JPH0463744B2 - - Google Patents
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- JPH0463744B2 JPH0463744B2 JP7331987A JP7331987A JPH0463744B2 JP H0463744 B2 JPH0463744 B2 JP H0463744B2 JP 7331987 A JP7331987 A JP 7331987A JP 7331987 A JP7331987 A JP 7331987A JP H0463744 B2 JPH0463744 B2 JP H0463744B2
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、スプレーガンの改良に関する。
例えば、主剤と硬化剤からなるエポキシ樹脂塗
料やウレタン塗料などの二液型塗料に用いられる
スプレーガンとしては、従来より混合器を付設し
た構造のものと、二頭ノズル式構造のものが知ら
れている。即ち、混合器を付設したスプレーガン
は該ガン本体のハンドルの下端に主剤供給管及び
硬化剤供給管が連結されたミキサーマニホールド
を取着し、該マニホールドをガン本体の塗料供給
路にスクリユーを内蔵した導管を介して連結した
構造になつている。後者の二頭ノズル式のスプレ
ーガンは、主剤及び硬化剤を噴射させるためのノ
ズル部を2つ備えた構造になつている。
料やウレタン塗料などの二液型塗料に用いられる
スプレーガンとしては、従来より混合器を付設し
た構造のものと、二頭ノズル式構造のものが知ら
れている。即ち、混合器を付設したスプレーガン
は該ガン本体のハンドルの下端に主剤供給管及び
硬化剤供給管が連結されたミキサーマニホールド
を取着し、該マニホールドをガン本体の塗料供給
路にスクリユーを内蔵した導管を介して連結した
構造になつている。後者の二頭ノズル式のスプレ
ーガンは、主剤及び硬化剤を噴射させるためのノ
ズル部を2つ備えた構造になつている。
しかしながら、上記混合器を付設した構造のス
プレーガンでは粘度の異なる主材及び硬化剤を混
合器に導入し、導管内のスクリユーで混合するた
め、充分かつ均一な混合がなされず、ガン本体前
面から所定圧力の空気と共に基材に噴霧される。
その結果、基体表面内での塗料膜の硬化速度等が
変化するため、基体表面に均一かつ一様な膜質及
び強度を有する塗膜を形成することが困難であつ
た。しかも、ガン本体に混合器を付設するためス
プレーガンの重量が重くなつたり、大型化する問
題があつた。一方、二頭ノズル式構造のスプレー
ガンでは基体表面に噴射する直前で夫々のノズル
から噴射された主剤と硬化剤を混合するため、そ
の混合比率が変動し易く、所定比率で混合された
塗料を基体表面に噴射することが困難であつた。
その結果、基体表面内での塗料膜の硬化速度等が
著しく変化するため、基体表面に均一かつ一様な
膜質及び強度を有する塗膜を形成できない問題が
あつた。
プレーガンでは粘度の異なる主材及び硬化剤を混
合器に導入し、導管内のスクリユーで混合するた
め、充分かつ均一な混合がなされず、ガン本体前
面から所定圧力の空気と共に基材に噴霧される。
その結果、基体表面内での塗料膜の硬化速度等が
変化するため、基体表面に均一かつ一様な膜質及
び強度を有する塗膜を形成することが困難であつ
た。しかも、ガン本体に混合器を付設するためス
プレーガンの重量が重くなつたり、大型化する問
題があつた。一方、二頭ノズル式構造のスプレー
ガンでは基体表面に噴射する直前で夫々のノズル
から噴射された主剤と硬化剤を混合するため、そ
の混合比率が変動し易く、所定比率で混合された
塗料を基体表面に噴射することが困難であつた。
その結果、基体表面内での塗料膜の硬化速度等が
著しく変化するため、基体表面に均一かつ一様な
膜質及び強度を有する塗膜を形成できない問題が
あつた。
本発明は、上記従来の問題点を解決するために
なされたもので、二液型塗料等をガン本体内で均
一に混合でき、かつ軽量でコンパクトなスプレー
ガンを提供しようとするものである。
なされたもので、二液型塗料等をガン本体内で均
一に混合でき、かつ軽量でコンパクトなスプレー
ガンを提供しようとするものである。
本発明は、ハンドルを下部に有するガン本体
と、このガン本体の軸方向に設けられ、先端に第
1ノズルが形成された流路と、前記ガン本体に設
けられ、噴射口が前記第1ノズル近傍の本体前面
に開孔された空気路と、前記流路の途中に夫々連
通され、互いに異なる所定圧力の溶液を供給する
ための第1、第2の供給路と、これら供給路間の
前記流路部分に形成されたテーパ状の第2ノズル
と、前記流路内に進退自在に挿入され、先端が前
記第2ノズルまで達する中空状の第1ニードル
と、この第1ニードルの中空部を通して前記流路
内に進退自在に挿入され、先端が前記第1ノズル
まで達する第2ニードルと、前記第1、第2ニー
ドルを順次動作させて前記流路の第2ノズル、第
1ノズルを逐次開閉させる引金とを具備したこと
を特徴とするスプレーガンである。
と、このガン本体の軸方向に設けられ、先端に第
1ノズルが形成された流路と、前記ガン本体に設
けられ、噴射口が前記第1ノズル近傍の本体前面
に開孔された空気路と、前記流路の途中に夫々連
通され、互いに異なる所定圧力の溶液を供給する
ための第1、第2の供給路と、これら供給路間の
前記流路部分に形成されたテーパ状の第2ノズル
と、前記流路内に進退自在に挿入され、先端が前
記第2ノズルまで達する中空状の第1ニードル
と、この第1ニードルの中空部を通して前記流路
内に進退自在に挿入され、先端が前記第1ノズル
まで達する第2ニードルと、前記第1、第2ニー
ドルを順次動作させて前記流路の第2ノズル、第
1ノズルを逐次開閉させる引金とを具備したこと
を特徴とするスプレーガンである。
本発明によれば、ガン本体の第1、第2の供給
路に互いに異なる所定圧力の溶液(例えば塗料を
形成する主剤及び硬化剤)の導管を接続し、夫々
導管から主剤及び硬化剤を前記第1、第2供給路
に供給した状態で引金を引くと、第1ニードルの
先端で閉じられた流路の第2ノズルが開いて第2
の供給路に供給された所定圧力の硬化剤が該ノズ
ルから第1供給路に供給された所定圧力の主剤に
噴射されて混合、撹拌され、更に前記引金を引く
ことにより第2ニードル先端で閉じられた流路先
端の第1ノズルが開き、前記第2ノズルで予め均
一に混合された主剤と硬化剤からなる塗料がガン
本体前面の噴射口から噴射される圧縮空気と共に
噴射される。従つて、ガン本体で主剤と硬化剤が
均一に混合された塗料を基体表面に噴射できるた
め、均一で一様な膜質、強度を有する塗膜を形成
できる。また、ガン本体内で主剤と硬化剤とを均
一に混合できるため、従来のように混合器を別途
付設する必要がなく、軽量でコンパクトなスプレ
ーガンを実現できる。
路に互いに異なる所定圧力の溶液(例えば塗料を
形成する主剤及び硬化剤)の導管を接続し、夫々
導管から主剤及び硬化剤を前記第1、第2供給路
に供給した状態で引金を引くと、第1ニードルの
先端で閉じられた流路の第2ノズルが開いて第2
の供給路に供給された所定圧力の硬化剤が該ノズ
ルから第1供給路に供給された所定圧力の主剤に
噴射されて混合、撹拌され、更に前記引金を引く
ことにより第2ニードル先端で閉じられた流路先
端の第1ノズルが開き、前記第2ノズルで予め均
一に混合された主剤と硬化剤からなる塗料がガン
本体前面の噴射口から噴射される圧縮空気と共に
噴射される。従つて、ガン本体で主剤と硬化剤が
均一に混合された塗料を基体表面に噴射できるた
め、均一で一様な膜質、強度を有する塗膜を形成
できる。また、ガン本体内で主剤と硬化剤とを均
一に混合できるため、従来のように混合器を別途
付設する必要がなく、軽量でコンパクトなスプレ
ーガンを実現できる。
以下、本発明の実施例を第1図を参照して詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は、スプレーガンを示す部分切欠した正
面図である。図中の1は、銃身、2はハンドル、
3はノズル部であり、これら銃身1、ハンドル2
及びノズル部3によりガン本体を構成している。
前記ノズル部3は、前記銃身1先端にリング4を
介して連結されている。図中の5は、後述する空
気路の開閉及び第1、第2ニードルを作動するた
めの引金である。
面図である。図中の1は、銃身、2はハンドル、
3はノズル部であり、これら銃身1、ハンドル2
及びノズル部3によりガン本体を構成している。
前記ノズル部3は、前記銃身1先端にリング4を
介して連結されている。図中の5は、後述する空
気路の開閉及び第1、第2ニードルを作動するた
めの引金である。
前記銃身1から前記ノズル部3に亙つる部分に
は、流路6が該銃身1の軸方向に形成されてい
る。この流路6の途中には、所定圧力の溶液(以
下、第1溶液と称す)を該流路6に供給するため
の第1の供給路7及び該溶液と異なる所定圧力の
溶液(以下、第2溶液と称す)を供給するための
第2の供給路8が夫々該流路6の軸方向に対して
直交して連通されている。これら供給路7,8に
は、第1溶液の導管及び第2溶液の導管を連結す
るための第1、第2のニツプル9,10が螺着さ
れている。前記ノズル部3側の前記流路6先端に
は、テーパ状の第1ノズル11が形成されてお
り、かつ前記各供給路7,8の間に位置する流路
6部分にはテーパ状の第2ノズル12が形成され
ており、更に前記第1の供給路7の連通部より先
端側近傍の流路6部分には括れた第3ノズル13
が形成されている。また、前記流路6内には、中
空状の第1ニードル14が前記引金5を貫通して
進退自在に挿入され、かつ該ニードル14の先端
は前記第2ノズル12にまで達している。このニ
ードル14後端部には、スプリング収納凹部15
が形成されており、かつ該収納凹部15の前面は
前記引金5に係合されている。また、前記ニード
ル14後端の収納凹部15には該ニードル14を
先端側に向けて付勢するためのスプリング16が
収納されている。前記第1ニードル14の中空部
内には、第2ニードル17が進退自在に挿入され
ており、かつ該ニードル17の先端は前記流路6
の第1ノズル11まで達している。このニードル
17の後端は、前記銃身1に進退自在に挿入され
たスピンドル18の先端付近に螺着されている。
このスピンドル18の先端部には、前記第1ニー
ドル14後端の収納凹部16に嵌合される突起部
19が形成されている。前記スピンドル18が挿
入された銃身1の該スピンドル18後端部に対応
する部分には、該スピンドル18より径の大きい
空洞部(図示せず)が該スピンドル18に対して
同芯円状に形成され、かつ該空洞部に位置するス
ピンドル18には係合リング(図示せず)が形成
されている。前記空洞部に位置するスピンドル1
8部分には、該スピンドル18をその先端側に向
けて付勢するための図示しないスプリングが巻装
されている。このスプリングの先端側は、前記係
合リング(図示せず)に当接して該スピンドル1
8を付勢し、かつ後端側は前記銃身1背面に螺合
された前記スピンドル18のストロークを調節す
るための調節ネジ20に当接されている。
は、流路6が該銃身1の軸方向に形成されてい
る。この流路6の途中には、所定圧力の溶液(以
下、第1溶液と称す)を該流路6に供給するため
の第1の供給路7及び該溶液と異なる所定圧力の
溶液(以下、第2溶液と称す)を供給するための
第2の供給路8が夫々該流路6の軸方向に対して
直交して連通されている。これら供給路7,8に
は、第1溶液の導管及び第2溶液の導管を連結す
るための第1、第2のニツプル9,10が螺着さ
れている。前記ノズル部3側の前記流路6先端に
は、テーパ状の第1ノズル11が形成されてお
り、かつ前記各供給路7,8の間に位置する流路
6部分にはテーパ状の第2ノズル12が形成され
ており、更に前記第1の供給路7の連通部より先
端側近傍の流路6部分には括れた第3ノズル13
が形成されている。また、前記流路6内には、中
空状の第1ニードル14が前記引金5を貫通して
進退自在に挿入され、かつ該ニードル14の先端
は前記第2ノズル12にまで達している。このニ
ードル14後端部には、スプリング収納凹部15
が形成されており、かつ該収納凹部15の前面は
前記引金5に係合されている。また、前記ニード
ル14後端の収納凹部15には該ニードル14を
先端側に向けて付勢するためのスプリング16が
収納されている。前記第1ニードル14の中空部
内には、第2ニードル17が進退自在に挿入され
ており、かつ該ニードル17の先端は前記流路6
の第1ノズル11まで達している。このニードル
17の後端は、前記銃身1に進退自在に挿入され
たスピンドル18の先端付近に螺着されている。
このスピンドル18の先端部には、前記第1ニー
ドル14後端の収納凹部16に嵌合される突起部
19が形成されている。前記スピンドル18が挿
入された銃身1の該スピンドル18後端部に対応
する部分には、該スピンドル18より径の大きい
空洞部(図示せず)が該スピンドル18に対して
同芯円状に形成され、かつ該空洞部に位置するス
ピンドル18には係合リング(図示せず)が形成
されている。前記空洞部に位置するスピンドル1
8部分には、該スピンドル18をその先端側に向
けて付勢するための図示しないスプリングが巻装
されている。このスプリングの先端側は、前記係
合リング(図示せず)に当接して該スピンドル1
8を付勢し、かつ後端側は前記銃身1背面に螺合
された前記スピンドル18のストロークを調節す
るための調節ネジ20に当接されている。
前記引金5は、作動軸21により前記ハンドル
2から離れるような付勢力が加わつている。この
作動軸21の先端は、前記引金5に取着され、か
つ後端側は前記ハンドル2に挿入されている。前
記作動軸21の前記ハンドル2に挿入された後端
側には、該作動軸21に前記付勢力を与えるため
の図示しないスプリングが設けられており、かつ
該作動軸21の後端付近には該ハンドル2内を通
る空気路を開閉するための弁体(図示せず)が形
成されている。
2から離れるような付勢力が加わつている。この
作動軸21の先端は、前記引金5に取着され、か
つ後端側は前記ハンドル2に挿入されている。前
記作動軸21の前記ハンドル2に挿入された後端
側には、該作動軸21に前記付勢力を与えるため
の図示しないスプリングが設けられており、かつ
該作動軸21の後端付近には該ハンドル2内を通
る空気路を開閉するための弁体(図示せず)が形
成されている。
また、図中の22は前記ハンドル2下端の空気
ニツプル23から該ハンドル2及び前記銃身1に
亙る領域に形成された圧縮空気が流通する空気路
である。この空気路22先端側は、前記銃身1先
端付近及び前記ノズル部3先端面に亙る部分に同
芯円状に開口された複数の第1空気噴射路24と
連通され、かつ噴出路24先端の前記ノズル部3
前面は開孔されて噴射口25を形成している。前
記ハンドル2に形成された空気路部分は、前記引
金5の作動軸21の後退側に設けられた図示しな
い弁体により開閉される。前記ハンドル2に形成
された空気路部分には、ニードル(図示せず)が
該ハンドル2下端から挿入されており、かつ該ニ
ードルの後端は前記ハンドル2下端に配置された
空気量調節つまみ26に連結されている。前記前
記銃身1に形成された空気路21部分には、ニー
ドル27が挿入され、かつ該ニードル27の後端
は前記銃身1背面に配置されたパターン開き調節
つまみ28に連結されている。なお、図中の29
は前記第1空気噴出路24より内側の前記ノズル
部3部分に該第1空気噴出路24に対して同芯円
状に設けられた複数の第2空気噴出路である。こ
れらの第2空気噴出路29の後端側は、前記銃身
1に形成された空気路22とは別の空気路(図示
せず)を通して前記ハンドル2の空気路と連通さ
れている。
ニツプル23から該ハンドル2及び前記銃身1に
亙る領域に形成された圧縮空気が流通する空気路
である。この空気路22先端側は、前記銃身1先
端付近及び前記ノズル部3先端面に亙る部分に同
芯円状に開口された複数の第1空気噴射路24と
連通され、かつ噴出路24先端の前記ノズル部3
前面は開孔されて噴射口25を形成している。前
記ハンドル2に形成された空気路部分は、前記引
金5の作動軸21の後退側に設けられた図示しな
い弁体により開閉される。前記ハンドル2に形成
された空気路部分には、ニードル(図示せず)が
該ハンドル2下端から挿入されており、かつ該ニ
ードルの後端は前記ハンドル2下端に配置された
空気量調節つまみ26に連結されている。前記前
記銃身1に形成された空気路21部分には、ニー
ドル27が挿入され、かつ該ニードル27の後端
は前記銃身1背面に配置されたパターン開き調節
つまみ28に連結されている。なお、図中の29
は前記第1空気噴出路24より内側の前記ノズル
部3部分に該第1空気噴出路24に対して同芯円
状に設けられた複数の第2空気噴出路である。こ
れらの第2空気噴出路29の後端側は、前記銃身
1に形成された空気路22とは別の空気路(図示
せず)を通して前記ハンドル2の空気路と連通さ
れている。
次に、上述したスプレーガンの作用を説明す
る。
る。
まず、第1、第2のニツプル9,10に第1溶
液としての例えばウレタン塗料の溶剤で溶解され
た主剤を供給するための第1導管、及び第2溶液
としての例えば同塗料の溶剤で溶解された硬化剤
を供給するための第2導管(いずれも図示せず)
を夫々螺合、連結し、かつ空気ニツプ23に空気
導管(図示せず)を連結した後、所定圧力の主剤
を前記第1導管を通して銃身1の第1の供給路7
に供給し、所定圧力の硬化剤を前記第2導管を通
して銃身1の第2の供給路8に供給し、同時に圧
縮空気を空気導管を通してハンドル2内の空気路
に供給する。こうした状態で引金5をハンドル2
に向かつて三階階の引金操作を行なう。一段目の
引金操作において該引金5の作動軸21後端側の
弁体(図示せず)によりハンドル2の空気路と銃
身1の空気路22とが連通し、圧縮空気が前記第
1、第2空気噴出路24,29を通してノズル部
3前面から二重環状に噴射される。二段目の引金
操作において、引金5に係合した第1ニードル1
4後端の収納凹部15が該凹部15内のスプリン
グ16の付勢力に抗して後退して該ニードル14
先端で閉じられた流路6の第2ノズル12が開い
て第2の供給路8に供給された所定圧力の硬化剤
が該第2ノズル12を通過して第1の供給路7に
供給された主剤に噴射、衝突して均一に混合撹拌
され、更に流路6の第3ノズル13のオリフイス
作用により一層良好に混合される。三段目の引金
操作において、前記ニードル14の収納凹部15
の後端面が該凹部15に嵌合された突起部19を
有するスピンドル18の段差面に当接して銃身1
内に収納した図示しないスプリングの付勢力に抗
してスピンドル18を後退させ、これに伴つて該
スピンドル18に後端が螺着された第1ニードル
17が後退して該ニードル17先端で閉じられた
流路6の第1ノズル11が開き、前記第2ノズル
12、第3ノズル13で混合されたウレタン塗料
が第1ノズル11から外部に噴射される。この噴
射された塗料流体は、予めノズル部3前面から噴
射された二重環状の空気流により霧化される。こ
のような霧化された塗料を基体表面に噴霧するこ
とにより、ウレタン塗膜が形成される。
液としての例えばウレタン塗料の溶剤で溶解され
た主剤を供給するための第1導管、及び第2溶液
としての例えば同塗料の溶剤で溶解された硬化剤
を供給するための第2導管(いずれも図示せず)
を夫々螺合、連結し、かつ空気ニツプ23に空気
導管(図示せず)を連結した後、所定圧力の主剤
を前記第1導管を通して銃身1の第1の供給路7
に供給し、所定圧力の硬化剤を前記第2導管を通
して銃身1の第2の供給路8に供給し、同時に圧
縮空気を空気導管を通してハンドル2内の空気路
に供給する。こうした状態で引金5をハンドル2
に向かつて三階階の引金操作を行なう。一段目の
引金操作において該引金5の作動軸21後端側の
弁体(図示せず)によりハンドル2の空気路と銃
身1の空気路22とが連通し、圧縮空気が前記第
1、第2空気噴出路24,29を通してノズル部
3前面から二重環状に噴射される。二段目の引金
操作において、引金5に係合した第1ニードル1
4後端の収納凹部15が該凹部15内のスプリン
グ16の付勢力に抗して後退して該ニードル14
先端で閉じられた流路6の第2ノズル12が開い
て第2の供給路8に供給された所定圧力の硬化剤
が該第2ノズル12を通過して第1の供給路7に
供給された主剤に噴射、衝突して均一に混合撹拌
され、更に流路6の第3ノズル13のオリフイス
作用により一層良好に混合される。三段目の引金
操作において、前記ニードル14の収納凹部15
の後端面が該凹部15に嵌合された突起部19を
有するスピンドル18の段差面に当接して銃身1
内に収納した図示しないスプリングの付勢力に抗
してスピンドル18を後退させ、これに伴つて該
スピンドル18に後端が螺着された第1ニードル
17が後退して該ニードル17先端で閉じられた
流路6の第1ノズル11が開き、前記第2ノズル
12、第3ノズル13で混合されたウレタン塗料
が第1ノズル11から外部に噴射される。この噴
射された塗料流体は、予めノズル部3前面から噴
射された二重環状の空気流により霧化される。こ
のような霧化された塗料を基体表面に噴霧するこ
とにより、ウレタン塗膜が形成される。
一方、塗料の噴射後において引金5を三段階に
分けて緩めることにより、塗料のノズル部3前面
からの噴射停止、第2ノズル12から主剤が供給
された流路6への硬化剤の噴射停止、及びノズル
部3前面からの圧縮空気の噴射停止が逐次なされ
る。即ち、一段目の引金緩め操作において第1ニ
ードル14後端部の凹部15内に収納されたスプ
リング16の付勢力が働いて該凹部15が先端側
に移動し、これに伴つて該凹部15の後端面と凹
部15に嵌合された突起部19を有するスピンド
ル18の段差面とが離れて銃身1内に収納した図
示しないスプリングの付勢力が働いてスピンドル
18を前進させ、該スピンドル18に後端が螺着
された第2ニードル17が同様に前進して該ニー
ドル17先端が流路6の第1ノズル11内に挿入
されて該ノズル11を閉じ、塗料の噴出しが停止
される。二段目の引金緩め操作において、前記第
1ニードル14後端の収納凹部15内に収納され
たスプリング16の付勢力が充分に働いて該ニー
ドル14が先端側に移動し、これに伴つて該ニー
ドル14先端が流路6の第2ノズル12内に挿入
されて該ノズル12を閉じ、第2供給路8に供給
された硬化剤の第1供給路7に供給された主剤へ
の噴射が停止される。三段目の引金緩め操作にお
いて、引金5の作動軸21後端側の図示しないス
プリングの付勢力が働き該作動軸21後端の弁体
(図示せず)によりハンドル2の空気路と銃身1
の空気路22とが遮断され、圧縮空気のノズル部
3前面からの噴射が停止される。
分けて緩めることにより、塗料のノズル部3前面
からの噴射停止、第2ノズル12から主剤が供給
された流路6への硬化剤の噴射停止、及びノズル
部3前面からの圧縮空気の噴射停止が逐次なされ
る。即ち、一段目の引金緩め操作において第1ニ
ードル14後端部の凹部15内に収納されたスプ
リング16の付勢力が働いて該凹部15が先端側
に移動し、これに伴つて該凹部15の後端面と凹
部15に嵌合された突起部19を有するスピンド
ル18の段差面とが離れて銃身1内に収納した図
示しないスプリングの付勢力が働いてスピンドル
18を前進させ、該スピンドル18に後端が螺着
された第2ニードル17が同様に前進して該ニー
ドル17先端が流路6の第1ノズル11内に挿入
されて該ノズル11を閉じ、塗料の噴出しが停止
される。二段目の引金緩め操作において、前記第
1ニードル14後端の収納凹部15内に収納され
たスプリング16の付勢力が充分に働いて該ニー
ドル14が先端側に移動し、これに伴つて該ニー
ドル14先端が流路6の第2ノズル12内に挿入
されて該ノズル12を閉じ、第2供給路8に供給
された硬化剤の第1供給路7に供給された主剤へ
の噴射が停止される。三段目の引金緩め操作にお
いて、引金5の作動軸21後端側の図示しないス
プリングの付勢力が働き該作動軸21後端の弁体
(図示せず)によりハンドル2の空気路と銃身1
の空気路22とが遮断され、圧縮空気のノズル部
3前面からの噴射が停止される。
以上、本発明によれば流路6内に第1、第2ニ
ードル14,17を同軸状に進退自に挿入し、主
剤が供給される第1供給路7と硬化剤が供給され
る第2の供給路8間の該流路6部分に形成した第
2ノズル12を第1ニードル14の先端で開き、
該第2の供給路8に供給された硬化剤を第1の供
給路7の供給された主剤に噴射、衝突させること
によつて、該第2ノズル12より先端側の流路6
内で主剤及び硬化剤を均一に混合できる。この場
合、第1の供給路7より先端側の流路6部分に括
れた第3ノズル13を形成すれば、該第3ノズル
13でのオリフイス作用により、前記主剤及び硬
化剤を一層硬化的に均一混合できる。そして、第
2ニードル17で流路6の第1ノズル11を開く
ことにより主剤及び硬化剤が均一に混合された塗
料をノズル部3前面から噴霧された圧縮空気と共
に基体に噴射できるため、該基体表面に均一かつ
一様な膜質及び強度を有する塗膜を形成できる。
また、前記主剤及び硬化剤の混合をガン本体内で
効果的に行なうことができるため、従来のように
ガン本体に混合器を付設したり、スクリユーが内
蔵された導管を連結する構造に比べて軽量でコン
パクトなスプレーガンを実現できる。
ードル14,17を同軸状に進退自に挿入し、主
剤が供給される第1供給路7と硬化剤が供給され
る第2の供給路8間の該流路6部分に形成した第
2ノズル12を第1ニードル14の先端で開き、
該第2の供給路8に供給された硬化剤を第1の供
給路7の供給された主剤に噴射、衝突させること
によつて、該第2ノズル12より先端側の流路6
内で主剤及び硬化剤を均一に混合できる。この場
合、第1の供給路7より先端側の流路6部分に括
れた第3ノズル13を形成すれば、該第3ノズル
13でのオリフイス作用により、前記主剤及び硬
化剤を一層硬化的に均一混合できる。そして、第
2ニードル17で流路6の第1ノズル11を開く
ことにより主剤及び硬化剤が均一に混合された塗
料をノズル部3前面から噴霧された圧縮空気と共
に基体に噴射できるため、該基体表面に均一かつ
一様な膜質及び強度を有する塗膜を形成できる。
また、前記主剤及び硬化剤の混合をガン本体内で
効果的に行なうことができるため、従来のように
ガン本体に混合器を付設したり、スクリユーが内
蔵された導管を連結する構造に比べて軽量でコン
パクトなスプレーガンを実現できる。
なお、上記実施例では第1溶液としてウレタン
塗料等の一方の成分である主剤、第2溶液として
他方の成分である硬化剤を用いて塗料を噴射する
場合について説明したが、第1溶液として液状ウ
レタンプレポリマーを、第2溶液として第三アミ
ンなどの触媒を含む溶液を用いてそれらを第1、
第2の供給路に供給し、流路内に同軸状に挿入し
た2つのニードルの開閉動作により、ガン本体先
端のノズル部前面から噴霧された圧縮空気と共に
触媒が均一混合された液状ウレタンプレポリマー
を基体に噴射して速硬性のウレタン塗膜を形成し
てもよい。
塗料等の一方の成分である主剤、第2溶液として
他方の成分である硬化剤を用いて塗料を噴射する
場合について説明したが、第1溶液として液状ウ
レタンプレポリマーを、第2溶液として第三アミ
ンなどの触媒を含む溶液を用いてそれらを第1、
第2の供給路に供給し、流路内に同軸状に挿入し
た2つのニードルの開閉動作により、ガン本体先
端のノズル部前面から噴霧された圧縮空気と共に
触媒が均一混合された液状ウレタンプレポリマー
を基体に噴射して速硬性のウレタン塗膜を形成し
てもよい。
上記実施例では、第1溶液としてウレタン塗料
等の一方の成分である主剤、第2溶液として他方
の成分である硬化剤を用いて塗料を噴射する場合
について説明したが、第2図に示す構造にするこ
とによつて、ガン本体内でメラミン樹脂、ラツカ
ー、ウレタン塗料、エポキシ塗料等の一般的な塗
料を溶剤で任意の割合に希釈できる。即ち、第2
図のスプレーガンでは第1の供給路7に連結され
る第1ニツプル9に開閉バルブ30を、第2の供
給路8に連結される第2ニツプル10にニードル
バルブ31を夫々設けた構造になつている。かか
る構造のスプレーガンの作用を以下に説明する。
等の一方の成分である主剤、第2溶液として他方
の成分である硬化剤を用いて塗料を噴射する場合
について説明したが、第2図に示す構造にするこ
とによつて、ガン本体内でメラミン樹脂、ラツカ
ー、ウレタン塗料、エポキシ塗料等の一般的な塗
料を溶剤で任意の割合に希釈できる。即ち、第2
図のスプレーガンでは第1の供給路7に連結され
る第1ニツプル9に開閉バルブ30を、第2の供
給路8に連結される第2ニツプル10にニードル
バルブ31を夫々設けた構造になつている。かか
る構造のスプレーガンの作用を以下に説明する。
まず、第1ニツプル9の開閉バルブ30を開
き、第2ニツプル10のニードルバルブ31によ
り該ニツプル10の開度調節を行なつた後、第1
ニツプル9に塗料の導管を、第2ニツプルに希釈
用溶剤の導管(いずれも図示せず)を夫々連結
し、塗料を該第1導管を通して第1の供給路7に
供給し、希釈溶剤を第2導管を通して第2の供給
路8の供給し、かつ空気ニツプル23に空気導管
(図示せず)を連結し、該導管を通して圧縮空気
をハンドル2内の空気路に供給する。こうした状
態で引金5をハンドル2に向かつて三段階に操作
すること、既述した実施例と同様に一段目の操作
において圧縮空気がノズル部3前面から二重環状
に噴射され、二段目の操作において第1ニードル
14先端で閉じられた流路6の第2ノズルが開い
て第2の供給路8に供給された所定圧力の希釈用
溶剤が該第2ノズル12を通過して第1の供給路
7に供給された塗に噴射、衝突して塗料が均一に
混合、希釈され、更に流路6の第3ノズル13の
オリフイス作用により一層良好に混合、希釈さ
れ、三段目の操作において第1ニードル17先端
で閉じられた流路6の第1ノズル11が開き、前
記第2ノズル12、第3ノズル13で混合、希釈
された塗料が第1ノズル11から外部に噴射され
る。この噴射された塗料流体は、予めノズル部3
前面から噴射された二重環状の空気流により霧化
され、基体表面に噴霧することにより、塗膜が形
成される。また、第2ニツプル10に設けたニー
ドルバルブ31の開度調整を行なうことにより、
ノズル部3前面から噴射される塗料の希釈度合が
制御される。
き、第2ニツプル10のニードルバルブ31によ
り該ニツプル10の開度調節を行なつた後、第1
ニツプル9に塗料の導管を、第2ニツプルに希釈
用溶剤の導管(いずれも図示せず)を夫々連結
し、塗料を該第1導管を通して第1の供給路7に
供給し、希釈溶剤を第2導管を通して第2の供給
路8の供給し、かつ空気ニツプル23に空気導管
(図示せず)を連結し、該導管を通して圧縮空気
をハンドル2内の空気路に供給する。こうした状
態で引金5をハンドル2に向かつて三段階に操作
すること、既述した実施例と同様に一段目の操作
において圧縮空気がノズル部3前面から二重環状
に噴射され、二段目の操作において第1ニードル
14先端で閉じられた流路6の第2ノズルが開い
て第2の供給路8に供給された所定圧力の希釈用
溶剤が該第2ノズル12を通過して第1の供給路
7に供給された塗に噴射、衝突して塗料が均一に
混合、希釈され、更に流路6の第3ノズル13の
オリフイス作用により一層良好に混合、希釈さ
れ、三段目の操作において第1ニードル17先端
で閉じられた流路6の第1ノズル11が開き、前
記第2ノズル12、第3ノズル13で混合、希釈
された塗料が第1ノズル11から外部に噴射され
る。この噴射された塗料流体は、予めノズル部3
前面から噴射された二重環状の空気流により霧化
され、基体表面に噴霧することにより、塗膜が形
成される。また、第2ニツプル10に設けたニー
ドルバルブ31の開度調整を行なうことにより、
ノズル部3前面から噴射される塗料の希釈度合が
制御される。
従つて、第2図図示のスプレーガンによれば、
例えば塗料の噴射途中で外気温度の上昇等により
塗料粘度が低くなり、塗膜形成に支障が生じた場
合、希釈用溶剤が供給される第2ニツプル10の
ニードルバルブ31の開度を低く設定することに
よつて、塗料粘度を高くできる。その結果、従来
のように塗料供給タンクへの塗料の補充等の繁雑
な粘度調整を行なうことなく、簡単な操作で塗料
を塗膜形成に適した粘度に調整できる。また、ス
プレーガンの使用後の洗浄において、第1ニツプ
ル9に設られた開閉バルブ30を閉じて塗料の流
路6内への供給を停止し、第2ニツプル10に設
けたニードルバルブ31の開度を最大にし、第1
ニードル14により流路6の第2ノズル12を開
き、第2ニードル17により第1ノズル11を開
くことによつて、第2ニツプル10を通して第2
の供給路8に供給された希釈用溶剤が流路6内に
噴射させて該流路6内に残留した塗料が洗い流さ
れると共に、第1の供給路7に残留した塗料も噴
射した希釈用塗料の負圧作用に流路6側に移行し
て洗い流され、第1ノズル11から外部に排出さ
れる。その結果、従来のようにスプレーガンのガ
ン本体を分解せずに、ガン本体の流路内に残留し
た塗料を容易に洗浄できる。
例えば塗料の噴射途中で外気温度の上昇等により
塗料粘度が低くなり、塗膜形成に支障が生じた場
合、希釈用溶剤が供給される第2ニツプル10の
ニードルバルブ31の開度を低く設定することに
よつて、塗料粘度を高くできる。その結果、従来
のように塗料供給タンクへの塗料の補充等の繁雑
な粘度調整を行なうことなく、簡単な操作で塗料
を塗膜形成に適した粘度に調整できる。また、ス
プレーガンの使用後の洗浄において、第1ニツプ
ル9に設られた開閉バルブ30を閉じて塗料の流
路6内への供給を停止し、第2ニツプル10に設
けたニードルバルブ31の開度を最大にし、第1
ニードル14により流路6の第2ノズル12を開
き、第2ニードル17により第1ノズル11を開
くことによつて、第2ニツプル10を通して第2
の供給路8に供給された希釈用溶剤が流路6内に
噴射させて該流路6内に残留した塗料が洗い流さ
れると共に、第1の供給路7に残留した塗料も噴
射した希釈用塗料の負圧作用に流路6側に移行し
て洗い流され、第1ノズル11から外部に排出さ
れる。その結果、従来のようにスプレーガンのガ
ン本体を分解せずに、ガン本体の流路内に残留し
た塗料を容易に洗浄できる。
本発明のスプレーガンは、上述した第1図図示
の構造に限定されず、例えば第3図に示す構造に
してもよい。このスプレーガンは、銃身1の流路
6内に第2ニードル17のみを進自在に挿入し、
かつ銃身1に供給路32を前記流路6と連通する
ように形成すると共に、該供給路32に互いに異
なる所定圧力の第1溶液、第2溶液を混合する混
合器3を連結した構造になつている。この混合器
33は、前記供給路32にニツプル34を介して
螺着される本体部35を備えている。この本体部
35内には、前記ニツプル34と連通するカギ形
流路36が形成されている。前記本体部35に
は、上部を前記流路36と連通した第1溶液を供
給するための第1の供給路7′が軸方向に対して
直交する方向に形成されている。前記本体部35
には、流路37が軸方向に形成されており、かつ
該流路37の先端は前記供給路7′の上部に連通
してテーパ状のノズル38を形成している。前記
本体部35には、上部を前記流路37と連通した
第2溶液を供給するための第2の供給路8′が軸
方向に対して直交する方向に形成されている。前
記流路37には、ニードル39が進退自在に挿入
され、先端前記ノズル38まで達している。ま
た、前記ニードル39の後端側は引金5に連結さ
れており、該引金5の作動によりその先端が前
進、後退して前記ノズル38を開閉できるように
なつている。
の構造に限定されず、例えば第3図に示す構造に
してもよい。このスプレーガンは、銃身1の流路
6内に第2ニードル17のみを進自在に挿入し、
かつ銃身1に供給路32を前記流路6と連通する
ように形成すると共に、該供給路32に互いに異
なる所定圧力の第1溶液、第2溶液を混合する混
合器3を連結した構造になつている。この混合器
33は、前記供給路32にニツプル34を介して
螺着される本体部35を備えている。この本体部
35内には、前記ニツプル34と連通するカギ形
流路36が形成されている。前記本体部35に
は、上部を前記流路36と連通した第1溶液を供
給するための第1の供給路7′が軸方向に対して
直交する方向に形成されている。前記本体部35
には、流路37が軸方向に形成されており、かつ
該流路37の先端は前記供給路7′の上部に連通
してテーパ状のノズル38を形成している。前記
本体部35には、上部を前記流路37と連通した
第2溶液を供給するための第2の供給路8′が軸
方向に対して直交する方向に形成されている。前
記流路37には、ニードル39が進退自在に挿入
され、先端前記ノズル38まで達している。ま
た、前記ニードル39の後端側は引金5に連結さ
れており、該引金5の作動によりその先端が前
進、後退して前記ノズル38を開閉できるように
なつている。
以上詳述した如く、本発明によれば二液型塗料
等をガン本体内で均一に混合でき、基体表面に均
一かつ一様な膜質及び強度を有する良好な塗膜等
を形成でき、かつ軽量でコンパクトなスプレーガ
ンを提供できる。
等をガン本体内で均一に混合でき、基体表面に均
一かつ一様な膜質及び強度を有する良好な塗膜等
を形成でき、かつ軽量でコンパクトなスプレーガ
ンを提供できる。
第1図は、本発明の一実施例を示すスプレーガ
ンの部分切欠した正図面、第2図及び第3図は、
夫々本発明の他の実施例を示すスプレーガンの部
分切欠した正面図である。 1……銃身、2……ハンドル、3……ノズル
部、5……引金、6……流路、7,7′……第1
の供給路、8,8′……第2の供給路、9……第
1ニツプル、10……第2ニツプル、11……第
1ノズル、12……第2ノズル、13……第3ノ
ズル、14……第1ニードル、15……スプリン
グ収納凹部、17……第2ニードル、18……ス
ピンドル、22……空気路、24,29……空気
噴出路、30……開閉バルブ、31……ニードル
バルブ、33……混合器。
ンの部分切欠した正図面、第2図及び第3図は、
夫々本発明の他の実施例を示すスプレーガンの部
分切欠した正面図である。 1……銃身、2……ハンドル、3……ノズル
部、5……引金、6……流路、7,7′……第1
の供給路、8,8′……第2の供給路、9……第
1ニツプル、10……第2ニツプル、11……第
1ノズル、12……第2ノズル、13……第3ノ
ズル、14……第1ニードル、15……スプリン
グ収納凹部、17……第2ニードル、18……ス
ピンドル、22……空気路、24,29……空気
噴出路、30……開閉バルブ、31……ニードル
バルブ、33……混合器。
Claims (1)
- 1 ハンドルを下部に有するガン本体と、このガ
ン本体の軸方向に設けられ、先端に第1ノズルが
形成された流路と、前記ガン本体に設けられ、噴
射口が前記第1ノズル近傍の本体前面に開孔され
た空気路と、前記流路の途中に夫々連通され、互
いに異なる所定圧力の溶液を供給するための第
1、第2の供給路と、これら供給路間の前記流路
部分に形成されたテーパ状の第2ノズルと、前記
流路内に進退自在に挿入され、先端が前記第2ノ
ズルまで達する中空状の第1ニードルと、この第
1ニードルの中空部を通して前記流路内に進退自
在に挿入され、先端が前記第1ノズルまで達する
第2ニードルと、前記第1、第2ニードルを順次
動作させて前記流路の第2ノズル、第1ノズルを
逐次開閉させる引金とを具備したことを特徴とす
るスプレーガン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7331987A JPS63240961A (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | スプレ−ガン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7331987A JPS63240961A (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | スプレ−ガン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63240961A JPS63240961A (ja) | 1988-10-06 |
JPH0463744B2 true JPH0463744B2 (ja) | 1992-10-12 |
Family
ID=13514729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7331987A Granted JPS63240961A (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | スプレ−ガン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63240961A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0372973A (ja) * | 1989-08-11 | 1991-03-28 | Iwata Tosouki Kogyo Kk | 塗料供給量制御手段を有するスプレーガン |
JPH0746359Y2 (ja) * | 1990-01-29 | 1995-10-25 | 岩田塗装機工業株式会社 | 内部混合式スプレーガンの塗料噴出量調節装置 |
KR101073759B1 (ko) * | 2003-04-09 | 2011-10-13 | 그라코 미네소타 인크. | 급속 경화 재료용 복수 성분 스프레이 건 |
CN102658248A (zh) * | 2012-05-02 | 2012-09-12 | 浙江奥利达气动工具股份有限公司 | 用于纳米喷镀的双头喷枪 |
CN103480521B (zh) * | 2013-09-26 | 2015-06-17 | 宁波李氏实业有限公司 | 一种多功能喷枪 |
JP6014644B2 (ja) * | 2014-10-23 | 2016-10-25 | ヤマホ工業株式会社 | レバー式液体噴射装置 |
-
1987
- 1987-03-27 JP JP7331987A patent/JPS63240961A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63240961A (ja) | 1988-10-06 |
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