JPH06348082A - 複写機 - Google Patents

複写機

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Publication number
JPH06348082A
JPH06348082A JP5134839A JP13483993A JPH06348082A JP H06348082 A JPH06348082 A JP H06348082A JP 5134839 A JP5134839 A JP 5134839A JP 13483993 A JP13483993 A JP 13483993A JP H06348082 A JPH06348082 A JP H06348082A
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JP
Japan
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paper
image
sheet
copying
sided
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Pending
Application number
JP5134839A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Taruki
隆志 樽木
Hitoshi Hattori
仁 服部
Masayuki Koga
雅之 古賀
Fumiko Kawano
文子 川野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複写モードに合った用紙を選択でき複写ミスを
防止できる複写機を提供する。 【構成】本発明の複写機は、複数の給紙部24,25,
26と、給紙部から給紙された用紙に画像を形成する画
像形成部2と、片面複写時は画像形成後の用紙を排紙し
両面複写の場合には片面画像形成後の用紙を両面用給紙
部27を介して再び画像形成部へ給紙する搬送手段と、
給紙部から給紙された用紙が画像形成部に到達する前に
用紙表面の濃度を検知する手段47,48と、濃度検知
手段によって検知された用紙表面の濃度が通過中に変動
する場合は画像を有する用紙と判断する手段と、画像を
有する用紙と検知された場合にその表示及び警告を行な
う表示手段と、両面複写モード時に画像を有する用紙と
判断された場合はその用紙は両面用経路へは搬送しない
で片面複写時の経路で排紙して複写動作を停止し表示手
段に画像を有する用紙表示と警告表示を行わせる手段と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙の両面に画像形成
を行なう両面複写モードを有する複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、用紙の両面に画像形成を行な
う両面複写モードを有する複写機がよく知られている
が、このような複写機では片面複写モードと両面複写モ
ードを任意に選択することができ、通常の片面複写モー
ドでは、複数の給紙部の中から選択的に用紙を給紙して
画像形成部でその用紙の表面に原稿画像を形成してコピ
ーとして排紙し、両面複写モードでは、画像形成部で給
紙部から給紙された用紙の一方の面に原稿画像を形成し
た後にその用紙を一旦両面用給紙部に搬送し、両面用給
紙部から再び給紙して画像形成部で用紙の他方の面に原
稿画像を複写して両面コピーとして排紙している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、紙のリサイクル
として複写機で片面使用済み用紙を再びコピー用紙とし
て使用する例が少なくない。しかし、複写機において
は、片面使用済み用紙と白紙の両方を複数の給紙部にセ
ットして使用すると、片面使用済み用紙と白紙がどの給
紙部に入っているかが判らなくなる場合がある。一般に
複写機の給紙部内は外部から見えず、片面使用済み用紙
と白紙がどの給紙部に入っているかは原稿を複写してか
らしか判らず、白紙に原稿を複写したい時に片面使用済
み用紙に原稿を複写してしまった際にはそのコピーと複
写作業時間が無駄になる。また、片面使用済み用紙を複
写機にセットして使用している場合、片面コピー時は良
いが、両面コピー時に画像が重なってミスコピーとなっ
てしまい、コピーと複写作業時間が無駄になる。
【0004】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、片面使用済み用紙と白紙の両方をセットして使用
する場合の上記欠点を改善し、複写モードに合った用紙
を選択でき、コピー用紙と複写作業時間の無駄を解消で
きる複写機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、用紙を給紙する給紙部と、この
給紙部から給紙された用紙に画像を形成する画像形成部
と、片面複写モードの時は給紙部から給紙された用紙を
前記画像形成部に搬送し画像形成後の用紙を排紙し、用
紙の両面に画像を形成する両面複写モードの場合には片
面画像形成後の用紙を両面用給紙部を介して再び画像形
成部へ給紙する搬送手段と、前記給紙部から給紙された
用紙が画像形成部に到達する前にその搬送途中で用紙の
両面の濃度を検知する濃度検知手段と、この濃度検知手
段によって検知された用紙表面の濃度が通過中に変動す
る場合は画像を有する用紙と判断する判断手段と、用紙
の表面が画像を有する用紙と検知された場合にその表示
及び警告を行なう表示手段と、両面複写モードが選定さ
れ給紙動作が実行されて画像形成前に上記濃度検知手段
からの信号により画像を有する用紙と判断された場合は
その用紙は両面用給紙部への経路へは搬送しないで片面
複写時の経路で排紙して複写動作を停止し前記表示手段
に画像を有する用紙表示と警告表示を行なわせる制御手
段とを備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の複写機にお
いて、前記給紙部は用紙を選択的に給紙する複数の給紙
部からなり、前記制御手段は、前記判断手段により画像
形成前に画像を有する用紙と判断された給紙部は電源を
切るか着脱しない限りその給紙部の用紙を画像を有する
用紙と判断し、両面複写モード時に、上記画像を有する
給紙部を選定された場合はそのモードは受け付けないで
前記表示手段により警告表示を行なわせることを特徴と
する。
【0007】請求項3の発明は、請求項1,2記載の複
写機において、両面複写モード時の用紙の選定は、同一
サイズの給紙部が2箇所以上ある場合、白紙側の給紙部
を優先的に選択することを特徴とする。
【0008】請求項4の発明は、請求項1,2記載の複
写機において、最初に選択された用紙が画像を有する用
紙であった場合、その用紙は片面複写時の経路で排紙し
て、その用紙と同一サイズの用紙が収納されている他の
給紙部があれば、その給紙部を選定して、再度給紙動作
を実行し、白紙の場合はそのまま両面複写モードを実行
することを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の複写機では、給紙部から用紙が
給紙され、搬送手段によって画像形成部に搬送される。
そして、画像形成部で画像が形成された後、片面複写モ
ードの時は用紙は排紙部に排紙され、また、両面複写モ
ードの時は両面用給紙部に搬送され、再び画像形成部に
給紙される。濃度検知手段は給紙部から給紙された用紙
が画像形成部に到達する前にその搬送途中で用紙の両面
の濃度を検知し、判断手段は濃度検知手段によって検知
された用紙表面の濃度が通過中に変動する場合は画像を
有する用紙と判断する。制御手段は、両面複写モードが
選定され給紙動作が実行されて画像形成前に上記濃度検
知手段からの信号により画像を有する用紙と判断された
場合はその用紙は両面用給紙部への経路へは搬送しない
で片面複写時の経路で排紙して複写動作を停止し前記表
示手段に画像を有する用紙表示と警告表示を行なわせ
る。これにより、無駄なコピー及び複写動作が防止され
る。
【0010】請求項2の複写機では、複数の給紙部から
用紙を選択的に給紙し、制御手段は、判断手段により画
像形成前に画像を有する用紙と判断された給紙部は電源
を切るか着脱しない限りその給紙部の用紙を画像を有す
る用紙と判断し、両面複写モード時に、上記画像を有す
る給紙部を選定された場合はそのモードは受け付けない
で前記表示手段により警告表示を行なわせるため、複写
動作前に用紙情報を得ることができ、両面複写モードに
使用可能な用紙を複写動作前に選定することができるの
で、無駄なコピー及び複写動作が防止される。
【0011】請求項3の複写機では、両面複写モード時
の用紙の選定は、同一サイズの給紙部が2箇所以上ある
場合、白紙側の給紙部を優先的に選択するため、無駄な
コピー及び複写動作が防止され、且つ、両面複写モード
時の動作時間を短縮できる。
【0012】請求項4の複写機では、最初に選択された
用紙が画像を有する用紙であった場合、その用紙は片面
複写時の経路で排紙して、その用紙と同一サイズの用紙
が収納されている他の給紙部があれば、その給紙部を選
定して、再度給紙動作を実行し、白紙の場合はそのまま
両面複写モードを実行するため、無駄なコピー及び複写
動作が防止され、且つ、使用者の手間を省くことができ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す複写機の概
略的構成図、図2は複写機の外観を示す斜視図である。
図2において、符号1で示す部分は原稿セット部であ
り、原稿台であるコンタクトガラスを覆うように圧板あ
るいは自動原稿搬送装置(ADF)が取り付けられてい
る。符号2で示す部分には画像形成部が設けられてお
り、電子写真方式による画像形成が行なわれる。符号3
で示す部分には複数の給紙部が設けられており、用紙が
サイズ毎、あるいは白紙と片面使用済み用紙とに分けら
れて各給紙部に収容されている。また、4は画像形成後
の用紙が排紙される排紙部であり、必要に応じて排紙ト
レイやソータ等が取り付けられる。また、符号5はメイ
ンスイッチ、56は操作部、57は表示部である。
【0014】次に、図1を参照して複写機の構成及び動
作の一例を示す。図1は原稿セット部1に自動原稿搬送
装置11を備えた複写機の例であり、原稿は自動原稿搬
送装置11により又は手動で原稿台(コンタクトガラ
ス)12上にセットされ、露光装置により画像形成部2
の感光体ドラム21に画像露光が行なわれる。すなわ
ち、露光装置の光源13により原稿台12上の原稿が照
明されてその反射光がミラー14〜16、レンズ17、
及びミラー18〜20を介して感光体ドラム21に照射
されると共に可動光学系13〜16の移動により原稿の
走査が行なわれることにより感光体ドラム21に画像露
光が行なわれる。
【0015】画像形成部2は公知の電子写真方式の画像
形成プロセスにより原稿画像のコピーを形成するもので
あり、感光体ドラム21、上記露光装置、帯電チャージ
ャ22、現像装置23、転写用チャージャ33、分離用
チャージャ34、定着装置35、クリーニング装置1
0、除電ランプ等から構成されている。原稿がセットさ
れ、操作部56のスタートキーが押されると、感光体ド
ラム21は駆動部(図示を省略)により回転駆動されて
帯電チャージャ22により均一に帯電された後に上記露
光装置により原稿画像の露光が行なわれ静電潜像が形成
される。この静電潜像は現像装置23のトナーにより現
像されてトナー像となる。給紙部3は白紙及び片面に画
像を有する片面使用済み用紙が収容される複数の給紙部
(給紙ユニット)24〜26及び両面用給紙部27から
なり、第1〜第3給紙部24〜26はそれぞれ着脱自在
に設けられており、例えば、第1給紙部24には白紙が
セットされ、第2,第3給紙部25,26には片面使用
済み用紙がセットされる。
【0016】通常の片面複写モードでは、第1〜第3給
紙部24〜26のうちの選択された給紙部から用紙が給
紙コロ28〜30の何れかにより給紙され、その用紙は
搬送路31に沿って搬送コロ31a〜31dによりレジ
ストローラ32へ搬送される。また、手差しテーブル4
9が引き倒されて手差しテーブル49から手差しで挿入
された用紙は送りローラ50によりレジストローラ32
へ搬送される。レジストローラ32は搬送されてきた用
紙を感光体ドラム21上のトナー像に合わせて送り出
し、その用紙は転写用コロナチャージャ33により感光
体ドラム21上のトナー像が一方の面に転写されて分離
用コロナチャージャ34により感光体ドラム21から分
離される。そして感光体ドラム21から分離された用紙
は定着装置35によりトナー像が定着されて片面コピー
となり、排紙ローラ36により外部へ排出される。ま
た、感光体ドラム21はトナー像転写後、クリーニング
装置10によりクリーニングされ、そして除電ランプに
より除電されて次の画像形成動作の待機状態となる。
【0017】また、両面複写モードでは、通常の片面複
写時と同様にしてまず片面コピーが形成され、定着装置
35通過後にこの片面コピー済用紙が偏向爪38により
両面用搬送路39へ送られ両面用搬送コロ40を介して
両面用給紙部27に搬送され、両面用給紙部27で表裏
の面を反転され両面用給紙部内のトレイにストックされ
る。その後、画像形成動作に合わせて両面用給紙部27
から片面コピー済用紙が搬送路31に給紙されてレジス
トローラ32へ搬送され、レジストローラ32が感光体
ドラム21上のトナー像に合わせてその片面コピー済用
紙を送り出す。そして、転写用コロナチャージャ33に
より感光体ドラム21上のトナー像が片面コピー済用紙
の他方の面(画像が形成されていない側の面)に転写さ
れた後、分離用コロナチャージャ34により感光体ドラ
ム21から分離される。そして感光体ドラム21から分
離された用紙は定着装置35によりトナー像が定着され
て両面コピーとなり、排紙ローラ36により外部へ排出
される。また、感光体ドラム21はトナー像転写後、ク
リーニング装置10によりクリーニングされ、そして除
電ランプにより除電されて次の画像形成動作の待機状態
となる。
【0018】さて、図2に示すように、複写機の前面側
パネル面には、スタートキーやテン・キー、用紙選択キ
ー等が配置された操作部56と、各種情報表示用の表示
部が57が設けられており、表示部57は例えば図5に
示すように用紙の種類を表示する表示器43〜45、用
紙確認の警告を行なう表示器46などを有している。ま
た、表示器43は用紙が白紙であることを表示するする
ものであり、表示器44は用紙が片面使用済み用紙であ
ることを表示するものであり、表示器45は用紙が白
紙、片面使用済み用紙以外の用紙であることを表示する
ものである。
【0019】また、図3は各給紙部からの用紙の搬送経
路と、用紙の表面濃度を検知するセンサの配置位置を示
した図である。図3において、給紙部の最上段には両面
用給紙部27があり、その下には上から順に第1給紙部
24、第2給紙部25、第3給紙部26がある。この実
施例では、第1給紙部24に白紙がセットされており、
第2,第3給紙部25,26には片面使用済み用紙がセ
ットされている。片面使用済み用紙のセットは、図3よ
り明らかなように画像を有する面を上に向けてセットす
るのが正しいセット方向であるが、ここでは説明のた
め、第2給紙部25は正しくセットされ、第3給紙部2
6は誤って画像を有する面が下面側に向いた不良コピー
が発生するセット方向とする。
【0020】前述したように、複写動作が開始される
と、第1〜第3給紙部の何れかの給紙部から用紙が給紙
され、搬送コロ31a〜31dで搬送路31通過してレ
ジストローラ32に到達する。この時、用紙が画像形成
部に到達する前にその搬送途中で用紙の両面の濃度を検
知する濃度検知手段として例えば反射型フォトセンサ4
7,48がレジストローラ32の上流側に配置されてお
り、この反射型フォトセンサ47,48は搬送路31に
沿って搬送コロ31a〜31dで搬送される用紙の両側
からその両面の濃度をそれぞれ光学的に検知する。
【0021】ここで、図6は図3の第2給紙部25から
片面使用済み用紙が給紙された時の反射型フォトセンサ
47,48の検知レベルを示した例である。この場合、
フォトセンサ47側が画像を有する面(すなわち、濃度
が変動する面)を検知することになるので、フォトセン
サ47側の出力信号は図6(a)のようにくし歯状に変
動し出力レベルが一定しない。また、フォトセンサ48
側の面は画像の無い面であるから濃度は一定であり、従
ってフォトセンサ48の出力信号は図6(b)のように
一定の出力レベルとなる。また、前述したように、第3
給紙部26は片面使用済み用紙のセット方向が誤ってセ
ットされているとしたが、この場合には、フォトセンサ
48側が用紙の画像を有する面となるため、フォトセン
サ47,48の出力信号は図7のようになる。また、第
1給紙部24から白紙の用紙が給紙された場合は、フォ
トセンサ47,48の出力信号は図6(b)と図7
(a)のように一定のレベルとなる。
【0022】図4は複写機の制御回路の一構成例を示す
ブロック図であり、上記反射型フォトセンサ47,48
からの出力信号は用紙情報検知部51に入力される。用
紙情報検知部51内には基準レベルと上記フォトセンサ
47,48のそれぞれの出力信号のレベルとを比較して
表面濃度の変動を検出し、画像を有する用紙か否かを判
別する判別回路が設けられており、その判別結果を2値
化して用紙情報として主制御部52に送信する。主制御
部52はマイクロコンピュータやメモリ等から構成さ
れ、複写機全体の制御を統括しており、上記用紙情報検
知部51の他、画像形成部2、給紙部3、搬送部55の
各制御系、及び操作部56、表示部57と接続され、操
作部56からのキー入力情報、用紙情報検知部51から
の用紙情報等に応じて各部の制御を行ない、複写動作を
制御する。
【0023】次に、本実施例の複写機による制御動作に
ついて説明する。複写機のメインスイッチ5がオンされ
て電源が投入されると、所定の初期動作が実行された
後、コピー待機状態となる。次に原稿がセットされ、操
作部56のスタートキーが押されると、主制御部52は
給紙部3の第1給紙部24〜第3給紙部26のうち操作
部56で指定されたものを選択し、または原稿サイズ等
に適合したものを自動的に選択する。そして、前述のよ
うに画像形成部2の複写動作を開始させ、給紙部のうち
選択されたものから用紙を給紙させ、搬送部55を制御
して用紙をレジストローラ32まで搬送する。このと
き、搬送中の用紙は、前述したように反射型フォトセン
サ47,48でその表面濃度を検知され、フォトセンサ
47,48の出力信号は用紙情報検知部51に入力さ
れ、画像を有する用紙か否かが判断される。
【0024】ここで、選択された給紙部が第1給紙部2
4の場合は、フォトセンサ47,48の出力信号は図6
(b)や図7(a)のように一定の出力レベルV’とな
るため、用紙情報検知部51により画像を有さない用紙
と判断され、その情報が主制御部52に送信される。主
制御部52はその用紙情報に従って表示部57の表示器
43に白紙の表示を行なわせ、複写動作をそのまま実行
させる。また、用紙が白紙と判断された場合には、片面
複写モード、両面複写モードのどちらの場合もそのまま
複写動作が実行される。
【0025】次に、設定した複写モードが片面複写モー
ドで、選択された給紙部が第2給紙部25の場合は、正
しくセットされた片面使用済み用紙が給紙されるため、
前述したようにフォトセンサ47,48の出力信号は図
6(a),(b)のようになり、フォトセンサ47側の
出力信号レベルがくし歯状に変動するため、用紙情報検
知部51はフォトセンサ47側の面に画像を有する用紙
と判断し、主制御部52に送信する。主制御部52はそ
の用紙情報に従って表示部57の表示器44に使用済み
用紙と表示を行なわせて使用者に情報を伝達する。そし
て、そのまま複写動作を実行して用紙を排紙部4に排紙
し、次の複写動作を実行する。尚、片面複写モードの場
合、片面使用済み用紙が正しくセットされている場合に
は、画像の無い側の面にトナー像が転写され正常なコピ
ーが得られるため、複写動作を継続して実行することが
できるが、1枚目の用紙の排紙後に複写動作を一旦停止
して、表示部57の表示器46に「用紙確認」の警告表
示を行なわせることもできる。
【0026】次に、設定した複写モードが片面複写モー
ドで、選択された給紙部が第3給紙部26の場合は、前
述したように方向を誤ってセットされた片面使用済み用
紙が給紙されるため、前述したようにフォトセンサ4
7,48の出力信号は図7(a),(b)のようにな
り、フォトセンサ48側の出力信号レベルがくし歯状に
変動するため、用紙情報検知部51はフォトセンサ48
側の面に画像を有する用紙と判断し、主制御部52に送
信する。主制御部52はその用紙情報に従って表示部5
7の表示器44に使用済み用紙と表示を行なわせると共
に表示器46に「用紙確認」の警告表示を行なわせて使
用者に情報を伝達する。そして、複写動作を1枚分だけ
行なわせ、そのコピー用紙を排紙部に排紙して複写動作
を停止する。
【0027】尚、各給紙部から給紙された用紙の情報は
主制御部52のメモリに記憶され、給紙部を複写機から
着脱するか本体電源をオフしない限りその情報は継続し
て記憶されているため、その状態で使用者がその給紙部
を選定した場合は、各給紙部に応じた用紙情報が表示部
に表示される。すなわち、上述したセット状態で第1給
紙部24が選定された場合は表示器43により白紙の表
示が行なわれ、第2給紙部25が選定された場合は表示
器44の使用済み用紙の表示が行なわれ、第3給紙部2
6が選定された場合は表示器44の使用済み用紙の表示
と表示器46による用紙確認の警告表示が行なわれる。
また、用紙確認の表示が行なわれた給紙部は、本体から
着脱して用紙を再セットするか本体電源をオフしない限
り給紙動作ができなくなるようにしてもよい。
【0028】次に、両面複写モードが設定された時は以
下の動作を行なう。 設定した複写モードが両面複写モードで、選択され
た給紙部が第2給紙部25または第3給紙部26の場
合、片面使用済み用紙が給紙されるため、上記フォトセ
ンサ47,48の出力信号が図6または図7のようにな
り、用紙情報検知部51により画像を有する用紙と判断
され、その情報が主制御部52に送信される。そして、
主制御部52はその用紙情報に従って表示部57の表示
器44に「使用済み用紙」と表示を行なわせると共に表
示器46に「用紙確認」の警告表示を行なわせて使用者
に情報を伝達する。そして、複写動作を1枚分だけ行な
わせ、そのコピー用紙を片面時の経路で搬送し排紙部に
排紙して複写動作を停止する。
【0029】 また、各給紙部内の用紙情報が既に記
憶された状態で「使用済み用紙」が選定された場合は、
主制御部52は両面複写モードのキー入力は受け付けな
いで、表示部57の表示器44に「使用済み用紙」と表
示を行なわせると共に表示器46に「用紙確認」の警告
表示を行なわせる。
【0030】 また、各給紙部内の用紙情報が既に記
憶された状態で、図3のように白紙が収容された第1給
紙部24と画像を有する使用済み用紙が収容された第
2,第3給紙部25,26とがあり、第1給紙部24の
用紙サイズと第2,第3給紙部25,26の用紙サイズ
の両方またはどちらかが同一サイズの場合で、両面複写
モード時に選定されたサイズの給紙部が2箇所以上ある
場合には、主制御部52は白紙側の給紙部(第1給紙
部)を優先的に選択する。
【0031】 さらに上記において、本体の起動直
後のように、用紙情報としてサイズのみが記憶されてい
る場合には、両面複写モードが設定され、スタートキー
が押されて例えば第3給紙部26から最初に給紙され、
その用紙が画像を有する用紙であった場合、主制御部5
2は上記と同様に制御して用紙を片面複写時の経路で
排紙し、表示部57の表示器44により「使用済み用
紙」の表示を行なわせた後、その用紙と同一サイズの用
紙が収納されている他の給紙部があればその給紙部を選
定して、再度給紙動作を実行する。そしてその給紙部が
例えば、第1給紙部24の白紙であれば表示部57の表
示を表示器43の「白紙」に切り換え、そのまま両面複
写モードを続行する。また、再度給紙された用紙も使用
済み用紙である場合には、表示部57の表示器44に
「使用済み用紙」と表示を行なわせると共に表示器46
に「用紙確認」の警告表示を行なわせ、用紙を片面複写
時の経路で排紙し、複写動作を停止する。
【0032】さて、一般に片面使用済み用紙と白紙が複
写機の多段給紙部にセットされている場合には、使用者
はどの給紙部に片面使用済み用紙がセットされているか
判らない。このような場合、使用者は原稿を複写するか
事前に給紙部を開けるかしない限り、どの給紙部に片面
使用済み用紙がセットされているかの情報を知ることが
できない。しかし、上述したように、本実施例の複写機
においては、片面使用済み用紙と白紙が多段給紙部の何
れかにセットされているような場合においても、複写動
作を実施してから、どの給紙部に片面使用済み用紙がセ
ットされているかの情報を表示部57の表示器43,4
6等で画像形成前に表示して知らせることができ、且
つ、複写モードに合わない用紙が給紙された場合には、
自動的に複写動作を停止することができる。これによ
り、使用者は複写機の前を離れる前にその情報を知るこ
とができるので、複写モードに合った用紙を再セットす
るか他の適正な給紙部を選択することでき、無駄な複写
動作やミスコピーを防止することができる。また、最小
限の時間で次の動作に移らせることが可能となり、時間
を有効に使用することができる。
【0033】また、用紙が片面使用済み用紙であること
を表示部57で表示しただけでは使用者が用紙が片面使
用済み用紙であることに気付かない場合もあるが、両面
複写モードで片面使用済み用紙が給紙された場合には、
用紙を片面複写時の経路で排紙した後、複写動作を一旦
停止して表示部57により使用済み用紙表示と用紙確認
の警告表示とを行なうので、用紙が片面使用済み用紙で
あることを使用者に確実に知らせることができる。この
ため、不必要な複写動作を最小限にでき、経済的な複写
機を実現できる。また、各給紙部24〜26内の用紙が
使用済み用紙と白紙の何れかであるかを各給紙部24〜
26毎の1回の給紙動作で判断することができ、その用
紙情報が主制御部52内のメモリに記憶され、本体の電
源が切られるか、または各給紙部が脱着されて用紙が再
セットされない限りその記憶が残り、各給紙部24〜2
6の選択時にその用紙情報が表示部で表示されるため、
使用者はスタートキーを押す前に用紙情報を知ることが
でき、不必要な複写動作を最小限にできる。
【0034】さらに、本実施例の複写機においては、両
面複写モード時に、各給紙部内の用紙情報が既に記憶さ
れた状態で使用済み用紙が選定された場合は、主制御部
52は両面複写モードのキー入力は受け付けないで、表
示部57の表示器44に「使用済み用紙」と表示を行な
わせると共に表示器46に「用紙確認」の警告表示を行
なわせるため、不必要な複写動作を確実に防止できる。
また、両面複写モード時には、前記,のように、優
先的に白紙がセットされた給紙部が自動的に選定される
ため、ミスコピーや不必要な複写動作を防止できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の複
写機では、用紙を給紙する給紙部と、この給紙部から給
紙された用紙に画像を形成する画像形成部と、片面複写
モードの時は給紙部から給紙された用紙を前記画像形成
部に搬送し画像形成後の用紙を排紙し、用紙の両面に画
像を形成する両面複写モードの場合には片面画像形成後
の用紙を両面用給紙部を介して再び画像形成部へ給紙す
る搬送手段と、前記給紙部から給紙された用紙が画像形
成部に到達する前にその搬送途中で用紙の両面の濃度を
検知する濃度検知手段と、この濃度検知手段によって検
知された用紙表面の濃度が通過中に変動する場合は画像
を有する用紙と判断する判断手段と、用紙の表面が画像
を有する用紙と検知された場合にその表示及び警告を行
なう表示手段と、両面複写モードが選定され給紙動作が
実行されて画像形成前に上記濃度検知手段からの信号に
より画像を有する用紙と判断された場合はその用紙は両
面用給紙部への経路へは搬送しないで片面複写時の経路
で排紙して複写動作を停止し前記表示手段に画像を有す
る用紙表示と警告表示を行なわせる制御手段とを備えた
ことにより、片面使用済み用紙と白紙が複数の給紙部の
何れかにセットされているような場合においても、複写
動作を実施してから、どの給紙部に片面使用済み用紙が
セットされているかの情報を表示手段により画像形成前
に表示して知らせることができ、且つ、複写モードに合
わない用紙が給紙された場合には、自動的に複写動作を
停止することができる。これにより、使用者は複写機の
前を離れる前にその用紙情報を知ることができるので、
複写モードに合った用紙を再セットするか他の適正な給
紙部を選択することでき、無駄な複写動作やミスコピー
を防止することができる。また、最小限の時間で次の動
作に移らせることが可能となり、時間を有効に使用する
ことができる。
【0036】請求項2の複写機では、複数の給紙部から
用紙を選択的に給紙し、制御手段は、判断手段により画
像形成前に画像を有する用紙と判断された給紙部は電源
を切るか着脱しない限りその給紙部の用紙を画像を有す
る用紙と判断し、両面複写モード時に、上記画像を有す
る給紙部を選定された場合はそのモードは受け付けない
で前記表示手段により警告表示を行なわせるため、複写
動作前に用紙情報を得ることができ、両面複写モードに
使用可能な用紙を複写動作前に選定することができるの
で、無駄なコピー及び複写動作が防止され、時間を有効
に使用することができる。また、不必要な複写動作がな
いので経済的である。
【0037】請求項3の複写機では、両面複写モード時
の用紙の選定は、同一サイズの給紙部が2箇所以上ある
場合、白紙側の給紙部を優先的に選択するため、無駄な
コピー及び複写動作が防止され、且つ両面複写モード時
の動作時間を短縮でき、時間を有効に使うことができ
る。また、不必要な複写動作がないので経済的である。
【0038】請求項4の複写機では、最初に選択された
用紙が画像を有する用紙であった場合、その用紙は片面
複写時の経路で排紙して、その用紙と同一サイズの用紙
が収納されている他の給紙部があれば、その給紙部を選
定して、再度給紙動作を実行し、白紙の場合はそのまま
両面複写モードを実行するため、無駄なコピー及び複写
動作が防止され、且つ、使用者の手間を省くことがで
き、時間を有効に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す複写機の概略的構成図
である。
【図2】図1に示す複写機の外観の一例を示す斜視図で
ある。
【図3】図1に示す複写機の用紙搬送経路と用紙の表面
濃度検知用フォトセンサの配置位置の説明図である。
【図4】図1に示す複写機の制御回路の一構成例を示す
ブロック図である。
【図5】図2に示す複写機の表示部の一例を示す要部平
面図である。
【図6】一方の面に画像を有する用紙が給紙された場合
の濃度検知用フォトセンサの出力信号の一例を示す波形
図である。
【図7】一方の面に画像を有する用紙が給紙された場合
の濃度検知用フォトセンサの出力信号の別の例を示す波
形図である。
【符号の説明】
1・・・原稿セット部 2・・・画像形成部 3・・・給紙部 4・・・排紙部 5・・・メインスイッチ 10・・・クリーニング装置 11・・・自動原稿搬送装置(ADF) 12・・・原稿台(コンタクトガラス) 13・・・光源 14,15,18,19,20・・・ミラー 17・・・レンズ 21・・・感光体ドラム 22・・・帯電チャージャ 23・・・現像装置 24・・・第1給紙部 25・・・第2給紙部 26・・・第3給紙部 27・・・両面用給紙部 28,29,30・・・給紙コロ 31・・・搬送路 31a,31b,31c,31d・・・搬送コロ 32・・・レジストローラ 33・・・転写用チャージャ 34・・・分離用チャージャ 35・・・定着装置 36・・・排紙ローラ 38・・・偏向爪 39・・・両面用搬送路 40・・・両面用搬送コロ 43,44,45・・・用紙種類表示器 46・・・警告用表示器 47,48・・・濃度検知手段(反射型フォトセンサ) 51・・・用紙情報検知部 52・・・主制御部 56・・・操作部 57・・・表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川野 文子 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】用紙を給紙する給紙部と、この給紙部から
    給紙された用紙に画像を形成する画像形成部と、片面複
    写モードの時は給紙部から給紙された用紙を前記画像形
    成部に搬送し画像形成後の用紙を排紙し、用紙の両面に
    画像を形成する両面複写モードの場合には片面画像形成
    後の用紙を両面用給紙部を介して再び画像形成部へ給紙
    する搬送手段と、前記給紙部から給紙された用紙が画像
    形成部に到達する前にその搬送途中で用紙の両面の濃度
    を検知する濃度検知手段と、この濃度検知手段によって
    検知された用紙表面の濃度が通過中に変動する場合は画
    像を有する用紙と判断する判断手段と、用紙の表面が画
    像を有する用紙と検知された場合にその表示及び警告を
    行なう表示手段と、両面複写モードが選定され給紙動作
    が実行されて画像形成前に上記濃度検知手段からの信号
    により画像を有する用紙と判断された場合はその用紙は
    両面用給紙部への経路へは搬送しないで片面複写時の経
    路で排紙して複写動作を停止し前記表示手段に画像を有
    する用紙表示と警告表示を行なわせる制御手段とを備え
    たことを特徴とする複写機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の複写機において、前記給紙
    部は用紙を選択的に給紙する複数の給紙部からなり、前
    記制御手段は、前記判断手段により画像形成前に画像を
    有する用紙と判断された給紙部は電源を切るか着脱しな
    い限りその給紙部の用紙を画像を有する用紙と判断し、
    両面複写モード時に、上記画像を有する給紙部を選定さ
    れた場合はそのモードは受け付けないで前記表示手段に
    より警告表示を行なわせることを特徴とする複写機。
  3. 【請求項3】請求項1,2記載の複写機において、両面
    複写モード時の用紙の選定は、同一サイズの給紙部が2
    箇所以上ある場合、白紙側の給紙部を優先的に選択する
    ことを特徴とする複写機。
  4. 【請求項4】請求項1,2記載の複写機において、最初
    に選択された用紙が画像を有する用紙であった場合、そ
    の用紙は片面複写時の経路で排紙して、その用紙と同一
    サイズの用紙が収納されている他の給紙部があれば、そ
    の給紙部を選定して、再度給紙動作を実行し、白紙の場
    合はそのまま両面複写モードを実行することを特徴とす
    る複写機。
JP5134839A 1993-06-04 1993-06-04 複写機 Pending JPH06348082A (ja)

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