストを塗布した後、露光及び現像をすること
により前記保護膜上のレジストを選択的に残す工程と、
前記保護膜をエッチングすることにより該保護膜に記録
すべき情報に対応する凹凸部を形成する工程と、前記保
護膜の凹凸部上のレジストを除去する工程と、前記保護
膜の凹凸部に沿って相変化記録材料膜を形成する工程
と、前記相変化記録材料膜の凹凸部上に、表面がほぼ水
平になるようにレジストを塗布する工程と、前記保護膜
の凸部が露出するまで前記レジスト部を均一にエッチン
グすることにより前記保護膜の凹部に形成された前記相
変化記録材料膜を選択的に残す工程と、前記保護膜の凸
部及び凹部に形成された前記相変化記録材料膜上に光磁
気膜を形成する工程とを含むことを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項8に記載の光ディスクの製造方法
は、請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の光ディス
クの製造方法において、前記基板上に形成された凹凸又
は前記エッチングにより保護膜に形成された凹凸の深さ
が、照射されるレーザ光の波長のほぼ1/(2×光ディ
スク基板の屈折率)であることを特徴とするものであ
る。
【0017】
【作用】上記請求項1のように構成された本発明の光デ
ィスクの製造方法においては、相変化記録材料膜は、記
録すべき情報に対応した凹凸が形成された基板上の前記
凹凸に添って形成される。熱拡散層は、前記相変化記録
材料膜の凹凸部上に表面がほぼ水平になるように形成さ
れる。更に、前記熱拡散層は、前記相変化記録材料膜の
凸部が露出するまで均一にエッチングされることにより
前記相変化記録材料膜の凹部に形成された該熱拡散層が
選択的に残される。
【0018】上記請求項2のように構成された本発明の
光ディスクの製造方法においては、相変化記録材料膜
は、記録すべき情報に対応した凹凸が形成された基板上
の前記凹凸に添ってを形成される。熱拡散層は、前記相
変化記録材料膜の凹凸部上に形成される。レジストは、
前記熱拡散層の凹凸部上に表面がほぼ水平になるように
塗布される。更に、前記熱拡散層及びレジスト部は、前
記相変化記録材料膜の凸部が露出するまで均一にエッチ
ングされることにより前記相変化記録材料膜の凹部に形
成された前記熱拡散層が選択的に残される。
【0019】上記請求項3のように構成された本発明の
光ディスクの製造方法においては、保護膜は、記録すべ
き情報に対応した凹凸が形成された基板上の前記凹凸上
に形成される。相変化記録材料膜は、前記保護膜の凹凸
部上に形成される。レジストは、前記相変化記録材料膜
の凹凸部上に表面がほぼ水平になるように塗布される。
更に、前記レジスト部は、前記保護膜の凸部が露出する
まで均一にエッチングされることにより前記保護膜の凹
部に形成された前記相変化記録材料膜が選択的に残され
る。そして、光磁気膜は、前記保護膜の凸部及び凹部に
形成された前記相変化記録材料膜上に形成される。
【0020】上記請求項4のように構成された本発明の
光ディスクの製造方法においては、上記請求項1〜3の
いずれか一項に記載の基板は、スタンパーによって作製
される。
【0021】上記請求項5のように構成された本発明の
光ディスクの製造方法においては、保護膜は、平坦な基
板上に形成される。そして、レジストが前記保護膜上に
塗布された後、該レジストが露光及び現像されることに
より前記保護膜上に前記レジストが選択的に残される。
そして、前記保護膜がエッチングされることにより、記
録すべき情報に対応する凹凸部が該保護膜に形成され
る。その後、前記保護膜の凹凸部上のレジストが除去さ
れる。そして、相変化記録材料膜が、前記保護膜の凹凸
部に沿って形成され、熱拡散層が、前記相変化記録材料
膜の凹凸部上に表面がほぼ水平になるように形成され
る。そして、前記熱拡散層は、前記相変化記録材料膜の
凸部が露出するまで均一にエッチングされることにより
前記相変化記録材料膜の凹部に形成された前記熱拡散層
が選択的に残される。
【0022】上記請求項6のように構成された本発明の
光ディスクの製造方法においては、保護膜は、平坦な基
板上に形成される。そして、レジストが前記保護膜上に
塗布された後、該レジストが露光及び現像されることに
より前記保護膜上に前記レジストが選択的に残される。
そして、前記保護膜がエッチングされることにより、記
録すべき情報に対応する凹凸部が該保護膜に形成され
る。その後、前記保護膜の凹凸部上のレジストが除去さ
れる。そして、相変化記録材料膜が、前記保護膜の凹凸
部に沿って形成され、熱拡散層が、前記相変化記録材料
膜の凹凸部上に形成される。そして、再びレジストが、
前記熱拡散層の凹凸部上に表面がほぼ水平になるように
塗布される。その後、前記熱拡散層及び前記レジスト部
が、前記相変化記録材料膜の凸部が露出するまで均一に
エッチングされることにより前記相変化記録材料膜の凹
部に形成された前記熱拡散層が選択的に残される。
【0023】上記請求項7のように構成された本発明の
光ディスクの製造方法においては、保護膜は、平坦な基
板上に形成される。そして、レジストが前記保護膜上に
塗布された後、該レジストが露光及び現像されることに
より前記保護膜上に前記レジストが選択的に残される。
そして、前記保護膜がエッチングされることにより、記
録すべき情報に対応する凹凸部を該保護膜に形成され
る。その後、前記保護膜の凹凸部上のレジストが除去さ
れる。そして、相変化記録材料膜が、前記保護膜の凹凸
部に沿って形成される。そして、再びレジストが、前記
相変化記録材料膜の凹凸部上に表面がほぼ水平になるよ
うに塗布される。更に、該レジスト部は、前記保護膜の
凸部が露出するまで均一にエッチングされることにより
前記保護膜の凹部に形成された前記相変化記録材料膜が
選択的に残される。そして、光磁気膜は、前記保護膜の
凸部及び凹部に形成された前記相変化記録材料膜上に形
成される。
【0024】上記請求項8のように構成された本発明の
光ディスクの製造方法においては、上記請求項1〜7の
いずれか一項に記載の前記基板上又は保護膜がエッチン
グされることにより形成される凹凸の深さが、照射され
るレーザ光の波長のほぼ1/(2×光ディスク基板の屈
折率)にされると、レーザ光の干渉による情報の読み取
り精度(S/N比)の低下が防止される。
【0025】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例に係る光ディ
スクの製造方法の工程を示す説明図である。図1に示す
ように、本実施例に係る光ディスクは、凹凸が形成され
た基板1上に沿って第1の保護膜2を形成する工程A
と、前記保護膜2上に相変化膜3を形成する工程Bと、
前記相変化膜3上に、該相変化膜3の凹凸がなくなるよ
うに熱拡散層4を形成する工程Cと、前記相変化膜3の
凸部が露出するまで前記熱拡散層4を均一にエッチング
することにより前記相変化膜3の凹部に形成された前記
熱拡散層4を選択的に残す工程Dと、前記相変化膜3及
び相変化膜3の凹部に形成された前記熱拡散層4上に第
2の保護膜5を形成する工程Eを介して製造される。
【0026】前記基板1は、ポリカーボネイト、ガラス
等からなり、該基板1の凹凸は、スタンパーにより形成
され、径0.4μm,深さ0.2μmの円形の凹凸であ
り、記録すべき情報に対応している。また、前記基板1
の凹凸の深さは、照射されるレーザ光の波長のほぼ1/
(2×光ディスク基板の屈折率)である。
【0027】また、前記第1の保護膜2は、ZnS;S
iO2 からなり、工程Aにおいて、スパッタ法(RFマ
グネトロンスパッタ)により、前記基板1上に約100
nm形成する。尚、前記基板1上に前記第1の保護膜2
を形成する場合におけるスパッタ法では、ターゲット
に、ZnS:SiO2 =4:1の割合で混合された混合
ターゲットを使用し、スパッタ装置内のチャンバー内を
一旦、2×10-6Torr以下に排気した後、Arガスを導
入して、チャンバー内のガス圧を5×10-3Torrにして
スパッタリングを行う。
【0028】また、前記相変化膜3は、Ge2 Sb2
5 からなり、工程Bにおいて、工程Aと同様にスパッ
タ法により、前記第1の保護膜2上に約50nm形成す
る。尚、前記第1の保護膜2上に前記相変化膜3を形成
する場合におけるスパッタ法では、ターゲットに、Ge
2 Sb2 Te5 ターゲットを使用し、スパッタ装置内の
チャンバー内を一旦、2×10-6Torr以下に排気した
後、Arガスを導入して、チャンバー内のガス圧を5×
10-3Torrにしてスパッタを行う。つまり、ターゲット
以外は工程Aと同様に行う。尚、前記相変化膜3上に、
更にSiN膜(図示せず)をスパッタ法により20nm
形成する。これは、後の工程D(エッチング)におい
て、前記相変化膜3がエッチングされないようにするた
めである。また、前記SiN膜を形成する際に使用する
ターゲットはSiターゲットを用い、ArとN2 の混合
ガスを用いリアクティブスパッタにより形成する。この
時の混合ガスの比率は、Ar:N2 =2:1であり、ガ
ス圧が、3×10-3Torrでスパッタリングを行う。
【0029】また、前記熱拡散層4は、WF6 を原料と
し、工程Cにおいて、キャリアガスH2 を流し、減圧C
VD法により、前記相変化膜3の凹凸がなくなるよう
に、換言すれば、熱拡散層4の表面が、平坦になるよう
に形成する。尚、本実施例においては、前記熱拡散層4
の厚さは、約800nmである。しかし、基板1におけ
る凹凸の大きさ及び溝の深さによって、前記熱拡散層4
の形成膜厚は異なってくる。また、本実施例では、前記
熱拡散層4は、WF6 としたが、これに限定されるもの
ではなく、熱を吸収するもの、あるいは熱を排出するこ
とが可能なものであれば種々のものでも良い。
【0030】また、工程Dにおいて、CF4 をエッチン
グガスに使用し、反応性イオン・エッチング(RIE)
により、前記相変化膜3の凸部が露出するまで前記熱拡
散層4を均一にエッチングし、前記相変化膜3の凹部に
形成された前記熱拡散層4を選択的に残す。尚、本実施
例では、前記相変化膜3の凹部に形成された前記熱拡散
層4の厚さは、約50nmである。
【0031】また、第2の保護膜5は、ZnS;SiO
2 からなり、工程Eにおいて、前記第1の保護膜2を前
記基板1に形成する工程Aと同様にスパッタ法により、
前記相変化膜3及び該熱拡散層3の凹部に形成された前
記熱拡散層4上に第2の保護膜5を形成する。尚、本実
施例においては、前記第2の保護膜5の膜厚は、約20
0nmである。
【0032】図2は、本発明の第2の実施例に係る光デ
ィスクの製造方法の工程を示す説明図である。図2に示
すように、本実施例に係る光ディスクは、凹凸が形成さ
れた基板1上に沿って第1の保護膜2を形成する工程A
と、前記保護膜2上に沿って相変化膜3を形成する工程
Bと、前記相変化膜3上に沿って熱拡散層4を形成する
工程Cと、前記熱拡散層4上に、該熱拡散層4の凹凸が
なくなるようにレジスト6を塗布する工程Fと、前記相
変化膜3の凸部が露出するまで前記熱拡散層4及び前記
レジスト6を均一にエッチングすることにより前記相変
化膜3の凹部に形成された前記熱拡散層4を選択的に残
す工程Dと、前記相変化膜3及び相変化膜3の凹部に形
成された前記熱拡散層4上に第2の保護膜5を形成する
工程Eを介して製造される。
【0033】前記基板1は、ポリカーボネイト、ガラス
等からなり、該基板1の凹凸は、スタンパーにより形成
され、径0.4μm,深さ0.2μmの円形の凹凸であ
り、記録すべき情報、またはトラックに対応している。
また、前記基板1の凹凸の深さは、照射されるレーザ光
の波長のほぼ1/(2×光ディスク基板の屈折率)であ
る。
【0034】また、前記第1の保護膜2は、ZnS;S
iO2 からなり、工程Aにおいて、スパッタ法(RFマ
グネトロンスパッタ)により、前記基板1上に約100
nm形成する。尚、前記基板1上に前記第1の保護膜2
を形成する場合におけるスパッタ法では、第1の実施例
と同様に行う。つまり、ターゲットに、ZnS:SiO
2 =4:1の割合で混合された混合ターゲットを使用
し、スパッタ装置内のチャンバー内を一旦、2×10-6
Torr以下に排気した後、Arガスを導入して、チャンバ
ー内のガス圧を5×10-3Torrにしてスパッタリングを
行う。
【0035】また、前記相変化膜3は、Ge2 Sb2
5 からなり、工程Bにおいて、工程Aと同様にスパッ
タ法により、前記第1の保護膜2上に約50nm形成す
る。尚、前記第1の保護膜2上に前記相変化膜3を形成
する場合におけるスパッタ法では、ターゲットに、Ge
2 Sb2 Te5 ターゲットを使用し、スパッタ装置内の
チャンバー内を一旦、2×10-6Torr以下に排気した
後、Arガスを導入して、チャンバー内のガス圧を5×
10-3Torrにしてスパッタを行う。つまり、ターゲット
以外は工程Aと同様に行う。尚、前記相変化膜3上に、
更にSiN膜(図示せず)をスパッタ法により20nm
形成する。これは、後の工程D(エッチング)におい
て、前記相変化膜3がエッチングされないようにするた
めである。また、前記SiN膜を形成する際に使用する
ターゲットはSiターゲットを用い、ArとN2 の混合
ガスを用いリアクティブスパッタにより形成する。この
時の混合ガスの比率は、Ar:N2 =2:1であり、ガ
ス圧が、3×10-3Torrでスパッタリングを行う。
【0036】また、前記熱拡散層4は、Alからなり、
工程Cにおいて、スパッタ法にAl膜を形成する。尚、
Al膜の形成の際には、凹凸の大きさ及び溝の深さによ
って異なってくるが、本実施例では前記Al膜は、約5
0nmである。また、この工程Cにおいてスパッタ法を
行う場合には、ターゲットにAlターゲットを用い、A
rガスを流し、RFマグネトロンスパッタにより形成す
る。この時のガス圧は、5×10-3Torrである。また、
本実施例では、前記熱拡散層4は、Alとしたが、これ
に限定されるものではなく、熱を吸収するもの、あるい
は熱を排出することが可能なものであれば種々のもので
も良い。
【0037】また、工程Fにおいて、スピンコーター等
により、前記熱拡散層4の凹凸がなくなるように、換言
すれば、レジスト6の表面が平坦になるようにレジスト
6を塗布する。
【0038】また、工程Dにおいて、CF4 をエッチン
グガスに用い反応性イオン・エッチング(RIE)によ
り、前記相変化膜3の凸部が露出するまで前記熱拡散層
4及びレジスト6を均一にエッチングすと共に、アセト
ン等で洗浄し、前記レジスト6を完全に除去し、前記相
変化膜3の凹部に形成された前記熱拡散層4を選択的に
残す。尚、本実施例では、前記相変化膜3の凹部に形成
された前記熱拡散層4の厚さは、約50nmである。
【0039】また、第2の保護膜5は、ZnS;SiO
2 からなり、工程Eにおいて、前記第1の保護膜2を前
記基板1に形成する工程Aと同様にスパッタ法により、
前記相変化膜3及び該熱拡散層3の凹部に形成された前
記熱拡散層4上に第2の保護膜5を形成する。尚、本実
施例においては、前記第2の保護膜5の膜厚は、約20
0nmである。
【0040】図3は、本発明の第3の実施例に係る光デ
ィスクの製造方法の工程を示す説明図である。図3に示
すように、本実施例に係る光ディスクは、凹凸が形成さ
れた基板1上に沿って第1の保護膜2を形成する工程A
と、前記保護膜2上に沿って相変化膜3を形成する工程
Bと、前記相変化膜3上に、該相変化膜3の凹凸がなく
なるようにレジスト6を塗布する工程Fと、前記保護膜
2の凸部が露出するまで前記相変化膜3及び前記レジス
ト6を均一にエッチングすることにより前記保護膜2の
凹部に形成された前記相変化膜3を選択的に残す工程D
と、前記保護膜2及び保護膜2の凹部に形成された前記
相変化膜3上に光磁気膜7を形成する工程Gと、前記光
磁気膜7上に第2の保護膜5を形成する工程Eを介して
製造される。
【0041】前記基板1は、ポリカーボネイト、ガラス
等からなり、該基板1の凹凸は、スタンパーにより形成
され、径0.4μm,深さ0.2μmの円形の凹凸であ
り、記録すべき情報に対応する凹凸として、トラッキン
グのための情報を表す凹凸を構成するものである。ま
た、前記基板1の凹凸の深さは、照射されるレーザ光の
波長のほぼ1/(2×光ディスク基板の屈折率)であ
る。
【0042】また、前記第1の保護膜2は、ZnS;S
iO2 からなり、工程Aにおいて、スパッタ法(RFマ
グネトロンスパッタ)により、前記基板1上に約100
nm形成する。尚、前記基板1上に前記第1の保護膜2
を形成する場合におけるスパッタ法では、第1の実施例
と同様に行う。つまり、ターゲットに、ZnS:SiO
2 =4:1の割合で混合された混合ターゲットを使用
し、スパッタ装置内のチャンバー内を一旦、2×10-6
Torr以下に排気した後、Arガスを導入して、チャンバ
ー内のガス圧を5×10-3Torrにしてスパッタリングを
行う。尚、前記保護膜2上に、更にSiN膜(図示せ
ず)をスパッタ法により20nm形成する。これは、後
の工程D(エッチング)において、前記保護膜2がエッ
チングされないようにするためである。また、前記Si
N膜を形成する際に使用するターゲットはSiターゲッ
トを用い、ArとN2 の混合ガスを用いリアクティブス
パッタにより形成する。この時の混合ガスの比率は、A
r:N2 =2:1であり、ガス圧が、3×10-3Torrで
スパッタリングを行う。
【0043】また、前記相変化膜3は、Ge2 Sb2
5 からなり、工程Bにおいて、工程Aと同様にスパッ
タ法により、前記第1の保護膜2上に約50nm形成す
る。尚、前記第1の保護膜2上に前記相変化膜3を形成
する場合におけるスパッタ法では、ターゲットに、Ge
2 Sb2 Te5 ターゲットを使用し、スパッタ装置内の
チャンバー内を一旦、2×10-6Torr以下に排気した
後、Arガスを導入して、チャンバー内のガス圧を5×
10-3Torrにしてスパッタを行う。つまり、ターゲット
以外は工程Aと同様に行う。
【0044】また、工程Fにおいて、スピンコーター等
により、前記相変化膜3の凹凸がなくなるように、換言
すれば、レジスト6の表面が平坦になるようにレジスト
6を塗布する。
【0045】また、工程Dにおいて、CCl4 をエッチ
ングガスに用い反応性イオン・エッチング(RIE)に
より、前記保護膜2の凸部が露出するまで前記相変化膜
3及びレジスト6を均一にエッチングすと共に、アセト
ン等で洗浄し、前記レジスト6を完全に除去し、前記保
護膜2の凹部に形成された前記相変化膜3を選択的に残
す。尚、本実施例では、前記保護膜2の凹部に形成され
た前記相変化膜3の厚さは、約50nmである。
【0046】また、前記光磁気膜7は、CoFeCrか
らなり、工程Gにおいて、工程Aと同様にスパッタ法に
より、前記第1の保護膜2及第1の保護膜2の凹部に形
成された前記相変化膜3上に約50nm形成する。尚、
前記光磁気膜7を形成する場合におけるスパッタ法で
は、ターゲットに、CoFeCrターゲットを使用し、
スパッタ装置内のチャンバー内を一旦、2×10-6Torr
以下に排気した後、Arガスを導入して、チャンバー内
のガス圧を5×10-3Torrにしてスパッタを行う。つま
り、ターゲット以外は工程Aと同様に行う。
【0047】また、第2の保護膜5は、ZnS;SiO
2 からなり、工程Eにおいて、前記第1の保護膜2を前
記基板1に形成する工程Aと同様にスパッタ法により、
前記光磁気膜7上に第2の保護膜5を形成する。尚、本
実施例においては、前記第2の保護膜5の膜厚は、約2
00nmである。
【0048】図4は、本発明の第4の実施例に係る光デ
ィスクの製造方法の工程を示す説明図であるが、本第4
の実施例は、前記第1の実施例において示した工程と同
一工程を含んで光ディスクを製造するため、前記第1の
実施例において示した工程と同一工程は図示を省略し、
違う工程を図4に基づき以下に説明する。
【0049】本実施例は、図4に示すように、平坦な基
板1上に第1の保護膜2を形成する工程A1 と、前記第
1の保護膜2上にレジスト6を塗布する工程A2 と、露
光及び現像をすることにより前記第1の保護膜2上のレ
ジスト6を選択的に残す工程A3 と、前記第1の保護膜
2をエッチングすることにより該保護膜2に記録すべき
情報に対応する凹凸部を形成する工程A4 と、前記第1
の保護膜2の凹凸部上のレジスト6を洗浄することによ
り除去する工程A5 までが、前記第1の実施例と違う工
程であり、前記工程A5 以降の工程は、前記第1の実施
例において示した図1における工程B〜Eの工程を行う
ことにより光ディスクが製造される。
【0050】つまり、前記第1の実施例における基板1
は、記録すべき情報に対応する凹凸がスタンパーによっ
て形成されていたが、本第4の実施例における基板1a
は平坦な基板であり、該平坦な基板1aに記録すべき情
報に対応する凹凸を形成する工程(A1 〜A5 )までが
前記第1の実施例と違う工程である。従って、第4の実
施例のような工程を介することにより平坦な基板1aに
記録すべき情報に対応する凹凸を形成することができ、
そして、光ディスクを製造することができる。尚、前記
工程A1 〜A5 までの具体的手法は前記第1〜第3の実
施例において示した手法と同様である。また、前記平坦
な基板1a上に形成される凹凸の深さも、照射されるレ
ーザ光の波長のほぼ1/(2×光ディスク基板の屈折
率)である。
【0051】図5は、本発明の第5の実施例に係る光デ
ィスクの製造方法の工程を示す説明図であるが、本第5
の実施例は、前記第2の実施例において示した工程と同
一工程を含んで光ディスクを製造するため、前記第2の
実施例において示した工程と同一工程は図示を省略し、
違う工程を図5に基づき以下に説明する。
【0052】本実施例は、図5に示すように、平坦な基
板1上に第1の保護膜2を形成する工程A1 と、前記第
1の保護膜2上にレジスト6を塗布する工程A2 と、露
光及び現像をすることにより前記第1の保護膜2上のレ
ジスト6を選択的に残す工程A3 と、前記第1の保護膜
2をエッチングすることにより該保護膜2に記録すべき
情報に対応する凹凸部を形成する工程A4 と、前記第1
の保護膜2の凹凸部上のレジスト6を洗浄することによ
り除去する工程A5 までが、前記第2の実施例と違う工
程であり、前記工程A5 以降の工程は、前記第2の実施
例において示した図2における工程B〜Eの工程を行う
ことにより光ディスクが製造される。
【0053】つまり、前記第2の実施例における基板1
は、記録すべき情報に対応する凹凸がスタンパーによっ
て形成されていたが、本第5の実施例における基板1a
は平坦な基板であり、該平坦な基板1aに記録すべき情
報に対応する凹凸を形成する工程(A1 〜A5 )までが
前記第2の実施例と違う工程である。従って、第5の実
施例のような工程を介することにより平坦な基板1aに
記録すべき情報に対応する凹凸を形成することができ、
そして、光ディスクを製造することができる。尚、前記
工程A1 〜A5 までの具体的手法は前記第1〜第3の実
施例において示した手法と同様である。また、前記平坦
な基板1a上に形成される凹凸の深さも、照射されるレ
ーザ光の波長のほぼ1/(2×光ディスク基板の屈折
率)である。
【0054】図6は、本発明の第6の実施例に係る光デ
ィスクの製造方法の工程を示す説明図であるが、本第6
の実施例は、前記第3の実施例において示した工程と同
一工程を含んで光ディスクを製造するため、前記第3の
実施例において示した工程と同一工程は図示を省略し、
違う工程を図6に基づき以下に説明する。
【0055】本実施例は、図6に示すように、平坦な基
板1上に第1の保護膜2を形成する工程A1 と、前記第
1の保護膜2上にレジスト6を塗布する工程A2 と、露
光及び現像をすることにより前記第1の保護膜2上のレ
ジスト6を選択的に残す工程A3 と、前記第1の保護膜
2をエッチングすることにより該保護膜2に記録すべき
情報に対応する凹凸部を形成する工程A4 と、前記第1
の保護膜2の凹凸部上のレジスト6を洗浄することによ
り除去する工程A5 までが、前記第3の実施例と違う工
程であり、前記工程A5 以降の工程は、前記第3の実施
例において示した図3における工程B〜Eの工程を行う
ことにより光ディスクが製造される。
【0056】つまり、前記第3の実施例における基板1
は、記録すべき情報に対応する凹凸がスタンパーによっ
て形成されていたが、本第6の実施例における基板1a
は平坦な基板であり、該平坦な基板1aに記録すべき情
報に対応する凹凸を形成する工程(A1 〜A5 )までが
前記第3の実施例と違う工程である。従って、第6の実
施例のような工程を介することにより平坦な基板1aに
記録すべき情報に対応する凹凸を形成することができ、
そして、光ディスクを製造することができる。尚、前記
工程A1 〜A5 までの具体的手法は前記第1〜第3の実
施例において示した手法と同様である。また、前記平坦
な基板1a上に形成される凹凸の深さも、照射されるレ
ーザ光の波長のほぼ1/(2×光ディスク基板の屈折
率)である。
【0057】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、光ディス
クの製造について、その製造工程を簡単にするととも
に、基板上の膜構造に悪影響を殆ど与えることなく製造
することができるという効果がある。また、露光の際
に、露光光の波長に依存して回折限界から露光できるピ
ットの大きさが定まってくるのに対し、スタンパー等に
より光ディスク基板に凹凸を形成する方法では、露光よ
りも小さなピットが形成され、高密度な光ディスクの製
造が可能になるとともに、現像工程を行う必要がないの
で、現像の際、現像液に光ディスクを浸す事により相変
化膜等の部分的な剥離や酸化等の悪影響を与え光ディス
クの特性を著しく低下させてしまうことがなくなるとい
う効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る光ディスクの製造
方法の工程を示す説明図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る光ディスクの製造
方法の工程を示す説明図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係る光ディスクの製造
方法の工程を示す説明図である。
【図4】本発明の第4の実施例に係る光ディスクの製造
方法の工程を示す説明図である。
【図5】本発明の第5の実施例に係る光ディスクの製造
方法の工程を示す説明図である。
【図6】本発明の第6の実施例に係る光ディスクの製造
方法の工程を示す説明図である。
【図7】従来の光ディスクの製造方法の工程を示す説明
図である。
【符号の説明】
1:基板 2:第1の保護膜 3:相変化膜 4:熱拡散層 5:第2の保護膜 6:レジスト 7:光磁気膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録すべき情報に対応した凹凸が形成さ
    れた基板上の前記凹凸に沿って相変化記録材料膜を形成
    する工程と、 前記相変化記録材料膜の凹凸部上に、表面がほぼ水平に
    なるように熱拡散層を形成する工程と、 前記相変化記録材料膜の凸部が露出するまで前記熱拡散
    層を均一にエッチングすることにより前記相変化記録材
    料膜の凹部に形成された前記熱拡散層を選択的に残す工
    程と、を含むことを特徴とする光ディスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 記録すべき情報に対応した凹凸が形成さ
    れた基板上の前記凹凸に沿って相変化記録材料膜を形成
    する工程と、 前記相変化記録材料膜の凹凸部上に、熱拡散層を形成す
    る工程と、 前記熱拡散層の凹凸部上に、表面がほぼ水平になるよう
    にレジストを塗布する工程と、 前記相変化記録材料膜の凸部が露出するまで前記熱拡散
    層及び前記レジスト部を均一にエッチングすることによ
    り前記相変化記録材料膜の凹部に形成された前記熱拡散
    層を選択的に残す工程と、を含むことを特徴とする光デ
    ィスクの製造方法。
  3. 【請求項3】 記録すべき情報に対応した凹凸が形成さ
    れた基板上の前記凹凸上に保護膜を形成する工程と、 前記保護膜の凹凸部上に相変化記録材料膜を形成する工
    程と、 前記相変化記録材料膜の凹凸部上に、表面がほぼ水平に
    なるようにレジストを塗布する工程と、 前記保護膜の凸部が露出するまで前記レジスト部を均一
    にエッチングすることにより前記保護膜の凹部に形成さ
    れた前記相変化記録材料膜を選択的に残す工程と、 前記保護膜の凸部及び凹部に形成された前記相変化記録
    材料膜上に光磁気膜を形成する工程と、を含むことを特
    徴とする光ディスクの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記基板が、スタンパーにより作製した
    基板であることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれ
    か一項に記載の光ディスクの製造方法。
  5. 【請求項5】 平坦な基板上に保護膜を形成する工程
    と、 前記保護膜上にレジストを塗布した後、露光及び現像を
    することにより前記保護膜上のレジストを選択的に残す
    工程と、 前記保護膜をエッチングすることにより該保護膜に記録
    すべき情報に対応する凹凸部を形成する工程と、 前記保護膜の凹凸部上のレジストを除去する工程と、 前記保護膜の凹凸部に沿って相変化記録材料膜を形成す
    る工程と、 前記相変化記録材料膜の凹凸部上に、表面がほぼ水平に
    なるように熱拡散層を形成する工程と、 前記相変化記録材料膜の凸部が露出するまで前記熱拡散
    層を均一にエッチングすることにより前記相変化記録材
    料膜の凹部に形成された前記熱拡散層を選択的に残す工
    程と、を含むことを特徴とする光ディスクの製造方法。
  6. 【請求項6】 平坦な基板上に保護膜を形成する工程
    と、 前記保護膜上にレジストを塗布した後、露光及び現像を
    することにより前記保護膜上のレジストを選択的に残す
    工程と、 前記保護膜をエッチングすることにより該保護膜に記録
    すべき情報に対応する凹凸部を形成する工程と、 前記保護膜の凹凸部上のレジストを除去する工程と、 前記保護膜の凹凸部に沿って相変化記録材料膜を形成す
    る工程と、 前記相変化記録材料膜の凹凸部上に、熱拡散層を形成す
    る工程と、 前記熱拡散層の凹凸部上に、表面がほぼ水平になるよう
    にレジストを塗布する工程と、 前記相変化記録材料膜の凸部が露出するまで前記熱拡散
    層及び前記レジスト部を均一にエッチングすることによ
    り前記相変化記録材料膜の凹部に形成された前記熱拡散
    層を選択的に残す工程と、を含むことを特徴とする光デ
    ィスクの製造方法。
  7. 【請求項7】 平坦な基板上に保護膜を形成する工程
    と、 前記保護膜上にレジストを塗布した後、露光及び現像を
    することにより前記保護膜上のレジストを選択的に残す
    工程と、 前記保護膜をエッチングすることにより該保護膜に記録
    すべき情報に対応する凹凸部を形成する工程と、 前記保護膜の凹凸部上のレジストを除去する工程と、 前記保護膜の凹凸部に沿って相変化記録材料膜を形成す
    る工程と、 前記相変化記録材料膜の凹凸部上に、表面がほぼ水平に
    なるようにレジストを塗布する工程と、 前記保護膜の凸部が露出するまで前記レジスト部を均一
    にエッチングすることにより前記保護膜の凹部に形成さ
    れた前記相変化記録材料膜を選択的に残す工程と、 前記保護膜の凸部及び凹部に敷設された前記相変化記録
    材料膜上に光磁気膜を形成する工程と、を含むことを特
    徴とする光ディスクの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記基板上に形成された凹凸又は前記エ
    ッチングにより保護膜に形成された凹凸の深さが、照射
    されるレーザ光の波長のほぼ1/(2×光ディスク基板
    の屈折率)であることを特徴とする請求項1〜7のうち
    いずれか一項に記載の光ディスクの製造方法。
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