JPH0424647Y2 - - Google Patents

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JPH0424647Y2
JPH0424647Y2 JP1985042905U JP4290585U JPH0424647Y2 JP H0424647 Y2 JPH0424647 Y2 JP H0424647Y2 JP 1985042905 U JP1985042905 U JP 1985042905U JP 4290585 U JP4290585 U JP 4290585U JP H0424647 Y2 JPH0424647 Y2 JP H0424647Y2
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transistor
collector
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はAM検波回路に関する。
〔考案の概要〕
この考案は、AM検波回路において、トランジ
スタにより検波を行い、その検波出力を別のトラ
ンジスタにより増幅して検波用のトランジスタに
負帰還することにより、直線性や歪み特性などの
諸特性を改善するようにしたものである。
〔従来の技術〕
AM検波回路には、第2図に示すように、中間
周波アンプ1からの中間周波信号Siをダイオード
Daにより検波するダイオード検波回路や、第3
図に示すように信号SiをトランジスタQaにより
検波するトランジスタ検波回路などがある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、これらの検波回路では、素子Da,
Qaの電流−電圧特性が指数関数なので、検波出
力に歪みが発生してしまう。
そこで、一般には、信号Siのレベルを大きく、
例えば1V程度として素子Da,Qaの非直線性を無
視できるようにしている。そして、この場合、例
えば3Vの電池で働くようなラジオ受信機では、
その減電圧特性を考慮すると、ICから直接大き
なレベルの信号Siを得ることはできないので、中
間周波トランスTaにより信号Siを必要なレベル
にまで昇圧して素子DaあるいはQaに供給してい
る。
しかし、このようにすると、中間周波トランス
TaがICに対して外付けとなるので、IC化のメリ
ツトが小さくなつてしまう。また、大きなレベル
の信号Siを扱う中間周波トランスTa及び検波回
路がICに外付けされるので、これらの回路から
中間周波成分がリークしてアンテナ回路などに飛
び込み、この結果、発振やビート妨害などを生じ
てしまう。
この考案は、これらの問題点を一掃しようとす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案によるAM検波回路は、次のような構
成を採つている。即ち、ベースに中間周波信号が
供給される第1のトランジスタQ1(又は及びQ2
のエミツタが第1の抵抗器R1を通じて直流電源
の一方の出力端T1に接続され、そのコレクタが
第2及び第3の抵抗器R2,R3の直列回路を通じ
て直流電源の他方の出力端(接地)に接続され
て、第1のトランジスタQ1(又は及びQ2)にカツ
トオフバイアス乃至カツトオフに近いバイアスが
与えられる。
第1のトランジスタQ1(又は及びQ2)とは逆極
性の第2のトランジスタQ3のベースが第1のト
ランジスタQ1(及び又はQ2)のコレクタに接続さ
れ、第2のトランジスタQ3のコレクタが第1の
トランジスタQ1(又は及びQ2)のエミツタに接続
され、第2のトランジスタQ3のエミツタが第2
及び第3の抵抗器R2,R3の接続中点に接続され
ると共に、第1のコンデンサC1を通じて直流電
源の一方の出力端T1に接続される。
第2のトランジスタQ3と同極性でこれと共同
してカレントミラー回路を構成する第3のトラン
ジスタQ4のベースが第1のトランジスタQ1(又は
及びQ2)のコレクタに接続され、第3のトラン
ジスタQ4のエミツタが第4の抵抗器R4を通じて
直流電源の他方の出力端(接地)に接続され、第
3のトランジスタQ4のコレクタが第2のコンデ
ンサC2を通じて直流電源の他方の出力端(接地)
に接続されると共に、そのコレクタが第2のコン
デンサC2と共同してローパスフイルタを構成す
る第5の抵抗器R5を通じて、直流電源の一方の
出力端T1と同極性の直流電圧の出力端子T2に接
続される。
そして、第3のトランジスタQ4のコレクタよ
り中間周波信号の検波出力が得られる。
〔作用〕
この考案によれば、中間周波信号が検波用のト
ランジスタQ1(Q2又は及び)により検波(平均値
検波)され、その検波出力がトランジスタQ1(Q2
又は及び)とは逆極性のトランジスタQ3により
増幅されてトランジスタQ1(Q2又は及び)に負帰
還されるので、検波出力の歪みを十分に小さくで
きる。実験によれば、中間周波信号のレベルが
0.1〜0.2Vでも十分に歪みの少ない検波出力を得
ることができた。
また、トランジスタQ1〜Q3はカツトオフバイ
アスまたはカツトオフに近いバイアスなので、信
号±Siが特に小さいときには、トランジスタQ1
〜Q3の高周波特性が変化するが、コンデンサC1
によりトランジスタQ1〜Q3のループゲインが大
きくなり、従つて、信号±Siのレベルが特に小さ
いときでも歪みが十分に小さくなる。さらに、コ
ンデンサC2だけでなく、コンデンサC1によつて
もキヤリア成分の除去が行われる。
更に、トランジスタQ3のエミツタ及び直流電
源の一方の出力端T1間に接続された第1のコン
デンサC1によつて、第2及び第3のトランジス
タQ3,Q4と第3及び第4の抵抗器R3,R4から成
るカレントミラー回路のキヤリア周波数に対する
利得が低減せしめられるので、第2のコンデンサ
C2及び第5の抵抗器R5から成るローパスフイル
タと相俟つて、キヤリアリツプル成分が除去され
るため、検波出力へのキヤリアリークを低減する
ことができる。
しかも、中間周波信号±Siのレベルは小さいま
までよいので、この信号±Siがアンテナ回路など
に飛び込むことがなく、安定で良好な受信特性を
実現できる。さらに、信号±Siのレベルが小さい
ので、電源電圧Vccは低くても良く、従つて、電
源が電池であつても問題なく動作する。
また、中間周波アンプ1と直結できると共に、
外付け部品も不要なので、IC化が容易であると
共に、そのメリツトが大きい。
〔実施例〕
第1図において、中間周波アンプ1は等価回路
によつて示され、このアンプ1からは互いに逆相
で、かつ、電源電圧Vccに対して所定のバイアス
電圧E1を有する中間周波信号±Siが取り出され
る。そして、これら信号±SiがトランジスタQ1
Q2のベースに供給され、これらのエミツタが共
通の抵抗器R1を通じて電源端子T1に接続され、
そのコレクタが互いに接続されると共に、抵抗器
R2,R3の直列回路を通じて接地される。
また、トランジスタQ1,Q2と逆極性のトラン
ジスタQ3が設けられ、そのベースがトランジス
タQ1,Q2のコレクタに接続され、トランジスタ
Q3のエミツタが抵抗器R2,R3の接続中点に接続
されると共に、コンデンサC1を通じて端子T1
接続され、そのコレクタがトランジスタQ1,Q2
のエミツタに接続される。さらに、トランジスタ
Q3と同特性のトランジスタQ4が設けられ、その
ベースがトランジスタQ3のベースに接続され、
トランジスタQ4のエミツタが抵抗器R4を通じて
接地され、そのコレクタが抵抗器R5を通じて直
流電源E2に接続されると共に、出力端子T2に接
続され、端子T2と接地との間に、キヤリア成分
除去用のコンデンサC2が接続される。
なお、この場合、抵抗器R1,R2によりトラン
ジスタQ1〜Q3はほぼカツトオフバイアス(数
μA)とされる。またR3=R4とされてトランジス
タQ4はトランジスタQ3と同じ動作点とされる。
このような構成によれば、アンプ1からの中間
周波信号±Siは、トランジスタQ1,Q2により両
波整流され、そのコレクタに検波出力が得られ、
この検波出力がトランジスタQ3によつて増幅さ
れると共に、このコレクタ出力がトランジスタ
Q1,Q2のエミツタに100%負帰還される。従つ
て、トランジスタQ1,Q2のコレクタに得られる
検波出力は、トランジスタQ1,Q2の非直線性に
起因する歪みが大幅に減少した検波出力となる。
そして、このとき、トランジスタQ4はトラン
ジスタQ3と等しい動作点とされているので、ト
ランジスタQ4のコレクタ電流はトランジスタQ3
のコレクタ電流に等しくなり、そのトランジスタ
Q4のコレクタ電流が抵抗器R3を流れる。従つて、
端子T2に検波出力電圧が得られると共に、この
検波出力電圧においては歪みが大幅に減少してい
ることになる。
なお、信号±Siのピーク値をepとすれば、端子
T2の出力電圧epは、 ep=2ep/π・R5/R1 となるので、抵抗器R1,R5により検波感度を
任意に設定できる。実験によれば、信号±Siのレ
ベルが0.1〜0.2Vでも十分に歪みの少ない検波出
力を得ることができた。
また、トランジスタQ1〜Q3にはカツトオフバ
イアスまたはカツトオフに近いバイアスが与えら
れているので、信号±Siが特に小さいときには、
トランジスタQ1〜Q3の高周波特性が変化するが、
コンデンサC1によりトランジスタQ1〜Q3のルー
プゲインが大きくなり、従つて、信号±Siのレベ
ルが特に小さいときでも歪みが十分に小さくな
る。さらに、コンデンサC2だけでなく、コンデ
ンサC1によつてもキヤリア成分の除去が行われ
る。
しかも、中間周波信号±Siのレベルは小さいま
までよいので、その信号±Siがアンテナ回路など
に飛び込むことがなく、安定で良好な受信特性を
実現できる。さらに、信号±Siのレベルが小さい
ので、電源電圧Vccは低くてもよく、従つて、電
源が電池であつても問題なく動作する。
また、中間周波アンプ1と直結できると共に、
外付け部品も不要なので、IC化が容易であると
共に、そのメリツトが大きい。
なお、上述においては、トランジスタQ1,Q2
により両波整流を行つたが、一方のトランジスタ
による半波整流でもよい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、中間周波信号がトランジス
タにより検波され、この検波出力が検波用トラン
ジスタとは逆極性のトランジスタにより増幅され
て検波用のトランジスタに負帰還されるので、検
波出力の歪みを十分に小さくできる。実験によれ
ば、中間周波信号のレベルが0.1〜0,2Vでも十
分に歪みの少ない検波出力を得ることができた。
また、トランジスタQ1〜Q3にはカツトオフバ
イアスまたはカツトオフに近いバイアスが与えら
れているので、信号±Siが特に小さいときには、
トランジスタQ1〜Q3の高周波特性が変化するが、
コンデンサC1によりトランジスタQ1〜Q3のルー
プゲインが大きくなり、従つて、信号±Siのレベ
ルが特に小さいときでも歪みが十分に小さくな
る。さらに、コンデンサC2だけでなく、コンデ
ンサC1によつてもキヤリア成分の除去が行われ
る。
更に、トランジスタQ3のエミツタ及び直流電
源の一方の出力端T1間に接続された第1のコン
デンサC1によつて、第2及び第3のトランジス
タQ3,Q4と第3及び第4の抵抗器R3,R4から成
るカレントミラー回路のキヤリア周波数に対する
利得が低減せしめられるので、第2のコンデンサ
C2及び第5の抵抗器R5から成るローパスフイル
タと相俟つて、キヤリアリツプル成分が除去され
るため、検波出力へのキヤリアリークを低減する
ことができる。
しかも、中間周波信号±Siのレベルは小さいま
までよいので、この信号±Siがアンテナ回路など
に飛び込むことがなく、安定で良好な受信特性を
実現できる。さらに、信号±Siのレベルが小さい
ので、電源電圧Vccは低くてもよく、従つて、電
源が電池であつても問題なく動作する。
また、中間周波アンプ1と直結できると共に、
外付け部品も不要なので、IC化が容易であると
共に、そのメリツトが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一例の接続図、第2図、第
3図はそれぞれ従来例を示す接続図である。 1は中間周波アンプ、Q1〜Q4はそれぞれトラ
ンジスタ、R1〜R5はそれぞれ抵抗器、C1及びC2
はコンデンサ、T1は電源端子である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ベ−スに中間周波信号が供給される第1のトラ
    ンジスタのエミツタが第1の抵抗器を通じて直流
    電源の一方の出力端に接続され、そのコレクタが
    第2及び第3の抵抗器の直列回路を通じて上記直
    流電源の他方の出力端に接続されて、上記第1の
    トランジスタにカツトオフバイアス乃至カツトオ
    フに近いバイアスが与えられ、 上記第1のトランジスタとは逆極性の第2のト
    ランジスタのベースが上記第1のトランジスタの
    コレクタに接続され、上記第2のトランジスタの
    コレクタが上記第1のトランジスタのエミツタに
    接続され、上記第2のトランジスタのエミツタが
    上記第1及び第2の抵抗器の接続中点に接続され
    ると共に、第1のコンデンサを通じて上記直流電
    源の上記一方の出力端に接続され、 上記第2のトランジスタと同極性でこれと共同
    してカレントミラー回路を構成する第3のトラン
    ジスタのベースが上記第1のトランジスタのコレ
    クタに接続され、上記第3のトランジスタのエミ
    ツタが第4の抵抗器を通じて上記直流電源の他方
    の出力端に接続され、上記第3のトランジスタの
    コレクタが第2のコンデンサを通じて上記直流電
    源の他方の出力端に接続されると共に、そのコレ
    クタが上記第2のコンデンサと共同してローパス
    フイルタを構成する第5の抵抗器を通じて、上記
    直流電源の一方の出力端と同極性の直流電圧の出
    力端子に接続されて成り、 上記第3のトランジスタのコレクタより上記中
    間周波信号の検波出力が得られるようにして成る
    AM検波回路。
JP1985042905U 1985-03-25 1985-03-25 Expired JPH0424647Y2 (ja)

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JPS61158718U JPS61158718U (ja) 1986-10-01
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS501614A (ja) * 1973-05-04 1975-01-09
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JPS61158718U (ja) 1986-10-01

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