JPH063469B2 - 両極性電圧検出回路 - Google Patents

両極性電圧検出回路

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JPH063469B2
JPH063469B2 JP58133312A JP13331283A JPH063469B2 JP H063469 B2 JPH063469 B2 JP H063469B2 JP 58133312 A JP58133312 A JP 58133312A JP 13331283 A JP13331283 A JP 13331283A JP H063469 B2 JPH063469 B2 JP H063469B2
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transistors
transistor
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voltage
circuit
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康一 田中
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、FM受信機のノイズキャンセラー(雑音除去
装置)などに用いられ、モノリシック集積回路に適した
両極性電圧検出回路に関する。
両極性電圧検出回路として、従来第1図又は第2図の回
路が使用されている。第1図の回路において、入力端子
1に加えられた入力信号VinはトランジスタQ1によって
位相分割され、トランジスタQ1のコレクタ及びエミッタ
にはそれぞれ逆相の出力が現われる。入力信号Vinのう
ち正極性成分はコンデンサC3、ダイオードD2により整流
される。そして、Vinの振幅がダイオードD2の順方向電
圧とトランジスタQ2のエミッタ・ベース間順方向電圧V
BEの和すなわち約2VBE=1.4Vを越えたとき出力端子3に
脈流の検出電圧Voutが出力される。
同様にVinの負極性成分はコンデンサC2とダイオードD1
で整流され、Vinの振幅の絶対値が2VBEを越えたとき検
出電圧Voutが出力される。第1図の回路は、簡潔ではあ
るが、検出レベル(検出閾値電圧)が2VBEに固定され、
その検出レベルが温度依存性を有するという欠点を有し
ていた。
第2図の回路は、NPN型トランジスタQ3,Q4からなる
同極性の差動トランジスタ対と、やはりNPN型のトラ
ンジスタQ5、Q6からなる同極性の差動トランジスタ対と
があり、これらトランジスタのベースには安定化電源端
子6に受ける定電圧VSを抵抗R8〜R12により所定比に分
割したバイアス電圧が与えてある。入力信号Vinが無い
ときにはトランジスタQ3とQ5とがオンになり、トランジ
スタQ4とQ6とがオフになっている。Vinとして正極性電
圧が印加されその振幅がトランジスタQ3とQ4とのバイア
ス電圧差ΔV1よりも大きくなったとき、トランジスタQ4
がオンしトランジスタQ7,Q8に定電流I0が流れ、該電流
は整流端子7に接続された抵抗R13,コンデンサC4で整
流され、可変インピーダンストランジスタQ9を駆動す
る。同様に、Vinとして負極性電圧が印加されたときもV
inの振幅の絶対値が、トランジスタQ5とQ6とのバイアス
電圧差ΔV2よりも大きくなったとき、トランジスタQ6
オンしトランジスタQ9を駆動する。
整流端子7には検出電圧に比例した直流電圧が現われ
る。そこで、FM受信機のノイズキャンセラーにおける
ゲートをこの電流端子7の直流電圧で制御することがで
きる。また、可変インピーダンス端子8からトランジス
タQ9を見たインピーダンスは整流端子7の直流電圧に応
じて変わる。そこで、FM受信機の中間周波増幅器の出
力をVinとして入力端子1に受け、その中間周波増幅器
の入力段の利得制御端子に可変インピーダンス端子8を
接続することにより、第2図回路はAGC回として作動
させることができる。
第2図の回路では第1図の回路の欠点であった検出レベ
ルの固定や温度依存性はないが、各差動トランジスタ対
のバイアス電圧差すなわち検出レベルに誤差を生じると
いう欠点がある。その原因は以下の如くである。第2図
の回路では無信号(Vin=0)時には各差動トランジス
タ対におけるオン側のトランジスタ、例えばQ5にベース
電流IB5を供給しなければならない。すると、トランジ
スタQ4,Q5のバイアス電圧差はこのIB5依存するから、上
述のバイアス電圧差ΔV1,ΔV2は予め正確には設定でき
ない。従って、次式に示す検出レベル誤差を生じる。
ただし、hFEQNはトランジスタQNの電流増幅率(N=3
〜6)である。一例として、hFEQ5=100,I
=260μA,R=100KΩのときを考えると、I
B5・R8=260mVとなり、微小電圧を設定する場合は影響が
大きく、検出レベルの設定精度がよくない。
本発明の目的は、検出レベルが、任意の値に設定でき、
温度に対して安定であり、しかも高精度に設定できる両
極性電圧検出回路の提供にある。
本発明による両極性電圧検出回路は、NPN型の第1及
び第2のトランジスタからなる第1の差動トランジスタ
対と、PNP型の第3及び第4のトランジスタからなる
第2の差動トランジスタ対と、前記第1及び第2のトラ
ンジスタの共通エミッタに定電流を供給する回路と、前
記第2及び第3のトランジスタのベースに電源端子及び
接地端子間の電源電圧が分圧された共通電位を与える分
圧抵抗と、前記第1のトランジスタのベースに前記共通
電位よりも低い電位を与える手段と、前記第4のトラン
ジスタのベースに前記共通電位よりも高い電位を与える
手段とを備え、前記第2及び第3のトランジスタのコレ
クタは電源及び接地端子にそれぞれ接続してあり、前記
共通電位の点は入力端子に接続してあり、出力は前記第
1及び第4のトランジスタのコレクタから得る構成であ
る。
次に図面を参照して本発明を詳細に説明する。
第3図は本発明の一実施例の回路図である。本発明では
NPN型トランジスタQ10及びQ11からなる差動トランジ
スタ対とPNP型トランジスタQ12及びQ13からなる差動
トランジスタ対とを使用しており、トランジスタQ11とQ
12のベースには安定化電圧VSの抵抗R14,R15の分
圧により共通電位が与えてある。又、トランジスタQ10
のベース及びトランジスタQ13のベースには抵抗R16〜R
18の比で定まる電位がそれぞれ与えてあり、Q10のベー
ス電位は共通電位よりも低く、Q13のベース電位は共通
電位より高い。本実施例では、オン側のトランジスタQ
11とQ12のベース電流は互いに補償される回路構成にな
っていて、検出レベルの設定誤差は式(2)で示される。
この式(2)から、NPN型トランジスタQ11とPNP型ト
ランジスタQ12とをコンプリメンタリ(相補)にしてh
FEQ11=hFEQ12にすることにより設定誤差を理論上0にし
得ることが分かる。コンプリメンタリトランジスタは近
年のイオン注入技術の進歩により比較的容易に達成でき
る。そこで、この実施例ではhFEQ11とhFEQ12の値を近似
させてあり、従来の第2図の回路に比較して検出レベル
の設定誤差が大幅に小さく出来る。
以上述べてきたように、本発明にかかる両極性電圧検出
回路は、検出レベルが抵抗素子の選択により任意に設定
でき、その検出レベルは抵抗素子の抵抗値により定まる
から温度に対して安定であり、しかも検出レベルは高精
度に設定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の両極性電圧検出回路の回路
図、第3図は本発明の一実施例の回路図である。 1……入力端子、2,6……電源端子、3……出力端
子、4……接地端子、7……整流端子、8……可変イン
ピーダンス端子、10,11,18……定電流源、R1〜R18……
抵抗、Q1〜Q15……トランジスタ、C1〜C4……コンデン
サ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】NPN型の第1及び第2のトランジスタか
    らなる第1の差動トランジスタ対と、PNP型の第3及
    び第4トランジスタからなる第2の差動トランジスタ対
    と、前記第1及び第2のトランジスタの共通エミッタに
    定電流を供給する回路と、前記第2及び第3のトランジ
    スタのベースに電源端子及び接地端子間の電源電圧が分
    圧された共通電位を与える分圧抵抗と、前記第1のトラ
    ンジスタのベースに前記共通電位よりも低い電位を与え
    る手段と、前記第4のトランジスタのベースに前記共通
    電位よりも高い電位を与える手段とを備え、前記第2及
    び第3のトランジスタのコレクタは前記電源端子及び接
    地端子にそれぞれ接続してあり、前記共通電位の点は入
    力端子に接続してあり、出力は前記第1及び第4のトラ
    ンジスタのコレクタから得られることを特徴とする両極
    性電圧検出回路。
JP58133312A 1983-07-21 1983-07-21 両極性電圧検出回路 Expired - Lifetime JPH063469B2 (ja)

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JPS6024456A JPS6024456A (ja) 1985-02-07
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JPH07119961B2 (ja) * 1987-12-28 1995-12-20 富士写真フイルム株式会社 ハロゲン化銀写真感光材料

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JPS5825174Y2 (ja) * 1978-11-24 1983-05-30 三菱重工業株式会社 静圧シ−ル

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