JPH06346838A - ポンプのプライミング装置 - Google Patents

ポンプのプライミング装置

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Publication number
JPH06346838A
JPH06346838A JP14094493A JP14094493A JPH06346838A JP H06346838 A JPH06346838 A JP H06346838A JP 14094493 A JP14094493 A JP 14094493A JP 14094493 A JP14094493 A JP 14094493A JP H06346838 A JPH06346838 A JP H06346838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
priming
pump
pressure
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP14094493A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Muranaka
司 村中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP14094493A priority Critical patent/JPH06346838A/ja
Publication of JPH06346838A publication Critical patent/JPH06346838A/ja
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンプ本体に内蔵可能なプライミング装置
で、一定の圧力でプライミング可能なため、ポンプ内の
気泡を完全に抜く事ができ、また、ポンプを破壊する事
なくプライミング出来るプライミング装置を供給する事
を目的とする。 【構成】 ケース11内に、タンク12、バネ15、バ
ネ16、板14、レバー17、レバー18がある。レバ
ー17を垂直の位置にする事により、バネ15、バネ1
6が板14を押し、タンク12に圧力を加え、ポンプ1
9にプライミングを行なう。これにより、ポンプ19内
の気泡を除去する事が出来る。プライミング終了時には
レバーを再び水平位置にする事により、ポンプ19が駆
動可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポンプ等の流体制御機器
をプライミングする装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポンプのプライミングは、手によ
る注入、あるいは外部から強制的に液体をポンプ内に注
入できるような注入装置が考えられてきた。図6に従来
例の一例を示す。タンク62が3方弁63に接続されて
いる。また、チューブ64がポンプ65と3方弁63を
接続している。ポンプ65のプライミング時には3方弁
63を注射器61とチューブ64のみ導通するように位
置を切り換える。そして、ポンプ65の中に気泡がない
事が確認されたのちに、3方弁63を注射器61とタン
ク62と導通するように切り換える。タンク62にプラ
イミングが終わったのちに、タンク62とチューブ64
が導通するように3方弁63を切り換える。これにより
通常のポンプ動作を行なう事が出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポンプの中か
ら気泡を完全に追い出すには、長時間のプライミングが
必要であるが、手によって一定の圧力で長時間プライミ
ングするのは困難である。また、ある一定以上の圧力が
加わるとポンプが変形し、特性に影響を与えてしまった
り、最悪の場合には、ポンプが破壊されてしまい、液が
漏れるという欠点がある。また人によっては、プライミ
ングの圧力が低すぎて、気泡がポンプ内から追い出せ
ず、ポンプに充分プライミング出来ず、駆動時のポンプ
性能が低くなるという欠点がある。それゆえ、人による
注入圧力のばらつきによるポンプ性能の差をコントロー
ルする事が非常に難しいという課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のプライミング装
置は、 (1) 少なくともタンクと液体吐出部とタンクを囲む
ケースからなるポンプにおいて、該タンクと該ケースの
間に押し付け板を設け、該押しつけ板と該ケースの間に
すくなくとも一つ以上の反発力を持つ弾性体から構成さ
れる事を特徴とする。
【0005】(2) 少なくともタンクと液体吐出部と
タンクを囲むケースからなるポンプにおいて、該タンク
が主タンクとプライミングタンクに分割しており、該主
タンクと該プライミングタンク間をチューブでつなぎ、
押し付け板が該プライミングタンクと該チューブに接触
していて、かつ該押し付け板を作動させるスイッチがあ
ることを特徴とする。
【0006】(3) 少なくともタンクと液体吐出部と
タンクを囲むケースからなるポンプにおいて、該タンク
と該液体吐出部の間に液体注入部およびバルーン部を設
ける事を特徴とする。
【0007】
【実施例】
(実施例1)図1に本発明の第1の実施例におけるプラ
イミング装置を示す。(a)はプライミング装置が作動
している状態の断面図であり、(b)はプライミング装
置が作動していない通常の状態の断面図である。ケース
11におおわれたタンク12はPVC製のプラスチック
バックなどが一般的である。セプタム13はタンクへと
液をプライミングする入力口である。板14はバネ1
5、バネ16の反発力によりタンク12を押し下げる。
レバー17、回転部18により板14を上下する事が可
能である。最初は(b)の状態でセプタム13より注射
器により、液体を注入する。するとポンプ19に液体が
導入されるが、入力弁110、出力弁111の開弁圧お
よび流体抵抗により、タンク側12により速くプライミ
ングされる。ゆえにこの状態では出力口113にはあま
り液は出ていかない。次に注射器をセプタム13から引
き抜き、レバー17を(b)の位置から、(a)の位置
へと倒す。するとバネ15、バネ16の反発力により、
板14がタンク12に圧力を加える。これにより、ポン
プ19がプライミングされ、ポンプ中の気泡が出力口1
13に抜けていく。一定時間後にレバー17を(b)の
状態に戻す事により、ポンプ駆動する準備ができ、駆動
部112を駆動すると、液体が吐出される。
【0008】(実施例2)図2に本発明の第2の実施例
におけるプライミング装置を示す。ケース21におおわ
れたタンク22、タンク22の入力口はセプタム23で
ある。タンク22はプライミングタンク25とつながっ
ており、プライミングタンク25はポンプ212につな
がっている。ポンプ212には入力弁29、出力弁21
0、可動部211が具備されており、タンク22および
プライミングタンク25から液を吸い上げ、吐出口21
3へ吐出する。最初プライミングの際には、液体の入っ
た注射器をセプタム23へセットし、タンク22および
プライミングタンク25へプライミングする。ポンプ2
12は流体抵抗および開弁圧があるため、吐出口213
へはほとんど液は流れない。次にレバー28を倒し、バ
ネ27を開放し、板26がプライミングタンク25を押
す。それと同時に液がプライミングタンク25からタン
ク22へ逆流しないように、プライミングタンク25と
タンク22の間のチューブを台24との間でつぶしてい
る。すると、液体がポンプ212にのみプライミングさ
れる。プライミング後はレバー28を再び倒し、板26
をプライミングタンク25より離す。
【0009】(実施例3)図3に本発明の第3の実施例
におけるプライミング装置を示す。タンク32、3方弁
33が図3のように配置されており、3方弁33とポン
プ37の間には、中心軸35、親水性フィルター36、
バルーン34が接続されている。プライミング時には、
注射器31が3方弁33にセットされる。そして3方弁
は図3のように注射器31とポンプ37が導通するよう
にセットする。注射器31に圧力を加えプライミングす
ると、その圧力によりバルーン部34が膨らむ。一方、
ポンプ37は開弁圧と流路抵抗により、瞬間的に流れて
しまうという事はない。バルーン34がプライミングに
必要な量だけ膨らんだところで、3方弁33を注射器3
1とタンク32が導通するように回し、タンク32にプ
ライミングを行なう。一方、バルーン34には圧力がか
かっているため、ポンプ37をプライミングする事がで
きる。
【0010】図4は本発明の第1の実施例におけるプラ
イミング装置をインフューザーに応用した例である。細
管41は流路抵抗となり、タンクの圧力により、一定の
流体を外部へと吐出する。
【0011】図5は本発明のプライミング装置と従来の
手による、時間と圧力の変化を示すグラフである。点線
51はポンプにとって適切なプライミング圧力を示す。
この線を超えると、ポンプが変形するなどの悪影響が出
ると仮定する。線52は手によるプライミング圧力の一
例を示す。手でのプライミングは人や場合により違うた
め、一概にその圧力カーブがどうなっているかは言えな
いが、時として線52のごとく点線51を超える事があ
る。また、圧力も一定しないため、線51を大幅に下回
る事もある。つまり、プライミングの圧力としては、適
当ではない。線53は本発明のプライミング装置を用い
た場合であり、ほぼ一定の圧力を示しているので、ポン
プのプライミングに適しているし、ポンプに悪影響を与
える事がない。
【0012】以上、実施例で記したポンプ、ケース、
板、バネは一例にすぎない。例えば、バネはゴムにも置
き換え可能である。また、レバー部には他の構造も容易
に考えつく。板は両側から押さえる事も可能であり、ポ
ンプは様々なタイプのポンプに適用可能である。
【0013】
【発明の効果】以上記したように、本発明は以下の様な
効果を有する。
【0014】プライミング装置においては、 (1)板とバネを用いて、プライミングを行なうので、
タンクに対し一定の圧力を長時間加える事が出来る。ゆ
えに、ポンプに最適な圧力でプライミング出来るため、
ポンプを変形したり、破壊したりする事なく、また、気
泡を残す事なく、プライミングする事が可能である。ま
た、電気部品を必要とする事なく、自動プライミングを
する事が可能なため、ノイズや誤動作の心配がない。プ
ライミング圧力はバネと板の面積で決定されるため、容
易に設計が可能であり、様々なポンプに対応可能であ
る。また、この構造を図4のごとく長時間の液体の投与
にも応用する事が可能である。この場合、バルーンと事
なり、形状の自由度が大きくなる。
【0015】(2)タンクを通常のタンクとプライミン
グタンクの2つに分割し、プライミングを行なうため、
ケースを省スペース化出来る。また、プライミングタン
クが小さいため、板の面積を小さく出来る。それによ
り、プライミングタンクにかかる圧力が増し、プライミ
ング圧力を高く設定する事が出来る。また、プライミン
グ時にプライミングタンクとタンクの間を押さえるた
め、液体がタンクの方へ逆流する事がない。
【0016】(3)3方弁とポンプの間にバルーン部を
設ける事により、長時間のプライミングが一定圧力で可
能である。また、プライミングのためにスイッチ機構な
どは設けていないので、操作者はプライミングする事を
意識せずにポンプにプライミングする事が可能である。
また、バルーン部は圧力,形状を自由に選択できるため
バルーン部を小さくでき、スペースをほとんど取らずに
設計可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例におけるプライミング
装置の断面図。
【図2】 本発明の第2の実施例におけるプライミング
装置の断面図。
【図3】 本発明の第3の実施例におけるプライミング
装置の断面図。
【図4】 本発明の第1の実施例におけるプライミング
装置の他の応用例の断面図。
【図5】 本発明のプライミング装置と従来の手注入に
よるプライミングによる圧力変化を示す、時間−圧力の
グラフの一例を示す図。
【図6】 プライミング装置の従来例の断面図。
【符号の説明】
11 ケース 12 タンク 13 セプタム 14 板 15 バネ 16 バネ 17 レバー 18 回転部 19 ポンプ 110 入力弁 111 出力弁 112 駆動部 113 出力口 21 ケース 22 タンク 23 セプタム 24 台 25 プライミングタンク 26 板 27 バネ 28 レバー 29 入力弁 210 出力弁 211 可動部 212 ポンプ 213 吐出口 31 注射器 32 タンク 33 3方弁 34 バルーン 35 中心軸 36 親水性フィルター 37 ポンプ 41 細管 51 点線 52 線 53 線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともタンクと液体吐出部とタンク
    を囲むケースからなるポンプにおいて、該タンクと該ケ
    ースの間に押し付け板を設け、該押しつけ板と該ケース
    の間にすくなくとも一つ以上の反発力を持つ弾性体から
    構成される事を特徴とするポンプのプライミング装置。
  2. 【請求項2】 少なくともタンクと液体吐出部とタンク
    を囲むケースからなるポンプにおいて、該タンクが主タ
    ンクとプライミングタンクに分割しており、該主タンク
    と該プライミングタンク間をチューブでつなぎ、押し付
    け板が該プライミングタンクと該チューブに接触してい
    て、かつ該押し付け板を作動させるスイッチがあること
    を特徴とするポンプのプライミング装置。
  3. 【請求項3】 少なくともタンクと液体吐出部とタンク
    を囲むケースからなるポンプにおいて、該タンクと該液
    体吐出部の間に液体注入部およびバルーン部を設ける事
    を特徴とするポンプのプライミング装置。
JP14094493A 1993-06-11 1993-06-11 ポンプのプライミング装置 Pending JPH06346838A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14094493A JPH06346838A (ja) 1993-06-11 1993-06-11 ポンプのプライミング装置

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JP14094493A JPH06346838A (ja) 1993-06-11 1993-06-11 ポンプのプライミング装置

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JPH06346838A true JPH06346838A (ja) 1994-12-20

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ID=15280449

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JP14094493A Pending JPH06346838A (ja) 1993-06-11 1993-06-11 ポンプのプライミング装置

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JP (1) JPH06346838A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005133704A (ja) * 2003-06-17 2005-05-26 Seiko Epson Corp ポンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005133704A (ja) * 2003-06-17 2005-05-26 Seiko Epson Corp ポンプ

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