JPH0634815Y2 - 空気浄化装置 - Google Patents

空気浄化装置

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JPH0634815Y2
JPH0634815Y2 JP1988160410U JP16041088U JPH0634815Y2 JP H0634815 Y2 JPH0634815 Y2 JP H0634815Y2 JP 1988160410 U JP1988160410 U JP 1988160410U JP 16041088 U JP16041088 U JP 16041088U JP H0634815 Y2 JPH0634815 Y2 JP H0634815Y2
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lamp
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賢策 守屋
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Ushio Denki KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は空気浄化装置に関するものである。
〔考案の背景〕
一般に大気中には、塵埃、煙草の煙、臭気性ガスなどの
臭気物質、その他が含有されており、このため、環境衛
生の観点から、あるいは快適な環境を実現するために適
宜空気を浄化することが要請されており、このような事
情から空気浄化装置が使用される。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来から種々の空気浄化装置が開発されているが、特に
空気浄化反応触媒物質の作用を利用した空気浄化装置
は、優れた空気浄化効果が得られるものとして有用であ
る。この空気浄化反応触媒物質は、紫外線の照射より励
起されて空気中に含有される臭気源物質を化学的に無臭
物質に変化させるものである。
この空気浄化反応触媒物質は、例えばハニカム体の通気
孔の内面に固定または担持されるが、使用に従って空気
中の油分などが付着するために実際に得られる空気浄化
作用が低下するようになり、また当該空気浄化反応触媒
物質に紫外線を照射する紫外線放射ランプの特性が使用
に伴って劣化するようになるため、ある程度の期間使用
したときには、有効な空気浄化効果を得ることができな
い状態となり、結局、これらの点で当該空気浄化装置の
使用可能期間が短く制限されるので、きわめて不経済で
ある。
〔考案の目的〕
本考案は、以上のような事情に基づいてなされたもので
あって、空気浄化反応触媒物質およびこれに紫外線を照
射する紫外線放射ランプの交換を容易に行うことがで
き、長い使用可能期間を有していてきわめて経済的に使
用することのできる空気浄化装置を提供することを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の空気浄化装置は、空気流入口および空気流出口
を有するケーシングと、前記空気流入口から外部の空気
をケーシング内に取り入れてこれを前記空気流出口に向
かって流過させる通気ファンと、前記ケーシング内の空
気流通路上に位置するよう着脱自在に配設された浄化ユ
ニットと、波長1849Åの光線を含む紫外線を放射する紫
外線放射ランプとを有してなり、 前記浄化ユニットは、 空気入口および空気出口を有し、当該空気入口と空気
出口との間に空気通路を形成する筒状のフレームと、 このフレームにおいて、その空気入口から空気出口に
向かってこの順に保持された、各々空気の流れる方向に
伸びる多数の通気孔を有する第1のハニカム体、第2の
ハニカム体およびオゾン除去用ハニカム体と、 第1のハニカム体と第2のハニカム体との間のランプ
配設領域におけるフレームの側壁に形成されたランプ挿
入孔と、 このランプ挿入孔に挿入された紫外線放射ランプの直
上および直下に位置するよう、前記フレームに設けられ
た、各々中央が内方に突出する山型の一対の反射ミラー
と を有してなり、 前記第1のハニカム体および第2のハニカム体の通気孔
の内面には紫外線の照射により励起される空気浄化反応
触媒物質が担持され、当該第1のハニカム体および第2
のハニカム体の通気孔の内面に前記紫外線放射ランプお
よび反射ミラーよりの紫外線が照射されることを特徴と
する。
〔考案の作用効果〕
本考案の空気浄化装置は、その使用においては、通気フ
ァンにより導入された外部の空気がケーシング内を通過
するときに第1のハニカム体および第2のハニカム体を
流過し、これらのハニカム体の通気孔の内面の空気浄化
反応触媒物質が紫外線放射ランプおよび反射ミラーから
の紫外線の照射によって励起されるため当該流過する空
気が浄化され、また紫外線放射ランプからは波長1849Å
の光線を含む紫外線が放射されるために流過する空気に
オゾンが発生してこのオゾンによる消臭作用が得られる
と共に過剰のオゾンはオゾン除去用ハニカム体によって
除去される。
そして、第1のハニカム体、第2のハニカム体およびオ
ゾン除去用ハニカム体がフレームに一体的に保持されて
浄化ユニットが構成されており、しかもこの浄化ユニッ
トがケーシングに着脱自在に装着されているため、第1
のハニカム体、第2のハニカム体またはオゾン除去用ハ
ニカム体の作用が低下しあるいは紫外線放射ランプの特
性が劣化して空気浄化効果が低下したときには、当該浄
化ユニットを新しいものに交換することが容易であり、
またこのように浄化ユニットが交換可能であることによ
って紫外線放射ランプも交換することが容易となり、そ
の結果、長い使用可能期間が得られてきわめて経済的に
使用することができる。
また、ケーシング内において、空気流出口に通ずる下流
側風路部材を浄化ユニットの下流側領域に設けられ、こ
の浄化ユニットの空気出口側端部に形成された空気の流
れる方向と交差する方向に伸びる凹部または凸部が、下
流側風路部材に形成された凸部または凹部と嵌合される
ことにより、浄化ユニットを容易にケーシングに着脱自
在に装着することができると共に、浄化ユニットにおい
て浄化作用を受けた空気が空気流出口から確実に排出さ
れ、これにより、空気の浄化を高い効率で達成すること
ができる。
〔考案の具体的構成〕
以下、図面を参照しながら本考案の具体的構成を説明す
る。
第1図は本考案に係る空気浄化装置の一例の概略を示す
説明用横断平面図、第2図は同じく説明用縦断正面図で
ある。この実施例に係る空気浄化装置は、例えば室内の
卓上に載置され、あるいは壁面に掛けて使用されるタイ
プのものであり、全体に偏平の箱型のケーシング1を有
する。このケーシング1に着脱自在に設けられた上面板
1Aには、一端部に空気流入口2が形成されると共に他端
部には空気流出口3が形成されている。これらの空気流
入口2および空気流出口3は図では単なる開口として示
されているが、これらには、必要に応じて例えばルーバ
ーが設けられている。4は空気流入口2に設けた除塵フ
ィルターである。
ケーシング1内には、その一端側に、前記空気流入口2
に通ずる空気入口11を有する上流側風路部材10が設けら
れている。この上流側風路部材10は、第3図および第4
図にも示すように、両側板12,12と上板13とよりなる全
体が断面門形であってケーシング1の底板1B上に固定さ
れ、これによって当該底板1Bと共に筒状の上流側風路W1
が形成されている。また、ケーシング1内の他端側に
は、前記空気流出口3に通ずる空気出口21を有する下流
側風路部材20が設けられ、この下流側風路部材20は、前
記上流側風路部材10と同様に、両側板22,22と上板23と
よりなる全体が断面門形であってケーシング1の底板1B
上に固定され、これによって当該底板1Bと共に筒状の下
流側風路W2が形成されている。
更に上流側風路部材10の両側板12,12の下流側端縁には
延長方向(下流方向)に突出し上下方向に伸びる突出縁
p1,p1が形成されると共に、上板13の下流側端縁には上
方に突出し幅方向に伸びる突出縁p2が形成されている。
また、下流側風路部材20においても同様に、その両側板
22,22の上流側端縁には延長方向(上流方向)に突出し
上下方向に伸びる突出縁p3,p3が形成されると共に、上
板23の上流側端縁には上方に突出し幅方向に伸びる突出
縁p4が形成されている。そして、これらの上流側風路部
材10と下流側風路部材20とは、後述する浄化ユニット30
に関して互いに対称であることを除けば互いに同一の構
成を有している。
また、前記ケーシング1内の前記空気流出口3の下方の
位置において、下流側風路部材20の空気出口21内にその
一部が位置された状態にクロスフローファンよりなる通
気ファン5が配置され、これに回転駆動用のモータ6が
連結されている。
ケーシング1内には、更に上流側風路部材10と下流側風
路部材20との間の浄化ユニット配設領域Rに、浄化ユニ
ット30が着脱自在に配設されている。
この浄化ユニット30は、第5図および第6図にも示すよ
うに、下底板31およびこれと一体の両側板32,32と、こ
の両側板32,32の上縁に固定された上板33とよりなる全
体が矩形筒状のフレーム35を有する。このフレーム35の
一端は空気入口36、他端は空気出口37である。フレーム
35の両側板32,32には、各々内方に突出して上下に伸び
る突出縁40,40が、対となるものが互いに対向した状態
で合計3対形成されており、これらの突出縁40,40と、
両側板32,32の各両端に形成された同様に内方に突出す
る突出縁41,41とにより、空気入口36から空気出口37に
向かって、第1の浄化エレメント保持領域H1、ランプ配
設領域L、第2の浄化エレメント保持領域H2およびオゾ
ン除去エレメント保持領域H3がこの順に並んで区画され
ている。また、前記両側板32,32には、前記ランプ配設
領域Lに対応する位置にランプ挿入孔42が形成され、こ
のランプ挿入孔42に挿入された紫外線放射ランプ50の直
上および直下に位置するよう、それぞれ中央が内方に突
出する山型の上側反射ミラー43および下側反射ミラー44
が、それぞれフレーム35の上板33および下底板31に固定
されている(ただし、第1図および第5図においては省
略してある。)。
そして、フレーム35の両側板32,32の上流側端面には上
下方向に伸びる凹溝g1,g1が、前記上流側風路部材10の
両側板12,12の突出縁p1,p1と対応して形成され、またフ
レーム35の両側板32,32の下流側端面には同様に上下方
向に伸びる凹溝g2,g2が、前記下流側風路部材20の両側
板12,12の突出縁p3,p3と対応して形成されていると共
に、上板33の両端において両側板32,32の各端面を超え
て延長方向に突出する突縁部46,46には、その下面に開
口し幅方向に伸びる凹溝g3およびg4が、前記上流側風路
部材10の上板13の突出縁p2および下流側風路部材20の上
板23の突出縁p4とそれぞれ対応して形成されている。
以上のような構成のフレーム35に対し、ランプ配設領域
Lを介してその両側に位置されている第1の浄化エレメ
ント保持領域H1および第2の浄化エレメント保持領域H2
にはそれぞれ第1のハニカム体61および第2のハニカム
体62が配置され、またオゾン除去エレメント保持領域H3
にはオゾン除去用ハニカム体63が配置される。そして、
上板33が固定されることによってこれらのハニカム体が
フレーム35に保持され、これにより、浄化ユニット30が
構成される。
前記第1のハニカム体61および第2のハニカム体62の各
々は、第7図に示すように、波形板Aと平板Bとを交互
に積重した状態で一体的に固定され、波形板Aと平板B
との間に多数の筒状の通気孔Cが形成された構成を有す
る例えばセラミックよりなり、当該通気孔Cが空気の流
れる方向に沿って伸びるよう配置される。そしてこれら
のハニカム体62および63の通気孔Cの内面には、空気浄
化反応触媒物質が固定または担持されている。
ここで、空気浄化反応触媒物質としては、紫外線の照射
を受けて励起され、空気中の不快臭の原因となっている
特定の臭気物質と接触したときに反応して当該臭気物質
を化学的に変質させて消臭作用を発揮するものが用いら
れる。斯かる空気浄化反応触媒物質の具体例としては、
酸化チタンや酸化亜鉛、これらの混合物などを好適に用
いることができ、更に酸化チタンとしては、アナターゼ
型のものが活性が高い点で好ましい。また酸化チタンに
アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の酸化物または
水酸化物が混合されたものや、4チタン酸カリウムや6
チタン酸カリウムのような複合金属酸化物の形態のもの
も好適に用いられる。これらの空気浄化反応触媒物質に
よれば、特にイオウ化合物による臭気が高い効率で除去
される。なお、ハニカム体に空気浄化触媒物質を固定ま
たは担持させる手段は、特に限定されるものではない。
また、オゾン除去用ハニカム体63は、上記の第1のハニ
カム体61と同様の構成のハニカム体において、その空気
の流れる方向に伸びる各通気孔の内面に、空気浄化反応
触媒物質の代わりに、オゾンを吸着または分解する性質
を有する、例えば活性炭、酸化マンガン、酸化銅などの
オゾン除去用物質が、単独であるいは複合体の形態で固
定または担持されたものである。このオゾン除去用物質
は、特に紫外線の照射を受けることなしにオゾン除去作
用を有するものである。このオゾン除去用物質をハニカ
ム体に固定または担持させる手段も、勿論限定されるも
のではない。
以上のように、フレーム35において、空気入口36と空気
出口37との間の空気通路に第1のハニカム体61、第2の
ハニカム体62およびオゾン除去用ハニカム体63が保持さ
れてなる浄化ユニット30は、次のようにしてケーシング
1に配設される。
すなわち、第4図に示したように、上面板1Aを取り外し
た状態のケーシング1の浄化ユニット配設領域Rに対
し、浄化ユニット30を、フレーム35の上流側端面の凹溝
g1,g1および下流側端面の凹溝g2,g2の下端を、上流側風
路部材10の両側板12,12の突出縁p1,p1および下流側風路
部材20の両側板12,12の突出縁p3,p3の上端に一致させた
状態とし、この状態から、凹溝g1内に突出縁p1が、また
凹溝g2内に突出縁p3が嵌合しながら相対的に挿入される
よう、すなわち凹溝g1および凹溝g2により突出縁p1およ
び突出縁p3をそれぞれガイドレールとして案内させるこ
とにより、浄化ユニット30を矢印Xのように下方に移動
させ、フレーム35の上板33の突縁部46,46における凹溝g
3,g4内に上流側風路部材10の上板13の突出縁p2および下
流側風路部材20の上板23の突出縁p4がそれぞれ進入され
て嵌合された状態とする。そして、この状態で、ケーシ
ング1の上面板1Aを取り付けることにより、浄化ユニッ
ト30をケーシング1に装着させる。
紫外線放射ランプ50は、浄化ユニット30を装着する以前
に、その両側板32,32に形成されたランプ挿入孔42に予
め挿通させた上で、例えば弾性板よりなるランプ保持部
材などの適宜の手段によって当該両側板32,32に保持さ
せておき、当該浄化ユニット30を装着した後に、電源コ
ード(図示せず)に接続されたソケット51,51を接続さ
せる。これにより、紫外線放射ランプ50の装着および電
気的接続が達成されると共に、当該紫外線放射ランプ50
が、第1のハニカム体61における通気孔Cの出口側開口
を介して通気孔Cの各々の内面に紫外線を照射し、かつ
第2のハニカム体62における通気孔Cの入口側開口を介
して通気孔Cの各々の内面に紫外線を照射する状態に配
置される。この紫外線放射ランプ50としては波長1849Å
の光線を含む紫外線を放射するものが用いられ、例えば
低圧水銀ランプを好ましく用いることができる。
このような構成の空気浄化装置によれば、次のようにし
て空気の浄化が達成される。すなわち、通気ファン5が
駆動されると、その吸引力によって当該空気浄化装置が
配置された場所における外部の空気が空気流入口2から
除塵フィルター4を介してケーシング1内に導入され、
次いでこの空気は上流側風路部材10、浄化ユニット30お
よび下流側風路部材20を通過し、その後空気流出口3か
ら外部に排出される。そして、浄化ユニット30において
は、空気は、先ず第1のハニカム体61を通過し、次にラ
ンプ配設領域Lにおいて紫外線放射ランプ7よりの紫外
線を受け、次に第2のハニカム体62の通気孔Cを通過
し、更にオゾン除去用ハニカム体63の通気孔Cを通過す
る。
その結果、導入される空気は、先ず除塵フィルター4に
よって除塵され、次に第1のハニカム体61および第2の
ハニカム体62の通気孔Cを通過するときに空気浄化反応
触媒物質による浄化がなされる。すなわち、当該第1の
ハニカム体61および第2のハニカム体62の通気孔Cの内
面には紫外線放射ランプ50並びに上側反射ミラー43およ
び下側反射ミラー44よりの紫外線が照射されるため、当
該内面に担持された空気浄化反応触媒物質が励起され、
従って通気孔Cを流過する空気がこの空気浄化反応触媒
物質に接触するため、その作用により空気中の臭気を与
えるイオウ化合物などが化学的に変質されて消臭され
る。
上側反射ミラー43および下側反射ミラー44は紫外線放射
ランプ50よりの紫外線を反射して、当該紫外線放射ラン
プ50とは異なる位置および方向から第1のハニカム体61
および第2のハニカム体62に投射するので、それらの通
気孔Cの内面における紫外線照射面の面積が一層広いも
のとなり、従って消臭効率を向上させる上で有効であ
る。
以上の効果に加え、第1のハニカム体61と第2のハニカ
ム体62との間の空間を流過する空気には、直接的に紫外
線放射ランプ50よりの紫外線が照射されるため、当該空
気の殺菌処理も同時に期待される。
また、前記紫外線放射ランプ50から放射される紫外線に
波長1849Åの光線が含まれていることにより、特にラン
プ配設領域Lを流過する空気中にオゾンが発生する。こ
のオゾンは、その酸化性によって優れた消臭作用を有
し、従って前記空気浄化反応触媒物質による浄化作用と
オゾンによる消臭作用とにより、きわめて高い効率で臭
気を除去することができる。
以上のように、外部から取り入れられた空気が空気浄化
反応触媒物質の作用によって浄化され、あるいは更にオ
ゾンによる消臭作用が発揮されるため、十分に消臭され
て清浄となった空気が空気流出口3より外部に排出され
る。そして、このような空気の浄化作用が継続して行わ
れることにより、室内の環境をきわめて快適な状態に維
持することができる。
また、第2のハニカム体62に続いてオゾン除去用ハニカ
ム体63が設けられているため、紫外線放射ランプ50より
放射される波長1849Åの紫外線の強度が大きくて過剰の
オゾンが発生される場合にも、オゾン除去用ハニカム体
63により、当該過剰のオゾンが吸着または分解されて除
去されて空気流出口3より外部に排出されることが防止
され、その結果、オゾンによる十分に高い消臭作用を得
ながら過剰のオゾンによる不快臭が放散されることが防
止される。
そして本考案においては、ケーシング1に対して浄化ユ
ニット30が着脱自在に配設されており、しかもこの浄化
ユニット30においては、そのフレーム35に浄化エレメン
トである第1のハニカム体61および第2のハニカム体62
並びにオゾン除去用ハニカム体63が設けられているた
め、それらの作用が低下したときに、浄化ユニット30を
交換することによってそれらの全部を容易に新しいもの
と交換することができ、従って好適な空気浄化効果を回
復することができる。
また、上記のように浄化ユニット30が着脱自在に設けら
れているため、当該浄化ユニット30における第1のハニ
カム体61および第2のハニカム体62に対して好適な状態
で紫外線放射ランプ50を配置することを確保しながら、
しかも当該紫外線放射ランプ50を交換することが容易で
あり、従って特性が劣化したときに当該紫外線放射ラン
プを交換することにより、好適な空気浄化効果を回復す
ることができる。
また、上記実施例のように、空気の流れる方向と交差す
る上下方向に伸びる浄化ユニット30の凹溝g1,g1および
凹溝g2,g2内に、上流側風路部材10の突出縁p1,p1および
下流側風路部材20の突出縁p3,p3が嵌合し、かつ、浄化
ユニット30の突縁部46,46における空気の流れる方向と
交差する幅方向に伸びる凹溝g3,g4内に、上流側風路部
材10の上板13の突出縁p2および下流側風路部材20の上板
23の突出縁p4がそれぞれ嵌合されているため、浄化ユニ
ット30の空気入口36および空気出口37がそれぞれ上流側
風路部材10および下流側風路部材20の風路と完全に連通
した状態に連結され、従っていわゆる風が漏れることが
防止されるため、この点においてもきわめて高い効率で
空気浄化を達成することができる。
しかも、上下方向に伸びる凹溝g1およびg2と、突出縁p1
およびp3とにより、浄化ユニット30のケーシング1に対
する装着案内機構が構成されるので、浄化ユニット30の
装着および取り外しをきわめて容易に行うことができ
る。
本考案は上述の実施例に限定されず、種々の態様で実施
することができる。例えば、浄化ユニットには、他の浄
化エレメントを設けることも可能である。また、本考案
においては、上流側風路部材10の存在は必須のことでは
ない。この理由は、使用目的によっては、通気ファン5
によって浄化ユニット30を通過した空気は既に浄化され
たものであるから、これを確実に外部に排出することが
高い効率を実現するために必要であるのに対し、浄化ユ
ニット30に供される空気はいずれの部分から導入された
ものであってもよいからである。すなわち、空気流入口
2以外から導かれてきた空気であってもよいのである。
以上のように本考案によれば、その使用においては、通
気ファンにより導入された外部の空気が第1のハニカム
体および第2のハニカム体を流過し、これらのハニカム
体の通気孔の内面の空気浄化反応触媒物質が紫外線放射
ランプおよび反射ミラーからの紫外線の照射によって励
起されるため当該流過する空気が浄化され、また紫外線
放射ランプからは波長1849Åの光線を含む紫外線が放射
されるために流過する空気にオゾンが発生してこのオゾ
ンによる消臭作用が得られると共に過剰のオゾンはオゾ
ン除去用ハニカム体によって除去される。
そして、第1のハニカム体、第2のハニカム体およびオ
ゾン除去用ハニカム体並びに反射ミラーがフレームに一
体的に保持されて浄化ユニットが構成されており、しか
もこの浄化ユニットがケーシングに着脱自在に装着され
ているため、第1のハニカム体、第2のハニカム体また
はオゾン除去用ハニカム体の作用が低下したときには、
当該浄化ユニット全体を新しいものに交換することが容
易であり、また同時に紫外線放射ランプの交換も容易で
あり、従って長い使用可能期間が得られてきわめて経済
的に使用することのできる空気浄化装置が提供される。
また、ケーシング内において、浄化ユニットの下流側領
域にケーシングの空気流出口に通ずる下流側風路部材が
設けられ、浄化ユニットの空気出口側端部に形成された
空気の流れる方向と交差する方向に伸びる凹部または凸
部が、下流側風路部材に形成された凸部または凹部と嵌
合されることにより、浄化ユニットを容易にケーシング
に着脱自在に装着することができると共に、浄化ユニッ
トにおいて浄化作用を受けた空気が空気流出口から確実
に排出され、これにより、空気の浄化を高い効率で達成
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本考案に係る空気浄化装
置の一実施例を示す説明用横断平面図および説明用縦断
正面図、第3図は風路部材についての説明用平面図、第
4図は風路部材および浄化ユニットについての説明用分
解正面図、第5図は下底板を除去して示すフレームの説
明用底面図、第6図はフレームの空気出口側側面図、第
7図はハニカム体についての説明図である。 1…ケーシング、1A…上面板 1B…底板、2…空気流入口 3…空気流出口、4…除塵フィルター 5…通気ファン、6…モータ 10…上流側風路部材、11…空気入口 12…側板、13…上板 20…下流側風路部材、21…空気出口 22…側板、23…上板 30…浄化ユニット、31…下底板 32…側板、33…上板、 35…フレーム、36…空気入口 37…空気出口、40,41…突出縁 42…ランプ挿入孔、43…上側反射ミラー 44…下側反射ミラー、46…突縁部 50…紫外線放射ランプ 51…ソケット、61,62…ハニカム体 63…オゾン除去用ハニカム体 A…波形板、B…平板 C…通気孔、W1…上流側風路 W2…下流側風路 R…浄化ユニット配設領域 H1,H2,H3…浄化エレメント保持領域 L…ランプ配設領域 p1,p2,p3,p4…突出縁 g1,g2,g3,g4…凹溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気流入口および空気流出口を有するケー
    シングと、前記空気流入口から外部の空気をケーシング
    内に取り入れてこれを前記空気流出口に向かって流過さ
    せる通気ファンと、前記ケーシング内の空気流通路上に
    位置するよう着脱自在に配設された浄化ユニットと、波
    長1849Åの光線を含む紫外線を放射する紫外線放射ラン
    プとを有してなり、 前記浄化ユニットは、 空気入口および空気出口を有し、当該空気入口と空気
    出口との間に空気通路を形成する筒状のフレームと、 このフレームにおいて、その空気入口から空気出口に
    向かってこの順に保持された、各々空気の流れる方向に
    伸びる多数の通気孔を有する第1のハニカム体、第2の
    ハニカム体およびオゾン除去用ハニカム体と、 第1のハニカム体と第2のハニカム体との間のランプ
    配設領域におけるフレームの側壁に形成されたランプ挿
    入孔と、 このランプ挿入孔に挿入された紫外線放射ランプの直
    上および直下に位置するよう、前記フレームに設けられ
    た、各々中央が内方に突出する山型の一対の反射ミラー
    と を有してなり、 前記第1のハニカム体および第2のハニカム体の通気孔
    の内面には紫外線の照射により励起される空気浄化反応
    触媒物質が担持され、当該第1のハニカム体および第2
    のハニカム体の通気孔の内面に前記紫外線放射ランプお
    よび反射ミラーよりの紫外線が照射されることを特徴と
    する空気浄化装置。
  2. 【請求項2】ケーシング内において、浄化ユニットの下
    流側領域には、ケーシングの空気流出口に通ずる下流側
    風路部材が設けられ、浄化ユニットの空気出口側端部に
    形成された空気の流れる方向と交差する方向に伸びる凹
    部または凸部が、下流側風路部材に形成された凸部また
    は凹部と嵌合されることにより、当該浄化ユニットが前
    記ケーシングに着脱自在に装着されていることを特徴と
    する請求項1に記載の空気浄化装置。
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