JPH06348167A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JPH06348167A JPH06348167A JP5138693A JP13869393A JPH06348167A JP H06348167 A JPH06348167 A JP H06348167A JP 5138693 A JP5138693 A JP 5138693A JP 13869393 A JP13869393 A JP 13869393A JP H06348167 A JPH06348167 A JP H06348167A
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- JP
- Japan
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- roller
- silicone oil
- container
- fixing device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オフセット防止液塗布手段を備える定着装置
の簡素化、小型化を図ること。 【構成】 互いに圧接されて回転自在に支承される定着
ローラ1と加圧ローラ3の少なくとも一方にシリコンオ
イル7を塗布するためのシリコンオイル塗布機構を備え
る定着装置において、前記シリコンオイル塗布機構を、
少なくともシリコンオイル7を貯えるオイル容器9と、
該オイル容器9からシリコンオイル7を汲み上げる汲み
上げローラ6とで構成し、該汲み上げローラ6の内部
に、オイル容器9内に貯えられたシリコンオイル7が自
在に出入り可能な空間を形成する。本発明によれば、汲
み上げローラ6の内部に形成された空間がシリコンオイ
ル7の容量を受け持つ容器の一部として機能するため、
オイル容器9内のシリコンオイル7の容量が汲み上げロ
ーラ6の存在によって大きく減少することがなく、シリ
コンオイル塗布機構、延いては定着装置の簡素化、小型
化を図ることができる。
の簡素化、小型化を図ること。 【構成】 互いに圧接されて回転自在に支承される定着
ローラ1と加圧ローラ3の少なくとも一方にシリコンオ
イル7を塗布するためのシリコンオイル塗布機構を備え
る定着装置において、前記シリコンオイル塗布機構を、
少なくともシリコンオイル7を貯えるオイル容器9と、
該オイル容器9からシリコンオイル7を汲み上げる汲み
上げローラ6とで構成し、該汲み上げローラ6の内部
に、オイル容器9内に貯えられたシリコンオイル7が自
在に出入り可能な空間を形成する。本発明によれば、汲
み上げローラ6の内部に形成された空間がシリコンオイ
ル7の容量を受け持つ容器の一部として機能するため、
オイル容器9内のシリコンオイル7の容量が汲み上げロ
ーラ6の存在によって大きく減少することがなく、シリ
コンオイル塗布機構、延いては定着装置の簡素化、小型
化を図ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式等を用い
る複写機、プリンタ等の画像形成装置の定着装置、特に
オフセット防止液を塗布するオフセット防止液塗布手段
を備えた定着装置に関する。
る複写機、プリンタ等の画像形成装置の定着装置、特に
オフセット防止液を塗布するオフセット防止液塗布手段
を備えた定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いる複写機、プリンタ
等の画像形成装置の定着装置としては、互いに圧接して
回転し、少なくとも一方を加熱ローラとした一対のロー
ラ間に、トナー像を担持した記録紙を通過させることに
よって、トナー像を記録紙に定着させる方式を採用する
ものが広く知られている。
等の画像形成装置の定着装置としては、互いに圧接して
回転し、少なくとも一方を加熱ローラとした一対のロー
ラ間に、トナー像を担持した記録紙を通過させることに
よって、トナー像を記録紙に定着させる方式を採用する
ものが広く知られている。
【0003】従来、上記定着装置においては、加熱ロー
ラの外周面にシリコンゴム、フッ素樹脂等の耐熱離型層
を形成し、その表面にシリコンオイル等の離型剤を塗布
することによって、トナーのオフセットを防止するよう
にしている。
ラの外周面にシリコンゴム、フッ素樹脂等の耐熱離型層
を形成し、その表面にシリコンオイル等の離型剤を塗布
することによって、トナーのオフセットを防止するよう
にしている。
【0004】ところが、シリコンオイル等の離型剤を加
熱ローラの外周面に塗布しても、トナーのオフセットは
完全には防ぐことができず、オフセットしたトナーが徐
々に蓄積してローラを劣化させ、ローラ寿命を縮める結
果となる。
熱ローラの外周面に塗布しても、トナーのオフセットは
完全には防ぐことができず、オフセットしたトナーが徐
々に蓄積してローラを劣化させ、ローラ寿命を縮める結
果となる。
【0005】そこで、従来はローラの表面に繊維質のウ
ェブやパッド等を摺擦せしめてオフセットしたトナーを
除去し、常にローラ表面をクリーニングするようにして
いる。
ェブやパッド等を摺擦せしめてオフセットしたトナーを
除去し、常にローラ表面をクリーニングするようにして
いる。
【0006】ここで、シリコンオイル等の離型剤の塗布
法を図5に基づいて説明する。
法を図5に基づいて説明する。
【0007】図5に示すように、定着ローラ101は加
圧ローラ103に圧接されて回転し、その内部に配され
たヒータ102によって内部より加熱される。この定着
ローラ101の表面には耐熱離型層が形成されている
が、その表面には離型剤であるシリコンオイル107が
シリコンゴム等で構成される塗布ローラ105によって
塗布され、これによってトナーのオフセットが防がれ
る。尚、シリコンオイル容器109には、シリコンオイ
ルボトル140より供給ポンプ139を介して供給され
たシリコンオイル107が常に一定量満たされている。
圧ローラ103に圧接されて回転し、その内部に配され
たヒータ102によって内部より加熱される。この定着
ローラ101の表面には耐熱離型層が形成されている
が、その表面には離型剤であるシリコンオイル107が
シリコンゴム等で構成される塗布ローラ105によって
塗布され、これによってトナーのオフセットが防がれ
る。尚、シリコンオイル容器109には、シリコンオイ
ルボトル140より供給ポンプ139を介して供給され
たシリコンオイル107が常に一定量満たされている。
【0008】而して、上記シリコンオイル容器109に
満たされたシリコンオイル107は、回転する汲み上げ
ローラ106により前記塗布ローラ105に供給され
る。そして、塗布ローラ105上のシリコンオイル10
7は、塗布ローラ105に圧接されたブレード108に
よって余分な量を掻き取られて平滑化された後、定着ロ
ーラ101の表面に均一に塗布される。
満たされたシリコンオイル107は、回転する汲み上げ
ローラ106により前記塗布ローラ105に供給され
る。そして、塗布ローラ105上のシリコンオイル10
7は、塗布ローラ105に圧接されたブレード108に
よって余分な量を掻き取られて平滑化された後、定着ロ
ーラ101の表面に均一に塗布される。
【0009】尚、ウェブ104は、定着ローラ101に
僅かにオフセットしたトナー等をクリーニングするため
の繊維質のシート部材であり、これは所定量を巻き取り
ローラ141に巻き取られて常に新しいシート面を定着
ローラ101に押し付けている。
僅かにオフセットしたトナー等をクリーニングするため
の繊維質のシート部材であり、これは所定量を巻き取り
ローラ141に巻き取られて常に新しいシート面を定着
ローラ101に押し付けている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、特に
広く普及し始めているフルカラー複写機、フルカラープ
リンタ等のフルカラー画像形成装置では線画のみならず
ベタ画像に近い画像も多く出力され、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの多色重ねの厚いトナー像を定着
する必要があり、従来の単色トナー像の定着に比して定
着装置、特にローラへの負荷が非常に大きい。
広く普及し始めているフルカラー複写機、フルカラープ
リンタ等のフルカラー画像形成装置では線画のみならず
ベタ画像に近い画像も多く出力され、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの多色重ねの厚いトナー像を定着
する必要があり、従来の単色トナー像の定着に比して定
着装置、特にローラへの負荷が非常に大きい。
【0011】又、定着時には、多色重ねのトナーを完全
に溶融混合状態にしなければ発色性、混合性を高めるこ
とができないため、使用されるトナー樹脂としては比較
的低温でシャープに溶ける粘弾性の小さな材質が用いら
れている。従って、カラー複写機等に使用されるトナー
樹脂は加熱ローラや加圧ローラに対する離型性がモノク
ロ用のトナー樹脂のそれに比して非常に悪い。このため
に、シリコンゴム、フッ素樹脂等で耐熱離型層を形成し
たローラにおいても、高い離型性を維持するために、シ
リコンオイル等の離型剤で常にその表面をコーティング
し、離型効果を持たせてオフセット現象やローラ表面の
劣化を防止する必要があった。
に溶融混合状態にしなければ発色性、混合性を高めるこ
とができないため、使用されるトナー樹脂としては比較
的低温でシャープに溶ける粘弾性の小さな材質が用いら
れている。従って、カラー複写機等に使用されるトナー
樹脂は加熱ローラや加圧ローラに対する離型性がモノク
ロ用のトナー樹脂のそれに比して非常に悪い。このため
に、シリコンゴム、フッ素樹脂等で耐熱離型層を形成し
たローラにおいても、高い離型性を維持するために、シ
リコンオイル等の離型剤で常にその表面をコーティング
し、離型効果を持たせてオフセット現象やローラ表面の
劣化を防止する必要があった。
【0012】従って、図5に示すシリコンオイル塗布機
構は少なくともフルカラー画像形成装置においては必要
不可欠であり、このことが定着装置の簡素化、小型化を
阻止する要因の一つとなっていた。
構は少なくともフルカラー画像形成装置においては必要
不可欠であり、このことが定着装置の簡素化、小型化を
阻止する要因の一つとなっていた。
【0013】又、図5に示すように、シリコンオイル塗
布機構は、定着ローラ101に当接回転してシリコンオ
イル107を塗布する塗布ローラ105と、この塗布ロ
ーラ105に当接してシリコンオイル107を供給する
汲み上げローラ106とで構成されているが、シリコン
オイル容器109の容量を大きくとるためには、汲み上
げローラ106の径を大きくするか、或いは汲み上げロ
ーラ106を2個以上設けざるを得ない。
布機構は、定着ローラ101に当接回転してシリコンオ
イル107を塗布する塗布ローラ105と、この塗布ロ
ーラ105に当接してシリコンオイル107を供給する
汲み上げローラ106とで構成されているが、シリコン
オイル容器109の容量を大きくとるためには、汲み上
げローラ106の径を大きくするか、或いは汲み上げロ
ーラ106を2個以上設けざるを得ない。
【0014】しかし、構成の簡素化という目的からは汲
み上げローラ106を1個とし、その径を或る程度大き
くする必要があるが、このように汲み上げローラ106
の径を大きくすると、該汲み上げローラ106の体積分
だけシリコンオイル107の容量が減少するという問題
が生ずる。
み上げローラ106を1個とし、その径を或る程度大き
くする必要があるが、このように汲み上げローラ106
の径を大きくすると、該汲み上げローラ106の体積分
だけシリコンオイル107の容量が減少するという問題
が生ずる。
【0015】従って、従来より採用されているオフセッ
ト防止液塗布機構を備えた定着装置では、その簡素化、
小型化を図るためにはオフセット防止液塗布機構を簡素
化、小型化する必要がある。
ト防止液塗布機構を備えた定着装置では、その簡素化、
小型化を図るためにはオフセット防止液塗布機構を簡素
化、小型化する必要がある。
【0016】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、オフセット防止液塗布手段を備えた定着装置の簡素
化、小型化を図ることをその目的とする。
で、オフセット防止液塗布手段を備えた定着装置の簡素
化、小型化を図ることをその目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、互いに圧接されて回転自在に支承された加熱
ローラと加圧ローラの少なくとも一方にオフセット防止
液を塗布するオフセット防止液塗布手段を備えた定着装
置において、前記オフセット防止液塗布手段を、少なく
ともオフセット防止液を貯える容器と、該容器からオフ
セット防止液を汲み上げる汲み上げ部材とで構成し、該
汲み上げ部材の内部に、前記容器内に貯えられたオフセ
ット防止液が自在に出入り可能な空間を形成したことを
特徴とする。
本発明は、互いに圧接されて回転自在に支承された加熱
ローラと加圧ローラの少なくとも一方にオフセット防止
液を塗布するオフセット防止液塗布手段を備えた定着装
置において、前記オフセット防止液塗布手段を、少なく
ともオフセット防止液を貯える容器と、該容器からオフ
セット防止液を汲み上げる汲み上げ部材とで構成し、該
汲み上げ部材の内部に、前記容器内に貯えられたオフセ
ット防止液が自在に出入り可能な空間を形成したことを
特徴とする。
【0018】
【作用】本発明によれば、汲み上げ部材の内部に形成さ
れた空間がオフセット防止液の容量を受け持つ容器の一
部として機能するため、容器内のオフセット防止液の容
量が汲み上げ部材の存在によって大きく減少することが
なく、オフセット防止液塗布手段の簡素化、小型化を図
ることができ、これによって定着装置自体も簡素化、小
型化することが可能となる。
れた空間がオフセット防止液の容量を受け持つ容器の一
部として機能するため、容器内のオフセット防止液の容
量が汲み上げ部材の存在によって大きく減少することが
なく、オフセット防止液塗布手段の簡素化、小型化を図
ることができ、これによって定着装置自体も簡素化、小
型化することが可能となる。
【0019】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0020】<第1実施例>図1は本発明の第1実施例
に係る定着装置の概略構成図、図2は塗布ローラと汲み
上げローラの一部破断正面図である。
に係る定着装置の概略構成図、図2は塗布ローラと汲み
上げローラの一部破断正面図である。
【0021】図1において、1は加熱ローラである定着
ローラであり、これは内部にヒータ2を有している。そ
して、この定着ローラ1には加圧ローラ3が所定の加圧
力で圧接されており、両ローラ1,3は圧接状態を保っ
て図示矢印方向に回転する。
ローラであり、これは内部にヒータ2を有している。そ
して、この定着ローラ1には加圧ローラ3が所定の加圧
力で圧接されており、両ローラ1,3は圧接状態を保っ
て図示矢印方向に回転する。
【0022】而して、上記定着ローラ1と加圧ローラ3
の各表層はシリコンゴム等の離型性の高い材料で構成さ
れており、両ローラ1,3間の圧接部であるニップ部に
は、未定着トナー像を担持した転写紙Pが進入し、未定
着トナー像はニップ部において加熱及び加圧されて永久
像として転写紙P上に定着される。このとき、未定着ト
ナーの一部は定着ローラ1の表面にオフセットして該定
着ローラ1の表面を汚すため、クリーニングウェブ4に
よって定着ローラ1上のトナー等の汚れが清掃されて除
去される。
の各表層はシリコンゴム等の離型性の高い材料で構成さ
れており、両ローラ1,3間の圧接部であるニップ部に
は、未定着トナー像を担持した転写紙Pが進入し、未定
着トナー像はニップ部において加熱及び加圧されて永久
像として転写紙P上に定着される。このとき、未定着ト
ナーの一部は定着ローラ1の表面にオフセットして該定
着ローラ1の表面を汚すため、クリーニングウェブ4に
よって定着ローラ1上のトナー等の汚れが清掃されて除
去される。
【0023】ところで、本実施例に係る定着装置には、
トナーのオフセットを防ぐためのシリコンオイル塗布機
構が備えられているが、該シリコンオイル塗布機構は、
前記定着ローラ1に圧接されて図示矢印方向に回転する
塗布ローラ5と、該塗布ローラ5に圧接されて回転する
汲み上げローラ6と、シリコンオイル7を収容するオイ
ル容器9を含んで構成され、上記塗布ローラ5にはオイ
ル平滑化ブレード8が摺接されており、前記汲み上げロ
ーラ6はオイル容器9内のシリコンオイル7内にその一
部が浸漬されている。
トナーのオフセットを防ぐためのシリコンオイル塗布機
構が備えられているが、該シリコンオイル塗布機構は、
前記定着ローラ1に圧接されて図示矢印方向に回転する
塗布ローラ5と、該塗布ローラ5に圧接されて回転する
汲み上げローラ6と、シリコンオイル7を収容するオイ
ル容器9を含んで構成され、上記塗布ローラ5にはオイ
ル平滑化ブレード8が摺接されており、前記汲み上げロ
ーラ6はオイル容器9内のシリコンオイル7内にその一
部が浸漬されている。
【0024】而して、塗布ローラ5が定着ローラ1に圧
接された状態で図示矢印方向に回転すると、該塗布ロー
ラ5は、汲み上げローラ6によって供給されるシリコン
オイル7を定着ローラ1に塗布して該定着ローラ1の離
型性を更に高める。
接された状態で図示矢印方向に回転すると、該塗布ロー
ラ5は、汲み上げローラ6によって供給されるシリコン
オイル7を定着ローラ1に塗布して該定着ローラ1の離
型性を更に高める。
【0025】ここで、汲み上げローラ6は、塗布ローラ
5に圧接された状態で回転してシリコンオイル7を塗布
ローラ5に塗布しているが、該塗布ローラ5に塗布され
たシリコンオイル7は、前記オイル平滑化ブレード8に
よって薄層化されて定着ローラ1に塗布される。
5に圧接された状態で回転してシリコンオイル7を塗布
ローラ5に塗布しているが、該塗布ローラ5に塗布され
たシリコンオイル7は、前記オイル平滑化ブレード8に
よって薄層化されて定着ローラ1に塗布される。
【0026】ところで、本実施例においては、前記汲み
上げローラ6はその内部が中空に構成されており、該汲
み上げローラ6の塗布ローラ5に対する塗布領域巾外
(軸方向両端部)には、図2に示すように、複数の孔1
0,11が穿設されている。
上げローラ6はその内部が中空に構成されており、該汲
み上げローラ6の塗布ローラ5に対する塗布領域巾外
(軸方向両端部)には、図2に示すように、複数の孔1
0,11が穿設されている。
【0027】従って、汲み上げローラ6内には孔10,
11を通してオイル容器9内のシリコンオイル7が流れ
込み、該汲み上げローラ6の内部がシリコンオイル7の
容量を受け持つ容器の一部としての機能を果たしてい
る。
11を通してオイル容器9内のシリコンオイル7が流れ
込み、該汲み上げローラ6の内部がシリコンオイル7の
容量を受け持つ容器の一部としての機能を果たしてい
る。
【0028】以上のように、本実施例では、汲み上げロ
ーラ6の内部がシリコンオイル7の容量を受け持つ容器
の一部として機能しているため、汲み上げローラ6を1
個としてその径を或る程度大きくしても、オイル容器9
内のシリコンオイル7の容量が汲み上げローラ6の存在
によって大きく減少することがなく、シリコンオイル塗
布機構の簡素化、小型化を図ることができ、これによっ
て定着装置自体も簡素化、小型化することが可能とな
る。
ーラ6の内部がシリコンオイル7の容量を受け持つ容器
の一部として機能しているため、汲み上げローラ6を1
個としてその径を或る程度大きくしても、オイル容器9
内のシリコンオイル7の容量が汲み上げローラ6の存在
によって大きく減少することがなく、シリコンオイル塗
布機構の簡素化、小型化を図ることができ、これによっ
て定着装置自体も簡素化、小型化することが可能とな
る。
【0029】<第2実施例>次に、本発明の第2実施例
を図3に基づいて説明する。尚、図3は第2実施例に係
る定着装置に備えられるシリコンオイル塗布機構の汲み
上げローラの斜視図である。
を図3に基づいて説明する。尚、図3は第2実施例に係
る定着装置に備えられるシリコンオイル塗布機構の汲み
上げローラの斜視図である。
【0030】図3に示す汲み上げローラ12は、芯金1
3の周りにシリコンゴム14を巻いて構成され、シリコ
ンゴム14には複数の貫通孔15が貫設されている。
3の周りにシリコンゴム14を巻いて構成され、シリコ
ンゴム14には複数の貫通孔15が貫設されている。
【0031】従って、汲み上げローラ12を図1に示し
たオイル容器9に取り付け、オイル容器9内にシリコン
オイル7を充填すると、シリコンオイル7は汲み上げロ
ーラ12の貫通孔15内部にも流れ込み、汲み上げロー
ラ12の各貫通孔15の体積の総和分の容量もオイル容
器9の容量として使用することができる。
たオイル容器9に取り付け、オイル容器9内にシリコン
オイル7を充填すると、シリコンオイル7は汲み上げロ
ーラ12の貫通孔15内部にも流れ込み、汲み上げロー
ラ12の各貫通孔15の体積の総和分の容量もオイル容
器9の容量として使用することができる。
【0032】従って、汲み上げローラ12を径の大きな
ものにしても、オイル容器9内のシリコン7の容量が汲
み上げローラ12の存在によって極端に減ることもな
く、又、汲み上げローラ12自体の重量も軽減され、前
記第1実施例と同様の効果が得られる。
ものにしても、オイル容器9内のシリコン7の容量が汲
み上げローラ12の存在によって極端に減ることもな
く、又、汲み上げローラ12自体の重量も軽減され、前
記第1実施例と同様の効果が得られる。
【0033】<第3実施例>次に、本発明の第3実施例
を図4に基づいて説明する。尚、図4は第3実施例に係
る定着装置の概略構成図であり、本図においては、図1
に示したと同一要素には同一符号を付しており、以下、
それらについての説明は省略する。
を図4に基づいて説明する。尚、図4は第3実施例に係
る定着装置の概略構成図であり、本図においては、図1
に示したと同一要素には同一符号を付しており、以下、
それらについての説明は省略する。
【0034】本実施例においては、シリコンオイル塗布
機構のオイル容器16の内壁は、汲み上げローラ19の
半径より僅かに大きな内径の壁で構成されている。
機構のオイル容器16の内壁は、汲み上げローラ19の
半径より僅かに大きな内径の壁で構成されている。
【0035】又、汲み上げローラ19は中空ローラであ
って、これには複数の小孔17が放射状に貫設されてお
り、オイル容器16内のシリコンオイル7は小孔17を
通って汲み上げローラ19の内外に出入り可能となって
いる。
って、これには複数の小孔17が放射状に貫設されてお
り、オイル容器16内のシリコンオイル7は小孔17を
通って汲み上げローラ19の内外に出入り可能となって
いる。
【0036】而して、汲み上げローラ19が回転してそ
の温度が上昇すると、該汲み上げローラ19内のシリコ
ンオイル7は小孔17を通って汲み上げローラ19外の
隙間に流出する。尚、小孔17はその孔径が小さいた
め、これらが塗布ローラ5の塗布領域内に配設されてい
ても支障は生じない。又、汲み上げローラ19とオイル
容器16の内壁との隙間が小さいため、仮に装置本体が
一時的に振動、傾斜したとしても、シリコンオイル7が
オイル容器16内よりこぼれ落ちて機内を汚すことが少
ない。
の温度が上昇すると、該汲み上げローラ19内のシリコ
ンオイル7は小孔17を通って汲み上げローラ19外の
隙間に流出する。尚、小孔17はその孔径が小さいた
め、これらが塗布ローラ5の塗布領域内に配設されてい
ても支障は生じない。又、汲み上げローラ19とオイル
容器16の内壁との隙間が小さいため、仮に装置本体が
一時的に振動、傾斜したとしても、シリコンオイル7が
オイル容器16内よりこぼれ落ちて機内を汚すことが少
ない。
【0037】そして、本実施例においても、汲み上げロ
ーラ19の内部がシリコンオイル7の容量を受け持つ容
器の一部として機能しているため、前記第1実施例と同
様の効果が得られ、特にオイル容器16を小型化するこ
とができる。
ーラ19の内部がシリコンオイル7の容量を受け持つ容
器の一部として機能しているため、前記第1実施例と同
様の効果が得られ、特にオイル容器16を小型化するこ
とができる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く、本発明によ
れば、互いに圧接されて回転自在に支承された加熱ロー
ラと加圧ローラの少なくとも一方にオフセット防止液を
塗布するオフセット防止液塗布手段を備えた定着装置に
おいて、前記オフセット防止液塗布手段を、少なくとも
オフセット防止液を貯える容器と、該容器からオフセッ
ト防止液を汲み上げる汲み上げ部材とで構成し、該汲み
上げ部材の内部に、前記容器内に貯えられたオフセット
防止液が自在に出入り可能な空間を形成したため、オフ
セット防止液塗布手段の簡素化、小型化によって定着装
置自体の簡素化、小型化を図ることができるという効果
が得られる。
れば、互いに圧接されて回転自在に支承された加熱ロー
ラと加圧ローラの少なくとも一方にオフセット防止液を
塗布するオフセット防止液塗布手段を備えた定着装置に
おいて、前記オフセット防止液塗布手段を、少なくとも
オフセット防止液を貯える容器と、該容器からオフセッ
ト防止液を汲み上げる汲み上げ部材とで構成し、該汲み
上げ部材の内部に、前記容器内に貯えられたオフセット
防止液が自在に出入り可能な空間を形成したため、オフ
セット防止液塗布手段の簡素化、小型化によって定着装
置自体の簡素化、小型化を図ることができるという効果
が得られる。
【図1】本発明の第1実施例に係る定着装置の概略構成
図である。
図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る定着装置に備えられ
るシリコンオイル塗布機構の塗布ローラと汲み上げロー
ラの一部破断正面図である。
るシリコンオイル塗布機構の塗布ローラと汲み上げロー
ラの一部破断正面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る定着装置に備えられ
るシリコンオイル塗布機構の汲み上げローラの斜視図で
ある。
るシリコンオイル塗布機構の汲み上げローラの斜視図で
ある。
【図4】本発明の第3実施例に係る定着装置の概略構成
図である。
図である。
【図5】従来の定着装置の概略構成図である。
1 定着ローラ(加熱ローラ) 3 加圧ローラ 5 塗布ローラ 6 汲み上げローラ(汲み上げ部材) 7 シリコンオイル(オフセット防止液) 9 オイル容器(容器) 10,11 孔 12,19 汲み上げローラ(汲み上げ部材) 15 貫通孔 17 小孔
Claims (3)
- 【請求項1】 互いに圧接されて回転自在に支承された
加熱ローラと加圧ローラの少なくとも一方にオフセット
防止液を塗布するオフセット防止液塗布手段を備えた定
着装置において、前記オフセット防止液塗布手段を、少
なくともオフセット防止液を貯える容器と、該容器から
オフセット防止液を汲み上げる汲み上げ部材とで構成
し、該汲み上げ部材の内部に、前記容器内に貯えられた
オフセット防止液が自在に出入り可能な空間を形成した
ことを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 前記汲み上げ部材は、前記オフセット防
止液を貯える容器内で回転可能に支持された回転体であ
ることを特徴とする請求項1記載の定着装置。 - 【請求項3】 前記汲み上げ部材に、前記容器内のオフ
セット防止液が流出入可能な小孔を少なくとも1個設け
るとともに、該汲み上げ部材と容器との間の空間が極力
小さくなるよう構成したことを特徴とする請求項2記載
の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5138693A JPH06348167A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5138693A JPH06348167A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06348167A true JPH06348167A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15227915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5138693A Pending JPH06348167A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06348167A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1215543A2 (en) * | 2000-12-18 | 2002-06-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Fixing apparatus |
KR100408293B1 (ko) * | 2001-08-29 | 2003-12-01 | 삼성전자주식회사 | 전자사진방식 인쇄기의 이미지정착유닛 |
KR100465330B1 (ko) * | 2002-08-21 | 2005-01-13 | 삼성전자주식회사 | 화상형성 장치의 정착롤러 재생장치 및 그 방법 |
JP2006167626A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Sumitomo Metal Steel Products Inc | ロール塗装方法および装置 |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP5138693A patent/JPH06348167A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4506450B2 (ja) * | 2004-12-16 | 2010-07-21 | 日鉄住金鋼板株式会社 | ロール塗装方法および装置 |
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