JPH0634756U - 二液混合型のスプレーガン - Google Patents

二液混合型のスプレーガン

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JPH0634756U
JPH0634756U JP7848092U JP7848092U JPH0634756U JP H0634756 U JPH0634756 U JP H0634756U JP 7848092 U JP7848092 U JP 7848092U JP 7848092 U JP7848092 U JP 7848092U JP H0634756 U JPH0634756 U JP H0634756U
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JP
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spray gun
gun
mixed
gel coat
gun head
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JP7848092U
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Inventor
真 水口
勝則 竹松
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太陽インダストリー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプレーガン内の目詰まりを起き難くし、ま
た洗浄作業が容易になり、さらに粒の大きな模様を造る
ことができ、しかも長時間の成形作業に耐え得る二液混
合型のスプレーガンを提供する。 【構成】 スプレーガン15の本体となる本体フレーム
14にガンヘッド15を設け、該ガンヘッド15に噴射
口16を有するノズル部17を設け、該ノズル部17に
二液混合される主剤Aと硬化剤Bとを混ぜ合わせるスタ
ティックミキサ18およびエア供給部19を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、二液混合型のスプレーガンに係り、更に詳しくは、スプレーガン内 の目詰まりを起き難くし、また洗浄作業が容易になり、さらに粒の大きな模様を 造ることができ、しかも長時間の成形作業に耐え得る二液混合型のスプレーガン に関する。
【0002】
【従来の技術】
スプレーガンは、製品の表面や建物の壁面に塗料を吹き付ける塗装用のものと して広く知られている。 ところで、近年、不飽和ポリエステル樹脂を主原料としたFRP成形物の製造 において、成形物の表面に色模様を施すためにスプレーガンが用られている。こ のスプレーガンからは、主剤と硬化剤からなる二液混合タイプの着色ゲルコート 樹脂が噴出される。従来、二液混合型のスプレーガンとして、例えは特開平3− 21362号公報の多重色模様塗装用スプレーガンが知られている。 このものは、予め主剤と硬化剤がそれぞれ混合された複数色の着色ゲルコート 樹脂を、スプレーガンのガンヘッドに接続した複数個の容器内にそれぞれ個別に 貯留しておき、これらの複数色の着色ゲルコート樹脂をガンヘッドに設けた1個 の噴射口の直前で混合して成形型の型面に吹き付けるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の二液混合型のスプレーガンは、このようにそれぞれ の着色ゲルコート樹脂が、予め主剤と硬化剤を混合した状態で容器内に貯留され ているので、着色ゲルコート樹脂が噴射口から吹き付けられる前に硬化して噴射 口や容器内で目詰まりが起き易いという問題点があった。このため、洗浄時には 噴射口から容器にかけて広い範囲で洗浄しなければならなず、使用後の洗浄作業 が大変であった。 そこで、並設された2個の噴射口から主剤と硬化剤をそれぞれ別個に吹き付け て、吹き付け直後に両剤を混合する外部混合型のスプレーガンを用いたり、仮に スプレーガンのガンヘッドにモータ付きの攪拌装置を設けて、吹き付け直前で両 剤を混合させることが考えられるが、前者の外部混合型のスプレーガンでは外部 混合できる主剤と硬化剤は霧状の微細な粒どうしでなければうまく混合できず、 従って御影石模様のような一粒の大きさが1mm前後という大きな液滴状のものは 外部混合できないという問題点があり、また後者の攪拌装置を設けた場合ではモ ータ付きの攪拌装置によりスプレーガンの重量が嵩み、長時間の成形作業には適 さないことが推測される。 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、スプレーガン内の目詰まり を起き難くし、また洗浄作業が容易になり、さらに粒の大きな模様を造ることが でき、しかも長時間の成形作業に耐え得る二液混合型のスプレーガンを提供する ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の二液混合型のスプレーガンは、スプレーガンの 本体となる本体フレームにガンヘッドを設け、該ガンヘッドに噴射口を有するノ ズル部を設け、該ノズル部に二液混合される主剤と硬化剤とを混ぜ合わせるスタ ティックミキサおよびエア供給部を設けた構成としている。 また、請求項2記載の二液混合型のスプレーガンは、前記ノズル部に前記スタ ティックミキサおよび前記エア供給部が設けられた前記ガンヘッドを、前記本体 フレームに複数個設けた構成としている。
【0005】
【作用】
請求項1、2記載の二液混合型のスプレーガンにおいては、主剤と硬化剤はス タティックミキサにより混合されてガンヘッドに流入し、ここでエア供給部から 供給された高圧のエアにより混合後直ちに噴射口から噴射されるので、この混合 から噴射までの時間が短くなりスプレーガン内の目詰まりが起き難く、また混合 状態の主剤と硬化剤が流通する範囲は、スタティックミキサからガンヘッドの噴 射口までの比較的容積が狭い範囲であり、よって使用後の洗浄作業が容易になり 、さらに両剤の混合は噴射前に行われるので、主剤が着色ゲルコート樹脂の場合 にはガンヘッド内の調整により噴射によりできた着色ゲルコート層には粒の小さ な模様だけでなく粒の大きな模様をつくることができ、しかも両剤の混合手段に 重量が軽いスタティックミキサを採用したのでスプレーガンが軽量になって長時 間の成形作業に耐え得る。 特に、請求項2記載の二液混合型のスプレーガンにおいては、複数個のガンヘ ッドの噴射口から主剤と硬化剤からなる混合物を複数品種同時に噴射することに より、例えば主剤を着色ゲルコート樹脂とした場合には、各色の着色ゲルコート 樹脂が互いに混ざり合わず、複数色の着色ゲルコート樹脂の混合による中間色の 発生を防止して、色目が明瞭な再現性のある多色模様を得ることができる。
【0006】
【実施例】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施例につき説明し 、本考案の理解に供する。 ここに、図1は本考案の一実施例に係る二液混合型のスプレーガンの斜視図、 図2は同スプレーガンの正面図、図3は同スプレーガンの側面図、図4(a)は 本考案の一実施例に係る二液混合型のスプレーガンを使用した多重色模様を有す る成形物の着色ゲルコート層の成形中の拡大断面図、図4(b)は同裏打ち層の 成形中の拡大断面図、図4(c)は同成形型の嵌合中の拡大断面図、図5は同製 造された成形物の一部拡大平面図を示す。
【0007】 図1に示すように、本考案の一実施例に係る二液混合型のスプレーガン10は 本体フレームの一構成体としてのグリップ11の上部に操作スイッチ12を設け ており、グリップ11の下部には操作用のエアE1の吸排気部13を設けている 。グリップ11上には本体フレームの他の構成体としての横長なL字鋼状の連結 部材14を設けており、連結部材14には3個のガンヘッド15(15a、15 b、15c)を横並び状態で取り付けている。各々のガンヘッド15の先端部に は材料の噴射口16が開口された3個のノズル部17を設けており、各ガンヘッ ド15の下部にはモータを有する攪拌装置を用いなくても二液の混合が可能なス タティックミキサ(静止型ミキサ)18およびエア供給部の一例としてのエアチ ューブ19を一組づつ垂設している。また、各ガンヘッド15のスタティックミ キサ18とエアチューブ19の下端部には、3個のジョイントブロック20(2 0a、20b、20c)が連結されている。
【0008】 図2、3に示すように、それぞれのジョイントブロック20内には、スタティ ックミキサ18に連通する材料供給路21と、エアチューブ18に連通してエア E2が圧送されるL字形に屈曲したエア供給路22とが左右に配設されている。 また、それぞれのジョイントブロック20の前部には、材料供給路21に連通し て着色剤が添加された不飽和ポリエステル樹脂からなる主剤A(A1、A2、A 3)を供給する主剤路23と、硬化剤Bを供給する硬化剤路24とが上下に配設 されている。ジョイントブロック20aの主剤A1は白色の着色ゲルコート樹脂 であり、ジョイントブロック20bの主剤A2は灰色の着色ゲルコート樹脂であ り、ジョイントブロック20cの主剤A3は黒色の着色ゲルコート樹脂であって 、それぞれ3個の比較的低圧なポンプ25により各々の主剤路23に供給される 。なお、主剤A1〜A3は、それぞれ硬化剤Bが混合されて着色ゲルコート樹脂 A1´、A2´、A3´となる。また、図3に示すようにそれぞれのジョイント ブロック20の主剤路23側の後部には、パイロットシリンダ26を設けている 。以下、図3を参照してパイロットシリンダ26を詳細に説明する。
【0009】 ジョイントブロック20の主剤路23側の後部には気室27が形成されており 、気室27の外部側の開口部を被うようにピストンケース28を設けている。ピ ストンケース28内には、スプリング29により常時、主剤路23側に付勢され たピストン30をオーリング31を介して収納している。また、ピストン30の 内面には、気室27を通過して主剤路23側へ延びる長尺なロッド32を設けて いる。ロッド32の先端部には、主剤路23の排出側の開口部を開閉する弁33 を設けており、気室27の材料供給路21側の開口部には、ロッド32との隙間 を埋める一対のパッキン34を配設している。また、ジョイントブロック20の 下部には、グリップ11側から供給されるエアE1の流入孔35が気室27に連 通状態で穿孔されている。操作スイッチ12を押すとグリップ11側からのエア E1は流入孔35から気室27内に圧送され、スプリング29のばね力に抗して ピストン30をピストンケース28内に押し込み、これによりロッド32が同図 矢印方向に引かれて、主剤路23と材料供給路21を連通させる。次に、同じく 図3を参照しながら、硬化剤Bがそれぞれの硬化剤路24に流入される流入経路 を詳細に説明する。
【0010】 図3に示すように、硬化剤路24の下流側の開口部には常閉のチェック弁36 を設けており、また吸排気部13からパイロットシリンダ26にエアE1を供給 する流路系の途中に圧力スイッチ37を設けている。この流路系にエアE1が流 れて圧力スイッチ37に入力があるとポンプ38が作動し、硬化剤Bはそれぞれ のジョイントブロック20の硬化剤路24に供給され、硬化剤Bの流圧により開 弁したチェック弁36を経て材料供給路21内に流入する。 図1に示すように、それぞれのエア供給路22は、常時エアを供給する外設の ブロア装置39に接続されており、空気圧装置39よりエアE2がそれぞれのジ ョイントブロック20のエア供給路22内に供給される。なお、このブロア装置 39は前記グリップ11の吸排気部13にエアE1を供給するブロア装置を兼務 している。
【0011】 次にまた、図3に示すように、それぞれのジョイントブロック20の下部には 、材料供給路21に連結した洗浄剤Cの流入部40を突設している。スプレ作業 の終了後、流入部40に洗浄剤Cを供給する洗浄系を接続し、ポンプ41により 流入部40内に洗浄剤Cを供給すると、供給された洗浄剤Cの流圧により流入部 40内に設けられた常閉のチェック弁42が開弁され、洗浄剤Cは材料供給路2 1、スタティックミキサ18の内部流路そしてガンヘッド15やノズル部17内 の流路に圧送されて、これらの流路および噴射口16を洗浄する。
【0012】 次に、このスプレーガン10の動作を説明する。図3に示すように、グリップ 11を握って操作スイッチ12を押すと、吸排気部13からのエアE1の主流は 、それぞれのジョイントブロック20に配設されたパイロットシリンダ26の流 入孔35から気室27内に流入し、スプリング29のばね力に抗してピストン3 1を後方に押し込み、ロッド32が後退して主剤路23を塞ぐ弁33が開弁する 。これにより、それぞれのポンプ25により主剤路23内まで供給された主剤A は材料供給路21内に流入する(図2参照)。一方、吸排気部13から排気され たエアE1の一部は圧力スイッチ37を入力させてポンプ38を作動させ、硬化 剤Bがそれぞれのジョイントブロック20の硬化剤路24内に流入し、チェック 弁36を開弁させて同じく材料供給路21内に流入する。
【0013】 それぞれのジョイントブロック20の材料供給路21内では、主剤Aと硬化剤 Bが混在状態になり、その後スタティックミキサ18内に流入して、このミキサ 18を通過することにより両剤A、Bは完全混合されて着色ゲルコート樹脂A1 ´〜A3´になり、ガンヘッド15内の流路に流れ込む。このとき、ブロア装置 39からのエアE2がエア供給路22およびエアチューブ18を経てガンヘッド 15内のニードル弁が設けられた流路に供給されており、このエアE2により霧 状態にされた主剤Aと硬化剤Bは、ノズル部17内の流路を経て、それぞれの噴 射口16から各々混ざり合うことなく個別に噴射される。すなわち、図1に示す ようにガンヘッド15a側の噴射口16からは白色の着色ゲルコート樹脂A1´ が噴射され、ガンヘッド15b側の噴射口16からは灰色の着色ゲルコート樹脂 A2´が噴射され、ガンヘッド15c側の噴射口16からは黒色の着色ゲルコー ト樹脂A3´が噴射される。 このように、主剤Aと硬化剤Bはスタティックミキサ18により混合されてガ ンヘッド15に流入し、ここで混合後直ちにエアチューブ18から供給された高 圧のエアにより噴射口16から噴射されるので、従来手段のように、予め主剤A と硬化剤Bを混合状態で容器内に貯留し、混合から吹き付けまでの間に比較的長 時間かかるものに比べて、この混合から噴射までの時間が短くなり硬化によるス プレーガン10内の目詰まりが起き難い。また、両剤A、Bの混合手段に重量が 軽いスタティックミキサ18を採用したので、例えばモータなどを用いた攪拌装 置を使うものに比べてスプレーガン10が軽量になり、これにより長時間にわた って成形作業を行っても疲れ難い。
【0014】 次に、スプレーガン10の洗浄時には、図3に示すように、それぞれのジョイ ントブロック20の流入部40に外設の洗浄系を接続し、ポンプ41により洗浄 剤Cをこの流入部40に供給すると、洗浄剤Cの流圧により流入部40内のチェ ック弁42が開弁し、洗浄剤Cは材料供給路21内に流入してスプレーガン10 の主剤流路系を洗浄する。このように、混合状態の主剤Aと硬化剤Bが流通する 範囲は、スタティックミキサ18からガンヘッド15の噴射口16までの比較的 容積が小さい範囲であり、よって使用後の洗浄作業が容易になる。 このスプレーガン10は、図4に示すような上下型43、44により成形され る成形物45の成形工程に使用される。続いて、スプレーガン10を用いた多重 色模様を有する成形物の製造方法について説明する。
【0015】 図4(a)に示すように、スプレーガン10を下に向けて操作スイッチ12を 押すと、ガンヘッド15a側のノズル部17の噴射口16からは白色の着色ゲル コート樹脂A1´が、またガンヘッド15b側の噴射口16からは灰色の着色ゲ ルコート樹脂A2´が、さらにガンヘッド15c側の噴射口16からは黒色の着 色ゲルコート樹脂A3´が、それぞれ混ざり合わない霧状態で下型43の型面に 吹き付けられる。これにより、色目が明瞭な多重色模様の一例としての御影石模 様の着色ゲルコート層46が設けられる。このように、両剤A、Bの混合は噴射 口16からの噴射前に行われるので、外部混合式の従来手段のもののように、噴 射される混合物は霧状のものに限定されるのに対して、本手段ではガンヘッド1 5内のニードル弁の調整により、この御影石のような粒の大きな液滴状の着色ゲ ルコート樹脂A1´〜A3´を噴射できるので、着色ゲルコート層46には粒の 小さな模様だけでなく粒の大きな模様を造ることができる。
【0016】 次いで、図4(b)に示すように、着色ゲルコート層46上に裏打ち材を塗布 して所定厚さの裏打ち層47を積層する。本実施例の裏打ち材は、結合材として の不飽和ポリエステル樹脂に、石粉および水酸化アルミニウム粉末からなる充填 材を添加したものが採用されているが、これに限定しなくても、例えばFRPな どのその他の裏打ち材であってもかまわない。 次にまた、図4(c)に示すように、下型43に上型44を嵌合して成形物4 5を成形し、その後これを成形型から脱型する。図5に示すように、こうして製 造された成形物45の表面には、白色、灰色、黒色の色目が明瞭な御影石模様が 現出される。
【0017】 このように、下型43の型面に、スプレーガン10の操作により3つの噴射口 17から3色の着色ゲルコート樹脂A1´〜A3´をそれぞれ分離状態で噴射す ると、各色の着色ゲルコート樹脂A1´〜A3´は互いに混ざり合うことなく吹 き付けられるので、従来手段のものでは噴射口からの噴射前の混合により中間色 が発生して模様の色目がぼやけたり、同じ模様ができにくいかったのに比べて、 複数色の着色ゲルコート樹脂の混合による中間色の発生がなくなり、この型面上 に図5に示すような色目が明瞭な再現性のある御影石模様の着色ゲルコート層4 6ができる。
【0018】 以上、本考案の実施例を説明したが、本考案はこれらの実施例に限定されるも のではなく、要旨を逸脱しない範囲での設計変更などがあっても本考案に含まれ る。 例えば、実施例では、二液混合型のスプレーガンとして、ガンヘッドが3個の 3頭式のスプレーガンを示したが、これに限定しなくても、例えば図6に示すよ うなガンヘッド15が1個の単頭式のスプレーガン50や、ガンヘッドが2個ま たは4個以上のその他の多頭式のスプレーガンであってもよい。 また、実施例では、二液混合型のスプレーガンにより噴射される材料として着 色ゲルコート樹脂を示したが、これに限定しなくても、その他二液混合型のスプ レー素材であればどのようなものでもよい。
【0019】
【考案の効果】
請求項1、2記載の二液混合型のスプレーガンにおいては、このように主剤と 硬化剤はスタティックミキサにより混合されてガンヘッドに流入し、ここで混合 後直ちにエア供給部から供給された高圧のエアにより噴射口から噴射されるので 、この混合から噴射までの時間が短くてスプレーガン内の目詰まりが起き難く、 また混合状態の主剤と硬化剤が流通する範囲は、スタティックミキサからガンヘ ッドの噴射口までの比較的容積が小さい範囲になり、よって使用後の洗浄作業が 容易であり、さらに両剤の混合は噴射前に行われるので、ガンヘッド内の調整に より粒の小さな模様だけでなく粒の大きな模様を造ることができ、しかも両剤の 混合手段にモータなど用いないスタティックミキサを採用したのでスプレーガン が軽量になって長時間の成形作業に耐え得る。 特に、請求項2記載の二液混合型のスプレーガンにおいては、複数個のガンヘ ッドの噴射口から主剤と硬化剤からなる混合物を複数品種同時に噴射できるので 、例えば主剤を着色ゲルコート樹脂とした場合には、各色の着色ゲルコート樹脂 が互いに混ざり合わず複数色の着色ゲルコート樹脂の混合による中間色の発生を 防止して、色目が明瞭な再現性のある多色模様を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る二液混合型のスプレー
ガンの斜視図である。
【図2】同スプレーガンの正面図である。
【図3】同スプレーガンの側面図である。
【図4】(a) 本考案の一実施例に係る二液混合型の
スプレーガンを使用した多重色模様を有する成形物の着
色ゲルコート層の成形中の拡大断面図である。 (b) 同裏打ち層の成形中の拡大断面図である。 (c) 同成形型の嵌合中の拡大断面図である。
【図5】同製造された成形物の一部拡大平面図である。
【図6】本考案の他の二液混合型のスプレーガンの斜視
図である。
【符号の説明】
10 スプレーガン 11 グリップ(本体フレーム) 12 操作スイッチ 13 吸排気部 14 連結部材(本体フレーム) 15 ガンヘッド 15a ガンヘッド 15b ガンヘッド 15c ガンヘッド 16 噴射口 17 ノズル部 18 スタティックミキサ 19 エアチューブ 20 ジョイントブロック 20a ジョイントブロック 20b ジョイントブロック 20c ジョイントブロック 21 材料供給路 22 エア供給路 23 主剤路 24 硬化剤路 25 ポンプ 26 パイロットシリンダ 27 気室 28 ピストンケース 29 スプリング 30 ピストン 31 オーリング 32 ロッド 33 弁 34 パッキン 35 流入孔 36 チェック弁 37 圧力スイッチ 38 ポンプ 39 ブロア装置 40 流入部 41 ポンプ 42 チェック弁 43 上型 44 下型 45 成形物 46 着色ゲルコート樹脂 47 裏打ち層 50 二液混合型のスプレーガン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプレーガンの本体となる本体フレーム
    にガンヘッドを設け、該ガンヘッドに噴射口を有するノ
    ズル部を設け、該ノズル部に二液混合される主剤と硬化
    剤とを混ぜ合わせるスタティックミキサおよびエア供給
    部を設けたことを特徴とする二液混合型のスプレーガ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記ノズル部に前記スタティックミキサ
    および前記エア供給部が設けられた前記ガンヘッドを、
    前記本体フレームに複数個設けたことを特徴とする請求
    項1記載の二液混合型のスプレーガン。
JP7848092U 1992-10-15 1992-10-15 二液混合型のスプレーガン Pending JPH0634756U (ja)

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102201137B1 (ko) * 2020-08-07 2021-01-08 오철규 단열블록 접합용 혼합 본딩액 도포 장치

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